JP4315612B2 - 融着トレイ - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、光ファイバ心線の融着部と余長を収納する融着トレイのヒンジの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の片開きタイプの融着トレイ11は、図5に示すように上面を開口したトレイ本体12の長手方向の両側板12a,12a外面の一方側の左右上部に、長手方向に向けて嵌合孔14a,14aを有する第1係合受部14,14と、他方側の左右上部に長手方向に向けて嵌合孔15a,15aを有する第2係合受部15,15が突設され、トレイ本体12の上面開口を施蓋する蓋体13の長手方向の一方側の端縁に第1係合受部14,14の嵌合孔14a,14aに嵌合する大突起16a,16aを両端に有する第1係合部16が張設され、蓋体13の長手方向の他方側の端縁に第2係合受部15,15の嵌合孔15a,15aに嵌合する小突起17a,17aを両端に有する第2係合部17が張設され、第1係合部16の大突起16a,16aと第1係合受部14,14の嵌合孔14a,14aを嵌合させてヒンジ19,19を構成している。蓋体13はヒンジ19,19を軸に開閉自在にされ、他方側の第2係合部17の小突起17a,17aを第2係合受部15,15の嵌合孔15a,15aに嵌合させることにより蓋体13を固定していた。
【0003】
また、両開きタイプの融着トレイ21は、図6に示すように上面を開口したトレイ本体22の長手方向の両側板22a,22a外面の左右上部に長手方向に向けて本体側ヒンジ筒24,24,24,24が形成され、トレイ本体22の上面開口を施蓋する蓋体23の長手方向の両端縁に本体側ヒンジ筒24,24,24,24と対向する位置に蓋体側ヒンジ筒26,26,26,26が形成され、本体側ヒンジ筒24,24,24,24と蓋体側ヒンジ筒26,26,26,26とにヒンジピン28,28,28,28を挿通させてヒンジ29,29,29,29を構成している。蓋体23を開放する場合は一方側のヒンジピン28,28を引き抜き、他方側のヒンジ29,29を軸に開閉することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の融着トレイは蓋体が一方にしか開閉できないため、光ファイバの収納作業がしづらい場合があった。また、後述の融着トレイは蓋体が両開きになっているが、蓋体を開放する際はヒンジピンを抜き取り、蓋体を閉塞する際はヒンジピンを差し込まなければならないため、作業が面倒で而もヒンジピンは小さいのでやりづらいという欠点があり、更に抜き取ったヒンジピンを紛失する虞があった。また、部品点数が多くなるのでコストがかかるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来の融着トレイの問題点に鑑み、本発明の目的は、蓋体が左右どちらからでも簡単に開閉でき、安価に製作することができる融着トレイを提供するもので、その構造は、光ファイバ心線の融着部と余長を収納する融着トレイにおいて、上面を開口したトレイ本体の長手方向の両側板外面の左右上部にトレイ本体の上面より上側に突出して長手方向に嵌合孔を有する係合受部を突設し、トレイ本体の上面開口を施蓋する蓋体の長手方向の両端縁に係合受部よりも内側に位置して係合受部の嵌合孔に嵌合する突起を外側方向に有する係合部を突設し、係合部と係合受部とでヒンジを構成して左右両開きに形成するとともに、係合部の先端を互いに近づく方向に延設し、この延設部の先端を折曲してつまみ部を形成し、つまみ部を指で摘むことにより係合部が弾性変形して係合部と係合受部との嵌合を解除可能に形成したことである。
【0006】
また、トレイ本体の長手方向の両側板外面の左右下部に係合受部よりも内側に位置する係合部を突設し、トレイ本体の下面を蓋体としてトレイ本体を多段に積層したことである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の融着トレイによれば、光ケーブルの引き込み方向を自由に変更できるスプライスユニットを提供するもので、その構造は、光ファイバ心線の融着部と余長を収納する融着トレイにおいて、上面を開口したトレイ本体の長手方向の両側板外面の左右上部にトレイ本体の上面より上側に突出して長手方向に嵌合孔を有する係合受部を突設し、トレイ本体の上面開口を施蓋する蓋体の長手方向の両端縁に係合受部よりも内側に位置して係合受部の嵌合孔に嵌合する突起を外側方向に有する係合部を突設し、係合部と係合受部とでヒンジを構成して左右両開きに形成するとともに、係合部の先端を互いに近づく方向に延設し、この延設部の先端を折曲してつまみ部を形成し、つまみ部を指で摘むことにより係合部が弾性変形して係合部と係合受部との嵌合を解除可能に形成したことにより、蓋体が左右どちらからでも簡単に開閉でき、安価に製作することができる。
【0008】
請求項2に記載の融着トレイによれば、トレイ本体の長手方向の両側板外面の左右下部に係合受部よりも内側に位置する係合部を突設し、トレイ本体の下面を蓋体としてトレイ本体を多段に積層したことにより、部品点数を増加させることなく融着トレイを簡単に積層することができる。
【0009】
【実施例】
本発明に係る融着トレイの一実施例を図1〜図4の添付図面に基づいて説明する。
【0010】
融着トレイ1は合成樹脂により形成され、上面を開口したトレイ本体2と、トレイ本体2の上面開口を施蓋する蓋体3とで成り、トレイ本体2内部に光ファイバ心線(図示せず)の融着部と余長を収納できるようになっている。
