JP4319599B2 - 伝送線路実装体、およびインターフェイスモジュール付lsiパッケージ - Google Patents

伝送線路実装体、およびインターフェイスモジュール付lsiパッケージ Download PDF

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Description

本発明は、高速LSI実装に適用する伝送線路実装体、およびインターフェイスモジュール付LSIパッケージに関する。
バイポーラトランジスタや電界効果トランジスタ等の電子デバイスの性能向上により、大規模集積回路(LSI)の飛躍的な動作速度向上が図られてきている。しかしながら、LSI内部動作が高速化されても、それを実装するプリント基板上の動作速度はLSIの内部動作より低く抑えられている。これは動作周波数の上昇に伴う電気配線の伝送損失や雑音、電磁障害の増大に起因するものであり、信号品質を確保するため長い配線ほど動作周波数を低く抑える必然性によるものである。即ち、電気配線装置においてはLSI動作速度より実装技術がシステム速度を支配するという傾向が近年益々強まってきている。
このような電気配線装置の問題を鑑み、LSIを光で接続する光配線装置が幾つか提案されている。光配線は、直流から100GHz以上の周波数で損失の周波数依存性が殆ど無く、配線路の電磁障害や接地電位変動雑音も無いため、数10Gbpsの配線が容易に実現できる。この種のLSI間光配線として、例えば非特許文献1などが知られており、信号処理LSIを搭載したインターポーザに高速信号を外部配線するためのインターフェイスモジュールを直接搭載した構造が提案されている。
図18に、非特許文献1の従来技術によるLSIパッケージのボード実装、即ち、伝送線路実装体の例を説明する。図18において、101は実装基板、102はLSIパッケージ基板、103はLSIチップ、104は半田ボール、105は光インターフェース、106は光ファイバであり、左右に2つのLSIパッケージが搭載され、その間を伝送線路の空中配線が行われている様子を示している。
Takashi Yoshikawa , Optical-interconnection as an IP macro of a CMOS Library, IEEE HOT9 Interconnects. Symposium on High Performance Interconnects, 2001, P.P.31-5
しかしながら、非特許文献1の従来例のようなLSIパッケージにおいては、その実装ボードの搭載において空中配線する伝送線路の線路長制御が難しいという問題があった。即ち、LSIパッケージのレイアウト設計に合せて伝送線路の長さを決定し、コネクタやLSIパッケージへの取り付け代を考慮して伝送線路の所定長切断と取り付けを行うが、その際、加工誤差を全く零にするということは困難であり、多少の長さ誤差が生じるのが一般的である。また、実装ボードと伝送線路との熱膨張係数の差によっては、周囲の温度変化によってLSIパッケージ間、即ち、ボードから見た配線長と、伝送線路長との相対誤差が生じてしまう。従って、このような実装体における伝送線路は、所定長さより長めに作成せざるを得なかったが、その余長により生じる伝送線路のたわみに対し適切な処理が施されていなかった。
このような伝送線路実装体において、上記したような伝送線路長の作成誤差はどうしても避けられない。伝送線路が配線長より短い場合、伝送線路によりLSIパッケージが引っ張られることになり、LSIパッケージの搭載不良を引き起こしたり、光インターフェース、または伝送線路が破損したりするなどの障害が生じる。このため、所定の配線長より長めの伝送線路を用いることになり、その余長により図18のような伝送線路のたわみが生じる。
この余長により生じる撓みが数10mmになると、空中配線の伝送線路が実装ボードの他の部品に引っ掛かったり、冷却ファンによる冷却風で共鳴振動を起こしたりして、根元部分で伝送線路が破損することもある。
本発明は、上記のような従来技術の問題を考慮して成されたものであり、余長の適切な設定と撓み処理により、空中配線伝送線路などの破損を防止し、同時に伝送線路実装体の製造歩留りおよび信頼性の向上を図ることができる。即ち、本発明は簡易な構成で良好な信頼性の伝送線路実装体、およびインターフェイスモジュール付LSIパッケージの提供を目的としている。
本発明の一の形態によれば、実装基板と、前記実装基板上の第1の配線ポイントから前記実装基板上の第2の配線ポイントに空中配線され、横長にアレイ配列され、前記第1の配線ポイントから前記第2の配線ポイントの間に形成されたねじれ部および蛇行部を有するリボン光伝送線路とを具備することを特徴とする伝送線路実装体が提供される。
