JP4316869B2 - カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影によって被写体像を示す画像情報を取得するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
撮影によって被写体像を示す画像情報を取得するカメラでは、撮影時に自動露出機能、自動合焦機能、オートホワイトバランス調整機能等の各種機能を働かせることにより、良好な被写体像が得られるようにしている。
【0003】
これらの各種機能の効果を向上させるための技術として、従来、カメラ自身が撮影環境や被写体の種類を判断する判断パラメータを学習し、判断能力を向上させて自動撮影を行うことにより高度な撮影を行う技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、ニューラルネットワークを用いた学習機能を有するカメラにおいて、センサにより検知された複数の情報を、変換手段を介してニューラルネットワークに入力するように構成すると共に、変換手段によりネットワークの出力に直接寄与しない変数を除去することで、入力された複数の情報をより数の少ない情報に変換して出力し、学習時間及び演算時間の短縮化を図る技術がある(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
さらに、自動合焦機能を備えたカメラにおいて、オートフォーカス評価値を補正するための補正データを予め記憶しておき、当該補正データを用いて補正されたオートフォーカス評価値で自動合焦を行うようにすることにより、低輝度の被写体、コントラストの低い被写体、動きの速い被写体などに対する自動合焦制御を可能にする技術がある(例えば、特許文献3参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−137057号公報
【特許文献2】
特開平5−27300号公報
【特許文献3】
特開平8−334682号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、何れの技術も撮影時には良好な画像情報が得られるものの、撮影によって得られた画像情報を用いて被写体像をプリントした場合の画像品質を向上させるためのものではなく、これらの技術を用いても、必ずしもユーザにとって満足できる良好なプリント結果が得られるとは限らなかった。
【0008】
一方、カメラによる撮影により得られた画像情報やスキャナにより得られた画像情報等を用いてプリンタにより画像をプリントした場合、プリントによって得られた画像と当該プリントに用いた画像情報により示される画像(原画像)とでは、プリンタの特性やプリンタの経時劣化等に起因して色合いや明るさ等にズレが生じる場合があり、必ずしもユーザにとって満足できる良好なプリント結果が得られるとは限らなかった。
【0009】
なお、この問題の対処法として、ユーザ自身やプリンタの操作者がプリント結果を参照し、プリント結果が画像情報に忠実なものとなるように画像の色合いや明るさ等を調整する方法もあるが、この方法では人手が必要であり、忠実なプリント結果を得るために多くの労力を要することになる。
【0010】
本発明は、上記事実を考慮し、ユーザにとって満足できる良好なプリント結果を容易に得ることのできるカメラを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、撮影によって被写体像を示す画像情報を取得する画像情報取得手段と、前記画像情報により示される被写体像をプリントするときのプリント条件を示すプリント条件情報を入力するための入力手段と、前記入力手段により入力されたプリント条件情報によって示される明るさ及び色合いの少なくとも一方を示すプリント条件を学習するプリント条件学習手段と、前記画像情報取得手段により取得された画像情報が前記プリント条件学習手段で学習された前記明るさ及び色合いの少なくとも一方を示すプリント条件に応じた被写体像を示すように、前記画像情報取得手段によるAE制御及びホワイトバランス調整の少なくとも一方を示す撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、を備えている。
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、画像情報取得手段により、撮影によって被写体像を示す画像情報が取得される。なお、上記画像情報取得手段には、CCD(Charge Coupled Device、電荷結合素子)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージ・センサ等の固体撮像素子を含めることができる。
【0013】
また、本発明では、画像情報取得手段によって取得された画像情報により示される被写体像をプリントするときのプリント条件を示すプリント条件情報が入力手段によって入力される。すなわち、本発明に係るカメラは、ユーザにより、上記画像情報により示される被写体像がプリントされた際に好みの仕上がりとなるように、例えば被写体像の明るさや色合い等の条件をプリント条件情報として入力することができるものとして構成されており、これによってユーザの好みに応じたプリントが得られるものとされている。
【0014】
なお、上記入力手段としては、カメラ本体に設けられた各種スイッチや、プリント条件情報を送信可能に構成された外部装置から当該プリント条件情報を入力することのできる受信装置等を適用することができる。
【0015】
ここで、本発明では、入力手段によって入力されたプリント条件情報により示されるプリント条件がプリント条件学習手段によって学習され、画像情報取得手段により取得された画像情報がプリント条件学習手段で学習されたプリント条件に応じた被写体像を示すように、画像情報取得手段による撮影条件が撮影条件設定手段によって設定される。なお、上記撮影条件としては、撮影時の露出の条件やホワイトバランス調整の条件等が例示できる。
【0016】
すなわち、本発明では、ユーザの好みに応じて入力されたプリント条件を学習し、撮影によって取得する画像情報が学習したプリント条件に応じた被写体像を示すように撮影条件を設定するようにしており、これによって学習が進むにつれて徐々にユーザの好みのプリント結果となる画像情報が得られるようになり、この結果、ユーザによるプリント条件の入力時の手間が削減できる。なお、学習が進んでいない場合でも、ユーザの好みのプリント条件が入力されるので、問題となることはない。
【0017】
このように、本発明によれば、撮影によって取得した画像情報により示される被写体像をプリントするときのプリント条件を示すプリント条件情報を入力して当該プリント条件情報によって示されるプリント条件を学習し、上記画像情報が、学習されたプリント条件に応じた被写体像を示すように撮影条件を設定しているので、ユーザにとって満足できる良好なプリント結果を容易に得ることができる。
【0018】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記プリント条件学習手段は、前記プリント条件を予め定められた項目毎に学習するものである。
【0019】
