JP4318561B2 - フォトマスクブランクの製造方法及びフォトマスクの製造方法 - Google Patents

フォトマスクブランクの製造方法及びフォトマスクの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、フォトリソグラフィーに用いる転写用のフォトマスクの製造方法、及びこのフォトマスクの素材となるフォトマスクブランクの製造方法に係り、更に詳述すると、LSIやVLSI等の高密度半導体集積回路、またはCCDやLCD用のカラーフィルター等において、それらの微細加工に用いられるフォトマスクの製造方法、及びこのフォトマスクの素材となるフォトマスクブランクの製造方法に関する。
従来のフォトマスクブランクの製造方法では、フォトマスク用のガラス基板の洗浄が、例えば特許文献1に記載のように実施されている。つまり、純水等の洗浄液にガラス基板を浸漬して洗浄した後、ガラス基板の側面のスクラブ洗浄、ガラス基板の主表面のスクラブ洗浄が順次実施されている。
特公平3‐29474号公報
ところが、上述のガラス基板の洗浄方法は、側面のスクラブ洗浄の前に純水等の洗浄液にガラス基板を浸漬して洗浄しているので、この洗浄液にガラス基板の側面や面取り面に付着した異物等がガラス基板の主表面に回り込み、この主表面が異物等により汚染される恐れがある。この状態でガラス基板の主表面のスクラブ洗浄を行うと、主表面のスクラブ洗浄の負荷が大きくなり、主表面の異物等を完全に除去できない恐れがある。
更に、濡れ性が低いガラス基板の場合には、ガラス基板表面への洗浄液の回り込みが不十分となり、洗浄品質が低下する恐れがある。
また、特にガラス基板の側面や面取り面の端面に付着している異物は、主にハンドリング時に発生する有機物であったり、保管ケース接触部から発生する有機物である場合が多い。ガラス基板上に形成する被転写体に転写するための転写パターンとなる薄膜は、スパッタリングによる成膜の際、回り込みにより、ガラス基板の側面や面取り面の端面に極薄く形成される。この端面に付着した有機物は、ガラス基板の端面に形成される極薄い膜に対して、密着性低下という悪影響を与え、膜剥がれによる発塵汚染を招く恐れがある。
この膜剥がれによる発塵汚染は、ガラス基板の側面や面取り面の端面の表面粗さが、ガラス基板の主表面の表面粗さに比べて大きく、このため、このガラス基板の側面や面取り面に付着した有機物の異物等を完全に除去し難いことも原因となっている。また、ガラス基板の側面や面取り面に付着した異物が後の工程で主表面に回り込んでしまうため、ガラス基板表面の異物等を完全に除去できない恐れがある。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、透光性基板の表面(主表面と、側面及び面取り面からなる端面)に付着した異物等を容易且つ確実に除去して、欠陥が極めて少ない高品質なフォトマスクブランクを製造できるフォトマスクブランクの製造方法を提供することにある。また、この発明の他の目的は、フォトマスクブランクの欠陥に起因するパターン欠陥が極めて少ない高品質なフォトマスクを製造できるフォトマスクの製造方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明に係るフォトマスクブランクの製造方法は、透光性基板の表面を洗浄した後、上記透光性基板の表面に、被転写体に転写するための転写パターンとなる薄膜を形成するフォトマスクブランクの製造方法において、上記透光性基板の表面の洗浄は、当該透光性基板の表面の濡れ性を改善する表面改質処理を実施し、次に、当該透光性基板の表面のうちの端面を洗浄し、その後、当該透光性基板の表面のうちの主表面を洗浄するものであることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明に係るフォトマスクブランクの製造方法は、請求項1に記載の発明において、上記透光性基板の端面の洗浄後で当該透光性基板の主表面の洗浄前に、この透光性基板の少なくとも主表面を、エッチング液を用いてエッチング処理することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明に係るフォトマスクブランクの製造方法は、請求項2に記載の発明において、上記エッチング処理は、透光性基板の主表面にエッチング液を所定時間静止した状態で接触させるパドルエッチング処理であることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明に係るフォトマスクブランクの製造方法は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、上記透光性基板の端面の洗浄は、回転した洗浄ツールを上記透光性基板の端面に接触させて洗浄するスクラブ洗浄であることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明に係るフォトマスクブランクの製造方法は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、上記透光性基板の主表面の洗浄は、回転した洗浄ツールを上記透光性基板の主表面に接触させて洗浄するスクラブ洗浄と、気体と溶媒とを混合した洗浄液を透光性基板の主表面に噴射して洗浄を行う2流体噴射洗浄と、超音波が印加された洗浄液を透光性基板の主表面に供給して洗浄を行う超音波洗浄との少なくとも1つであることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明に係るフォトマスクブランクの製造方法は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、上記透光性基板の表面における表面改質処理の実施前に、上記透光性基板の端面を端面研磨処理することを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明に係るフォトマスクの製造方法は、請求項1乃至6のいずれかに記載のフォトマスクブランクにおける薄膜をパターンニングして、透光性基板の表面に転写パターンを形成することを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、透光性基板の端面を洗浄する前に、当該端面を含む上記透光性基板の表面を改善する表面改質処理を実施して、この透光性基板の表面に付着した有機物を分解して除去し、当該表面の濡れ性を向上させるので、透光性基板の端面に付着した異物等を容易且つ確実に除去でき、この端面に付着した異物等が透光性基板の主表面に回り込んで付着することを防止できる。