JP4315202B2 - 電子打楽器、プログラムおよび電子打楽器の作動制御方法 - Google Patents

電子打楽器、プログラムおよび電子打楽器の作動制御方法 Download PDF

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本発明は、打撃振動を電気的に音信号に変換して出力する電子楽器に関する。
打撃振動を電気的に音信号に変換して出力する電子楽器(以下、電子打楽器)に、自動演奏機能を設けることが提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、打楽器音発生用の複数のパッドを有する自動演奏機能付き電子打楽器に、パッドに対する所定の態様の演奏(打撃)操作をトリガ演奏として予め記憶する記憶手段と、複数の自動演奏(伴奏)パターンの演奏順序の情報を予め記憶した演奏順序記憶手段と、演奏者によるパッドに対する演奏(以下、実演奏)と記憶手段に記憶されたトリガ演奏とを比較する比較手段と、比較手段による比較の結果、実演奏とトリガ演奏とが対応した場合には演奏順序記憶手段に記憶された情報に従って順次に自動演奏パターンを切り替える切り替え手段とを設けることが記載されている。この特許文献1に開示された自動演奏機能付き電子打楽器によれば、演奏者による演奏性を犠牲にすることなく、所望の態様で自動演奏による伴奏のパターンを切り替えることが可能になる。
特開2000−194371号公報
しかし、特許文献1に開示された技術では、打楽器音発生用のパッド(すなわち、演奏操作用のパッド)が、自動演奏パターンの変更を指示する際にも利用されるため、パターン変更のための打撃操作によって演奏操作が中断される場合や、演奏操作がトリガ演奏と偶然一致し誤って演奏パターンが切り替えられる場合がある。もっとも、演奏パターンの切り替えをスイッチなどの操作子で行えば、演奏パターンが誤って切り替えられることは回避されるが、その切り替え操作のために演奏操作が中断される場合があることに変わりはない。また、操作子等の扱いに不慣れな高齢者等には操作子による演奏パターンの切り替えは難しく、電子打楽器の演奏を充分に楽しむことができなくなる。また、特許文献1に開示された技術では、自動演奏される伴奏の演奏パターンが切り替えられるに過ぎず、演奏操作に応じて出力される楽器音そのものを切り替えるなど面白みのある演奏を行うことはできない。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、複数の発音モードを有する電子打楽器で、誤って発音モードが切り替えられることを回避しつつ、直感的でわかり易い操作で演奏を中断することなくモード切り替えを行うことを可能にするとともに、演奏の面白味を向上させることを可能にする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、第1の面へ加えられる振動を検出し、その振動波形を示す信号を出力する第1のセンサと、前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動を検出し、その振動波形を示す信号を出力する第2のセンサと、前記第1のセンサからの信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1のセンサからの信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで作動する発音制御手段と、前記第2のセンサからの信号を受け取る度に、その信号の波形が予め定められた波形に一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、前記発音制御手段の作動モードを他方の発音モードに切り替える切り替え手段とを有することを特徴とする電子打楽器、を提供する。
また、上記課題を解決するために、本発明は、第1の面へ加えられる振動を検出し、その振動波形を示す信号を出力する第1のセンサと、前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動を検出し、その振動波形を示す信号を出力する第2のセンサと、前記第1のセンサからの信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1のセンサからの信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで作動する発音制御手段と、前記第1の発音モードと前記第2の発音モードの各々に対応付けて、互いに異なる波形を示す波形データが書き込まれた記憶手段と、前記第2のセンサの出力信号の波形が前記記憶手段に記憶されている何れかの波形データの示す波形である場合に、前記発音制御手段の作動モードを該波形データに対応付けられた発音モードに切り替える切り替え手段とを有することを特徴とする電子打楽器、を提供する。
より好ましい態様においては、上記電子打楽器の記憶手段には、前記第2のモードに対応付けて互いに異なる波形を示すとともに、前記第1の発音モードに対応する波形とも異なる波形を示す波形データ、および互いに異なる楽曲データが記憶されており、前記切り替え手段は、前記発音制御手段の作動モードを前記第2のモードへ切り替える場合には、前記第2のセンサから受け取った信号の波形を示す波形データに対応付けて前記記憶手段に記憶されている楽曲データを前記発音制御手段に与え、該楽曲データにしたがった発音制御を実行させることを特徴とする。
