JP4315095B2 - アナログ乗、除算回路およびそれらを用いた電力装置 - Google Patents

アナログ乗、除算回路およびそれらを用いた電力装置 Download PDF

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Description

本発明は各種電子機器に用いられるアナログ乗、除算回路およびそれらを用いた電力装置に関するものである。
以下、従来の乗除算回路について図面を参照しながら説明する。
図9は従来の乗除算回路であり、この回路で乗除算ができることは、次式より明らかである。
Figure 0004315095
なお、図9において、1は集積回路(以下、ICという)を示し、2はトランスコンダクタンスアンプ(以下、T/C AMPという)を示しており、IC1は、T/C AMP2と一対のPN接合素子4とから構成されているとともに、7つの端子、すなわち第1の電源端子(Vcc端子)と、第2の電源端子(−Vcc端子)と、第1の入力端子(INV端子)と、第2の入力端子(NI端子)と、第3の入力端子(BIAS端子)と、第4の入力端子(DB端子)と、出力端子(OUT端子)を有している。
また、DB端子には定電流源IDが入力され、INV端子には、定電流源IDの1/2IDを正確に作って信号入力電流源Ixとともに加算して入力されるように構成されている。
また、T/C AMP2は、4つのカレントミラー5a〜5dと2つのトランジスタQ1,Q2とから構成されているとともに、一対のPN接合素子4は、2つのダイオードD1,D2とから構成されている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、非特許文献1が知られている。
CQ出版社「トランジスタ技術」2004年8月号 第223〜228頁
しかしながら、従来の構成では第1の課題として、IC1に定電流源IDを入力するための端子として、どうしてもDB端子が必要となり、IC1としては最低7本端子が必要となる。ところが、ICパッケージとしては、偶数ピンが標準であり、7ピンの標準パッケージはないため、8ピンの標準パッケージを使用せざるを得ない状況であった。
近年の各種電子機器は、超軽量、超コンパクトの要求が強く、ICパッケージが8ピンになるか、6ピンになるかは、非常に大きな差となり、またこの程度の集積度のICではチップ面積に対してパッド面積の占める率が高くなるため、パッド数(ピン数)の8ピン、6ピンの差はチップ面積にも大きく影響してくるものであり、歩留まり、コストにも大きく反映されてしまうものであった。
また、第2の課題として、定電流源IDに対し正確な定電流源1/2IDを作り、信号入力電流源Ixを加算してINV端子に流入させなければならず、定電流源IDに対し正確な定電流源1/2IDを作る回路が必要となり、回路が煩雑になってしまうものであった。
もし、正確な定電流源1/2IDを作ることができない、あるいは1/2の精度がでないと、T/C AMPの入力にオフセットが生じてしまい、乗除算機能に大きな誤差が生じて乗除算機能そのものが失われる可能性があった。また、それを防止するためにはオフセット調整用のポテンショメータが必要となり、部品点数の増加、ポテンショメータに可動部があることによる実装自由度の低下、調整工数の増加、コストの増大等を招くものであった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、非常に簡単な構成により、乗算回路、除算回路を実現することを目的にするものである。
この目的を達成するために、本発明の乗算回路は、電源Vccの一端から他端に向けて、電圧降下素子3と、一対のPN接合素子4の各素子D1,D2に一対の分流素子R1,R2がそれぞれ直列に接続され、かつその直列回路が並列に配置された回路と、定電流源IDとを順に直列接続し、前記一対の分流素子の一方R1に並列に第1の信号入力電流源Ixを印加するとともに、前記一対のPN接合素子4の各素子D1,D2と前記一対の分流素子R1,R2とのそれぞれの接続点の電位をトランスコンダクタンスアンプ2の差動入力として印加し、前記トランスコンダクタンスアンプ2の差動アンプ初段トランジスタQ1,Q2の共通エミッタの電流をカレントミラー5cを介して第2の信号入力電流源Iyより供給するとともに、前記定電流源IDの電流値を一定に保つことにより、前記第1の信号入力電流源Ixの電流値と前記第2の信号入力電流源Iyの電流値との積の値を前記トランスコンダクタンスアンプ2の出力から得ることを特徴とする構成を有している。
