JP4314138B2 - 携帯端末装置及びフレキシブルプリント配線板の固定方法 - Google Patents

携帯端末装置及びフレキシブルプリント配線板の固定方法 Download PDF

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Description

本発明は、フレキシブルプリント配線板が金属部分を有する筐体内に配置されると共に、このフレキシブルプリント配線板のグランド配線が筐体の金属部分と電気的に導通するように固定されている携帯端末装置、及びこのような携帯端末装置に用いられるフレキシブルプリント配線板の固定方法に関するものである。
従来において、互いに折畳み自在に連結される2つの筐体を備え、いずれか一方の筐体に、LCD(液晶ディスプレイ)等の表示部を有する折畳み型携帯端末装置があった。図11は、このような従来の折畳み型携帯端末装置における、表示部を有する方の筐体2の内部構造を示す図である。
同図に示すように、この筐体2は、表示部8が取付けられる側の一方の筐体片4と、図示しない他方の筐体片5が係合して構成され、一方の筐体片4と他方の筐体片5との間の空間には、フレキシブルプリント配線板6や、図示しないスピーカーや振動モーター等の電子部品が組み付けられていた。
フレキシブルプリント配線板6は、その一方の面だけが電子部品を実装することができる実装面6aであって、筐体2の内部に配置される様々な電子部品等との位置関係から、フレキシブルプリント配線板6は、この実装面6aが筐体片4と反対側を向くように配置されていた。
また、筐体片4は、表示部8の保護や筐体2の強度向上等のために、マグネシウム成分を含む金属で形成されていた。そのため、筐体片4はユーザー等が保持した場合などに指などに帯電していた静電気を帯びることがあり、金属筐体の電気回路のグランドに電位差があると電気性能や無線通信性能に悪影響を及ぼしたり、筐体2の内部の電子部品等が、筐体片4に帯電した静電気を原因として誤動作を生じたり破壊されたりするおそれがあった。
このような誤動作や電子部品の破壊を防止したり、基本性能を確保したりするため、フレキシブルプリント配線板6は、その一部であって所定の形状の舌片部10の筐体片4側の面にもグランドラインに接続される接点を設け、図12に示すように、舌片部10が筐体片4の突出部12に接触するようにして、実装面6a上のグランドラインと筐体片4が電気的に導通するようになっていた。
そして、舌片部10は、筐体片4と筐体片5を係合させたときに、筐体片4の突出部12と筐体片5の突出部14に挟み込まれると共に、この突出部12と突出部14をネジ結合する雄ネジ16が舌片部10を貫通し、突出部14に設けた雌ねじに螺合することにより、舌片部10は筐体2の内部で動かないように固定されていた。
一方、上記のような従来の携帯端末装置に用いられるフレキシブルプリント配線板6とは別のものであって、配線基板装置に用いられるようなフレキシブルプリント配線板には、このフレキシブルプリント配線板が折畳まれて、配線基板装置に固定されるようになっているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−161790号公報
しかしながら、上記従来の携帯端末装置に配置されるフレキシブルプリント配線板は突出部12と突出部14とのクリアランスと舌片部10の厚さとが一致することが必要であり、雄ネジ16による締付けがわずかでも緩むと、突出部12と舌片部10の電気的導通が保てなくなってしまう可能性があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、より確実に筐体片と導通するフレキシブルプリント配線板の取付け作業を容易にすることができる携帯端末装置及びフレキシブルプリント配線板の固定方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、
互いに係合して筐体を構成する第1筐体片と金属製の第2筐体片、及び一方の面に電子部品の実装面を有し、この実装面が第1筐体片側に向くように第1筐体片と第2筐体片の間の空間内に配置されるフレキシブルプリント配線板を備える携帯端末装置であって、
前記第1筐体片は、その所定の位置に第2筐体片側に突出するように形成された第1の突出部を有し、
