JP4322553B2 - 映像音声信号レベルチェッカー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像音声信号レベルチェッカーに関し、特に、VTRやテープ等の素材を番組として送出する前に、映像信号と音声信号のレベルチェックを行うためのレベルチェッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
番組送出システムでは、VTRやテープ等の素材に納められた内容を番組として送出する際、番組の送出に先立って、映像信号や音声信号のレベルをレベルチェッカーによりチェックしている。従来の番組送出システムは、例えば、図2に示すように構成され、映像音声多重信号を映像音声分離回路51で映像信号と音声信号とに分離し、各々個別のレベルチェッカー52A、52Bで各々の信号のレベルをチェックし、いずれかの信号のレベルに異常があると、アラーム監視装置53に異常を通知して警報等を発する。
【0003】
VTR等の頭出し部分のテープ収録の構成は、図3に示すような形式となっている。すなわち、実際に送出する本編枠の素材の前に、その素材の映像信号と音声信号のレベルをチェックすることができるように、チェックパターンとしてパイロットカラーバーと、基準の音声信号とを挿入している。このVTR等のパイロットカラーバーは、例えば、図4や図5に示すようなカラーバーである。
【0004】
また、この従来の映像信号レベルチェッカーでは、図4に示すフルフィールドカラーバーや、図5に示すSMPTEカラーバー等のフィールド画像有効期間を面積的にスキャンし、ピークホワイトのレベルを検出する。ここで、面積の大きさとなる水平方向と垂直方向の幅は、レベルチェックするカラーバーのホワイト面積を考慮して予め設定しておく。そして、上述の検出したピークホワイトレベルが許容範囲内であれば、良好と判定する。
【0005】
また、検出したピークホワイトレベルが異常であっても、設定した面積の大きさ以下であれば、そのホワイトレベルは、ノイズやパイロットカラーバーに挿入されているスーパー信号であると判断してキャンセルする。一方、上述のように設定したホワイト面積より大きく、ピークホワイトレベルが外れていれば異常と判定し、図2のアラーム監視装置53等へ通知する(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
さらに、図2の音声信号レベルチェッカーでは、パイロットカラーバーに多重されている音声基準信号が、音声基準レベル、基準周波数等から許容範囲内であるか否かのチェックを行い、異常であれば、図2のアラーム監視装置53等へ通知する。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−374544号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述に示すようなレベルチェックの方法では、次のような問題があった。
【0009】
図2に示すように、映像信号と音声信号とを個別にレベルチェックしているため、映像信号と音声信号の各々のレベルチェッカーから個々にアラームを発生させ、運用者が各々をチェックしなければならず、煩雑であり、作業性が悪いという問題があった。
【0010】
また、VTRやテープ等のテープに収録されているパイロットカラーバーには、図6に示すように、本編の素材を判別するための局名のロゴや、素材番号等をスーパー素材にして重畳している場合がある。この場合のスーパー素材は、VTRに収録している本編枠の映像信号のレベルとは関係なく制作され、パイロットカラーバー部分に重畳されている。そのため、上述の映像信号レベルチェッカーでスーパー信号部分のピークホワイトのレベルを検出し、かつ、スーパー信号のホワイト部分の面積が設定条件を満たしてしまった場合には、その箇所をピークホワイトレベルとして検出することとなる。
【0011】
そして、検出したピークホワイトレベルが、許容範囲を外れることがある。このとき、本来のパイロットカラーバーのピークホワイトレベルが許容範囲内にあっても、スーパー信号部分のピークホワイトレベルが許容範囲から外れていると、パイロットカラーバーのピークホワイトレベルと同じピークホワイトレベルにある本編枠の映像信号レベルとは関係なく、レベル異常としてしまうという問題がある。
【0012】
