JP4320165B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器の放熱孔又は電子機器を放熱するための通気孔が天面側に配置された弾球遊技機において、落下してくる遊技球が放熱孔上又は通気孔上に停留してしまうことを防止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技店等において、弾球遊技機は、島と称される施設に複数台並設されている。また、島の内部には、遊技球を搬送するための樋が設けられており、この樋によって遊技球が搬送され、各弾球遊技機の裏面側上部に設けられた賞球タンク内に供給されるように形成されている。
【0003】
ここで、樋は、メンテナンスの容易化等の理由から、搬送する遊技球を完全に密閉する構造とはなっていないのが一般的である。また、弾球遊技機の賞球タンクは、略箱形に形成されており、上面側が開口された形状に形成され、樋によって搬送されてくる遊技球を賞球タンク上に流し込むように形成されている。
このため、樋により搬送されている遊技球が搬送中に樋からこぼれ落ちたり、あるいは弾球遊技機の賞球タンクから遊技球が溢れ出たりする場合がある。
【0004】
そこで、弾球遊技機の裏面側においては、実装されている電子機器(電子部品や基板等を含む)を落下してくる遊技球から保護するためのカバーを設けることが知られている。例えば、特許文献1のように、弾球遊技機の裏面に、遊技制御回路基盤を覆い得るカバー体を設けたものが知られている。なお、上記特許文献1では、不正改造防止のためにカバー体を設けたものであるが、落下してくる遊技球から電子機器を保護するためのカバー体もまた、上記特許文献1の図1等と同様に設けられる。
【0005】
また、弾球遊技機には、各種の電子機器が実装されているが、これらの電子機器は発熱を伴うので、放熱孔や通気孔が所定箇所に形成されている。そして、落下してくる遊技球が放熱孔や通気孔を塞いでしまうことを防止するため、例えば放熱孔や通気孔を上面側に配置しないようにするか、又は例えば電子機器の筐体の上面と背面との双方にまたがるようにL形の放熱孔又は通気孔を形成して、落下してきた遊技球が放熱孔上又は通気孔上に停留してしまうことを防止している。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−246112号公報(図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来の技術では、電子機器の放熱孔や通気孔の位置が制約されてしまうという問題がある。上述したように、放熱孔や通気孔を上面側に配置しないようにすることで、落下してくる遊技球が放熱孔上や通気孔上に停留してしまうことを防止することができるが、放熱効率を考慮した場合には、放熱孔や通気孔は、電子機器(発熱を伴う装置)の上面(天面)側に設けるのが好ましい。電子機器で発生した熱気(高温となった空気)は、上方に向かって移動するので、放熱孔や通気孔のうち、特に排気孔の役割を果たすものについては、上面側に設けた方が、より効率良く熱気を排出することができるからである。
【0008】
また、上記特許文献1のように、電子機器全体をカバー体で覆う場合には、そのカバー体に通気孔を設ける必要があるが、この場合にも、効率の良い放熱を考慮すると、そのカバー体の上面側に通気孔を設けることが好ましい。しかし、上面側に通気孔を設けた場合、落下してきた遊技球がその通気孔上に停留してしまうと、上記と同様の問題が生じる。
【0009】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、電子機器の放熱孔や電子機器を放熱するための通気孔が上面側に配置された場合であっても、その放熱孔や通気孔が落下してくる遊技球によって塞がれてしまう(放熱孔上や通気孔上に遊技球が停留してしまう)ことを防止することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。なお、かっこ書きで、対応する実施形態を示す。
請求項1の発明は、天面側に放熱孔(62a)が形成された電子機器(液晶ユニット60)備える弾球遊技機(弾球遊技機1)であって、前記放熱孔の周囲の少なくとも一部は、壁面(外周壁部31の壁面)によって囲まれており、前記放熱孔の上方部を覆うように前記壁面の上部に設けられ、前記放熱孔に対向する位置に通気孔(通気孔74)を有する通気孔形成部材(通気孔形成部材70)を備え、前記通気孔形成部材の天壁部(天壁部71)は、前記弾球遊技機の前方から後方に向かって下る傾斜面となるように形成され、前記通気孔形成部材の前記天壁部の長手方向は、前記天壁部の前記傾斜面の下り方向に対して垂直方向であり、前記通気孔は、前記通気孔形成部材の前記天壁部においてその長手方向の一部の範囲に形成され、前記通気孔は、複数の開口部(開口部74a)が並設されたものであり、各前記開口部は、遊技球の直径より小さい開口幅(開口幅t)を有し、前記天壁部の傾斜面の下り方向が長手方向となるようにスリット状に形成され、前記電子機器の後面には、コネクタ(コネクタ51)が設けられ、前記通気孔の真下を避けた位置に前記コネクタを配置することにより、遊技球が前記開口部上に載り、前記天壁部の傾斜面の下り方向に沿って前記開口部の長手方向に転がり、前記天壁部から落下したときに、その遊技球と前記コネクタとが接触しないように前記コネクタを配置したことを特徴とする。