また、別の好ましい態様においては、上記電子打楽器の第2の発音モードには、前記再生時間分の楽曲データの再生を完了するまでに前記第1のセンサから信号を受け取らなかった場合に、楽曲再生を停止するマニュアルモードと、前記再生時間が経過した時点のテンポで楽曲再生を継続する半自動モードの2つのモードがあり、前記記憶手段には、前記2つのモードに対応付けて互いに異なる波形を示す波形データが記憶されていることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、コンピュータ装置を、電子打楽器の第1の面へ加えられる振動の振動波形を示す第1の信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1の信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで前記電子打楽器を作動させる発音制御手段と、前記電子打楽器の前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動の振動波形を示す第2の信号を受け取る度に、該第2の信号の波形が予め定められた波形に一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、前記発音制御手段の作動モードを他方の発音モードに切り替える切り替え手段として機能させることを特徴とするプログラム、を提供する。
また、上記課題を解決するために、本発明は、コンピュータ装置を、電子打楽器の第1の面へ加えられる振動の振動波形を示す第1の信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1の信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで前記電子打楽器を作動させる発音制御手段と、前記電子打楽器の前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動の振動波形を示す第2の信号を受け取る度に、前記第1の発音モードと前記第2の発音モードの各々に対応付けて記憶装置に記憶されている波形データのうちの何れかの示す波形と前記第2の信号の波形とが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、前記発音制御手段の作動モードを該波形データに対応付けられた発音モードに切り替える切り替え手段として機能させることを特徴とするプログラム、を提供する。
また、上記課題を解決するために、本発明は、電子打楽器の第1の面へ加えられる振動の振動波形を示す第1の信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1の信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで前記電子打楽器を作動させる第1のステップと、前記電子打楽器の前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動の振動波形を示す第2の信号を前記第1のステップの実行過程で受け取る度に、該第2の信号の波形が予め定められた波形に一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、作動モードを他方の発音モードに切り替える第2のステップとを有することを特徴とする電子打楽器の作動制御方法、を提供する。
また、上記課題を解決するために、本発明は、電子打楽器の第1の面へ加えられる振動の振動波形を示す第1の信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1の信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで前記電子打楽器を作動させる第1のステップと、前記電子打楽器の前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動の振動波形を示す第2の信号を前記第1のステップの実行過程で受け取る度に、前記第1の発音モードと前記第2の発音モードの各々に対応付けて記憶装置に記憶されている波形データのうちの何れかの示す波形と前記第2の信号の波形とが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、作動モードを該波形データに対応付けられた発音モードに切り替える第2のステップとを有することを特徴とする電子打楽器の作動制御方法、を提供する。