この結果、その後に実施される透光性基板の主表面の洗浄負荷が低減されるので、この主表面に付着した異物等を確実に除去でき、透光性基板の表面(主表面及び端面)に付着した異物等を原因とする膜下欠陥が極めて少なくなって、高品質なフォトマスクブランクを製造できる。
また、透光性基板の端面に有機物が残留していないので、スパッタリングによる成膜の際、回り込みにより透光性基板の端面に極薄い膜が形成されても、膜剥がれによる発塵汚染は発生しない。
また、主表面の洗浄前に端面を洗浄しておくことにより、例えばその後のエッチング洗浄が浸漬式である場合でも、端面の異物などの主表面への回り込みを極めて少なくすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、透光性基板の主表面の洗浄前に、当該透光性基板の少なくとも主表面をエッチング処理するので、これらのエッチング処理及び主表面洗浄により、当該透光性基板の主表面に付着した異物等を効果的に除去することができる。
また、透光性基板の少なくとも主表面のエッチング処理前に、当該透光性基板の端面が洗浄されることから、透光性基板の少なくとも主表面のエッチング処理に続けて当該主表面の洗浄を実施できる。この結果、透光性基板の少なくとも主表面のエッチング処理と主表面洗浄とを繰り返し実施できるので、透光性基板の主表面の洗浄効果を著しく向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、透光性基板の主表面にエッチング液を所定時間静止した状態で接触させるパドルエッチング処理が実施されることから、エッチング液の使用量をより低減できると共に、エッチング作用が向上して透光性基板の主表面に付着した異物等をより効果的に除去できる。
また、透光性基板の端面の洗浄を当該透光性基板の少なくとも主表面のエッチング処理前に実施し、このエッチング処理が、透光性基板の主表面にエッチング液を所定時間静止した状態で接触させるパドルエッチング処理であることから、このパドルエッチング処理と、これに続く透光性基板の主表面洗浄とを同一の装置によって連続して実施できる。このため、透光性基板のエッチング処理と透光性基板の主表面洗浄とを別々の装置で実施する場合に比べ、透光性基板の洗浄設備を簡素化でき、コストを低減できる。
請求項4に記載の発明によれば、透光性基板の端面の洗浄が、回転した洗浄ツールを上記透光性基板の端面に接触させて洗浄するスクラブ洗浄であることから、この透光性基板の端面に強固に付着した異物等、特に有機物の異物を確実に除去することができる。
請求項5に記載の発明によれば、透光性基板の主表面の洗浄が、スクラブ洗浄、2流体噴射洗浄、超音波洗浄の少なくとも1つであることから、透光性基板の枚葉洗浄を実施できる。特に、2流体噴射洗浄または超音波洗浄の場合には、洗浄ツールとしてブラシ等を用いて透光性基板の主表面を洗浄する場合に生ずる、上記洗浄ツールを介しての透光性基板主表面の汚染を確実に防止できる。また、スクラブ洗浄の場合には、透光性基板の主表面に強固に固着した異物等を確実に除去できる。
請求項6に記載の発明によれば、透光性基板の表面における表面改質処理の実施前に、上記透光性基板の端面を端面研磨処理することから、当該透光性基板の端面に付着する異物を極力抑制することができ、当該端面に異物等が付着した場合にも、この異物等を端面洗浄により容易に除去することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至6のいずれかに記載のフォトマスクブランクを使用してフォトマスクを製造することから、上記フォトマスクブランクには、透光性基板の表面に付着した異物等に起因する欠陥が極めて少ないので、このフォトマスクブランクを用いて製造されるフォトマスクには、上記欠陥に起因するパターン欠陥が極めて少なくなり、高品質なフォトマスクを得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係るフォトマスクブランクの製造方法おける一実施の形態において、透明基板を洗浄するために用いられるスピン洗浄装置を示す構成図である。図2は、本発明に係るフォトマスクブランクの製造方法における一実施の形態において、透明基板を洗浄するために用いられる他のスピン洗浄装置を示す構成図である。図3は、本発明に係るフォトマスクブランクの製造方法における一実施の形態において、透明基板の表面を改質するための紫外線照射装置を示す正面図である。図4は、本発明に係るフォトマスクブランクの製造方法における一実施形態において、透明基板の端面を洗浄する端面洗浄装置を示す平面図である。図5は、図1のスピン洗浄装置等にて洗浄された透明基板上に成膜を施すスパッタリング装置を示す構成図である。図6は、フォトマスクブランクの構成要素である透明基板の一部を示す部分側面図である。
