JP4317124B2 - 画像処理システムおよび画像処理方法 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、複数の情報処理装置に記憶されたヒストグラムに基づく画像処理に関する。
背景技術
放射線画像測定装置は、その検出部に含まれる複数の放射線検出器の何れかが検出した放射線の到来が有効事象であるか否かを判定し、有効事象であると判定された放射線の到来に関するヒストグラムを生成し、このヒストグラムに基づいて放射線の発生頻度の空間分布を表す画像を再構成する。このような放射線画像測定装置には、γカメラ、SPECT(single photon emission computed tomography)およびPET(positron emission tomography)が含まれる。
特に、PET装置は、陽電子放出アイソトープ(RI線源)が投入された生体(被検体)内における電子および陽電子の対消滅に伴って発生し互いに逆方向に飛行する光子対を同時計数法により検出することにより、被検体内の極微量物質の挙動を画像化することができる装置である。PET装置は、被検体が置かれる測定空間の周囲に配列された多数の小型の放射線検出器を有する検出部を備えている。PET装置は、電子および陽電子の対消滅に伴って発生するエネルギー511keVの光子対を同時計数法で検出し、この同時計数情報を蓄積してヒストグラムを作成する。そして、この作成されたヒストグラムに基づいて、測定空間における光子対の発生頻度の空間分布を表す画像を再構成する。PET装置は、核医学分野で重要な役割を果たしている。PET装置を用いて、例えば生体機能や脳の高次機能の研究を行うことができる。このようなPET装置は、2次元PET装置と3次元PET装置とに大別される。
2次元PET装置は、軸方向に沿って積層された複数の検出器リングを含む検出部を有している。各検出器リングは、複数の放射線検出器を含んでいる。検出器リング同士の間には、シールド板が配置されている。2次元PET装置の検出部は、検出器リングの中心軸との角度が約90度の方向から飛来した光子対のみを同時計数することができる。したがって、2次元PET装置の検出部により得られ蓄積された同時計数情報すなわち2次元投影データは、同一の検出器リングまたは隣接する(若しくは極めて近い)検出器リングに含まれる一対の放射線検出器によって計測されるものに限られる。したがって、2次元PET装置は、測定空間外の位置で発生した光子対が散乱されて生じる散乱線を効率よく除外することができ、また、2次元投影データに対して吸収補正や感度補正を容易に施すことができる。
一方、3次元PET装置は、軸方向に積層された複数の検出器リングを含む検出部を有し、各検出器リングが複数の放射線検出器を含んでいるが、検出器リング間にシールド板を有していない。3次元PET装置の検出部は、あらゆる方向から飛来した光子対を同時計数することができる。したがって、3次元PET装置の検出部により得られ蓄積される同時計数情報すなわち3次元投影データは、任意の検出器リングに含まれる一対の放射線検出器によって計測されうる。したがって、3次元PET装置は、2次元PET装置と比較して5倍〜10倍程度に高い感度で、光子対を同時計数することができる。
発明の開示
上記のPET装置を含め放射線画像測定装置では、測定範囲の拡大と解像度の向上とが望まれている。このような要望は、ヒストグラムサイズの巨大化を招くことから、このヒストグラムを一つの情報処理装置内の主記憶装置が記憶できない可能性がある。また、特に3次元PET装置では、蓄積すべき同時計数情報の発生頻度が高いため、ヒストグラムを一つの情報処理装置が生成できない可能性がある。
そこで、複数の情報処理装置を用いてヒストグラムを生成することが提案されている。例えば特開2001−33556号公報に開示されている放射線画像測定装置では、複数の情報処理装置のうちから選択された何れか一つに同時計数情報が入力され、複数の情報処理装置のそれぞれが、入力された同時計数情報を蓄積してヒストグラムを生成する。その後、各情報処理装置が生成したヒストグラムが集約され、画像再構成が行われる。各情報処理装置として、例えば汎用のパーソナルコンピュータを利用することができる。ヒストグラミング処理を行う為の特殊なハードウェアが不要であることから、ヒストグラムを集約するための画像処理システムを安価に構成することができる。
しかしながら、この画像処理システムは、複数の情報処理装置それぞれが生成したヒストグラムを何れかの情報処理装置へ転送して集約するのに時間を要するという問題点を有している。この問題点について図12を参照して説明する。
図12は、従来の画像処理システムにおけるヒストグラム転送を説明するための図である。ここでは、画像処理システムが4つの情報処理装置A〜Aを含むものとする。この図で、各行は、最上行から順に情報処理装置A,A,A,Aそれぞれを示し、各列は、最左列から順に時刻t=0,T,2T,3Tそれぞれを示す。第p行第q列にあるブロックは、時刻t=qTにおいて情報処理装置Aに記憶されているヒストグラムを示す。ここで、pは0≦p≦3を満たす整数であり、qは0≦q≦3を満たす整数である。各ブロックは、ヒストグラムが累積加算されるたびに、より濃く表示される。ヒストグラムを送出した情報処理装置は該ヒストグラムを記憶したままでもよいが、この図では見易いように、ヒストグラムを送出した情報処理装置を示すブロックが白抜きとされている。上記の時間Tは、或る一つの情報処理装置に記憶されているヒストグラムを他の情報処理装置に転送するのに要する時間である。各情報処理装置の内部の処理(ヒストグラム累積加算処理)に要する時間は、上記の時間Tと比べて格段に小さいので無視する。
図12に示されるように、従来の画像処理システムでは、時刻t=0から時刻t=Tまでの期間に、情報処理装置Aに記憶されていたヒストグラムが情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていたヒストグラムに累積加算される。時刻t=Tから時刻t=2Tまでの期間に、情報処理装置Aに記憶されていたヒストグラムは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていたヒストグラムに累積加算される。時刻t=2Tから時刻t=3Tまでの期間に、情報処理装置Aに記憶されていたヒストグラムは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていたヒストグラムに累積加算される。この結果、時刻t=3Tにおいて情報処理装置Aに記憶されているヒストグラムは、時刻t=0において4つの情報処理装置A〜Aそれぞれに記憶されていたヒストグラムが全て加算されたものとなる。その後、この情報処理装置Aに記憶されているヒストグラムに基づいて画像再構成が行われる。
このように、従来の画像処理システムでは、N個の情報処理装置それぞれが生成したヒストグラムを集約するのに要する時間は(N−1)Tである。画像処理システムに含まれる情報処理装置の個数Nが多くなると、Nに比例してヒストグラム転送の所要時間が長くなる。また、このような画像処理システムを含む放射線画像測定装置は、被検体測定のスループットが小さいものとなる。