そこで、本発明は、上記従来の映像音声信号レベルチェッカーにおける問題点に鑑みてなされたものであって、映像信号と音声信号を個別にチェックする必要がなく、作業性の良い映像音声信号レベルチェッカーを提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明は、上記に加え、パイロットカラーバーにスーパー信号等が重畳されているか否か関わらず、VTR等の素材を番組として送出することに先立って、映像信号レベルと音声信号レベルが正規レベルであるか否かをチェックすることのできる映像音声信号レベルチェッカーを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、映像音声信号レベルチェッカーであって、パイロットカラーバー信号を映像信号と音声信号とに分離する信号入力部と、分離された映像信号を輝度信号と色差信号とに分離する映像信号変換部と、前記輝度信号と色差信号のピークレベルと、前記音声信号のレベルとを検出するレベル検出部と、検出された輝度信号と色差信号とのピークレベル、及び音声信号のレベルが正規レベルか否かを同時に判定するレベル判定部とを備え、前記レベル判定部は、入力されるパイロットカラーバーの種類を設定するカラーバー設定部と、該カラーバー設定部で設定されたカラーバーの種類に応じてホワイトエリアを選定する判定エリア選択回路とを備え、該レベル判定部は、前記判定エリア選択回路からのホワイトエリアに関する情報を受け、前記レベル検出部で検出された輝度信号のピークレベルが正規レベルか否かの判定結果が、該ホワイトエリアと異なるエリアのものである場合には、該ホワイトエリアがスーパー信号等によるものであるとみなして、該レベル判定部の判定結果を削除することを特徴とする。
【0015】
そして、本発明によれば、レベル判定部に音声信号の判定部を有し、映像と音声のレベルを同時に判定することができるため、運用者が映像信号と音声信号について個別にチェックする負担を軽減することができ、作業性の良い像音声信号レベルチェッカーを提供することができる。また、映像音声信号にスーパー信号等が重畳されているような場合であっても、スーパー信号等によるホワイトエリアの判定結果をレベル判定部の判定結果から削除することができるため、スーパー信号等が重畳された場合に、本編枠の映像信号レベルとは関係なくレベル異常と判定されてしまうという問題を解消することができ、正確なレベル判定を行うことができる。
【0018】
また、上記映像音声信号レベルチェッカーは、前記検出した輝度信号、色差信号、音声信号の少なくとも一つの信号のレベルを表示するレベル表示部を備えるように構成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、本発明にかかる映像音声信号レベルチェッカー(以下、「レベルチェッカー」と略称する)の一実施の形態を示すブロック図であって、以下の説明においては、このレベルチェッカーを用い、VTR等の素材信号が映像音声多重信号であり、映像信号がコンポーネントシリアルデジタル映像信号である映像音声信号のレベルチェックを行う場合を例にとって説明する。
【0021】
このレベルチェッカーは、大別して、信号入力部3と、映像信号入力部6と、映像信号変換部11と、音声信号入力部8と、レベル検出部18と、レベル判定部33と、レベル表示部47とで構成される。
【0022】
信号入力部3は、映像音声分離回路2を備え、映像音声信号分離回路2は、入力されたパイロットカラーバー信号1を映像信号と音声信号に分離する。
【0023】
映像信号入力部6は、映像信号イコライザ回路4と、映像信号同期回路5とを有し、映像信号イコライザ回路4と、映像信号同期回路5は、映像音声信号分離回路2から入力された映像信号の波形を整形する。
【0024】
映像信号変換部11は、シリアル/パラレル変換回路9と、Y/C分離回路10とを備え、シリアル/パラレル変換回路9は、映像信号入力部6から入力された映像信号をパラレルデジタル映像信号へ変換し、Y/C分離回路10は、映像信号を輝度信号と色差信号に分離する。
【0025】
音声信号入力部8は、音声イコライザ回路7を備え、音声イコライザ回路7は、映像音声信号分離回路2から入力された音声信号の波形を整形する。
【0026】
レベル検出部18は、輝度信号検出回路12と、色差信号検出回路13と、音声信号レベル検出回路14と、音声信号周波数検出回路15と、音声信号位相差検出回路16とを備える。
【0027】
輝度信号検出回路12は、Y/C分離回路10から入力された映像信号のフィールド画像有効期間をスキャンし、1ライン毎にホワイトレベルでの輝度信号のピークレベルとライン幅(〜数μS)とを検出する。色差信号検出回路13は、上述の輝度信号のピークレベルを検出したライン幅の中で色差信号レベルの最大値を検出する。音声信号レベル検出回路14は、上述の映像信号のフィールド画像有効期間をスキャンしている期間中について、音声信号レベルの検出を行う。音声信号周波数検出回路15は、上述の映像信号のフィールド画像有効期間をスキャンしている期間中について、音声信号周波数の検出を行う。音声信号位相差検出回路16は、上述の映像信号のフィールド画像有効期間をスキャンしている期間中について、音声信号位相差の検出を行う。