本発明によれば、発音モードを切り替えることで演奏操作に応じて発音される音の音色などの発音態様が替るため、多様な演奏を楽しむことが可能になり、演奏の面白味が向上する。また、本発明によれば、演奏のための打撃面とモード切り換えのための打撃面とが異なっているため、演奏のための打撃操作で発音モードが誤って切り替えられることが回避されるとともに、その切り替え操作が演奏操作の妨げとなることはない。また、本発明によれば、発音モードの切り替えを、モード変更用の打撃面に対する打撃といった直感的で判り易い操作で行うことが可能であるため、スイッチ操作等に不慣れな高齢者等であっても、電子打楽器の多様な演奏を手軽に楽しむことが可能になる。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(A:構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る電子打楽器10の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、電子打楽器10は、ギターの胴体部分のような形状で中空の本体110と伸縮自在に構成された脚部120とを有している。図1に示すように、本体110の正面板の裏面には、楽音演奏用センサ210aおよび210bが互いに異なる位置に貼り付けされている。また、本体110の左側の側板の上方には、モード変更用センサ220が裏面に貼り付けられている。楽音演奏用センサ210a、210bおよびモード変更用センサ220は、例えばピエゾセンサであり、各々が貼り付けられている板面の振動を電気信号に変換して出力する。なお、本実施形態では、2つの楽音演奏用センサを用いる場合について説明するが、楽音演奏用センサを1だけ用いるとしても良く、また、3つ以上の楽音演奏用センサを用いるとしても良い。
図2は、電子打楽器10の使用態様の一例を示す図である。図2に示すように、電子打楽器10の演奏を行う際には、ユーザは、脚部120の長さを適宜調節して電子打楽器10を床に起立させ、椅子(図2では図示省略)等に腰掛けた状態でその両腿で本体110の湾曲部分を挟んで保持し、本体110の正面(以下、演奏面)を手やスティックで打撃したり、擦ったりすることによりその演奏を行う。このような演奏操作が行われると、電子打楽器10の正面板にはその演奏操作に応じた振動が生じ、その振動に応じた電気信号が楽音演奏用センサ210aおよび210bから出力される。本実施形態に係る電子打楽器10においては、楽音演奏用センサ210aおよび210bから出力される電気信号を音信号に変換してスピーカへ出力することで、ユーザの演奏操作に応じた音が上記スピーカから出力されるのである。
より詳細に説明すると、電子打楽器10は、アナログ発音モードおよびMIDI(Musical Instruments Digital
Interface)発音モードの2種類の発音モードで動作するように構成されている。ここで、アナログ発音モードとは、楽音演奏用センサ210aおよび210bから出力される電気信号に増幅やフィルタ処理を施してスピーカに与えることにより演奏音(すなわち、打撃振動を電気的に増幅した信号音)を再生する発音モードである。一方、MIDI発音モードには、打撃振動に応じた強さでMIDI音源部から電子合成音を単音で発音するモード(MIDI単音発音モード)と、MIDI形式の楽曲データに従って演奏音を再生する発音モード(楽曲の演奏再生モード)の2つがある。後者の楽曲の演奏再生モードでは、電子打楽器10は、楽音演奏用センサ210aおよび210bから電気信号が出力される(すなわち、演奏面が叩かれる)毎に出力間隔(或いは信号強度でも良い)に応じたテンポで所定時間(例えば、1拍)分ずつ楽曲データを音信号に変換してスピーカに与え、演奏音を再生する。そして、この電子打楽器10は、本体110の側板のモード変更用センサ220が設けられている付近を打撃することで、モード切り換えを指示することができるように構成されている。以下、上記2つの発音モードによる演奏音の再生および発音モードの切り換えを実現するための構成、すなわち、電子打楽器10の電気的構成について説明する。
図3は、電子打楽器10の電気的構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、電子打楽器10は、前述した楽音演奏用センサ210aおよび210b、モード変更用センサ220の他に、センサインタフェース部230、音信号出力部240、制御部250、記憶部260、および、これら構成要素間のデータ授受を仲介するバス270を有している。
センサインタフェース部230には、楽音演奏用センサ210aおよび210b、モード変更用センサ220が各々異なるポートに接続されている。センサインタフェース部230は、各センサから受け取った電気信号の信号レベルが所定の閾値以上である場合にその電気信号にA/D変換を施し、その変換結果であるデータ(以下、操作内容データ)にその電気信号の出力元であるセンサを一意に識別するセンサ識別子を付与して制御部250に引き渡す。ここで、各センサから受け取った電気信号の信号レベルが所定の閾値以上である場合に、そのA/D変換を行うこととした理由は以下の通りである。ユーザが電子打楽器10の楽音演奏用センサ210aまたは210b付近を打撃することにより正面板に振動が生じると、その振動が減衰しつつ側板に伝わり、側面板の微弱振動としてモード変更用センサ220によって検出される場合がある。同様に、ユーザがモード変更用センサ220付近を打撃した場合も、その振動が減衰しつつ正面板に伝わり、正面板の微弱振動として楽音演奏用センサ210aや210bで検出される場合もある。上記閾値によるデータ出力制御は、係る微弱振動による影響(即ち誤検出)を回避するためである。なお、別の好ましい態様においては、楽音演奏用センサ210aや210bおよびモード変更用センサ220の感度を適宜調整することで上記微弱振動を検出させないようにしても良く、また、本体110を構成する正面板と側板の接合部分に、例えばゴムなどで形成した緩衝材を挟み込み、一方の振動が他方へ伝播しないようにしても良い。
