JP7131060B2 - 遊戯画像撮影システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊戯画像の撮影および編集、に関する。
プリクラ(登録商標)とよばれる遊戯画像撮影装置は、女子高生を中心として根強い人気を誇る。ユーザは、自らを撮影し、俗に「盛り」と呼ばれる事前修正が施された撮影画像にペンによる書き込みなどの編集を行う。
特開2004‐32213号公報
遊戯画像撮影装置の楽しみは、撮影ポーズの工夫や撮影画像に対する編集によりオリジナル性を発揮できるところにある。本発明者らは、撮影や編集に先立って取得される原撮影画像の構図を適正化させることによって、遊戯画像の撮影・編集における利便性と遊戯性をいっそう高めることができると想到した。
また、複数ユーザの写り具合が均質であれば撮影や編集が生かされること、更にユーザが好む写り具合はユニークであることにも着目した。
本発明は、本発明者らによる上記着眼点に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、遊戯画像撮影装置において構図を適正化させるメッセージをユーザの印象に残るように伝え、撮影や編集の機能を生かす方法を提案することにある。
本発明のある態様における遊戯画像撮影システムは、ユーザを被写体として撮影する撮影部と、撮影部を用いて被写体のライブビュー画像を生成するライブビュー画像生成部と、撮影時に被写体のライブビュー画像を表示させる画像表示部と、撮影画像を編集する編集部と、編集された撮影画像を出力する画像出力部と、ライブビュー画像における構図の適正度を判定し、適正度が低いと判定した場合に、ユーザのIDを特定し、特定されたIDに対応する呼称を特定する構図確認部と、構図確認部によって特定された呼称を含むメッセージを出力するメッセージ出力部と、を備える。
本発明の別の態様における遊戯画像撮影システムは、ユーザを被写体とするライブビュー画像における構図の適正度を判定する構図確認部と、適正度が低いと判定された場合に、ユーザの呼称を含むメッセージを出力する出力部と、を備える。
本発明の別の態様における遊戯画像撮影システムは、ユーザを被写体として撮影する撮影部と、撮影部を用いて被写体のライブビュー画像を生成するライブビュー画像生成部と、撮影画像を編集する編集部と、編集された撮影画像を出力する画像出力部と、ライブビュー画像に含まれる複数の顔領域に基づいて各被写体の特性を特定し、被写体間に特性の差があるか否かを判定する差判定部と、差があると判定した場合に、ユーザの特性に応じて撮影条件を設定する撮影条件設定部と、を備える。
本発明の別の態様における遊戯画像撮影システムは、ユーザを被写体として撮影する撮影部と、撮影部を用いて被写体のライブビュー画像を生成するライブビュー画像生成部と、撮影画像を編集する編集部と、編集された撮影画像を出力する画像出力部と、ライブビュー画像に含まれる複数の顔領域に対応するユーザのIDを特定し、特定したIDに対応するユーザの好みを特定する好み特定部と、特定された好みに応じて撮影条件を設定する撮影条件設定部と、を備える。
本発明によれば、遊戯画像撮影装置において、構図や撮影条件を適正化させやすくなる。
遊戯画像撮影システムの全体構成図である。 遊戯画像撮影装置の外観斜視図である。 撮影ブースの外観斜視図である。 遊戯画像撮影装置におけるプレイの流れを示すフローチャートである。 遊戯画像撮影装置を上から見た平面図である。 遊戯画像撮影装置の機能ブロック図である。 サーバの機能ブロック図である。 ユーザ情報のデータ構造図である。 フィードバック情報のデータ構造図である。 S12(図4)の撮影処理の詳細を示すフローチャートである。 S26(図10)構図確認処理の詳細を示すフローチャートである。 図11の構図確認処理の続きのフローチャートである。 ライブビュー画像の第1例である。 S62(図12)ユーザ判別処理の詳細を示すフローチャートである。 ライブビュー画像の第2例である。 ライブビュー画像の第3例である。 ライブビュー画像の第4例である。 図12の構図確認処理の続きのフローチャートである。 ライブビュー画像の第5例である。 ライブビュー画像の第6例である。 ライブビュー画像の第7例である。 S26(図10)構図確認処理の詳細を示すフローチャートである。 S28(図10)撮影条件設定処理の詳細を示すフローチャートである。
本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影ブースと編集ブースを備える。ユーザは撮影ブースにて自らを撮影する。以下、撮影ブースにおいて被写体(ユーザ)を撮影した画像のことを「撮影画像」とよぶ。ユーザは、撮影ブースにおいて肌の美白化、髪のつや出しなど任意の画像修正を撮影画像に施すことができる(以下、このような画像修正を「事前修正」とよぶ)。本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影ブースにおいて静止画像だけでなく動画像も撮影する。撮影画像のうち、動画像として取得されるものを「撮影動画像」、静止画像として取得されるものを「撮影静止画像」とよぶ。
事前修正を施された撮影画像は、編集ブースに送られる。ユーザは、編集ブースにおいて、スタンプ画像の貼付やスタイラスペンによる落書きなど任意の装飾を撮影画像に施すことができる(以下、このような画像の装飾を「装飾加工」または「編集」とよぶ)。編集ブースにおいて編集対象となっている撮影画像のことを「対象画像」とよぶ。また、対象画像のうち、撮影動画像を編集対象としたものを「対象動画像」、撮影静止画像を編集対象としたものを「対象静止画像」とよぶ。
遊戯画像撮影装置は、対象静止画像をシール台紙(外部媒体)に印刷する。また、遊戯画像撮影装置は、対象動画像および対象静止画像をサーバ(外部媒体)にアップロードする。ユーザは、スマートフォンなどのユーザ端末からサーバにアクセスすることにより、装飾加工後の対象画像(対象動画像と対象静止画像)をダウンロードすることもできる。以上のように、本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影機能、編集機能(装飾加工機能)、印刷機能および通信機能を備える。
以下においては、被写体の各種情報に基づく撮影・編集時の設定変更を中心として説明する。
図1は、遊戯画像撮影システム200の全体構成図である。
遊戯画像撮影システム200においては、遊戯画像撮影装置100はインターネット204を介してサーバ202およびユーザ端末206と接続される。遊戯画像撮影装置100においてユーザは自らを撮影する。遊戯画像撮影装置100は、被写体(ユーザ)を含む撮影画像を取得し、必要に応じて事前修正を撮影画像に施し、ユーザによる装飾加工を受け付ける。ユーザは、あらかじめ付与されたユーザIDにより識別される。ユーザは、ユーザIDが登録されたユーザカードを利用して遊戯画像撮影装置100のプレイ予約をする。
装飾加工後の対象画像はユーザIDとともに遊戯画像撮影装置100からサーバ202にアップロードされる。サーバ202は、ユーザID、撮影日時および対象画像(対象動画像と対象静止画像)を対応づけて保存する。ユーザは、ユーザIDおよびパスワード等の認証情報を介してサーバ202にアクセスすることにより、サーバ202から対象画像をダウンロードする。
サーバ202は、ユーザに関連する各種情報(以下、「ユーザ情報」とよぶ)を管理する。本実施形態における遊戯画像撮影装置100は、ライブビュー画像に基づいて被写体への指示や撮影条件の設定変更を自動的に行うが詳細は後述する。
図2は、遊戯画像撮影装置100の外観斜視図である。
遊戯画像撮影装置100は、受付装置102、撮影ブース104、編集ブース106および印刷装置110を備える。ユーザは、受付装置102において遊戯画像撮影装置100の使用を予約する。ユーザは、受付装置102においてユーザIDを入力するとともに、現金または電子マネーにてプレイ料金を支払う。受付装置102は、ユーザに予約番号を発行する。受付装置102は、受付モニタ108において待機人数および呼び出し対象となる予約番号を表示させる。ユーザは、自分の予約番号が受付モニタ108に表示されると、撮影ブース104に入室する。