また、請求項2の発明(第3実施形態)は、請求項1に記載の弾球遊技機において、前記通気孔形成部材の前記天壁部は、長手方向において下に凸となる傾斜面に形成されており、前記天壁部の長手方向において最も低い位置は前記通気孔が形成された部分であることを特徴とする。
さらにまた、請求項3の発明は、請求項2に記載の弾球遊技機において、各前記開口部の後方側端部(X2)は、前記通気孔形成部材の前記天壁部の後方側の外縁(X1)まで到達しないように形成されており、各前記開口部の後方側端部から前記通気孔形成部材の前記天壁部の後方側の外縁までの間であって前記開口部の開口幅の範囲には、前記天壁部の表面よりも高さを低くした落とし込み部(落とし込み部74b)が形成されており、遊技球が前記開口部上に載り、前記開口部の長手方向に転がり、前記落とし込み部上を通過するときに、遊技球の下端と、前記落とし込み部の上面とが接触しないように形成されていることを特徴とする。
【0011】
本発明においては、放熱孔の上方部は、通気孔を有する通気孔形成部材により覆われる。これにより、放熱孔の周囲が壁面によって囲まれている場合であっても、その壁面によって囲まれた部分、すなわち放熱孔の上部に、落下してきた遊技球が停留してしまうことを防止することができる。また、放熱孔の上方部を覆った通気孔形成部材には、通気孔が形成されているので、放熱孔から排出された熱気を、通気孔を通して外部に逃がすことができる。
さらにまた、通気孔形成部材上に遊技球が載ったときは、その遊技球は、天壁部の傾斜面により後方側に案内され、後方側から落下する。
さらに、通気孔の開口部上に遊技球が載った場合には、開口部に沿って後方側に送られた後、天壁部から落下する。
ここで、通気孔の真下にコネクタが存在しないように配置されているので、通気孔から落下した遊技球は、コネクタと接触することはない。これにより、コネクタの損傷等を生じることを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における弾球遊技機1全体を示す裏面側の正面図である。図1に示すように、弾球遊技機1の裏面側には、封印されたケースに収容されたメイン制御基板2が実装されている。メイン制御基板2は、遊技の進行等を制御する基板であり、演算等を行うCPU、遊技プログラムを記憶したROM、及びデータを一時的に記憶するRAM等を備えるものである。さらに弾球遊技機1の裏面側には、図柄表示装置10等、各種の電子機器が実装されており、ハーネス等により電気的に接続されている。
【0013】
また、弾球遊技機1の裏面側において、図1中、上部左側には、賞球タンク3が設けられている。賞球タンク3は、上面側が開放された略箱形をなすとともに、その底面の一部に開口部3aが形成されている。そして、その開口部3aの下側に、ガイドを有するレール4が配置されており、賞球タンク3内にある遊技球(賞球)は、その底面の開口部3aからレール4内に送られる。レール4は、例えば断面形状が略凹状をなし、2列で遊技球を搬送するように形成されている(図10参照)。レール4は、球搬出装置5に連結されている。
【0014】
図2は、弾球遊技機1を並設した島100の概略を示す前方側(遊技者側)から見た正面図である。
図2に示すように、島100の内部において、弾球遊技機1の上方には、並設された弾球遊技機1に共通する樋101が延在されている。また、樋101の各弾球遊技機1上には、樋101内の遊技球を弾球遊技機1の賞球タンク3に送るための球搬入部102が設けられている。
【0015】
これにより、島100の内部では、樋101によって遊技球が搬送されており、各弾球遊技機1の賞球タンク3に、随時(賞球タンク3内の遊技球が少なくなると)、遊技球が補給されるように形成されている。
また、遊技者の操作により弾球遊技機1の遊技領域内に発射され、遊技済みとなった遊技球は、回収箱103内に収納され、その回収箱103の底面に形成された筒部103aから下方に送られる。
【0016】
図3及び図4は、弾球遊技機1に設けられている図柄表示装置10単体、すなわち図1の弾球遊技機1から取り外した状態の図柄表示装置10を示す斜視図である。図3は、前方側(遊技者側)から見た図であり、図4は、後方側(背後側)から見た図である。さらにまた、図5は、図柄表示装置10を、代表的なユニットに分解して示す斜視図であり、図3と同じ方向から見た図である。なお、図1の弾球遊技機1では、図柄表示装置10の裏面側が見えている。
以下の説明では、遊技者側を前方側、その反対側を後方側と定義する。
【0017】