本発明の他の形態によれば、実装基板と、前記実装基板上に設けられた信号処理LSIと、前記信号処理LSIが搭載され且つ実装ボード接続用電気端子を有するインターポーザと、前記実装基板上の第1の配線ポイントから前記実装基板上の第2の配線ポイントに空中配線され、高速信号を外部配線するための光導波体のアレイからなるリボン光伝送線路を有するインターフェイスモジュールとを備え、前記インターポーザ及び前記インターフェイスモジュールとが機械的接触により電気的に接続される電気接続端子を有し、前記リボン光伝送線路がねじれ部および蛇行部を有することを特徴とするインターフェイスモジュール付LSIパッケージが提供される。
本発明の一の形態の伝送線路実装体、本発明の他の形態のインターフェイスモジュール付LSIパッケージによれば、実装基板上の伝送線路が極端に大きく撓むようなことがなく、且つ伝送線路が所定長さより短くなって破損するなどの問題もなくなるので、高速LSIチップ間の伝送線路を空中配線で行っても、歩留りおよび信頼性の高い伝送線路実装体が実現でき、情報通信機器等の高度化に大きく貢献することができる。
本発明の骨子は、伝送線路の余長と撓みの関係を定量的に扱い、その余長の限定と撓み部分の適切な処理により、上記した課題を解決するものである。以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明していく。実施形態では、主に伝送線路として光ファイバを用いる例を示していくが、これは細径同軸線路でも構わないことは述べるまでも無い。
(第1の実施形態)
図17は、第1の実施形態におけるインターフェイスモジュール付LSIパッケージの概略構成図である。図17の20はインターフェイス付LSIパッケージであり、21は信号処理LSI、22はインターポーザ基板、23は半田ボール、24は電気接続端子、25はインターフェイスモジュール、26は配線、27は光素子駆動IC、28は光電変換部、29は光ファイバ(光伝送線路)、30はヒートシンク、31は冷却ファンである。
インターポーザ22は、実装ボード(図示せず)に電気的に接続するための半田ボール23、および電気接続端子24を備えている。インターフェイスモジュール25は、電気接続端子24と機械的に接触することにより電気接続端子24と電気的に接続される電気接続端子(図示せず)、配線26、光素子駆動IC27、光電変換部28、および光ファイバ29から構成されている。
信号処理LSI21からの高速信号は、半田ボール23を通じて実装基板に供給されるのではなく、電気接続端子24及び配線26を通じて光素子駆動IC27に供給される。そして、光電変換部28により光信号となり、光ファイバ29に与えられる。なお、高速信号以外の信号は、半田ボール23を通じて実装基板に供給される。
このパッケージは、信号処理LSI21が搭載されたインターポーザ基板22上に、インターフェイスモジュール25を後から搭載できる。更に、その上にヒートシンク30、冷却ファン31が搭載されて、信号処理LSI21の放熱が可能となる。
このように構成されたインターフェイスモジュール付LSIパッケージ20は、既存の生産ラインで作製された実装基板に、既存の実装装置(リフロー装置など)を用いてLSI実装を行うのと全く同様の手順及び条件によって、ボード実装することができる。即ち、先に信号処理LSI21を搭載したインターポーザ基板22を他の電子部品とともに既存方法を用いて実装基板に実装し、その後にインターフェイスモジュール25を上から被せて固定(例えばネジ止めや接着剤固定)すれば図17の構造が実装基板上に構成できる。このとき、インターポーザ基板22をボード実装する工程までは、既存量産ラインを一切変更することなく生産可能であり、光配線ボードを構築するために特有の作業はインターフェイスモジュール25を搭載する作業だけとなる。しかも、インターフェイスモジュール25を上から被せて固定する工程は、特別な高精度位置合わせ(例えば±10μm)を必要とするものではなく、一般的な電気コネクタの精度があれば十分であり、それほど実装工程のコストを増加させるものではない。即ち、既存の安価な実装基板(例えばガラスエポキシ基板など)と既存の実装方法を用い、一般的にボード電気配線で実現困難な高速配線(例えば1つの配線あたり20Gbps)を有する高速ボードが実現可能となる。
図18で示したような伝送線路106の空中配線のたわみは意外に大きく、例えば、配線長20cmの場合、わずかに1mmの誤差(伝送線路長201mm)において約9mmもの撓みが生じることが発明者らの実測結果から得られた。この定量的な解析は後述するが、20cmに対する1mmは僅か0.5%の誤差であり、通常の製造誤差としてはそれほど極端に大きなものではない。しかしながら、その効果(撓み高さ)は、約4.5%と10倍近い変化が現れることが判明した。これを放置することは、前述のような実装体としての信頼性などに深刻な影響をもたらしてしまう。これを解決する実施形態を図1に示す。