本実施の形態におけるフォトマスクブランクの製造方法では、例えば図3に示す紫外線照射装置40を用いて、透光性基板としての透明基板1の表面の濡れ性を改善する表面改質処理を実施し、次に、図4に示す端面洗浄装置50を用いて透明基板1の端面を洗浄し、次に、図1のスピン洗浄装置10または図2のスピン洗浄装置25を用いて透明基板1の主表面を洗浄する。この主表面の洗浄に引き続き、スピン洗浄装置10または25を用いて透明基板1の表面をリンス処理し、次にこの透明基板1を乾燥させる。その後、透明基板1の主表面に、被転写体に転写するための転写パターンとなる薄膜を、図5に示すスパッタリング装置30を用いて成膜し、フォトマスクブランクを製造する。
ここで、透明基板1の表面は、被転写体に転写するための転写パターンとなる薄膜が形成される主表面2と、この主表面2の反対側に位置する他の主表面2と、これらの主表面2に直交する側面4と、主表面2と側面4との間に形成される面取り面5とを有して構成される。このうちの側面4と、この側面4の両側の面取り面5とを端面6と総称する。
前記透明基板1の表面改質処理は、紫外線を透明基板1に照射して当該透明基板1の周囲にオゾンを発生させ、このオゾンの酸化力により透明基板1の表面に付着した有機物を除去するものと、オゾン水を透明基板1の表面に直接注ぎ、このオゾンの酸化力により透明基板1の表面に付着した有機物を除去するものとがある。いずれの場合も、有機物の除去により、透明基板1の表面の濡れ性が向上して、この透明基板1の端面6に付着した異物等を容易且つ確実に除去でき、この端面6に付着した異物等が透明基板1の主表面2に回り込んで付着することを防止できる。この結果、その後に実施される透明基板1の主表面2の洗浄負荷が低減されるので、この主表面2に付着した異物等を確実に除去でき、透明基板1の表面(主表面2及び端面6)に付着した異物等を原因とする膜下欠陥が極めて少なくなって、高品質なフォトマスクブランクの製造が可能となる。
また、透光性基板1の端面6に付着した有機物が除去されているので、スパッタリングによる成膜の際、回り込みにより透光性基板1の端面6に極薄い膜が形成されても、膜剥がれによる発塵を防止でき、このため、パーティクル等の欠陥が極めて少なくなって、高品質なフォトマスクブランクの製造が可能となる。
図3に示す紫外線照射装置40は、紫外線を透明基板1に照射して当該透明基板1の表面に付着した有機物を除去するものである。この紫外線照射装置40は、所定距離離れて配置された一対の紫外線照射ユニット41間に透明基板1が搬入されたときに、両紫外線照射ユニット41から透明基板1へ向かって紫外線を照射させ、この紫外線の照射により発生したオゾン雰囲気中に上記透明基板1を晒すことで、オゾンの酸化力により透明基板1の表面に付着した、特に有機物を除去して、この透明基板1の表面を改質するものである。図3において符号42は、透明基板1を保持する基板保持部である。
紫外線照射装置40において紫外線を照射する場合、この紫外線は波長が短いほど好ましい。従って、波長185nm、254nmの紫外線を照射する低圧水銀ランプが好ましく、さらには波長172nmの紫外線を照射するXeエキシマランプがより好ましい。また、紫外線照射中に、紫外線のエネルギーにより分子結合が切断された有機物を酸化して飛散除去させる点を考慮すると、この紫外線照射は、酸素(ラジカル)を含む雰囲気で行うことが好ましい。尚、上記低圧水銀ランプまたはエキシマランプは、紫外線照射ユニット41内に設置されている。
上述の透明基板1の表面改質処理後に、図4の端面洗浄装置50を用いて透明基板1の端面6を洗浄する。この端面洗浄装置50は、互いに対向配置された一対の基板保持ユニット51と、これらの基板保持ユニット51に対し90度離れた位置に相互に対向して配置された一対の端面洗浄ユニット52とを有して構成される。一対の基板保持ユニット51は、それぞれの保持プレート53が進退可能に構成され、これらの保持プレート53を進出動作させることで、透明基板1の互いに対向する両端面6を押圧して、この透明基板1をチャンバ54内に保持する。
端面洗浄ユニット52は、ユニットメカ体55にアーム56を介してブラシまたはスポンジなどの端面洗浄ツール57を備えたものであり、この端面洗浄ツール57が回転駆動される。ユニットメカ体55は、基板保持ユニット51の保持プレート53により保持されていない透明基板1の端面6に対し端面洗浄ツール57を進退可能とし、且つこの端面洗浄ツール57を当該端面6に沿ってスライド可能に構成する。一対の端面洗浄ユニット52のそれぞれは、端面洗浄ツール57を回転させた状態で、ユニットメカ体55によりこの端面洗浄ツール57を、基板保持ユニット51の保持プレート53により保持されていない透明基板1の端面6に押し付け、更に、当該端面6に沿って移動(スイング)させることにより、この透明基板1の端面6をスクラブ洗浄する。この洗浄時には、透明基板1の端面6と端面洗浄ツール57との間に洗浄液が供給される。
基板保持ユニット51の保持プレート53により保持された端面6は、当該端面洗浄装置50内で90度回転されて、洗浄済みの両端面6が基板保持ユニット51の保持プレート53により保持された後、端面洗浄ユニット52の端面洗浄ツール57により洗浄される。或いは、上記基板保持ユニット51の保持プレート53により保持された端面6は、基板保持ユニット51と端面洗浄ユニット52との配置位置が前記端面洗浄装置50とは90度ずれて配置された他の端面洗浄装置50によって、上記端面洗浄装置50の場合と同様に洗浄される。
このように透明基板1の端面6の洗浄が、回転した洗浄ツール57を透明基板1の端面に接触させて洗浄するスクラブ洗浄であることから、この透明基板1の端面6に強固に付着した異物等、特に有機物の異物を確実に除去することができる。
