JP4318437B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールとの反発を最大限に高めることにより打球の飛距離を向上しうるゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
本件出願人は、ゴルフクラブヘッドのメカニカルインピーダンスの一次の極小値が示す周波数を、ゴルフボールのメカニカルインピーダンスの一次の極小値が示す周波数に近似させると、両者の衝突時に生じるエネルギーロスを低減でき反発を高めて打球の飛距離を向上させることを既に提案している。これはインピーダンスマッチング理論とも呼ばれている。メカニカルインピーダンスは、物体に固有の値ではあるが、その値は測定時の境界条件によって異なったものとなる。
【0003】
本件出願人が既に提案した特公平4−56630号公報では、その第6図のようにゴルフクラブをぶら下げて自由状態とし、このような自由状態でのゴルフクラブヘッドのメカニカルインピーダンスの極小値が周波数2500〜4000Hzの領域で現れるように設計することを提案している。一方、特公平5−33071号公報では、ヘッドのフェース面を加振機に固着した固着状態とし、クラブヘッドのメカニカルインピーダンスの極小値を、周波数600Hz〜1600Hzの領域で現れるように設計することを提案している。さらに特開2002−17904号では、ヘッドのフェース面を加振機に固着した固着状態とし、クラブヘッドのメカニカルインピーダンスの極小値の周波数を600Hz以下に設計することを提案している。
【0004】
従来の提案では、ヘッドの自由状態或いは固着状態のいずれか一方の境界条件でのゴルフクラブヘッドのメカニカルインピーダンスを規制するものである。しかしながら、一方の境界条件においてヘッドのメカニカルインヒーダンスが適正であっても、他方の境界条件で測定した場合にそれが適正な値を示すとは限らない。
【0005】
発明者らは、ヘッドのさらなる反発性の向上を実現するために、鋭意研究を重ねたところ、前記ヘッドの固着状態での測定において、ヘッドの周波数伝達関数が一次の極小値を示す周波数を、これと同じ条件で測定されたゴルフボールの周波数伝達関数の一次の極小値を示す周波数と同等ないしそれよりも小さく設定するとともに、ヘッドの自由状態での測定において、ヘッドの周波数伝達関数の極小値が最小となる周波数を、自由状態で測定されたゴルフボールの周波数伝達関数の極小値が最小となる周波数よりも大きく設定すること、つまり、2つの境界条件における周波数の限定をともに満たすことで、さらに反発効率を高めうることを見出した。
【0006】
因みに、現在市場に投入されているゴルフクラブのヘッドは、金属材料で作られかつ中空構造のものが殆どである。これらの材料、構造のヘッドを加振機に固着して加振法により測定したとき、その周波数伝達関数の1次の極小値が示す周波数は、特公平5−33071号公報に記載されているように、600Hz〜1600Hzに現れるものが存在しているが、自由状態としてインパクトハンマー法により測定した周波数伝達関数が極小値を示す周波数は5000Hzよりも小さい値となる。つまり、2つの境界条件を満たしていない。
【0007】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、ボールとの反発をさらに高めることができ、打球の飛距離をより一層向上しうるゴルフクラブヘッドを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、ボールを打球するフェース面を外表面とするフェース部と、前記フェース面の上縁に連なりヘッド上面をなすクラウン部と、前記フェース面の下縁に連なりヘッド底面をなすソール部と、前記クラウン部とソール部との間を継ぎフェース面のトウ側縁からバックフェースを通りフェース面のヒール側縁にのびるサイド部とを有しかつ内部に中空部を有するゴルフクラブヘッドであって、前記フェース部の内面から1.0〜7.0mmの距離を離間したヘッドの内面に、前記中空部側に隆起してフェース面と略平行な平面に沿ってのびる環状又は一ないし複数箇所で部分的に途切れるリブを具え、しかもヘッドを加振機に固着して加振法により測定されたヘッドの周波数伝達関数の一次の極小値を示す周波数F(fix )が601〜802(Hz)であり、かつヘッドを自由状態としてインパクトハンマー法により測定されたヘッドの周波数伝達関数の極小値が最小となる周波数F(free)が5510〜8600(Hz)であること、しかも前記周波数F(fix )と前記周波数F(free)との比F(free)/F(fix )が7.31〜12.29であることを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【0009】