図1は本発明の第1の実施形態における伝送線路実装体の概略構成図であり、左右2つのインターフェイスモジュール付LSIパッケージを同一の実装基板(ボード)上に搭載し、その間の高速配線を伝送線路の空中配線で行っている。図1において、1は伝送線路実装体、2は実装基板、3はLSIパッケージ基板(インターポーザなど)、4はLSIチップ、5は半田ボール、6はインターフェイスモジュール、7は光ファイバ、8はフックである。
LSIパッケージ基板3は、実装基板2上に半田ボール5を介して搭載されており、LSIチップ4およびインターフェイスモジュール6は、LSIパッケージ基板3上に搭載されている。インターフェイスモジュール6は、光ファイバ7により接続されている。
光ファイバ7は、実装基板2上の第1の配線ポイントAから実装基板2上の第2の配線ポイントBに空中配線されている。光ファイバ7の長さは、第1の配線ポイントAから第2の配線ポイントBまでの最短配線長より最短配線長の2%以上20%以下の範囲で長くなっている。
光ファイバ7は、光ファイバ7を実装基板2に引寄せるフック8に引っ掛けられている。具体的には、光ファイバ7は、フック8に引っ掛けられている部分の光ファイバ7の高さが第1の配線ポイントAから第2の配線ポイントBへの直線配線高さ以下の高さになるようにフック8に引っ掛けられている。フック8は、実装基板2の表面に空きスペースがあれば両面テープなどの固定部材で実装基板2に光ファイバ7を固定する構成であっても構わない。
図2は、実装基板2に対するフック8の取り付け例を示すであり、フック8は先端に引っ掛け部が形成されたL字ピン(鉤型ピン)である。フック8は、実装基板11に形成されたスルーホール等に半田9により固定されている。フック8の固定方法はねじ止めなどでも構わないが、図2のように半田付けすると、他の部品と一緒に半田リフローで簡易に固定することができる。
図1のような構成とすることでどのような効果が得られるか、図3,図4を用いて説明する。図3は第1の実施形態における光ファイバの撓みを説明する説明図であり、図4は第1の実施形態における光ファイバの撓み量の計算結果を示したグラフである。リボン光ファイバのようなアレイファイバの場合も、アレイ配列方向と直交する方向にのみ撓む場合、ほぼ同一の結果が得られる。
まず、図3に示すように、空中配線される光ファイバ(リボン)の元の長さをLと定義する。そして、軸方向に光ファイバを押圧して座屈した光ファイバの撓み高さをh、そのとき光ファイバ端が押圧により移動した距離をδLとする。このような撓みの曲線は、撓み微分方程式を解くことで正確な値が求められるが、光ファイバリボン厚みを理想値(厚みゼロ)と近似し、その長さが座屈前後で変わらないとして3つの同一曲率カーブの合成により近似することで、h=SQRT(L・δL・3/8)、という近似関係式が得られた。ここで、SQRTは平方根(√)を表している。この近似式により、L=20cmの場合の撓み高さを求めた結果が図4のグラフであり、実際の測定結果(0.1mm厚リボンシートの撓み高さ)を誤差範囲つきポイントで同時に示した。
この結果から上記近似式は、Lの0.5%(δL=1mm)から10%(δL=20mm)まで殆ど実測結果と合っており、15%(δL=30mm)程度までの挙動を解析するには十分な近似であることが分った。上記の近似式は、導出過程において三角関数部を級数展開近似しているが、図4のδLの大きい部分での誤差は三角関数の近似(sinθ〜θ)による誤差と同様な結果と考えられる。
図4から分ることは、配線長誤差による撓み量が、配線長誤差の小さい領域で変化率が大きく配線長誤差の大きいところで変化率が小さいこと、その関係が配線長誤差の平方根にほぼ比例することなどである。また、上記近似式から、撓み量の絶対値は配線長の平方根にも比例するため、配線長の絶対値を小さくすることで撓み量も小さくできることが分る。そこで、本実施形態に戻るが、図1では光ファイバ7をフック8により2点クランプして撓みを抑えている。これを具体的実例に当てはめて実施例を示す。
近年のブロードバンドアクセスネットワークの発展により、情報提供サービス等の所謂IT(Information Technology)産業が非常に急速な発展を遂げている。ここで重要となるのがデータサーバーであり、莫大なユーザーの多種同時アクセスにも耐えうるシステムとして、アレイサーバーが大きな需要を示している。アレイサーバーは1つのサーバーで巨大データを蓄積配信するのではなく、中容量(〜100GB)程度のデータサーバーを数10台から数100台並列稼動させ、多種のデータ要求に並列的な動作で対応することで総合的なデータ配信効率を巨大化させるシステムである。このようなアレイサーバーの構築には非常に大きな設置スペースが必要となり、単位スペースあたりのサーバー収納台数がサービスコストの重要ファクターにもなる。そこで一般に用いられるアレイサーバーのハードウェア方式がブレードサーバーであり、これは1枚ボードにサーバーシステム機能を全て収納した単位サーバー(ブレード)をラックに多数並列実装することでサーバー台数の高密度化を実現する形式のアレイサーバーである。