【0011】
トレイ本体2は長手方向の両側板2a,2a外面の左右上部にトレイ本体2の上面より上側に突出した係合受部4,4,4,4が突設され、夫々の係合受部4にはトレイ本体2の長手方向に向けて嵌合孔4aが形成されている。
【0012】
蓋体3は長手方向の両端縁にトレイ本体2の夫々の係合受部4,4,4,4と対向する係合部6,6,6,6が短手方向に突設され、夫々の係合部6には係合受部4の嵌合孔4aに嵌合する突起6aが形成されている。係合部6の突起6aと係合受部4の嵌合孔4aを嵌合させることによりヒンジ9が構成される。
【0013】
係合受部4は融着トレイ1の長手方向の外側に設けられ、係合部6は係合受部4の内側に設けられている。左右の係合部6,6は先端が互いに近づく方向に延設され、この延設部6bの先端は折曲されてつまみ部6cが形成されている。
【0014】
蓋体3を開放するには、まず、図2(a)の矢印で示すように一方側の係合部6,6のつまみ部6c,6cを指で摘む。そうすると係合部6が弾性変形して係合部6の突起6aが係合受部4の嵌合孔4aから外れて嵌合が解除される。そこでつまみ部6c,6cを指で摘んだまま蓋体3を上げると図2(b)に示すように他方側のヒンジ9,9を軸にして蓋体3を開放することができる。また、蓋体3の開閉方向を変更するには一方側のヒンジ9,9が嵌合した状態で同様の手順で他方側のヒンジ9,9の嵌合を解除することにより図3に示すように蓋体3を開放することができる。
【0015】
蓋体3を閉塞するには、開放された側の係合部6,6のつまみ部を6c,6c指で摘んで内側方向に弾性変形させ、蓋体3を回動させて対向する係合受部4,4の嵌合孔4a,4aに突起6a,6aを合わせた位置でつまみ部6c,6cから指を離して嵌合させることにより蓋体3を閉塞することができる。尚、係合部6の突起6aは角が丸められているので嵌合孔4a付近でつまみ部6cから指を離しても蓋体3をずらして係合部6と係合受部4を嵌合させることができる。
【0016】
また、トレイ本体2は長手方向の両側板2a,2a外面の左右下部に蓋体3の係合部6と同じ形状の係合部6が突設されている。これにより、トレイ本体2の下面を蓋体としてトレイ本体2を多段に積層することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る融着トレイは、光ファイバ心線の融着部と余長を収納する融着トレイにおいて、上面を開口したトレイ本体の長手方向の両側板外面の左右上部にトレイ本体の上面より上側に突出して長手方向に嵌合孔を有する係合受部を突設し、トレイ本体の上面開口を施蓋する蓋体の長手方向の両端縁に係合受部よりも内側に位置して係合受部の嵌合孔に嵌合する突起を外側方向に有する係合部を突設し、係合部と係合受部とでヒンジを構成して左右両開きに形成するとともに、係合部の先端を互いに近づく方向に延設し、この延設部の先端を折曲してつまみ部を形成し、つまみ部を指で摘むことにより係合部が弾性変形して係合部と係合受部との嵌合を解除可能に形成したことにより、蓋体が左右どちらからでも簡単に開閉でき、安価に製作することができるという効果がある。
【0018】
また、トレイ本体の長手方向の両側板外面の左右下部に係合受部よりも内側に位置する係合部を突設し、トレイ本体の下面を蓋体としてトレイ本体を多段に積層したことにより、部品点数を増加させることなく融着トレイを簡単に積層することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る融着トレイを示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る融着トレイの斜視図であり、(a)は蓋体を閉塞した状態を示し、(b)は蓋体を右開きに開放した様子を示す。
【図3】本発明に係る融着トレイの蓋体を左開きに開放した様子を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る融着トレイを多段に積層した様子を示す斜視図である。
【図5】従来の片開きタイプの融着トレイを示す斜視図である。
【図6】従来の両開きタイプの融着トレイを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 融着トレイ
2 トレイ本体
3 蓋体
4 係合受部
4a 嵌合孔
6 係合部
6a 突起
6b 延設部
6c つまみ部
9 ヒンジ
Claims (2)
- 光ファイバ心線の融着部と余長を収納する融着トレイにおいて、上面を開口したトレイ本体の長手方向の両側板外面の左右上部にトレイ本体の上面より上側に突出して長手方向に嵌合孔を有する係合受部を突設し、前記トレイ本体の上面開口を施蓋する蓋体の長手方向の両端縁に前記係合受部よりも内側に位置して前記係合受部の嵌合孔に嵌合する突起を外側方向に有する係合部を突設し、該係合部と前記係合受部とでヒンジを構成して左右両開きに形成するとともに、前記係合部の先端を互いに近づく方向に延設し、この延設部の先端を折曲してつまみ部を形成し、該つまみ部を指で摘むことにより前記係合部が弾性変形して前記係合部と前記係合受部との嵌合を解除可能に形成したことを特徴とする融着トレイ。
- 前記トレイ本体の長手方向の両側板外面の左右下部に前記係合受部よりも内側に位置する前記係合部を突設し、前記トレイ本体の下面を蓋体として前記トレイ本体を多段に積層したことを特徴とする請求項1に記載の融着トレイ。
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