尚、透明基板1の端面6の洗浄は、上述のように、回転した洗浄ツール57を透明基板1の端面6に接触させて洗浄するスクラブ洗浄に限らず、2流体噴射洗浄または超音波洗浄であってもよい。2流体噴射洗浄は、気体と溶媒等を混合した洗浄液を透明基板1の端面6に噴射して当該端面6を洗浄するものである。また、超音波洗浄は、超音波が印加された洗浄液としての溶媒を透明基板1の端面6に供給して、当該端面6を洗浄する。
上述の透明基板1の端面6の洗浄後に、図1のスピン洗浄装置10または図2のスピン洗浄装置25等を用いて透明基板1の主表面2を洗浄する。このうち、図1に示すスピン洗浄装置10は枚葉式であり、透明基板1を保持するスピンチャック11と、アーム12に備えられた2流体噴射ノズル13及び超音波洗浄ノズル14と、アーム21に支持されたエッチングノズル22と有して構成される。
スピンチャック11は、電動モータ17により回転可能に設けられる。また、2流体噴射ノズル13は、溶媒供給装置18から図示しない溶媒噴射ノズルを経て供給される溶媒と、気体供給装置19から図示しない気体噴射ノズルを経て供給される気体とを混合し、この混合気体を洗浄液として透明基板1の主表面2に噴射する。更に超音波洗浄ノズル14は、溶媒供給装置18からの溶媒に超音波を印加させ、この溶媒を洗浄液として透明基板1の主表面2に供給する。これらの2流体噴射ノズル13及び超音波洗浄ノズル14は、アーム12により透明基板1の主表面2の中央から端面6までの間で移動する。
エッチングノズル22は、エッチング液供給装置23から供給された、特にパドルエッチング(後述)用のエッチング液を、スピンチャック11に保持された透明基板1の表面(少なくとも主表面2)上に供給するものである。また、上記スピンチャック11の周囲は洗浄カップ20にて覆われ、洗浄液等の飛散が防止される。
また、図2に示すスピン洗浄装置25は、スピン洗浄装置10において2流体噴射ノズル13及び超音波洗浄ノズル14に代えて洗浄ツール26及び洗浄液供給ノズル27が設置されたものである。従って、このスピン洗浄装置25において、スピン洗浄装置10と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
上記洗浄ツール26は、カップ型または円筒型のブラシまたはスポンジなどであり、スピンチャック11に保持されて電動モータ17により回転される透明基板1と逆方向に回転駆動される。この洗浄ツール26を支持するアーム12は、洗浄ツール26をスピンチャック11に保持された透明基板1の主表面2に押し当て可能とし、また、洗浄ツール26を上記透明基板1の主表面2の中央から端面6までの間で移動可能とする。また、洗浄液供給ノズル27は、溶媒供給装置18からの溶媒を洗浄液として透明基板1の表面へ供給する。
透明基板1の主表面2の洗浄は、スクラブ洗浄、2流体噴射洗浄、超音波洗浄、浸漬洗浄の少なくとも一つが実施される。
スクラブ洗浄は、図2のスピン洗浄装置25において、洗浄液供給ノズル27から透明基板1へ洗浄液を供給しつつ、電動モータ17により透明基板1を回転させ、この状態で洗浄ツール26を透明基板1とは逆方向に回転させつつ、透明基板1の主表面2に押し付けて接触させることにより、透明基板1の主表面2を洗浄するものである。
また、2流体噴射洗浄は、図1のスピン洗浄装置10において、気体供給装置19からの気体と溶媒供給装置18からの溶媒とを混合し、この混合流体を洗浄液として2流体噴射ノズル13から透明基板1の主表面2へ噴射し、アーム12により2流体噴射ノズル13を透明基板1に対して移動(スイング)させることにより、当該主表面2を洗浄するものである。
また、超音波洗浄は、図1のスピン洗浄装置10において、溶媒供給装置18からの溶媒に超音波を印加し、この超音波が印加された溶媒を洗浄液として透明基板1の主表面2へ供給し、アーム12により超音波洗浄ノズル14を透明基板1に対し移動(スイング)させることによって、当該主表面2を洗浄するものである。
更に、浸漬洗浄は、図示しないオーバーフロー槽に貯溜された洗浄液としての溶媒に超音波を印加し、このオーバーフロー槽内に透明基板1を浸漬させて振動させることにより、透明基板1の主表面2を洗浄するものである。
透明基板1の主表面2の洗浄が、スクラブ洗浄、2流体噴射洗浄、超音波洗浄の少なくとも一つである場合には、透明基板1の枚葉洗浄を実施できる。特に、2流体噴射洗浄または超音波洗浄の場合には、洗浄ツールとしてのブラシ等を用いて透明基板1の主表面2を洗浄する場合に生ずる、上記洗浄ツールを介しての透明基板1の主表面2の汚染を確実に防止できる。また、スクラブ洗浄の場合には、透明基板1の主表面2に強固に固着した異物等を確実に除去できる。
上記スクラブ洗浄、2流体噴射洗浄、超音波洗浄または浸漬洗浄に用いられる溶媒は、超純水、ガス溶解水、酸性水溶液、アルカリ性水溶液、界面活性剤等が挙げられる。なかでもガス溶解水は、微粒子除去能力が高く、しかも異物の再付着防止の点で好ましい。ガス溶解水としては、水素ガス溶解水、O2ガス溶解水、O3ガス溶解水、希ガス溶解水、N2ガス溶解水から選ばれる少なくとも1つを含むものとする。
前記端面洗浄装置50による透明基板1の端面6の洗浄においても、スピン洗浄装置10または25による透明基板1の主表面2の洗浄時に用いられる上記溶媒が、洗浄液として用いられる。
上述のような透明基板1の主表面2の洗浄後に実施されるリンス処理及び乾燥処理は、図1のスピン洗浄装置10または図2のスピン洗浄装置25を用いて実施される。つまり、リンス処理は、スピン洗浄装置10または25のスピンチャック11により透明基板1を保持した状態で、電動モータ17により透明基板1を回転させながら、図示しないリンスノズルから透明基板1の表面へ超純水等のリンス液を噴射させることで実施する。また、乾燥処理は、スピン洗浄装置10または25のスピンチャック11により透明基板1を保持した状態で、電動モータ17により透明基板1を回転させることで実施する。