【0028】
検出回路スタート信号発生器17は、外部より供給された測定開始信号48によって、輝度信号検出回路12と、色差信号検出回路13と、音声信号レベル検出回路14と、音声信号周波数検出回路15と、音声信号位相差回路16とをスタートさせる。
【0029】
レベル判定部33は、輝度レベル判定回路19、色差レベル判定回路23、映像レベル判定出力回路25、音声信号レベル判定回路26、音声信号周波数判定回路28、音声信号位相差判定回路30等を備える。
【0030】
輝度レベル判定回路19は、1ライン中の水平方向のホワイトレベル幅と、フィールド有効画像期間内の垂直方向のホワイトレベル幅とを設定するホワイトレベル面積設定部20と、測定するホワイトレベルの上限と下限の輝度信号レベルを設定するホワイトレベル上限下限設定部21を有する。
【0031】
色差レベル判定回路23は、測定するホワイトレベルの色差レベルの上限と下限を設定する色差レベル上限下限設定部24を有する。
【0032】
映像レベル判定出力回路25は、カラーバー設定部34と、判定エリア選択回路32を有している。カラーバー設定部34では、パイロットカラーバー信号1が、例えば、図4のフルフィールドカラーバーであるか、図5のSMPTEカラーバーであるか等の設定を行う。
【0033】
音声信号レベル判定回路26は、測定する音声信号の基準レベルからの上限と下限とを設定する音声信号上限下限設定部27を有する。音声信号周波数判定回路28は、測定する音声信号の基準周波数(1KHz)からの上限と下限を設定する音声周波数上限下限設定部29を有する。音声信号位相差判定回路30は、測定する音声信号のチャンネル間位相差の上限と下限とを設定する音声位相差上限下限設定部31を有する。
【0034】
レベル表示部47は、輝度レベル表示部37、色差レベル表示部39、音声レベル表示部41、音声周波数表示部43、音声位相差表示部45等を備え、例えば、レベル検出部18の輝度信号検出回路12から供給される輝度信号のピークレベルの最大値を、輝度レベル表示部37を介してLED等の表示器38を制御して表示する。
【0035】
次に、上記構成を有するレベルチェッカーの動作について説明する。
【0036】
VTR等の冒頭にある収緑してあるパイロットカラーバー信号1が再生され、信号入力部3へ入力される。パイロットカラーバー信号1は、映像音声多重信号であるため、信号入力部3の映像音声分離回路2にて、映像信号と音声信号に分離される。
【0037】
パイロットカラーバー信号1から分離された映像信号は、映像信号入力部6の映像信号イコライザ回路4と、映像信号同期回路5とで波形整形され、映像信号変換部11へ供給される。
【0038】
次に、映像信号変換部11のシリアル/パラレル変換回路9で、シリアルデジタル映像信号をパラレルデジタル映像信号へ変換する。ここで、パイロットカラーバー信号1の映像信号は、コンポーネント信号であるため、輝度データ(Y)と色差データ(C)を分離して伝送している。従って、各々のデータを個別に抽出して処理できるため、パラレルデジタル映像信号に変換されたパイロットカラーバー信号1の映像信号は、Y/C分離回路10へ供給され、輝度信号と色差信号に分離され、レベル検出部18へ供給される。
【0039】
一方、パイロットカラーバー信号1から分離された音声信号は、音声信号入力部8の音声信号イコライザ回路7で波形整形され、レベル検出部18へ供給される。
【0040】
レベル検出部18では、上述のY/C分離回路10から供給される輝度信号が輝度信号検出回路12へ入力される。輝度信号検出回路12では、パイロットカラーバー信号1の映像音声多重信号から分離した映像信号のフィールド画像有効期間をスキャンし、1ライン毎にホワイトレベルでの輝度信号のピークレベルとライン幅(〜数μS)とを検出する。この輝度信号レベルとライン幅は、レベル判定部33とレベル表示部47へ供給される。
【0041】
Y/C分離回路10から供給される色差信号は、色差信号検出回路13へ入力される。色差信号検出回路13では、上述の輝度信号のピークレベルを検出したライン幅の中で、色差信号レベルの最大値を検出する。上述の色差信号レベルの最大値は、レベル判定部33とレベル表示部47へ供給される。
【0042】
一方、上述の音声信号イコライザ回路7から供給される音声信号は、音声信号レベル検出回路14と、音声信号周波数検出回路15と、音声信号位相差検出回路16とへ入力される。
【0043】