前記第2筐体片は、前記第1の突出部に対応する位置に第1筐体片側に突出するように形成された第2の突出部、及びこの第2の突出部の近傍に第1筐体片側に突出するように形成された第3の突出部を有し、
前記フレキシブルプリント配線板は、その一部に所定の平面形状を有する舌片部が形成され、
前記舌片部は、前記第3の突出部に対応する切欠き又は係止孔と第1固定孔と第2固定孔とが形成されると共に、実装面側における第1固定孔の周縁部に接地用電気端子が設けられ、
前記第1筐体片と第2筐体片とを結合する結合手段を有し、
前記フレキシブルプリント配線板を前記第1筐体片と前記第2筐体片の間に配置する際に、前記舌片部は、前記第1固定孔と前記第2固定孔を通る直線に直交する中間線で折畳まれることにより第1固定孔の接地用電気端子が第2筐体片側に向くと共にこの第1固定孔と第2固定孔が重ねられ、前記切欠き又は係止孔が前記第3の突出部に係止して位置決めされた状態で前記第1の突出部と第2の突出部の互いの対向する端面の間に挟み込まれた後に、前記結合手段が第1固定孔及び第2固定孔を貫通し、第1の突出部と第2の突出部を結合することにより、前記接地用電気端子と第2の突出部の端面が電気的に導通するように固定されることを特徴とするものである。
また、本発明の携帯端末装置は、前記接地用電気端子が、前記舌片部が折畳まれる前に前記フレキシブルプリント配線板の実装面に設けられる他の電子部品用接点と共に、腐食防止用のメッキ処理が施されていることを特徴とするものである。
また、本発明の携帯端末装置は、前記舌片部が、その平面形状が前記第1固定孔と前記第2固定孔を通る直線の方向を長さ方向とする形状に形成され、その長さ方向の一方の端部に長さ方向に平行な切込みが入れられることにより、長さ方向が舌片部の長さ方向に略平行で一定幅を有する第1の係止部が形成されると共に、他方の端部に幅方向に平行な切込みが入れられることにより、長さ方向が舌片部の幅方向に略平行で一定幅を有する第2の係止部が形成され、前記中間線で折畳んだ後に第1の係止部と第2の係止部を互い違いに重ねて係止するようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明の携帯端末装置は、前記舌片部が、その外形が前記第1固定孔と前記第2固定孔を通る直線の方向における前記中間線の位置で、この中間線の方向の幅が狭くなるように形成されていることを特徴とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、
第1筐体片と金属製の第2筐体片が互いに係合して構成される携帯端末装置の筐体に対して、一方の面に電子部品の実装面を有し、この実装面が第1筐体片側に向くように第1筐体片と第2筐体片の間の空間内に配置されるフレキシブルプリント配線板を固定するフレキシブルプリント配線板の固定方法であって、
前記第1筐体片は、その所定の位置に第2筐体片側に突出するように形成された第1の突出部を有し、
前記第2筐体片は、前記第1の突出部に対応する位置に第1筐体片側に突出するように形成された第2の突出部、及びこの第2の突出部の近傍に第1筐体片側に突出するように形成された第3の突出部を有し、
前記フレキシブルプリント配線板は、その一部に所定の平面形状を有する舌片部が形成され、
前記舌片部は、前記第3の突出部に対応する切欠き又は係止孔と第1固定孔と第2固定孔とが形成されると共に、実装面側における第1固定孔の周縁部に接地用電気端子が設けられ、
前記フレキシブルプリント配線板を前記第1筐体片と前記第2筐体片の間に配置する際に、前記舌片部は、前記第1固定孔と前記第2固定孔を通る直線に直交する中間線で折畳まれることにより第1固定孔の接地用電気端子が第2筐体片側に向くと共にこの第1固定孔と第2固定孔が重ねられ、前記切欠き又は係止孔が前記第3の突出部に係止して位置決めされた状態で前記第1の突出部と第2の突出部の互いの対向する端面の間に挟み込まれた後に、結合手段が第1固定孔及び第2固定孔を貫通し、第1の突出部と第2の突出部を結合することにより、前記接地用電気端子と第2の突出部の端面が電気的に導通するように固定されることを特徴とするものである。
このような本発明の携帯端末装置及びフレキシブルプリント配線板の固定方法によれば、より確実に筐体片と導通するフレキシブルプリント配線板の取付け作業を容易にすることができる。
