JP4320692B2 - 遊技球発射装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球発射装置に関し、特に、遊技機の前面に配置されたハンドルを回転操作して遊技球を発射させる遊技球発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技球発射装置では、遊技機の前面にて回転可能に配置されたハンドルが引っ張りバネにより反時計方向へ付勢されており、この付勢力に抗しつつ同ハンドルを時計方向へ回転操作して遊技を行った後、遊技者が同ハンドルから手を離して遊技を終了すると、同引っ張りバネの付勢力により同ハンドルは初期位置に復帰するようになっている。このため、上記ハンドルが上記初期位置から回転した角度に応じて遊技球の発射勢を制御することが可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した遊技球発射装置においては、上記ハンドルの初期位置を調整しつつ引っ張りバネなどの部材を組み付ける必要があるため、組立工程における作業効率が良くなかった。また、上記ハンドルを初期位置に復帰させるための引っ張りバネを省略すると、同ハンドルの回転操作時に負荷を生じさせることができず、遊技者に違和感を与えてしまうという課題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、組立工程における作業効率を向上させ、かつ、遊技者に違和感を与えることのない遊技球発射装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、遊技機の前面にて双方向に自由に回転可能に支持され、該回転に伴って周方向に回転させられる2つの突起が所定間隔を隔てて突出するように設けられたハンドルと、上記2つの突起の間に配置される突起を有し、上記2つの突起の何れか一方が周方向から上記配置された突起に当接するまでの上記ハンドルの遊び角度の範囲で該ハンドルを単独で回転可能とする回転子であって、上記2つの突起の何れか一方が周方向から上記回転子の突起に当接して該回転子の突起を周方向へ押圧するように上記ハンドルを回転させたときには該ハンドルの回転に伴って回転軸周りに回転させられる回転子と、上記ハンドルと上記回転子の一方に設けられた突片と他方に設けられた弾性部材とからなり、上記ハンドルに対する所定の停止位置を起点とする回転操作の際に、上記2つの突起の何れか一方が周方向から上記回転子の突起に当接するまでの上記ハンドルの上記遊び角度の範囲において、上記突片が上記弾性部材を押圧することにより変形する当該弾性部材の復元力によって、当該回転操作に抗する負荷を生じさせ、上記ハンドルの回転に伴って上記2つの突起の何れか一方が周方向から上記回転子の突起に当接して該回転子の突起を周方向へ押圧することで上記回転子が回転軸周りに回転するときには、上記弾性部材の変形を維持することにより上記負荷を維持する操作感付与手段と、上記回転子の回転角度に対応する発射勢で遊技球を発射させる遊技球発射手段とを備える構成としてある。
【0006】
上記のように構成した本発明において、上記ハンドルに対して所定の遊び角度の範囲で自由回転可能な回転子が遊技機本体にて支持され、回転操作に対してある程度の負荷が与えられている。このため、上記ハンドルを回転操作する遊技者には、上記負荷が操作感として与えられる。
【0011】
その一例として、手段1にかかる発明は、上記請求項1に記載の遊技球発射装置において、上記回転角度検出手段は、上記ハンドルの回転軸に固定されるシャフトを備え、上記操作感付与手段は、遊技機本体と上記シャフトとの間に設けられて同シャフトに負荷を与える第二の負荷付与構造を備える構成としてある。
上記のように構成した手段1にかかる発明においては、上記ハンドルが所定方向へ回転操作されると、同ハンドルの回転軸に固定されたシャフトが回転軸周りに回転する。すると、上記遊技機本体と上記シャフトとの間に設けられた第二の負荷付与構造が同シャフトに負荷を与えるため、上記ハンドルに負荷が生じる。
なお、上記第二の負荷付与構造は、直接的あるいは間接的であるかを問わず、上記遊技機本体と上記シャフトとの間に介在されるものであれば良いため、この意味で、上記遊技機本体には、遊技機のフレームだけでなく、このフレームに固定される部材なども含まれる。
【0012】
上記第二の負荷付与構造の具体的な構成例として、手段2にかかる発明は、上記手段1に記載の遊技球発射装置において、上記第二の負荷付与構造は、上記遊技機本体と上記シャフトとの間に配置される摩擦部材を備えた構成としてある。