ブレードサーバーの高密度化のため、最近は1U(実装の単位規格、1.75インチ、44.45mm)幅のブレードが用いられるようになってきた。1Uの中でサーバーシステムを構築するためにはボードへの両面実装が必須であり、ブレードの機械的ケース収納余裕を5mm、実装ボードの厚さおよび半田付け高さの合計が約5mmとすると、ボード実装高さは約35mmとなり、両面均等配置とすると最大の実装高さは約17.5mmとなる。ここに図1のインターフェイスモジュール付LSIパッケージを実装し、その配線長を20cmとすると、配線長の余裕を制御可能な最小値として2%(4mm)に絞っても伝送線路の撓み高さは図4より17.3mmとなり、LSIパッケージ厚およびインターフェイスモジュール厚を考慮した数mmが1Uに収納可能範囲からはみ出してしまう。従って、従来の技術であれば、配線長誤差管理を更に厳しく、例えば1%(2mm)以下とするか、配線長を最大10cmに限定して配線超誤差を4%(4mm)以下に管理するという対処が必要であるが、実用上これでは伝送線路の空中配線の利点はあまり無い。
これに対し本発明は、例えば配線長を20cm以上、配線長余裕を4mm以上としても問題が無い。即ち、図1のように伝送線路の一部をフックに引っ掛けることで撓み高さの絶対量を抑制できる。例として、配線長L=20cm、配線長誤差δL=4mmの場合、フリー状態での撓み高さhは17.3mmであるが、第1の配線ポイントAから第2の配線ポイントBまでの直線距離を2等分する位置にフックを配置し、かつ伝送線路が同じ高さになるようにフックで伝送線路を引っ掛けた場合には、伝送線路の撓みにより山が2つ形成され、山1つ当たりの撓み高さhは8.7mm(L=10cm、δL=2mmと同等)となる。また、この状態のものから片方の山の撓み高さがh=0となるように他方の山の方に伝送線路を引き寄せた場合には、山が1つとなり、その山の撓み高さhは、12.2mm(L=10cm、δL=4mmと同等)となる。これらは、どちらも1Uに収納可能範囲の撓み高さである。なお、上記と反対の山の撓み高さがh>0となるように伝送線路を引き寄せた場合であっても、同様に撓み高さが12.2mmを超えないことは言うまでも無い。
更に図1のように、第1の配線ポイントAから第2の配線ポイントBまでの直線距離を3等分する位置にフックをそれぞれ配置し、かつ伝送線路が同じ高さになるようにフックで伝送線路を引っ掛けた場合には、伝送線路の撓みにより山が3つ形成され、山1つ当たりの撓み高さhは5.8mm(L=6.7cm、δL=1.3mmと同等)となる。また、この状態のものから2つの山の撓み高さがh=0となるように残り1つの山の方に伝送線路を引き寄せた場合には、山が1つとなり、その山の撓み高さhは、10mm(L=6.7cm、δL=4mmと同等)となる。これらは、いずれも1Uに収納可能範囲の撓み高さである。なお、いずれの山に撓みを集中させたとしても1つの山に伝送線路を引き寄せた場合の撓み高さである10mmを超えないことは言うまでも無い。これにより、前記した1Uへの最大実装高さより十分低い撓み高さで伝送線路の空中配線が可能になる。
なお、複数のフックによる撓み高さを最小にするには、各フック間の配線長誤差を均等に分配すればよいが、これにはフックを用いるより、伝送線路を均等に分配して実装基板に両面テープなどで固定する方法が確実である。但し、実装基板表面にその固定スペースが無い場合等、基板面から搭載部品分を浮かした位置でフックに固定、または固定部に搭載されている部品の上部に固定しても良い。
次に、配線長誤差を大きくしていった場合、撓み高さを同様に抑えていく例の限界例を示す。配線長誤差δLを大きくし、フック部数を増やしていくと、撓み部分の撓み曲率が小さくなっていってしまう。そのため、光ファイバなど、最小曲率が決められている伝送線路はその曲率以内となるように設定する必要がある。例えば、配線長が20cmの例において、配線長誤差を20%(δL=40mm)とすると、配線長(ボード上の距離)と伝送線路長さLは明らかに違ってくるため、Lの扱いを厳密にL=240mm(即ち、L=200mm、δL=40mmではなく、L=240mm、δL=40mm)として計算する必要が出てくる。この場合、フリーの撓み高さは前述の近似式で60mm、実測で約54mmであり、近似計算式も適用が難しくなってくる。そこで、主に実測結果を用いて説明していくが、前述のように1U実装を行うための条件を検討した結果、フックの設置箇所を4箇所とし、均等分配、即ち、それぞれフックで伝送線路をh=0の高さに固定すれば最大の撓み高さが実測で15mm(L=60mm、δL=10mm、配線長50mmと同等)と何とか1U実装にぎりぎり収められる高さになることが分った。ところが、その時の撓み曲率を調べてみると、実測で約半径14mmという値になることが判明した。この値は、一般的光ファイバの最小保証曲げ半径30mmより小さく、近年、宅内配線用に最適化された高曲げ耐性ファイバの最小保証曲げ半径15mmよりやや小さい値になる。従って、光ファイバの特性上からは、これ以上の配線長誤差は好ましくなく、上記のように配線長誤差は20%以内とすることが妥当である。