また、本発明の除算回路は、電源Vccの一端から他端に向けて、電圧降下素子3と一対のPN接合素子4の各素子D1,D2に一対の分流素子R1,R2がそれぞれ直列に接続され、かつその直列回路が並列に配置された回路と、第1の信号入力電流源IDとを順に直列接続し、前記一対の分流素子の一方R1に並列に第2の信号入力電流源Ixを印加するとともに、前記一対のPN接合素子4の各素子D1,D2と前記一対の分流素子R1,R2とのそれぞれの接続点の電位をトランスコンダクタンスアンプ2の差動入力として印加し、前記トランスコンダクタンスアンプ2の差動アンプ初段トランジスタQ1,Q2の共通エミッタの電流をカレントミラー5を介して定電流源Iyより供給するとともに、前記定電流源Iyの電流値を一定に保ち、前記第2の信号入力電流源Ixの電流値を前記第1の信号入力電流源IDの電流値で除算した値を前記トランスコンダクタンスアンプ2の出力から得ることを特徴とする構成を有している。
本発明によれば、非常に簡単な回路構成で従来のDB端子が不要の乗算回路および除算回路を形成することができるとともに、従来のような正確な1/2IDを作ることやオフセット調整用のポテンショメータを設ける必要がなくなり、小型で低コストの乗算回路および除算回路を実現することができるものである。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1の乗除算回路について、図面を参照しながら説明する。なお、従来の構成と同様の構成については、同一符号を付すとともに、その説明を省略する。
図1は本発明の実施の形態1における乗除算回路の構成を示す回路図であり、従来と大きく異なる点は、従来のDB端子が不要となっている点である。
図1において、10はICを示し、T/C AMP2と、電圧降下素子3と、一対のPN接合素子4とから構成されており、6つの端子、すなわちVcc端子、INV端子、NI端子、BIAS端子、OUT端子、GND端子を有している。
PN接合素子4は2つのダイオードD1,D2からなり、それぞれINV端子およびNI端子を介して一対の分流素子R1,R2と直列に接続されており、さらにそれらが直列に定電流源IDに接続されている。また、分流素子R1には、並列に第1の信号入力電流源Ixが接続されているとともに、一対のダイオードD1,D2と一対の分流素子R1,R2との接続点の電位がT/C AMP2の差動入力として印加されるように接続されている。
また、T/C AMP2の差動アンプの初段トランジスタQ1,Q2の共通エミッタの電流が、カレントミラー5cを介して第2の信号入力電流源Iyより供給されるように接続されているとともに、定電流源IDの電流値を一定に保つように(除算回路の場合、IDは第1の信号入力電流源となるように)構成されている。
これにより、第1の信号入力電流源Ixの電流値と2つの信号入力電流源Iyの電流値との積の値を、T/C AMP2の出力から得ることができ、乗算回路を実現している。
この実施の形態1においても、ID1とID2の和(ID)を一定に保ち、かつ一対の分流素子R1,R2の働きによりIx=0のときID1,ID2が等しくなり、IDの1/2となるので、従来例と同じく上記した(1)〜(7)式により乗算機能が得られることがわかる。
一方、Iyを定電流源とし、第1の信号入力電流源ID、第2の信号入力電流源Ixとしたとき、IxをIDで除算した値をIoutより得ることができ、除算回路を実現することができる。動作原理は従来例と同じく、上記した(1)〜(7)式により除算機能が得られることがわかる。
ここで、一対のダイオードD1,D2および一対のトランジスタQ1,Q2の各素子は、正確な乗除算を行うには同一温度にしておく必要があり、同一のシリコン基板上に配置することが望ましく、IC化することが最も簡単でかつ効果的である。
また、重要なことはこの一対のPN接合素子4は、特性ができるだけ等しく、ジャンクション温度もできるだけ等しいものが良く、従って、IC化してICの内部に存在させるのが最適である。
以上のように、本実施の形態によれば、IC10が6ピン構成となるので、ICとしては最小のパッケージ(小信号トランジスタと同形状)となり、電子機器の軽薄短小化の要求に対して非常に有効となるものである。また、ピン数(パッド数)が6ピンとなることにより、チップ面積が8ピンのものに比べて非常に小さくなり、歩留まり、コスト面でも非常に有利となるものである。
さらに、本実施の形態によれば、従来のような正確な1/2IDを作る必要がなくなり、シンプルな一対の分流素子(インピーダンスの等しい抵抗2本で可)でその機能を実現することができるものである。また、インピーダンスが等しければ、T/C AMP2の入力にオフセットが生じることがないため、従来のような乗除算機能に大きな誤差が生じたり、乗除算機能そのものが失われたりする心配がなくなるとともに、それを防止するためのオフセット調整用のポテンショメータも必要がなくなり、部品点数の削減、実装自由度の拡大、調整工数の削減、コストダウン等が可能となり、その価値は非常に大きいものである。
