JP4320266B2 - 分注装置およびそれを備えた分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、分注装置およびそれを備えた分析装置に関し、特に、分注チップが装着されるチップ装着部を含む分注装置およびそれを備えた分析装置に関する。
従来、分注チップが装着されるチップ装着部を含む分注装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、チップ装着部の下方向への衝突の際の衝撃を緩和するために、チップ装着部を下方向に付勢する1つのバネが設けられた分注装置が開示されている。この分注装置では、チップ装着部の衝突時にチップ装着部がバネの付勢力に抗して上方向へ移動する際の移動量を検出することによって、チップ装着部の衝突を検出している。
特開2003−344427号公報
上記特許文献1に開示された分注装置において、チップ装着部の衝突の検出精度を向上させるためには、チップ装着部が分注チップに微小な力で衝突した場合にも、チップ装着部がバネの付勢力(弾性力)に抗して上方向に移動可能なように、バネの弾性力(付勢力)を小さくする必要がある。しかしながら、バネの弾性力を小さくすると、たとえば、チップ装着部を下降させて分注チップに圧入することによりチップ装着部に分注チップを装着する動作を行う場合に、チップ装着部を分注チップに圧入する際の衝撃を緩和するクッション効果(衝撃吸収効果)が小さくなるので、チップ装着部を分注チップに圧入する際にチップ装着部および分注チップが破損する場合があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、チップ装着部、より具体的には、分注チップが着脱可能に装着されるノズル部、ノズル部に接続されたシリンジポンプ部、およびノズル部に装着された分注チップを介して液体を吸引するためにシリンジポンプ部を駆動させるシリンジ駆動源を備えるシリンジ部の衝突の検出精度を向上させながら、ノズル部に分注チップを装着する際のシリンジ部および分注チップの破損を抑制することが可能な分注装置およびそれを備えた分析装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における分注装置は、上下方向に移動可能に設けられた基部と、分注チップが着脱可能に装着されるノズル部、ノズル部に接続されたシリンジポンプ部、およびノズル部に装着された分注チップを介して液体を吸引するためにシリンジポンプ部を駆動させるシリンジ駆動源を備えるシリンジ部と、基部の下方に設けられ、シリンジ部を保持すると共に、基部の移動に伴って上下方向に移動可能に設けられたシリンジ支持部と、シリンジ部を保持したシリンジ支持部の基部に対する移動を抑制する第1弾性部材と、シリンジ部を保持したシリンジ支持部の基部に対する移動を抑制し、第1弾性部材の弾性係数より大きな弾性係数を有する第2弾性部材と、基部を移動させる基部駆動源と、ノズル部が正常に分注チップに圧入される第1位置に達したか否か、および、ノズル部が第1位置よりもさらに下方の第2位置に達したか否かを検知する検知手段と、基部駆動源の駆動量を監視するとともに、基部駆動源の駆動量、検知手段からのノズル部が第1位置に達したか否かを示す出力、および、検知手段からのノズル部が第2位置に達したか否かを示す出力に基づいて、分注チップが前記ノズル部に正常に装着されたか否かを監視する制御部とを備えている。
この第1の局面による分注装置では、上記のように、シリンジ部を保持したシリンジ支持部の基部に対する移動を抑制する第1弾性部材および第2弾性部材を設けるとともに、第1弾性部材が第2弾性部材の弾性定数よりも小さい弾性定数を有するように構成することによって、シリンジ部が微小な力で分注チップのフランジ部などに衝突した場合には、第2弾性部材の弾性定数よりも小さい弾性定数を有する第1弾性部材が縮んでシリンジ部を保持したシリンジ支持部が移動されるので、シリンジ部またはシリンジ支持部が基部に対して移動したことを検知手段により検知することができる。このため、シリンジ部が微小な力で分注チップのフランジ部などに衝突した場合にも、シリンジ部の衝突を検知することができるので、シリンジ部の衝突の検出精度を向上させることができる。また、ノズル部に分注チップを装着する場合には、第1弾性部材よりも大きい弾性定数を有する第2弾性部材の弾性力によって大きな衝撃吸収効果が得られるので、ノズル部に分注チップを装着する際の衝撃を十分に緩和することができる。これにより、ノズル部に分注チップを装着する際のシリンジ部および分注チップの破損を抑制することができる。また、基部を移動させる駆動源と、駆動源の駆動量を監視する制御部とをさらに備え、制御部は、駆動源の駆動量と検知手段の出力とに基づいて分注チップがノズル部に正常に装着されたか否かを監視する。このように構成すれば、容易に、分注チップがノズル部に正常に装着されたか否かを監視することができる。
上記第1の局面による分注装置において、好ましくは、第1弾性部材の縮む範囲を規制する規制手段をさらに備えている。このように構成すれば、シリンジ部が微小な力で分注チップのフランジ部などに衝突する際に第1弾性部材が縮む所定の範囲を容易に設定することができる。これにより、第1弾性部材がその所定の範囲縮むことによりシリンジ部が移動された位置において、シリンジ部またはシリンジ支持部の基部に対する移動を検知手段により検知するように構成すれば、シリンジ部が微小な力で衝突した時のシリンジ部またはシリンジ支持部の基部に対する移動を容易に検知することができる。
