JP4315788B2 - 半導体装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般には、半導体装置の製造方法に係り、特に、高速回転するブレードによってワークを多数の個片に切削又は切溝加工する半導体装置の製造方法に関する。本発明は、ワークを加工テーブルに吸着して多数の半導体装置に切断又は区画するダイシング装置に好適である。
近年の電子機器の高性能化と普及に伴い、かかる電子機器に使用される高品位な半導体装置(例えば、BGA(Ball Grid Array)パッケージなど)をますます効率的、且つ、高速で製造しなければならなくなってきている。昨今の半導体装置製造プロセスの組立工程(後工程)では、ワーク(例えば、ウェハや樹脂封止基板)を一括処理により切断又は区画して、多数の半導体装置を得るダイシング加工が注目されている。
図5は、1枚のワークに対するダイシングから次のワークのダイシングに移るまでの工程を示す図である。ダイシングでは、まず、ワーク供給部からワークWを取り出し、ダイシングテーブル1000と呼ばれる台に、ダイシング治具1100を介して真空吸着して位置決め固定する。図示のワークはBGAパッケージで、真空吸着に適する平坦なパッケージ面を下方に向け、凹凸を有する端子面(ボール面)を上方に向けて吸着固定している(図5(a)参照。)。次に、ダイシングテーブル1000を図の横方向に往復移動させながら高速回転するブレードでワークWを短冊状に切断する。ダイシングテーブル1000は、回転可能に構成され、ブレードによってワークWの一方向の切断が終了すると、90度回転して直交する図の縦方向の切断を行う(図5(b)参照)。
個片化されたワークWには、ダイシングの際に発生したコンタミ(切断屑)が付着しているために、洗浄を行った後で次工程に搬送される。具体的には、ワークWをダイシングテーブル1000に真空吸着した状態のまま、ワークW上から洗浄水を吹き付けることで付着したコンタミを洗い流し、洗浄後のワークをダイシング治具から一括吸着して次工程のトレイ等に移載する。
しかし、個片化したワークが搬送された後のダイシング治具1100には、図5(c)に示されるように、ワークWを吸着(載置)していた吸着面にコンタミが残留している。コンタミの残留は、ダイシング中にコンタミが吸着面に回り込んだり、ワークWの洗浄中にコンタミを含んだ洗浄水が吸着面に染み入ったりすることが原因と考えられる。即ち、ワークW上から洗浄を行うことで、ワークW上に付着したコンタミは洗い流すことができるが、ワークW下のコンタミはワークWが邪魔して洗い流すことができない。
そこで、ワーク供給部から次のワークを載置する前に、ワークWを載置していない状態でダイシング治具1100(の吸着面)上に洗浄水を吹き付けることで付着したコンタミを洗い流し(図5(d)参照)、次のワークを載置可能な状態にしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−163180号公報
しかし、ダイシング治具の洗浄を行っている間は、次のワークを載置することができずワークを加工していない時間(ダウンタイム)を発生させてしまっていた。当然のことながら、ダウンタイムは、スループットを低下させ、半導体装置の製造の高速化を阻害してしまう。
そこで、本発明は、ダウンタイムを排除して、スループットに優れた半導体装置の製造方法及び製造装置を提供することを例示的目的とする。
発明の一側面としての半導体装置の製造方法は、ダイシングテーブル上に設けられ、ワークを個片化する複数の加工ステージの一に前記ワークを載置するステップと、前記載置ステップで前記複数の加工ステージの一に載置された前記ワークを個片化するステップと、前記ダイシングテーブルを移動させて洗浄機構を通過させる際に、前記個片化ステップで個片化された前記ワークが載置された加工ステージと、前記ワークを載置していない残りの加工ステージとを同時に洗浄するステップとを有することを特徴とする。かかる半導体装置の製造方法によれば、個片化されたワークと、ワークを載置していない残りの加工ステージとを同時に洗浄することで、ワークを搬出した後のコンタミが付着した加工ステージを単独で洗浄する時間(ダウンタイム)を排除することができる。