また、前述のような透明基板1の端面6の洗浄後で当該透明基板1の主表面2の洗浄前に、エッチング液を用いて透明基板1の表面(主表面2及び端面6)のうちの少なくとも主表面2をエッチング処理する場合がある。
上述の透明基板1の表面をエッチング処理する際に用いられるエッチング液は、NaOH、KOH、NHOH+H等を含むアルカリ水溶液が挙げられる。このアルカリ水溶液の濃度は、1〜10%が好ましい。1%未満の場合には、エッチング能力が不足して処理時間が増加してしまうので好ましくなく、また、10%を超える場合には、アルカリ液が過剰に残留してリンス時間が増加し、もしくは基板表面が荒れてしまうので好ましくない。アルカリ水溶液の濃度は、より好ましくは3〜5%である。
アルカリ水溶液を用いたエッチング処理には、浸漬式エッチング処理、噴射式エッチング処理、または透明基板1の主表面2にアルカリ水溶液を、その表面張力によって所定時間静止した状態で接触させるパドルエッチング処理が挙げられる。なかでも、パドルエッチング処理が、透明基板1の主表面2から剥離した異物の再付着を防止でき、且つアルカリ水溶液の使用量を減少できる点で好ましい。このパドルエッチング処理が、図1のスピン洗浄装置10または図2のスピン洗浄装置25において実施される。つまり、透明基板1をスピン洗浄装置10、25のスピンチャック11に保持し、このスピンチャク11の回転を停止した状態で、エッチングノズル22からエッチング液としてのアルカリ水溶液を透明基板1に供給することでパドルエッチング処理が実施される。
このパドルエッチング処理の処理時間は、アルカリ水溶液の濃度および温度によって適宜選択される。尚、上記噴射式エッチング処理は、スピン洗浄装置10、25のスピンチャック11に透明基板1を保持し、このスピンチャック11を回転させた状態で、エッチングノズル22からエッチング液としてのアルカリ水溶液を透明基板1に噴射することで実施する。
上述のように、透明基板1の主表面2の洗浄前に当該透明基板1の少なくとも主表面2をエッチング処理するので、これらのエッチング処理及び主表面洗浄により、当該透明基板1の主表面2に付着した異物等を効果的に除去することが可能となる。
また、透明基板1の少なくとも主表面のエッチング処理前に、当該透明基板1の端面6が洗浄されることから、透明基板1の少なくとも主表面2のエッチング処理に続けて当該主表面2の洗浄を実施できる。この結果、透明基板1の主表面2のエッチング処理と主表面洗浄とを繰り返し実施できるので、透明基板1の主表面2の洗浄効果を著しく向上させることができる。
上記エッチング処理が、透明基板1の主表面2にエッチング液(例えばアルカリ水溶液)を所定時間静止した状態で接触させるパドルエッチング処理であることから、エッチング液の使用量をより低減できると共に、エッチング作用が向上して透明基板1の主表面2に付着した異物等をより効果的に除去できる。
また、透明基板1の端面6の洗浄を透明基板1の少なくとも主表面2のエッチング処理前に実施し、このエッチング処理がパドルエッチング処理であることから、このパドルエッチング処理と、これに続く透明基板1の主表面洗浄とを同一の装置(スピン洗浄装置10または25)によって連続して実施できる。このため、透明基板1のエッチング処理と透明基板1の主表面洗浄とを別々の装置で実施する場合に比べ、透明基板1の洗浄設備を簡素化でき、コストを低減できる。
ところで、上記実施の形態では、透明基板1の表面改質処理の実施前に、当該透明基板1の端面6を端面研磨処理する。これは、透明基板1の端面6に異物等が付着しやすくなり、更に異物等を除去しにくくなるためである。
このように、透明基板1の表面における表面改質処理の実施前に、透明基板1の端面6を端面研磨処理することから、透明基板1の端面6に付着する異物を極力抑制することができ、当該端面6に異物等が付着した場合にも、この異物を端面洗浄装置50による端面洗浄により容易に除去することができる。
上述のようにエッチングおよび洗浄された透明基板1の主表面2に、図5のスパッタリング装置30を用いて、転写パターンとなる薄膜を成膜する。このスパッタリング装置30は、DCマグネトロンスパッタリング装置であり、真空槽31の内部にマグネトロンカソード32及び基板ホルダ33が配置されている。マグネトロンカソード32には、バッキングプレート34にスパッタリングターゲット35が装着されている。バッキングプレート34は水冷機構により直接または間接的に冷却される。マグネトロンカソード32、バッキングプレート34及びスバッタリングターゲット35は電気的に結合されている。基板ホルダ33に透明基板1が保持される。
真空槽31は、排気口37を介して真空ポンプにより排気がなされる。真空槽31内の雰囲気が、形成する膜の特性に影響しない真空度に達した後、ガス導入口38からヘリウムを含む混合ガスを導入し、DC電源39を用いてマグネトロンカソード32に負電圧を加えてスパッタリングを実施し、透明基板1の表面に薄膜を成膜する。真空槽1内部の圧力は圧力計36によって測定される。
スパッタリング装置30により透明基板1の主表面2上に成膜された薄膜は、例えばハーフトーン型位相シフトマスクブランクにおける光半透過膜や、フォトマスクブランクにおける遮光膜などである。ここで、ハーフトーン型位相シフトマスクブランクにおける光半透過膜は、露光光に対して所定の透過率を有し、且つ露光光の位相を透明基板1に対し所定量シフトさせる一層または二層以上から構成される膜である。
上記光半透過膜としては、単層構造の光半透過膜や、低透過率層と高透過率層とを2層またはそれ以上積層して位相角及び透過率が所望の値となるように設計された多層構造の光半透過膜が含まれる。
単層構造の光半透過膜としては、金属及びシリコン(ケイ素)に酸素と窒素の少なくとも一つを含む材料、またはこれらに炭素、フッ素、水素の少なくとも一つを含む材料、酸化クロム、フッ化クロム等が挙げられるが、金属、シリコン、及び、窒素と酸素の少なくとも一つから実質的になるものが好ましい。ここでいう金属は、チタン、バナジウム、ニオブ、モリブデン、タンタル、タングステンのうちから選ばれる一以上の金属である。通常よく用いられる金属はモリブデンである。