上記第1の局面による分注装置において、好ましくは、第1弾性部材と第2弾性部材とは、直列に配置されている。このように構成すれば、シリンジ部が微小な力で分注チップのフランジ部などに衝突した場合には、第2弾性部材よりも先に第1弾性部材が縮むことによりシリンジ部の衝突を検知手段によって検知することができる。また、分注チップをノズル部に装着する際には、第1弾性部材が縮んだ後に、第1弾性部材よりも大きな弾性定数を有する第2弾性部材の衝撃吸収効果によって、ノズル部に分注チップを装着する際の衝撃を十分に緩和することができる。これにより、容易に、シリンジ部の衝突の検出精度を向上させながら、ノズル部に分注チップを装着する際のシリンジ部および分注チップの破損を抑制することができる。
上記第1の局面による分注装置において、好ましくは、第1弾性部材は、第1のバネ定数を有する第1バネ部材を含み、第2弾性部材は、第2のバネ定数を有する第2バネ部材を含み、第1バネ部材の第1のバネ定数は、第2バネ部材の第2のバネ定数よりも小さい。このように構成すれば、第1バネ部材が微小な力で縮むことによりシリンジ部の微小な力での衝突を検知手段によって検知することができるとともに、第1バネ部材の第1のバネ定数よりも大きな第2のバネ定数を有する第2バネ部材の衝撃吸収効果によって、ノズル部に分注チップを装着する際の衝撃を十分に緩和することができる。これにより、容易に、シリンジ部の衝突の検出精度を向上させながら、ノズル部に分注チップを装着する際のシリンジ部および分注チップの破損を抑制することができる。
上記第1の局面による分注装置において、シリンジ部は、分注チップが装着されるノズル部と、ノズル部に接続され、分注チップおよびノズル部を介して所定の液体を吸引および排出するシリンジポンプ部と、シリンジポンプ部に接続され、シリンジポンプ部を駆動させるシリンジ駆動源とを含む。このように構成すれば、ノズル部に分注チップを装着する際のノズル部の衝突の検出精度を向上させながら、ノズル部に分注チップを装着する際のシリンジ部および分注チップの破損を抑制することができる。
上記規制手段を含む構成において、好ましくは、規制手段は、第1規制部材と、第1規制部材と対向するように配置された第2規制部材とを含み、第1弾性部材は、第1規制部材と第2規制部材との間に挟持されており、第1規制部材が第2規制部材と当接することにより第1弾性部材の縮む範囲が規制される。このように構成すれば、第1規制部材および第2規制部材により、シリンジ部が微小な力で衝突する際に第1弾性部材が縮む所定の範囲をより容易に設定することができる。
この発明の第2の局面による分析装置は、上記したいずれかの構成を有する分注装置を備える。このように構成すれば、シリンジ部の衝突の検出精度を向上させながら、ノズル部に分注チップ装着する際のシリンジ部および分注チップの破損を抑制することが可能な分注装置を含む分析装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による分析装置およびそのデータ処理部の全体構成を示した斜視図である。図2は、図1に示した分析装置の測定部の全体構成を示した斜視図であり、図3は、図2の平面概略図である。図4は、図2に示した分析装置の測定部のシリンジ部を示した図であり、図5は、図2に示した分析装置の測定部のシリンジ昇降部を示した概略図であり、図6は、図5のシリンジ昇降部の上面概略図である。図7および図8は、図2に示した分析装置の測定部のピペットチップおよびラックを示した図である。なお、本実施形態では、本発明の分注装置を含む分析装置の一例として、遺伝子増幅検出装置について説明する。本実施形態による遺伝子増幅検出装置は、癌手術での切除組織における癌転移診断を支援する分析装置であり、切除組織内に存在する癌由来の遺伝子(mRNA)をLAMP(Loop-mediated Isothermal Amplification, 栄研化学)法を用いて増幅させ、増幅に伴い発生する溶液の濁りを測定することにより検出を行う装置である。なお、LAMP法の詳細は、米国特許第6410278号公報に開示されている。
まず、図1を参照して、本実施形態の分析装置(遺伝子増幅検出装置)およびそのデータ処理部の全体構成について説明する。本実施形態の分析装置(遺伝子増幅検出装置)110は、図1に示すように、測定部111と、測定部111と通信回線を介して接続されたデータ処理部112とによって構成されている。データ処理部112は、キーボード112aとマウス112bと表示部112cとを含むパーソナルコンピュータからなる。
測定部111は、図2および図3に示すように、分注機構部10と、サンプル容器セット部30と、試薬容器セット部40と、チップセット部50と、チップ廃棄部60と、5つの反応検出ブロック70aからなる反応検出部70と、分注機構部10をXY軸方向に移送するための移送部80とを含んでいる。また、測定部111には、図2に示すように、マイクロコンピュータ(CPU)により装置を制御するとともに、装置外部との入出力を制御する制御部90と、制御部90を含む装置全体に電源を供給する電源部100とが内蔵されている。また、測定部111の正面の所定個所に、緊急停止スイッチ101が設置されている。
また、分注機構部10は、移送部80によりX軸およびY軸方向(平面方向)に移動されるアーム部11と、アーム部11に対してそれぞれ独立してZ軸方向(垂直方向)に移動可能な2連(2本)のシリンジ部12と、シリンジ部12をZ軸方向に移動させるシリンジ昇降部13とを含んでいる。また、シリンジ部12は、図4に示すように、先端に後述するピペットチップ51が着脱可能に装着されるノズル部12aと、ノズル部12aを介して吸引および吐出を行うためのポンプ部12bと、ポンプ部12bを駆動させるモータ12cと、静電容量センサ12dと、圧力検知センサ12eとを含んでいる。なお、ポンプ部12bは、本発明の「シリンジポンプ部」の一例であり、モータ12cは、本発明の「シリンジ駆動源」の一例である。また、ポンプ部12bでは、モータ12cの回転をピストン運動に変換することにより、シリンジ部12の吸引および吐出機能が得られる。静電容量センサ12dは、静電容量式のセンサであり、導電性樹脂からなるピペットチップ51および液体の静電容量を検知する。また、圧力検知センサ12eは、ポンプ部12bによる吸引および吐出時の圧力を検知する。これらの静電容量センサ12dと圧力検知センサ12eとによって、吸引および吐出が確実に行われているか否かが検知される。