また、前記載置ステップで前記ワークを載置する前記複数の加工ステージの一は、前記洗浄ステップで洗浄された前記ワークを載置していない残りの加工ステージであることを特徴とする。また、前記洗浄ステップで洗浄された前記個片化されたワークを前記複数の加工ステージの一から取り出すステップと、前記洗浄ステップで洗浄された前記ワークを載置していない残りの加工ステージにワークを載置するステップとを更に有することを特徴とする。また、前記個片化ステップは、前記載置ステップで前記ワークが載置された前記加工ステージを駆動し、前記ワークを切断するステップと、前記切断ステップで切断されたワークが載置された加工ステージを回転させるステップとを有することを特徴とする。また、前記個片化ステップは、前記載置ステップで前記ワークが載置された前記加工ステージを一方向に往復駆動し、前記ワークを切断する第1の切断ステップと、前記第1の切断ステップで前記一方向に切断された前記ワークを載置した前記加工ステージを90度回転させる第1の回転ステップと、前記第1の回転ステップで回転させた前記加工ステージを前記一方向に往復駆動し、前記ワークを個片に切断する第2の切断ステップと、前記第2の切断ステップで個片に切断された前記ワークを載置する前記加工ステージを、前記第1の回転ステップと同方向に90度回転させる第2の回転ステップとを有することを特徴とする。
本発明の別の側面としての半導体装置の製造装置は、ダイシングテーブルと、前記ダイシングテーブル上に設けられ、ワークを個片化する複数の加工ステージと、前記複数の加工ステージの一に前記ワークを載置する載置機構と、前記複数の加工ステージの一に載置された前記ワークを個片化する切削機構と、前記個片化されたワークが載置された加工ステージと前記ワークを載置していない残りの加工ステージとを前記ダイシングテーブルが通過する際に同時に洗浄する洗浄機構と、前記洗浄されたワークを前記複数の加工ステージの一より取り出す搬送機構とを備えたことを特徴とする。かかる半導体装置の製造装置は、上述の半導体装置の製造方法の作用と同様の作用を奏する。また、前記複数の加工ステージを各々独立した板状部材で構成し、回転自在且つ制御可能に設けた加工テーブルの上面に各々着脱可能に設けたことを特徴とする。また、独立した板状部材で構成する加工ステージに前記ワークの吸着孔を設けると共に、前記加工ステージ毎に前記吸着孔を吸引する吸引回路を独立して設けたことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例において明らかにされるであろう。
本発明によれば、ダウンタイムを排除して、スループットに優れた半導体装置の製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての半導体装置の製造方法について説明する。なお、各図において同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図1は、本発明の半導体装置の製造装置の一例としてのダイシング装置1の全体を示す平面図である。
図1を参照するに、ダイシング装置1は、ウェハや樹脂封止基板などのワークWを多数の半導体装置に切断又は区画する装置であり、ワーク供給部100と、切削機構200と、ワーク洗浄部300と、ダイシングテーブル400と、ワーク検査部500と、ワーク収納部600とを有する。
ワーク供給部100は、ダイシング前のワーク(多数の半導体装置に切断又は区画する前のウェハや樹脂封止基板)Wを収納すると共に、かかるワークWを後述するダイシングテーブル400に供給する。ワーク供給部100は、例示的に、供給部110と、切出部120と、図示しない搬送手段とを有する。
供給部110は、多数のワークを収納する供給マガジンを複数装備し、プッシャーなどにより切出部120にワークWを必要枚数だけ供給することができる。
図1では長尺の樹脂封止基板一枚を供給するよう図示しているが、図示した半分の長さの樹脂封止基板二枚をY方向に並べて供給し、以降同様に取り扱うこともできる。
切出部120に供給されたワークWは、図示しない搬送手段によってダイシングテーブル400に載置される。搬送手段には、当業界周知のいかなる技術をも適用することができるのでここでの詳細な説明は省略する。