上記のように構成した手段2にかかる発明においては、上記ハンドルに対して回転操作がなされると、同ハンドルとともに上記シャフトが回転軸周りに回転する。すると、上記遊技機本体と上記シャフトとの間に配置された摩擦部材が、同シャフトに負荷を与えるため、上記ハンドルに負荷が生じる。
なお、上記摩擦部材は、上記シャフトの側に固定されて上記遊技機本体に対して干渉するものであっても良いし、同遊技機本体に固定されて同シャフトに対して干渉するものであっても良い。さらに、上記摩擦部材は、上記シャフトと一体的に回転する部材と上記遊技機本体との間に配置しても良い。
【0013】
また、上記第二の負荷付与構造の具体的な別の構成例として、手段3にかかる発明は、上記手段1に記載の遊技球発射装置において、上記第二の負荷付与構造は、上記遊技機本体と上記シャフトとの間に設けられるビスカスカップリングを備えた構成としてある。
上記のように構成した手段3にかかる発明においては、上記ハンドルに対して回転操作がなされると、同ハンドルとともに上記シャフトが回転軸周りに回転する。
すると、上記遊技機本体と上記シャフトとの間に設けられたビスカスカップリングが同シャフトに負荷を与えるため、上記ハンドルに負荷が生じる。
【0014】
さらに、別の観点からの構成例として、手段4にかかる発明は、上記手段1〜手段3のいずれかに記載の遊技球発射装置において、上記第二の負荷付与構造と上記遊技機本体との間には、ラチェット機構が介在される構成としてある。
上記のように構成した手段4にかかる発明においては、上記ハンドルが所定方向へ回転操作されたときにだけ、上記第二の負荷付与構造と上記遊技機本体との間に介在されるラチェット機構が上記シャフトの回転を許容する。このため、上記所定方向へ回転操作された場合にのみ、同回転操作に抗する方向へ負荷が与えられる。
すると、例えば、上記ハンドルを回転操作して上記発射勢を強める場合にだけ、同ハンドルに操作感が与えられ、同発射勢を弱める場合には、同ハンドルに操作感が与えられないようにすることも可能となる。従って、引っ張りバネにより反時計方向へ付勢された従来のハンドルに慣れた遊技者に対しても違和感を与えることがない点で有用な構成となる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、組立工程における作業効率を向上させ、かつ、遊技者に違和感を与えることのない遊技球発射装置を提供することができる。
さらに、請求項2にかかる発明によれば、本発明にいう操作感付与手段を具体的な構成により実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第一の実施例にかかる遊技機の背面側における実装状態を斜視図により示している。
同図において、遊技機の下部には当該遊技機を前後方向に貫通する発射ハンドル10が備えられており、この発射ハンドル10は基部11にて前端にハンドル12が双方向へ自由回転可能に支持されるとともに後端にロータリエンコーダ13の回転軸芯が固定されたシャフト14を回転可能に支持している。また、シャフト14の前端には、回転軸にて支持される円盤部材15が取り付けられている。
【0017】
ハンドル12の前面には、金属性のタッチ電極16が接続されており、このタッチ電極16とロータリエンコーダ13は制御部20に接続されている。なお、図2は、制御部20の主要構成をブロック図により示している。
タッチ電極16は、制御部20におけるタッチセンサ回路21に接続され、このタッチセンサ回路21は、タッチ電極16の対地間静電容量に基づいて遊技者が上記タッチ電極16に触れているか否かを判断する。
【0018】
タッチセンサ回路21は、遊技者がタッチ電極16に触れているとき、ハイレベルのタッチ信号Aを出力し、遊技者が触れていないとき、ローレベルのタッチ信号Aを出力する。このタッチ信号Aは、制御回路22に入力されており、制御回路22は、図3に示すように、タッチ信号Aのレベルに応じた処理を実行する。
制御回路22には、カウンタ回路23が出力するカウンタ並列信号Bも入力されており、カウンタ回路23は、タッチセンサ回路21から入力されたタッチ信号Aがハイレベルにある場合にのみ、ロータリエンコーダ13の出力信号に基づいてカウンタ値を増減し、このカウンタ値に応じてカウンタ並列信号Bを出力する(ステップS100,S110)。この意味で、ロータリエンコーダ13とカウンタ回路23とは、本発明にいう回転角度検出手段と回転操作角度検出手段とを構成する。