音信号出力部240は、図3に示すように、MIDI−I/O部240aとMIDI音源部240bとを含んでいる。MIDI−I/O部240aは、制御部250による制御下で、MIDI形式の楽曲データにしたがってMIDIイベントを生成しMIDI音源部240bに送信する。MIDI音源部240bは、MIDI−I/O部240aから受け取ったMIDIイベントにしたがって音信号を生成しスピーカ(図示省略)へ出力する。
制御部250は、例えばMPU(Micro Processor Unit)であり、記憶部260に記憶されている制御プログラムにしたがって作動し、電子打楽器10の制御中枢として機能する。この制御プログラムにしたがって作動している制御部250が実行する処理については後に詳細に説明する。記憶部260は、図3に示すように、揮発性記憶部260aと不揮発性記憶部260bとを含んでいる。揮発性記憶部260aは、例えばRAM(Random Access Memory)であり、上記制御プログラムを実行する際のワークエリアとして制御部250により利用される。例えば、揮発性記憶部260aには、再生対象の楽曲データがロードされ、現在の発音モードを示すモード識別子が所定領域に記憶される。なお、係る所定領域には、電子打楽器10の電源(図示省略)が投入された時点で、初期設定としてアナログ発音モードを示すモード識別子が制御部250によって書き込まれる。一方、不揮発性記憶部260bは、例えばEEPROM(Electronically Erasable and
Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。この不揮発性記憶部260bには、上記制御プログラムの他に各種データが記憶されている。不揮発性記憶部260bに記憶されているデータの一例としては、MIDI発音モードでの演奏音の再生に用いるMIDI形式の楽曲データと、発音モードの切り換え処理に利用される発音モード管理テーブルとが挙げられる。
図4は、発音モード管理テーブルの一例を示す図である。図4に示すように発音モード管理テーブルには、上述した2種類の発音モードの各々を識別するモード識別子に対応づけて、各々異なる打撃パターンを示す打撃パターンデータが格納されている。図4の例では、アナログ発音モードを示すモード識別子には、本体110の側板を“タタ”(16分音符2回)と叩いた場合にモード変更用センサ220から出力される電気信号の波形を示す打撃パターンデータが格納されており、MIDI発音モードを示すモード識別子には、同側板を“タタタ”(16分音符3回)と叩いた場合にモード変更用センサ220から出力される電気信号の波形を示す打撃パターンデータが格納されている。この発音モード管理テーブルの格納内容は、制御部250が制御プログラムにしたがって発音モードの切り替えを行う際に利用される。
以上が電子打楽器10の構成であるが、別の好ましい態様においては、例えば、LEDや液晶ディスプレイなどの構成した表示部、USBメモリやフラッシュメモリなどの記録媒体を接続するメモリインタフェース部、他の電子機器と通信するための通信インタフェース部などを電子打楽器10の電気的構成に追加しても良い。上記表示部を追加する態様にあっては、上記所定領域に記憶されているモード識別子の示す発音モードをその表示部に表示させ、その時点の発音モードをユーザに認知させることが可能になる。また、メモリインタフェース部を追加する態様にあっては、そのメモリインタフェース部に接続されている記録媒体から楽曲データを読み出して不揮発性記憶部260bに記憶させることが可能になり、また、通信インタフェース部を追加する態様にあっては、その通信インタフェース部に接続されている他の電子機器から楽曲データ等を取得することが可能になる。
(B:動作)
次いで、電子打楽器10が行う動作について説明する。
電子打楽器10の演奏を所望するユーザは、まず、電子打楽器10の電源(図示省略)を投入する。電源が投入されると、制御部250は、即座に、制御プログラムを不揮発性記憶部260bから読み出し、その実行を開始するとともに、揮発性記憶部260a内の所定領域にアナログ発音モードを示すモード識別子を書き込む。そして、ユーザが、電子打楽器10を図2に示すように保持して、その右手で電子打楽器10の演奏面を打撃する演奏操作を行うと、その打撃により演奏面に生じた振動は楽音演奏用センサ210aおよび210bによって電気信号に変換されセンサインタフェース部230に引き渡される。この電気信号を受け取ったセンサインタフェース部230は、その電気信号にA/D変換を施して操作内容データを生成し、さらに、その出力元であるセンサを一意に示すセンサ識別子を付与して制御部250に引き渡す。