多層構造の光半透過膜として、高透過率層は、シリコン、及び、窒素と酸素の少なくとも一つから実質的になるもの、または、金属(上記単層構造の光半透過膜における金属と同様)、シリコン、及び、窒素と酸素の少なくとも一つから実質的になるものが好ましい。また、低透過率層は、クロム、モリブデン、タンタル、チタン、タングステン、ハフニウム、ジルコニウム等の一種または二種以上の合金からなる金属膜、またはこれらの金属もしくは合金の酸化物、窒化物、酸窒化物、シリサイド等を用いたものが好ましい。
フォトマスクにおける遮光膜としては、クロムまたはクロムに酸素、窒素、炭素等を含むクロム化合物、その他のクロム化合物等からなる単層または多層構造の遮光膜が挙げられる。
更に、スパッタリング圧力は、0.20〜0.40パスカル(Pa)が好ましく、さらに好ましくは0.23〜0.35パスカル、最も好ましくは0.25〜0.31パスカルである。スパッタリング雰囲気の圧力が上記範囲のように低圧であると、光半透過膜の密度を向上させることが可能となって当該膜が緻密化する。
上述のようにして製造されたフォトマスクブランク(例えばハーフトーン型位相シフトマスクブランク)における薄膜をパターンニングして、透明基板1の表面に転写パターンを形成し、フォトマスク(例えばハーフトーン型位相シフトマスク)を製造する。この場合、上記フォトマスクブランクには、透明基板1の表面に付着した異物等に起因する欠陥が極めて少ないので、このフォトマスクブランクを用いて製造されるフォトマスクには、上記欠陥に起因するパターン欠陥が極めて少なくなり、高品質なフォトマスクを得ることが可能となる。
例えば、ArFエキシマレーザー用ハーフトーン型位相シフトマスクを製造する場合、ArFエキシマレーザー用ハーフトーン型位相シフトマスクブランクの光半透過膜上にレジスト膜を形成し、パターン露光、現像によりレジストパターンを形成する。次いで、ドライエッチングにより光半透過膜の露出部分を除去し、この光半透過膜にパターン(ホール、ドット等)を得る。レジスト剥離後、硫酸洗浄し、純水等でリンスして、ArFエキシマレーザ−用ハーフトーン型位相シフトマスクを製造する。
以下、実施例及び比較例を用い、図7を参照して本発明を更に詳説する。
各実施例における透明基板1の表面改質処理は、図3の紫外線照射装置40において、波長172nmのXe2エキシマUVランプを用い70秒間紫外線を照射して行った。
また、各実施例及び比較例における透明基板1の端面洗浄は端面スクラブ洗浄であり、この端面スクラブ洗浄は、図4に示す端面洗浄装置50の端面洗浄ツール57(スポンジ製)を100rpmで回転させながら、ユニットメカ体55により、端面洗浄ツール57を透明基板1の端面に押し当て、透明基板1の一端面について所定のペースでスイングさせて行った。
各実施例及び比較例における透明基板1の少なくとも主表面2のエッチング処理はパドルエッチング処理であり、このパドルエッチング処理は、図1のスピン洗浄装置10または図2のスピン洗浄装置25を用い、濃度5%、65℃に調整されたNaOH水溶液をエッチングノズル22から透明基板1の主表面2に滴下し、所定時間静止した状態で放置した後、純水によるリンス処理を行った。
各実施例及び比較例における透明基板1の主表面洗浄は、スクラブ洗浄、2流体噴射洗浄、超音波洗浄、浸漬洗浄である。スクラブ洗浄は、図2のスピン洗浄装置25における洗浄ツール26(スポンジ製)を透明基板1の主表面2に押し付けて、この透明基板1と洗浄ツール26とをそれぞれ50rpm、100rpmで逆方向に回転させて実施した。
また、2流体噴射洗浄は、図1のスピン洗浄装置10において、気体供給装置19からNガスを0.4MPaの圧力で供給し、同時に溶媒供給装置18から、水素ガス1.5mg/リットルを溶解した超純水を、所定の流量で供給して混合し、この混合流体を洗浄液として2流体噴射ノズル13から透明基板1の主表面2へ噴射して行った。
また、超音波洗浄は、図1のスピン洗浄装置10において、周波数1.0MHzの超音波が印加された水素ガス1.5mg/リットルを溶解した超純水(水素ガス溶解水)を、超音波洗浄ノズル14から透明基板1の主表面2へ供給して行った。
2流体噴射洗浄及び超音波洗浄のいずれの場合も、2流体噴射ノズル13、超音波洗浄ノズル14を透明基板1の主表面2の中央から端面の間でスイングさせ、その1往復を10秒のペースで80秒間実行した。
更に、浸漬洗浄は、図示しないオーバーフロー槽に溶媒としての超純水を貯溜し、この超純水に1.0MHzの超音波を印加する。このオーバーフロー槽内の超純水中に透明基板1を浸漬させ、この透明基板1を揺動させた。
各実施例及び比較例におけるリンス処理及び乾燥処理は、図1のスピン洗浄装置10または図2のスピン洗浄装置25を用いて実施した。透明基板1のリンス処理は、スピン洗浄装置10または25のスピンチャック11に透明基板1を保持した状態で、300rpmの回転速度で透明基板1を回転させ、図示しないリンスノズルから超純水を噴射させることで実施した。また、透明基板1の乾燥処理は、スピン洗浄装置10または25のスピンチャック11に透明基板1を保持した状態で、1500rpmの回転速度で透明基板1を回転させることで実施した。
比較例における浸漬エッチング処理は、透明基板1を濃度5%、65℃に調整されたNaOH水溶液槽中に所定時間浸漬した後、50℃に調整された超純水槽中に当該透明基板1を所定時間浸漬してリンス処理を行うことにより実施した。