ここで「加振法により測定されたヘッドの周波数伝達関数」とは、加振機がヘッドを加振するときの加振点(加振機とヘッドとの固着点)の加速度α1、応答加速度をα2とするとき、下記式により求めることができる。
周波数伝達関数
=(α1のパワースペクトル)/(α2のパワースペクトル)
【0010】
また前記「加振法」は、ヘッドを加振機に固着して加振機からの振動によって生じるヘッド側の応答を測定するものである。本明細書では「加振法」を次のような測定を行うものとして定める。
(1)先ずゴルフクラブのシャフトからヘッドを取り外す(予めヘッド単体が準備されている場合にはこの工程は不要である。)。
(2)図12、図14に示すように、ヘッド1のフェース面2のスイートスポットSに加振機13の加振部材12(外径10mmの円筒状)を接着剤で固着する。スイートスポットSに固着するのは、加振時に偏心によるモーメントの発生を防止するためである。なお、ここで言うスイートスポットSは、ヘッド重心からフェース面に引いた垂線が該フェース面と交わる点であるが、便宜上、例えば内径1.5mm、外径2.5mm垂直なパイプの上端にフェース面を下向きとしてヘッドを載置しバランスする位置として求めても良い。
(3)図12のように加速度ピックアップPa2を、ヘッド1の振動が測定できるフェース面2の適当な位置(本例では図14のようにスイートスポットSからトウ側に20mmの位置)に例えば接着剤で固着する。
(4)図12のように、加振機13がヘッドを加振するときの加振点の加速度を測定する加速度ピックアップPa1を入力治具15に取付ける。
(5)図13に示すように、加振機13でヘッド1に振動を与え、入力治具15の加速度α1の信号およびヘッド1側の加速度α2の信号をパワーユニットを介してFFTアナライザに取り込む。
(6)FFTアナライザで周波数伝達関数を(α1のパワースペクトル/α2のパワースペクトル)にて求める。
(7)図4は、周波数伝達関数の測定結果を示す。このようなグラフからヘッドを加振機に固着して加振法により測定されたヘッドの周波数伝達関数の一次の極小値を示す周波数F(fix )(複数の極小値を示す周波数のうち最も小さい周波数)を読取る。
【0011】
また前記インパクトハンマー法は、ヘッドないしゴルフクラブを吊り下げて自由状態とするとともに、インパクトハンマーにてヘッドを打撃しその応答を測定するものである。本明細書ではこのインパクトハンマー法を次のような測定を行うものとして定める。
(1)図15に示すように、先ずゴルフクラブCBのグリップG側にたこ糸等を取り付けヘッドを下に向けた吊り下げ状態とする(ヘッド単体をぶら下げても良い)。
(2)加速度ピックアップPa2を、ヘッド1の振動が測定できるフェース面2の適当な位置(本例では図14で示したようにスイートスポットSからトウ側に20mmの位置)に例えば接着剤で固着する。
(3)フェース面のスイートスポットSをインパクトハンマーHMで打撃する。
(4)インパクトハンマーの加振力F1(インパクトハンマーに取り付けられているフォースピックアップPa3にて測定される。)および前記加速度ピックアップPa2から得られるヘッド側1側の加速度α2’をパワーユニットを介してFFTアナライザに取り込む。
(5)FFTアナライザで周波数伝達関数を(F1のパワースペクトル/α2’のパワースペクトル)にて求める。
(6)図5には、このインパクトハンマー法により得られた周波数伝達関数の測定結果の一例を示す。このグラフでは、周波数伝達関数には1〜n次の極小値が現れるが、この中で周波数伝達関数の極小値のレベル(dB)が最小となる周波数F(free)を読みとる。この図では、1次の極小値の周波数伝達関数が最小となっているが、図6に示すように、該周波数F(free)は、1次以外の場合もあり得る。なお周波数伝達関数の測定に用いた機器の一例を表1に示す。
【0012】