撮影ブース104においてユーザは写真撮影を行う。撮影終了後、ユーザは編集ブース106に移動する。編集ブース106には、編集装置126が設置される。編集装置126は、編集モニタ120を備える。編集モニタ120には対象画像(装飾加工の対象となる撮影画像)が表示される。本実施形態における編集モニタ120は、静電容量式タッチパネルにより形成される。1つの編集モニタ120に対して、2つのスタイラスペン122a、122bが用意される。ユーザはスタイラスペン122および指を使って対象画像に装飾加工を施す。編集終了後、印刷装置110は対象静止画像をシール台紙に印刷する。また、編集装置126は、対象画像をサーバ202にアップロードする。
図3は、撮影ブース104の外観斜視図である。
撮影ブース104は、カーテン124により外部から遮蔽される。撮影ブース104には、撮影装置128が設置される。撮影装置128は、被写体となるユーザを3方向から照らす3つのライト116、撮影静止画像および撮影動画像を取得するためのカメラ118、第1撮影モニタ112、第2撮影モニタ114、左側ストロボ119aおよび右側ストロボ119bを備える。
第1撮影モニタ112は、ライブビュー画像及びユーザの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像)を表示させる。第2撮影モニタ114は、被写体となるユーザ以外の人物、たとえば、モデルの撮影画像(以下、「サンプル画像」とよぶ)を表示させる。ユーザは、第2撮影モニタ114に表示されるサンプル画像を参考にしながら、カメラ118の前で任意の撮影ポーズをとる。第2撮影モニタ114には、撮影方法に関する各種説明も表示される。左側ストロボ119aおよび右側ストロボ119bは、撮影静止画像の撮影と同時に発光する。上述したように、撮影ブース104においては、撮影動画像および撮影静止画像を取得できる。
本実施形態においては、第2撮影モニタ114はサンプル画像により、撮影ポーズも指示する(詳細は、省略する)。
図4は、遊戯画像撮影装置100におけるプレイの流れを示すフローチャートである。図5は、遊戯画像撮影装置100を上から見た平面図である。
ユーザは、受付装置102において使用予約を行うと、受付装置102は受付処理を実行する(S10)。受け付け後、ユーザは撮影ブース104に入室する。撮影装置128は、ユーザの撮影画像を取得する(S12)。撮影ブース104においては、ユーザは所定数の撮影画像を取得できる。撮影動画像と撮影静止画像は同時に取得され(後述)、撮影動画像と撮影静止画像のペアを1セットの撮影画像とカウントする。本実施形態においては、最大6セットの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像のセット)が取得される。撮影に際し、ユーザは撮影装置128が提供する複数の事前修正メニューから事前修正の方法を選択できる。また、ユーザは撮影画像の背景色等も撮影装置128において選択できる。撮影装置128は、撮影画像を取得するごとに事前修正を実行する。なお、事前修正メニューは、受付装置102においてプレイ前に選択できてもよい。撮影処理(S12)の詳細は図10に関連して後述する。
撮影後、第1撮影モニタ112には、2つの編集ブース106のいずれかを指示する指示情報が表示される。ユーザは、2つの編集ブース106a、106bのうち、第1撮影モニタ112により指定された編集ブース106に移動する。撮影装置128からは、編集装置126に撮影画像が転送される。ユーザは、編集装置126において転送された撮影画像(対象画像)に装飾加工を施す(S14)。
編集後、編集装置126は対象画像を印刷装置110に送り、印刷装置110は対象画像をシール台紙に印刷する(S16)。また、編集装置126は、インターネット204を介して対象画像をサーバ202にアップロードする(S18)。ユーザは、ユーザIDをアクセスキーとしてサーバ202にアクセスすることにより、対象画像をサーバ202からユーザ端末206にダウンロードできる。
一般的には、撮影作業よりも編集作業に時間がかかる。本実施形態における遊戯画像撮影装置100においては、1つの撮影ブース104に対して2つの編集ブース106a、106b(編集装置126a、126b)を設けることにより、顧客回転率を高めている。
図6は、遊戯画像撮影装置100の機能ブロック図である。
遊戯画像撮影装置100の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。
上述したように、遊戯画像撮影装置100は、撮影装置128、受付装置102、編集装置126および印刷装置110の集合体として構成される。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。図7に示すサーバ202も同様である。
遊戯画像撮影装置100は、ユーザインタフェース処理部130、データ処理部132、通信部134およびデータ格納部136を含む。
ユーザインタフェース処理部130は、受付モニタ108、編集モニタ120等を介したユーザインタフェース処理を担当する。通信部134は、インターネット204を介してサーバ202との通信処理を担当する。通信部134は、近距離無線通信によりユーザ端末206とダイレクトに通信してもよい。たとえば、通信部134からユーザ端末206に対象画像を直接送信してもよい。データ格納部136は各種データを格納する。データ処理部132は、通信部134により取得されたデータおよびデータ格納部136に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部132は、ユーザインタフェース処理部130、通信部134およびデータ格納部136のインタフェースとしても機能する。
ユーザインタフェース処理部130は、ユーザによる操作入力を受け付ける入力部140と、ユーザへの情報提示を行う出力部142と、撮影画像を取得する撮影部138(カメラ118)を含む。入力部140は、受付装置102、撮影装置128、編集装置126等に設置されるタッチパネルに対するユーザの操作入力を検出する。入力部140は、スタイラスペン122による操作入力も検出する。出力部142は、受付装置102、撮影装置128、編集装置126等における画像表示のほか、音声出力、印刷出力など各種の出力処理を実行する。
入力部140は、ID取得部158を含む。ID取得部158は、ユーザカードから、ユーザIDを取得する。
出力部142は、画像出力部170、撮影指示部160と説明部162を含む。撮影指示部160は、被写体となるユーザに対して撮影方法、たとえば、立ち位置、姿勢や表情等について指示する(詳細後述)。説明部162は、受付・撮影・編集・印刷に際し、テキスト画像および音声により、ユーザに対して遊戯画像撮影装置100の使用方法の説明を行う。
データ処理部132は、撮影制御部144、編集処理部146(編集部)、受付管理部148、印刷処理部150および画像認識部152を含む。
撮影制御部144は、撮影ブース104における撮影処理を制御する。撮影制御部144は、撮影ブース104においてユーザに撮影タイミングを通知する。撮影タイミングを時刻t1とすると、撮影制御部144は時刻t1よりも1.5秒前から0.1秒前まで動画像(以下、「前半動画像」とよぶ)を記録し、時刻t1において撮影静止画像を取得し、時刻t1の0.1秒後から1.5秒後まで動画像(以下、「後半動画像」とよぶ)を再び記録する。撮影制御部144は、前半動画像と後半動画像をつなげることにより撮影動画像を生成する。撮影制御部144は、撮影部138に撮影の開始指示および停止指示を送信することにより、撮影部138を制御する。また、撮影制御部144は、撮影静止画の取得時においては、図示しないストロボを発光させる。撮影動画像は、撮影静止画の取得期間、いいかえれば、ストロボ発光時の動画が含まれないため、ストロボ発光が映り込むことがない。