(実施例1)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、その後、透明基板1の主表面2にスクラブ洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が956個、洗浄後が27個であり、異物除去率は97.2%であった。
(実施例2)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、その後、透明基板1の主表面2に2流体噴射洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が1013個、洗浄後が13個であり、異物除去率は98.7%であった。
(実施例3)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、その後、透明基板1の主表面2に超音波洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が798個、洗浄後が14個であり、異物除去率は98.2%であった。
(実施例4)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、その後、透明基板1の主表面2に2流体噴射洗浄及び超音波洗浄を同時に実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が861個、洗浄後が8個であり、異物除去率は99.1%であった。
(実施例5)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、次に、透明基板1の主表面2にパドルエッチング処理を実施し、その後、透明基板1の主表面2にスクラブ洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が922個、洗浄後が16個であり、異物除去率は98.3%であった。
(実施例6)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、次に、透明基板1の主表面2にパドルエッチング処理を実施し、その後、透明基板1の主表面2に2流体噴射洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が973個、洗浄後が9個であり、異物除去率は99.1%であった。
(実施例7)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、次に、透明基板1の主表面2にパドルエッチング処理を実施し、その後、透明基板1の主表面2に超音波洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が1088個、洗浄後が4個であり、異物除去率は99.6%であった。
(実施例8)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、次に、透明基板1の主表面2にパドルエッチング処理を実施し、その後、透明基板1の主表面2に2流体噴射洗浄及び超音波洗浄を同時に実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が801個、洗浄後が0個であり、異物除去率は100%であった。
(実施例9)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、次に、透明基板1の主表面2にパドルエッチング処理を実施し、その後、透明基板1の主表面2にスクラブ洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が729個、洗浄後が2個であり、異物除去率は99.7%であった。
(実施例10)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、次に、透明基板1の主表面2にパドルエッチング処理を実施し、その後、透明基板1の主表面2にスクラブ洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が939個、洗浄後が1個であり、異物除去率は99.9%であった。
(実施例11)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、次に、透明基板1の主表面2にパドルエッチング処理を実施し、その後、透明基板1の主表面2にスクラブ洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が842個、洗浄後が3個であり、異物除去率は99.6%であった。
(実施例12)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、次に、透明基板1の主表面2にパドルエッチング処理を実施し、その後、透明基板1の主表面2にスクラブ洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が868個、洗浄後が6個であり、異物除去率は99.3%であった。
(実施例13)
透明基板1に紫外線を照射することで表面改質処理を実施し、次に、透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、その後、透明基板1の主表面2に浸漬洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が960個、洗浄後が25個であり、異物除去率は97.4%であった。
(比較例)
透明基板1を浸漬エッチング処理し、次に、この透明基板1の端面6に端面スクラブ洗浄を実施し、その後、透明基板1の主表面2にスクラブ洗浄を実施した後、透明基板1をリンス処理し乾燥した。この透明基板1の端面6は端面研磨処理され、鏡面に研磨されたものである。