以下、本発明に係る携帯端末装置及びフレキシブルプリント配線板の固定方法の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図9は、本発明の第1の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機20(携帯端末装置に相当)及びフレキシブルプリント配線板44の固定方法について説明するために参照する図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機20は、LCDの主表示部22及びスピーカー23を有する上側筐体24と、操作部26を有する下側筐体28がヒンジ構造の連結部30により折畳み自在に連結されている。
図2に示すように、この折畳み型携帯電話機20は、上側筐体24と下側筐体28を互いに閉じた状態にしたときでも、有機EL(Electronic Luminescence)の副表示部32の表示内容をみることができるようになっていて、この副表示部32はハーフミラー34に覆われている。また、この折畳み型携帯電話機20は、撮像部36及び閃光部38を備えている。
折畳み型携帯電話機20の上側筐体24は、図3に示すような第1筐体片40と、図4に示すような第2筐体片42で構成されている。図3に示すように、第1筐体片40の長さ方向の一方の端部には、連結部30の一部を構成する軸支部30aが形成されている。
また、図4に示すように、第2筐体片42の長さ方向の一方の端部には、連結部30における軸支部30aとは別の一部分を構成する軸支部30bが形成されている。第2筐体片42は、アルミニウムなどの金属製であり、腐食防止のためにその表面が塗装されているが、後述する第2の突出部48の先端面等は、塗装されておらず金属が露出している。
第1筐体片40と第2筐体片42の間の空間には、フレキシブルプリント配線板44や様々な電子部品が配置される。図5に示すように、第1筐体片40には放音孔23aが形成されて、上側筐体24と下側筐体28を互いに閉じた状態にしたときでも、スピーカー23から出力される音声等が聞こえるようになっている。また、この第1筐体片40の長さ方向における軸支部30a寄りの位置には、撮像部36用の開口部36a及び閃光部38用の開口部38aが形成されている。
第1筐体片40には、放音孔23a、及び開口部36a,38aのそれぞれの位置に対応して、スピーカー23、撮像部36及び閃光部38が、第1筐体片40の内側から組み付けられる。また、第1筐体片40には、その内側から、バイブレータ機能に用いられる振動モーター45が組み付けられる。
また、この第1筐体片40には、放音孔23aを挟んで第1筐体片40の幅方向における両側の近傍の位置に、第2筐体片42と係合したときにおけるこの第2筐体片42側の向きに突出する第1の突出部46が形成されている。この第1の突出部46のそれぞれには、その先端面に開口する雌ネジ46aが形成されている。
図4に示すように、第2筐体片42には、第1筐体片40の第1の突出部46のそれぞれに対応する位置に、第1筐体片40側に突出する第2の突出部48が形成されている。第2の突出部48の先端面には、第1筐体片40側とは反対の側(図中、奥側)から、後述する雄ネジ80の先端を通すことができるように、通し孔48aが形成されている。
また、この第2の突出部48を挟んで第2筐体片42の長さ方向における両側の近傍(特に第1筐体片40を第2筐体片42に合わせたときに、第1の突出部46の外側になる場所)の位置には、第1筐体片40側に突出する第3の突出部50a,50bが形成されている。第3の突出部50a,50bは、第2の突出部48よりも若干高く形成されている。
また、フレキシブルプリント配線板44は、第1筐体片40に組付けたスピーカー23、撮像部36、閃光部38、及び振動モーター45等の電子部品との電気接続が容易になるように、実装面44aが第1筐体片40側(第2筐体片42側と反対の方向)を向くようにして配置される。そして、第2筐体片42における第2の突出部48のそれぞれに対応する位置には、舌片部52が形成されている。
図6に示すように、舌片部52には、第1固定孔60と第2固定孔62が形成されている。舌片部52の平面形状は、第1固定孔60と第2固定孔62を通る直線の方向を長さ方向とするように形成されている。そして、実装面44a側における第1固定孔60の周縁部に接地用電気端子64が設けられている。