また、シリンジ昇降部13は、図5および図6に示すように、基部14と、直動ガイド15と、ボールネジ16と、ボールネジ側プーリ17と、モータ側プーリ18と、駆動ベルト19と、ステッピングモータ20と、シリンジ支持部21と、下側圧縮コイルバネ22と、上側圧縮コイルバネ23と、ストッパ24と、光透過型のセンサ25と、遮光板26とによって構成されている。なお、ステッピングモータ20は、本発明の「駆動源」の一例である。また、下側圧縮コイルバネ22は、本発明の「第1弾性部材」の一例であり、上側圧縮コイルバネ23は、本発明の「第2弾性部材」の一例である。また、ストッパ24は、本発明の「規制手段」および「第1規制部材」の一例であり、センサ25は、本発明の「検知手段」の一例である。
また、基部14は、図6に示すように、直動ガイド15を構成するレール15aおよびスライダ15bを介して、アーム部11の前面に取り付けられている。また、基部14は、図5に示すように、ボールネジ16に噛み合わされている。このボールネジ16は、Z軸方向(上下方向)に沿って延びるように設置されている。また、ボールネジ16の上端部には、図5および図6に示すように、ボールネジ側プーリ17が取り付けられている。また、ステッピングモータ20は、アーム部11の背面に設置されているとともに、そのステッピングモータ20の軸にモータ側プーリ18が取り付けられている。駆動ベルト19は、ボールネジ側プーリ17とモータ側プーリ18との間に装着されている。これにより、基部14は、ステッピングモータ20の駆動によりボールネジ16が回転するのに伴ってレール15aに沿ってZ軸方向(上下方向)に移動するように構成されている。
また、シリンジ支持部21は、図5に示すように、基部14の下方に設けられるとともに、シリンジ部12を支持する。このシリンジ支持部21は、上記基部14と同様、レール15aにスライド可能に取り付けられたスライダ(図示せず)に取り付けられている。これにより、シリンジ支持部21は、レール15aに沿ってZ軸方向(上下方向)に移動可能に構成されている。そして、シリンジ支持部21が移動する場合には、シリンジ部12もシリンジ支持部21と一体となって移動する。また、シリンジ支持部21の前面に突出するように規制部21aが設けられている。なお、この規制部21aは、本発明の「規制手段」および「第2規制部材」の一例である。この規制部21aの上面には、上方に延びる支持軸21bが一体的に設けられている。この支持軸21bは、所定の直径を有する円柱状のバネ支持部21cと、バネ支持部21cの上側に設けられ、バネ支持部21cの直径よりも大きな直径を有する円柱状の抜止め部21dとを含んでいる。また、基部14には、図6に示すように、上方から見てU字状の切欠部14aが形成されている。支持軸21bのバネ支持部21cは、この切欠部14aにZ軸方向に移動可能に係合されるとともに、抜止め部21dにより支持軸21bが切欠部14aから下方に脱落しないように構成されている。
ここで、本実施形態では、図5に示すように、支持軸21bのバネ支持部21cには、下側圧縮コイルバネ22、上側圧縮コイルバネ23およびストッパ24が装着されており、下側圧縮コイルバネ22と上側圧縮コイルバネ23とは、ストッパ24を介して直列に配置されている。また、下側圧縮コイルバネ22のバネ定数kは、上側圧縮コイルバネ23のバネ定数kよりも小さい値に設定されている。なお、このバネ定数kは、本発明の「第1のバネ定数」の一例であり、バネ定数kは、本発明の「第2のバネ定数」の一例である。また、上側圧縮コイルバネ23の上端部は、基部14の下面に当接するとともに、下側圧縮コイルバネ22の下端部は、シリンジ支持部21の規制部21aの上面に当接している。そして、下側圧縮コイルバネ22および上側圧縮コイルバネ23により、シリンジ支持部21は、基部14に対して離れる方向(下方向)に付勢されている。これにより、シリンジ支持部21は、基部14に対して接近する方向(上方向)へ移動するのが抑制されている。
また、ストッパ24には、凹部24aが形成されているとともに、凹部24aの底面には貫通孔24bが形成されている。また、ストッパ24は、凹部24aの開口部側が下側になるように配置されるとともに、貫通孔24bには、支持軸21bのバネ支持部21cが挿入されている。また、ストッパ24は、支持軸21bのバネ支持部21cに対して相対的に上下方向に移動可能に構成されている。また、ストッパ24の凹部24aには、下側圧縮コイルバネ22の一部が収納されている。また、下側圧縮コイルバネ22は、ストッパ24の凹部24aの底面と、シリンジ支持部21の規制部21aの上面との間に配置されている。これにより、下側圧縮コイルバネ22が縮む際に、ストッパ24の下端部が規制部21aの上面に当接することにより、下側圧縮コイルバネ22の縮む範囲が規制される。すなわち、下側圧縮コイルバネ22が縮む際に、ストッパ24の下端部が規制部21aの上面に当接すると、下側圧縮コイルバネ22は、それ以上縮まないように構成されている。
また、光透過型のセンサ25は、シリンジ部12およびシリンジ支持部21が基部14に対して移動したことを検知するために設けられている。このセンサ25は、基部14の側面に取り付けられている。また、センサ25は、図6に示すように、光を照射する光源部25aと、光源部25aと対向するように設けられ、光源部25aから照射された光を受光する受光部25bとを備えている。また、センサ25は、受光部25bが光源部25aから照射された光を受光する場合にはオン信号を出力する一方、受光部25bが光源部25aから照射された光を受光しない場合にはオフ信号を出力するように構成されている。また、遮光板26は、センサ25の光源部25aから照射された光を遮光するために設けられている。この遮光板26は、図5に示すように、シリンジ支持部21に取り付けられている。また、遮光板26は、コの字形状の切欠部26aを有している。遮光板26の切欠部26aを含む部分は、図6に示すように、センサ25の光源部25aと受光部25bとの間に配置されている。また、切欠部26aは、シリンジ支持部21が上方向に移動することによりストッパ24の下端部がシリンジ支持部21の規制部21aの上面に当接した時に、センサ25の光源部25aからの光が切欠部26aを介して受光部25bに入射されるように配置されている。