図柄表示装置10は、遊技球の図柄始動入賞口への入賞に基づいて、図柄の変動開始及び停止を行うとともに、その図柄の変動を制御するための装置である。
図3〜図5に示すように、図柄表示装置10は、制御基板ケース30、制御基板カバー40、サブ制御基板50、液晶ユニット60、及び通気孔形成部材70から構成されている。
【0018】
液晶ユニット60は、前面部に液晶本体61を備えるとともに、液晶ケース62によって覆われている。液晶ケース62は、ほぼ箱形に形成されたものであり、液晶本体61や、液晶制御基板等(図示せず)を内部に収納するためのものである。
【0019】
液晶本体61は、表示器として液晶を用いたディスプレイであり、表面がほぼ四角形状をなす薄板状に形成されている。
また、液晶ユニット60内部において、天面近傍には、ファン64が設けられており、液晶ケース62のうち、ファン64に対応する位置には、放熱孔(ファン穴)62aが形成されている。放熱孔62aは、複数の円弧状の開口部の組み合わせからなるものである。
【0020】
また、液晶ユニット60内部に実装されているファン64は、上述した、内部に設けられている液晶制御基板(図示せず)、特に、この液晶制御基板に実装されているIC及びヒートシンク等や、液晶本体61を放熱するためのものであり、下方から上方に向かって空気を送る送風装置である。したがって、図示しないが、液晶ユニット60のうち、液晶ケース62の底面側には、吸気孔が形成されており、ファン64によってこの吸気孔から液晶ユニット60内部に空気を取り入れるとともに、放熱孔62aから排出するように形成されている。したがって、液晶ユニット60内部では、高温となった空気は上側(ファン64側)に溜まるので、放熱孔62aを液晶ユニット60の天面側に設けたことにより、放熱効果を高めている。
【0021】
制御基板ケース30は、ほぼ枠状に形成されたものであり、この枠状の内部に液晶ユニット60が嵌合される。そして、制御基板ケース30内に液晶ユニット60が配置されると、制御基板ケース30の外周壁部31が液晶ユニット60の側面を覆うようになる。
【0022】
制御基板ケース30の外周壁部31のうち、底部には、ほぼ小判型状の穴(長穴)を複数並設した空気穴32(通風口)が形成されている。この空気穴32は、図柄表示装置10の吸気孔の役割を果たすものである。そして、液晶ユニット60が制御基板ケース30内に装着されると、液晶ユニット60の底面側に形成されている、上述した吸気孔が、この空気穴32上に配置される。
【0023】
さらにまた、制御基板ケース30の空気穴32に対向する位置には、外周壁部31の一部をほぼ凹状に切り欠くように形成された切欠き部34が形成されている。この切欠き部34は、液晶ユニット60の放熱孔62aを露出させるためのものである。液晶ユニット60が制御基板ケース30内に装着されると、液晶ユニット60の放熱孔62aは、切欠き部34内に配置される。これにより、放熱孔62aの周囲が、制御基板ケース30の外周壁部31の壁面によって囲まれた状態となる。
【0024】
また、図3〜図5に示すように、制御基板ケース30の左右側縁部には、それぞれ2箇所の取付部35が設けられている。取付部35の略中央には、穴35aが形成されている。穴35aは、図柄表示装置10を弾球遊技機1に取り付けるための穴である。この穴35aにネジが挿入され、弾球遊技機1側に設けられたネジ穴(図示せず)にネジ止めされることで、図1に示すように、図柄表示装置10が弾球遊技機1に固定される。
【0025】
さらにまた、制御基板カバー40は、制御基板ケース30側(前方側)が開口面となった、ほぼ箱形に(断面が凹状に)形成されたものであり、その内部にサブ制御基板50を収納できる大きさに形成されている。また、図4及び図5に示すように、制御基板カバー40の正面壁41には、サブ制御基板50に設けられたコネクタ51(図4参照)を外部に露出させるためのコネクタ窓41aが形成されている。よって、コネクタ窓41aを介して図柄表示装置10の外側からサブ制御基板50のコネクタ51にハーネス等を抜き差しが可能となっている。
【0026】
また、図4に示すように、制御基板カバー40の正面壁41には、空気穴41bが形成されている。空気穴41bは、正面壁41の上方部において略帯状の領域に形成されている。空気穴41bは、円形又は四角形等の微小穴を多数整列させたものであり、図柄表示装置10のの内外で空気が流通するようにし、サブ制御基板50の熱を外部に放出する放熱効果を高めるためのものである。
【0027】
さらにまた、図5に示すように、制御基板カバー40の4角部(図5では、1箇所のみが見えている)には、サブ制御基板50を取り付けるためのボス46が形成されており、このボス46によって、サブ制御基板50が制御基板カバー40にネジ止めされている。また、サブ制御基板50が固定されると、サブ制御基板50は、制御基板カバー40により覆われ、制御基板カバー40の外側からは、サブ制御基板50のコネクタ類51のみが露出するようになる。
【0028】
