JP4317408B2 - 成形装置およびトリミング装置を備える装置並びにそのトリミング方法 - Google Patents
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Description
上記のように構成した請求項4にかかる発明においては、トリミング型移動手段にトリミング型を上記搬送される樹脂シートの長さ方向に移動可能なサーボ駆動手段を備えさせる。このとき、トリミング型移動制御手段は、トリミング型の移動に際して、サーボ駆動手段に所定の制御信号を付与する。
また、請求項6にかかる発明は、所定ショット間隔に対応してマークが付与された樹脂シートが搬入されて停止したときに該樹脂シートに対し成形型を作用させ成形品を成形する成形装置と、該成形装置の後工程に配置され、該成形装置に対する樹脂シートの間欠的な搬出入に同期して搬入された樹脂シートが停止したときに該樹脂シートに対して所定のトリミング位置でトリミング型を作用させることにより上記成形品をトリミングするトリミング装置とを備える装置のトリミング方法であって、上記成形装置に設けられたマーク検出手段で該成形装置に搬入された樹脂シートに付与されたマークを検出し、上記成形装置に搬入された樹脂シートに付与されたマークが上記マーク検出手段で検出されたときに該樹脂シートの搬送を停止させ、上記成形装置で1ショット分の成形が行われた後に該樹脂シートを搬送し、上記マーク検出手段でマークが検出されてから、上記成形装置に搬入される次ショットの樹脂シートに付与されたマークが上記マーク検出手段で検出されるまで、の樹脂シートの搬入長さを検出し、検出した上記搬入長さと、上記成形装置による成形の基準位置から上記トリミング装置によるトリミングの基準位置までの基準長さと、を用いて該トリミングの基準位置からの樹脂シートのずれ量を求め、求めた上記ずれ量に基づいてトリミング位置を決め、上記トリミング装置に設けられたトリミング型移動手段で該トリミング位置に上記トリミング型を上記搬送される樹脂シートの長さ方向へ移動させ、上記トリミング装置に設けられたトリミング手段で、上記トリミング位置とされたトリミング型を該トリミング装置に搬入されて停止した樹脂シートに作用させて上記成形品をトリミングする構成としてある。
すなわち、必ずしも実体のある成形装置及びトリミング装置を備える装置に限らず、トリミング方法としても有効であることに相違はない。
また、請求項3にかかる発明によれば、成形装置とトリミング位置との間に複数のショット間隔が存在した場合であっても、トリミングずれを防止することができる。
さらに、請求項4にかかる発明によれば、トリミング型の移動制御を高精度にて実現することが可能になる。
さらに、請求項5、請求項6にかかる発明によれば、樹脂シートに付与されたマークのずれによって発生する成形ずれによるトリミングずれを抑制することが可能な成形装置及びトリミング装置を備える装置のトリミング方法を提供することができる。
(1)熱成形装置の構成:
(2)変形例1:
(3)変形例2:
(4)まとめ:
図1は、成形装置及びトリミング装置を備える熱成形装置の構成を示した構成図である。同図において、熱成形装置10は、加熱装置20、成形装置30およびトリミング装置40を備え、図示しない樹脂シート供給装置に配設された樹脂シートがロール状に巻き回された樹脂ロールから巻き出された樹脂シートSを加熱装置20にて加熱軟化させた後、成形装置30にて型成形を行って成形品を形成し、トリミング装置40にてこの形成された成形品を樹脂シートSからトリミングする。なお、加熱装置20からトリミング装置40までの間には、樹脂シートSの周縁部位をクランプして搬送する搬送装置50が配置される。
上述した実施形態では、マークmが印刷された樹脂シートS、すなわち印刷シートを成形する際に、印刷ずれによって発生する成形装置30での搬送停止時の誤差によるずれ量が原因で、トリミング装置40においてもこの誤差によるトリミング基準位置からのずれ量Δlが発生することを前提にしている。そして、このずれ量Δlに基づいて本体移動装置44を移動させ、1ショット分の成形品に対応するトリミング位置に上下刃型41,42を位置決めする手法を採用した。一方、樹脂シートSに印刷が施されていない場合もある。このとき、成形装置30に対する樹脂シートSの搬送および搬送停止は、搬送装置50に対して予め設定された搬送長さに基づいて実施される。この搬送装置50は、搬送チェーンを利用して搬送動作を実行するものであり、この搬送チェーンのがたつきが原因となり、搬送停止時の樹脂シートSの位置決め動作に誤差が生じる場合がある。このように誤差が発生すると、トリミング装置40に対する樹脂シートSの搬入長さもこの誤差によってばらつくことになる。