また、制御部90は、ステッピングモータ20の駆動パルス数(駆動量)に基づいてシリンジ支持部21およびシリンジ部12のZ軸方向(上下方向)の位置を検知する。また、制御部90は、センサ25の出力信号(オン/オフ信号)と、ステッピングモータ20の駆動量(駆動パルス数)とに基づいて、シリンジ部12のノズル部12aがピペットチップ51に正常に装着されるか否かを検知するように構成されている。
また、図2および図3に示すように、サンプル容器セット部30の凹部(図示せず)には、5つのサンプル容器セット孔31aと、把持部31bとを有するサンプル容器セット台31が取り外し可能に嵌め込まれている。このサンプル容器セット台31の5つのサンプル容器セット孔31aには、予め切除組織を処理(ホモジナイズ、ろ過、希釈)して作製された可溶化抽出液(サンプル)が収容されたサンプル容器32がセットされる。
また、試薬容器セット部40の凹部(図示せず)には、2つのプライマ試薬容器セット孔41aおよび1つの酵素試薬容器セット孔41bと、把持部41cとを有する試薬容器セット台41が、取り外し可能に嵌め込まれている。試薬容器セット台41のプライマ試薬容器セット孔41aは、Y軸方向に沿って所定の間隔を隔てて設けられており、酵素試薬容器セット孔41bは、正面左側のみに設けられている。正面左側のプライマ試薬容器セット孔41aおよび酵素試薬容器セット孔41b(図3参照)には、それぞれ、βアクチン(β−actin)のプライマ試薬が収容されたプライマ試薬容器42aと、サイトケラチン(CK19)およびβアクチン(β−actin)に共通の酵素試薬が収容された酵素試薬容器42bとが配置される。また、正面右側のプライマ試薬容器セット孔41aには、CK19のプライマ試薬が収容されたプライマ試薬容器42aが配置される。
また、チップセット部50の2つの凹部(図示せず)には、36本のピペットチップ51を収納可能な収納孔52aを有する2つのラック52がそれぞれ着脱可能に嵌め込まれている。また、チップセット部50には、2つの取り外しボタン53が設けられている。この取り外しボタン53を押すことにより、ラック52が取り外し可能な状態になる。ピペットチップ51は、図7に示すように、カーボン含有の導電性の樹脂材料からなるとともに、フィルタ51aが内部に装着されている。このフィルタ51aは、液のポンプ部12bへの誤流入を防止する機能を有する。なお、ピペットチップ51は、ピペットチップ51の製造過程で付着する可能性のある人間の唾液などの分解酵素が遺伝子の増幅に悪影響を及ぼさないように、出荷前に箱詰めした状態で電子線照射が施されている。このピペットチップ51は、本発明の「分注チップ」の一例である。また、ピペットチップ51が収納されたラック52は、チップセット部50にセットする前には、図8に示すように、下カバー54と上カバー55とが装着された状態で保管されている。
また、図3に示すように、チップ廃棄部60には、使用済みのピペットチップ51を廃棄するための2つのチップ廃棄孔60aが設けられている。また、チップ廃棄孔60aに連続するように、チップ廃棄孔60aよりも細い幅の溝部60bが設けられている。
また、反応検出部70の各反応検出ブロック70aは、図2に示すように、反応部71と、2つの濁度検出部72と、蓋閉機構部73とから構成されている。各反応部71には、図3に示すように、検出セル75をセットするための2つの検出セルセット孔71aが設けられている。
また、濁度検出部72は、図3に示すように、反応部71の一方の側面側に配置された基板74aに取り付けられた465nmの波長を有する青色LEDからなるLED光源部72aと、反応部71の他方の側面側に配置された基板74bに取り付けられたフォトダイオード受光部72bとによって構成されている。各反応検出ブロック70aには、1つのLED光源部72aと1つのフォトダイオード受光部72bとからなる1組の濁度検出部72が2組ずつ配置されている。したがって、5つの反応検出ブロック70aには、合計10組のLED光源部72aおよびフォトダイオード受光部72bからなる濁度検出部72が配置されている。LED光源部72aおよびそれに対応するフォトダイオード受光部72bは、LED光源部72aから検出セル75の下部に約1mmの直径の光を照射してフォトダイオード受光部72bによってその光を受光可能なように配置されている。このLED光源部72aおよびフォトダイオード受光部72bは、フォトダイオード受光部72bが受光する光の強度によって、検出セル75の有無を検出するとともに、検出セル75の内部に収容された液の濁度をリアルタイムで検出(モニタリング)する機能を有する。
また、移送部70は、図2および図3に示すように、分注機構部10をY軸方向に移送するための直動ガイド81およびボールネジ82と、ボールネジ82を駆動するためのステッピングモータ83と、分注機構部10をX軸方向に移送するための直動ガイド84およびボールネジ85と、ボールネジ85を駆動するためのステッピングモータ86とを含んでいる。また、図3に示すように、Y軸方向の直動ガイド81のレール部81aおよびボールネジ82の一方の支持部82aは、フレーム87に取り付けられている。また、ボールネジ82の他方の支持部82bは、ステッピングモータ83を介してフレーム87に取り付けられている。また、Y軸方向の直動ガイド81のスライド部81bおよびボールネジ82の直線移動部(図示せず)は、分注機構部10のアーム部11に取り付けられている。また、X軸方向の直動ガイド84のレール部84aおよびボールネジ85の一方の支持部85aは、支持台88に取り付けられている。また、X軸方向の直動ガイド84のスライド部(図示せず)およびボールネジ85の他方の支持部85bは、フレーム87に取り付けられている。また、ボールネジ85の他方の支持部85bには、ステッピングモータ86が取り付けられている。なお、分注機構部10のXY軸方向への移送は、ステッピングモータ83および86により、それぞれ、ボールネジ82および85を回転させることにより行う。