また、撮影制御部144は、構図確認部154、差判定部156、撮影条件設定部157、事前修正部159および好み特定部164を含む。構図確認部154は、ライブビュー画像における構図を検証する。差判定部156は、被写体の特性に関する差を判定する。撮影条件設定部157は、ストロボ光量などの撮影条件を設定する。事前修正部159は、事前修正を実行する。好み特定部164は、被写体であるユーザの好みを特定する。
画像出力部170は、撮影画像を対象画像として編集モニタ120(静電容量式のタッチパネル)に表示させる。編集処理部146は、ユーザからの操作入力にしたがって対象画像を装飾加工する。受付管理部148は、受付装置102においてユーザによるプレイ料金の支払いと予約順序を管理する。受付管理部148は、撮影ブース104において撮影作業が終了するごとに、予約中のユーザを撮影ブース104に案内する。印刷処理部150は、印刷装置110における対象画像の印刷を制御する。たとえば、画像認識部152は、撮影画像等からオブジェクトやユーザの顔画像を認識する。画像認識部152は、撮影制御部144に含まれてもよい。
通信部134は、ユーザ情報取得部166、ユーザID送信部168および画像送信部188を含む。ユーザID送信部168は、ID取得部158が取得したユーザIDをサーバ202に送信する。ユーザ情報取得部166は、ユーザIDに対応するユーザ情報をサーバ202から受信する。画像送信部188は、装飾加工後の対象画像をサーバ202にアップロードする。
図7は、サーバ202の機能ブロック図である。
サーバ202は、通信部210、データ処理部212およびデータ格納部214を含む。通信部210は、インターネット204を介して遊戯画像撮影装置100、ユーザ端末206との通信処理を担当する。データ格納部214はユーザ情報等の各種データを格納する。データ処理部212は、通信部210により取得されたデータおよびデータ格納部214に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部212は、通信部210およびデータ格納部214のインタフェースとしても機能する。
通信部210は、ユーザID取得部216、ユーザ情報送信部218および画像受信部296を含む。ユーザID取得部216は、遊戯画像撮影装置100からユーザIDを受信する。ユーザ情報送信部218は、ユーザID取得部216が受信したユーザIDに対応するユーザ情報を遊戯画像撮影装置100に送信する。画像受信部296は、遊戯画像撮影装置100から装飾加工後の対象画像を受信する。
データ処理部212は、重要画像選択部220、撮影条件登録部222、ユーザ情報管理部224および画像認識部292を含む。重要画像選択部220は、複数の撮影画像のうち、後述の方法によりユーザの満足度が高いと考えられる撮影画像である「重要画像」を選択する。撮影条件登録部222は、重要画像に基づいて好適な撮影条件を登録する。ユーザ情報管理部224は、データ格納部214に格納されるユーザ情報を管理する。画像認識部292は、ユーザ登録時の顔画像から特徴データを生成し、ユーザ情報に設定する。また、画像認識部292は、撮影画像等からオブジェクトやユーザの顔画像を認識することもできる。
図8は、ユーザ情報230のデータ構造図である。
ユーザ情報230は、サーバ202のデータ格納部214に格納される。ユーザ情報230は、ユーザの属性、好みなどを定義する情報である。ユーザは、遊戯画像撮影システム200に会員登録したときにユーザIDが発行される。ユーザ情報230は、ユーザの年齢等を含む基本情報、顔情報、好みの撮影条件、好みの仕上がりを含む。ユーザは、ユーザ端末206からユーザIDを指定してサーバ202にログインすることにより、ユーザ情報を任意に編集できる。図8はユーザ情報230の一部を示す。
図8によると、ユーザID=P01のユーザ(以下、「ユーザ(P01)」のように表記する)は、17歳の女性であり、ニックネームは「あーちゃん」である。また、ユーザID=P02のユーザ(以下、「ユーザ(P02)」のように表記する)は、17歳の女性であり、ニックネームは「サッチー」である。
顔情報には、特徴データ、大きさ係数、肌特性が登録される。特徴データは、ユーザの顔の特徴を示し、顔識別に用いられる。大きさ係数は、標準の顔の大きさに対するユーザの顔の大きさの比率である。標準の目の間隔に対するユーザの目の間隔の比率である間隔係数を登録するようにしてもよい。例えば、子供のように顔が小さいユーザの場合に、大きさ係数と間隔係数は、1よりも小さい値となる。肌特性は、色白、普通、色黒などを示す。顔情報は、例えばユーザ登録の際に取得したユーザの顔画像に基づいて生成される。サーバ202の画像受信部296が受信した顔画像を用いて、サーバ202の画像認識部292が顔情報を生成する。あるいは、遊戯画像撮影装置100の撮影部138が撮影した顔画像を用いて、遊戯画像撮影装置100の画像認識部152が顔情報を生成し、遊戯画像撮影装置100の通信部134が顔情報をサーバ202へ送信するようにしてもよい。
好みの撮影条件は、例えば好みのストロボ光量である。好みの撮影条件は、事前修正の種類やパラメータであってもよい。好みの仕上がりは、例えば肌の印象である。肌の印象は、美白、標準、ナチュラル等である。サーバ202が、ユーザ履歴をフィードバックして、自動的に好みの撮影条件および好みの仕上がりを設定するようにしてもよい。
ユーザ情報230には、このほかにもさまざまな情報が含まれてもよい。たとえば、基本情報として、ユーザの名前(本名)、生年月日、出身地、学校、会社、職業等が含まれてもよい。また、基本情報として、音楽情報(好きなアーティスト、好きな曲など)、パレット情報(ペンの太さ、ペンの色など)、ユーザの嗜好情報(好きな食べ物、好きな言葉、好きな有名人、好きなキャラクタ、好きなゲームなど)が含まれてもよい。
このほかにも、ユーザ情報230には編集履歴が含まれてもよい。編集履歴には、たとえば、ユーザが設定したペンの線種や色彩、各種スタンプの利用履歴が含まれる。編集処理部146は、ユーザの編集作業の結果を編集履歴として記録し、編集終了後にサーバ202に編集履歴をユーザIDとともに送信する。ユーザ情報管理部224は、編集履歴を取得してユーザ情報230を適宜更新してもよい。
ユーザ情報230には、使用履歴が含まれてもよい。使用履歴は、ユーザがどの遊戯画像撮影装置100をどのくらい利用しているかを示す情報である。
図9は、フィードバック情報290のデータ構造図である。
フィードバック情報290は、サーバ202のデータ格納部214に格納される。フィードバック情報290は、ユーザがどのような撮影条件で撮影したときの撮影画像に満足する傾向があるかを示す統計情報である。重要画像選択部220は、撮影画像からユーザが満足している撮影画像である「重要画像」を選択する。本実施形態においては、ユーザは、複数の撮影画像に対して、「満足」「普通」「不満」のいずれかを入力する。重要画像選択部220は、「満足」と設定された撮影画像を重要画像と判断する。
撮影条件登録部222は、撮影画像ごとの撮影条件を記録する。図9によれば、ユーザ(P01)は比較的前方に立って撮影したときの撮影画像のうち60%については「満足」、30%については「普通」、10%については「不満」と回答している。したがって、ユーザ(P01)の満足度は、撮影時の立ち位置が前である場合に満足しやすい傾向がある。
ユーザ(P01)は、顔を傾けたときの撮影画像については70%について満足しており、不満は2%しかない。したがって、ユーザ(P01)は、小首をかしげたときの撮影画像に満足しやすい傾向がある。同様に、ユーザ(P01)は微笑したときの撮影画像についても満足度が高い。これらの傾向を、図10の構図確認処理(S26)、撮影条件設定処理(S28)に反映させるようにしてもよい。詳しくは、後述する。