図5は、前述した制御プログラムにしたがって制御部250が行う動作の流れを示すフローチャートである。図5に示すように、制御部250は、センサインタフェース部230から操作内容データを受信すると(ステップSA100:Yes)、そのデータに付与されているセンサ識別子に基づいて、演奏操作が為されたのか否かを判定する(ステップSA110)。具体的には、制御部250は、センサインタフェース部230から受信した操作内容データに付与されているセンサ識別子が楽音演奏用センサ210aまたは210bのものであれば、演奏操作が為されたと判定し、逆に、そのセンサ識別子がモード変更用センサ220のものであれば、モード変更操作が為されたと判別する。前述したように、本動作例で制御部250が受け取る操作内容データには、楽音演奏用センサ210aまたは210bのセンサ識別子が付与されているのであるから、ステップSA110の判定結果は“Yes”になる。
ステップSA110の判定結果が“Yes”である場合、制御部250は、演奏操作が為された時点の発音モードを揮発性記憶部260aの所定領域に格納されている発音モードデータを参照して特定する(ステップSA120)。本動作例では、揮発性記憶部260aの所定領域の格納内容は、その初期設定が為された状態のままである(すなわち、アナログ発音モードを示しモード識別子が格納されている)。したがって、制御部250は、“上記演奏操作が為された時点の発音モードはアナログ発音モードである”と特定する。以降、制御部250は、ステップSA120にて特定した発音モードとステップSA100にて受信した操作内容データとにしたがった楽音の発生を行い(ステップSA130)、電源切断を指示されるまで(ステップSA160)、ステップSA100以降の処理を繰り返し実行する。本動作例では、ステップSA120にて特定される発音モードはアナログ発音モードであるから、制御部250は、ステップSA100にて受信した操作内容データに増幅処理等を施し、さらに、D/A変換等を施してスピーカへ供給する処理を上記ステップSA130で実行する。その結果、上記スピーカからは、ユーザの打撃操作により生じた振動波形を電気的に増幅した音が出力されることになる。このようなアナログ発音モードでの電子打楽器10の演奏では、楽音演奏用センサ210aおよび210bの貼り付け箇所とユーザが打撃した箇所との距離関係、打撃強度および打撃のテンポや打撃方法(叩く、擦る)などに応じて多様な演奏音がスピーカから出力されるため、ユーザは打撃態様(演奏態様)に応じた演奏音の変化を楽しむことができる。
以上に説明した状況(すなわち、ユーザが右手による演奏操作を継続している状況)下で、ユーザが本体110の側面のモード変更用センサ220が配置されている付近を左手で“タタタ”と打撃すると、その打撃により側板に生じた振動はモード変更用センサ220によって電気信号へ変換され、さらに、センサインタフェース部230によって操作内容データに変換されて制御部250に引き渡される。このようにして制御部250に引き渡される操作内容データには、モード変更用センサ220を示す識別子が付与されているため、ステップSA110の判定結果は“No”になる。この場合、図5に示すように、制御部250は、前述したステップSA120およびステップSA130に代えて、ステップSA140およびステップSA150の処理を実行する。本動作例でモード変更用センサ220のセンサ識別子が付与されていた操作内容データは、“タタタ”という16分音符3回分の打撃を示すデータであり、この打撃パターンに対応付けて発音モード管理テーブルに格納されているモード識別子は、MIDI発音モードのモード識別子である。したがって、制御部250は、“変更先モードはMIDI発音モードである”と特定する。
そして、制御部250は、再生対象の楽曲データを揮発性記憶部260aにロードするとともに発音モードをステップSA140にて特定した変更先モードに切り替え(ステップSA150)、電源切断を指示されるまでステップSA100以降の処理を繰り返し実行する。より詳細には、制御部250は、ステップSA140にて特定したモード識別子(すなわち、MIDI発音モードのモード識別子)で、揮発性記憶部260a内の所定領域の格納内容を上書きすることで、上記モード切り替えを実行する。以降、制御部250は、上記モード切り替え処理を完了した後も、演奏操作を示す操作内容データ(すなわち、楽音演奏用センサ210aまたは210bのセンサ識別子が付与されている操作内容データ)を受け取る度に、前述したステップSA120およびSA130の処理を実行するのであるが、発音モードがMIDI発音モードへ切り替えられているため、ステップSA130にて以下の処理を実行する。すなわち、制御部250は、揮発性記憶部260aにロードされた楽曲データにしたがってMIDI−I/O部240aを制御し、一拍分のMIDIイベントをMIDI音源部240bに与える処理を、演奏操作を示す操作内容データを受け取る時間間隔に応じたテンポ(例えば、間隔が短いほど早いテンポ)で実行させる。その結果、電子打楽器10に接続されているスピーカからは、上記楽曲データの示す楽音が、ユーザが打撃面の打撃を行う毎に1拍分ずつその打撃の時間間隔に応じたテンポで出力されることになる。