すなわち、ユーザの好みのプリント条件は、撮影時の光源種、天気等の撮影環境や、撮影時に設定されている撮影モード、被写体像の種類、撮影時刻、撮影場所等によって異なる傾向にあるため、これらを予め本発明の項目として定めておき、当該項目毎にプリント条件を学習することで、本発明の撮影条件設定手段により上記項目毎に撮影条件を設定することによって、撮影によって取得する画像情報を、よりユーザの好みに応じた被写体像を示すものとすることができる。なお、項目が多いほど、よりプリント条件の学習を木目細かく行うことができ、よりユーザの好みに応じたプリント結果を得ることができる反面、学習のための負荷が増加する。
【0020】
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記プリント条件学習手段は、前記プリント条件の学習として、前記入力手段により入力されたプリント条件情報によって示されるプリント条件のうち、入力頻度が最も高いプリント条件を優先して適用する学習又は最も直近に入力されたプリント条件を優先して適用する学習を行うものである。
【0021】
すなわち、本発明では、プリント条件を学習する方法として、入力頻度が最も高いプリント条件を優先して適用する学習又は最も直近に入力されたプリント条件を優先して適用する学習が行われる。
【0022】
ここで、入力頻度が最も高いプリント条件を優先して適用する学習を行う場合、例外的に入力されたプリント条件等に左右されずに、ユーザの好みの傾向に応じた学習を行うことができる。なお、入力頻度が最も高いプリント条件が複数となった場合には、最も直近に入力されたプリント条件を適用するようにしてもよい。
【0023】
また、最も直近に入力されたプリント条件を優先して適用する学習を行う場合、ユーザの好みの変化に対応した学習を行うことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0043】
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラを含むプリントシステムについて説明する。同図に示されるように、プリントシステムは、デジタルカメラ10と、プリンタ20と、を含んで構成されている。
【0044】
デジタルカメラ10及びプリンタ20は、それぞれスマートメディア(Smart Media(R))により構成されたメモリカード82を着脱可能に構成されており、デジタルカメラ10及びプリンタ20では、それぞれメモリカード82が装着された状態でメモリカード82にアクセスしてデジタルデータの記録及び読み出しを行う。よって、デジタルカメラ10とプリンタ20とは、メモリカード82を介したデジタルデータの受け渡しが可能となっている。
【0045】
デジタルカメラ10では、撮影によって得られた被写体像を示す画像データ、画像データの撮影状態を示す撮影状態データ及び画像データにより示される被写体像をプリントして写真プリント19とするときのプリント条件を示すプリント条件情報をデジタルデータとしてメモリカード82に記録する。
【0046】
一方、プリンタ20では、デジタルカメラ10によってメモリカード82に記録された画像データ及びプリント条件情報を読み出し、プリント条件情報に従い画像データによって示される被写体像を記録紙上に形成し、写真プリント19として出力する。
【0047】
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
【0048】
同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ21と、撮影時に必要に応じて被写体に照射する光を発するストロボ62と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ88と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際にユーザによって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)92と、電源スイッチ94と、が備えられている。
【0049】
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のレリーズボタン92は、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。そして、デジタルカメラ10では、レリーズボタン92を半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
【0050】
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ88の接眼部と、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される画像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)44と、撮影を行うモードである撮影モード及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD44に表示(再生)するモードである再生モードの何れか一方のモードに設定する際にユーザによってスライド操作されるモード切替スイッチ96と、LCD44の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キー及び当該4つの矢印キーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含んで構成された十字カーソルボタン98と、以後の撮影時にストロボ62を強制的に発光させるモードである強制発光モードを設定する際にユーザによって押圧操作される強制発光スイッチ99と、が備えられている。
【0051】
次に、図3を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
【0052】
同図に示すように、デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24と、相関二重サンプリング回路(以下、「CDS」という。)を含んで構成されたアナログ信号処理部26と、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、所定容量のラインバッファを内蔵し、かつ入力されたデジタル画像データを後述する第1のメモリ72の所定領域に直接記憶させる制御を行うと共に、デジタル画像データに対して各種のデジタル画像処理を行うデジタル信号処理部30と、を含んで構成されている。
【0053】
なお、CDSによる相関二重サンプリング処理は、固体撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理である。
【0054】