図9〜図14は、本発明の一実施形態による分析装置の動作を説明するための図である。なお、図10中の「第1の状態」、「第2の状態」および「第3の状態」は、それぞれ、図5、図11および図12中の基部およびシリンジ支持部の状態に対応した図である。次に、図1〜図14を参照して、本実施形態による分析装置(遺伝子増幅検出装置)の動作について説明する。本実施形態による遺伝子増幅検出装置では、上記したように、癌手術での切除組織内に存在する癌由来の遺伝子(mRNA)をLAMP法を用いて増幅させ、増幅に伴い発生する溶液の濁りを測定することにより検出を行う。
まず、図2および図3に示すように、予め切除組織を処理(ホモジナイズ、ろ過、希釈)して作製された可溶化抽出液(サンプル)が収容されたサンプル容器32を、サンプル容器セット台31のサンプル容器セット孔31aにセットする。また、正面左側のプライマ試薬容器セット孔41aおよび酵素試薬容器セット孔41bに、それぞれ、βアクチン(β−actin)のプライマ試薬が収容されたプライマ試薬容器42aと、サイトケラチン(CK19)およびβ−actin(βアクチン)に共通の酵素試薬が収容された酵素試薬容器42bとをセットする。また、正面右側のプライマ試薬容器セット孔41aに、CK19のプライマ試薬が収容されたプライマ試薬容器42aをセットする。また、チップセット部50の凹部(図示せず)に、それぞれ36本の使い捨て用のピペットチップ51が収納された2つのラック52を嵌め込む。この場合、分注機構部10のアーム部11の初期位置(原点位置)は、図2および図3に示すように、チップセット部50の上方から外れた位置であるので、容易に、チップセット部50の凹部(図示せず)に、2つのラック52を嵌め込むことが可能である。さらに、各反応検出ブロック70aの反応部71の2つの検出セルセット孔71aに、検出セル75の2つのセル部76aをセットする。
そして、図1に示したデータ処理部112のキーボード112aおよびマウス112bを用いて、測定項目やサンプル登録などを行った後、キーボード112aまたはマウス112bにより測定部111の動作をスタートさせる。
測定部111の動作がスタートすると、まず、移送部80により分注機構部10のアーム部11が初期位置からチップセット部50に移動される。その後、シリンジ昇降部13のステッピングモータ20(図6参照)が駆動することにより、ボールネジ16が回転される。これにより、シリンジ昇降部13の基部14が下方向に移動されるので、チップセット部50(図2参照)において、分注機構部10の2つのシリンジ部12およびシリンジ支持部21は下方向に移動される。
この際、本実施形態では、図9に示すように、シリンジ部12のノズル部12aの先端がピペットチップ51の上部開口部に正常に挿入される場合には、ノズル部12aの先端部がピペットチップ51のフランジ部51bの上面から約2mm〜約3mm下の位置に達したときに、ノズル部12aは、ピペットチップ51の内壁面に当接する。これにより、ノズル部12aは、上向きの力を受けるので、シリンジ部12およびシリンジ支持部21は、下側圧縮コイルバネ22を縮ませながら基部14に対して距離x(図10参照)だけ上方向に移動される。これにより、シリンジ部12およびシリンジ支持部21は、ノズル部12aがピペットチップ51に当接していないときの第1の状態(図5および図10参照)から、第2の状態(図10および図11参照)に移行する。この際、図10に示すように、下側圧縮コイルバネ22が距離xだけ縮められることにより、ストッパ24の下端部がシリンジ支持部21の規制部21aの上面に当接される。これにより、下側圧縮コイルバネ22は、距離xよりも大きく縮められることはない。また、この際、シリンジ支持部21およびシリンジ部12は、下側圧縮コイルバネ22によりF=kの弾性力で下方向に付勢されている。
上記した第1の状態では、図10に示すように、シリンジ支持部21に取り付けられた遮光板26の切欠部26aの上側の部分により、センサ25の光源部25a(図6参照)および受光部25b(図6参照)間が遮断されているので、センサ25はオフ状態になる。そして、第2の状態に移行することにより、遮光板26の切欠部26aを介してセンサ25の光源部25a(図6参照)から受光部25b(図6参照)へ光が入射されるので、センサ25はオン状態になる。この場合、制御部90は、ステッピングモータ20の駆動パルス数とセンサ25の出力とに基づいて、シリンジ部12のノズル部12aが予め設定された正常な下降位置に達したときにセンサ25の出力がオン状態になっているか否かを判断する。そして、制御部90により、シリンジ部12のノズル部12aが予め設定された正常な下降位置(図9参照)に達したときにセンサ25がオン状態になっていると判断された場合には、シリンジ部12のノズル部12aが正常にピペットチップ51に圧入される位置に下降していると判断される。