音声信号レベル検出回路14では、上述の映像信号のフィールド画像有効期間をスキャンしている期間中について、音声信号レベルの検出を行い、検出した音声信号レベルをレベル判定部33とレベル表示部47とへ供給する。音声信号周波数検出回路15では、上述の映像信号のフィールド画像有効期間をスキャンしている期間中について、音声信号周波数の検出を行い、検出した音声信号周波数をレベル判定部33とレベル表示部47へ供給する。音声信号位相差検出回路16では、上述の映像信号のフィールド画像有効期間をスキャンしている期間中について、音声信号位相差の検出を行い、検出した音声信号位相差をレベル判定部33とレベル表示部47へ供給する。
【0044】
また、輝度信号検出回路12と、色差信号検出回路13と、音声信号レベル検出回路14と、音声信号周波数検出回路15と、音声信号位相差回路16とが検出を開始するタイミングは、パイロットカラーバー信号1がレベルチェッカーに入力するタイミングに合わせるように制御する必要があるため、VTR等の起動のタイミングに合わせた測定開始信号48を外部より供給し、検出回路スタート信号発生器17に入力し、上述の輝度信号検出回路12と、色差信号検出回路13と、音声信号レベル検出回路14と、音声信号周波数検出回路15と、音声信号位相差回路16とをスタートさせる。
【0045】
レベル判定部33では、上述の輝度信号のピークレベルとライン幅を輝度レベル判定回路19へ入力する。レベル検出部18より供給された輝度信号のピークレベルは、ホワイトレベル面積設定部20の設定値になるまでピークレベルラインメモリ22に一旦保存され、設定値の面積以上になったときに、輝度信号のピークレベルについて、ホワイトレベル上限下限設定部21にて設定した輝度信号のレベルを満たしているか否かを判定し、判定結果を輝度レベル判定回路19へ供給する。ここで、検出結果が設定面積以下の場合には、スーパー信号等のホワイトレベルと判定して判定結果をキャンセルする。
【0046】
上述のピークレベルラインメモリ22に輝度信号のピークレベルが保存されている期間について、供給された色差信号の最大値が上述の色差レベル上限下限設定部24で設定された設定値以下であるか否かを判定し、判定結果を映像レベル判定出力回路25へ供給する。
【0047】
判定エリア選択回路32では、上述のカラーバー設定部34にて選択されたカラーバーの種類から、予めホワイトエリアを選定し、その情報を映像レベル判定出力回路25へ供給する。映像レベル判定出力回路25に輝度レベル判定回路19から供給された判定結果について、上述のエリア情報によりエリア判定を行い、輝度レベル判定回路19から供給された判定結果がカラーバー設定部34の情報と異なるエリアにある場合には、スーパー信号等であるとみなして、キャンセルする。このとき、色差レベル判定回路23の判定結果についてもキャンセルする。また、通常のパイロットカラーバー信号の時に、各々のレベルに異常があれば外部へ通知する。
【0048】
音声信号レベル検出回路14から供給される音声レベルが、音声信号上限下限設定部27にて設定された設定値の範囲内にあるか否かを判定し、異常があれば外部へ通知する。音声信号周波数検出回路15から供給される音声周波数情報が、音声信号周波数上限下限設定部29にて設定された設定値の範囲内にあるか否かを判定し、異常があれば外部へ通知する。音声信号位相差検出回路16から供給される音声位相差情報が、音声信号位相差上限下限設定部31にて設定された設定値の範囲内にあるか否かを判定し、異常があれば外部へ通知する。
【0049】
レベル表示部47では、上述の輝度信号検出回路12から供給される輝度信号のピークレベルを輝度レベル表示部37へ入力し、例えば、LED等の表示器38を制御し、輝度信号のピークレベルの最大値を表示する。色差信号検出回路13から供給される色差信号レベル最大値が色差レベル表示部39へ入力され、例えば、LED等の表示器40を制御し、色差信号レベルの最大値を表示する。音声信号レベル検出回路14から供給される音声信号のレベルが音声レベル表示部41へ入力され、例えば、LED等の表示器42を制御し、音声信号レベルを表示する。音声周波数検出回路15から供給される音声信号の周波数が音声周波数表示部43へ入力され、例えば、LED等の表示器44を制御し、音声信号周波数を表示する。音声位相差検出回路16から供給される音声信号のチャンネル間位相差が、音声位相差表示部45へ入力され、例えば、LED等の表示器46を制御し、音声信号周波数を表示する。
【0050】
次に、図1に示したレベルチェッカーに、図6に示したパイロットカラーバーが入力された場合の映像音声信号レベルチェッカーの動作について、図1を中心に参照しながら説明する。
【0051】