一方、デジタルカメラ10は、デジタル画像データにより示される被写体像やメニュー画面等をLCD44に表示させるための信号を生成してLCD44に供給するLCDインタフェース42と、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)50と、主として撮影により得られたデジタル画像データを記憶するVRAM(Video RAM)により構成された第1のメモリ72と、EEPROMにより構成された第2のメモリ74と、第1のメモリ72及び第2のメモリ74に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース70と、メモリカード82をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース80と、所定の圧縮形式でデジタル画像データに対して圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに対して圧縮形式に応じた伸張処理を施す圧縮・伸張処理回路86と、を含んで構成されている。
【0055】
デジタル信号処理部30、LCDインタフェース42、CPU50、メモリインタフェース70、外部メモリインタフェース80、及び圧縮・伸張処理回路86はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU50は、デジタル信号処理部30及び圧縮・伸張処理回路86の作動の制御、LCD44に対するLCDインタフェース42を介した各種情報の表示、第1のメモリ72、第2のメモリ74及びメモリカード82へのメモリインタフェース70及び外部メモリインタフェース80を介したアクセスを行うことができる。
【0056】
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU50によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
【0057】
また、デジタルカメラ10にはモータ駆動部34が備えられており、光学ユニット22に備えられた焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もCPU50によりモータ駆動部34を介して制御される。
【0058】
すなわち、本実施の形態に係る光学ユニット22に含まれるレンズ21は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU50の制御によりモータ駆動部34から供給された駆動信号によって駆動される。
【0059】
CPU50は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータを駆動制御して光学ユニット22に含まれるレンズ21の焦点距離を変化させる。
【0060】
また、CPU50は、CCD24による撮像によって得られた被写体像のコントラスト値が最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。すなわち、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、合焦制御として、被写体像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用している。
【0061】
一方、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、図4に示されるように、CCD24による撮像によって得られた被写体像を水平方向及び垂直方向に複数の領域に分割し(図4では、水平方向に6分割で、垂直方向に8分割。)、デジタル画像データによって得られる被写体像の明るさを示す物理量(以下、「測光値」という。)をそれぞれの分割領域毎に検出することができる。
【0062】
さらに、デジタルカメラ10では、被写体像の中央部に位置する複数(ここでは、4。)の分割領域により構成されるエリアをエリアAとし、被写体像の外周部に位置する複数(ここでは、32。)の分割領域により構成されるエリアをエリアCとし、エリアAとエリアCとの間に位置する複数(ここでは、12。)の分割領域により構成されるエリアをエリアBとして、各エリア毎の測光値(以下、「エリア測光値」という。)を、当該エリアに属する分割領域の測光値に基づいて検出することができる。
【0063】
なお、各エリア測光値はAE機能において用いられるものであり、CPU50ではエリアA乃至エリアCの何れかのエリア(以下では、「測光エリア」ともいう。)のエリア測光値を選択的に用いてAE機能を働かせる。
【0064】
一方、図3に示されるように、前述のレリーズボタン92、電源スイッチ94、モード切替スイッチ96、十字カーソルボタン98、及び強制発光スイッチ99(同図では、「操作部90」と総称。)はCPU50に接続されており、CPU50は、これらの操作部90に対する操作状態を常時把握できる。
【0065】
また、デジタルカメラ10には、ストロボ62とCPU50との間に介在されると共に、CPU50の制御によりストロボ62を発光させるための電力を充電する充電部60が備えられている。更に、ストロボ62はCPU50にも接続されており、ストロボ62の発光はCPU50によって制御される。
【0066】
さらに、デジタルカメラ10は、撮影によってメモリカード82に記憶された画像データにより示される被写体像がプリントされた際にユーザの好みの仕上がりとなるように、例えば被写体像の明るさや色合い等の条件をプリント条件情報として入力することができるものとして構成されており、入力されたプリント条件情報はデジタルデータとしてメモリカード82に記録される。これによってユーザの好みに応じたプリントが得られるものとされている。
【0067】
ここで、本実施の形態では、ユーザの好みに応じて入力されたプリント条件を学習するようになっている。すなわち、入力されたプリント条件情報によって示されるプリント条件に応じて第2のメモリ74の所定領域に格納された履歴テーブル及びプリント条件テーブルの更新を行う。
【0068】
図5には、第2のメモリ74の所定領域に格納された履歴テーブルの一例及びプリント条件テーブルの一例がそれぞれ模式図として示されている。なお、図5において、A乃至Cは、上記AE機能において用いられるエリアA乃至エリアCにそれぞれ相当する。また、図5(A)では、第2のメモリ74に格納される履歴テーブルの‘明るさ’に関する部分が一例として模式的に示されており、以下、同図を参照して履歴テーブルについて説明する。
【0069】
本実施の形態に係るデジタルカメラ10の履歴テーブルは、入力されたプリント条件情報に基づき、プリント条件別にプリント条件情報の履歴を記憶するようになっており、さらにカメラモード毎に所定の数だけプリント条件情報を追加できるようになっている。なお、プリント条件情報の数が上記所定の数を超えると、最新のプリント条件情報を最も古いプリント条件情報に上書きする形で履歴テーブルが更新される。
【0070】
なお、カメラモードは、撮影モードにおいて図示しないメニュー画面から予め設定されるものであり、上記撮影状態データとしてメモリカード82に記憶されている。
【0071】
ここで、履歴テーブルは、ユーザの好みに応じて入力されたプリント条件を学習するためのものであり、ユーザの好みのプリント条件は、撮影時の光源種、天気等の撮影環境や、撮影時に設定されているカメラモード、被写体像の種類、撮影時刻、撮影場所等によって異なる傾向にあるため、これらを予め項目として定めておき、当該項目毎にプリント条件を学習するようにしている。
【0072】