一方、図14に示すように、シリンジ部12が下方向に移動される際にノズル部12aの先端がピペットチップ51のフランジ部51bなどに衝突した場合にも、ノズル部12aが上方向の力を受けるので、シリンジ部12およびシリンジ支持部21は、第1の状態(図5および図10参照)から第2の状態(図10および図11参照)に移行する。この場合、制御部90は、ステッピングモータ20の駆動パルス数とセンサ25の出力とに基づいて、シリンジ部12のノズル部12aが予め設定された正常な下降位置に達する前にセンサ25がオン状態になっていると判断するとともに、シリンジ部12のノズル部12aがピペットチップ51のフランジ部51bなどに衝突したと判断する。このようにして、シリンジ部12が下方向へ移動される際のノズル部12aの衝突が検知される。なお、下側圧縮コイルバネ22のバネ定数kは、上側圧縮コイルバネ23のバネ定数kに比べて、かなり小さいので、ノズル部12aが微小な力でピペットチップ51に衝突した場合にも、容易に、その衝突が検知される。また、ノズル部12aの衝突が検知された場合には、基部14の下方向への移動が停止される。そして、データ処理部112の表示部112cにエラー表示が行われる。この後、ユーザによりエラー復帰処理が行われる。
上記した第2の状態において、ノズル部12aが正常にピペットチップ51に圧入される位置に下降していると判断された場合には、基部14、シリンジ支持部21およびシリンジ部12は、第2の状態からさらに下方向へ距離x(図10参照)だけ移動される。これにより、シリンジ支持部21およびシリンジ部12は、基部14に対して距離xだけ上方向に移動され、その結果、図10および図12に示す第3の状態に移行する。この際、上側圧縮コイルバネ23が距離xだけ縮められるので、シリンジ支持部21およびシリンジ部12は、下側圧縮コイルバネ22および上側圧縮コイルバネ23によりF=k+kの弾性力で下方向に付勢される。この場合、上側圧縮コイルバネ23のバネ定数kは、下側圧縮コイルバネのバネ定数よりも大きいので、下側圧縮コイルバネおよび上側圧縮コイルバネによる弾性力Fは比較的大きな力になる。これにより、第3の状態において、弾性力Fによりシリンジ部12のノズル部12aがピペットチップ51の上部開口部内に圧入される。そして、図13に示すように、ノズル部12aは、ノズル部12aの先端からピペットチップ51のフィルタ51aまでの距離が約1mmになる位置まで圧入される。なお、この際、図10および図12に示すように、センサ25の光源部25a(図6参照)および受光部25b(図6参照)間は、遮光板26の切欠部26aの下側の部分で遮断されるので、センサ25はオフ状態になる。
シリンジ部12のノズル部12aの先端がピペットチップ51の上部開口部内に正常に圧入された場合には、図4に示すように、2つのシリンジ部12のノズル部12aの先端にピペットチップ51が装着される。そして、2つのシリンジ部12が上方に移動された後、分注機構部10のアーム部11は、移送部80により試薬容器セット台41にセットされたCK19およびβ−actinのプライマ試薬が収容された2つのプライマ試薬容器42aの上方に向かってX軸方向に移動される。そして、2つのシリンジ部12が下方向に移動されることにより、2つのシリンジ部12のノズル部12aに装着された2つのピペットチップ51の先端が、それぞれ、2つのプライマ試薬容器42a内のCK19およびβ−actinのプライマ試薬の液面に挿入される。そして、シリンジ部12のポンプ部12bにより2つのプライマ試薬容器42a内のCK19およびβ−actinのプライマ試薬が吸引される。
なお、プライマ試薬の吸引時には、静電容量センサ12d(図4参照)により、導電性樹脂からなるピペットチップ51の先端が液面に接触していることが検知されるとともに、圧力検知センサ12e(図4参照)により、ポンプ部12bによる吸引時の圧力が検知される。これらの静電容量センサ12dと圧力検知センサ12eとによって、吸引が確実に行われているか否かが検知される。
プライマ試薬の吸引後、2つのシリンジ部12が上方に移動された後、分注機構部10のアーム部11は、移送部80により最も奥側(装置正面奥側)に位置する反応検出ブロック70aの上方に移動される。そして、最も奥側の反応検出ブロック70aにおいて、2つのシリンジ部12が下方向に移動されることにより、2つのシリンジ部12のノズル部12aに装着された2つのピペットチップ51が、それぞれ、検出セル75の2つのセル部76a内に挿入される。そして、シリンジ部12のポンプ部12bを用いて、CK19およびβ−actinの2つのプライマ試薬がそれぞれ2つのセル部76aに吐出される。この吐出時(排出時)にも、上記した吸引時と同様、静電容量センサ12d(図4参照)により、導電性樹脂からなるピペットチップ41の先端が液面に接触していることが検知(液面検知)されるとともに、圧力検知センサ12eにより、ポンプ部12bによる吐出時の圧力が検知される。これらの静電容量センサ12dと圧力検知センサ12eとによって、吐出が確実に行われているか否かが検知される。なお、以下の酵素試薬およびサンプルの吸引および吐出時にも、上記と同様の静電容量センサ12dによる液面検知および圧力検知センサ12eによる検知が行われる。
プライマ試薬の吐出後、2つのシリンジ部12が上方に移動された後、分注機構部10のアーム部11は、移送部80によりチップ廃棄部60の上方に向かってX軸方向に移動される。そして、チップ廃棄部60において、ピペットチップ51の廃棄が行われる。具体的には、2つのシリンジ部12が下方向に移動されることにより、チップ廃棄部60の2つのチップ廃棄孔60a(図3参照)内にピペットチップ51が挿入される。この状態で、分注機構部10のアーム部11が移送部80によりY軸方向に移動されることにより、ピペットチップ51が溝部60bの下に移動される。そして、2つのシリンジ部12が上方向に移動されることにより、ピペットチップ51の上面のつば部は、溝部60bの両側の下面に当接してその下面から下方向の力を受けるので、ピペットチップ51が2つのシリンジ部12のノズル部12aから自動的に脱却される。これにより、ピペットチップ51がチップ廃棄部60に廃棄される。なお、本実施形態では、チップ廃棄部60に廃棄されたピペットチップ51は、そのまま廃棄されるが、洗浄して再利用するようにしてもよい。
