JP7380778B2 - 遊戯画像撮影システム - Google Patents
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Description
以下においては、被写体の各種情報に基づく撮影・編集時の設定変更を中心として説明する。
遊戯画像撮影システム200においては、遊戯画像撮影装置100はインターネット204を介してサーバ202およびユーザ端末206と接続される。遊戯画像撮影装置100においてユーザは自らを撮影する。遊戯画像撮影装置100は、被写体(ユーザ)を含む撮影画像を取得し、必要に応じて事前修正を撮影画像に施し、ユーザによる装飾加工を受け付ける。ユーザは、あらかじめ付与されたユーザIDにより識別される。ユーザは、ユーザIDが登録されたユーザカードを利用して遊戯画像撮影装置100のプレイ予約をする。
遊戯画像撮影装置100は、受付装置102、撮影ブース104、編集ブース106および印刷装置110を備える。ユーザは、受付装置102において遊戯画像撮影装置100の使用を予約する。ユーザは、受付装置102においてユーザIDを入力するとともに、現金または電子マネーにてプレイ料金を支払う。受付装置102は、ユーザに予約番号を発行する。受付装置102は、受付モニタ108において待機人数および呼び出し対象となる予約番号を表示させる。ユーザは、自分の予約番号が受付モニタ108に表示されると、撮影ブース104に入室する。
撮影ブース104は、カーテン124により外部から遮蔽される。撮影ブース104には、撮影装置128が設置される。撮影装置128は、被写体となるユーザを3方向から照らす3つのライト116、撮影静止画像および撮影動画像を取得するためのカメラ118、第1撮影モニタ112、第2撮影モニタ114、左側ストロボ119aおよび右側ストロボ119bを備える。
本実施形態においては、第2撮影モニタ114はサンプル画像により、撮影ポーズも指示する(詳細は、省略する)。
ユーザは、受付装置102において使用予約を行うと、受付装置102は受付処理を実行する(S10)。受け付け後、ユーザは撮影ブース104に入室する。撮影装置128は、ユーザの撮影画像を取得する(S12)。撮影ブース104においては、ユーザは所定数の撮影画像を取得できる。撮影動画像と撮影静止画像は同時に取得され(後述)、撮影動画像と撮影静止画像のペアを1セットの撮影画像とカウントする。本実施形態においては、最大6セットの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像のセット)が取得される。撮影に際し、ユーザは撮影装置128が提供する複数の事前修正メニューから事前修正の方法を選択できる。また、ユーザは撮影画像の背景色等も撮影装置128において選択できる。撮影装置128は、撮影画像を取得するごとに事前修正を実行する。なお、事前修正メニューは、受付装置102においてプレイ前に選択できてもよい。撮影処理(S12)の詳細は図10に関連して後述する。
遊戯画像撮影装置100の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。
上述したように、遊戯画像撮影装置100は、撮影装置128、受付装置102、編集装置126および印刷装置110の集合体として構成される。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。図7に示すサーバ202も同様である。
ユーザインタフェース処理部130は、受付モニタ108、編集モニタ120等を介したユーザインタフェース処理を担当する。通信部134は、インターネット204を介してサーバ202との通信処理を担当する。通信部134は、近距離無線通信によりユーザ端末206とダイレクトに通信してもよい。たとえば、通信部134からユーザ端末206に対象画像を直接送信してもよい。データ格納部136は各種データを格納する。データ処理部132は、通信部134により取得されたデータおよびデータ格納部136に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部132は、ユーザインタフェース処理部130、通信部134およびデータ格納部136のインタフェースとしても機能する。