VTRの冒頭に本編の素材を判別するための局名のロゴや素材番号等をスーパー素材として重畳したパイロットカラーバー信号1を信号入力部3へ入力する。
【0052】
入力されたパイロットカラーバー信号1は、映像音声信号分離回路2で映像信号と音声信号に分離される。映像信号は、映像信号入力部6へ入力され、波形整形されて映像信号変換部11へ入力される。映像信号変換部11では、シリアル/パラレル変換回路9と、Y/C分離回路10とで、映像信号を輝度信号と色差信号に分離してレベル検出部18へ入力する。
【0053】
音声信号は、音声信号入力部8へ入力され、音声イコライザ回路7によって波形整形されてレベル検出部18へ入力される。
【0054】
レベル検出部18では、スーパーを重畳しているパイロットカラーバー信号1のフィールド画像有効期間をスキャンし、1ライン毎に、ホワイトレベルでの輝度信号のピークレベルとライン幅を検出する。輝度信号検出回路12は、通常、パイロットカラーバー中のホワイト部分を検出するが、今回のように、スーパーが重畳されている場合には、スーパー重畳している白文字等の部分の輝度レベルの方が大きいことがあり、このときには、スーパー部分の輝度レベルとライン幅とを検出することとなる。上述の輝度信号レベルとライン幅は、レベル判定部33とレベル表示部47へ供給される。
【0055】
また、上述の映像信号変換部11のY/C分離回路10から供給される色差信号は、色差信号検出回路13へ入力される。色差信号検出回路13では、上述の輝度信号のピークレベルを検出したライン幅の中で、色差信号レベルの最大値を検出する。上述のとおり、スーパー重畳されている部分の輝度レベルを検出している時には、その部分の色差信号を検出することになる。上述の色差信号レベルは、レベル判定部33とレベル表示部47へ供給される。
【0056】
一方、上述の音声信号入力部8の音声イコライザ回路7から供給される音声信号は、音声信号レベル検出回路14と、音声信号周波数検出回路15と、音声信号位相差検出回路16とへ入力される。
【0057】
音声信号レベル検出回路14では、上述の映像信号のフィールド画像有効期間をスキャンしている期間中について、音声信号レベルの検出を行い、レベル判定部33とレベル表示部47とへ供給する。音声信号周波数検出回路15では、上述の映像信号のフィールド画像有効期間をスキャンしている期間中について、音声信号周波数の検出を行い、レベル判定部33とレベル表示部47へ供給する。音声信号位相差検出回路16では、上述の映像信号のフィールド画像有効期間をスキャンしている期間中について、音声信号位相差の検出を行い、レベル判定部33とレベル表示部47とへ供給する。
【0058】
また、輝度信号検出回路12と、色差信号検出回路13と、音声信号レベル検出回路14と、音声信号周波数検出回路15と、音声信号位相差回路16とが検出を開始するタイミングは、VTRのパイロットカラーバー部分に合わせて検出しなければいけないため、パイロットカラーバー信号1がレベルチェッカーに入力するタイミングに合わせるように制御する必要がある。このため、VTR等の起動のタイミングに合わせた測定開始信号48を外部より供給し、検出回路スタート信号発生器17に入力し、上述の検出回路をスタートさせる。
【0059】
レベル判定部33では、上述の輝度信号のピークレベルと、その時のライン幅を輝度レベル判定回路19へ入力する。輝度レベル判定回路19では、レベル検出部18から供給された輝度信号のピークレベルが設定された面積より大きいか否かで判定する。通常、パイロットカラーバーに重畳しているスーパーの白文字等は、通常のカラーバーのホワイト面積より小さいため、ホワイトレベル面積設定部20の設定値より小さくなり、判定回路からキャンセルされるため、輝度信号のピークレベルが異常値にあってもレベル異常と判定することはない。また同時に、色差信号判定回路23では、上述の面積部分が無色であることの判定を行う。
【0060】
さらに、映像レベル判定出力回路25に有する判定エリア選択回路32によって、パイロットカラーバー信号1が、例えば、図4のフルフィールドカラーバーか図5のSMPTEカラーバーであるという設定をレベルチェックを行う前に行っておくことにより、有効画像期間の中で、どのエリアにホワイト部分が存在するかを限定し、上述の判定結果の精度を向上させることができる。これにより、パイロットカラーバーに重畳されているスーパー信号等が、上述の面積判定をクリアしてしまっても、判定エリア選択回路32によってキャンセルされるため、輝度信号のピークレベルが異常値にあってもレベル異常と判定することはない。従って、通常のパイロットカラーバー信号の時に、各々のレベルに異常があれば外部へ通知することになる。