次に、分注機構部10のアーム部11が、再び、移送部80によりチップセット部50に移動される。シリンジ部12がチップセット部50に移動された後、チップセット部50において、上記と同様の動作により、2つのシリンジ部12のノズル部12aの先端に、新しい2つのピペットチップ51が自動的に装着される。そして、分注機構部10のアーム部11は、試薬容器セット台41にセットされたCK19およびβ−actinに共通の酵素試薬が収容された酵素試薬容器42bの上方に向かって移送部80によりX軸方向に移動された後、酵素試薬容器42b内の酵素試薬が吸引される。具体的には、まず、酵素試薬容器42bの上方に位置する一方のシリンジ部12が下方向に移動されて酵素試薬が吸引された後、その一方のシリンジ部12が上方向に移動される。その後、他方のシリンジ部12が同じ酵素試薬容器42bの上方に位置するように、移送部80により分注機構部10のアーム部11がY軸方向に移動される。そして、他方のシリンジ部12が下方向に移動されて同じ酵素試薬容器42bから酵素試薬が吸引された後、その他方のシリンジ部12が上方向に移動される。そして、分注機構部10のアーム部11は、移送部80により最も奥側の反応検出ブロック70aの上方に移動された後、CK19およびβ−actinに共通の酵素試薬が、検出セル75の2つのセル部76aに吐出される。そして、酵素試薬の吐出後、分注機構部10のアーム部11は、移送部80によりチップ廃棄部60の上方に移動された後、ピペットチップ51の廃棄が行われる。
次に、分注機構部10のアーム部11が、再び、移送部80によりチップセット部50に移動された後、上記と同様の動作により、2つのシリンジ部12のノズル部12aの先端に新しい2つのピペットチップ51が自動的に装着される。そして、分注機構部10のアーム部11は、移送部80によりサンプル容器セット台31にセットされたサンプルが収容されたサンプル容器32の上方に向かってX軸方向に移動された後、上記酵素試薬の吸引動作と同様の動作により、サンプル容器32内のサンプルが吸引される。この後、分注機構部10のアーム部11は、移送部80により最も奥側の反応検出ブロック70aの上方に移動された後、2つのシリンジ部12が下方向に移動されて検出セル75の2つのセル部76aに、同じサンプルが吐出される。
なお、検出セル75の2つのセル部76aに、サンプルが吐出される際に、2つのシリンジ部12のポンプ部12bを用いて吸引および吐出動作を複数回繰り返すことにより、2つのセル部76a内に収容されたCK19およびβ−actinのプライマ試薬および酵素試薬と、サンプルとが撹拌される。なお、プライマ試薬、酵素試薬およびサンプルの分注時には、検出セル75内の液温は、約20℃に保持されている。この後、分注機構部10のアーム部11が、移送部80によりチップ廃棄部60の上方に移動された後、ピペットチップ51の廃棄が行われる。
そして、上記のセル部76a内へのプライマ試薬、酵素試薬およびサンプルの吐出が行われた後、検出セル75の蓋部77aの蓋閉め動作が行われる。この蓋閉め動作が完了した後、検出セル75内の液温を約20℃から約65℃に加温することにより、LAMP(遺伝子増幅)反応により標的遺伝子(mRNA)を増幅する。そして、増幅に伴い生成されるピロリン酸マグネシウムによる白濁を比濁法により検出する。具体的には、図3に示したLED光源部72aおよびフォトダイオード受光部72bを用いて、増幅反応時の検出セル75内の液濁度をリアルタイムで検出(モニタリング)することによって、液濁度の検出を行う。
本実施形態では、上記のように、シリンジ部12およびシリンジ支持部21の基部14に対する移動を抑制する下側圧縮コイルバネ22および上側圧縮コイルバネ23を設けるとともに、下側圧縮コイルバネ22が上側圧縮コイルバネ23のバネ定数kよりも小さいバネ定数kを有するように構成することによって、シリンジ部12のノズル部12aが微小な力でピペットチップ51のフランジ部51bに衝突した場合には、上側圧縮コイルバネ23のバネ定数kよりも小さいバネ定数kを有する下側圧縮コイルバネ22を縮めながらシリンジ支持部21が移動されるので、シリンジ部12が基部14に対して移動したことをセンサ25により検知することができる。このため、シリンジ部12のノズル部12aが微小な力でピペットチップ51に衝突した場合にも、そのシリンジ部12の衝突を検知することができるので、シリンジ部12の衝突の検出精度を向上させることができる。また、シリンジ部12のノズル部12aをピペットチップ51に圧入する場合には、下側圧縮コイルバネ22のバネ定数kよりも大きいバネ定数kを有する上側圧縮コイルバネ23の弾性力によって大きなクッション効果(衝撃吸収効果)が得られるので、シリンジ部12のノズル部12aをピペットチップ51へ圧入する際の衝撃を十分に緩和することができる。これにより、シリンジ部12のノズル部12aをピペットチップ51へ圧入する際にシリンジ部12およびピペットチップ51が破損するのを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明の分注装置を含む分析装置を、標的遺伝子をLAMP法により増幅させる遺伝子増幅検出装置に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、標的遺伝子をポリメラーゼ連鎖反応法(PCR法)やリガーゼ連鎖反応法(LCR法)により増幅させる遺伝子増幅検出装置に適用してもよい。また、本発明の分注装置を含む分析装置を、遺伝子増幅検出装置以外の分析装置に適用してもよい。また、本発明の分注装置を分注装置単体で用いてもよい。
また、上記実施形態では、第1弾性部材および第2弾性部材として圧縮コイルバネを用いたが、本発明はこれに限らず、第1弾性部材および第2弾性部材として圧縮コイルバネ以外の弾性部材を用いてもよい。この場合、第1弾性部材の弾性定数を第2弾性部材の弾性定数よりも小さくする必要がある。
また、上記実施形態では、第1弾性部材を第2弾性部材の下側に配置したが、本発明はこれに限らず、第1弾性部材を第2弾性部材の上側に配置してもよい。