以上のように、本発明の適用範囲は配線長制御や伝送線路の取り扱いから配線長の2%以上、伝送線路の撓み曲率の限界から配線長の20%以内、といった配線長誤差に収めることが望ましいものである。また、伝送線路は、配線長の4%以上10%以内に収めることがより望ましい。
(第2の実施形態)
図5(a)は本発明の第2の実施形態における伝送線路実装体の概略構成を示す上面図であり、図5(b)は本発明の第2の実施形態における伝送線路実装体の概略構成を示す断面図であり、空中配線した伝送線路の撓み部が、冷却ファンの冷却風によって振動破損することを防ぐ実施例である。図5(a)及び図5(b)において、10はヒートシンク、11は風よけカバーであり、他は第1の実施形態と同様である。
フック8は、実装基板2の表面に空きスペースがあれば両面テープなどで実装基板2に光ファイバ7を固定する構成であっても構わない。図5(a)および図5(b)に示されるように、ヒートシンク10は、リテーナー(図示せず)などによりLSIチップ4に密着されており、図17のように冷却ファン31を更に有していても構わない。
風よけカバー11は、第1の配線ポイントAから第2の配線ポイントBに至る領域に設けられている。風よけカバー11は、例えばポリエチレン樹脂やPETボトルのリサイクル樹脂など、低コスト樹脂の成形品でも構わないものであり、ヒートシンク10の取り付け部に開口部(窓)を有し、光ファイバ7の空中配線部をヒートシンク10の放熱フィンより低い位置でカバーしていれば形状は比較的任意である。
このように風よけカバー11を設けることで、空中配線された光ファイバ7等の伝送線路が風で振動して取り付け部の疲労損傷を起こすことを防止できる。また、実装基板2上の凹凸をカバーすることで、全体的な冷却風の流れを良好にする効果も有しており、システムの冷却効率向上や省エネルギー化にも効果を有する。尚、風よけカバー11の内側に搭載された部品も多少の放熱が必要となる場合があり、その場合、風よけカバー11の一部に開口部を設け、主たる強制冷却風が直接伝送線路にあたらないよう設計して対応することが可能である。
(第3の実施形態)
図6は本発明の第3の実施形態における伝送線路実装体を示す構成図であり、図1で示した光ファイバの撓みをフックにより固定したものを、実装基板の開口を通すことで代用する例である。図6において、2aは実装基板の開口部、12は接続器(コネクタ、スプライサなど)、12aは接続器の実装基板固定具(例えば両面テープ)であり、他は第1の実施形態と同様である。
図6に示されるように一方のLSIパッケージ基板3等は実装基板2の表面側に搭載されており、他方のLSIパッケージ基板3等は実装基板2の裏面側に搭載されている。実装基板2には、光ファイバ7を通すための開口部2aが形成されており、光ファイバ7は開口部2aを介して実装基板2の表面側から裏面側に引き出されている。なお、開口部2aは実装基板2の少なくとも1箇所以上形成されていればよく、複数形成されていてもよい。
接続器12は第1の配線ポイントAと第2の第2の配線ポイントBとの間に位置しており、実装基板2の裏面側に設置されている。ここで、本実施形態では光ファイバ7は2本使用されており、接続器12で接続されている。
このような構成は、実装基板2の表面側から実装基板2の裏面側に光ファイバ7等の伝送線路の空中配線を行う場合に適用できる。また、伝送線路の取り付け構成、例えば、インターフェイスモジュールに伝送線路が固定されている所謂ピグテール形式の場合など、実装基板2の開口部2aを最小限に収めるよう、接続器12を用いた中継を設ける必要がある。但し、伝送線路が後付けでインターフェイスモジュールに接続可能な場合や、インターフェイスモジュールを通すのに十分な開口部2aが設けられる場合などは必ずしも接続器12は必要ない。このような構成とすることで、伝送線路に自然と撓み部が形成され、配線長誤差による撓みが図のS字型撓み部分で吸収される。
(第4の実施形態)
図7は本発明の第4の実施形態における伝送線路実装体を示す構成図であり、図1で示した光ファイバの撓みをフックにより固定したものを、実装基板の開口を通すことで代用する例である。図7において、2aは実装基板の開口部、12は接続器(コネクタ、スプライサなど)、12aは接続器の実装基板固定具(例えば両面テープ)であり、他は第1の実施形態と同様である。