サブ制御基板50は、演出の出力を制御する基板であって、サウンドの出力、ランプ類の点灯、液晶ユニット60による画像表示等の制御を行うものである。なお、上述した液晶ユニット60の内部に設けられている液晶制御基板は、サブ制御基板50の下位に属する基板であり、液晶ユニット60の液晶表示制御を担当する基板である。サブ制御基板50と液晶制御基板とは電気的に接続され、サブ制御基板50から液晶制御基板にコマンドを送信し、液晶制御基板は、そのコマンドに基づいて液晶表示制御を行うように構成されている。
【0029】
図6は、通気孔形成部材70をより詳細に示す外観斜視図である。また、図7は、通気孔形成部材70を後方側から見た正面図である。
通気孔形成部材70は、長手方向に垂直な方向で切断したときの切断面が略L形に形成されたものである。通気孔形成部材70は、天壁部71、側壁部72及び取付部73を備える。
【0030】
取付部73は、前方側の両端部にそれぞれ設けられており、取付用の穴73aが形成されている。この穴73aからネジを挿入し、このネジを制御基板ケース30の外周壁部31の上面に形成された取付穴31a(図5参照)を貫通させるとともに、制御基板ケース30内に液晶ユニット60が装着された状態で、液晶ユニット60の天面側に形成されたネジ穴63(図5参照)にネジ止めすることにより、通気孔形成部材70は、制御基板ケース30に固定される。
【0031】
また、取付部73の下面側には、図7に示すように、下方に凸となった円筒状のボス73bが形成されている。このボス73bは、通気孔形成部材70を制御基板ケース30に取り付けるときに、制御基板ケース30の取付穴31aの近傍に形成された穴31bに入り込むことで、通気孔形成部材70を制御基板ケース30に位置決めするためのものである。
【0032】
通気孔形成部材70の天壁部71には、通気孔74が形成されている。この通気孔74は、制御基板ケース30に取り付けられたときに、液晶ユニット60の放熱孔62aに対向する位置(放熱孔62aの真上)であって、制御基板ケース30の切欠き部34上に位置するように配置される。すなわち、通気孔形成部材70は、制御基板ケース30に取り付けられると、放熱孔62aの上方部、すなわち切欠き部34を覆うように外周壁部31の上面に取り付けられる。
【0033】
ここで、図7に示すように、通気孔形成部材70の長手方向における通気孔74の両端部の裏面側には、2箇所にリブ75が形成されている。このリブ75は、通気孔形成部材70が制御基板ケース30に取り付けられたときには、切欠き部34の内側に配置される。これにより、液晶ユニット60の放熱孔62a上は、制御基板ケース30の切欠き部34と通気孔形成部材70とによって、真上に通気孔74が形成された閉空間となる。
【0034】
また、天壁部71において、前方側及び両側面側の外縁には、高さが数mm程度のガイドリブ71aが設けられている。このガイドリブ71aは、遊技球が通気孔形成部材70の天壁部71上に載ったときに、前方側や両側面側から遊技球が落下してしまうことを防止するためのものである。これに対し、天壁部71の後方側にはガイドリブ71aが設けられていないので、天壁部71上に載った遊技球は、後方側から落下することとなる。なお、図6中、2点鎖線で示すガイドリブ71bは、第2実施形態で設けられるものであり、ガイドリブ71bについては後述する。
【0035】
また、図7に示すように、天壁部71の表面は、通気孔形成部材70の長手方向(図7中、左右方向)において、上に凸となるように、曲率半径の大きい曲面(円筒面)に形成されている。これにより、天壁部71上に載った遊技球は、天壁部71の両側面に向かって転がるようになる。さらに天壁部71上の表面は、前方から後方に向かって下る傾斜面(後述する傾斜角度α)となるように形成されている。よって、天壁部71上に載った遊技球は、天壁部71の後方、すなわちガイドリブ71aが形成されていない方向に移動し、この後方側から落下するようになる。
以上により、天壁部71の表面形状は、通気孔74から遠ざかる方向に遊技球が案内されるように形成されている。
【0036】
また、通気孔74は、複数、特に本実施形態では5つの並設された開口部74aから構成されている。各開口部74aは、その長手方向にスリット状(長穴状)に延在するように形成されている。さらにまた、各開口部74aの開口幅(通気孔形成部材70の長手方向における開口部74aの幅)は、遊技球の直径より小さく形成されているので、この開口部74aから遊技球が落下してしまうことはない。
さらに、各開口部74aは、それぞれ閉じた開口領域を有している。ここで、各開口部74aを、通気孔形成部材70の天壁部71における後方側の外縁X1(図6参照)で開放された形状、すなわち通気孔74を略櫛歯状に形成すると、通気孔74の強度が弱くなるが、本実施形態のように、各開口部74aを閉じた開口領域とすれば、強度低下の問題も少なくなる。よって、通気孔74上に遊技球が落下しても、通気孔74の破損等を防止することができる。
【0037】