図10は、S12(図4)の撮影処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、撮影制御部144は、撮影部138および画像出力部170を用いるライブビューを起動する(S20)。ライブビューが行われている間、カメラ118から継続的に得られる映像が即時第1撮影モニタ112に表示される。ライブビューによって、第1撮影モニタ112に表示される画像をライブビュー画像又はスルー画像という。
説明部162は、撮影時において所定の説明情報を第2撮影モニタ114に表示させるとともに、説明のために用意された音声を再生する(S22)。
その後、撮影制御部144は、カウントダウンを開始するタイミングを待つ(S24)。たとえば、撮影制御部144は、ユーザがカウントダウンの開始ボタンにタッチするまで待つ。撮影制御部144は、所定の時間が経過した時点で、カウントダウンを開始するタイミングに至ったと判断してもよい。
カウントダウンを開始するタイミングに至ると、構図確認部154は、ライブビュー画像における構図を確認する(S26)。
図11は、S26(図10)構図確認処理の詳細を示すフローチャートである。
構図確認部154は、最新のライブビュー画像を取得し、画像認識部152にライブビュー画像に含まれる顔領域を検出させる(S42)。
構図確認部154は、検出された顔領域の数が受付装置102において入力したユーザIDの数と一致するか否かを判定する(S44)。顔領域の数がユーザIDの数より少ないときは、いずれかのユーザの顔が写っていないことになる。このようなときに、遊戯画像撮影装置100は、写っていないユーザがカメラ118に向くように促す。
そのため、遊戯画像撮影装置100は、顔識別によって顔が写っているユーザを判別し、残余のユーザを絞り込む。具体的には、構図確認部154は、画像認識部152によって検出された顔領域を1つ選択して(S46)、画像認識部152に当該顔領域を予約済みの各ユーザと照合させる(S48)。この処理で、画像認識部152は、当該顔領域から抽出される特徴データが、受付装置102において入力した各ユーザIDに対応するユーザ情報230に含まれる特徴データと合致するか否かを判定する。特徴データが同一または近似するときには、画像認識部152は照合が成功したと判定する。つまり、顔領域が当該特徴データに係るユーザに該当すると判定し、当該ユーザのIDが特定される。
構図確認部154は、検出されているすべての顔領域について各ユーザとの照合を終えた段階で(S50)、予約済みの各ユーザのIDのうち、照合が成功したときのユーザIDのいずれにも該当しなかったユーザIDをライブビュー画像に写っていなかったユーザとして特定し、ユーザIDに対応するニックネームを特定する(S52)。
たとえば、ユーザ(P01)とユーザ(P02)のIDが受付装置102に入力され、ライブビュー画像に1つしか顔領域が含まれない場合には、顔領域についてユーザ(P01)とユーザ(P02)を候補とする顔識別が行われる。その結果、当該顔領域がユーザ(P02)に該当するという識別結果が得られた場合、写っていないのは、ユーザ(P01)であると限定される。そして、構図確認部154は、ユーザ情報230を参照しユーザ(P01)のニックネーム「あーちゃん」を検索する。
撮影指示部160は、検索されたニックネームを含む指示メッセージを音声出力する(S54)。上述の例では、「あーちゃん、カメラに写るようにしてください。」という音声が発せられる。
その後、構図確認部154は、ユーザがカメラ118に向くために十分な時間の経過を待つ(S56)。そして、処理はS40に戻り、再び最新のライブビュー画像が取得される。
S44において顔領域の数がユーザIDの数と一致すると判定したとき、予約したユーザの顔がすべて写っているとみなす。この場合、処理は図12に移る。
図12は、図11の構図確認処理の続きのフローチャートである。
S58以降の処理では、ライブビュー画像に含まれる各顔領域について、順次構図の適正度を判定する。そのため、構図確認部154は、判定の対象となる顔領域を1つ選択する(S58)。選択する順番は、任意である。
まず、構図確認部154は、判定対象の顔領域に基づいてユーザの立ち位置が遠すぎるか否かを判定する(S60)。たとえば、判定対象の顔領域の大きさが、顔領域の大きさに関する適正範囲の下限値より小さい場合には、構図確認部154は、ユーザの立ち位置が遠すぎると判定する。あるいは、判定対象の顔領域に含まれる目の間隔が、目の間隔に関する適正範囲の下限値より短い場合に、ユーザの立ち位置が遠すぎると判定してもよい。
図13は、ライブビュー画像の第1例である。
このライブビュー画像における左側の被写体がユーザ(P01)であり、右側の被写体がユーザ(P02)である。なお、第2例以降についても、左右の被写体とユーザの対応関係は、第1例の場合と同様である。左側の顔領域301aが、顔領域の大きさに関する適正範囲の下限値より小さいために、顔領域301aについてユーザの立ち位置が遠すぎると判定される。あるいは、左側の顔領域301aに含まれる目の間隔303aが、目の間隔に関する適正範囲の下限値より短いために、顔領域301aについてユーザの立ち位置が遠すぎると判定してもよい。
一方、右側の顔領域301bの大きさは、顔領域の大きさに関する適正範囲の下限値以上であるために、顔領域301bについてユーザの立ち位置が遠すぎないと判定される。あるいは、右側の顔領域301bに含まれる目の間隔303bが、目の間隔に関する適正範囲の下限値以上であるために、顔領域301bについてユーザの立ち位置が遠すぎないと判定してもよい。
ユーザの立ち位置が遠すぎると判定したとき(S60のY)、構図確認部154は、判定対象の顔領域に相当するユーザを判別する(S62)。このように、ある顔領域について適正度が低いと判定した時点でユーザを判別すれば、予めすべての顔領域についてユーザを判別しておく方法に比べて、判別処理の回数が抑制される。後述するように、ユーザ判別において顔識別処理を行うのであれば、顔識別処理に伴う負荷が軽減される。
図14は、S62(図12)ユーザ判別処理の詳細を示すフローチャートである。
画像認識部152は、判定対象の顔領域を各ユーザと照合する(S74)。つまり、図11のS48の場合と同様に顔識別を試みる。前述の通り、顔領域から抽出される特徴データが、受付時に入力されたユーザIDに対応する特徴データと一致または近似する場合に、照合が成功したことになる。
画像認識部152は、判定対象の顔領域がいずれかのユーザとの照合において成功したか否かを判定する(S76)。いずれかのユーザとの照合が成功したときには(S76のY)、判定対象の顔領域に対応するユーザIDが特定し、当該ユーザIDに対応するニックネームを特定する。図13に示したライブビュー画像の第1例では、遠すぎると判定された左側の顔領域301aについて、ユーザ(P01)のニックネーム「あーちゃん」が特定される。
ただし、たとえば、遠すぎると判定された顔領域が陰になっていて不鮮明である場合には、顔識別が失敗することも考えられる。このようにいずれのユーザとの照合においても失敗したときは(S76のN)、直接的にユーザを特定できないので、遠すぎないと判定された顔領域のユーザを特定することによって、遠すぎると判定された顔領域のユーザを絞り込む。
そのため、画像認識部152は、遠すぎると判定された顔領域以外のすべての顔領域について、各ユーザと照合する(S78)。これらの顔領域について照合が成功すれば、目的以外のユーザIDが特定される。つまり、受付時に入力されたユーザIDのうち、この顔識別で特定されなかったユーザIDが、遠すぎると判定された顔領域に相当する(S80)。ユーザ判別処理を終えると、処理は図12のS64へ戻る。
撮影指示部160は、特定されたニックネームを含む指示メッセージを音声出力する(S64)。立ち位置が遠すぎると判定されたときは、ユーザのニックネームに続けてユーザが前へ移動するように促すフレーズが読み上げられる。たとえば、「あーちゃん、前に出てください。」という音声が発せられる。