なお、項目が多いほど、よりプリント条件の学習を木目細かく行うことができ、よりユーザの好みに応じたプリント結果を得ることができるが、本明細書では、説明の錯綜を回避するために、予め定められた項目としてカメラモードのみを適用してプリント条件の履歴を記憶する形態について説明する。
【0073】
一方、図5(B)には、第2のメモリ74に格納されるプリント条件テーブルの一例が模式的に示されており、図5(A)及び図5(B)を参照してプリント条件テーブルについて説明する。
【0074】
プリント条件テーブルは、履歴テーブルに基づき、入力頻度が最も多いプリント条件を記憶するものであり、カメラモード毎に当該プリント条件を記憶している。
【0075】
例えば、図5(A)に示される履歴テーブルによれば、カメラモード「マクロ」で撮影された画像データに、明るさのプリント条件として「A」が3回、「B」が4回、「C」が1回入力されている。よって、プリント条件テーブルには、「マクロ」の明るさとして、入力頻度が最も多い「B」が記憶される。
【0076】
このように、プリント条件テーブルには、入力頻度が最も高いプリント条件を優先して適用するようにしているので、例外的に入力されたプリント条件等に左右されずに、ユーザの好みの傾向に応じた学習を行うことができる。
【0077】
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。まず、CCD24による撮像によって得られた被写体像を示す信号の処理の流れについて説明する。
【0078】
CCD24により光学ユニット22を介した撮像を行い、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)の信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力された信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、Bの信号を各々12ビットのR、G、Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦第1のメモリ72の所定領域に格納する。
【0079】
第1のメモリ72の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU50による制御によりデジタル信号処理部30によって読み出され、これらに所定の物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号を第1のメモリ72の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
【0080】
なお、LCD44は、CCD24による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されているが、このようにLCD44をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、LCDインタフェース42を介して順次LCD44に出力する。これによってLCD44にスルー画像が表示されることになる。
【0081】
ここで、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン92がユーザによって半押し状態にされると、撮影処理が実行される。図6は、当該撮影処理の流れを示すフローチャートであり、同図を参照して本実施の形態に係る撮影処理について説明する。
【0082】
なお、上述したように、撮影モードでは図示しないメニュー画面からカメラモードが予め設定できるようになっており、ユーザが特に設定しない場合、デフォルトとして通常モードが設定される。また、以下では、錯綜を回避するため本発明のプリント条件としてプリントする被写体の‘明るさ’のみを適用した場合について説明する。
【0083】
ステップ130では、プリント条件テーブル(図5(B)も参照)から現在のカメラモードに応じたプリント条件を読み出し、その後にステップ132に移行し、読み出したプリント条件に応じてAE機能を働かせて露出状態を決定する。
【0084】
例えば、上記カメラモードとして「スポーツ」が選択されている場合、一例として図5(B)に示されるプリント条件テーブルでは明るさが「A」となっている。よって、AE機能はエリアAのエリア測光値に基づいて実行され、露出状態(シャッタースピード及び絞り)が決定される。
【0085】
次のステップ134では、AF機能を働かせ、CCD24による撮像によって得られた被写体像のコントラストが最大となるように焦点調整モータを駆動制御して合焦制御を実行し、その後ステップ136に移行する。
【0086】
ステップ136では、レリーズボタン92が引き続き全押しされたか否かを判定し、当該判定が肯定判定の場合はステップ140に移行する。一方、ステップ136で否定判定の場合は、ステップ138に移行して、レリーズボタン92が非押下位置に戻されたか否かを判定する。当該判定が肯定判定の場合は、撮影が中止されたと判断して本撮影処理を終了する。一方、ステップ138で否定判定の場合はステップ136に戻る。
【0087】
ステップ140では、レリーズボタン92が全押し状態とされた時点で第1のメモリ72に格納されているYC信号を、圧縮・伸長処理回路86によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に、同時点での上記撮影状態データ(本実施の形態では、カメラモード等を示すデータ)と共に外部メモリインターフェース80を介してメモリカード82に記録することにより撮影が行われ、その後、本撮影処理を終了する。
【0088】
一方、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、再生モード時において図示しないメニュー画面からプリント条件情報記録機能が選択されると、プリント条件情報記録処理が実行される。
【0089】
図7は、CPU50により実行されるプリント条件情報記録処理の流れを示すフローチャートであり、同図を参照して本実施の形態に係るプリント条件情報記録処理について説明する。なお、本明細書では説明の錯綜を回避するために、プリント条件情報記録処理では、プリント条件情報として上記した各種プリント条件のうち、「明るさ」のみを適用した場合について説明する。
【0090】
まず、ステップ100では、メモリカード82に記録された全ての画像データを読み出し、次のステップ102では、読み出した全ての画像データにより示される被写体像をLCD44に一覧表示する。
【0091】
図8には、このときのLCD44の表示状態の一例が示されている。同図に示されるように、本実施の形態では、被写体像の1つに、OSD(On Screen Display)機能によってカーソル98Aが重ねて表示される。
【0092】
カーソル98Aは、ユーザによる被写体像の選択状態を示すものであり、ユーザによる十字カーソルボタン98の矢印キーの操作に応じて移動する。
【0093】
ユーザは、十字カーソルボタン98の矢印キーを操作してカーソル98Aを所望の被写体像の位置に移動させ、十字カーソルボタン98の決定キーを操作して被写体像を選択する。
【0094】
そこで、ステップ104では、ユーザによる被写体像の選択待ちを行い、次のステップ106では、選択された被写体像に関する撮影状態データをメモリカード82から読み出す。