また、図6に示すように、各開口部74aの長手方向の一端X2側から開口部74aの開口幅を有して天壁部71における後方側の外縁X1につながる部分には、落とし込み部74bが形成されている。この落とし込み部74bの高さは、開口部74a間(図6中、X3部)から外縁X1につながる部分X4より低く形成されている。落とし込み部74bは、通気孔形成部材70の天壁部71上に載った遊技球が、開口部74aの長手方向に沿って(前方から後方に)転がったときに、開口部74aの長手方向の一端X2と遊技球とが当接し、遊技球が開口部74a上に停留してしまうことを防止するためのものである。さらに、落とし込み部74bを設けたことにより開口部74aを閉じた開口領域とすることができるので、落とし込み部74bにより通気孔74の強度を高めることができる。
【0038】
図8は、落とし込み部74bのより詳細な形状を説明する図である。図8(a)は、上述した、天壁部71の前方から後方に向かう下り傾斜面(傾斜角度α)を示した側面の断面図である。このように、天壁部71に形成された通気孔74の各開口部74aもまた、傾斜角度αを有している。なお、図中、2点鎖線で示す遊技球Aは、開口部74a内に下端近傍が入り込んだ状態を図示したものである。
【0039】
また、図8(b)は、開口部74aの開口幅(上述のように、通気孔形成部材70の長手方向における開口部74aの幅)をtとして示す平面図である。図8(b)中、2点鎖線で示す矢印は、開口部74a上に載った遊技球の転がり方向(下り方向)を示している。すなわち、図8(b)では、下側が後方側である。
さらにまた、図8(c)は、落とし込み部74b上に遊技球Aが載った状態を示す正面図である。図8(c)では、落とし込み部74bの深さ(落とし込み量)をx、遊技球Aの半径をr、遊技球Aの中心から通気孔形成部材70の天壁部71の表面までの距離をx’としている。
【0040】
この場合に(前提条件α>0において)、
(式1)x=r−x’
である。また、
(式2)x’=√(r −(t/2)
となる。
したがって、式1及び式2より、
落とし込み部の深さxが、
(式3)x>r−x’=r−√(r −(t/2)
を満たせば、遊技球Aが落とし込み部74b上を転がるときに、遊技球Aの下端(図8(c)中、Y部)と落とし込み部74bとが接触しないように、すなわち遊技球Aが落とし込み部74bによって停留しないように形成することができる。
【0041】
なお、上述したように、開口部74aの開放幅tは、遊技球Aの直径より小さければ良い。すなわち、
(式4)t<2×r
であれば良い。
【0042】
図9は、弾球遊技機1の裏面側を示す正面図であり、図1中、図柄表示装置10より上方部中央近傍をより詳細に示したものである。また、図10は、通気孔形成部材70及びその周辺近傍を示す側面の断面図である。
上述のように、遊技球は、樋101から賞球タンク3に搬入されるとともに、賞球タンク3からは、レール4によって球搬出装置5に送られる。このとき、樋101から遊技球が落下したり(図9中、遊技球A1)、賞球タンク3からこぼれ落ちたり(図9中、遊技球A2)、あるいはレール4のガイドを乗り越えてこぼれ落ちたり(図9中、遊技球A3)する場合がある。
【0043】
これらの落下した遊技球は、通気孔形成部材70の天壁71上に落ちる場合がある(図10中、遊技球A21)。
ここで、通気孔形成部材70の天壁部71は、上述したように、上に凸になって長手方向の両端側に下る傾斜面となっており、かつ後方側(制御基板カバー40側)に下る傾斜面となっている。このため、通気孔形成部材70の天壁部71に載った遊技球は、通気孔形成部材70の長手方向における両端部に送られるとともに(図9中、遊技球A4又はA5)、後方側に送られ、通気孔形成部材70の天壁部71から落下し、制御基板カバー40の天壁部42を通り(図10中、遊技球A22)、落下する(図9中、遊技球A6又はA7、及び図10中、遊技球A23)。
【0044】
あるいは、通気孔形成部材70の天壁部71の傾斜面によって通気孔形成部材70の長手方向における端部に案内される前に、通気孔74の開口部74a上に遊技球が載った場合(図9中、遊技球A8)には、開口部74aに沿って後方側に送られた後、通気孔形成部材70の天壁部71から落下する(図9中、遊技球A9)。
【0045】
このようにして、本実施形態では、通気孔形成部材70の天壁部71上に落下してきた遊技球が天壁部71上に停留することはない。さらに、たとえ通気孔74の開口部74a上に遊技球が載った場合でも、開口部74aもまた、通気孔形成部材70の天壁部71の形状に沿って後方に下る傾斜面となっているので、開口部74aに載った遊技球は、開口部74aに沿って後方に送られる。
【0046】
この場合に、遊技球は、開口部74aの後端部(図6中、一端X2)に到達すると、その位置からその開口部74aに沿って形成された落とし込み部74b上を転がり、通気孔形成部材70の外縁X1(図6)から落下する。ここで、落とし込み部74b上を遊技球が転がるときでも、上述のように、遊技球は、落とし込み部74bに当接することはないので、開口部74a上に載った遊技球を、そのまま通気孔形成部材70の外縁X1まで案内して、通気孔形成部材70の天壁部71から落下させることができる。