撮影制御部144は、撮影ブース104における撮影処理を制御する。撮影制御部144は、撮影ブース104においてユーザに撮影タイミングを通知する。撮影タイミングを時刻t1とすると、撮影制御部144は時刻t1よりも1.5秒前から0.1秒前まで動画像(以下、「前半動画像」とよぶ)を記録し、時刻t1において撮影静止画像を取得し、時刻t1の0.1秒後から1.5秒後まで動画像(以下、「後半動画像」とよぶ)を再び記録する。撮影制御部144は、前半動画像と後半動画像をつなげることにより撮影動画像を生成する。撮影制御部144は、撮影部138に撮影の開始指示および停止指示を送信することにより、撮影部138を制御する。また、撮影制御部144は、撮影静止画の取得時においては、図示しないストロボを発光させる。撮影動画像は、撮影静止画の取得期間、いいかえれば、ストロボ発光時の動画が含まれないため、ストロボ発光が映り込むことがない。
サーバ202は、通信部210、データ処理部212およびデータ格納部214を含む。通信部210は、インターネット204を介して遊戯画像撮影装置100、ユーザ端末206との通信処理を担当する。データ格納部214はユーザ情報等の各種データを格納する。データ処理部212は、通信部210により取得されたデータおよびデータ格納部214に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部212は、通信部210およびデータ格納部214のインタフェースとしても機能する。
ユーザ情報230は、サーバ202のデータ格納部214に格納される。ユーザ情報230は、ユーザの属性、好みなどを定義する情報である。ユーザは、遊戯画像撮影システム200に会員登録したときにユーザIDが発行される。ユーザ情報230は、ユーザの年齢等を含む基本情報、顔情報、好みの撮影条件、好みの仕上がりを含む。ユーザは、ユーザ端末206からユーザIDを指定してサーバ202にログインすることにより、ユーザ情報を任意に編集できる。図8はユーザ情報230の一部を示す。
フィードバック情報290は、サーバ202のデータ格納部214に格納される。フィードバック情報290は、ユーザがどのような撮影条件で撮影したときの撮影画像に満足する傾向があるかを示す統計情報である。重要画像選択部220は、撮影画像からユーザが満足している撮影画像である「重要画像」を選択する。本実施形態においては、ユーザは、複数の撮影画像に対して、「満足」「普通」「不満」のいずれかを入力する。重要画像選択部220は、「満足」と設定された撮影画像を重要画像と判断する。
まず、撮影制御部144は、撮影部138および画像出力部170を用いるライブビューを起動する(S20)。ライブビューが行われている間、カメラ118から継続的に得られる映像が即時第1撮影モニタ112に表示される。ライブビューによって、第1撮影モニタ112に表示される画像をライブビュー画像又はスルー画像という。
構図確認部154は、最新のライブビュー画像を取得し、画像認識部152にライブビュー画像に含まれる顔領域を検出させる(S42)。
S58以降の処理では、ライブビュー画像に含まれる各顔領域について、順次構図の適正度を判定する。そのため、構図確認部154は、判定の対象となる顔領域を1つ選択する(S58)。選択する順番は、任意である。
このライブビュー画像における左側の被写体がユーザ(P01)であり、右側の被写体がユーザ(P02)である。なお、第2例以降についても、左右の被写体とユーザの対応関係は、第1例の場合と同様である。左側の顔領域301aが、顔領域の大きさに関する適正範囲の下限値より小さいために、顔領域301aについてユーザの立ち位置が遠すぎると判定される。あるいは、左側の顔領域301aに含まれる目の間隔303aが、目の間隔に関する適正範囲の下限値より短いために、顔領域301aについてユーザの立ち位置が遠すぎると判定してもよい。
画像認識部152は、判定対象の顔領域を各ユーザと照合する(S74)。つまり、図11のS48の場合と同様に顔識別を試みる。前述の通り、顔領域から抽出される特徴データが、受付時に入力されたユーザIDに対応する特徴データと一致または近似する場合に、照合が成功したことになる。