その後、構図確認部154は、ユーザが前進するために十分な時間の経過を待つ(S66)。そして、処理は図11のS40に戻る。
図12のS60においてユーザの立ち位置が遠すぎないと判定した場合には、次に構図確認部154は、判定対象の顔領域に基づいてユーザの立ち位置が近すぎるか否かを判定する(S68)。たとえば、判定対象の顔領域が、顔領域の大きさに関する適正範囲の上限値より大きい場合には、構図確認部154は、ユーザの立ち位置が近すぎると判定する。あるいは、判定対象の顔領域に含まれる目の間隔が、目の間隔に関する適正範囲の上限値より長い場合に、ユーザの立ち位置が近すぎると判定してもよい。
図15は、ライブビュー画像の第2例である。
この例で、左側の顔領域301cが、顔領域の大きさに関する適正範囲の上限値より大きいために、顔領域301cについてユーザの立ち位置が近すぎると判定される。あるいは、左側の顔領域301cに含まれる目の間隔303cが、目の間隔に関する適正範囲の上限値より長いために、顔領域301cについてユーザの立ち位置が近すぎると判定してもよい。
一方、右側の顔領域301dの大きさは、顔領域の大きさに関する適正範囲の上限値以下であるために、顔領域301dについてユーザの立ち位置は近すぎないと判定される。あるいは、右側の顔領域301dに含まれる目の間隔303dが、目の間隔に関する適正範囲の上限値以下であるために、顔領域301dについてユーザの立ち位置は近すぎないと判定してもよい。
ユーザの立ち位置が近すぎると判定したとき(S68のY)、構図確認部154は、前述のとおり、判定対象の顔領域に相当するユーザを判別する(S62)。
立ち位置が近すぎるケースで、撮影指示部160は、ニックネームを含む指示メッセージの音声出力において(S64)、ニックネームに続けてユーザが後ろへ移動するように促すフレーズの音声を出力する。たとえば、「あーちゃん、後ろにさがってください。」という音声が発せられる。
その後、構図確認部154は、ユーザが後退するために十分な時間の経過を待つ(S66)。そして、処理は図11のS40に戻る。
図12のS68においてユーザの立ち位置が近すぎないと判定した場合には、次に構図確認部154は、判定対象の顔領域に基づいてユーザの立ち位置が端に寄りすぎているか否かを判定する(S70)。たとえば、判定対象の顔領域がライブビュー画像の左端あるいは右端に接している場合に、ユーザの立ち位置が端に寄りすぎていると判定する。
図16は、ライブビュー画像の第3例である。
この例で、左側の顔領域301eがライブビュー画像の左端に接しているので、顔領域301eについてユーザの立ち位置が端に寄りすぎていると判定される。一方、右側の顔領域301fは、ライブビュー画像の左端と右端のいずれにも接していないので、顔領域301eについてユーザの立ち位置が端に寄りすぎていないと判定される。
ユーザの立ち位置が端に寄りすぎていると判定したとき(S70のY)、構図確認部154は、前述のとおり、判定対象の顔領域に相当するユーザを判別する(S62)。
立ち位置が端に寄りすぎているケースで、撮影指示部160は、ニックネームを含む指示メッセージ音声の出力において(S64)、ニックネームに続けてユーザが内側へ移動するように促すフレーズの音声を出力する。たとえば、「あーちゃん、真ん中に寄ってください。」という音声が発せられる。
その後、構図確認部154は、ユーザが内側に寄るために十分な時間の経過を待つ(S66)。そして、処理は図11のS40に戻る。
図12のS70においてユーザの立ち位置が端に寄りすぎていないと判定した場合には、次に構図確認部154は、判定対象の顔領域に基づいてユーザの顔が隠れすぎているか否かを判定する(S72)。たとえば、判定対象の顔領域に両目と口のいずれかが含まれない場合に、ユーザの顔が隠れすぎていると判定する。
図17は、ライブビュー画像の第4例である。
この例で、左側の顔領域301gに口が含まれないので、顔領域301eについてユーザの顔が隠れすぎていると判定される。一方、右側の顔領域301hには、両目と口が含まれるので、顔領域301hについてユーザの顔が隠れすぎていないと判定される。
ユーザの顔が隠れすぎていると判定したとき(S72のY)、構図確認部154は、前述のとおり、判定対象の顔領域に相当するユーザを判別する(S62)。
ユーザの顔が隠れすぎているケースで、撮影指示部160は、ニックネームを含む指示メッセージの音声出力において(S64)、ニックネームに続けてユーザが顔を隠さないように促すフレーズの音声を出力する。たとえば、「あーちゃん、顔を隠さないでください。」という音声が発せられる。
その後、構図確認部154は、ユーザが顔を妨げているものをよけるために十分な時間の経過を待つ(S66)。そして、処理は図11のS40に戻る。
図12のS72においてユーザの顔が隠れすぎていないと判定した場合に、処理は図18に移る。
図18は、図12の構図確認処理の続きのフローチャートである。次に構図確認部154は、判定対象の顔領域に基づいてユーザの顔が正面を向いているか否かを判定する(S82)。たとえば、判定対象の顔領域に含まれる目の間隔が比較的短い場合に、ユーザの顔は横を向き、正面を向いていないと判定する。また、各目と口の間隔が比較的短い場合に、ユーザの顔が下方を向きあるいは上方を向き、正面を向いていないと判定してもよい。
図19は、ライブビュー画像の第5例である。
この例で、左側の顔領域301iについて、目の間隔303iが比較的短いのでユーザの顔が正面を向いていないと判定される。一方、右側の顔領域303jについて、目の間隔303jは短くないのでユーザの顔が正面を向いていると判定される。
ユーザの顔が正面を向いていないと判定したとき(S82のN)、構図確認部154は、前述のとおり、判定対象の顔領域に相当するユーザを判別する(S62)。
ユーザの顔が正面を向いていないケースで、撮影指示部160は、ニックネームを含む指示メッセージの音声出力において(S64)、ニックネームに続けてユーザの顔が正面を向くように促すフレーズの音声を出力する。たとえば、「あーちゃん、顔を正面に向けてください。」という音声が発せられる。
その後、構図確認部154は、顔の向きを変えるために十分な時間の経過を待つ(S66)。そして、処理は図11のS40に戻る。
図18のS82においてユーザの顔が正面を向いていると判定した場合には、次に構図確認部154は、判定対象の顔領域に基づいてユーザが顔を傾けすぎているか否かを判定する(S84)。たとえば、判定対象の顔領域に含まれる両目を結ぶ線が縦方向に近い場合に、ユーザが顔を傾けすぎていると判定する。
図20は、ライブビュー画像の第6例である。
この例で、左側の顔領域301kについて、両目を結ぶ線が縦方向に近いのでユーザが顔を傾けすぎていると判定される。一方、右側の顔領域301jについて、両目を結ぶ線が横方向に近いのでユーザが顔を傾けすぎていないと判定される。
ユーザが顔を傾けすぎていると判定したとき(S84のN)、構図確認部154は、前述のとおり、判定対象の顔領域に相当するユーザを判別する(S62)。
ユーザが顔を傾けすぎているケースで、撮影指示部160は、ニックネームを含む指示メッセージの音声出力において(S64)、ニックネームに続けてユーザの顔が傾けすぎないように促すフレーズの音声を出力する。たとえば、「あーちゃん、あまり顔を傾けないでください。」という音声が発せられる。
その後、構図確認部154は、ユーザが顔をおこすために十分な時間の経過を待つ(S66)。そして、処理は図11のS40に戻る。
図18のS82においてユーザが顔を傾けすぎていないと判定した場合には、次に構図確認部154は、判定対象の顔領域に含まれる瞼の中における瞳の位置に基づいてユーザの視線がカメラ118に向いているか否かを判定する(S86)。たとえば、両目ともに瞳が瞼内の中央に近ければ、ユーザの視線がカメラ118に向いていると判定する。
図21は、ライブビュー画像の第7例である。
この例で、左側の顔領域301mの両目ともに瞳が瞼内の右側に寄っているので、ユーザの視線がカメラ118に向いていないと判定される。一方、右側の顔領域301nの両目ともに瞳が瞼内の中央に近いので、ユーザの視線がカメラ118に向いていると判定される。