図7に示されるように実装基板2には、光ファイバ7を通すための開口部2aが2箇所に形成されており、光ファイバ7は開口部2aを介して実装基板2の表面側から裏面側に引き出され、さらに開口部2aを介して再び実装基板2の表面側に引き出されている。
接続器12は第1の配線ポイントAと第2の第2の配線ポイントBとの間に位置しており、実装基板2の裏面側に設置されている。ここで、本実施形態では光ファイバ7は2本使用されており、接続器12で接続されている。
このような構成は、伝送線路取り付け構成、例えばインターフェイスモジュールに伝送線路が固定されている所謂ピグテール形式の場合など、実装基板2の開口部2aを最小限に収めるよう、接続器12を用いた中継部分を設ける必要がある。但し、伝送線路が後付けでインターフェイスモジュールに接続可能な場合や、インターフェイスモジュールを通すのに十分な開口が設けられる場合などは必ずしも接続器12は必要なく、代わりにフック8を設ければよい。このような構成とすることで、伝送線路に自然と撓み部が形成され、配線長誤差による撓みが図7のS字型撓み部分で吸収される。
(第5の実施形態)
図8は本発明の第5の実施形態における伝送線路実装体を示す構成図であり、図1で示した光ファイバの撓みを接続器に設けたフックで吸収する例である。図8において、12は接続器(コネクタ、スプライサなど)、12aは接続器の実装基板固定具(例えば両面テープ)であり、12bは接続器のフックであり、他は第1の実施形態と同様である。
図8に示されるように接続器12は第1の配線ポイントAと第2の第2の配線ポイントBとの間に位置しており、実装基板2の表面側に設置されている。ここで、本実施形態では光ファイバ7は2本使用されており、接続器12で接続されている。また、接続器12のフック12bは、余長の光ファイバ7を巻き付けるためのものである。光ファイバ7の接続処理の際には、十分な余長を残して接続器12に接続し、光ファイバ7の余長は接続器12のフック12bに巻き付ける。
このような構成は、インターフェイスモジュールに光ファイバ7等の伝送線路が固定されている所謂ピグテール形式の場合などに適用することができる。
(第6の実施形態)
図9は本発明の第6の実施形態における伝送線路実装体を示す構成図であり、図10は本発明の第6の実施形態における溝型ホルダーを示す斜視図であり、図1の光ファイバの撓みをフックにより固定したものを、溝型のホルダーに収納することで同様な効果を発揮する例である。図9および図10において、13は溝型ホルダー、13aはスリット、13bは爪部であり、他は第1の実施形態と同様である。
図9に示されるように光ファイバ7には、光ファイバ7を所定高さ以下に収納する溝型ホルダー13が被せられている。溝型ホルダー13は4角形パイプの一側面にスリット13aを設けることにより形成されたものである。なお、溝型ホルダー13は、例えば円形パイプに割りスリットを入れたものでも構わない。この場合、伝送線路がリボン状のアレイ型の場合に、特に用いやすい。
光ファイバ7をスリット13aから内部に収納することで、図9のように自動的に溝型ホルダー13の内部に撓みが形成される。この場合、撓みの分量は伝送線路が自らのテンションにより自動的に均等分配してくれる利点があり、均等に分配されない場合は撓みの量があまり大きくない場合と、極端に撓みが大きく溝型ホルダー13内に収納不能な程の配線長誤差がある場合のいずれかである。本発明の場合、前述したように実装基板2上の配線長に対して伝送線路長を2%から20%の範囲で長く設定するため、撓みが溝型ホルダー13内に収納不能な程の極端な場合は含まれない。
溝型ホルダー13は、例えばポリエチレン樹脂やPETボトルのリサイクル樹脂など、低コスト樹脂の成形品でも構わないものであり、伝送線路導入のスリット(開口部)が設けられていれば、伝送線路を配置した後で伝送線路を収納することができる。また、単純4角形パイプのものでは伝送線路がテンションでスリットからはみ出す可能性があるが、図10に示すように、溝の開口部内に伝送線路を保持するための爪部13bを設けておくことで、伝送線路の導入を容易にし、はみ出しを防止し易くなる。なお、爪部13bはスリット13aの羽部分を溝型カバー13の内側に向けて折り曲げることにより形成することができる。
このような構成では、予め撓み高さを限定することが可能であり、それに必要な撓みの変曲点数(座屈回数)は、光ファイバ7等の伝送線路が溝型ホルダー13内を伝いながら伝送線路自身により決定される。また、このような構成は、空中配線した伝送線路が冷却ファンの強制冷却風により振動、破損することを防ぐ効果も持っており、ヒートシンクより低い位置で溝型ホルダー13が設置されていれば、冷却効率を低下させることも少ない。
(第7の実施形態)