【0095】
次のステップ110では、読み出したデータに基づいて、選択された被写体像のプリント条件情報を入力するためのプリント条件情報入力画面をLCD44に表示する。
【0096】
図9に示されるように、本実施の形態に係るプリント条件情報入力画面では、選択された被写体像が表示されると共に、上記各測光エリアを示す矩形枠(図9では実線及び破線で示されている。)が被写体像に重ねて表示される。
【0097】
ここで、ユーザによって十字カーソルボタン98が操作されると、プリント条件情報入力画面上で、任意の測光エリアを示す上記矩形枠を実線で示し、十字カーソルボタン98が操作される毎に実線の矩形枠で示す測光エリアを変更すると共に、プリント条件情報入力画面上に表示する被写体像を、実線の矩形枠で示す測光エリアの明るさに応じた明るさで表示するように画像データに一時的に画像処理を施す。すなわち、例えば、図9に示されるように、エリアBが選択されている場合、他のエリアのエリア測光値がエリアBのエリア測光値と一致するように画像処理を施す。
【0098】
ユーザーは、このようにしてプリント情報入力画面上に表示される被写体像を見ながら、プリントされた際に好みの明るさとなるようなエリアを選択し、十字カーソルボタン98の決定キーを操作してプリント条件情報を入力する。
【0099】
そこで、ステップ112ではプリント条件情報の入力待ちを行い、次のステップ116では、入力されたプリント条件情報に基づき、選択された被写体像のプリント条件情報をメモリカード82に記憶する。
【0100】
なお、プリント条件情報入力画面上では、「明るさ」についてのプリント条件が「A」、「B」、「C」から選択されるようになっているが、実際にメモリカード82に記録するプリント条件情報は、上記プリント条件情報入力の前後における「明るさ」を示す物理量の差であり、例えば、プリント条件情報入力前の被写体像全体の測光値と、プリント条件情報により示されるエリア測光値との差がこれに相当する。
【0101】
その後、ステップ118に移行し、入力されたプリント条件情報を、ステップ106で読み出した撮影状態データにより示されるカメラモードに応じて履歴テーブルに追加する。
【0102】
例えば、カメラモードが「スポーツ」であり、明るさとして上記エリアBが選択された場合、「明るさ」における「スポーツ」の最新履歴として「B」を追加する。
【0103】
次のステップ120では、履歴テーブルを参照し、履歴を追加したカメラモードにおいて入力頻度が最多のプリント条件を検出する。
【0104】
なお、本実施の形態では、入力頻度が最多のプリント条件が2つ以上存在する場合(図5(A)の「スポーツ」の履歴では、「A」と「B」の入力頻度がそれぞれ3回で最多。)、その中で直近に入力されたプリント条件(図5(A)の「スポーツ」の履歴では、「B」。)を検出するようにしている。
【0105】
次のステップ122では、検出したプリント条件に応じてプリント条件テーブルを更新する。
【0106】
次のステップ123では、本プリント条件情報記録処理を終了するか否かを判定する。すなわち、本処理を終了する旨を促す操作が行われた場合、又は全ての画像データについて本処理が実行された場合に本ステップが肯定判定となり、本処理を終了する。一方、ステップ123で否定判定となるとステップ102に戻り、再び被写体像を一覧表示する。
【0107】
このようにして更新されたプリント条件テーブルは、前述の撮影処理において、同じカメラモードでの撮影時に用いられる。
【0108】
すなわち、ユーザの好みに応じて入力されたプリント条件情報を学習し、撮影によって取得する画像データが学習したプリント条件(明るさ)に応じた被写体像を示すように撮影条件(AE制御における測光エリア)を設定するようにしており、これによって学習が進むにつれて徐々にユーザの好みのプリント結果となる画像データが得られるようになり、この結果、ユーザによるプリント条件の入力時の手間が削減できる。なお、学習が進んでいない場合でも、ユーザの好みのプリント条件が入力され、プリント時に適用されるので、問題となることはない。
【0109】
なお、ステップ120及びステップ122が本発明のプリント条件学習手段に相当する。
【0110】
一方、プリンタ20では、画像データと共にプリント条件情報が記録されたメモリカード82が装着されると、メモリカード82にアクセスして画像データ及び画像データのプリント条件情報を読み出し、画像データにより示される被写体像を記録紙上にプリントして写真プリント19とする。
【0111】
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10によれば、撮影によって取得した画像データにより示される被写体像をプリントするときのプリント条件を示すプリント条件情報を入力して当該プリント条件情報によって示されるプリント条件を学習し、上記画像データが、学習されたプリント条件に応じた被写体像を示すように撮影条件を設定しているので、ユーザにとって満足できる良好なプリント結果を容易に得ることができる。
【0112】
また、デジタルカメラ10では、カメラモード毎に「明るさ」についてのプリント条件を学習し、撮影時に上記カメラモード毎にAE機能における露出状態決定時の測光エリアを選択するようにしており、撮影によってよりユーザの好みに応じた明るさの被写体像を示す画像データを得ることができる。
【0113】
なお、カメラモードに加え、撮影状態データに含まれる他の状態を項目として、項目毎にプリント条件を学習することで、さらにユーザの好みに応じた被写体像を示す画像データを得ることができる。また、項目が多いほど、よりプリント学習を木目細かく行うことができ、よりユーザの好みに応じたプリント結果を得ることができる反面、学習のための負荷が増加する。
【0114】
さらに、デジタルカメラ10では、前記CPU50及び第2のメモリ74は、前記プリント条件の学習として、入力されたプリント条件情報によって示されるプリント条件のうち、入力頻度が最も高いプリント条件を優先して適用するようにしており、例外的に入力されたプリント条件等に左右されずに、ユーザの好みの傾向に応じた学習を行うことができる。
【0115】
なお、本実施の形態では、プリント条件情報によって示されるプリント条件のうち、「明るさ」の条件に基づいてAE制御を行う形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、プリント条件に基づいて撮影時の制御を行うものであればよい。
【0116】
例えば、「色合い」の条件に基づいてホワイトバランス調整を行うことが挙げられる。すなわち、「色合い」について赤み又は青みを強くするといった条件に基づき、ホワイトバランス調整においてR又はBのゲインを高くすることで、撮影によって、ユーザの好みに合った画像を得ることができる。
【0117】
また、本実施の形態では、プリント条件の学習において、入力頻度が最も高いプリント条件を優先して適用する形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、最も直近に入力されたプリント条件を優先して適用するようにしてもよく、この場合、ユーザの好みの変化に対応した学習を行うことができる。
【0118】