本発明の目的は、ヒストグラム転送の所要時間の短い画像処理を実現することである。
ある一つの面において、本発明は、N個の情報処理装置A〜AN−1(Nは2以上の整数)を用いた画像処理に関する。各情報処理装置は、一つのヒストグラムをN個の部分ヒストグラムH〜HN−1に分割して記憶する。この画像処理は、情報処理装置A〜AN−1間で部分ヒストグラムを並列的に転送して、部分ヒストグラムを累積加算する第1〜第(N−1)の転送と、第1〜第(N−1)転送によって情報処理装置A〜AN−1にそれぞれ累積加算された部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて画像処理を実行することとを含んでいる。第m転送処理(mは1以上N−1以下の整数)は、処理c(0,J(0,m),J(0,m)),処理c(1,J(1,m),J(1,m)),…,処理c(N−1,J(N−1,m),J(N−1,m))を、第J(0,m),第J(1,m),…,第J(N−1,m)部分ヒストグラムを並列的に転送しながら実行することを含んでいる。ここで、c(i,j,k)は、第i情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHを、第j情報処理装置Aに転送して第j情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHに累積加算する処理を表し、i、jおよびkは0以上N−1以下の整数であり、J(n,m)=(n−m)%Nであり、%は剰余演算子である。
第1〜第(N−1)の転送によって第i情報処理装置Aに累積加算された第i部分ヒストグラムHは、累積加算の前に情報処理装置A〜AN−1に記憶されていた第i部分ヒストグラムHが全て加算されたものである。第1〜第(N−1)転送では、複数の部分ヒストグラムが並列的に転送される。このため、ヒストグラム転送の所要時間が短縮される。
画像処理を実行する前に、第1〜第(N−1)転送手段によって情報処理装置A〜AN−1にそれぞれ累積加算された部分ヒストグラムH〜HN−1を、情報処理装置A〜AN−1の何れか一つに集約してもよい。この場合、一つの情報処理装置に集約された部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて画像処理が実行される。
別の面において、本発明は、N個の情報処理装置A〜AN−1(Nは2以上の整数)と、情報処理装置A〜AN−1とは別のN個の情報処理装置B〜BN−1とを用いた画像処理に関する。情報処理装置A〜AN−1の各々は、一つのヒストグラムをN個の部分ヒストグラムH〜HN−1に分割して記憶する。この画像処理は、情報処理装置A〜AN−1とB〜BN−1との間で部分ヒストグラムを並列的に転送して、部分ヒストグラムを累積加算する第1〜第(N−1)の転送と、第1〜第(N−1)転送処理によって情報処理装置B〜BN−1にそれぞれ累積加算された部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて画像処理を実行することとを含んでいる。第m転送(mは1以上N−1以下の整数)は、処理d(0,J(0,m),J(0,m)),処理d(1,J(1,m),J(1,m)),…,処理d(N−1,J(N−1,m),J(N−1,m))を、第J(0,m),第J(1,m),…,第J(N−1,m)部分ヒストグラムを並列的に転送しながら実行することを含んでいる。ここで、d(i,j,k)は、第i情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHを、第j情報処理装置Bに転送して第j情報処理装置Bに記憶されている第k部分ヒストグラムHに累積加算する処理を表し、i、jおよびkは0以上N−1以下の整数であり、J(n,m)=(n−m)%Nであり、%は剰余演算子である。
第1〜第(N−1)の転送によって第i情報処理装置Bに累積加算された第i部分ヒストグラムHは、累積加算の前に情報処理装置A〜AN−1に記憶されていた第i部分ヒストグラムHが全て加算されたものである。第1〜第(N−1)転送では、複数の部分ヒストグラムが並列的に転送される。このため、ヒストグラム転送の所要時間が短縮される。
第1〜第(N−1)転送によって累積加算された部分ヒストグラムH〜HN−1のそれぞれに基づく画像処理が並列的に実行されてもよい。
ヒストグラムは、放射線の発生頻度データを含んでいてもよい。この場合、画像処理を実行することは、第1〜第(N−1)転送によって累積加算された部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて放射線の発生頻度の空間分布を表す画像を再構成することを含んでいてもよい。
さらに別の面において、本発明は、測定空間からの放射線の到来を検出する複数の放射線検出器を含む検出部と、複数の放射線検出器の何れかが検出した放射線の到来が有効事象であるか否かを判定し、有効事象であると判定された放射線の到来に関する情報を含むデータを出力する信号処理部と、上記の画像処理を実行するシステムとを備える放射線画像測定装置に関する。信号処理部からデータが出力されると、情報処理装置A〜AN−1から選択された何れかの情報処理装置が信号処理部からそのデータを受け取る。情報処理装置A〜AN−1のそれぞれは、信号処理部から受け取ったデータに基づいて部分ヒストグラムH〜HN−1を生成して記憶する。
この装置は、ヒストグラム転送の所要時間が短縮される上記の画像処理を利用するので、放射線画像を迅速に取得できる。
検出部は、軸方向に沿って積層された複数の検出器リングを有していてもよい。検出器リングの各々は、リング状に配置された複数の放射線検出器を含んでいてもよい。検出器リングには、軸方向に沿って順に識別番号が割り当てられていてもよい。放射線の到来が有効事象であるか否かを判定することは、電子および陽電子の対消滅によって発生し互いに逆方向に飛行する光子対が一対の放射線検出器によって検出されたか否かを判定することを含んでいてもよい。信号処理部は、一対の放射線検出器が光子対を検出したと判定されると、一対の放射線検出器を識別する同時計数データを出力してもよい。放射線画像測定装置は、信号処理部と画像処理システムの間にソータをさらに備えていてもよい。ソータは、信号処理部から同時計数データを受け取り、一対の放射線検出器を含む一つ以上の検出器リングの識別番号の差に応じて情報処理装置A〜AN−1から一つの情報処理装置を選択し、選択された情報処理装置に同時計数データを送ってもよい。情報処理装置A〜AN−1のそれぞれは、ソータから送られる同時計数データに基づいて部分ヒストグラムH〜HN−1を生成して記憶してもよい。
他の面において、本発明は、上記の画像処理をコンピュータに実行させるプログラムであってもよい。
さらに他の面において、本発明は、上記の画像処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であってもよい。