上述した変形例1ではCCDカメラ50にて撮像した画像からショット端を検出し、この検出したショット端に基づいてショット間隔を計測する手法を採用したが、むろん、ショット端を検出する手法は撮像画像に限定するものではなく、図12に示すように、検出用の光を照射する投光器60と、同投光器60から照射される光を受光可能な受光器61とから構成されるショット端検出装置を採用しても良い。このショット端検出装置は、成形品の上端を検出可能に配置し、光の通光および遮光に基づいて各成形品の上端を検出する。このとき、樹脂シートSの搬送に際して、1ショットの成形品の形成数に応じた上端を検出すると(図では1つの成形品について2つの上端があるので、上端数は6個となる。)、計測開始し、最初に検出した成形品の上端を検出するまでの長さをショット間の計測長さDとする。
このように、成形時、マークmに基づいた成形装置30に対する樹脂シートSの搬入および位置決め時に、当該マークmの印刷ばらつきによる停止位置のばらつきに起因して発生するトリミング位置40のトリミング基準位置B2に対するばらつき(ずれ量)を、本体移動装置44によって上下刃型41,42を樹脂シートSの長さ方向に適宜移動させることにより解消させる。これによりトリミングずれを防止し、高精度のトリミングを実現可能にする。
20…加熱装置
21…ヒータ
22…ヒータ
30…成形装置
31…駆動装置
32…駆動装置
33…上型
33a…雌型
34…下型
34a…プラグ
40…トリミング装置
41…上刃型
42…下刃型
43…本体
44…本体移動装置
50…樹脂シート搬送装置
60…高速圧空装置
Claims (6)
- 所定ショット間隔に対応してマークが付与された樹脂シートが搬送手段により搬入されたときに該樹脂シートに対し成形型を作用させ成形品を成形する成形装置と、
該成形装置の後工程に配置され、該成形装置に対する樹脂シートの搬出入に同期して上記搬送手段により搬入された樹脂シートに対して所定のトリミング位置でトリミング型を作用させることにより上記成形品をトリミングするトリミング装置とを備える装置であって、
上記成形装置に設けられ、該成形装置に搬入された樹脂シートに付与されたマークを検出するマーク検出手段と、
該マーク検出手段でマークが検出されてから、上記成形装置に搬入される次ショットの樹脂シートに付与されたマークが上記マーク検出手段で検出されるまで、の樹脂シートの搬入長さを検出する手段と、
検出された上記搬入長さと、上記成形装置による成形の基準位置から上記トリミング装置によるトリミングの基準位置までの基準長さと、を用いて該トリミングの基準位置からの樹脂シートのずれ量を求める手段と、
上記トリミング装置に設けられ、上記トリミング型を上記搬送される樹脂シートの長さ方向に移動可能なトリミング型移動手段と、
上記求められたずれ量に基づいてトリミング位置を決め、該トリミング位置に上記トリミング型を移動させるトリミング型移動制御手段と、
上記トリミング装置に設けられ、上記トリミング位置とされたトリミング型を該トリミング装置に搬入された樹脂シートに作用させて上記成形品をトリミングするトリミング手段とを具備することを特徴とする成形装置及びトリミング装置を備える装置。 - 所定ショット間隔に対応してマークが付与された樹脂シートが搬入されて停止したときに該樹脂シートに対し成形型を作用させ成形品を成形する成形装置と、
該成形装置の後工程に配置され、該成形装置に対する樹脂シートの間欠的な搬出入に同期して搬入された樹脂シートが停止したときに該樹脂シートに対して所定のトリミング位置でトリミング型を作用させることにより上記成形品をトリミングするトリミング装置とを備える装置であって、
上記成形装置に設けられ、該成形装置に搬入された樹脂シートに付与されたマークを検出するマーク検出手段と、
上記成形装置に搬入された樹脂シートに付与されたマークが上記マーク検出手段で検出されたときに該樹脂シートの搬送を停止させ、上記成形装置で1ショット分の成形が行われた後に該樹脂シートを搬送する搬送手段と、
上記マーク検出手段でマークが検出されてから、上記成形装置に搬入される次ショットの樹脂シートに付与されたマークが上記マーク検出手段で検出されるまで、の樹脂シートの搬入長さを検出する手段と、
検出された上記搬入長さと、上記成形装置による成形の基準位置から上記トリミング装置によるトリミングの基準位置までの基準長さと、を用いて該トリミングの基準位置からの樹脂シートのずれ量を求める手段と、
上記トリミング装置に設けられ、上記トリミング型を上記搬送される樹脂シートの長さ方向に移動可能なトリミング型移動手段と、