ユーザの視線がカメラ118に向いていないと判定したとき(S86のN)、構図確認部154は、前述のとおり、判定対象の顔領域に相当するユーザを判別する(S62)。
ユーザの視線がカメラ118に向いていないケースで、撮影指示部160は、ニックネームを含む指示メッセージの音声出力において(S64)、ニックネームに続けてユーザが視線をカメラ118に向けるように促すフレーズの音声を出力する。たとえば、「あーちゃん、カメラを見てください。」という音声が発せられる。
その後、構図確認部154は、視線を変えるために十分な時間の経過を待つ(S66)。そして、処理は図11のS40に戻る。
図18のS82においてユーザの視線がカメラ118に向いていると判定した場合には、次に構図確認部154は、判定対象の顔領域に基づいてユーザが笑っているか否かを判定する(S88)。たとえば、顔領域に含まれる両目と口の形状が、笑顔における両目と口の標準形状に近似している場合に、ユーザが笑っていると判定する。あるいは、画像認識部152における表情判定機能を用いてもよい。
ユーザが笑っていないと判定したとき(S88のN)、構図確認部154は、前述のとおり、判定対象の顔領域に相当するユーザを判別する(S62)。
ユーザが笑っていないケースで、撮影指示部160は、ニックネームを含む指示メッセージの音声出力において(S64)、ニックネームに続けてユーザが笑うように促すフレーズの音声を出力する。たとえば、「あーちゃん、笑ってください。」という音声が発せられる。
その後、構図確認部154は、表情を変えるために十分な時間の経過を待つ(S66)。そして、処理は図11のS40に戻る。
図18のS82においてユーザが笑っていると判定した場合には、判定対象の顔領域について構図の適正度が低くないので、次の顔領域の判定に移る。つまり、まだ検証していない顔領域が残っているときには(S90)、端子Dを介して図12のS58に戻って、上述して処理を繰り返す。一方、すべての顔領域について検証を終えた場合には、構図確認処理を終えると、処理は図10のS28へ戻る。
上述した例では、立ち位置の適正範囲として、各ユーザにおいて共通の基準を用いることを想定した。ただし、子供であれば顔が小さく、また顔の大きさには個人差がある。目の間隔についても同様に、年齢や顔立ちによって異なる。この点を考慮すれば、ユーザ固有の基準によって立ち位置や顔の向きの適否を判定するようにしてもよい。
図22に示すように、立ち位置や顔の向きに関する判定を行う前にユーザ判別処理を行ってユーザIDを特定し(S92)、ユーザIDに対応するユーザ情報230の顔情報に含まれる大きさ係数を用いて基準を修正するようにしてもよい。S60において、構図確認部154は、顔領域の大きさに関する適正範囲の上限値に大きさ係数を乗ずれば、ユーザに適した上限基準が得られる。また、目の間隔に関する適正範囲の上限値に大きさ係数を乗じて、ユーザに適した上限基準が得られるようにしてもよい。同様に、S68において、構図確認部154は、顔領域の大きさに関する適正範囲の下限値に間隔係数を乗ずれば、ユーザに適した下限基準が得られる。また、目の間隔に関する適正範囲の下限値に間隔係数を乗じて、ユーザに適した下限基準が得られるようにしてもよい。このようにすれば、誤った判定を減らすことができる。
図23は、S28(図10)撮影条件設定処理の詳細を示すフローチャートである。
本実施の形態では、たとえば男女のペアが被写体である場合に、女性側のストロボの光量を男性側のストロボの光量よりも多くする。これは、女性が望むストロボの光量の平均値が、男性が望むストロボの光量の平均値よりも多いためである。
ここでは、被写体であるユーザが二人であることを前提とする。三人以上の場合に、たとえば右端のユーザと左端のユーザに着目してこれから述べる処理を行ってもよい。
撮影条件設定部157は、ライブビュー画像に含まれる各顔領域の性別を判定する(S94)。撮影条件設定部157は、画像認識部152における性別判定機能を用いるようにしてもよい。
そして、撮影条件設定部157は、右側ユーザが女性であって、かつ左側ユーザが男性であるか否かを判定する(S95)。この条件を満たすと判定したとき(S95のY)、撮影条件設定部157は、右側ストロボ119bの光量を多く、左側ストロボ119aの光量を少なく設定する(S96)。そして、撮影条件設定処理を終えて、処理は図10のS30へ戻る。
S95において上記条件を満たさないと判定すると、撮影条件設定部157は、右側が男性であって、かつ左側が女性であるか否かを判定する(S97)。この条件を満たすと判定したとき(S97のY)、撮影条件設定部157は、右側ストロボ119bの光量を少なく、左側ストロボ119aの光量を多く設定する(S98)。そして、撮影条件設定処理を終えて、処理は図10のS30へ戻る。
S97において上記条件を満たさないと判定すると、撮影条件設定部157は、右側ストロボの光量と左側ストロボの光量を均等に設定する(S99)。そして、撮影条件設定処理を終えて、処理は図10のS30へ戻る。
上述した例では、ユーザの性別に応じてストロボの光量を設定したが、ユーザの年齢に応じてストロボの光量を設定してもよい。この場合には、撮影条件設定部157は、ライブビュー画像に含まれる各顔領域に基づいてユーザの年齢を推定する。撮影条件設定部1572は、画像認識部152における年齢推定機能を用いるようにしてもよい。
そして、撮影条件設定部157は、左側ユーザの推定年齢から右側ユーザの推定年齢を引いた差が正の基準値を超える場合に、右側ストロボ119bの光量を少なく、左側ストロボ119aの光量を多く設定する。また、右側ユーザの推定年齢から左側ユーザの推定年齢を引いた差が正の基準値を超える場合に、右側ストロボ119bの光量を多く、左側ストロボ119aの光量を少なく設定する。上記両条件のいずれも満たさない場合には、撮影条件設定部157は、右側ストロボの光量と左側ストロボの光量を均等に設定する。
また、ユーザの肌特性に応じてストロボの光量を設定してもよい。この場合には、撮影条件設定部157は、ライブビュー画像に含まれる各顔領域に基づいてユーザの肌特性を判定する。たとえば、顔領域の明度が低い場合に色黒であると判定し、顔領域の明度が高い場合に色白であると判定する。撮影条件設定部157は、画像認識部152における肌特性判定機能を用いるようにしてもよい。
そして、撮影条件設定部157は、右側ユーザが色白であって、かつ左側ユーザが色黒である場合に、右側ストロボ119bの光量を少なく、左側ストロボ119aの光量を多く設定する。また、右側ユーザが色黒であって、かつ左側ユーザが色白である場合に、右側ストロボ119bの光量を多く、左側ストロボ119aの光量を少なく設定する。上記両条件のいずれも満たさない場合には、撮影条件設定部157は、右側ストロボの光量と左側ストロボの光量を均等に設定する。このようにすれば、肌の色が均質になりやすい。
また、ユーザの立ち位置の前後関係に応じてストロボの光量を設定してもよい。この場合には、撮影条件設定部157は、顔の大きさ又は目の間隔によって、ユーザの前後関係を判定する。撮影条件設定部157は、画像認識部152における距離判定機能を用いるようにしてもよい。
そして、撮影条件設定部157は、右側ユーザが左側ユーザより前に位置する場合に、右側ストロボ119bの光量を少なく、左側ストロボ119aの光量を多く設定する。また、左側ユーザが右側ユーザより前に位置する場合に、右側ストロボ119bの光量を少なく、左側ストロボ119aの光量を多く設定する。そして、右側ユーザと左側ユーザが横に並んでいる場合には、撮影条件設定部157は、右側ストロボの光量と左側ストロボの光量を均等に設定する。このようにすれば、明度が均質になりやすい。