さらに他の面において、本発明は、搬送波に具現化されたコンピュータデータ信号であってもよい。このコンピュータデータ信号は、上記の画像処理をコンピュータに実行させる画像処理プログラムを含んでいる。
この発明は、以下の詳細な説明および添付図面から、より十分に理解されるようになる。添付図面は、単なる例示に過ぎない。したがって、添付図面がこの発明を限定するものと考えるべきではない。
この発明のさらなる適用範囲は、以下の詳細な説明から明らかになる。しかし、この詳細な説明および特定の例は、この発明の好適な形態を示してはいるが、単なる例示に過ぎない。この発明の趣旨と範囲内における様々な変形および変更が、この詳細な説明から当業者には明らかになるからである。
発明を実施するための最良の形態
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明では、同一の要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
第1実施形態
本発明に係る放射線画像測定装置の実施形態として3次元PET装置について説明する。図1は、本実施形態に係る3次元PET装置1の構成図である。PET装置1は、検出部10、信号処理部20、ソータ部30、N個の情報処理装置A〜AN−1、ホストコンピュータ40およびスイッチングハブ50を備えている(ただし、Nは2以上の整数)。情報処理装置A〜AN−1およびホストコンピュータ40は、100Base−Tスイッチングハブ50を介して相互に接続されており、画像処理システム2を構成している。スイッチングハブ50にはソータ部30も接続されている。
検出部10は、軸方向に沿って同軸に積層された複数の検出器リングを含む。各検出器リングは、複数の放射線検出器を含んでいる。後述するように、積層された検出器リングは、一対のシールド板に挟まれている。ただし、検出器リング同士の間には、シールド板が存在しない。各放射線検出器は、検出部10の内側の測定空間から飛来した光子を検出して、その光子エネルギーに応じた値を有する光子検出データを出力する。検出部10の詳細については、後に図2を参照して説明する。
信号処理部20は、検出部10に含まれるいずれかの放射線検出器から出力された電気信号を受け取り、その放射線検出器が検出した放射線の到来が有効事象であるか否かを判定する。より具体的に述べると、信号処理部20は、検出部10に含まれる各放射線検出器から出力される光子検出データを受け取り、この光子検出データに基づいて、電子・陽電子の対消滅に伴って発生し互いに逆方向に飛行する光子対を一対の放射線検出器が検出したか否かを判定する。そして、信号処理部20は、一対の放射線検出器が光子対を検出したと判定したときに、その一対の放射線検出器を識別するデータ、すなわち同時計数情報を出力する。
ソータ部30は、信号処理部20から同時計数情報を受け取り、スイッチングハブ50を介して情報処理装置A〜AN−1のうちの何れかの情報処理装置Aにこの同時計数情報を送出する。ここで、nは0以上N未満の整数である。ソータ部30は、同時計数情報に含まれる情報の一つである「リング差」が値nであるときに、その同時計数情報を情報処理装置Aに送出する。検出部10において積層されている複数の検出器リングには、軸方向に沿って順に識別番号が割り当てられている。リング差は、光子対を検出した一対の放射線検出器の識別番号の差である。積層された検出器リングをR,R,R,…と表すことにすると、光子対を検出した一対の放射線検出器を含む検出器リングがRおよびRであるとき、リング差はp−qである。
各情報処理装置Aは、ソータ部30からの同時計数情報を蓄積してヒストグラムを作成する。そして、各情報処理装置Aは、この同時計数情報のヒストグラムに基づいて画像処理を実行する。このとき、各情報処理装置Aは、ヒストグラムをN個の部分ヒストグラムH〜HN−1に分割して処理する。ホストコンピュータ40は、各情報処理装置Aにおける画像処理の結果に基づいて、測定空間における光子対の発生頻度の空間分布を表す画像を再構成し、その画像をディスプレイ上に表示する。
図2は、3次元PET装置1の検出部10の断面図である。この図は、検出部10をその中心軸を含む面に沿って切断した断面を示している。検出部10は、シールド11とシールド12との間に積層された検出器リングR〜Rを有している。検出器リングR〜Rそれぞれは、中心軸に垂直な面上にリング状に配された複数の放射線検出器を有している。各放射線検出器は、例えばBGO(BiGe12)等のシンチレータと光電子増倍管とを組み合わせたシンチレーション検出器であり、中心軸を含む測定空間から飛来して到達した光子を検出する。2次元PET装置の場合と異なり、3次元PET装置1にはスライスセプタが設置されていない。検出部10は、あらゆる方向から飛来した光子対を同時計数することができる。すなわち、検出部10により得られ蓄積される同時計数情報は、任意の検出器リングに含まれる一対の放射線検出器によって計測されうる。
図3は、3次元PET装置1の動作の概略を示すフローチャートである。ステップS1ではエミッション計測が行われる。このエミッション計測では、RI線源が投入された被検体3が検出部10の内側の測定空間に置かれる(図2参照)。検出部10が検出した同時計数情報は、信号処理部20、ソータ部30およびスイッチングハブ50を経て、N個の情報処理装置A〜AN−1のうちの何れかの情報処理装置Aに送られ、その情報処理装置Aに蓄積される。このようにして各情報処理装置Aにおいて、エミッション計測時の同時計数情報のヒストグラムが作成される。
このエミッション計測の前または後に、トランスミッション計測およびブランク計測が行われる。トランスミッション計測では、RI線源が投与されていない被検体3が測定空間内に置かれる。そして、測定空間内において被検体3の周囲を校正線源が回転して、このときに検出部10が検出した同時計数情報が蓄積され、同時計数情報のヒストグラムが作成される。ブランク計測では、被検体3が測定空間内に置かれることなく、測定空間内において校正線源が回転して、このときに検出部10が検出した同時計数情報が蓄積され、同時計数情報のヒストグラムが作成される。
その後のステップS2では、前処理が行われる。この前処理では、エミッション計測時の同時計数情報のヒストグラムに対し、トランスミッション計測時およびブランク計測時それぞれの同時計数情報のヒストグラムに基づいて、散乱補正、吸収補正および感度補正が施される。
ステップS2の後、ステップS3〜S3N−1の処理が並列的に行われる。各ステップS3の処理は、対応する情報処理装置Aにおいて行われる。各ステップS3では、フーリエリビニング(FORE:Fourier Rebinning)法により、ステップS2で補正された同時計数情報のヒストグラムが処理される。この処理内容の詳細については後に図4を参照して説明する。