また、上記実施形態では、第1弾性部材を第2弾性部材と同軸(直列)に配置したが、本発明はこれに限らず、第1弾性部材と第2弾性部材とをそれぞれ別の軸に沿って配置してもよい。
また、上記実施形態では、検知手段として光センサを用いたが、本発明はこれに限らず、検知手段としてマイクロスイッチなどの電気的なセンサを用いてもよい。
また、上記実施形態では、シリンジ部が分注チップに衝突するのを検知する際に本発明を適用した場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、分注チップを装着したシリンジ部が下方向に移動される際に所定の他の物体に衝突するのを検知する際にも、本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態による分析装置(遺伝子増幅検出装置)およびそのデータ処理部の全体構成を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態による分析装置の測定部の全体構成を示した斜視図である。 図2に示した一実施形態による分析装置の測定部の平面概略図である。 図2に示した一実施形態による分析装置の測定部におけるシリンジ部の構造を示した概略図である。 図2に示した一実施形態による分析装置のシリンジ昇降部の構造を示した概略図である。 図5に示した一実施形態によるシリンジ昇降部の上面概略図である。 図2に示した一実施形態による分析装置に用いるピペットチップの構造を示した断面図である。 図2に示した一実施形態による分析装置に用いるピペットチップを収納するラックの保管状態を示した斜視図である。 図2に示した一実施形態による分析装置のシリンジ部のノズル部がピペットチップに正常に挿入された状態を示した断面図である。 本発明の一実施形態による分析装置の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態による分析装置の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態による分析装置の動作を説明するための図である。 図2に示した一実施形態による分析装置のシリンジ部のノズル部がピペットチップに正常に圧入された状態を示した断面図である。 図2に示した一実施形態による分析装置のシリンジ部のノズル部がピペットチップに衝突した状態を示した断面図である。
符号の説明
10 分注機構部
11 アーム部
12 シリンジ部
12a ノズル部
12b ポンプ部(シリンジポンプ部)
12c モータ(シリンジ駆動源)
13 シリンジ昇降部
14 基部
15 レール
16 ボールネジ
17 ボールネジ側プーリ
18 モータ側プーリ
19 駆動ベルト
20 ステッピングモータ(駆動源)
21 シリンジ支持部
21a 規制部(第2規制部材、規制手段)
21b 支持軸
22 下側圧縮コイルバネ(第1バネ部材、第1弾性部材)
23 上側圧縮コイルバネ(第2バネ部材、第2弾性部材)
24 ストッパ(第1規制部材、規制手段)
25 センサ(検知手段)
26 遮光板
51 ピペットチップ(分注チップ)
51b フランジ部
90 制御部
110 分析装置

Claims (6)

  1. 上下方向に移動可能に設けられた基部と、
    分注チップが着脱可能に装着されるノズル部、前記ノズル部に接続されたシリンジポンプ部、および前記ノズル部に装着された前記分注チップを介して液体を吸引するために前記シリンジポンプ部を駆動させるシリンジ駆動源を備えるシリンジ部と、
    前記基部の下方に設けられ、前記シリンジ部を保持すると共に、前記基部の移動に伴って上下方向に移動可能に設けられたシリンジ支持部と
    記シリンジ部を保持した前記シリンジ支持部の前記基部に対する移動を抑制する第1弾性部材と、
    前記シリンジ部を保持した前記シリンジ支持部の前記基部に対する移動を抑制し、前記第1弾性部材の弾性係数より大きな弾性係数を有する第2弾性部材と、
    前記基部を移動させる基部駆動源と、
    前記ノズル部が正常に前記分注チップに圧入される第1位置に達したか否か、および、前記ノズル部が前記第1位置よりもさらに下方の第2位置に達したか否かを検知する検知手段と、
    前記基部駆動源の駆動量を監視するとともに、前記基部駆動源の駆動量、前記検知手段からの前記ノズル部が第1位置に達したか否かを示す出力、および、前記検知手段からの前記ノズル部が第2位置に達したか否かを示す出力に基づいて、前記分注チップが前記ノズル部に正常に装着されたか否かを監視する制御部とを備えた分注装置。
  2. 前記第1弾性部材の縮む範囲を規制する規制手段をさらに備えた、請求項1に記載の分注装置。
  3. 前記第1弾性部材と前記第2弾性部材とは、直列に配置されている、請求項1または2に記載の分注装置。
  4. 前記第1弾性部材は、第1のバネ定数を有する第1バネ部材を含み、
    前記第2弾性部材は、第2のバネ定数を有する第2バネ部材を含み、
    前記第1バネ部材の第1のバネ定数は、前記第2バネ部材の第2のバネ定数よりも小さい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の分注装置
  5. 前記規制部材は、第1規制部材と、前記第1規制部材と対向するように配置された第2規制部材とを含み、
    前記第1弾性部材は、前記第1規制部材と前記第2規制部材との間に挟持されており、前記第1規制部材が前記第2規制部材と当接することにより前記第1弾性部材の縮む範囲が規制される、請求項2に記載の分注装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の分注装置を備える分析装置。
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