【0019】
ここで、ロータリエンコーダ13は、所定角度だけ回転されるごとにパルス信号C,Dをパルス信号線13a,13bに出力するものであり、各パルス信号線13a,13bに出力されるパルス信号C,Dは所定の位相差を持っている。
カウンタ回路23は、両パルス信号線13a,13bに応じた信号入力路23a,23bを介して正回転または逆回転の各信号を入力し、正回転の際には二進数でカウントしているカウンタ値を増加させるとともに、逆回転の際にはカウンタ値を減少させ、カウンタ値のカウンタ並列信号Bをハイレベルかローレベルとする。
【0020】
なお、カウンタ回路23には、クリア入力路23cが設けられているとともに、クリア入力路23cは、制御回路22に接続されており、タッチ信号Aがローレベルとなってから10秒経過した際、制御回路22が出力するハイレベルのリセット信号Eが入力されると、カウンタ回路23はカウント値を「0」とする(ステップS120,S130)。
制御回路22は、カウンタ並列信号Bに基づいてカウント値を入力し、このカウンタ値よりハンドル12の回転角度に応じた発射強度を決定して記憶し、この記憶した値を発射強度信号線22aよりD/A変換回路24に出力する(ステップS140)。また、D/A変換回路24は、発射強度信号線22aの信号レベルに応じて二進数で表される発射強度をアナログ値の電流に変換して電力増幅回路25に出力する。
【0021】
一方、タッチ信号Aは、パルス発振回路26にも入力されており、パルス発振回路26は、タッチ信号Aがハイレベルのときに発射タイミングを表す発射タイミングパルスFを電力増幅回路25に出力する。すると、電力増幅回路25は、パルス発振回路26が出力する発射タイミングパルスFが入力されるのに伴い、D/A変換回路24が出力する電流を増幅し、本発明にいう遊技球発射手段としての打球機構30に配置されたロータリソレノイド31に出力する。
ロータリソレノイド31は、図4に示すように、軸心に固定された電磁コイル31aと、電磁コイル31aと同一軸心で所定角度範囲内にて回転可能に支持された中空円柱体の回転子31bとにより構成されている。
【0022】
電磁コイル31aは、一対の磁極発生片31a1,31a2を有するとともに、回転子31bは磁性体からなる吸着片31b1,31b2を有しており、磁極発生片31a1,31a2に磁極が発生していないとき、吸着片31b1,31b2は、図4に示す実線の位置にあり、磁極発生片31a1,31a2に磁極が発生すると吸着片31b1,31b2は、磁極発生片31a1,31a2に吸引されて同図の二点鎖線に示す位置まで回転移動する。
回転子31bにおける吸着片31b1の一端は径方向に延設され、その先端に弾発部31c1を備えた発射杵31cとなっており、回転子31bが回転すると発射杵31cの先端に備えた弾発部31c1は円弧を描きつつガイドレール32に保持された遊技球に向けて移動する。
なお、発射杵31cの動作に連動して遊技機の前面に設けられた受け皿からガイドレール32に遊技球を一球づつ供給するが、かかる供給機構については周知の機構にて行なっている。
【0023】
ところで、本実施形態にかかる発射ハンドル10は、図5および図6に示す構成を有する。
同図において、円盤部材15には、回転軸周りに誘導溝15aが設けられており、この誘導溝15aには、ハンドル12の背面側にて円盤部材15をくわえ込むように形成された略リング形状の誘導レール12aが径方向から挿入されている。かかる構成により、ハンドル12は、円盤部材15に対して回転可能に支持される。
【0024】
また、円盤部材15の前面端からは、前方へ突起15bが設けられ、一方、ハンドル12の背面側からは、背面側へ突起12b,12cが設けられる。このため、ハンドル12が回転操作されると、突起12bもしくは突起12cが周方向から突起15bに当接し、突起15bを周方向へ押圧する。従って、ハンドル12の回転操作に伴って円盤部材15は回転軸周りに回転する。この意味で、円盤部材15は、本発明にいう回転子を構成する。
さらに、ハンドル12と円盤部材15との間には、本発明にいう操作感付与手段の第一の負荷付与構造が設けられている。すなわち、円盤部材15の前面端には、回転軸にて一端が支持されて他端が径方向へ配向される帯状のバネ板15cが配置され、一方、ハンドル12の背面側には、バネ板15cに対して周方向から当接する突起12dが設けられる。
【0025】