【表1】
Figure 0004318437
【0013】
なお自由状態で測定される前記周波数F(free)は1次ではなく最小のものとしている。この境界条件では、フェース部に振幅を持たないような振動モードが1次の振動モードになることがある。反発特性に影響する振動モードに着目するには、このような振動モードではなくフェース部の振幅が大きな振動モードに着目する必要があるため、周波数F(free)については1次ではなく最小のものを対象としている。
【0017】
また請求項2記載の発明は、請求項1に記載されたヘッドを有するゴルフクラブである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態について図面に基づき説明する。
図1には、本実施形態のウッド型ゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1の斜視図、図2は同平面図、図3は図2のX−X線端面図をそれぞれ示している。また図1〜3において、ヘッド1は規定のライ角、フェース角δで水平面に載置した測定状態とされている。なお測定状態では、ヘッドの1のネック部7に設けられたシャフトの軸中心線CLを垂直面VP(図2に示す)内に配しかつライ角に合わせている。
【0019】
該ヘッド1は、図1〜3に示したように、ボールを打球する面であるフェース面2を外表面とするフェース部3と、前記フェース面2の上縁2aに連なりヘッド上面をなすクラウン部4と、前記フェース面2の下縁2bに連なりヘッド底面をなすソール部5と、クラウン部4とソール部5との間を継ぎフェース面2のトウ側縁2tからバックフェースを通りフェース面2のヒール側縁2eにのびるサイド部6と、フェース部3とクラウン部4とサイド部6とが交わるヒール側の交わり部の近傍に配されかつ図示しないシャフトの一端が装着されるネック部7とを具え、本例では内部を中空形状とした金属製のものを例示している。なおヘッド1の体積は、特に限定はされないが、好ましくは250cm3 以上、より好ましくは300cm3 以上、さらに好ましくは300〜500cm3 程度に大型化することが望ましい。
【0020】
本発明のヘッド1は、加振機に固着して加振法により測定されるヘッドの周波数伝達関数の一次の極小値を示す周波数F(fix )が601〜802(Hz)であり、かつヘッド1を自由状態としてインパクトハンマー法により測定されたヘッドの周波数伝達関数の極小値が最小となる周波数F(free)が5510〜8600(Hz)であること、しかも前記周波数F(fix )と前記周波数F(free)との比F(free)/F(fix )が7.31〜12.29であることを特徴としている。なお各周波数F(fix )、F(free)の測定方法は前記の通りである。
【0021】
インピーダンスマッチング理論は、ヘッドのメカニカルインピーダンスの1次の極小値を示す周波数を、ゴルフボールのそれに近づけるものであるが、有限要素法などの数値解析を含む種々の研究を重ねたところ、ヘッドの反発性能は、このインピーダンスマッチング理論だけでは説明し得ない現象を含むことを確認した。発明者らは、図7(A)、(B)に示すように、外周部の厚さtaを中央部tbに比して大とした円板状の試験片TPの平坦な側の表面にゴルフボールTBを衝突させて解析を行った。解析は、図8(A)〜(D)に衝突の様子を時系列的に示すように、質量200gの試験片TP、ゴルフボールTBをそれぞれ有限個の要素で試験片モデルTPm、ゴルフボールモデルTBmにモデル化し、コンピュータ上での両者の衝突シミュレーションとした。そして、これにより、反発係数などを計算した。
【0022】
なお試験片TPは、表2に示すように、そのスイートスポットを加振機に固定して計算される周波数伝達関数の1次の極小値が示す周波数F(fix )、試験片をぶら下げた自由状態とし、該試験片のスイートスポットをインパクトハンマーで打撃したときの周波数伝達関数の極小値が最小となる周波数F(free)を変化させている。またゴルフボールモデルについては、その周波数F(fix )を1041Hz、F(free)を3588Hzとした(標準的な値)。
【0023】