透明基板1の表面の異物(大きさが0.1μm以上)数をレーザーテック社製MAGICSで測定したところ、洗浄前が733個であり、洗浄後が156個であり、異物除去率は78.7%であった。
実施例1〜13のようにして処理された透明基板1の主表面2に、図5に示すDCマグネトロンスパッタリング装置30を用いて、モリブデンとシリコンと窒素から実質的になる単層の光半透過膜を成膜し、ArFエキシマレーザ(193nm)用ハーフトーン型位相シフトマスクブランクを製造した。この場合、スパッタリングターゲット35としてMo:Si=10:90を用い、スパッタリングガスとしてアルゴンと窒素とヘリウムの混合ガス(ガス流量:Ar=10sccm、N2=80sccm、He=40sccm)を用い、成膜圧力を0.25Paとし、光半透過膜の位相角がほぼ180°となるように調整して、モリブデンとシリコンと窒素から実質的になる単層の光半透過膜を成膜した。
その後、熱処理装置を用い250℃にて30分間熱処理を実行して、モリブデンとシリコンと窒素から実質的になる単層の光半透過膜を有する、ArFエキシマレーザ(193nm)用ハーフトーン型位相シフトマスクブランクを製造した。
得られたハーフトーン型位相シフトマスクブランクを収納ケースに保管し、マスク製造ラインに搬送した。搬送後、ハーフトーン型位相シフトマスクブランクの表面の異物をレーザーテック社製MAGICSで確認したところ、端面からの膜剥れによる異物は確認されなかった。
このハーフトーン型位相シフトマスクブランクの光半透過膜上に、レジスト膜(ベーク温度:190℃)を形成し、パターン露光、現像によりレジストパターンを形成した。次いで、エッチング(CF4+O2ガスによるドライエッチング)により光半透過膜の露出部分を除去し、この光半透過膜にパターン(ホール、ドット等)を得た。レジスト剥離後、100℃の98%硫酸(H2SO4)に15分間浸漬して硫酸洗浄し、純水等でリンスして、ArFエキシマレーザ−用の位相シフトマスクを製造した。この得られた位相シフトマスクには、パターン欠陥は確認されなかった。
本発明に係るフォトマスクブランクの製造方法における一実施の形態において、透明基板を洗浄するために用いられるスピン洗浄装置を示す構成図である。 本発明に係るフォトマスクブランクの製造方法における一実施の形態において、透明基板を洗浄するために用いられる他のスピン洗浄装置を示す構成図である。 本発明に係るフォトマスクブランクの製造方法における一実施の形態において、透明基板の表面を改質するための紫外線照射装置を示す正面図である。 本発明に係るフォトマスクブランクの製造方法における一実施形態において、透明基板の端面を洗浄する端面洗浄装置を示す平面図である。 図1のスピン洗浄装置等にて洗浄された透明基板上に成膜を施すスパッタリング装置を示す構成図である。 フォトマスクブランクの構成要素である透明基板の一部を示す部分側面図である。 透明基板を表面改質処理、端面洗浄処理、主表面洗浄処理等したときの異物除去率を、実施例と比較例とで示す図表である。
符号の説明
1 透明基板(透光性基板)
2 透明基板の主表面
6 透明基板の端面
10 スピン洗浄装置
13 2流体噴射ノズル
14 超音波洗浄ノズル
22 エッチングノズル
25 スピン洗浄装置
26 洗浄ツール
40 紫外線照射装置
41 紫外線照射ユニット
50 端面洗浄装置
57 端面洗浄ツール

Claims (7)

  1. 透光性基板の表面を洗浄した後、上記透光性基板の表面に、被転写体に転写するための転写パターンとなる薄膜を形成するフォトマスクブランクの製造方法において、
    上記透光性基板の表面の洗浄は、当該透光性基板の表面の濡れ性を改善する表面改質処理を実施し、次に、当該透光性基板の表面のうちの端面を洗浄し、次に、上記透光性基板表面から異物を剥離するために上記透光性基板の主表面にエッチング液を所定時間静止した状態で接触させるパドルエッチング処理を実施し、その後、当該透光性基板の表面のうちの主表面を洗浄するものであることを特徴とするフォトマスクブランクの製造方法。
  2. 上記透光性基板の端面の洗浄は、回転した洗浄ツールを上記透光性基板の端面に接触させて洗浄するスクラブ洗浄であることを特徴とする請求項1に記載のフォトマスクブランクの製造方法。
  3. 上記透光性基板の主表面の洗浄は、回転した洗浄ツールを上記透光性基板の主表面に接触させて洗浄するスクラブ洗浄と、気体と溶媒とを混合した洗浄液を透光性基板の主表面に噴射して洗浄を行う2流体噴射洗浄と、超音波が印加された洗浄液を透光性基板の主表面に供給して洗浄を行う超音波洗浄との少なくとも1つであることを特徴とする請求項1又は2に記載のフォトマスクブランクの製造方法。
  4. 上記透光性基板の表面における表面改質処理の実施前に、上記透光性基板の端面を端面研磨処理することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフォトマスクブランクの製造方法。
  5. 上記エッチング処理と、上記主表面の洗浄とを、同一の装置によって連続して行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフォトマスクブランクの製造方法。
  6. 上記フォトマスクブランクは、ArFエキシマレーザーを露光光として用いるフォトマスクを製造するために用いられるものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のフォトマスクブランクの製造方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のフォトマスクブランクにおける薄膜をパターンニン
    グして、透光性基板の表面に転写パターンを形成することを特徴とするフォトマスクの製造方法。
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