JP4318217B2 - 鉄道車両用灯具 - Google Patents

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本発明は鉄道車両の車室内を照明するための灯具に関する。
鉄道車両の客室には、一般に、その天井部に蛍光ランプを光源とする灯具が取り付けられ、その光源の蛍光ランプとしては直管が多用されており、蛍光ランプの両端を支持して給電する一対のランプソケットを備えた灯具が用いられる。このような灯具は、従来、例えばSPCCなどの圧延鋼板を用いたプレス成形品を灯具本体として、蛍光ランプを点灯させるための安定器が別のプレス成形品等により形成された筐体内に収容された状態で、灯具本体の上面に取り付けられ、この安定器から一対のランプソケットに対して配線が施される(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
また、安定器に対する電源の供給は、図5に例示するように、灯具本体51の上面に安定器52が配置される関係上、天井板の上方を通る車両側の電源配線53と、安定器52から引き出されている灯具側配線54とを、灯具本体51の上側、つまり天井裏でコネクタ53a,54aを介して接続することによって行われる。
特開平10−134628号公報 特開2001−184931号公報
ところで、図5に示したような従来の配線構造によると、車両側配線と灯具側配線の接続部を点検するためには、車両の天井部から灯具を取り外す必要があり、点検作業に手間がかかるという問題があった。また、車両側配線と灯具側配線の接続部は、通常、天井裏に設けられて特にカバー等で覆われないために、埃等がたまりやすいという問題もある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、車両側配線と灯具側配線の接続部の点検作業を容易化することができるとともに、その接続部を埃等による汚れから保護することのできる鉄道車両用灯具の提供をその課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明の鉄道車両用灯具は、蛍光ランプの両端部を支持して給電するための2つのランプソケットが長手方向両端部近傍の下面側に装着され、かつ、上面側には安定器が取り付けられる灯具本体が、少なくとも上記各ランプソケットの装着位置の間で下方に向けて開口するコ字形断面部を含む形状に形成されているとともに、このコ字形断面部の開口部分に蓋が取り付けられて上記蛍光ランプはその蓋の下方を通るように支持され、この蓋とコ字形断面部によって形成される灯具本体の長手方向に沿った空間に、当該空間を臨むように灯具本体に形成された2つの孔を介して車両側からの配線と上記安定器からの配線が挿入され、これらの配線が当該空間内で相互に接続されていることによって特徴づけられる(請求項1)。
ここで、本発明においては、上記灯具本体が一様断面のアルミ押出成形材によって形成されている構成(請求項2)を好適に採用することができる。
本発明は、灯具本体に配線のための空間をその下面側に設けるとともに、その空間を下方から蓋で閉塞し、天井裏を通る車両側配線と、灯具本体の上面側に設けられる安定器からの配線とを、それぞれ灯具本体に形成した孔を介して上記空間内に導いて相互に接続することによって、課題を解決しようとするものである。
すなわち、本発明においては、灯具本体に、少なくとも両端部近傍のランプソケットの装着位置間において下向きに開口したコ字形断面部を設けて、その下側に蓋を取り付けて開口部分を塞ぎ、蛍光ランプはその蓋の下側を通るように装着する。そして、車両側配線および安定器からの配線を、灯具本体に形成された孔を介して上記空間内に挿入して相互に配線する。この構成により、灯具本体を取り外すことなく、蓋を取り外すことにより車両側配線と安定器からの配線の接続部の点検を行うことが可能となると同時に、その接続部は実質的に閉じられた空間内に位置することになるため、埃等がたまりにくく、汚れを防止することができる。
また、請求項2に係る発明のように、灯具本体をアルミ押出成形材製とすることにより、従来の圧延鋼板をプレス成形する場合に比して、断面形状のデザインの自由度を向上させることができ、コ字形断面部を含んだ優れたデザインの灯具本体を容易に得ることができる。
本発明によれば、灯具本体に下向きに開口するコ字形断面部を設けるとともに、そのコ字形断面部の下側の開口部分を蓋により塞いで閉じた空間を形成し、その空間内に車両側配線と灯具側配線を導いて相互に接続しているため、車両側配線と灯具側配線との接続部の点検作業を、灯具本体を天井部から取り外すことなく、蓋を取り外すだけで行うことが可能となり、点検作業の容易化を達成することができる。また、この接続部は、灯具本体の下向きに開口するコ字形断面部と蓋との間の空間に設けられるため、埃がたまりにくく、汚れから保護することができる。