【0047】
また、図9に示すように、図柄表示装置10の背面(制御基板カバー40)のコネクタ窓41aからコネクタ51が露出しているが、本実施形態では、コネクタ51と通気孔74とを水平方向においてずらして配置している。すなわち、通気孔74の真下にコネクタ51が存在しないように配置している。これにより、図9において、通気孔形成部材70の天壁部71上に落下してきた遊技球のうち、コネクタ51の真上近傍に落下してきた遊技球(図9中、遊技球A10)は、通気孔形成部材70の天壁部71の傾斜面に沿って、通気孔形成部材70の長手方向における両端側、又は通気孔74に案内される。
【0048】
したがって、通気孔形成部材70の長手方向における両端部又は通気孔74から落下した遊技球は、図9から明らかであるが、コネクタ51上に落下することはない。これにより、落下してきた遊技球がコネクタ51、又はコネクタ51に接続されているハーネス等と当接し、これらの損傷や接続不良等が生じることを防止することができる。
【0049】
また、本実施形態では、コネクタ51を避けるように遊技球を落下させているが、コネクタ51以外の電子機器、あるいは弾球遊技機1裏面の構造強度が弱い部位等、遊技球が衝突すると好ましくない構成が弾球遊技機1の裏面に設けられている場合にも、その電子機器や前記部位を避けた特定位置(遊技球を落下させても問題のない位置)に、遊技球を案内するように、天壁部71の傾斜面を形成すれば良い。
【0050】
なお、通気孔形成部材70の天壁部71上から落下した遊技球は、図10に示す遊技球A22の位置で、制御基板カバー40の天壁部42上に停留する場合も想定される。しかし、仮にこの位置に遊技球が停留したとしても、通気孔形成部材70の通気孔74に影響を与えることはない(通気孔74を塞ぐことはない)ので、特に問題とならない。
【0051】
(第2実施形態)
図6中、2点鎖線部で示したガイドリブ71bを含めた通気孔形成部材70は、本発明の第2実施形態を示している。第2実施形態では、通気孔形成部材70にガイドリブ71bを設けた点のみが第1実施形態と異なり、その他は第1実施形態と同一である。
ガイドリブ71bは、通気孔形成部材70の天壁部71における外縁X1の一部に設けられている。その他の形状は、第1実施形態と同一である。このガイドリブ71bは、制御基板カバー40の正面壁41から露出しているコネクタ51の真上に位置するように設けられている。
【0052】
このように通気孔形成部材70を形成すれば、ガイドリブ71bを乗り越えない限り、ガイドリブ71bが設けられた位置から遊技球が落下することは全くなくなる。よって、コネクタ51を遊技球から確実に保護することができる。
なお、ガイドリブ71bは、通気孔形成部材70とは別部材から形成し、通気孔形成部材70に取り付けても良く、あるいは通気孔形成部材70を成形品とした場合に通気孔形成部材70に一体で形成しても良い。
【0053】
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態の図柄表示装置10’を示す斜視図であり、通気孔形成部材70’とその周辺近傍を示す図である。第3実施形態の図柄表示装置10’は、通気孔形成部材70’のみが第1及び第2実施形態と異なり、その他は第1及び第2実施形態と同一である。
【0054】
第1及び第2実施形態では、通気孔形成部材70の天壁部71は、上に凸となる曲面に形成されているが、第3実施形態の天壁部71’は、下に凸となる曲面に形成されている。また、通気孔形成部材70’の天壁部71’において、長手方向で最も下側となる位置は、通気孔74の部分である。さらにまた、通気孔形成部材70’の短手方向(前後方向)においては、第1、第2実施形態と同様に、前方から後方に下る傾斜面に形成されている。
【0055】
さらに、通気孔形成部材70’の天壁部71’における後方側の外縁X1には、通気孔74以外の部分に、ガイドリブ71a’が設けられている。すなわち、図6に示すように、第1、第2実施形態のガイドリブ71aは、天壁部71の前方側及び両側面側にのみ設けられ、後方側の外縁X1には設けていない。これに対し、第3実施形態のガイドリブ71a’は、後方側の外縁X1のうち通気孔74が形成されている部分を除いて、天壁部71’の外周に形成されている。
【0056】
以上の通気孔形成部材70’においては、図11に示すように、通気孔形成部材70’の天壁部71’上に載った遊技球(図11中、遊技球A31及びA32)は、図11中、2点鎖線の矢印で示すように、天壁部71’の傾斜面によって通気孔74側及び後方側に案内される。そして、通気孔74の開口部74a上に載ると(図11中、遊技球A33)、その開口部74aに沿って案内され、後方から落下する(図11中、遊技球A34)。
【0057】