次に図2は、T/C AMP2および電圧降下素子3の具体的な構成例であり、PN接合素子4のダイオードD1,D2はICでダイオードを構成する場合、実際にはトランジスタをダイオード接続するのが通常であるため図のような接続となる。
図2において、T/C AMP2は、4つのカレントミラー5a〜5dと2つのトランジスタQ1,Q2とから構成されており、1つのカレントミラーは3つのトランジスタQ5,Q6,Q7から構成されており、その接続構成は図の通りである。
電圧降下素子3は、次段のT/C AMP2の入力(Q1,Q2のベース)に適切な電位を与える役割を果たすものであり、順方向電圧降下を利用した2つのトランジスタQ8,Q9の間に、インピーダンス素子としての抵抗R3を接続した構成であるが、電圧を降下させるものであればゼナーダイオード等でも良い。
なお、PN接合素子4の他の構成例としては、図3のような一対のトランジスタQ3,Q4を用いても実現することができる。
次に図4は、電圧降下素子3、一対のPN接合素子4、一対の分流素子R1,R2、電流源IDの配列を、図1の配列と逆にしたものであり、それ以外の点は同じ構成である。このような配列にしても、図1と同様の効果が得られる。
次に図5は、定電流源(除算回路の場合は第1の信号入力電流源)IDおよび第1の信号入力電流源(除算回路の場合は第2の信号入力電流源)Ixの具体的な構成例である。第1の信号入力電流源Ixを得るために、信号入力電圧源VxをトランジスタTrxのベースとTrdのベース間に印加し、Rxを図のように配置することにより、Rxの両端にVxと同電圧の電圧降下を発生させ、第1の信号入力電流源IDを得ることができる。
また、定電流源ID(除算回路の場合には第1の信号入力電流源)を得るために、定電圧源(除算回路の場合には第1の信号入力電圧源)VDをトランジスタTrDのベースに印加し、RDを図のように配置することにより、定電流源ID(除算回路の場合には第1の信号入力電流源)を得ることができる。なお、Vccはこの回路を稼動させるための乗除算回路駆動電源である。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2の電力装置、すなわち実施の形態1の乗除算回路を利用した電力装置について、図面を参照しながら説明する。なお、従来の構成および実施の形態1と同様の構成については、同一符号を付すとともに、その説明を省略する。
図6、図7、図8は、実施の形態1の乗除算回路を利用した電力装置であり、特に放電灯(ランプ)の電子バラストに利用した例である。
図6は実施の形態1の乗算回路を利用した例であり、Vinはランプ用の駆動電源であり、DC/DCコンバータ6はDC/ACインバータ7の入力電圧を制御し、ランプ8の照度を制御している。DC/ACインバータ7は、DC/DCコンバータ6から入力されたDCをランプ8を適切なACに変換する機能を持つ。
VDはトランジスタTrDの機能を利用し、IDに流す電流を定電流にするための定電流源で、D10はトランジスタTrDのベースエミッタ間電圧降下の温度特性を打ち消すために設けたダイオードである。
Rx1,Rx2はDC/ACインバータ7の入力電圧(ACのランプ電圧とほぼ同電圧のDC電圧となる)を分圧する分圧抵抗で、Rx3はVDによって発生するオフセットを補正する補正抵抗である。VDの電圧がDC/ACインバータ7の入力電圧に対して無視できるぐらい小さい場合には問題がないが、無視できない場合、VDによるオフセット分をRx3により補正した方が、より正確に電圧電流変換を行うことができる。分圧した電圧をオペアンプOPxの非反転入力(+入力)に印加し、反転入力(−入力)に抵抗Rxに発生する電圧降下を帰還させることにより、Ixをランプ電圧に比例した可変定電流源とすることができ、ランプ電圧を第1の信号入力電流源とすることができる。
R10はランプ電流検出用抵抗であり、その両端にDC/ACインバータ7の消費電流(ACのランプ電流値とほぼ同電流のDC電流となる)に比例したランプ電流信号を得るためのものである。得られたランプ電流信号はオペアンプOPyの増幅機能により(Ry1+Ry2)/Ry2倍増幅され、電圧電流変換抵抗Ryにより電流に変換され、ランプ電流信号を得ることができる。