なお、本実施の形態では、再生モードでプリント条件情報記録処理が実行される形態について説明したが、プリント条件情報記録処理は撮影モードにおいても実行できるようにしてもよい。
【0119】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、デジタルカメラ10で入力されるプリント条件情報を学習して撮影時の撮影条件を設定することで、プリントした際にユーザの好みとなる被写体像を示す画像データを撮影によって得る形態について説明したが、本第2の実施の形態では、プリンタ固有の適正情報(本発明の「補正情報」に相当。)をプリンタで作成し、作成した適性情報をデジタルカメラにフィードバックし、デジタルカメラで当該適正情報に応じて撮影時の撮影条件を設定することで、プリントした際に良好な写真プリントとなる被写体像を示す画像データを撮影によって得る形態について説明する。
【0120】
図10には、本第2の実施の形態に係るプリントシステム97の構成が示されている。同図に示されるように、プリントシステム97は、デジタルカメラ10と、プリンタ20と、を備えている。
【0121】
なお、本第2の実施の形態に係るデジタルカメラ10の構成は、上記第1の実施の形態と同一であるので、ここでの説明は省略する。
【0122】
本第2の実施の形態に係るデジタルカメラ10では、撮影によって得られた画像データをメモリカード82に記録する。プリンタ20では、画像データが記録されたメモリカード82がプリンタ20に装着されると、画像データに基づく被写体像を写真プリント19として出力する。また、プリンタ20では、写真プリント19の被写体像を読み取り、良好な写真プリントを得るためのプリンタ適正情報を導出してメモリカード82に記録する。このプリンタ適正情報が記録されたメモリカード82が再びデジタルカメラ10に装着されることにより当該プリンタ適正情報がデジタルカメラ10にフィードバックされる。
【0123】
図11には、本第2の実施の形態に係るプリンタ20の電気系の構成が示されている。プリンタ20は、画像データに基づいて記録紙上に被写体像を形成するプリント部17と、プリントされた被写体像をデジタル画像データとして読み取る画像読取部18と、を備え、プリンタ20全体の動作を司るCPU14と、主として画像データを記憶するメモリ79と、メモリ79に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース78と、装着されたメモリカード82をプリンタ20でアクセス可能とするためのカードインタフェース12と、画像データに所定の画像処理を施す画像処理部16と、プリント部17の動作を制御するプリント制御部15と、画像読取部18に対するアクセスの制御を行う読取部インタフェース13と、を含んで構成されている。
【0124】
プリント制御部15、画像処理部16、CPU14、カードインタフェース12、メモリインタフェース78及び読取部インタフェース13は、システムバスBUS2を介して相互に接続されている。したがって、CPU14は、プリント制御部15及び画像処理部16の作動の制御、読取部インタフェース13を介した画像読取部18からのデジタル画像データの入力、メモリカード82及びメモリ79へのカードインタフェース12及びメモリインタフェース78を介したアクセスを行うことができる。
【0125】
以下、本第2の実施の形態に係るプリントシステム97の作用を説明する。
【0126】
プリンタ20にメモリカード82が装着され、プリンタ20に備えられた図示しない操作部等の操作によりプリントが指示されると、CPU14ではプリント処理を実行する。
【0127】
図12は、このとき、CPU14により実行されるプリント処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、同図を参照して本実施の形態のプリント処理について説明する。
【0128】
まず、ステップ150では、カードインタフェース12を介して、メモリカード82に記憶されている画像データのうちのプリント対象とする画像データを、1被写体像分読み出す。次のステップ154では、メモリカード82から読み出した画像データにより示される被写体像が記録紙上に形成されて写真プリント19として出力されるようにプリント制御部15を制御する。
【0129】
写真プリント19が出力されると、画像読取部18では、写真プリント19の被写体像を読み取り、複数画素の輝度値として構成されたデジタル画像データ(本発明の「物理量」に相当し、以下、「プリントデータ」という。)を、読取部インタフェース13を介してCPU14に出力する。
【0130】
そこで、ステップ156では、画像読取部18からのプリントデータの入力待ちを行い、次のステップ158では、入力されたプリントデータに基づき、プリントされた被写体像の所定領域(本実施の形態では、被写体像の中央が含まれる所定サイズの矩形領域)に含まれるR信号、G信号、B信号の色別積算値r1、g1、b1を導出し、その後にステップ160に移行して各色の比率を示す色別積算値の比r1/g1、b1/g1を導出する。
【0131】
次のステップ162では、メモリカード82から読み出した画像データにおける上記所定領域と同一領域に含まれるR信号、G信号、B信号についての色別積算値r0、g0、b0を導出し、その後にステップ164に移行して、各色の比率を示す色別積算値の比r0/g0、b0/g0を導出する。
【0132】
次のステップ166では、プリンタ適正情報として、プリントデータに基づく色別積算値の比を、メモリカード82から読み出した画像データに基づく色別積算値の比と一致させるための係数R、Bを次の(1)式及び(2)式により導出する。
【0133】
【数1】
Figure 0004316869
【0134】
【数2】
Figure 0004316869
【0135】
ここで、上記係数R、Bは、プリンタ固有の特性による、画像データによって示される被写体像とプリント結果に生じる色合いのズレを示すものであり、上記係数R、Bが「1」、すなわち、色別積算値の比が一致している場合は、プリントによって画像データの色合いが忠実に再現されていることを示す。
【0136】
ステップ168では、導出した係数R及びBを本発明の補正情報としてのプリンタ適正情報として、上記画像データと関連付けてメモリカード82の所定領域に書き込み、次のステップ170では、全てのプリントが終了したか否かを判定する。メモリカード82に記憶され、かつプリント対象とされている被写体像のプリントが全て終了したときは、ステップ170が肯定判定となり、本プリント処理を終了する。一方、当該判定が否定判定の場合、ステップ150に戻る。
【0137】
すなわち、本実施の形態に係るプリンタ20では、画像データによって示される被写体像を実際にプリントして当該被写体像から所定領域に含まれるR信号、G信号、B信号の色別積算値を検出し、この色別積算値に基づいて補正情報を導出している。このため、当該補正情報は、本実施の形態に係るプリンタ20自身の特性や経時劣化等を確実に反映したものとなっている。
【0138】
このようにして画像データのプリント処理が終了した後、プリンタ適正情報が記憶されたメモリカード82は、再びデジタルカメラ10に装着される。デジタルカメラ10では、第2のメモリ74の所定領域に格納されたプリンタ適正情報テーブルにプリンタ適正情報を記憶することができるようになっている。