切削機構200は、後述するダイシングテーブル400に位置決め固定されたワークWに対して切削又は切溝加工を施す機能を有し、例えば、ブレード210と、スピンドル220とから構成される。
ブレード210は、スピンドル220の先端に交換可能に取り付けられ、回転軸を中心として高速回転することで、ダイシングテーブル400に位置決め固定されたワークを切断する機能を有する。ブレード210は、本実施形態では、ワークをY方向に切断することが可能であり、Y方向に切断されたワークを載置したダイシングテーブル400を90度回転し、重ねてY方向に切断することでワークWを複数の区画に切断することができる。
スピンドル220は、回転運動を生成するモーターと、モーターの回転運動をブレード210の回転軸に伝達するスピンドルシャフトと、ブレード210の刃先位置を定めるスラストベアリングと、モーター、スピンドルシャフト及びスラストベアリングを収納するスピンドルハウジングとを含み、ブレード210に回転運動を付与する回転機構の機能を有する。
ワーク洗浄部300は、ダイシング後のワーク(多数の半導体装置に切断又は区画されたウェハや樹脂封止基板)Wを洗浄する機能を有し、本実施形態では、第1の洗浄部310と、第2の洗浄部320とを有する。
第1の洗浄部310は、ダイシング後のワークをダイシング治具440を介してダイシングテーブル400に吸着したまま洗浄する。第1の洗浄部310は、ダイシングテーブル400に吸着されたワークWに上方から水及びエアが混合した洗浄液を吹き付けることが可能なように構成される。第1の洗浄部310は、例えば、洗浄液を吹き付けるノズルを有し、ダイシングテーブル400が通過(移動)可能なゲート状の部材で構成されるシャワー方式の洗浄装置として具現化される。これにより、ワークWの端子面及び切断面を洗浄することができると共に、ダイシングテーブル400全体(具体的には、後述するダイシングテーブル400が有する少なくとも2つの加工ステージLA)を同時に洗浄することができる。これにより、ワークの端子面及び切断面に付着したコンタミと、利用しない樹脂封止基板の切断端材と、後述するワークを載置していないダイシングテーブル400の加工ステージLAに残留したコンタミとを同時に洗い流すことができる。また、第1の洗浄部310で用いた洗浄水と、洗い流されたコンタミ並びに切断端材は、ダストボックス312に廃棄される。
第2の洗浄部320は、ダイシング後のワークWを後述するワーク検査部500に搬送するために、図示しない搬送手段が一括して把持したワークWを下方より洗浄する。ダイシング後のワークWは、第1の洗浄部310によって上方より洗浄されているが、ダイシングテーブル400に吸着されていたパッケージ面は洗浄されておらず、ダイシングの際に発生したコンタミや、コンタミを含んだ第一の洗浄における洗浄水がパッケージ面に付着して残留する場合があるので、第2の洗浄部320によってパッケージ面を洗浄する。第2の洗浄部320は、例えば、洗浄水を含んだ洗浄ローラとして具現化され、かかる洗浄ローラにパッケージ面を押し付けなら洗浄ローラを回転させることでワークWを洗浄する。
ダイシングテーブル400は、図2に示すように、矩形形状を有し、端子面を上にしてワークWを位置決めして固定し、切削機構200のブレード210と協同してワークWを個片化する機能を有する。ダイシングテーブル400は、加工テーブル410と、基部420とを有する。また、ダイシングテーブル400は、図示しない回転機構によって、回転可能に構成されると共に図示しない並進機構によってY軸方向に並進可能に構成されている。ここで、図2は、図1に示すダイシングテーブルの拡大図であって、図2(a)は平面図、図2(b)は側面図(断面図)である。
図示しない回転機構は、一定方向(図1に示すY方向)を切断するよう固定されたブレード210によってワークWの縦横を切断するために、所定角度だけダイシングテーブル400を回転させる機能を有する。図示しない並進機構は、切断時に、図1に示すY軸方向に移動させる機能を有する。なお、回転機構及び並進機構は、当業界周知のいかなる技術をも適用することができるのでここでの詳細な説明は省略する。