ちなみにD11,D12は、図2のT/C AMP2内部のトランジスタQ5,Q6,Q7(図2に示す)で構成するカレントミラーの順方向電圧降下(VBE5+VBE6)を打ち消すためのレベルシフト機能と、順方向電圧降下の温度特性を打ち消すための温度補償用機能を果たすダイオードである。この回路によりIyをランプ電流に比例した可変定電流源とすることができ、ランプ電流を第2の信号入力電流源とすることができる。
T/C AMP2の出力からはランプ電圧とランプ電流の積に比例した電流が出力されるので、抵抗Roの両端にはランプ電圧とランプ電流の積(ランプ電力)に比例した電圧が得られる。その電圧と電力基準電圧VREFの比較増幅をオペアンプOP0で行い、その出力でDC/DCコンバータ6を制御することにより、ランプ8に印加する電力を一定に制御することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態1の乗除算回路を用いることにより、非常に簡単な構成でランプ用の電力装置を実現することができるものである。
次に図7は、実施の形態1の除算回路を利用した例であり、RD1,RD2はRx1,Rx2と同様ランプ電圧の分圧を行っている。これにより、第1の信号入力電流源IDはランプ電圧に比例したものとなる。Vxは電力基準電圧であり、その電圧に比例した第2の信号入力電流源Ixを得ることができる。
なお、電力基準電圧Vx(通常ツェーナーダイオード、シャントレギュレータIC等で構成)の負電位側は、出力インピーダンスの低いオペアンプOPDの出力に接続されるので、電力基準電圧Vxを積み重ねる状態で配置し、電力基準電圧Vxを得るのに必要な動作電流IxBが、オペアンプOPDの出力に流れても電圧変動が極少となり、エラーが発生しない。なお、R12はVxの動作電流を得るためのバイアス用抵抗である。
また、トランジスタTrxのベースエミッタ間の順方向電圧はTrDのベースエミッタ間の順方向電圧が打ち消すので温度補償も兼ねることができる。
Vyは定電流源Iyを得るための定電圧源であり、D11,D12はカレントミラーの温度補償ダイオード、Ryは図6と同様電圧電流変換抵抗、R11はVyのバイアス用抵抗である。T/C AMP2の出力からは電力基準電圧をランプ電圧で除算した値に比例した電流が得られ、Roの両端には電力基準電圧をランプ電圧で除算した値に比例した電圧を得ることができる。そして、この電圧とランプ電流信号の比較増幅を行うことにより、図6と同様にランプ電力を一定に制御することができる。
図8は、図7の除算回路を利用した例において、ランプ電圧の信号とランプ電流の信号を入れ替えた実施例であり、その他の構成は図7の構成と同じである。
以上のように、本発明にかかる乗算回路、除算回路は、簡単な回路で電力を一定に制御する電力装置等に好適であり、放電灯(ランプ)等の電子バラスト等に利用することができる。
本発明の実施の形態1における乗除算回路の構成を示す回路図 同乗除算回路の具体的な構成を示す回路図 同乗除算回路の具体的な構成を示す回路図 同乗除算回路の具体的な構成を示す回路図 同乗除算回路の具体的な構成を示す回路図 実施の形態2の乗算回路を放電灯用の電力装置に利用した回路図 実施の形態2の除算回路を放電灯用の電力装置に利用した回路図 図7の電力装置の他の構成例を示す回路図 従来の乗除算回路の構成を示す回路図
符号の説明
1,10 IC(集積回路)
2 T/C AMP(トランスコンダクタンスアンプ)
3 電圧降下素子
4 PN接合素子
5 カレントミラー
6 DC/DCコンバータ
7 DC/ACインバータ
8 ランプ
ID 定電流源(除算回路では第1の信号入力電流源)
Ix 第1の信号入力電流源(除算回路では第2の信号入力電流源)
Iy 第2の信号入力電流源(除算回路では定電流源)

Claims (10)

  1. 電源の一端から他端に向けて、電圧降下素子と、一対のPN接合素子の各素子に一対の分流素子がそれぞれ直列に接続され、かつその直列回路が並列に配置された回路と、定電流源とを順に直列接続し、前記一対の分流素子の一方に並列に第1の信号入力電流源を印加するとともに、前記一対のPN接合素子の各素子と前記一対の分流素子とのそれぞれの接続点の電位をトランスコンダクタンスアンプの差動入力として印加し、前記トランスコンダクタンスアンプの差動アンプ初段トランジスタの共通エミッタの電流をカレントミラーを介して第2の信号入力電流源より供給するとともに、前記定電流源の電流値を一定に保つことにより、前記第1の信号入力電流源の電流値と前記第2の信号入力電流源の電流値との積の値を前記トランスコンダクタンスアンプの出力から得ることを特徴とする乗算回路。