また試験片の反発係数の計算は、U.S.G.A.の Procedure for Measureing the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2 (February 8, 1999) に可能な限り準じて行った。具体的にはゴルフボールモデルTBmを初速48.77m/sで試験片モデルTPmのスイートスポットに衝突させ、ゴルフボールモデルTBmの衝突直前の入射速度Viと跳ね返り速度Voとを求める。そして、ゴルフボールモデルTBmの入射速度をVi、跳ね返り速度をVo、試験片モデル質量をM、ゴルフボールモデルの質量をmとした場合に、次式により反発係数eを算定した。
(Vo/Vi)=(eM−m)/(M+m)
テストの結果などを表2、図9に示す(なお図9のプロット点の添え字は試料No.を示している)。
【0024】
【表2】
Figure 0004318437
【0025】
試験片No.1〜8では、その周波数F(fix )をボールのそれに近似した1049Hzに統一し、本例では試験片のヤング率と周辺部の厚さtaとを変えることによりF(free)を変化させた例を示す。これらの試験片No.1〜8では、図9(B)に示すように、周波数F(free)が大きくなるにつれて反発係数が向上している。また試験片の前記周波数F(free)が、ボールの周波数F(free)である3588Hzを超えても反発係数は引き続き向上が見られる。
【0026】
試験片No.9〜16では、その周波数F(free)をボールのそれに近似した3234Hzに統一し、本例では試験片のヤング率と周辺部の厚さtaとを変えることによりF(fix )を変化させた例を示す。これらの試験片No.9〜16では、図9(A)に示すように、周波数F(fix )が小さくなるにつれて反発係数が向上している。また試験片の前記周波数F(fix )が、ボールの周波数F(fix )1041Hzを下回っても反発係数は引き続き向上している。
【0027】
試験片No.17〜24では、その周波数F(fix )をボールのそれよりも小さい400Hzに統一し、F(free)を変化させた例を示す。これらの試験片No.17〜24においても、図9(B)に示すように、周波数F(free)が大きくなるにつれて反発係数が向上しており、また試験片の前記周波数F(free)が、ボールの周波数F(free)である3588Hzを超えても反発係数は引き続いて向上している。特に試験片No.1〜8に比べ、反発係数がより大きいことが確認できる。
【0028】
試験片No.25〜32では、その周波数F(free)をボールのそれを大幅に上回る6000Hzに統一し、F(fix )を変化させた例を示す。これらの試験片No.25〜32でも、図9(A)に示すように、周波数F(fix )が小さくなるにつれて反発係数が向上している。また試験片の前記周波数F(fix )が、ボールの周波数F(fix )1041Hzを下回っても反発係数は引き続いて向上しており、その値は前記試験片No.9〜16よりも優れている。
【0029】
これらの解析から明らかなように、第一に、反発係数には前記周波数F(fix )、F(free)の双方が関係していることが分かる。第二に試験片の周波数F(fix )、F(free)がゴルフボールのそれに合致したときは反発係数は向上する(すなわち、インピーダンスマッチング理論自体は正しい)が、最大の反発係数をとるためのさらに好ましい周波数F(fix )、F(free)が存在している。第三に、反発が最大となる周波数F(fix )、F(free)は、周波数F(fix )についてはゴルフボールのそれよりも小さくかつ周波数F(free)についてはゴルフボールのそれよりも大きいこと、特にF(free)とF(fix )との比F(free)/F(fix )を大きくすることが良い。第四に、上述の試験片では、ボールが衝突する部分の重量を軽くし、その周辺により多くの重量を配分することで高反発化が実現し得た。つまり、衝突する部分の質量を相対的に小さくすることにより、反発係数は高められている。
【0030】