さらに、ユーザの好みに応じてストロボの光量を設定してもよい。撮影条件設定部157は、各顔領域のユーザIDが不明である場合には、画像認識部152の顔識別によって各顔領域のユーザIDを特定する。そして、ユーザIDに対応するユーザ情報230に含まれる好みの撮影条件を特定する。撮影条件設定部157は、各ユーザの好みに合わせて撮影条件を設定する。たとえば、左側ユーザが多いストロボ光量を好み、かつ左側ユーザが少ないストロボ光量を好む場合には、左側ストロボ119aの光量を多く設定し、右側ストロボ119bの光量を少なく設定する。逆に、左側ユーザが少ないストロボ光量を好み、かつ左側ユーザが多いストロボ光量を好む場合には、左側ストロボ119aの光量を少なく設定し、右側ストロボ119bの光量を多く設定する。
あるいは、ユーザIDに対応するユーザ情報230に含まれる好みの仕上がりに応じて撮影条件を特定してもよい。たとえば、左側ユーザが美白の肌印象を好み、右側ユーザがナチュラルの肌印象を好む場合には、左側ストロボ119aの光量を多く設定し、右側ストロボ119bの光量を少なく設定する。逆に、左側ユーザがナチュラルの肌印象を好み、右側ユーザが美白の肌印象を好む場合には、左側ストロボ119aの光量を少なく設定し、右側ストロボ119bの光量を多く設定する。このようにすれば、両者が満足する撮影画像が得られる。
図10に示した撮影条件設定処理(S28)を終えると、撮影指示部160は、カウントダウンを開始する(S30)。そして、撮影制御部144は、撮影部138を制御して前半動画像を生成した後に、カウントがゼロになるタイミングで撮影部138による撮影静止画像の生成を行う(S32)。そのあと、撮影制御部144は、さらに撮影部138を制御して後半動画像を生成する。
後半動画像の生成を終えると、撮影制御部144は、撮影静止画像に事前修正を施す(S34)。ユーザは、受付装置102において事前修正の種類やパラメータを設定してもよいし、撮影画像の生成後に事前修正の種類やパラメータを指示してもよい。事前修正は、肌の色味調整、目の大きさの調整、まつ毛のボリュームの調整、撮影画像の背景に関する。撮影終了条件が成立したときには(S36のY)、ライブビューを停止して(S38)、撮影処理は終了する。撮影終了条件が成立していなければ(S36のN)、処理はS24に戻り、再度、撮影が行われる。撮影処理を終えると、処理は図4のS14へ戻る。
編集処理(S14)において、編集処理部146は、編集入力インタフェースを初期設定する。編集処理部146は、マイパレット情報に基づいて編集入力インタフェースを設定してもよい。その後、編集処理部146は、ユーザからの撮影静止画像に対する各種編集入力を受け付け、撮影静止画像に装飾加工を施す。編集完了後、編集処理部146(編集装置126)は印刷処理部150(印刷装置110)に装飾加工が施された撮影静止画像を送信し、印刷処理部150は印刷準備を開始する。
編集処理(S14)が終了すると、印刷準備が完了次第、印刷処理部150は、装飾加工が施された撮影静止画像をシール台紙に印刷する(S16)。また、編集装置は、撮影画像や履歴に加えるデータなどをサーバ202へアップロードする(S18)。
以上、実施形態に基づいて遊戯画像撮影装置100および遊戯画像撮影システム200を説明した。
本実施形態における遊戯画像撮影装置100によれば、ライブビュー画像における構図の適正度が低い場合にユーザの呼称を発するので、メッセージを印象的に伝えることができる。ユーザがメッセージの内容を聞き入れやすく、ユーザは正しい写り方を学習しやすい。
このようにして、ユーザにメッセージの内容を聞き入れてもらえれば、撮影の失敗を減らせる。その結果、ユーザは、与えられる撮影機会(撮影回数や撮影時間)を無駄せず撮影を楽しむことができる。また、短い時間で撮影を終えられるようになるので、顧客回転率が高まり、収益に貢献できる面もある。
また、被写体であるユーザを名指ししてメッセージを伝えるので、いずれのユーザへのメッセージであるかを把握させやすい。したがって、他方のユーザが勘違いすることを防ぎやすい。
また、顔識別処理によってユーザを特定するので、自然な雰囲気で呼び掛けができる。
また、顔識別処理において受付済みのユーザを候補として照合を行うので、多数の候補の中から個人を特定する形態に比べて照合回数が少なくなる。また、受付済みのユーザが解であることが自明であるので、顔識別処理において特徴データの近似度が高い方を選択するようにしてもよい。近似度が基準を超えなければ照合が成功しないという一般的な顔識別処理の方法に比べて処理を単純化でき、識別の精度も高められるという面もある。
また、いずれかの被写体に支障があると判断できた段階で、その被写体について顔識別を行うので、顔識別処理の機会を少なくし、処理負荷を軽減することができる。
被写体のいずれかに支障がある場合に限ってそのユーザに注意すれば足りるので、このようにしても機能的に問題はない。一方、適正度の判定に先立ってすべての被写体について顔識別処理を行う方法では、注意が不要であるユーザについても顔識別処理を行うことになるので無駄である。顔識別処理の負荷は適正度の判定に係る処理負荷よりも大きいので、効率的に顔識別処理を行うようにすることは、処理負荷の軽減に大きく寄与する。
また、顔位置が適正範囲を外れている場合に、顔位置を修正させることができる。顔の大きさが適正であり、顔の一部が欠落していなければ、たとえば事前修正の結果が期待通りになりやすい。
また、顔の写り方が適正態様でない場合に、顔の写り方を修正させることができる。顔の向きや傾きが適正であれば、たとえば事前修正の結果が期待通りになりやすい。
また、表情が好ましくない場合に、表情を修正させることができる。したがって、好印象の撮影画像が得られるとともに、たとえば事前修正の結果が期待通りになりやすい。
また、顔領域を検出できない場合や顔識別ができない場合でも、個人を特定できる工夫をした。しがって、たとえば極端なポーズをとるユーザにも正しく呼びかけができる。
また、ユーザ固有の基準を用いれば、ユーザの個体差に応じて構図の適正度を判定できる。
また、ユーザの特性や好みに応じて撮影条件を設定するので、質感を統一したり、ユーザの個性を強調させることができる。
以上に示したように、撮影の失敗を減らせば、ユーザの満足度が高まり、さらに利用機会が増えると期待できる。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
遊戯画像撮影装置100とサーバ202、ユーザ端末206により、特に、遊戯画像撮影装置100とサーバ202により遊戯画像撮影システム200が構成されるとして説明したが、遊戯画像撮影装置100の機能の一部はサーバ202により実現されてもよいし、サーバ202の機能の一部が遊戯画像撮影装置100に割り当てられてもよい。また、遊戯画像撮影装置100やサーバ202以外の第3の装置が、これらの装置の機能の一部を担ってもよい。1つまたは複数のハードウェアに対して、本発明を実現するために必要な複数の機能をどのように配分するかは、各ハードウェアの処理能力や遊戯画像撮影システム200に求められる仕様等に鑑みて決定されればよい。
たとえば、遊戯画像撮影装置100のみにより、遊戯画像撮影システム200の機能が実現されてもよい。この場合、遊戯画像撮影装置100のデータ格納部136がユーザ情報230等を格納し、重要画像選択部220、撮影条件登録部222、ユーザ情報管理部224、画像認識部292の各機能は遊戯画像撮影装置100に実装されるとしてもよい。また、構図確認処理等をサーバ202により実行してもよい。サーバ202が、好み特定部164、差判定部156等の各機能を実装してもよい。
[変形例]
本実施形態においては、ユーザがユーザIDを入力することを前提として説明した。変形例として、ユーザIDとユーザの顔画像を対応づけておき、受付装置102においてユーザの顔画像を撮影することによりユーザを特定してもよい。顔画像以外にも指紋等の生体情報をユーザIDの代わりに使用してもよい。このような制御方法によれば、ユーザカードを忘れたユーザであっても、事前に会員登録をしていれば会員としてのサービスを受けることができる。