【0139】
なお、プリンタ適正情報は、明るさや色合い等、プリントされた被写体像から得られる物理量に基づくものであり、当該物理量は、撮影時の光源種、天気等の撮影環境、撮影時に設定されているカメラモード、被写体像の種類、撮影時刻、撮影場所等が同じであれば同様の傾向となると考えられる。従って、プリンタ適正情報テーブルとして、上記撮影時の光源種、天気等の撮影環境、撮影時に設定されている撮影モード、被写体像の種類、撮影時刻、撮影場所等の項目毎にプリンタ適正情報を記憶することで、このプリンタ適正情報を撮影時の撮影条件に反映させることによって、よりユーザにとって満足できる良好なプリント結果を得ることができる。
【0140】
図13には、一例として、光源種毎にプリンタ適正情報を記憶する場合のプリンタ適正情報テーブルが模式的に示されている。
【0141】
なお、光源種は、ホワイトバランス調整にも用いられており、本実施の形態では、撮影時にユーザによって選択されていた光源種が撮影状態データとして、画像データに関連付けられてメモリカード82に記憶されるようになっている。ここで、上記光源種としては、青空、日陰、昼光色、昼白色、タングステン電球等が例示できる。
【0142】
一方、CPU50では、図示しないメニュー画面においてプリンタ適正情報テーブルの更新機能が選択されるとプリンタ適正情報テーブル更新処理を実行する。
【0143】
図14は、上記プリンタ適正情報テーブルの更新機能が選択されたときに実行されるプリンタ適正情報テーブル更新処理の流れを示すフローチャートであり、同図を参照してプリンタ適正情報テーブル更新処理について説明する。
【0144】
ステップ172では、外部メモリインタフェース80を介してメモリカード82にアクセスし、記録されたプリンタ適正情報及び撮影状態データを読み出し、その後ステップ174に移行し、読み出した撮影状態データに基づいて光源種を特定する。次のステップ176では、特定した光源種に対応するプリンタ適正情報を、読み出したプリンタ適正情報に書き換えることでプリンタ適正情報テーブルを更新する。
【0145】
例えば、読み出したプリンタ適正情報がR6’、B6’で撮影状態データに基づく光源種が蛍光灯1であった場合、蛍光灯1についてのプリンタ適正情報R6、B6を読み出したプリンタ適正情報R6’、B6’に書き換える。
【0146】
ステップ178では、更新処理が終了したか否かを判定する。メモリカード82に記録された全てのプリンタ適正情報について書き換えが終了していない場合はステップ178で否定判定となり、ステップ172に戻る。一方、ステップ178で肯定判定の場合は、本プリンタ適正情報テーブル更新処理を終了する。
【0147】
このようにして、プリンタ適正情報テーブル更新処理を行うことにより、プリンタで導出された良好なプリント結果を得るためのプリンタ適正情報がデジタルカメラ10に入力され、プリンタ適正情報テーブルに記憶される。
【0148】
一方、デジタルカメラ10は、撮影モードにおいてレリーズボタン92が半押し状態とされると、撮影処理を実行する。
【0149】
図15には、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のレリーズボタン92が半押し状態とされたときに実行される撮影処理の流れを示すフローチャートが示されており、同図を参照して撮影処理について説明する。
【0150】
なお、ここでは、ユーザによって図示しないメニュー画面で予め撮影時の光源種が設定されている場合について説明する。
【0151】
まず、ステップ180では、第2のメモリ74に記憶されたプリンタ適正情報テーブルから予め設定された光源種に応じたプリンタ適正情報を読み出し、その後ステップ182に移行し、読み出したプリンタ適正情報に応じたゲインを用いてホワイトバランス調整を実行するようにデジタル信号処理部30を制御する。
【0152】
すなわち、デジタル信号処理部30では、通常のホワイトバランス調整におけるゲインにプリンタ適正情報として記憶された係数R、Bを加味する。本実施の形態では、通常のゲインを係数R、Bで除算して得られた値をホワイトバランス調整のゲインとする。
【0153】
次のステップ184では、AE機能を働かせて露出状態を設定すると共に、AF機能を働かせてCCD24による撮像によって得られた被写体像のコントラストが最大となるように焦点調整モータを駆動制御して合焦制御を実行した後、ステップ186に移行する。
【0154】
ステップ186では、レリーズボタン92が引き続き全押しされたか否かを判定し、当該判定が肯定判定の場合はステップ190に移行する。一方、ステップ186で否定判定の場合はステップ188に移行して、レリーズボタン92が非押下位置に戻されたか否かを判定する。当該判定が肯定判定の場合は、撮影が中止されたと判断して本撮影処理を終了する。一方、ステップ188で否定判定の場合はステップ186に戻る。
【0155】
ステップ190では、レリーズボタン92が全押し状態とされた時点で第1のメモリ72に格納されているYC信号を、圧縮・伸長処理回路86によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に、同時点での上記撮影状態データと共に外部メモリインターフェース80を介してメモリカード82に記録することにより撮影が行われた後、本撮影処理を終了する。
【0156】
このように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、プリンタ適正情報によって示される色合いに応じた被写体像を示すようにホワイトバランス調整されて撮影が行われ、上記プリンタ適正情報に応じた被写体像を示す画像データが得られる。従って、得られた画像データを本実施の形態に係るプリンタ20に入力してプリントした場合には、当該プリンタ20の特性や経時劣化等に起因する色合いの原画像とプリント画像との間のズレの発生が防止されたものとなり、この結果としてユーザにとって満足できる良好なプリント結果を得ることができる。
【0157】
なお、本実施の形態では、撮影時の光源種をユーザによって予め設定するものとして説明したが、一例として図16に示すような、R/G及びB/Gの組合わせに対応する光源種を示す情報をテーブル形式又はマップ形式で予め記憶しておき、撮影時に得られているデジタル画像データによって示されるR/G及びB/Gと上記予め記憶しておいた情報とに基づいてデジタルカメラ10で光源種を自動的に特定するようにしてもよい。
【0158】
以上詳細に説明したように、本第2の実施の形態にかかるプリンタ20によれば、被写体像を示す画像データを入力して当該画像データにより示される被写体像をプリントし、当該被写体像の予め定められた輝度値により示されるR信号、G信号、B信号の色別積算値を検出して当該色別積算値が上記入力した画像データに応じた色別積算値となるためのプリンタ適正情報を導出し、当該プリンタ適正情報を外部に出力しているので、外部において当該プリンタ適正情報を利用することにより、プリンタ20の特性や経時劣化等に起因する色合いや明るさ等の原画像とプリント画像との間のズレの発生を未然に防止することができ、この結果としてユーザにとって満足できる良好なプリント結果を容易に得ることができる。
【0159】