また発明者らは、このような現象が有限要素法による解析特有の現象ではないことを確かめるために、他の数値解析法としてバネ−マスモデルを用いて上記現象の確認を行った。バネマスモデルは、図10(A)〜(E)に示すように、ゴルフボール、試験片をそれぞれバネ(不図示)で連結された複数個の小質量に分割している。なお図10(A)〜(D)には、試験片のモデルを、同(E)には、ゴルフボールのモデルをそれぞれ示し、各々の質量は図示の通りとし、試験片については(A)〜(D)のモデル1ないし4を準備した。そして、これらの試験片のモデル、ゴルフボールのモデルを上記と同一の条件で衝突させる衝突解析を行った。衝突解析は、2つの質点が完全に拘束される条件を設定した。表3に解析の結果を示すが、反発係数が最大となった周波数F(fix )、F(free)は、このようなバネマスモデルにおいても有限要素法と同様、周波数F(fix )についてはゴルフボールのそれよりも小さくかつ周波数F(free)についてはゴルフボールのそれよりも大きいことが分かる。
【0031】
【表3】
Figure 0004318437
【0032】
これまで、反発係数はいわゆるメカニカルインピーダンス、剛性及び質量で説明できると考えられてきたが、上記の解析の結果では、新たに質量の分布も反発に影響を及ぼすこと、即ち衝突する部分の質量を相対的に小さくすることにより、反発係数は高め得る。そして、これを物体の固有振動特性に当てはめると、ヘッドの前記周波数F(fix )はより小さく、かつ周波数F(free)はより大きくすることに相当する。衝突する部分を相対的に軽くすると、反発性能がなぜ向上するのか、その技術的な理由の解明にはさらなる研究が必要であるが、概ね、衝突する部分は最も大きく振動するため、その部分の質量を減じることにより、変位が大きくても振動によって消費されるエネルギー量は小さくできること、つまり、運動エネルギー以外の物体が振動する内部エネルギーが小になることにより、効率良く運動エネルギーの伝播が行われ、その結果として反発性能が向上するものと推察される。
【0033】
このような解析に基づき、実際のヘッドについて実験を試みたところ、ほぼ同様の結果が得られた。ここで、ヘッド1において、前記周波数F(fix )が200Hz未満であると、フェース面2での変形が大きくなり、フェース部の損傷が生じ易くなる傾向があり好ましくない。また1400Hzを超えると、反発性能が低下してしまう。本発明では、ヘッド1の前記周波数F(fix )を601〜802Hzとする。
【0034】
同様に、ヘッド1の前記周波数F(free)が5000Hz未満であると、反発係数のさらなる向上が期待できず、かつ打撃時の衝撃(手応え)が頼り無く感じられる傾向があり、逆に9000Hzを超えると、打撃時の衝撃を強く感じ易くなる傾向がある。本発明では、前記周波数F(free)を5510〜8600(Hz)とする。
【0035】
そして、ヘッド1の前記周波数F(fix )と前記周波数F(free)との比F(free)/F(fix )を7.31〜12.29とする
【0036】
これらの2つの周波数F(fix )、F(free)は、それぞれ個別に変化させることが可能である。特に限定はされないが、好適にはフェース部2の厚さとその周辺部の重量の配分などによって容易に行うことができる。本実施形態では、フェース部2に、高強度かつ低ヤング率の金属材料を用いるとももに、その厚さを極力小で形成している。ヘッド1のフェース部2の厚さを小さくすると、フェース部3の剛性が低く質量も小となるため周波数F(fix )を低下させるのに役立つ。フェース部で削減された重量分をクラウン、ソール部などに配分することで、周波数F(free)を増加させることができる。このように、ヘッドの各部の剛性・重量分布・肉厚分布等を変えることで、2つの周波数の比{F(free)/F(fix )}は変化させることができる。
【0037】
前記フェース部3に用いる金属材料としては、特に限定はされないが、低いヤング率と高い強度を兼ね具えた金属材料が好ましく、例えばTi−6Al−4V、Ti−15V−3Cr−3Al−3Sn等のβ型チタン合金や非晶質合金などを用いるのが望ましい。またフェース部3と、これ以外の部分とは、異なる材料を用いることもできる。ただし、前記周波数F(fix )、F(free)の規定を満たすものであれば特に限定されるものではなく、種々の材料を採用しうるのは言うまでもない。
【0038】
本実施形態のヘッド1は、図3に示すように、フェース部3の最大の厚さtfが例えば2.8mm以下に設定されるが、特に好ましくは1.3〜2.7mm程度、より好ましくは1.4〜2.5mm程度、さらに好ましくは1.6〜2.4mmに設定する。前記厚さtfが1.3mmを下回ると、耐久性が低下しやすい。また本例では該フェース部3の厚さtfを実質的に一定で形成しているが、中央部を厚くしかつ周辺部を薄くすることで剛性を低下させることもできる。