また、請求項2に係る発明のように、灯具本体を一様断面のアルミ押出成形材とすることにより、コ字形断面部を含む良好なデザイン性のもとに上記した作用効果を奏することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について述べる。
図1は本発明の実施の形態の正面図であり、図2はその平面図であり、図3は図1のA−A拡大断面図である。また、図4には本発明の実施の形態の要部縦断面図を示す。
灯具本体1は一様な断面形状を有するアルミ押出成形材からなり、下向きに開口するコ字形断面部11と、そのコ字形断面部11の開口端両側から外側に斜めに突出する反射板12とが一体に形成された形状を有し、その各反射板12のコ字形断面部11に対する付け根部に、長手方向に沿った溝13が形成されている。
灯具本体1の長手方向両端近傍には、そのコ字形断面部11の内側の下面にそれぞれランプソケット2が固定されており、その各ランプソケット2に蛍光ランプ3の両端部が差し込まれる。また、コ字形断面部11の上面には安定器4が適当な筐体内に収容された状態で取り付けられており、各ランプソケット2はこの安定器4にリード線(図示せず)よって接続される。
各ランプソケット2の下側およびその近傍の蛍光ランプ3の両端部は、灯具本体1の溝13に摺動自在に嵌め込まれたソケットカバー5によって若干の隙間を介して覆われており、このソケットカバー5の存在により、蛍光ランプ3が振動等によって例えランプソケット2から外れても下方に落下することが防止されている。
灯具本体1のコ字形断面部11は、その両端部近傍に取り付けられているランプソケット2の間において、蓋6によって閉じられており、これによって断面矩形の空間Gが形成されている。蓋6は、コ字形断面部11の内部下面に長手方向に所定の間隔を開けて複数箇所に固定されている取り付け金具7に対してねじ7aによって取り付けられている。ランプソケット2に両端部が差し込まれる蛍光ランプ3は、蓋6の下側を通っている。
さて、コ字形断面部11には、一方のランプソケット2の近傍と、安定器4の装着位置の近傍に、それぞれ上下に貫通して空隙Gに連通する孔11aおよび11bが形成されており、安定器4に対して電源を供給する車両側配線8は、孔11aを介して空隙G内に挿入されている。また、安定器4から導出されている灯具側配線9は孔11bを介して同じく空隙G内に挿入されている。そして、これらの車両側配線8および灯具側配線9は、その先端部に装着されているコネクタ8aおよび9bにより空隙G内で相互に接続されている。
以上の本発明の実施の形態によると、コネクタ8aと9bによる車両側配線8と灯具側配線9の接続部は、四面が囲まれた空隙G内に位置しているので、埃がたまりにくく、汚れにくい。そして、この接続部は、ねじ7aを外して蓋6を取り外すことによって視認することができ、従来のように灯具全体を天井部から取り外すことなく、その点検を行うことができ、点検作業を容易化することができる。
なお、以上の実施の形態においては、灯具本体1をアルミ押出成形材として、コ字形断面部11の両側に反射板12を一体に形成した例を示したが、灯具本体1の全体の形状や材質については、特に限定されることがないが、アルミ押出成形材を採用することによって、上記のようにコ字形断面部と反射板を一体化し、更にソケットカバーの摺動用の溝を形成するなど、従来から多用されている圧延鋼板のプレス成形品を用いる場合に比して、断面形状の選択の自由度が高く、デザイン性に優れた灯具を得ることができる点において望ましい。
本発明の実施の形態の正面図である。 図1の平面図である。 図1のA−A拡大断面図である。 本発明の実施の形態の要部縦断面図である。 従来の鉄道車両用灯具の車両側配線と安定器から引き出される灯具側配線の接続方法の例の説明図である。
符号の説明
1 灯具本体
11 コ字形断面部
11a,11b 孔
12 反射板
13 溝
2 ランプソケット
3 蛍光ランプ
4 安定器
5 ソケットカバー
6 蓋
7 取り付け金具
7a ねじ
8 車両側配線
9 灯具側配線
8a,8b コネクタ
G 空隙

Claims (2)

  1. 鉄道車両の天井部に取り付けられる灯具であって、
    蛍光ランプの両端部を支持して給電するための2つのランプソケットが長手方向両端部近傍の下面側に装着され、かつ、上面側には安定器が取り付けられる灯具本体が、少なくとも上記各ランプソケットの装着位置の間で下方に向けて開口するコ字形断面部を含む形状に形成されているとともに、このコ字形断面部の開口部分に蓋が取り付けられて上記蛍光ランプはその蓋の下方を通るように支持され、この蓋とコ字形断面部によって形成される灯具本体の長手方向に沿った空間に、当該空間を臨むように灯具本体に形成された2つの孔を介して車両側からの配線と上記安定器からの配線が挿入され、これらの配線が当該空間内で相互に接続されていることを特徴とする鉄道車両用灯具。
  2. 上記灯具本体が一様断面のアルミ押出成形材によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用灯具。
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