100 遊戯画像撮影装置、102 受付装置、104 撮影ブース、106 編集ブース、108 受付モニタ、110 印刷装置、112 第1撮影モニタ、114 第2撮影モニタ、116 ライト、118 カメラ、119a 左側ストロボ、119b 右側ストロボ、120 編集モニタ、122 スタイラスペン、124 カーテン、126 編集装置、128 撮影装置、130 ユーザインタフェース処理部、132 データ処理部、134 通信部、136 データ格納部、138 撮影部、140 入力部、142 出力部、144 撮影制御部、146 編集処理部、148 受付管理部、150 印刷処理部、152 画像認識部、154 構図確認部、156 差判定部、157 撮影条件設定部、158 ID取得部、159 事前修正部、160 撮影指示部、162 説明部、164 好み判定部、166 ユーザ情報取得部、168 ユーザID送信部、170 画像出力部、188 画像送信部、200 遊戯画像撮影システム、202 サーバ、204 インターネット、206 ユーザ端末、210 通信部、212 データ処理部、214 データ格納部、216 ユーザID取得部、218 ユーザ情報送信部、220 重要画像選択部、222 撮影条件登録部、224 ユーザ情報管理部、230 ユーザ情報、290 フィードバック情報、292 画像認識部、296 画像受信部、301a 顔領域、301b 顔領域、301c 顔領域、301d 顔領域、301e 顔領域、301f 顔領域、301g 顔領域、301h 顔領域、301i 顔領域、301j 顔領域、301k 顔領域、301l 顔領域、301m 顔領域、301n 顔領域、303a 目の間隔、303b 目の間隔、303c 目の間隔、303d 目の間隔、303i 目の間隔、303j 目の間隔

Claims (8)

  1. ユーザを被写体として撮影する撮影部と、
    前記撮影部を用いて前記被写体のライブビュー画像を生成するライブビュー画像生成部と、
    撮影画像を編集する編集部と、
    前記編集された撮影画像を出力する画像出力部と、
    前記ライブビュー画像に含まれる顔領域を検出する画像認識部と、
    検出された前記顔領域から判定対象の顔領域を選択し、前記判定対象の顔領域に基づいて構図の適正度を判定し、当該適正度が低いと判定された前記判定対象の顔領域に対応するユーザのIDを特定し、当該特定されたIDに対応する呼称を特定する構図確認部と、
    前記構図確認部によって特定された前記呼称を含むメッセージを出力するメッセージ出力部と、を備え
    前記構図確認部は、前記判定対象の顔領域についてユーザを特定し、当該特定したユーザの個別基準によって前記適正度を判定することを特徴とする遊戯画像撮影システム。
  2. ユーザを被写体とするライブビュー画像に含まれる顔領域を検出する画像認識部と、
    検出された前記顔領域から判定対象の顔領域を選択し、前記判定対象の顔領域に基づいて構図の適正度を判定する構図確認部と、
    前記適正度が低いと判定された場合に、前記ユーザの呼称を含むメッセージを出力する出力部と、を備え
    前記構図確認部は、前記判定対象の顔領域についてユーザを特定し、当該特定したユーザの個別基準によって前記適正度を判定することを特徴とする遊戯画像撮影システム。
  3. ユーザを被写体として撮影する撮影部と、
    前記撮影部を用いて前記被写体のライブビュー画像を生成するライブビュー画像生成部と、
    撮影画像を編集する編集部と、
    前記編集された撮影画像を出力する画像出力部と、
    前記ライブビュー画像に含まれる顔領域を検出する画像認識部と、
    検出された前記顔領域から判定対象の顔領域を選択し、前記判定対象の顔領域に基づいて、複数の観点について構図の適正度を判定し、当該適正度が低いと判定された前記判定対象の顔領域に対応するユーザのIDを特定し、当該特定されたIDに対応する呼称を特定する構図確認部と、
    前記構図確認部によって特定された前記呼称を含み、前記適正度が低いと判定された観点に応じたメッセージを選択的に出力するメッセージ出力部と、
    少なくとも1つの前記観点に関して前記ユーザが満足する傾向を示すフィードバック情報を、複数の前記ユーザの夫々について記憶するデータ格納部と、を備え
    前記構図確認部は、前記傾向を反映させて前記適正度を判定することを特徴とする遊戯画像撮影システム。
  4. ユーザを被写体とするライブビュー画像に含まれる顔領域を検出する画像認識部と、
    検出された前記顔領域から判定対象の顔領域を選択し、前記判定対象の顔領域に基づいて、複数の観点について構図の適正度を判定する構図確認部と、
    前記適正度が低いと判定された場合に、前記ユーザの呼称を含み、前記適正度が低いと判定された観点に応じたメッセージを選択的に出力する出力部と、
    少なくとも1つの前記観点に関して前記ユーザが満足する傾向を示すフィードバック情報を、複数の前記ユーザの夫々について記憶するデータ格納部と、を備え
    前記構図確認部は、前記傾向を反映させて前記適正度を判定することを特徴とする遊戯画像撮影システム。
  5. ユーザを被写体として撮影する撮影部と、
    前記撮影部を用いて前記被写体のライブビュー画像を生成するライブビュー画像生成部と、
    撮影画像を編集する編集部と、
    前記編集された撮影画像を出力する画像出力部と、
    前記ライブビュー画像に含まれる顔領域を検出する画像認識部と、
    検出された前記顔領域から判定対象の顔領域を選択し、前記判定対象の顔領域に基づいて前記ユーザの立ち位置が所定の適正範囲内にあるか否かを判定し、前記立ち位置が遠すぎるまたは近すぎることにより前記適正範囲から外れていると判定された前記判定対象の顔領域に対応する前記ユーザのIDを特定し、当該特定されたIDに対応する呼称を特定する構図確認部と、
    前記構図確認部によって特定された前記呼称と、前記ユーザが前に移動するように促すフレーズ又は前記ユーザが後ろに移動するように促すフレーズとを含むメッセージを出力するメッセージ出力部と、を備え
    前記構図確認部は、前記判定対象の顔領域についてユーザを特定し、当該特定したユーザの個別基準によって前記立ち位置の適否を判定することを特徴とする遊戯画像撮影システム。
  6. ユーザを被写体として撮影する撮影部と、
    前記撮影部を用いて前記被写体のライブビュー画像を生成するライブビュー画像生成部と、
    撮影画像を編集する編集部と、
    前記編集された撮影画像を出力する画像出力部と、
    前記ライブビュー画像に含まれる顔領域を検出する画像認識部と、
    検出された前記顔領域から判定対象の顔領域を選択し、前記判定対象の顔領域に基づいて前記ユーザの顔が正面を向いているか否かを判定し、前記顔が前記正面を向いていないと判定された前記判定対象の顔領域に対応する前記ユーザのIDを特定し、当該特定されたIDに対応する呼称を特定する構図確認部と、
    前記構図確認部によって特定された前記呼称と、前記顔を前記正面に向けるように促すフレーズとを含むメッセージを出力するメッセージ出力部と、を備え
    前記構図確認部は、前記判定対象の顔領域についてユーザを特定し、当該特定したユーザの個別基準によって前記顔の向きの適否を判定することを特徴とする遊戯画像撮影システム。
  7. 前記構図確認部は、前記判定対象の顔領域に基づいて前記ユーザの顔の一部を検出できないときに、前記適正度が低いと判定し、
    前記メッセージ出力部は、前記顔を隠さないように促すフレーズを前記メッセージに含めることを特徴とする請求項1に記載の遊戯画像撮影システム。
  8. 前記構図確認部は、前記判定対象の顔領域に基づいて前記ユーザの顔の傾斜が検出されたときに、前記適正度が低いと判定し、
    前記メッセージ出力部は、前記顔を傾けすぎないように促すフレーズを前記メッセージに含めることを特徴とする請求項1に記載の遊戯画像撮影システム。
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