以上説明したように、本実施形態に係る電子打楽器10においては、演奏のための打撃面とモード切り換え指示のための打撃面とが異なるため、誤って発音モードが切り替えられることが回避されるといった効果を奏する。加えて、本実施形態に係る電子打楽器10によれば、ユーザは右手による本体110の表面を打撃する演奏操作を継続しつつ、左手で本体110の側板を打撃してモード切り換えを指示すること、すなわち、演奏を中断することなく発音モードの切り替えを行うことが可能になるといった効果を奏する。さらに、本実施形態に係る電子打楽器10によれば、自動演奏される伴奏の演奏パターンを切り替えるのではなく、演奏操作に応じた発音モード(発音態様)の切り換えを行うため、多様な演奏を楽しむことが可能になり、演奏の面白味が向上するといった効果も奏する。
(C:他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、係る実施形態に以下に述べる変形を加えても勿論良い。
(1)本発明に係る電子打楽器の本体部分の形状は、ギターの胴体部分のような形状に限定されるものではなく、打楽器としてのアナログ発音が可能な形状であれば、どのような形状であっても良い。また、本発明に係る電子打楽器の使用態様は、図2に示す態様には限定されず、演奏者の自由な創意に基づいて、例えば、椅子に腰掛けた演奏者が、その電子打楽器の正面を上にして机や腿の上に置いた状態で使用する態様であっても良いし、腕に挟んだり、胸に抱いたりして演奏しても良い。なお、このような使用態様での使用を前提とする場合、脚部120を設けておく必要がないことは言うまでもない。また、電子打楽器10の本体110は中空でなくても良い。即ち、演奏者の打撃操作により電子打楽器の本体が振動し、この振動波形を電気的に増幅することで発音できれば良い。例えば中実の振動体(木琴の音板のような振動体等)を有する電子打楽器でも良い。また、楽音演奏用センサ210aや210bは本体110の正面板の裏面に貼り付けられており、モード変更用センサ220は本体110の側板の裏面に貼り付けられているのであるから、演奏またはモード変更のために好適な打撃箇所(すなわち、各センサに対応する表面の位置)を示すマーク等を、本体110の表面に付与しても良い。
(2)モード変更のためのセンサの貼り付け位置は、電子楽器の本体の側板に限定されるものではなく、演奏動作では打撃しない場所や通常の演奏動作では打撃し難い場所など通常の演奏動作で打撃する場所と区別し易い場所であれば良い。
(3)上述した実施形態では、本体110の側板を予め定められた打撃パターンで打撃することで、発音モードの切り替えを指示する場合について説明した。しかし、発音モードの切り替えの他に電源のオン/オフや発音モード管理テーブルの更新などを上記打撃で指示するようにしても勿論良い。また、多様な指示を打撃で与えることを可能とするため、複数のモード変更用センサを互いに異なる位置に設け、それら複数のセンサに対する打撃の組み合わせで各種指示を与えても良い。なお、複数のモード変更用センサを設ける態様にあっては、それら複数のセンサの各々が、楽音演奏用センサとは異なる位置に設けられている必要があることは言うまでもない。
(4)上述した実施形態では、電子打楽器10が有する2種類の発音モードの各々を示すモード識別子と各々固有の打撃パターンを示すデータとが対応付けて格納された発音モード管理テーブルを参照することにより発音モードの切り替えを行う場合について説明した。しかし、上記2種類の発音モードの何れか一方で作動している状況下で、所定の打撃パターン(例えば、1回の打撃操作“タン”)で電子打楽器10を打撃するとともに、モード変更用センサ220のセンサ識別子が付与されている操作内容データを受信する度に、他方の発音モードに切り替える処理(すなわち、発音モードのトグル切り替え)を制御部250に実行させても良い。なお、このような態様にあっては、発音モード管理テーブルが必須ではないことは言うまでもなく、演奏者によるモード切り替え操作や制御部の動作処理が簡潔なものとなる。
(5)上述した実施形態では、電子打楽器10の発音モードとして、アナログ発音モードとMIDI発音モードの2種類がある場合について説明した。しかし、MIDI発音モードとして、再生時間分の楽曲データの再生を完了するまでに楽音演奏用センサから信号を受け取らなかった場合に、楽曲生成を停止するマニュアルモードと、その時点のテンポで再生を継続する半自動モードの2種類のモードを設けても良い。このようなことは、図4に示す発音モード管理テーブルに代えて、図6に示す発音モード管理テーブルを不揮発性記憶部260bに記憶させておくことで実現される。
また、上述した実施形態では、MIDI発音モードにおいては、ユーザの演奏操作に応じて所定の楽曲データを所定時間分ずつ再生する場合について説明したが、MIDI発音モードにて再生する楽曲を、予め定められた複数の楽曲の中からユーザに選択させても良く、以下の態様により実現可能である。まず、図4に示す発音モード管理テーブルに代えて、図7に示す発音モード管理テーブルを不揮発性記憶部260bに記憶させておく。図7に示す発音モード管理テーブルは、MIDI発音モードを示すモード識別子が複数格納されているとともに、その各々に対応付けて互いに異なる打撃パターンを示す打撃パターンデータと互いに異なる楽曲データ(MIDI形式の楽曲データ)とが格納されている点で、図4に示す発音モード管理テーブルと異なる。