このため、ハンドル12が回転操作されるとき、突起12dが周方向からバネ板15cに当接し、バネ板15cを周方向へ撓ませる。すると、ハンドル12の回転操作に伴う負荷がバネ板15cの復元力により押し戻す回転方向へ付勢されるため、ハンドル12には操作感が与えられる。この意味で、突起12dは、本発明にいう突片を構成する。
このとき、突起12b,12cと突起15bとの間には所定間隔の遊びが設けられているため、ハンドル12の回転操作が開始された時点では、突起12dがバネ板15cを周方向へ撓ませる。そして、突起12b,12cが突起15bに当接して突起15bを同周方向へ押圧する。従って、回転操作の開始時、遊技者には、操作感のみが与えられ、暫く回転操作を継続した時点で初めて円盤部材15の回転により打球機構30が駆動される。
【0026】
ハンドル12の回転操作時におけるハンドル12と円盤部材15との回転状況を図6〜図10を参照しながら説明する。
例えば、図6に示す状態にハンドル12がある場合、遊技者がハンドル12を時計方向へ回転させると、図7に示すように、突起12dがバネ板15cを時計方向へ押圧するため、このバネ板15cは同時計方向へ撓み、復元力に基づく付勢力により反時計方向へ押し戻すようにハンドル12に対して操作感としての負荷を与える。なお、ここにいう負荷は、バネ板15cにおける撓み特性を変化させることにより、容易に増減することが可能である。
【0027】
ここで、図8に示すように、突起12bが突起15bに当接して突起15bの押圧を開始すると、図9に示すように、バネ板15cは突起12bと突起15bとが当接した際の撓み量を維持しつつ円盤部材15の回転とともに時計方向へ回転する。一方、突起15bが時計方向へ回転することにより、円盤部材15は時計方向へ回転するため、制御部20は、上述した手法で遊技球の発射強度を強めていく。
一方、図6に示す状態からハンドル12を反時計方向へ回転させると、突起12dがバネ板15cよりも左側に位置するため、バネ板15cによる付勢力がハンドル12に加わることはない。しかし、突起12cが突起15bを反時計方向へ押圧するため、円盤部材15は、反時計方向へ回転する。このため、制御部20は、上述した手法で遊技球の発射強度を弱めていく。
【0028】
遊技者は、所望の発射強度が得られた時点でハンドル12の回転角度を維持させようとするが、タッチ電極16に触れているだけで制御回路22に記憶された発射強度が維持されるため、所望の発射強度が維持可能となる。
すなわち、遊技者が操作感を得ながら遊技を行いたければ、バネ板15cの復元力に抗してハンドル12の回転角度を維持させることで発射強度を維持させることができるし、遊技者が操作感を必要としない場合には、タッチ電極16に触れつつハンドル12の回転操作を止めると、図10に示すように、バネ板15cの復元力でハンドル12が反時計方向へ僅かに押し戻されるものの、制御回路22に記憶された発射強度を維持させることができる。
【0029】
また、遊技者が遊技を終了したい場合には、タッチ電極16に触れるのを止めるだけで、制御回路22に記憶されていた発射強度がキャンセルされるため、打球機構30における遊技球の発射が停止される。
本実施形態にかかる遊技球発射装置においては、遊技球の発射を終了する際にハンドル12を図6に示す初期位置まで復帰させるための付勢源として引っ張りバネなどが配されていない。
【0030】
このため、図6に示す初期位置では、突起12dが回転軸の鉛直上方に位置し、突起12b、12cが回転軸の鉛直下方に位置していたものの、図9に示す遊技終了時には、それぞれの突起12b〜12dが時計方向へ変位した状態でハンドル12の回転角度が維持される。
しかし、図9に示す位置まで回転したハンドル12を再び時計方向へ回転操作すると、上述し場合と同様に、ハンドル12に操作感を与えつつ発射強度の調整を行うことが可能となる。
【0031】
従って、図11に示すように、円盤部材15は、遊技者がハンドル12の回転操作を行うたびに時計方向へ回転されていき、初期位置に復帰されることはないが、回転動作のたびに発射強度を調整しつつ遊技球の発射を行うことが可能となる。
このため、本実施形態にかかる発射ハンドル10では、ハンドル12を初期位置に復帰させるべく、引っ張りバネなどの付勢部材を配置する必要がなくなるため、組み付け部品を削減して構成を簡略化させることできる点で有用なものとなる。
【0032】