続くステップS4では、各ステップS3で処理されたヒストグラムがN個の部分ヒストグラムH〜HN−1に分割されて情報処理装置Aに記憶される。そして、N個の情報処理装置A〜AN−1それぞれに記憶されている第nヒストグラムHが足し合わされる。この処理内容の詳細については後に図5および図6を用いて説明する。
ステップS4の後に、ステップS5〜S5N−1の処理が並列的に行われる。各ステップS5の処理は、対応する情報処理装置Aにおいて行われる。各ステップS5では、ステップS4により得られたヒストグラムに基づいて画像再構成が行われる。
続くステップS6では、各ステップS5で再構成された画像が情報処理装置Aからホストコンピュータ40へ送られ、そのホストコンピュータ40において再構成画像がディスプレイ上に表示される。
図4は、3次元PET装置1の動作のうちステップS3nおよびS5nの処理(FORE法)を説明する図である。FORE法では、ダイレクトプレーン(同一の検出器リング面)に対して傾斜した投影60について得られた投影データ61、すなわち同時計数情報のヒストグラムが、変数tおよびθに関して2次元フーリエ変換される。ここで、tは投影の位置座標であり、θは投影の方位角である。このフーリエ変換により、変数ηおよびωに関する2次元フーリエ変換マップ62が得られる。2次元フーリエ変換マップ62は、「周波数と距離との関係(frequency−distance relation)」すなわち「r=−η/ω」を用いて、複数のダイレクトプレーンの2次元フーリエ変換マップ63に変換される。各ダイレクトプレーンの2次元フーリエ変換マップ63は、2次元逆フーリエ変換される。これにより、複数のダイレクトプレーンの投影データ、すなわち同時計数情報のヒストグラム64が得られる。そして、各ダイレクトプレーンの投影データには2次元画像再構成処理が施され、再構成画像65が得られる。ステップS3nは、上記の2次元逆フーリエ変換により同時計数情報のヒストグラム64を得るまでの処理である。ステップS4は、各ヒストグラム64を足し合わせる処理である。また、ステップS5nは、その足し合わせたヒストグラムに基づいて再構成画像65を得る処理である。
次に、画像処理システム2の動作を説明する。以下では、画像処理システム2が4つの情報処理装置A〜Aを含むものとする。各情報処理装置Aには、元のヒストグラムが4等分された部分ヒストグラムH〜Hが記憶されている。
以下に図5および図6を参照しながら説明する画像処理システム2の動作は、図3中のステップS4の処理内容である。図5は、本実施形態における画像処理システム2の動作を示すフローチャートである。図6は、本実施形態におけるヒストグラム転送を説明する図である。
図5中のステップS43〜S43それぞれに示されている処理「j=J(n,m)」は、「J(n,m)=(n−m)%N」なる関数式に従ってj値を求める処理である。演算子「%」は剰余演算子を表す。上述のように、本実施形態ではN=4である。aが整数であってbが正の整数であるとき、「a%b」は、aより大きくないbの最大倍数をaより引いた値である。例えば、「−3%4=1」、「−2%4=2」、「−1%4=3」、「0%4=0」である。また、ステップS44〜S44それぞれに示されている処理は、c(i,j,k)と一般的に表記することができる。処理c(i,j,k)は、第i情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHを、第j情報処理装置Aに転送して、第j情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHに累積加算する処理である。ここで、i,j,kそれぞれは0以上3以下の整数である。
図6において、各行は、最上行から順に情報処理装置A,A,A,Aそれぞれを示し、各列は、最左列から順に時刻t=0,T/4,2T/4,3T/4それぞれを示す。第p行第q列にあるブロックは、時刻t=qT/4において情報処理装置Aに記憶されているヒストグラムを示す。ここで、pは0≦p≦3を満たす整数であり、qは0≦q≦3を満たす整数である。各ブロックは、ヒストグラムが累積加算されるたびに、より濃く表示される。ヒストグラムを送出した情報処理装置は該ヒストグラムを記憶したままでもよいが、この図では見易いように、ヒストグラムを送出した情報処理装置を示すブロックが白抜きとされている。上記の時間Tは、或る一つの情報処理装置に記憶されている全てのヒストグラムを他の情報処理装置に転送するのに要する時間である。なお、各情報処理装置の内部の処理(ヒストグラム累積加算処理)に要する時間は、上記の時間Tと比べて格段に小さいので無視する。
時刻t=0において、ステップS3〜S3の処理が全て終了しており、各情報処理装置Aに記憶されているヒストグラムは4つの部分ヒストグラムH〜Hに等分されている。そして、図5に示されるフローに従って、ステップS4の処理が行われる。ステップS41で先ずm値が1とされ、ステップS42を経て、ステップS43〜S43が並列的に実行される。ステップS44〜S44も並列的に実行され、ステップS45においてm値が1だけ増分されて、ステップS42に処理が戻る。第m転送ステップ(m=1,2または3)は、ステップS43〜S43およびステップS44〜S44を含む。
時刻t=0から時刻t=T/4までの第1転送ステップの期間に、処理c(0,3,3),処理c(1,0,0),処理c(2,1,1)および処理c(3,2,2)についてヒストグラム転送が並列的に行われて累積加算処理が行われる。すなわち、処理c(0,3,3)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理c(1,0,0)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理c(2,1,1)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。また、処理c(3,2,2)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。
時刻t=T/4から時刻t=2T/4までの第2転送ステップの期間に、処理c(0,2,2),処理c(1,3,3),処理c(2,0,0)および処理c(3,1,1)についてヒストグラム転送が並列的に行われて累積加算処理が行われる。すなわち、処理c(0,2,2)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理c(1,3,3)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理c(2,0,0)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。また、処理c(3,1,1)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。