この例で、左側の顔領域301cが、顔領域の大きさに関する適正範囲の上限値より大きいために、顔領域301cについてユーザの立ち位置が近すぎると判定される。あるいは、左側の顔領域301cに含まれる目の間隔303cが、目の間隔に関する適正範囲の上限値より長いために、顔領域301cについてユーザの立ち位置が近すぎると判定してもよい。
この例で、左側の顔領域301eがライブビュー画像の左端に接しているので、顔領域301eについてユーザの立ち位置が端に寄りすぎていると判定される。一方、右側の顔領域301fは、ライブビュー画像の左端と右端のいずれにも接していないので、顔領域301eについてユーザの立ち位置が端に寄りすぎていないと判定される。
この例で、左側の顔領域301gに口が含まれないので、顔領域301eについてユーザの顔が隠れすぎていると判定される。一方、右側の顔領域301hには、両目と口が含まれるので、顔領域301hについてユーザの顔が隠れすぎていないと判定される。
この例で、左側の顔領域301iについて、目の間隔303iが比較的短いのでユーザの顔が正面を向いていないと判定される。一方、右側の顔領域303jについて、目の間隔303jは短くないのでユーザの顔が正面を向いていると判定される。
この例で、左側の顔領域301kについて、両目を結ぶ線が縦方向に近いのでユーザが顔を傾けすぎていると判定される。一方、右側の顔領域301jについて、両目を結ぶ線が横方向に近いのでユーザが顔を傾けすぎていないと判定される。
この例で、左側の顔領域301mの両目ともに瞳が瞼内の右側に寄っているので、ユーザの視線がカメラ118に向いていないと判定される。一方、右側の顔領域301nの両目ともに瞳が瞼内の中央に近いので、ユーザの視線がカメラ118に向いていると判定される。
本実施の形態では、たとえば男女のペアが被写体である場合に、女性側のストロボの光量を男性側のストロボの光量よりも多くする。これは、女性が望むストロボの光量の平均値が、男性が望むストロボの光量の平均値よりも多いためである。
本実施形態における遊戯画像撮影装置100によれば、ライブビュー画像における構図の適正度が低い場合にユーザの呼称を発するので、メッセージを印象的に伝えることができる。ユーザがメッセージの内容を聞き入れやすく、ユーザは正しい写り方を学習しやすい。
本実施形態においては、ユーザがユーザIDを入力することを前提として説明した。変形例として、ユーザIDとユーザの顔画像を対応づけておき、受付装置102においてユーザの顔画像を撮影することによりユーザを特定してもよい。顔画像以外にも指紋等の生体情報をユーザIDの代わりに使用してもよい。このような制御方法によれば、ユーザカードを忘れたユーザであっても、事前に会員登録をしていれば会員としてのサービスを受けることができる。
Claims (2)
- ユーザを被写体として撮影する撮影部と、
前記撮影部を用いて前記被写体のライブビュー画像を生成するライブビュー画像生成部と、
撮影画像を編集する編集部と、
前記編集された撮影画像を出力する画像出力部と、
前記ライブビュー画像に含まれる複数の顔領域に基づいて各被写体の特性を特定し、当該被写体間に当該特性の差があるか否かを判定する差判定部と、
前記差があると判定した場合に、複数の被写体それぞれの前記特性に応じて被写体ごとに異なる撮影条件を設定する撮影条件設定部と、
複数のストロボと、を備え、
前記被写体の前記特性は、前記ユーザの性別、年齢又は肌特性であり、
前記撮影条件設定部は、前記複数のストロボの光量を複数の被写体それぞれの前記特性に応じて変化させることを特徴とする遊戯画像撮影システム。 - ユーザを被写体として撮影する撮影部と、
前記撮影部を用いて前記被写体のライブビュー画像を生成するライブビュー画像生成部と、
撮影画像を編集する編集部と、
前記編集された撮影画像を出力する画像出力部と、
前記ライブビュー画像に含まれる複数の顔領域に対応する前記ユーザのIDを特定し、当該特定したユーザのIDに対応する前記ユーザの好みを特定する好み特定部と、
複数の被写体それぞれについて特定された前記ユーザの好みに応じて、被写体ごとに異なる撮影条件を設定する撮影条件設定部と、を備えることを特徴とする遊戯画像撮影システム。
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