なお、上記第一の負荷付与構造は、ハンドル12の回転操作に対して所定の操作感を与えることができれば良いとの観点から、上述した構成に限定されるものではなく、別の構成を適用することも同様に可能である。その一例として、第二の実施形態では、図12および図13に示すように、弦巻バネを用いている。
すなわち、円盤部材15の前面端には、弦巻バネ40の一端が固定され、この弦巻バネ40は、巻きピッチが同図における左右方向へ配向される。また、弦巻バネ40の他端は、ハンドル12の背面側に固定される。
【0033】
このため、ハンドル12が周方向に回転されると、両端がそれぞれに固定された弦巻バネ40は、巻き方向にねじれを生じる。すると、弦巻バネ40は、ねじれを解消して初期状態に戻ろうと復元力を得るため、ハンドル12には操作感としての負荷が与えられる。従って、ハンドル12を組み付ける際に弦巻バネ40を組み込むだけ良いため、組立時における作業効率を向上させることができる点で有用となる。
また、本実施形態では、ハンドル12が時計方向へ回転操作された場合であっても、反時計方向へ回転操作された場合であっても同様に操作感が与えられるため、遊技者は、発射強度を強めるときにも、弱めるときにも操作感を得ながら回転操作を行うことが可能となる。
【0034】
当該第二の実施形態では、弦巻バネを用いることで第一の負荷付与構造を構成しているが、同様の観点から、例えば、図14に示すような構成を適用することもできる。
同図において、ハンドル12から延設された支持ピン51に引っ張りバネ50の一端を固定するとともに、支持ピン51から反時計方向へ変位した位置にて円盤部材15に設けられた支持ピン52に引っ張りバネ50の他端を固定する。かかる構成により、ハンドル12を時計方向へ回転操作すると、引っ張りバネ50の付勢力によりハンドル12に対して操作感としての負荷が与えられる。
このように、当該第二の実施形態における第一の負荷付与構造は、回転操作された際、ハンドル12に所定の操作感が与えられるように弦巻バネや引っ張りバネを配置することができれば良いため、図12〜図14に示す構成例に限定されるものではなく、例えば、複数の弦巻バネや引っ張りバネを配置するなどしても良い。
【0035】
図15および図16は、第三の実施形態にかかる第一の負荷付与構造の構成を断面図により示している。
すなわち、第三の実施形態では、棒状の弾性体60を用いている。棒状の弾性体60の一端をハンドル12の背面側に固定するとともに、他端を円盤部材15の前面端に固定する。
すると、ハンドル12が周方向に回転された際、両端がそれぞれに固定された棒状の弾性体60は、周方向にねじれを生じる。すると、棒状の弾性体60は、ねじれを解消して初期状態に戻ろうと復元力を得るため、ハンドル12には操作感としての負荷が与えられる。従って、ハンドル12を組み付ける際に棒状の弾性体60を組み込むだけ良いため、組立時における作業効率を向上させることができる点で有用となる。
【0036】
以上の説明では、ハンドル12と円盤部材15との間に操作感付与手段を設けているが、かかる構成は一例にすぎず、遊技機の本体に固定された基部11とシャフト14に固定された円盤部材との間に、本発明にいう第二の負荷付与構造を設けることも可能である。
第四の実施形態では、図17に示すように、シャフト14の両端をロータリエンコーダ13の回転軸芯とハンドル12とにそれぞれ固定することで、ハンドル12の回転がロータリエンコーダ13に対して直接入力されるようにする。そして、円盤部材17の回転軸にシャフト14を圧入してシャフト14の途中に円盤部材17を取り付け、この円盤部材17がシャフト14とともに回転するように構成する。
【0037】
一方、基部11の内部には、円盤部材17を回転可能に保持する中空部位11aを設け、この中空部位11aの前方内壁面と後方内壁面とに摩擦部材11bを固定する。摩擦部材11bは、円盤部材17の回転面と対向可能に配置され、対向面にて円盤部材17に干渉することで、同円盤部材17との間に摩擦力を生じさせ、円盤部材17に負荷を与える。従って、ハンドル12を回転操作する遊技者には、この円盤部材17による負荷が操作感として与えられる。
図17では、円盤部材17の前方側回転面と後方側回転面との両面から摩擦力を与えているが、かかる構成は一例にすぎず、いずれか一方の回転面からのみ摩擦力を与えることも可能である。また、摩擦部材11bを円盤部材17の側に固定し、中空部材11aの内壁面に干渉させることで、円盤部材17に摩擦力を与えても良い。
【0038】