また、ガイドリブ71a’を乗り越えない限り、ガイドリブ71a’が設けられている部分から遊技球が落下することはないので、ほとんどの場合、遊技球は、通気孔74の開口部74aに沿って後方に案内され、落下する。
これにより、第1、第2実施形態と同様に、通気孔形成部材70’の天壁部71’上から落下した遊技球が制御基板カバー40から露出しているコネクタ51に接触することはない。
【0058】
(第4実施形態)
図12は、第4実施形態の弾球遊技機1’を示す裏面側の斜視図である。第4実施形態の図柄表示装置10”では、第1〜第3実施形態で示したような通気孔形成部材70等は設けられていない。第4実施形態の通気孔形成部材70”は、弾球遊技機1’の裏面に直接取り付けられている。
【0059】
通気孔形成部材70”は、図柄表示装置10”の上方部を覆うように取り付けられている。また、通気孔形成部材70”の通気孔74は、上記第1〜第3実施形態と同様の開口部74aを並設したものであるが、開口部74aの長手方向は、通気孔形成部材70”の長手方向である。さらにまた、開口部74aの長手方向における、図12中、左側端部には、上記第1〜第3実施形態と同様に、落とし込み部74b’が形成されている。この落とし込み部74b’は、昇り斜面状に形成され、左側に向かうに従ってその高さが高くなり、最後には天壁部71”の表面と一致するように形成されている。
【0060】
さらに、通気孔形成部材70”の天壁部71”は、図12中、左側に下る傾斜面となるように形成されている。これにより、通気孔形成部材70”の天壁部71”上に落下した遊技球は、通気孔形成部材70”の天壁部71”において、主として左側外縁から落下するようになる。また、遊技球が開口部74a上に沿って図12中、左方向に転がった場合でも、落とし込み部74b’が設けられているので、開口部74aの図12中、左側端部に停留してしまうことはない。よって、遊技球が通気孔形成部材70”の天壁部71”上に停留し、通気孔74を塞いでしまうことはない。このような形態であれば天壁部71”内に熱気がこもることなく、さらに、開口部74aを設けたことによってファン64の排気をより効率良くすることができる。
なお、第4実施形態は、従来の遊技機裏面全体を覆うカバー体に対しても適用することが可能である。すなわち、従来のカバー体の上方部を、第4実施形態の通気孔形成部材70”の形状としても良い。
【0061】
この第4実施形態に示すように、通気孔形成部材は、図柄表示装置に取り付けたものに限らず、弾球遊技機に直接取り付けたものであっても良い。
なお、第4実施形態において、通気孔形成部材70”は、図柄表示装置10”の上方部を覆う大きさであれば、メンテナンスの容易化等の観点から、極力小さい方が好ましい。
【0062】
また、第1〜第4実施形態のいずれにおいても、通気孔形成部材70〜70”は、図柄表示装置10〜10”又は弾球遊技機1〜1’から着脱可能である。よって、通気孔形成部材70〜70”を取り外した上でメンテナンスを行うことができるので、メンテナンスの容易化を図ることができる。
【0063】
さらにまた、図柄表示装置10〜10”は、メダルを遊技媒体とするスロットマシンに取り付けられ、そのスロットマシンの演出用画像を表示するために用いられる場合がある。
図柄表示装置10〜10”がスロットマシンに設けられる場合は、通気孔74が遊技球によって塞がれてしまうことはあり得ないので、この場合には、通気孔形成部材70〜70”を取り付けないようにすれば良い。そして、本実施形態のように弾球遊技機1〜1’に図柄表示装置10〜10”を取り付けるときのみそれぞれ通気孔形成部材70〜70”を設ければ、スロットマシンと弾球遊技機1〜1’との間で図柄表示装置10〜10”の共用化を図ることができる。さらに、弾球遊技機1〜1’の場合のみ通気孔形成部材70〜70”を設けることで、部品点数の削減等のコスト低減を図ることができる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、放熱孔の周囲が壁面によって囲まれている場合であっても、その壁面によって囲まれた部分、すなわち放熱孔の上部に、落下してきた遊技球が停留してしまうことを防止することができる。また、放熱孔から排出された熱気を、通気孔を通して外部に逃がすことができる。
また、通気孔から落下した遊技球は、コネクタと接触しないので、コネクタの損傷等を生じることを防止することができる。
さらにまた、請求項2の発明によれば、遊技球は、通気孔形成部材の天壁部上において通気孔側に案内され、この通気孔の後方側から落下することが多くなるが、その真下にコネクタが配置されていないので、コネクタと衝突することを防止することができる。
さらに、請求項3の発明によれば、落とし込み部により、開口部の後方端で遊技球が停留してしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における弾球遊技機全体を示す裏面側の正面図である。
【図2】弾球遊技機を並設した島の概略を示す前方側(遊技者側)から見た正面図である。