そして、図5のフローチャートに示す処理のステップSA110の判定結果が“No”である場合(すなわち、モード変更操作が為されたと判定した場合)に実行されるステップSA150の処理にて、センサインタフェース部230から受け取った操作内容データの示す打撃パターンに対応付けて発音モード管理テーブル(図7)に格納されているモード識別子および楽曲データを読み出し、そのモード識別子を揮発性記憶部260aの所定領域に書き込むとともに、その楽曲データを再生対象データとして揮発性記憶部260aにロードする処理を制御部250に実行させるようにすれば良い。このような態様にあっては、図7に示す発音モード管理テーブルに格納させておく複数の楽曲データとして、ある楽曲のピアノによる演奏音、ギターによる演奏音など各々異なる楽器による演奏音の楽曲データを用いるようにすれば、電子打楽器10を用いて多様な種類の楽器音(音色)による演奏を楽しむことが可能になる。また、上記複数の楽曲データに代えて、ある楽曲のメインパートの演奏音やコーラスパートの演奏音など各複数パートの演奏音を示す楽曲データを用いるようにすれば、複数のユーザの各々が電子打楽器10を用いて各パートを演奏することにより、合奏を楽しむことが可能になる。
また、複数種類の楽曲データを記憶させておくことにより、多様な音色や多用なパートまたはそれらの組み合わせによる演奏を可能にする態様にあっては、図8に示すように、発音モード管理テーブルの格納内容を階層化し、例えば、第1階層については8分音符(“タン”)の打撃回数で指示し、第2階層については16分音符(“タ”)の打撃回数で指示し、第3階層については4分音符の打撃回数で指示するようにすれば良い。例えば、発音モードとして、MIDI発音モードを選択し、音色としてピアノ音を指定する場合には、電子打楽器10の側板に対して、8分音符2回、16分音符1回、4分音符1回の打撃を順次行えば良い。なお、階層毎にその選択内容を決定すること、または、選択を取り消すことを示す所定の打撃パターンを定めても良く、この場合には、8分音符2回、決定操作、16分音符1回、決定操作、4分音符1回、決定操作の打撃を順次行うことで、発音モードとしてMIDI発音モードを選択し、音色としてピアノ音を指定することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る電子打楽器10の外観を示す図である。 同電子打楽器10の使用の態様を示す図である。 同電子打楽器10の電気的構成を示す図である。 同電子打楽器10の不揮発性記憶部260bに記憶されている発音モード管理テーブルの一例を示す図である。 同電子打楽器10の制御部250が制御プログラムにしたがって行う動作の流れを示すフローチャートである。 変形例に係る発音モード管理テーブルの一例を示す図である。 変形例に係る発音モード管理テーブルの一例を示す図である。 変形例に係る発音モード管理テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
10…電子打楽器、110…本体、120…脚部、210a,210b…楽音演奏用センサ、220…モード変更用センサ、230…センサインタフェース部、240…音信号出力部、240a…MIDI−I/O部、240b…MIDI音源部、250…制御部、260…記憶部、260a…揮発性記憶部、260b…不揮発性記憶部、270…バス。

Claims (8)

  1. 第1の面へ加えられる振動を検出し、その振動波形を示す信号を出力する第1のセンサと、
    前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動を検出し、その振動波形を示す信号を出力する第2のセンサと、
    前記第1のセンサからの信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1のセンサからの信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで作動する発音制御手段と、
    前記第2のセンサからの信号を受け取る度に、その信号の波形が予め定められた波形に一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、前記発音制御手段の作動モードを他方の発音モードに切り替える切り替え手段と
    を有することを特徴とする電子打楽器。
  2. 第1の面へ加えられる振動を検出し、その振動波形を示す信号を出力する第1のセンサと、
    前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動を検出し、その振動波形を示す信号を出力する第2のセンサと、
    前記第1のセンサからの信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1のセンサからの信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで作動する発音制御手段と、
    前記第1の発音モードと前記第2の発音モードの各々に対応付けて、互いに異なる波形を示す波形データが書き込まれた記憶手段と、
    前記第2のセンサの出力信号の波形が前記記憶手段に記憶されている何れかの波形データの示す波形である場合に、前記発音制御手段の作動モードを該波形データに対応付けられた発音モードに切り替える切り替え手段と
    を有することを特徴とする電子打楽器。