【0039】
また本実施形態のヘッド1は、フェース部3の内面から離間したヘッド1の内面に、クラウン部4、ソール部5及びサイド部6から中空部i側に隆起してフェース面と略平行な平面に沿ってのびる環状のリブ9が設けられたものを例示している。このようなリブ9は、フェース部3の重量を増すことがなくフェース部3の周囲により多くの重量を配分しうる。このような構成は、その周波数F(fix )をより小さく、かつ周波数F(free)をより大きく設定するのに役立つ。
【0040】
前記リブ9の厚さtdや前後方向の幅Wは、特に限定はされないが、小さすぎると前記周波数F(free)を大きく設定する効果が少なくなり、逆に大きすぎてもヘッドの大型化を阻害したり、ヘッドの重量を著しく大とする傾向があり好ましくない。このような観点より、前記リブ9の厚さtdは、好ましくは2.0〜15.0mm、特に好ましくは5.0〜10.0mmが望ましい。同様にリブ9の前後方向の幅Wは、好ましくは2.0〜20.0mm、さらに好ましくは5.0〜10.0mmとすることが望ましい。なお本例では、このリブ9は、フェース面2の周囲に沿って環状で形成されたものを示しているが、一ないし複数箇所で部分的に途切れるものでも良い。
【0041】
またリブ9は、フェース部3の内面3iから1.0〜7.0mmの小距離Sをバックフェース部側に隔てて設けられる。このようなヘッド形状は、フェース部3(ボールとの衝突部)の重量を軽減しつつ該フェース部3の周囲に多くの重量をより効果的に配分することができるため、前記周波数F(fix )、F(free)を前記好ましい範囲に設定しうるとともに、その比F(free)/F(fix )をより大きく設定するのに役立つ。なお前記小距離Sが7.0mmを超えると、周波数F(free)に関して、フェース面2が振動する振動モードを大きくする効果が小さくなる傾向があり、逆に1.0mmを下回ると、加工が困難になるばかりか、フェース部3の振動に影響を与え、周波数F(fix )を小さくする妨げとなり易い。また、このようなヘッド構造は、ヘッドの重心がフェース面2側に寄り易くなるため重心深度が浅くなり、打球にサイドスピンがかかり難く、打球の左右の振れ角が小さくできる。
【0042】
なお前記リブ9を除いたクラウン部4の厚さtc、ソール部5の厚さto、サイド部の厚さtsは、いずれも小さすぎると、割れ等が発生し易く耐久性を低下させ易くなり、逆に大きすぎても重量増加によって周波数F(free)を大とする妨げとなり好ましくない。特に限定はされないが、クラウン部4の厚さtcを例えば0.8〜3.0mm、より好ましくは0.8〜1.5mm、さらに好ましくは1.0〜1.2mmとすることが望ましい。また前記リブ9を除いたソール部5の厚さtoは、特に限定はされないが、例えば1.0〜3.0mm、より好ましくは1.2〜2.0mm、さらに好ましくは1.3〜1.8mmとすることが望ましい。さらに、前記リブ9を除いたサイド部6の厚さtsは、特に限定はされないが、例えば0.8〜3.0mm、より好ましくは1.0〜2.0mm、さらに好ましくは1.0〜1.8mmとすることが望ましい。
【0043】
以上のようなヘッド1は、ネック部7にシャフトが固着されることによりウッド型のゴルフクラブとして利用される。
【0044】
【実施例】
次に本発明をより具現化した実施例について説明する。
本発明の効果を確認するために、表4に示す仕様にて複数種類のウッド型ゴルフクラブヘッドを試作し、反発係数を測定した。ヘッドは、チタン(Ti−6Al−4V)をロストワックス製法により製造した。そして鋳造後、研摩工程によって各部を所定の厚さ、形状に仕上げた。共通仕様としてリアルロフト角11゜、ライ角56゜、ヘッド体積300cm3 、ヘッド質量195g±1.0gに統一した。また実施例のヘッドは、いずれも図3に示したようなリブを具え、リブの幅Wはいずれも10mmに統一した。なおフェース面の面積を3000mm2 以下、より好ましくは1300〜2650mm2 程度に減じることにより、フェース部の剛性の過度の低下を防止しつつ反発性を高めている。
【0045】