図11および図12は本発明の第7の実施形態におけるリボン光ファイバを示す斜視図であり、伝送線路がリボン状のアレイ型(リボン光ファイバなど)の場合についての実施例である。この実施形態においては、図1の光ファイバの撓みをフックにより固定したものを、リボン光ファイバの途中にねじれ部を設け、これにより配線長誤差による撓みを吸収する例である。図11および図12において、14はリボン光ファイバ、14aはリボン光ファイバに設けられたねじれ部であり、他は第1の実施形態と同様である。リボン光ファイバ14は、図示していないが、第1の実施形態と同様にインターフェイスモジュール6に端部が取り付けられる。
リボン光ファイバ14としては、例えば、クラッド外径125μmの石英ファイバ芯線を250μmピッチで一列に12本配列したものを用いることができる。このリボン光ファイバ14には、第1の配線ポイントAから第2の配線ポイントBの間にねじれ部14aが少なくとも1箇所以上形成されている。本実施形態では、リボン光ファイバ14に図11に示すように長手方向を軸とした180度回転(捻り)を加えて、ねじれ部14aを形成している。これにより、ねじれ部14aが無い場合、数mmの配線長誤差がcmレベルの撓みを生じていたものが、ねじれ部14aを設けることにより、比較的小さな配線長誤差、例えば配線長が20cmのとき、配線長誤差が5mm程度までの範囲であれば、撓みの横方向への分散効果が加わりあまり大きな撓み高さにならない。
また、図11に示した例においてはリボン光ファイバ14を180度捻っているため、平面上の配列が反転し、単方向配線の場合には2つのLSIパッケージのチャネル配列を逆に並べ直す必要が生じる(送りと受けの端子が噛み合わなくなる)。逆に双方向配線の場合、そのままの配列でチャネル整合するようになるという利点がある。いずれにせよ、単純なリボン光ファイバ配線と同様な配線形態とするには、180度捻りでなく、360度捻りとすれば良いものである。また、その場合の他の方法として、図12に示すように、ねじれ部14aを交互に反転、即ち、右回り捻りと左回り捻りを交互に同数回行えば同様な効果が得られるものである。
(第8の実施形態)
図13および図14は本発明の第8の実施形態におけるリボン光ファイバを示す斜視図であり、図15は本発明の第8の実施形態におけるリボン光ファイバを示す側面図であり、伝送線路がリボン状のアレイ型(リボン光ファイバなど)の場合についての実施例である。この実施形態においては、図1の光ファイバの撓みをフックにより固定したものを、リボン光ファイバの途中を予め折返して撓み癖をつけておくことで、配線長誤差をリボン光ファイバの蛇行部(折返し部)のバネ効果で吸収する例である。図13〜図15において、14はリボン光ファイバ、14aはリボン光ファイバに設けられたねじれ部、14bはリボン光ファイバに設けられた蛇行部であり、他は第1の実施形態と同様である。
リボン光ファイバ14としては、例えば、クラッド外径125μmの石英ファイバ芯線を250μmピッチで一列に12本配列したものを用いることができる。このリボン光ファイバ14には、第1の配線ポイントAから第2の配線ポイントBの間に且つアレイ配列方向に直交する方向に蛇行部14bが少なくとも1箇所以上形成されている。本実施形態では、リボン光ファイバ14に図13に示すようにリボン光ファイバ14の平面方向に曲率半径15mmの蛇行部14bを2つ設けている。
このような蛇行部14bは、例えば2本のガイド棒にリボン光ファイバ14を巻き付け、150℃に加熱した後ガイド棒ごと徐冷して癖をつけることにより形成することができる。これにより、リボン光ファイバの蛇行部14のバネ効果で配線長誤差が吸収され、リボン光ファイバ14等の伝送線路が配線長誤差で実装基板2上に撓む(跳ね上がる)現象が抑えられる。
なお、図13に示すようにリボン光ファイバ14の両端部は配列方向が横方向になっている。即ち、リボン光ファイバ14の端部には、リボン光ファイバ14の長手方向を軸として90度回転(捻り)させたねじれ部14aが形成されている。これにより、インターフェイスモジュール6と容易に接続することができる。また、図13の折り返し型リボン光ファイバーを起き上がらせて端部を水平にして用いても構わないものである。また、更に、図13の蛇行は2回(1ターン)だけでなく図14のように多数回行って、所謂蛇腹状にしても構わない。また、図15のようにリボン光ファイバ14をコイル状にしても構わない。コイル状のリボン光ファイバ14は、リボン光ファイバ14を緩やかなねじれを伴うように1本のガイド棒に巻きつけ、150℃に加熱した後ガイド棒ごと徐冷して癖をつけることにより形成することができる。更に、蛇腹が図14のように平面でなく捻じれを伴う折返しでコイル形状と図14の蛇腹の複合形となっていても構わない。
(第9の実施形態)