【図3】弾球遊技機に設けられている図柄表示装置単体を示す図であり、前方側(遊技者側)から見た図である。
【図4】弾球遊技機に設けられている図柄表示装置単体を示す図であり、後方側(背後側)から見た図である。
【図5】図柄表示装置を、代表的なユニットに分解して示す斜視図であり、図3と同じ方向から見た図である。
【図6】通気孔形成部材をより詳細に示す外観斜視図である。
【図7】通気孔形成部材を後面側から見た正面図である。
【図8】落とし込み部のより詳細な形状を説明する図である。
【図9】弾球遊技機の裏面側を示す正面図であり、図1中、図柄表示装置より上方部中央近傍をより詳細に示したものである。
【図10】通気孔形成部材及びその周辺近傍を示す側面の断面図である。
【図11】本発明の第3実施形態の図柄表示装置を示す斜視図であり、通気孔形成部材とその周辺近傍を示す図である。
【図12】第4実施形態の弾球遊技機を示す裏面側の斜視図である。
【符号の説明】
1、1’ 弾球遊技機
2 メイン制御基板
3 賞球タンク
3a 開口部
4 レール
5 球搬出装置
10、10’、10” 図柄表示装置
30 制御基板ケース
31 外周壁部
31a 取付穴
31b 穴
32 空気穴
34 切欠き部
35 取付部
35a 穴
40 制御基板カバー
41 正面壁
41a コネクタ窓
41b 空気穴
42 天壁部
46 ボス
50 サブ制御基板
51 コネクタ
60 液晶ユニット
61 液晶本体
62 液晶ケース
62a 放熱孔
63 ネジ穴
64 ファン
70、70’、70” 通気孔形成部材
71、71’、71” 天壁部
71a、71a’、71b ガイドリブ
72 側壁部
73 取付部
73a 穴
73b ボス
74 通気孔
74a 開口部
74b、74b’ 落とし込み部
75 リブ
100 島
101 樋
102 球搬入部
103 回収箱
103a 筒部
A、A1〜A10、A21〜A23、A31〜A34 遊技球
X1 通気孔形成部材70の天壁部71における後方側の外縁
X2 開口部74aの長手方向の一端
X3 開口部74a間
X4 開口部74a間X3から外縁X1につながる部分
Y 遊技球Aの下端
r 遊技球Aの半径
t 開口部74aの開口幅(通気孔形成部材70の長手方向における開口部74aの幅)
x 落とし込み部74bの深さ(落とし込み量)
x’ 遊技球Aの中心から通気孔形成部材70の天壁部71の表面までの距離
α 傾斜角度

Claims (3)

  1. 天面側に放熱孔が形成された電子機器を備える弾球遊技機であって、
    前記放熱孔の周囲の少なくとも一部は、壁面によって囲まれており、
    前記放熱孔の上方部を覆うように前記壁面の上部に設けられ、前記放熱孔に対向する位置に通気孔を有する通気孔形成部材を備え、
    前記通気孔形成部材の天壁部は、前記弾球遊技機の前方から後方に向かって下る傾斜面となるように形成され、
    前記通気孔形成部材の前記天壁部の長手方向は、前記天壁部の前記傾斜面の下り方向に対して垂直方向であり、
    前記通気孔は、前記通気孔形成部材の前記天壁部においてその長手方向の一部の範囲に形成され、
    前記通気孔は、複数の開口部が並設されたものであり、
    各前記開口部は、遊技球の直径より小さい開口幅を有し、前記天壁部の傾斜面の下り方向が長手方向となるようにスリット状に形成され、
    前記電子機器の後面には、コネクタが設けられ、
    前記通気孔の真下を避けた位置に前記コネクタを配置することにより、
    遊技球が前記開口部上に載り、前記天壁部の傾斜面の下り方向に沿って前記開口部の長手方向に転がり、前記天壁部から落下したときに、その遊技球と前記コネクタとが接触しないように前記コネクタを配置した
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    前記通気孔形成部材の前記天壁部は、長手方向において下に凸となる傾斜面に形成されており、
    前記天壁部の長手方向において最も低い位置は前記通気孔が形成された部分である
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機において、
    各前記開口部の後方側端部は、前記通気孔形成部材の前記天壁部の後方側の外縁まで到達しないように形成されており、
    各前記開口部の後方側端部から前記通気孔形成部材の前記天壁部の後方側の外縁までの間であって前記開口部の開口幅の範囲には、前記天壁部の表面よりも高さを低くした落とし込み部が形成されており、
    遊技球が前記開口部上に載り、前記開口部の長手方向に転がり、前記落とし込み部上を通過するときに、遊技球の下端と、前記落とし込み部の上面とが接触しないように形成されている
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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