時刻t=2T/4から時刻t=3T/4までの第3転送ステップの期間に、処理c(0,1,1),処理c(1,2,2),処理c(2,3,3)および処理c(3,0,0)についてヒストグラム転送が並列的に行われて累積加算処理が行われる。すなわち、処理c(0,1,1)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理c(1,2,2)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理c(2,3,3)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。また、処理c(3,0,0)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。
この結果、時刻t=3T/4において情報処理装置Aに記憶されている部分ヒストグラムHは、時刻t=0において4つの情報処理装置A〜Aそれぞれに記憶されていた部分ヒストグラムHが全て加算されたものとなる。時刻t=3T/4において情報処理装置Aに記憶されている部分ヒストグラムHは、時刻t=0において4つの情報処理装置A〜Aそれぞれに記憶されていた部分ヒストグラムHが全て加算されたものとなる。時刻t=3T/4において情報処理装置Aに記憶されている部分ヒストグラムHは、時刻t=0において4つの情報処理装置A〜Aそれぞれに記憶されていた部分ヒストグラムHが全て加算されたものとなる。また、時刻t=3T/4において情報処理装置Aに記憶されている部分ヒストグラムHは、時刻t=0において4つの情報処理装置A〜Aそれぞれに記憶されていた部分ヒストグラムHが全て加算されたものとなる。
この後、ステップS5〜S5それぞれの処理が並列的に行われ、各情報処理装置Aに記憶されている部分ヒストグラムHに基づいて画像再構成が行われる。
以上のように、第1実施形態では、部分ヒストグラム毎の集約に要する時間は3T/4である。一般に、N個の情報処理装置A〜AN−1それぞれがヒストグラムをN個の部分ヒストグラムH〜HN−1に分割して記憶している場合には、N個の部分ヒストグラムH〜HN−1それぞれの集約に要する時間は(N−1)T/Nである。
第2実施形態
以下では、本発明の第2の実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態と同じ3次元PET装置1を用いる。しかし、第2実施形態は、第1実施形態と異なる画像処理方法を採用する。本実施形態でも、画像処理システム2が4つの情報処理装置A〜Aを含むものとする。各情報処理装置Aには、元のヒストグラムが4等分された部分ヒストグラムH〜Hが記憶されている。
図7および図8に示される本実施形態の画像処理システム2の動作は、図3中のステップS4の後に、各情報処理装置Aに記憶されている部分ヒストグラムHを一つの情報処理装置Aに転送して、集約する処理を加えたものである。図7は、本実施形態に係る画像処理システム2の動作を示すフローチャートである。図8は、本実施形態におけるヒストグラム転送を説明する図である。第2実施形態は、第1実施形態における時刻t=3T/4までの処理の後、ステップS46〜S48からなるヒストグラム集約処理を実行する。
具体的には、時刻t=3T/4から時刻t=4T/4までの期間にステップS46で処理c(1,0,1)が行われる。すなわち、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aにおいて部分ヒストグラムHとして記憶される。時刻t=4T/4から時刻t=5T/4までの期間にステップS47で処理c(2,0,2)が行われる。すなわち、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aにおいて部分ヒストグラムHとして記憶される。時刻t=5T/4から時刻t=6T/4までの期間にステップS48で処理c(3,0,3)が行われる。すなわち、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Aに転送され、情報処理装置Aにおいて部分ヒストグラムHとして記憶される。
この結果、時刻t=6T/4においては、情報処理装置Aにすべての部分ヒストグラムH〜Hが集約されて記憶されている。その後、この情報処理装置Aに記憶されている部分ヒストグラムH〜Hに基づいて画像再構成が行われる。
以上のように、第2実施形態では、すべての部分ヒストグラムを集約するのに要する時間は6T/4である。一般に、N個の情報処理装置A〜AN−1それぞれがヒストグラムをN個の部分ヒストグラムH〜HN−1に分割して記憶している場合には、すべての部分ヒストグラムの集約に要する時間は2(N−1)T/Nである。
第3実施形態
以下では、本発明の第3の実施形態について説明する。第3実施形態は、図9に示される3次元PET装置81である。PET装置81は、検出部10、信号処理部20、ソータ部30、および画像処理システム82を備えている。検出部10、信号処理部20およびソータ部30は、すでに説明したとおりである。画像処理システム82は、N個の情報処理装置A〜AN−1、ホストコンピュータ40およびスイッチングハブ50を備えている。さらに、画像処理システム82は、情報処理装置A〜AN−1に加えて別のN個の情報処理装置B〜BN−1も含んでいる。情報処理装置A〜AN−1および情報処理装置B〜BN−1、ならびにホストコンピュータ40は、スイッチングハブ50を介して相互に接続されている。
次に、画像処理システム82の動作を説明する。以下では、画像処理システム82が4つの情報処理装置A〜Aおよび4つの情報処理装置B〜Bを含むものとする。各情報処理装置Aには、元のヒストグラムが4等分された部分ヒストグラムH〜Hが記憶されている。
PET装置81は、第1および第2実施形態と異なる画像処理方法を採用する。以下では、図10および図11を参照しながら、本実施形態の画像処理を説明する。図10は、本実施形態に係る画像処理システム82の動作を示すフローチャートである。図11は、本実施形態におけるヒストグラム転送を説明するための図である。
図10中のステップS144〜S144それぞれに示されている処理は、d(i,j,k)と一般的に表記することができる。処理d(i,j,k)は、第i情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHを、第j情報処理装置Bに転送して、第j情報処理装置Bに記憶されている第k部分ヒストグラムHに累積加算する処理である。ここで、i,j,kそれぞれは0以上3以下の整数である。
図11において、各行は、最上行から順に情報処理装置AおよびBの組,AおよびBの組,AおよびBの組,AおよびBの組それぞれを示し、各列は、最左列から順に時刻t=0,T/4,2T/4,3T/4それぞれを示す。第p行第q列にある2ブロックは、時刻t=qT/4において情報処理装置AおよびBの組に記憶されているヒストグラムを示す。ここで、pは0≦p≦3を満たす整数であり、qは0≦q≦4を満たす整数である。また、各ブロックは、ヒストグラムが累積加算されるたびに、より濃く表示される。ヒストグラムを送出した情報処理装置は該ヒストグラムを記憶したままでもよいが、この図では見易いように、ヒストグラムを送出した情報処理装置を示すブロックが白抜きとされている。上記の時間Tは、或る一つの情報処理装置に記憶されている全てのヒストグラムを他の情報処理装置に転送するのに要する時間である。各情報処理装置の内部の処理(ヒストグラム累積加算処理)に要する時間は、上記の時間Tと比べて格段に小さいので無視する。