図16は本発明の第9の実施形態におけるリボン光ファイバと押え板を示す斜視図であり、伝送線路がリボン状のアレイ型(リボン光ファイバなど)の場合についての実施例である。この実施形態においては、図1の光ファイバの撓みをフックにより固定したものを、押え板を縫うようにリボン光ファイバを押え板に通すことで、配線長誤差を吸収する例である。図16において、14はリボン光ファイバ、15は押え板、15aは押え板に設けられた開口部であり、他は第1の実施形態と同様である。
リボン光ファイバ14としては、例えば、クラッド外径125μmの石英ファイバ芯線を250μmピッチで一列に12本配列したものを用いることができる。押え板15は第1の配線ポイントAと第2の配線ポイントBの間に配置され、押え板15には第1の配線ポイントAから第2の配線ポイントBに向かう方向に所定間隔おいて複数の開口部が形成されている。リボン光ファイバ14は押え板15を縫うように開口部15aに通されている。このような構成により、配線長誤差による撓みが図16の撓み部分で吸収される。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態は、光ファイバを中心に記述されているが、前述のように細径同軸ケーブルやそのアレイでも同様に実施可能なものである。また、実施例に示された材料、形状、配置などはあくまで一例であり、また、各実施例を組み合わせて実施することも可能である。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができるものである。
第1の実施形態における伝送線路実装体を示す概略構成図である。 第1の実施形態におけるフックを示す断面図である。 第1の実施形態における光ファイバの撓みを説明する説明図である。 第1の実施形態における光ファイバの撓み量の計算結果を示したグラフである。 (a)は第2の実施形態における伝送線路実装体の概略構成を示す上面図であり、(b)は第2の実施形態における伝送線路実装体の概略構成を示す断面図である。 第3の実施形態における伝送線路実装体を示す構成図である。 第4の実施形態における伝送線路実装体を示す構成図である。 第5の実施形態における伝送線路実装体を示す構成図である。 第6の実施形態における伝送線路実装体を示す構成図である。 第6の実施形態における溝型ホルダーを示す斜視図である。 第7の実施形態におけるリボン光ファイバを示す斜視図である。 第7の実施形態におけるリボン光ファイバを示す斜視図である。 第8の実施形態におけるリボン光ファイバを示す斜視図である。 第8の実施形態におけるリボン光ファイバを示す斜視図である。 第8の実施形態におけるリボン光ファイバを示す側面図である。 第9の実施形態におけるリボン光ファイバと押え板を示す斜視図である。 第1の実施形態におけるインターフェイスモジュール付LSIパッケージを示す断面図である。 従来の伝送線路実装体を示す構成図である。
符号の説明
A…第1の配線ポイント、B…第2の配線ポイント、1…伝送線路実装体、2…実装基板、3…LSIパッケージ基板、4…LSIチップ、5…半田ボール、6…インターフェイスモジュール、7…光ファイバ、8…フック、9…半田、10…ヒートシンク、11…風よけカバー、12…接続器、12a…実装基板固定具、12b…フック、13…溝型ホルダー、13a…スリット、13b…爪部、14…リボン光ファイバ、14a…ねじれ部、14b…蛇行部、15…押え板、15a…開口部。

Claims (3)

  1. 実装基板と、
    前記実装基板上の第1の配線ポイントから前記実装基板上の第2の配線ポイントに空中
    配線され、横長にアレイ配列され、前記第1の配線ポイントから前記第2の配線ポイント
    の間に形成されたねじれ部および蛇行部を有するリボン光伝送線路と
    を具備することを特徴とする伝送線路実装体。
  2. 実装基板と、
    前記実装基板上に設けられた信号処理LSIと、
    前記信号処理LSIが搭載され且つ実装ボード接続用電気端子を有するインターポーザと、
    前記実装基板上の第1の配線ポイントから前記実装基板上の第2の配線ポイントに空中配線され、高速信号を外部配線するための光導波体のアレイからなるリボン光伝送線路を有するインターフェイスモジュールとを備え、
    前記インターポーザ及び前記インターフェイスモジュールとが機械的接触により電気的に接続される電気接続端子を有し、前記リボン光伝送線路がねじれ部および蛇行部を有することを特徴とするインターフェイスモジュール付LSIパッケージ。
  3. 請求項1に記載の伝送線路実装体又は請求項2に記載のインターフェイスモジュール付LSIパッケージにおいて、
    前記リボン光伝送路は、2つの前記ねじれ部を有し、前記蛇行部は前記2つのねじれ部の間に存在することを特徴とする請求項1に記載の伝送線路実装体又は請求項2に記載のインターフェイスモジュール付LSIパッケージ。
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