加工テーブル410は、4つの吸引口412を有し、かかる吸引口412の形状は、後述する通気孔424の開口形状である円形となっている。加工テーブル410は、吸引口412と後述する回転継手430を介してワークWを吸着する。加工テーブル410は、ワークWを個片化する加工ステージLAを少なくとも2つ(LA及びLA)有し、かかる加工ステージLAにおいてワークWを吸着する。従って、吸引口412は、図2(a)に示すように、各々の加工ステージLAに配置され、本実施形態では、各々の加工ステージの中央に一対の吸引口412を配置している。
加工テーブル410は、一般には、ワークWを直接載置する場合は少なく、ワークWを切断する形状及び数などに応じて交換可能に用意されるダイシング治具を介してワークWの固定及び位置決めを行っている。本実施形態においても、ダイシングテーブル400は、ダイシング治具440を有する。
基部420は、その上面において、シールパッキンSPを介して加工テーブル410に気密に接続固定され、基部420と加工テーブル410とは、図示しない回転機構によって一体に回転可能に構成されている。基部420は、円筒形状を有し、その中心には後に詳述する回転継手430が形成されている。回転継手430は、固定配管432を介して図示しない真空ポンプに接続されている。また、基部420は、吸気孔424と、継手溝426とを有する。
吸気孔424は、L字形の断面形状を有し、プレート410の吸引口412と、継手溝426とを接続し、吸引口412と継手溝426とを連通する機能を有する。通気孔424は、各々の加工ステージを独立して吸引可能に連通し、本実施形態では、図2(a)に示すように、一対の通気孔424a及び424bが回転継手430を中央に対向して形成されている。従って、図2(a)において、通気孔424aは、加工ステージLA側の吸引口412aと継手溝426aとを、通気孔424bは、加工ステージLA側の吸引口412bと継手溝426bとを連通することになる。
継手溝426は、通気孔424を固定配管432に接続する回転継手430を構成する。継手溝426は、円筒形の固定配管432の外周に設けられた円周溝であり、ダイシングテーブル400の回転に係らず、通気孔424と固定配管432とを連通することができる。固定配管432は、図示しない真空ポンプに接続され、回転継手430を介して加工テーブル410の吸引口412を減圧し、ワークWを吸着する。
円筒形状の固定配管432は、基部420に形成された回転継手430にシールパッキンSPを用いて気密に接続され、配管内は2系統の半円形状の配管432a及び432bに分割されている。固定配管432a及び固定配管432bは、異なる真空ポンプに接続され、独立した減圧回路を形成する。固定配管432a及び固定配管432bには、それぞれ開口OP及びOPが設けられており、図2(b)においては、開口OPは、継手溝426aを介して通気孔424aと固定配管432aとを接続し、開口OPは、継手溝426bを介して通気孔424bと固定配管432bとを接続している。継手溝426aと継手溝426bとはシールパッキンSPによって気密に隔てられているため、ダイシングテーブル400は、加工ステージLA及びLA毎にワークWの吸着を独立制御することができる。
ダイシング治具440は、ワークWをダイシングテーブル400に位置決め固定する機能を有し、位置決めピンPPを基準として固定ボルトFBにより加工テーブル410に着脱自在に固定されている。ダイシング治具440は、板状部材で、切断されたワークWを切断後も保持するための吸着孔442が切断されたワークWに対応して多数形成されている。本実施形態では、ワークWを33個の個片に切断するため、ダイシング治具440は、33個の吸着孔442を有する。吸着孔442は、ダイシング治具440の裏面で集合して一室を形成し、空気溜り444を備えている。こうした空気溜り444を設けることによって、真空ポンプをはじめとする吸着回路の不安定作動を緩衝することができるため、吸着孔442では常に安定した吸着力を得ることができる。
ワーク検査部500は、個片化されたワークWの1つ1つ(即ち、半導体装置)に対して画像処理検査及び導通検査を含む検査を行う機能を有し、バッファトレイ510と、反転ピックアップ機構520と、検査テーブル530とを有する。