【0061】
音声信号は、音声信号レベル判定回路26と、音声信号周波数判定回路28と、音声信号位相差判定回路30の各々の判定回路にて判定され、異常があれば外部へ通知される。
【0062】
レベル表示部47では、上述の映像や音声の検出回路から供給される信号情報を表示部へ入力し、例えば、7セグLED等の表示器を制御して数値表示する。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、映像信号と音声信号を個別にチェックする必要がなくて作業性が良く、パイロットカラーバーにスーパー信号等が重畳されているか否かに関わらず、VTR等の素材を番組として送出することに先立って、映像信号レベルと音声信号レベルが正規レベルであるか否かをチェックすることのできるレベルチェッカーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレベルチェッカーの一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】従来のVTR等のレベルをチェックするシステムの系統図である。
【図3】従来のVTR等のテープ収録の構成を示す図である。
【図4】従来のVTR等のパイロットカラーバーの一例として、フルフィールドカラーバーを示す図である。
【図5】従来のVTR等のパイロットカラーバーの一例として、SMPTEカラーバーを示す図である。
【図6】従来のVTR等のパイロットカラーバーであって、ロゴや素材番号をスーパー重畳したカラーバーの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 パイロットカラーバー信号
2 映像音声信号分離回路
3 信号入力部
4 映像信号イコライザ回路
5 映像信号同期回路
6 映像信号入力部
7 音声イコライザ回路
8 音声信号入力部
9 シリアル/パラレル変換回路
10 Y/C分離回路
11 映像信号変換部
12 輝度信号検出回路
13 色差信号検出回路
14 音声信号レベル検出回路
15 音声信号周波数検出回路
16 音声信号位相差検出回路
17 検出回路スタート信号発生器
18 レベル検出部
19 輝度レベル判定回路
20 ホワイトレベル面積設定部
21 ホワイトレベル上限下限設定部
22 ピークレベルラインメモリ
23 色差レベル判定回路
24 色差レベル上限下限設定部
25 映像レベル判定出力回路
26 音声信号レベル判定回路
27 音声レベル上限下限設定部
28 音声信号周波数判定回路
29 音声周波数上限下限設定部
30 音声信号位相差判定回路
31 音声位相差上限下限設定部
32 判定エリア選択回路
33 レベル判定部
34 カラーバー設定部
35 映像判定出力
36 音声判定出力
37 輝度レベル表示部
38 表示器
39 色差レベル表示部
40 表示器
41 音声レベル表示部
42 表示器
43 音声周波数表示部
44 表示器
45 音声位相差表示部
46 表示器
47 レベル表示部
48 測定開始信号

Claims (2)

  1. パイロットカラーバー信号を映像信号と音声信号とに分離する信号入力部と、
    分離された映像信号を輝度信号と色差信号とに分離する映像信号変換部と、
    前記輝度信号と色差信号のピークレベルと、前記音声信号のレベルとを検出するレベル検出部と、
    検出された輝度信号と色差信号とのピークレベル、及び音声信号のレベルが正規レベルか否かを同時に判定するレベル判定部とを備え
    前記レベル判定部は、
    入力されるパイロットカラーバーの種類を設定するカラーバー設定部と、
    該カラーバー設定部で設定されたカラーバーの種類に応じてホワイトエリアを選定する判定エリア選択回路とを備え、
    該レベル判定部は、前記判定エリア選択回路からのホワイトエリアに関する情報を受け、前記レベル検出部で検出された輝度信号のピークレベルが正規レベルか否かの判定結果が、該ホワイトエリアと異なるエリアのものである場合には、該ホワイトエリアがスーパー信号等によるものであるとみなして、該レベル判定部の判定結果を削除することを特徴とする映像音声信号レベルチェッカー。
  2. 前記検出した輝度信号、色差信号、音声信号の少なくとも一つの信号のレベルを表示するレベル表示部を備えることを特徴とする請求項記載の映像音声信号レベルチェッカー。
JP2003138298A 2003-05-16 2003-05-16 映像音声信号レベルチェッカー Expired - Lifetime JP4322553B2 (ja)

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