また、本第2の実施の形態に係るプリントシステム97によれば、プリンタ20から出力したプリンタ適正情報をデジタルカメラ10により取得して記憶し、撮影時に記憶したプリンタ適正情報に応じた被写体像を示す画像データを取得するようにホワイトバランスを調整しているので、ユーザにとって満足できる良好なプリント結果を容易に得ることができる。
【0160】
さらに、本第2の実施の形態にかかるデジタルカメラ10では、撮影状態データにより示される光源種毎にプリンタ適正情報を記憶することで、撮影時の光源種毎のプリンタ適正情報に応じてホワイトバランスを調整することによって、よりユーザにとって満足できる良好なプリント結果を得ることができる。
【0161】
なお、本第2の実施の形態では、プリンタ20では、画像情報読取部で取得したプリントデータを、メモリカード82から読み出した画像データに一致させる係数をプリンタ適正情報とし、デジタルカメラでは、ホワイトバランス調整時にプリンタ適正情報を加味する形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0162】
例えば、プリンタ20では、画像読取部18で取得したプリントデータにより示される画素の輝度情報の分布状態に基づいて、プリンタの特性として潰れやすい階調を検出してプリンタ適正情報とし、デジタルカメラ10では、AE制御においてプリンタ適正情報を加味するようにしてもよい。
【0163】
すなわち、一般に、黒を示す輝度値(例えば‘0’)の度数及び白を示す輝度値(例えば‘255’)の度数を検出すると、黒又は白の度数が所定数以上である場合は、プリンタの特性として黒又は白が潰れやすい傾向にあるため、プリンタ20では、当該傾向を示すデータをプリンタ適正情報としてメモリカード82に記憶し、デジタルカメラでは、AE制御を行う際に、当該プリンタ適正情報を用いて、露出状態を明るめに、又は暗めに設定する。
【0164】
また、上記各実施形態で示したデジタルカメラ10及びプリンタ20の構成及び各処理プログラムの流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0165】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカメラによれば、撮影によって取得した画像情報により示される被写体像をプリントするときのプリント条件を示すプリント条件情報を入力して当該プリント条件情報によって示されるプリント条件を学習し、上記画像情報が、学習されたプリント条件に応じた被写体像を示すように撮影条件を設定しているので、ユーザにとって満足できる良好なプリント結果を容易に得ることができる、という優れた効果を有する。
【0167】
さらに、本発明のプリンタシステムによれば、本発明のプリンタから出力した補正情報をカメラにより取得して記憶し、記憶した補正情報に応じた被写体像を示す画像情報を取得するように撮影条件を設定しているので、ユーザにとって満足できる良好なプリント結果を容易に得ることができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るプリントシステムの構成を示す概略図である。
【図2】実施の形態に係るデジタルカメラの外観上の構成を示す概略図である。
【図3】実施の形態に係るデジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態に係るデジタルカメラの撮影時における測光エリアについての説明図である。
【図5】第1の実施の形態に係るデジタルカメラの第2のメモリの所定領域に記憶されるテーブルの模式図であり、(A)は履歴テーブルの一例を示す模式図で、(B)はプリント条件テーブルの一例を示す模式図である。
【図6】第1の実施の形態に係る撮影処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態に係るプリント条件情報記録処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】図7のプリント条件情報記録処理においてデジタルカメラのLCDに表示される、メモリカードに記憶された画像の一覧表示の一例を示す模式図である。
【図9】図7のプリント条件情報記憶処理においてLCDに表示されるプリント条件情報入力画面の一例を示す模式図である。
【図10】第2の実施の形態に係るプリントシステムの構成を示す概略図である。
【図11】第2の実施の形態に係るプリンタの電気的な構成を示すブロック図である。
【図12】第2の実施の形態に係るプリント処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】第2の実施の形態に係るデジタルカメラの第2のメモリの所定領域に記憶されるプリンタ適正情報テーブルの一例を示す模式図である。
【図14】第2の実施の形態に係るプリンタ適正情報テーブル更新処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】第2の実施の形態に係る撮影処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】R/G及びB/Gと、光源種との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ
12 カードインタフェース(情報入力手段、補正情報出力手段)
14 CPU(導出手段)
17 プリント部(プリント手段)
18 画像読取部(検出手段)
20 プリンタ
24 CCD(画像情報取得手段)
44 LCD
50 CPU(プリント条件学習手段、撮影条件設定手段)
74 第2のメモリ(補正情報記憶手段)
80 外部メモリインタフェース(補正情報取得手段)
97 プリントシステム
98 十字カーソルボタン(入力手段)

Claims (3)

  1. 撮影によって被写体像を示す画像情報を取得する画像情報取得手段と、
    前記画像情報により示される被写体像をプリントするときのプリント条件を示すプリント条件情報を入力するための入力手段と、
    前記入力手段により入力されたプリント条件情報によって示される明るさ及び色合いの少なくとも一方を示すプリント条件を学習するプリント条件学習手段と、
    前記画像情報取得手段により取得された画像情報が前記プリント条件学習手段で学習された前記明るさ及び色合いの少なくとも一方を示すプリント条件に応じた被写体像を示すように、前記画像情報取得手段によるAE制御及びホワイトバランス調整の少なくとも一方を示す撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、
    を備えたカメラ。
  2. 前記プリント条件学習手段は、前記プリント条件を予め定められた項目毎に学習する
    請求項1記載のカメラ。
  3. 前記プリント条件学習手段は、前記プリント条件の学習として、前記入力手段により入力されたプリント条件情報によって示されるプリント条件のうち、入力頻度が最も高いプリント条件を優先して適用する学習又は最も直近に入力されたプリント条件を優先して適用する学習を行う
    請求項1又は請求項2記載のカメラ。
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