バッファトレイ510は、ワークWを一括して取り扱う切削及び洗浄機構と、個片化されたワークWを一つずつ検査する検査テーブル530との間に配置され、処理速度の差異を吸収する機能を有する。バッファトレイ510は、ワーク洗浄部300から図示しない吸着搬送手段によって一括して搬送されてきたワークWを、端子面を上に向けたまま収納する。バッファトレイ510は、Y軸方向に移動可能、且つ、2列に配置され、ワークWで満たされると反転ピックアップ機構520まで移動する。
反転ピックアップ機構520は、端子面を上に向けてバッファトレイ510が収納した個片化された半導体装置を、電子基板への実装姿勢である端子面を下に向けた姿勢に一つずつ天地反転する機能を有する。具体的には、バッファトレイ510から一つの個片化された半導体装置の端子面を吸着して取り出し、空中で回転して端子面を下方に向ける動作を為す。天地反転して端子面を下方に向けた個片化された半導体装置は、図示しない搬送機構に受け渡されて、検査テーブル530に載置される。
検査テーブル530は、回転軸を中心として図1の矢印方向に回転可能に構成され、回転軸を中心として90度間隔で外周部の4箇所に配置された保持部532a乃至532dを有する。保持部532a乃至532dには、図示しない搬送機構により搬送された半導体装置が端子面を下にして載置される。検査テーブル530の保持部532a乃至532dに保持された半導体装置は、検査テーブル530が90度回転することにより、順次検査位置に送られて、品質検査を受ける。品質検査された半導体装置は、検査テーブル530が更に90度回転することにより、順次搬出位置に送られて、図示しない搬出機構によってワーク収納部600へ搬出される。図1において、532aは半導体装置が載置される載置位置、532cは品質検査が行われる検査位置、532dはワーク収納部600へ半導体装置を搬出する搬出位置である。検査位置では、画像処理による端子脱落監視検査及び端子の導通検査が行われ、半導体装置の製造品質が確認される。
ワーク収納部600は、ワーク検査部500での検査が終了した半導体装置を良品と不良品とに分けて収納する機能を有し、良品の半導体装置を収納する良品収納トレイ610と、不良品の半導体装置を収納する不良品収納トレイ620とを有する。なお、良品収納トレイ610及び不良品収納トレイ620は、半導体装置の収納が進むにつれて図1の矢印方向に移動可能に構成されている。品質検査された半導体装置は、図示しない搬送ピックアップ機構によって検査テーブル530の搬出位置よりワーク収納部600に搬出され、品質検査結果に応じて良品収納トレイ610又は不良品収納トレイ620に端子面を下にして収納される。
以下、図1、図3及び図4を参照して、上述のダイシング装置1を用いた半導体装置の製造方法について、ダイシング装置1の動作と共に説明する。ここで、図3は、本発明の一側面としての半導体装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。図4は、ダイシングテーブル400(特に、加工ステージLA及びLA)上のワークWを模式的に示す平面図である。
まず、ワーク供給部100において、必要枚数のワークWが供給部110から切出部120に供給される(ステップ802)。切出部120に供給されたワークWは、搬送機構によってダイシングテーブル400に複数設けられた加工ステージLA及びLAの一に載置される(ステップ804)。ワークWを載置するのは、切出部120側の加工ステージLA又はLAのいずれかであり、本実施形態では、図1における左側の加工ステージ(仮に、加工ステージLAとする。)である。これにより、ダイシングテーブル400の回転及びワークWを搬送する距離と時間とを最小限に抑えることができる。このとき、加工ステージLAは、ワークWを載置していない。加工ステージLAに載置されたワークWは、吸着孔442によって、ダイシングテーブル400に吸着される(図4(a)参照。)。
加工ステージLAにワークWを位置決めして固定したダイシングテーブル400は、並進機構及び回転機構によって移動及び回転し、切削機構200と協同してワークWを個片化する(ステップ806)。詳細には、回転駆動するブレード210に対して並進機構を利用してダイシングテーブル400をY軸方向に往復移動し、ワークWを短冊状に切断する。ワークWを短冊状に切断した後、回転機構によってダイシングテーブル400を90度回転させ、同様の作業を繰り返し、ワークWを多数の個片に切断する。