上記求められたずれ量に基づいてトリミング位置を決め、該トリミング位置に上記トリミング型を移動させるトリミング型移動制御手段と、
上記トリミング装置に設けられ、上記トリミング位置とされたトリミング型を該トリミング装置に搬入されて停止した樹脂シートに作用させて上記成形品をトリミングするトリミング手段とを具備することを特徴とする成形装置及びトリミング装置を備える装置。 - 上記基準長さが上記所定ショット間隔のN倍(Nは2以上の整数)とされ、
上記ずれ量を求める手段は、上記検出された搬入長さのうち最も新しい搬入長さから順に遡って上記Nの数の搬入長さを積算し、上記基準長さと、当該積算したNの数の搬入長さと、の差を求めて上記ずれ量とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の成形装置及びトリミング装置を備える装置。 - 上記トリミング型移動手段は、上記トリミング型を上記搬送される樹脂シートの長さ方向に移動可能なサーボ駆動手段を有し、
上記トリミング型移動制御手段は、上記トリミング型の移動に際して、上記サーボ駆動手段に所定の制御信号を付与することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の成形装置及びトリミング装置を備える装置。 - 所定ショット間隔に対応してマークが付与された樹脂シートが搬送手段により搬入されたときに該樹脂シートに対し成形型を作用させ成形品を成形する成形装置と、
該成形装置の後工程に配置され、該成形装置に対する樹脂シートの搬出入に同期して上記搬送手段により搬入された樹脂シートに対して所定のトリミング位置でトリミング型を作用させることにより上記成形品をトリミングするトリミング装置とを備える装置のトリミング方法であって、
上記成形装置に設けられたマーク検出手段で該成形装置に搬入された樹脂シートに付与されたマークを検出し、
上記マーク検出手段でマークが検出されてから、上記成形装置に搬入される次ショットの樹脂シートに付与されたマークが上記マーク検出手段で検出されるまで、の樹脂シートの搬入長さを検出し、
検出した上記搬入長さと、上記成形装置による成形の基準位置から上記トリミング装置によるトリミングの基準位置までの基準長さと、を用いて該トリミングの基準位置からの樹脂シートのずれ量を求め、
求めた上記ずれ量に基づいてトリミング位置を決め、上記トリミング装置に設けられたトリミング型移動手段で該トリミング位置に上記トリミング型を上記搬送される樹脂シートの長さ方向へ移動させ、
上記トリミング装置に設けられたトリミング手段で、上記トリミング位置とされたトリミング型を該トリミング装置に搬入された樹脂シートに作用させて上記成形品をトリミングすることを特徴とする成形装置及びトリミング装置を備える装置のトリミング方法。 - 所定ショット間隔に対応してマークが付与された樹脂シートが搬入されて停止したときに該樹脂シートに対し成形型を作用させ成形品を成形する成形装置と、
該成形装置の後工程に配置され、該成形装置に対する樹脂シートの間欠的な搬出入に同期して搬入された樹脂シートが停止したときに該樹脂シートに対して所定のトリミング位置でトリミング型を作用させることにより上記成形品をトリミングするトリミング装置とを備える装置のトリミング方法であって、
上記成形装置に設けられたマーク検出手段で該成形装置に搬入された樹脂シートに付与されたマークを検出し、
上記成形装置に搬入された樹脂シートに付与されたマークが上記マーク検出手段で検出されたときに該樹脂シートの搬送を停止させ、上記成形装置で1ショット分の成形が行われた後に該樹脂シートを搬送し、
上記マーク検出手段でマークが検出されてから、上記成形装置に搬入される次ショットの樹脂シートに付与されたマークが上記マーク検出手段で検出されるまで、の樹脂シートの搬入長さを検出し、
検出した上記搬入長さと、上記成形装置による成形の基準位置から上記トリミング装置によるトリミングの基準位置までの基準長さと、を用いて該トリミングの基準位置からの樹脂シートのずれ量を求め、
求めた上記ずれ量に基づいてトリミング位置を決め、上記トリミング装置に設けられたトリミング型移動手段で該トリミング位置に上記トリミング型を上記搬送される樹脂シートの長さ方向へ移動させ、
上記トリミング装置に設けられたトリミング手段で、上記トリミング位置とされたトリミング型を該トリミング装置に搬入されて停止した樹脂シートに作用させて上記成形品をトリミングすることを特徴とする成形装置及びトリミング装置を備える装置のトリミング方法。
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