時刻t=0において、ステップS3〜S3の処理が全て終了しており、各情報処理装置Aに記憶されているヒストグラムは4つの部分ヒストグラムH〜Hに等分されている。そして、図10に示されるフローで処理が行われる。ステップS141で先ずm値が0とされ、ステップS142を経て、ステップS143〜S143が並列的に実行される。ステップS144〜S144も並列的に実行され、ステップS145においてm値が1だけ増分されて、ステップS142に処理が戻る。第m転送ステップ(m=0,1,2または3)は、ステップS143〜S143およびステップS144〜S144を含む。
時刻t=0から時刻t=T/4までの第0転送ステップの期間に、処理d(0,0,0),処理d(1,1,1),処理d(2,2,2)および処理d(3,3,3)についてヒストグラム転送が並列的に行われる。すなわち、処理d(0,0,0)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bにおいて部分ヒストグラムHとして記憶される。処理d(1,1,1)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bにおいて部分ヒストグラムHとして記憶される。処理d(2,2,2)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bにおいて部分ヒストグラムHとして記憶される。また、処理d(3,3,3)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bにおいて部分ヒストグラムHとして記憶される。
時刻t=T/4から時刻t=2T/4までの第1転送ステップの期間に、処理d(0,3,3),処理d(1,0,0),処理d(2,1,1)および処理d(3,2,2)についてヒストグラム転送が並列的に行われて累積加算処理が行われる。すなわち、処理d(0,3,3)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理d(1,0,0)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理d(2,1,1)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。また、処理d(3,2,2)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。
時刻t=2T/4から時刻t=3T/4までの第2転送ステップの期間に、処理d(0,2,2),処理d(1,3,3),処理d(2,0,0)および処理d(3,1,1)についてヒストグラム転送が並列的に行われて累積加算処理が行われる。すなわち、処理d(0,2,2)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理d(1,3,3)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理d(2,0,0)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。また、処理d(3,1,1)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。
時刻t=3T/4から時刻t=Tまでの第3転送ステップの期間に、処理d(0,1,1),処理d(1,2,2),処理d(2,3,3)および処理d(3,0,0)についてヒストグラム転送が並列的に行われて累積加算処理が行われる。すなわち、処理d(0,1,1)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理d(1,2,2)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。処理d(2,3,3)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。また、処理d(3,0,0)では、情報処理装置Aに記憶されていた部分ヒストグラムHは、情報処理装置Bに転送され、情報処理装置Bに記憶されていた部分ヒストグラムHに累積加算される。
この結果、時刻t=Tにおいて情報処理装置Bに記憶されている部分ヒストグラムHは、時刻t=0において4つの情報処理装置A〜Aそれぞれに記憶されていた部分ヒストグラムHが全て加算されたものとなる。時刻t=Tにおいて情報処理装置Bに記憶されている部分ヒストグラムHは、時刻t=0において4つの情報処理装置A〜Aそれぞれに記憶されていた部分ヒストグラムHが全て加算されたものとなる。時刻t=Tにおいて情報処理装置Bに記憶されている部分ヒストグラムHは、時刻t=0において4つの情報処理装置A〜Aそれぞれに記憶されていた部分ヒストグラムHが全て加算されたものとなる。また、時刻t=Tにおいて情報処理装置Bに記憶されている部分ヒストグラムHは、時刻t=0において4つの情報処理装置A〜Aそれぞれに記憶されていた部分ヒストグラムHが全て加算されたものとなる。その後、4つの情報処理装置B〜Bそれぞれにおいて画像再構成処理が並列的に行われる。
以上のように、第3実施形態では、部分ヒストグラム毎の集約に要する時間はTである。この所要時間Tは、情報処理装置A〜AN−1の個数Nに依存しない。
上述した第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態それぞれのヒストグラム転送処理時間を従来技術の処理時間と比較すると、以下のとおりである。第1実施形態の所要時間は(N−1)T/Nであり、第2実施形態の所要時間は2(N−1)T/Nであり、第3実施形態の所要時間はTであり、従来技術の所要時間は(N−1)Tである。ここで、N=16とし、全体のヒストグラムの大きさを100MBとし、転送速度を10MB/sとすると、全体のヒストグラムを転送するのに要する時間Tは10秒である。このとき、第1実施形態の所要時間は9.4秒であり、第2実施形態の所要時間は18.8秒であり、第3実施形態の所要時間は10秒であり、従来技術の所要時間は150秒である。
このように、実施形態に係る画像処理システムおよび画像処理方法は、ヒストグラム転送の所要時間を短くすることができる。そして、このような画像処理システムを含む放射線画像測定装置、例えば3次元PET装置は、被検体測定のスループットを高めることができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