ワークWの個片化の終了後、回転機構によってダイシングテーブル400を、個片化の際に回転させた回転方向と同じ方向に90度回転させる。即ち、個片化されたワークWを載置している加工ステージLAは、図1における右側に、ワークWを載置していない加工ステージLAは、図1における左側に、ダイシングテーブル400は最初にワークWを載置した状態から180度回転した状態となっている(図4(b)参照。)。
次いで、個片化されたワークWと、ワークWを載置していない加工ステージLAとを同時に洗浄する(ステップ808)。詳細には、並進機構を利用してダイシングテーブル400を、第1の洗浄部310を通過するように、Y軸方向に移動させると共に、ダイシングテーブル400が第1の洗浄部310を通過する際に、洗浄液を吹き付ける。このとき、加工ステージLAには個片化されたワークWが吸着されたままであるのでワークWが上方より洗浄され、加工ステージLAにはワークWが載置されていないために、加工ステージLAが洗浄される。
第1の洗浄部310での洗浄が終了すると、個片化されたワークWは、吸着搬送手段によって一括吸着され、ワーク検査部500に搬送される(ステップ810)。この際、吸着手段に一括吸着されたワークWは、第2の洗浄部320において下方より洗浄される。ワーク検査部500において、個片化されたワークW(即ち、半導体装置)について品質検査が行われる(ステップ812)。次に、ワーク収納部600において、良品のワークは良品収納トレイ610に、不良品のワークは不良品収納トレイ620に分けて収納する(ステップ814)。
一方、個片化されたワークWをワーク検査部500に搬送した後の加工ステージLAにはコンタミが残留しているため(図4(c)参照。)、切出部120から供給される次のワークは、搬送機構によって、ステップ808で洗浄された加工ステージLAに載置される(ステップ816)。即ち、ダイシングテーブル400は、加工ステージを少なくとも2つ有しているために、加工ステージLAに残留したコンタミを洗浄することなく、次のワークを加工ステージLAに載置することができるのである。即ち、加工ステージLAの洗浄を行わずに、次のワークを載置することができ、ダウンタイムをゼロにすることができる。換言すれば、従来では、ステップ808とステップ816との間に、個片化されたワークを載置していた加工ステージを洗浄するステップが必要となり、ダウンタイムを生じさせてしまう。
そして、ステップ806と同様に、加工ステージLAに載置したワークを個片化する。ワークの個片化の終了後、ダイシングテーブル400を、個片化の際に回転させた回転方向と同じ方向に90度回転させる。即ち、個片化されたワークWを載置している加工ステージLAは、図1における右側に、ワークWを載置しておらず、前回のワークの個片化の際のコンタミが残留している加工ステージLAは、図1における左側に、ダイシングテーブル400の加工ステージLAにワークを載置した状態から180度回転した状態となっている。
次いで、ステップ808と同様に、個片化されたワークと、ワークを載置していない加工ステージLAとを同時に洗浄する。このとき、加工ステージLAには個片化されたワークが吸着されたままであるのでワークWが上方より洗浄され、加工ステージLAにはワークWが載置されていないために、残留していたコンタミが洗浄される。第1の洗浄部310での洗浄が終了すると、ステップ810と同様に、個片化されたワークはワーク検査部500に搬送される。個片化されたワークをワーク検査部500に搬送した後の加工ステージLAにはコンタミが残留しているが、加工ステージLAに残留していたコンタミは個片化されたワークと同時に洗浄されているため、次のワークを加工ステージLAに載置することができる。これらのステップを繰り返し行うことによってワークが個片化され、半導体装置が製造される。