なお、シャフト14の側と基部11との間に第二の負荷付与構造を設けることができれば良いという観点から、構成を簡略化することも可能である。すなわち、第五の実施形態では、図18に示すように、円盤部材17を省略するとともに、基部11に摩擦部材11cを固定し、この摩擦部材11cと対向するシャフト14に対して摩擦力を与える。すると、シャフト14に与えられた摩擦力がハンドル12では操作感となる。
同図においては、摩擦部材11cを基部11の側に固定しているが、かかる構成は一例にすぎないため、シャフト14の側に摩擦部材11cを固定して基部11の側に干渉させることも可能である。
【0039】
また、第六の実施形態では、図19に示すようなビスカスカップリングを基部11と円盤部材17との間に設けている。
すなわち、図17に示す中空部位11aの位置に液室11dを設け、図17に示す円盤部材17の代わりに、円盤部材18を回転軸にてシャフト14に固定する。そして、液室11dにシリコンオイルなどの高粘性液体11d1を封入し、各円盤部材18を高粘性液体11d1の中で回転させる。すると、ハンドル12が回転操作された際、各円盤部材18がハンドル12と一体的に回転を開始し、これらの円盤部材18は封入された高粘性液体11d1を押し退けながら回転するため、ハンドル12に操作感としての負荷が与えられる。
【0040】
この際、高粘性液体11d1の中で円盤部材18を回転させるだけで上記負荷が得られるため、各部材が摩耗や損傷などを受けにくく、耐久性を向上させることができる点で有用な構成となる。
本実施形態では、液室内部の構成を例示するが、ビスカスカップリングを用いて操作感付与手段を構成するという観点から、かかる構成に限定される必要はなく、例えば、高粘性液体11d1の中を回転する部材の形状を変更することも可能である。
【0041】
さらに、図19における構成を工夫して第二の負荷付与構造に付加機能を追加することも可能である。第七の実施形態では、図20に示すように、図19に示す液室11dを基部11から独立させ、液室11dが設けられた回転部材70を基部11の中空部位11eに保持させた状態とする。そして、回転部材70と中空部位11eとの間に図21に示すようなラチェット機構80を形成する。
同図において、回転部材70は、外周に所定間隔で突起81を設けてツメ車とし、中空部位11eの内壁面には、この突起81の側に付勢された可動ツメ82を配置する。かかる構成により、ハンドル12が時計方向へ回転すると、シャフト14に固定された各円盤部材18がともに回転するため、液室11dに封入された高粘性液体11d1に引きずられるように、回転部材70が同方向へ回転しようとする。しかし、ラチェット機構80では、回転部材70に設けられた突起81が可動ツメ82に引っかかるため、回転部材70の回転が禁止される。従って、各円盤部材18は、高粘性液体11d1を押し退けながら回転することになり、シャフト14を介してハンドル12に操作感としての負荷が与えられる。
【0042】
一方、ハンドル12が反時計方向へ回転すると、シャフト14に固定された各円盤部材18がともに回転するため、液室11dに封入された高粘性液体11d1に引きずられるように、回転部材70が同方向へ回転しようとする。このとき、ラチェット機構80では、回転部材70に設けられた突起81が可動ツメ82を押し退けながら自由回転するため、回転部材70の回転が許容される。従って、各円盤部材18には、高粘性液体11d1による負荷が与えられず、ハンドル12を回転操作する遊技者には抵抗感が感じられない。
本実施形態にかかる構成は、ハンドル12を時計方向へ回転させて遊技球の発射勢を強めたい場合にだけ操作感を与え、ハンドル12を反時計方向へ回転させて同発射勢を弱めたい場合には操作感を与えないようにすることで、遊技者に対する違和感を解消できる点で有用な構成となる。
【0043】
なお、本実施形態にかかる構成は、ビスカスカップリングを適用した場合だけに限定されるものではないため、上述した各実施形態に説明するような弦巻バネや引っ張りバネなどの弾性部材を適用した場合などにも同様に採用することができる。
以上、本発明では、図22に示すように、遊技者がバネ板15cの付勢力に抗しつつ、任意の停止位置を起点としてハンドル12を回転操作すると、ハンドル12の回転操作角度に対応する強度で打球が実行される。そして、遊技を終了して遊技者がハンドル12から手を離すと、打球が終了されて回転角度のリセットが行われる。このため、ハンドル12を初期位置に戻すための構成を省略することで組立工程における作業効率の向上が図られ、また、ハンドル12の回転操作時には、遊技者に操作感を与えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態にかかる遊技機の背面側における実装状態を示す斜視図である。