  2. 電源の一端から他端に向けて、電圧降下素子と、一対のPN接合素子の各素子に一対の分流素子がそれぞれ直列に接続され、かつその直列回路が並列に配置された回路と、第1の信号入力電流源とを順に直列接続し、前記一対の分流素子の一方に並列に第2の信号入力電流源を印加するとともに、前記一対のPN接合素子の各素子と前記一対の分流素子とのそれぞれの接続点の電位をトランスコンダクタンスアンプの差動入力として印加し、前記トランスコンダクタンスアンプの差動アンプ初段トランジスタの共通エミッタの電流をカレントミラーを介して定電流源より供給するとともに、前記定電流源の電流値を一定に保ち、前記第2の信号入力電流源の電流値を前記第1の信号入力電流源の電流値で除算した値を前記トランスコンダクタンスアンプの出力から得ることを特徴とする除算回路。
  3. 一対のPN接合素子の各素子と一対の分流素子との各接続点をそれぞれ第1の入力端子および第2の入力端子とし、トランスコンダクタンスアンプの差動アンプ初段トランジスタの共通エミッタの電流を駆動するためのカレントミラーへの入力を第3の入力端子とし、電源の一端と他端をそれぞれ第1の電源端子および第2の電源端子とし、前記トランスコンダクタンスアンプの出力を出力端子とし、合計6端子として電圧降下素子、前記一対のPN接合素子の各素子、前記トランスコンダクタンスアンプとを集積回路に集積したことを特徴とする請求項1記載の乗算回路。
  4. 一対のPN接合素子の各素子と一対の分流素子との各接続点をそれぞれ第1の入力端子および第2の入力端子とし、トランスコンダクタンスアンプの差動アンプ初段トランジスタの共通エミッタの電流を駆動するためのカレントミラーへの入力を第3の入力端子とし、電源の一端と他端をそれぞれ第1の電源端子および第2の電源端子とし、前記トランスコンダクタンスアンプの出力を出力端子とし、合計6端子として電圧降下素子、前記一対のPN接合素子の各素子、前記トランスコンダクタンスアンプとを集積回路に集積したことを特徴とする請求項2記載の除算回路。
  5. 定電圧源の一端の電位を第1のトランジスタのベース電位とし、前記定電圧源の他端の電位を電源の一端の電位とし、前記第1のトランジスタのエミッタと電源の一端との間に第1の電流検出抵抗を接続することにより、前記第1のトランジスタのコレクタ電流で得られる電流源を定電流源とするとともに、第1の信号入力の一端の電位を第2のトランジスタのベース電位とし、前記第1の信号入力の他端の電位を前記定電圧源の一端の電位および第1のトランジスタのベース電位とし、前記第2のトランジスタのエミッタから前記第1のトランジスタのエミッタおよび前記第1の電流検出抵抗に第2の電流検出抵抗を接続することにより、前記第2のトランジスタのコレクタ電流で得られる電流源を第1の信号入力電流源とすることを特徴とする請求項1記載の乗算回路。
  6. 前記コレクタ、ベース、エミッタをそれぞれドレイン、ゲート、ソースと読み替え、トランジスタに代えてFETを用いたことを特徴とする請求項5記載の乗算回路。
  7. 第1の信号入力の一端の電位を第1のトランジスタのベース電位とし、前記第1の信号入力の他端の電位を電源の一端の電位とし、前記第1のトランジスタのエミッタと電源の一端との間に第1の電流検出抵抗を接続することにより、前記第1のトランジスタのコレクタ電流で得られる電流源を第1の信号入力電流源とするとともに、第2の信号入力の一端の電位を第2のトランジスタのベース電位とし、前記第2の信号入力の他端の電位を前記第1の信号入力の一端の電位および第1のトランジスタのベース電位とし前記第2のトランジスタのエミッタから、前記第1のトランジスタのエミッタおよび前記第1の電流検出抵抗に第2の電流検出抵抗を接続することにより、前記第2のトランジスタのコレクタ電流で得られる電流源を第2の信号入力電流源とすることを特徴とする請求項2記載の除算回路。
  8. 前記コレクタ、ベース、エミッタをそれぞれドレイン、ゲート、ソースと読み替え、トランジスタに代えてFETを用いたことを特徴とする請求項7記載の除算回路。
  9. 電力装置の出力電圧信号を請求項1記載の第1の信号入力とし、電力装置の出力電流信号を請求項1記載の第2の信号入力とし、請求項1記載のトランスコンダクタンスアンプの出力と基準電圧との比較増幅出力にて電力装置の出力を制御することにより、出力電力を一定に制御せしめた電力装置。
  10. 電力装置の出力電圧信号を請求項2記載の第1の信号入力とし、基準電圧を請求項2記載の第2の信号入力とし、請求項2記載のトランスコンダクタンスアンプの出力と電力装置の出力電流信号との比較増幅出力にて電力装置の出力を制御することにより、出力電力を一定に制御せしめた電力装置。
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