このように、本発明の半導体装置の製造方法によれば、ワークを加工していない時間を短縮し(即ち、ダイシングテーブルのみの洗浄時間(ダウンタイム)を除去し)、優れたスループットを達成することが可能となる。なお、ダイシングテーブルのみの洗浄時間を設ける場合と比べて、ワーク1枚当たり40sec乃至60sec程度の時間が短縮される。同じくダウンタイムの除外を目的として、複数の加工ステージ全てにワークを載置し、同時大量にワークを個片化した後に全ての加工ステージを一括洗浄することも考えられるが、かかる場合には、切削機構200の大幅増設が必要となってしまう。切削機構200は、ブレード210の損耗監視装置や刃研ぎ装置等多くの補器を備え、当該装置で最も複雑な機構を備えているために、軽々に増設することはできない。上記見てきたダイシング装置において、固定に設けた切削機構200に対してダイシングテーブル400を回転移動してワークの縦横を切断するよう設けていることも同じ理由による。換言すれば、本発明は、切削機構200に従来の機構を用いながら(特に、ダイシングテーブル400を変更するだけであるので)コストアップを抑えて、スループットを向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれらに限定されずその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
本発明の半導体装置の製造装置(ダイシング装置)の平面図である。 図1に示すダイシングテーブルの拡大図である。 本発明の一側面としての半導体装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。 ダイシングテーブル(特に、加工ステージ)上のワークを模式的に示す平面図である。 1枚のワークに対するダイシングから次のワークのダイシングに移るまでの工程を示す図である。
符号の説明
1 ダイシング装置
100 ワーク供給部
200 切削機構
300 洗浄部
310 第1の洗浄部
320 第2の洗浄部
400 ダイシングテーブル
410 加工テーブル
412 吸引口
420 基部
424 通気孔
426 継手溝
430 回転継手
432 固定配管
440 ダイシング治具
442 吸着孔
444 空気溜り
500 ワーク検査部
600 ワーク収納部
LA及びLA 加工ステージ
W ワーク

Claims (4)

  1. ダイシングテーブル上に設けられ、ワークを個片化する複数の加工ステージの一に前記ワークを載置するステップと、
    前記載置ステップで前記複数の加工ステージの一に載置された前記ワークを個片化するステップと、
    前記ダイシングテーブルを移動させて洗浄機構を通過させる際に、前記個片化ステップで個片化された前記ワークが載置された加工ステージと、前記ワークを載置していない残りの加工ステージとを同時に洗浄するステップとを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記載置ステップで前記ワークを載置する前記複数の加工ステージの一は、前記洗浄ステップで洗浄された前記ワークを載置していない残りの加工ステージであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記洗浄ステップで洗浄された前記個片化されたワークを前記複数の加工ステージの一から取り出すステップと、
    前記洗浄ステップで洗浄された前記ワークを載置していない残りの加工ステージにワークを載置するステップとを更に有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. ダイシングテーブルと、
    前記ダイシングテーブル上に設けられ、ワークを個片化する複数の加工ステージと、
    前記複数の加工ステージの一に前記ワークを載置する載置機構と、
    前記複数の加工ステージの一に載置された前記ワークを個片化する切削機構と、
    前記個片化されたワークが載置された加工ステージと前記ワークを載置していない残りの加工ステージとを前記ダイシングテーブルが通過する際に同時に洗浄する洗浄機構と、
    前記洗浄されたワークを前記複数の加工ステージの一より取り出す搬送機構とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造装置。
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