  3. 前記記憶手段には、前記第2のモードに対応付けて互いに異なる波形を示すとともに、前記第1の発音モードに対応する波形とも異なる波形を示す波形データ、および互いに異なる楽曲データが記憶されており、
    前記切り替え手段は、前記発音制御手段の作動モードを前記第2のモードへ切り替える場合には、前記第2のセンサから受け取った信号の波形を示す波形データに対応付けて前記記憶手段に記憶されている楽曲データを前記発音制御手段に与え、該楽曲データにしたがった発音制御を実行させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子打楽器。
  4. 前記第2の発音モードには、前記再生時間分の楽曲データの再生を完了するまでに前記第1のセンサから信号を受け取らなかった場合に、楽曲再生を停止するマニュアルモードと、前記再生時間が経過した時点のテンポで楽曲再生を継続する半自動モードの2つのモードがあり、前記記憶手段には、前記2つのモードに対応付けて互いに異なる波形を示す波形データが記憶されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子打楽器。
  5. コンピュータ装置を、
    電子打楽器の第1の面へ加えられる振動の振動波形を示す第1の信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1の信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで前記電子打楽器を作動させる発音制御手段と、
    前記電子打楽器の前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動の振動波形を示す第2の信号を受け取る度に、該第2の信号の波形が予め定められた波形に一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、前記発音制御手段の作動モードを他方の発音モードに切り替える切り替え手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  6. コンピュータ装置を、
    電子打楽器の第1の面へ加えられる振動の振動波形を示す第1の信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1の信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで前記電子打楽器を作動させる発音制御手段と、
    前記電子打楽器の前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動の振動波形を示す第2の信号を受け取る度に、前記第1の発音モードと前記第2の発音モードの各々に対応付けて記憶装置に記憶されている波形データのうちの何れかの示す波形と前記第2の信号の波形とが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、前記発音制御手段の作動モードを該波形データに対応付けられた発音モードに切り替える切り替え手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  7. 電子打楽器の第1の面へ加えられる振動の振動波形を示す第1の信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1の信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで前記電子打楽器を作動させる第1のステップと、
    前記電子打楽器の前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動の振動波形を示す第2の信号を前記第1のステップの実行過程で受け取る度に、該第2の信号の波形が予め定められた波形に一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、作動モードを他方の発音モードに切り替える第2のステップと
    を有することを特徴とする電子打楽器の作動制御方法。
  8. 電子打楽器の第1の面へ加えられる振動の振動波形を示す第1の信号を増幅してスピーカへ供給する第1の発音モードと、前記第1の信号を受け取る度にその出力間隔またはその信号強度に応じて定まるテンポで所定の再生時間分ずつ楽曲データを再生して音信号を生成し、該音信号を前記スピーカへ供給する第2の発音モードのうち、予め設定された方の発音モードで前記電子打楽器を作動させる第1のステップと、
    前記電子打楽器の前記第1の面とは異なる第2の面へ加えられる振動の振動波形を示す第2の信号を前記第1のステップの実行過程で受け取る度に、前記第1の発音モードと前記第2の発音モードの各々に対応付けて記憶装置に記憶されている波形データのうちの何れかの示す波形と前記第2の信号の波形とが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、作動モードを該波形データに対応付けられた発音モードに切り替える第2のステップと
    を有することを特徴とする電子打楽器の作動制御方法。
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