本発明の実施形態に係る画像処理プログラムは、上述した画像処理方法のいずれかをコンピュータに実行させるためのプログラムである。また、本発明の実施形態に係る記録媒体は、このような画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、CD−ROMやDVD−ROMである。ホストコンピュータ40は、自身のハードディスクに記憶されている画像処理プログラムに従って、或いは、記録媒体に記録された画像処理プログラムに従って、上述した画像処理のいずれかを実行する。
本発明の実施形態に係る画像処理プログラムは、搬送波に具現化されたコンピュータデータ信号に含まれていてもよい。この場合、ホストコンピュータ40は、コンピュータデータ信号に含まれる画像処理プログラムに従って、上述した画像処理のいずれかを実行する。ホストコンピュータは、通信ネットワークを介してコンピュータ信号を受信できる。
上記実施形態では、本発明に係る放射線画像測定装置として3次元PET装置が採用されている。この代わりに、2次元PET装置、γカメラまたはSPECTを採用してもよい。γカメラまたはSPECTでは、信号処理部20は、放射線検出器が検出した放射線の到来が有効事象であるか否かをエネルギー弁別によって判定することができる。
産業上の利用可能性
上述したように、第1〜第(N−1)の転送手段によって第i情報処理装置Aに累積加算される第i部分ヒストグラムHは、累積加算の前に情報処理装置A〜AN−1に記憶されていた第i部分ヒストグラムHが全て加算されたものである。第1〜第(N−1)転送手段が複数の部分ヒストグラムの転送を並列的に実行するので、ヒストグラム転送の所要時間が短縮される。
したがって、この発明は、ヒストグラム転送の所要時間の短い画像処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、第1実施形態に係る3次元PET装置の構成を示す概略図である。
図2は、3次元PET装置の検出部10の断面図である。
図3は、3次元PET装置の動作の概略を示すフローチャートである。
図4は、3次元PET装置の動作のうちステップS3およびS5の処理を示す図である。
図5は、第1実施形態に係る画像処理システムの動作を示すフローチャートである。
図6は、第1実施形態におけるヒストグラム転送の説明図である。
図7は、第2実施形態に係る画像処理システムの動作を示すフローチャートである。
図8は、第2実施形態におけるヒストグラム転送の説明図である。
図9は、第3実施形態に係る3次元PET装置の構成を示す概略図である。
図10は、第3実施形態に係る画像処理システムの動作を示すフローチャートである。
図11は、第3実施形態におけるヒストグラム転送の説明図である。
図12は、従来の画像処理システムにおける部分ヒストグラム転送の説明図である。

Claims (14)

  1. 一つのヒストグラムをN個の部分ヒストグラムH〜HN−1に分割して記憶するN個の情報処理装置A〜AN−1(Nは2以上の整数)と、
    前記情報処理装置A〜AN−1間で前記部分ヒストグラムを並列的に転送して、前記部分ヒストグラムを累積加算する第1〜第(N−1)転送手段と、
    前記第1〜第(N−1)転送手段によって前記情報処理装置A〜AN−1にそれぞれ累積加算された前記部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて画像処理を行う画像処理手段と、
    を備える画像処理システムであって、
    前記第m転送手段(mは1以上N−1以下の整数)は、処理c(0,J(0,m),J(0,m)),処理c(1,J(1,m),J(1,m)),…,処理c(N−1,J(N−1,m),J(N−1,m))を、第J(0,m),第J(1,m),…,第J(N−1,m)部分ヒストグラムを並列的に転送しながら実行する、画像処理システム。
    ここで、c(i,j,k)は、第i情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHを、第j情報処理装置Aに転送して第j情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHに累積加算する処理を表し、i、jおよびkは0以上N−1以下の整数であり、J(n,m)=(n−m)%Nであり、%は剰余演算子である。
  2. 前記第1〜第(N−1)転送手段によって前記情報処理装置A〜AN−1にそれぞれ累積加算された前記部分ヒストグラムH〜HN−1を、前記情報処理装置A〜AN−1の何れか一つに集約するヒストグラム集約手段を更に備える請求項1に記載の画像処理システムであって、
    前記画像処理手段は、前記ヒストグラム集約手段により前記一つの情報処理装置に集約された前記部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて画像処理を行う、請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 一つのヒストグラムをN個の部分ヒストグラムH〜HN−1に分割して記憶するN個の情報処理装置A〜AN−1(Nは2以上の整数)と、
    前記情報処理装置A〜AN−1とは別のN個の情報処理装置B〜BN−1と、
    前記情報処理装置A〜AN−1とB〜BN−1との間で前記部分ヒストグラムを並列的に転送して、前記部分ヒストグラムを累積加算する第1〜第(N−1)転送手段と、
    前記第1〜第(N−1)転送手段によって前記情報処理装置B〜BN−1にそれぞれ累積加算された前記部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて画像処理を行う画像処理手段と、
    を備える画像処理システムであって、
    前記第m転送手段(mは1以上N−1以下の整数)は、処理d(0,J(0,m),J(0,m)),処理d(1,J(1,m),J(1,m)),…,処理d(N−1,J(N−1,m),J(N−1,m))を、第J(0,m),第J(1,m),…,第J(N−1,m)部分ヒストグラムを並列的に転送しながら実行する、画像処理システム。
    ここで、d(i,j,k)は、第i情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHを、第j情報処理装置Bに転送して第j情報処理装置Bに記憶されている第k部分ヒストグラムHに累積加算する処理を表し、i、jおよびkは0以上N−1以下の整数であり、J(n,m)=(n−m)%Nであり、%は剰余演算子である。
  4. 前記画像処理手段は、前記第1〜第(N−1)転送手段によって累積加算された前記部分ヒストグラムH〜HN−1のそれぞれに基づく画像処理を並列的に実行する、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理システム。
  5. 前記ヒストグラムは、放射線の発生頻度データを含み、
    前記画像処理手段は、前記第1〜第(N−1)転送手段によって累積加算された前記部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて放射線の発生頻度の空間分布を表す画像を再構成する、請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理システム。