【図2】制御部の主要構成を示すブロック図である。
【図3】制御回路にて実行される遊技球発射制御の手順を示すフローチャートである。
【図4】打球機構の主要構成を示す概略図である。
【図5】発射ハンドルの構成を示す断面図である。
【図6】図5におけるZ−Z断面を示す断面図である。
【図7】バネ板が撓み始めた際の状況を示す断面図である。
【図8】ハンドル側に設けられた突起が円盤部材の側に設けられた突起に当接した際の状況を示す断面図である。
【図9】円盤部材がハンドルとともに回転した際の状況を示す断面図である。
【図10】ハンドルの回転操作を止めた際の状況を示す断面図である。
【図11】ハンドルの回転操作を行うごとに変化する円盤部材の回転位置を示す模式図である。
【図12】第二の実施形態にかかる発射ハンドルの構成を示す断面図である。
【図13】図12におけるY−Y断面を示す断面図である。
【図14】引っ張りバネを用いて操作感付与手段を構成した場合の変形例を示す断面図である。
【図15】第三の実施形態にかかる発射ハンドルの構成を示す断面図である。
【図16】図15におけるX−X断面を示す断面図である。
【図17】第四の実施形態にかかる発射ハンドルの構成を示す断面図である。
【図18】第五の実施形態にかかる発射ハンドルの構成を示す断面図である。
【図19】第六の実施形態にかかる発射ハンドルの構成を示す断面図である。
【図20】第七の実施形態にかかる発射ハンドルの構成を示す断面図である。
【図21】ラチェット機構の構成および動作を説明するための拡大図である。
【図22】第一の実施形態にかかる構成を用いて本発明のポイントを説明するための説明図である。
【符号の説明】
10…発射ハンドル
11…基部
11a…中空部位
11b,11c…摩擦部材
11d…液室
11d1…高粘性液体
11e…中空部位
12…ハンドル
12a…誘導レール
12b〜12d…突起
13…ロータリエンコーダ
14…シャフト
15…円盤部材
15a…誘導溝
15b…突起
15c…バネ板
16…タッチ電極
20…制御部
21…タッチセンサ回路
22…制御回路
23…カウンタ回路
24…D/A変換回路
25…電力増幅回路
26…パルス発振回路
30…打球機構
40…弦巻バネ
50…引っ張りバネ
51,52…支持ピン
60…棒状の弾性体
70…回転部材
80…ラチェット機構
Claims (2)
- 遊技機の前面にて双方向に自由に回転可能に支持され、該回転に伴って周方向に回転させられる2つの突起が所定間隔を隔てて突出するように設けられたハンドルと、
上記2つの突起の間に配置される突起を有し、上記2つの突起の何れか一方が周方向から上記配置された突起に当接するまでの上記ハンドルの遊び角度の範囲で該ハンドルを単独で回転可能とする回転子であって、上記2つの突起の何れか一方が周方向から上記回転子の突起に当接して該回転子の突起を周方向へ押圧するように上記ハンドルを回転させたときには該ハンドルの回転に伴って回転軸周りに回転させられる回転子と、
上記ハンドルと上記回転子の一方に設けられた突片と他方に設けられた弾性部材とからなり、
上記ハンドルに対する所定の停止位置を起点とする回転操作の際に、上記2つの突起の何れか一方が周方向から上記回転子の突起に当接するまでの上記ハンドルの上記遊び角度の範囲において、上記突片が上記弾性部材を押圧することにより変形する当該弾性部材の復元力によって、当該回転操作に抗する負荷を生じさせ、
上記ハンドルの回転に伴って上記2つの突起の何れか一方が周方向から上記回転子の突起に当接して該回転子の突起を周方向へ押圧することで上記回転子が回転軸周りに回転するときには、上記弾性部材の変形を維持することにより上記負荷を維持する操作感付与手段と、
上記回転子の回転角度に対応する発射勢で遊技球を発射させる遊技球発射手段とを備えることを特徴とする遊技球発射装置。 - 上記請求項1に記載の遊技球発射装置において、
上記弾性部材は、上記回転子の回転軸側にて一端が固定されて他端が径方向へ配向された板バネであり、
上記突片は、上記ハンドルから上記板バネの他端側との対向位置に突出して上記回転操作時に同板バネを周方向へ撓ませることを特徴とする遊技球発射装置。
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