またヘッドの反発係数は、U.S.G.A.の Procedure for Measureing the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2 (February 8, 1999) に基づき行った。テストの結果などを表4、図11に示す。
【0046】
【表4】
Figure 0004318437
【0047】
テストの結果、実施例のヘッドでは、いずれも反発係数を向上していることが確認できる。特に図11から前記周波数の比F(free)/F(fix )を7.0以上とした実施例4〜7では、比較例に比べてピーク的に反発係数を増大していることが確認できる。また表4中、「F(free)の1次」とは、インパクト法によって得られた周波数伝達関数の1次の極小値を示す周波数を示す。実施例のヘッドでは、周波数F(free)が、いずれも1次の極小値の周波数ではない。
【0048】
【発明の効果】
上述したように本発明のゴルフクラブヘッドは、 ヘッドを加振機に固着して加振法により測定されたヘッドの周波数伝達関数の一次の極小値を示す周波数F(fix )と、ヘッドを自由状態としてインパクトハンマー法により測定されたヘッドの周波数伝達関数の極小値が最小となる周波数F(free)とを一定範囲に限定することによって、従来よりもさらにボールとの反発性を高めることができる。したがって打球の飛距離をより一層増大しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】測定状態のヘッドの斜視図である。
【図2】その平面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】加振法によるヘッドの周波数伝達関数を示すグラフである。
【図5】インパクトハンマー法によるヘッドの周波数伝達関数を示すグラフである。
【図6】インパクトハンマー法による他のヘッドの周波数伝達関数を示すグラフである。
【図7】(A)は試験片の正面図、(B)はそのB−B端面図である。
【図8】(A)〜(D)は衝突シミュレーションを視覚化して示す断面図である。
【図9】(A)、(B)は、衝突シミュレーションの結果を示すグラフである。
【図10】(A)〜(E)は、バネ−マスモデルを例示する略図である。
【図11】実施例のテスト結果を示す反発係数と周波数比F(fix )/F(free)との関係を示すグラフである。
【図12】加振法を説明する線図である。
【図13】加振法を説明する全体ブロック図である。
【図14】フェース面の線図である。
【図15】インパクトハンマー法を説明する線図である。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブヘッド
2 フェース面
3 フェース部
4 クラウン部
5 ソール部
6 サイド部
G ヘッドの重心
S スイートスポット

Claims (2)

  1. ボールを打球するフェース面を外表面とするフェース部と、前記フェース面の上縁に連なりヘッド上面をなすクラウン部と、前記フェース面の下縁に連なりヘッド底面をなすソール部と、前記クラウン部とソール部との間を継ぎフェース面のトウ側縁からバックフェースを通りフェース面のヒール側縁にのびるサイド部とを有しかつ内部に中空部を有するゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース部の内面から1.0〜7.0mmの距離を離間したヘッドの内面に、前記中空部側に隆起してフェース面と略平行な平面に沿ってのびる環状又は一ないし複数箇所で部分的に途切れるリブを具え、しかも
    ヘッドを加振機に固着して加振法により測定されたヘッドの周波数伝達関数の一次の極小値を示す周波数F(fix )が601〜802(Hz)であり、
    かつヘッドを自由状態としてインパクトハンマー法により測定されたヘッドの周波数伝達関数の極小値が最小となる周波数F(free)が5510〜8600(Hz)であること、
    しかも前記周波数F(fix )と前記周波数F(free)との比F(free)/F(fix )が7.31〜12.29であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 請求項1に記載されたヘッドを有するゴルフクラブ
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