  6. 測定空間からの放射線の到来を検出する複数の放射線検出器を含む検出部と、
    前記複数の放射線検出器の何れかが検出した放射線の到来が有効事象であるか否かを判定し、有効事象であると判定された放射線の到来に関する情報を含むデータを出力する信号処理部と、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の画像処理システムと
    を備える放射線画像測定装置であって、
    前記信号処理部から前記データが出力されると、前記情報処理装置A〜AN−1から選択された何れかの情報処理装置が前記信号処理部から前記データを受け取り、
    前記情報処理装置A〜AN−1のそれぞれは、前記信号処理部から受け取った前記データに基づいて前記部分ヒストグラムH〜HN−1を生成して記憶する、放射線画像測定装置。
  7. 前記検出部は、軸方向に沿って積層された複数の検出器リングを有し、前記検出器リングの各々は、リング状に配置された前記複数の放射線検出器を含んでおり、前記検出器リングには、前記軸方向に沿って順に識別番号が割り当てられており、
    前記放射線の到来が有効事象であるか否かを判定することは、電子および陽電子の対消滅によって発生し互いに逆方向に飛行する光子対が一対の前記放射線検出器によって検出されたか否かを判定することを含んでおり、
    前記信号処理部は、一対の前記放射線検出器が前記光子対を検出したと判定されると、前記一対の放射線検出器を識別する同時計数データを出力し、
    前記放射線画像測定装置は、前記信号処理部と前記画像処理システムの間にソータをさらに備えており、
    前記ソータは、前記信号処理部から前記同時計数データを受け取り、前記一対の放射線検出器を含む一つ以上の前記検出器リングの識別番号の差に応じて前記情報処理装置A〜AN−1から一つの情報処理装置を選択し、選択された前記情報処理装置に前記同時計数データを送り、
    前記情報処理装置A〜AN−1のそれぞれは、前記ソータから送られる前記同時計数データに基づいて前記部分ヒストグラムH〜HN−1を生成して記憶する、請求項6に記載の放射線画像測定装置。
  8. 一つのヒストグラムをN個の部分ヒストグラムH〜HN−1(Nは2以上の整数)に分割して記憶するN個の情報処理装置A〜AN−1を用いて画像処理を行う画像処理方法であって、
    複数の前記情報処理装置間で前記部分ヒストグラムを並列的に転送して、前記部分ヒストグラムを累積加算する第1〜第(N−1)の転送と、
    前記第1〜第(N−1)転送によって前記情報処理装置A〜AN−1にそれぞれ累積加算された前記部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて画像処理を実行することと、
    を備え、
    前記第m転送処理(mは1以上N−1以下の整数)は、処理c(0,J(0,m),J(0,m)),処理c(1,J(1,m),J(1,m)),…,処理c(N−1,J(N−1,m),J(N−1,m))を、第J(0,m),第J(1,m),…,第J(N−1,m)部分ヒストグラムを並列的に転送しながら実行することを含んでいる、画像処理方法。
    ここで、c(i,j,k)は、第i情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHを、第j情報処理装置Aに転送して第j情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHに累積加算する処理を表し、i、jおよびkは0以上N−1以下の整数であり、J(n,m)=(n−m)%Nであり、%は剰余演算子である。
  9. 前記画像処理を実行する前に、第1〜第(N−1)転送手段によって前記情報処理装置A〜AN−1にそれぞれ累積加算された前記部分ヒストグラムH〜HN−1を、前記情報処理装置A〜AN−1の何れか一つに集約することを更に備える請求項8に記載の画像処理方法であって、
    前記画像処理を実行することは、前記一つの情報処理装置に集約された前記部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて画像処理を実行することを含んでいる請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 一つのヒストグラムをN個の部分ヒストグラムH〜HN−1(Nは2以上の整数)に分割して記憶するN個の情報処理装置A〜AN−1と、前記情報処理装置A〜AN−1とは別のN個の情報処理装置B〜BN−1とを用いて画像処理を行う画像処理方法であって、
    複数の前記情報処理装置間で前記部分ヒストグラムを並列的に転送して、前記部分ヒストグラムを累積加算する第1〜第(N−1)の転送と、
    前記第1〜第(N−1)転送処理によって前記情報処理装置B〜BN−1にそれぞれ累積加算された前記部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて画像処理を実行することと、
    を備え、
    前記第m転送(mは1以上N−1以下の整数)は、処理d(0,J(0,m),J(0,m)),処理d(1,J(1,m),J(1,m)),…,処理d(N−1,J(N−1,m),J(N−1,m))を、第J(0,m),第J(1,m),…,第J(N−1,m)部分ヒストグラムを並列的に転送しながら実行することを含んでいる、画像処理方法。
    ここで、d(i,j,k)は、第i情報処理装置Aに記憶されている第k部分ヒストグラムHを、第j情報処理装置Bに転送して第j情報処理装置Bに記憶されている第k部分ヒストグラムHに累積加算する処理を表し、i、jおよびkは0以上N−1以下の整数であり、J(n,m)=(n−m)%Nであり、%は剰余演算子である。
  11. 前記画像処理を実行することは、前記第1〜第(N−1)転送によって累積加算された前記部分ヒストグラムH〜HN−1のそれぞれに基づく画像処理を並列的に実行することを含んでいる、請求項8〜10の何れか1項に記載の画像処理方法。
  12. 前記ヒストグラムは、放射線の発生頻度データを含み、
    前記画像処理を実行することは、前記第1〜第(N−1)転送によって累積加算された前記部分ヒストグラムH〜HN−1に基づいて放射線の発生頻度の空間分布を表す画像を再構成することを含んでいる、
    請求項8〜11の何れか1項に記載の画像処理方法。
  13. 請求項8〜12の何れか1項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
  14. 請求項8〜12の何れか1項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させる画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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