また、舌片部52は、その外形で囲まれる領域内に、第2筐体片42の第3の突出部50aに対応する係止孔54が形成され、舌片部52の長さ方向の両端には、第3の突出部50bに対応する切欠き56,58が形成されている。
係止孔54は、舌片部52の長さ方向に一定長さを有している。後述するように、舌片部52をその第1固定孔60と第2固定孔62を通る直線に直交する中間線で折畳んだ際に、係止孔54は、その一定長さの略半分の長さ部分が一緒に折畳まれて、略半分にされた一方の部分と他方の部分の形状が略一致して互いに重なり、この形状が第3の突出部50aの形状に対応するようになっている(図8参照)。
また、図7に示すように、切欠き56,58は、舌片部52を中間線で折畳んで重なり合ったときの形状が第3の突出部50bに対応する形状になっている(図8参照)。図6に示すように、切欠き56は、舌片部52の長さ方向と平行に、一定の深さで切り込むような形状になっているので、長さ方向が舌片部52の長さ方向に平行で一定幅を有する第1の係止部66が形成される。切欠き56は、この第1の係止部66の幅が所定の寸法となるように、切欠き58よりも幅方向の寸法が若干広くなっている。
図示しないが、本実施の形態とは別の実施の形態として、第1の係止部66を形成するのに、切欠き56を切欠き58と同じ幅の寸法で形成すると共に、このような切欠き56とは別に、第1の係止部66を所定寸法の幅で形成するための新たな切り込みを舌片部52の長さ方向と平行に入れるようにしてもよい。本実施の形態では、切欠き56と第1の係止部66を形成するための切り込みが舌片部52の幅方向につながることにより、切欠き56の幅が広くなっている。
そして、舌片部52の長さ方向における第1の係止部66と反対側の端部には、この舌片部52の幅方向に平行の切込み68が所定の形状で入っていることにより、長さ方向が舌片部52の幅方向に平行で一定幅を有する第2の係止部70が形成されている。
また、舌片部52は、その外形が、第1固定孔60と第2固定孔62を通る直線の方向における中間線の位置で、この中間線の方向の幅が狭くなるように、切欠き72,74が形成されている。
また、図4に示すように、フレキシブルプリント配線板44の実装面44aには、図5に示すスピーカー23や振動モーター45等の電子部品の持つバネ接点に電気接続するために、このスピーカー23や振動モーター45等の電子部品の位置に対応して、電子部品用接点76,78等が設けられている。
舌片部52に設けられた接地用電気端子64は、電子部品用接点76,78等と共に腐食防止用の金メッキ処理が施されている。このような金メッキ処理は、舌片部52が折畳まれる前の状態で、実装面44aにおける接地用電気端子64及び電子部品用接点76,78等に対してのみ施され、実装面44aと反対側の面に対しては施されない。
なお、特に第2筐体片42の材質としてマグネシウム成分を含む金属等、金とのイオン化傾向の差の大きい金属を用いる場合には、金メッキでは接触部で電気腐食が発生してしまう可能性がある。この場合には、金よりもマグネシウム等とのイオン化傾向の差の少ないスズや鉛などを用いた半田を接地用電気端子64に盛っておくことが好ましい。ここで、この半田は、フレキシブルプリント配線板44上に実装される特に図示しないICや抵抗等の半田付けを施す時に、同時に施すことができる。
次に、フレキシブルプリント配線板44が、第1筐体片40と第2筐体片42の間に配置されるときの作業手順について説明する。
フレキシブルプリント配線板44が第1筐体片40と第2筐体片42の間に配置される際には、その舌片部52は、図6に示すように、第1固定孔60と第2固定孔62を通る直線に直交する中間線で折畳まれることにより、図7に示すように、第1固定孔60の接地用電気端子64が第2筐体片42側に向けられ、第1固定孔60と第2固定孔62は、互いの形状が一致するように重ねられる。
そして、舌片部52は、折畳まれた後に、第1の係止部66と第2の係止部70が互い違いに重ねて係止されることにより、折畳まれた状態が維持される。
図8に示すように、フレキシブルプリント配線板44は、第2筐体片42上に載置したときに、舌片部52の接地用電気端子64が第2の突出部48に接触すると共に、係止孔54及び切欠き56,58のそれぞれが、第3の突出部50a,50bに係止して位置決めされる。
図9に示すように、第1筐体片40と第2筐体片42を係合させると、舌片部52は、第1の突出部46と第2の突出部48の互いの端面の間に挟み込まれた状態になる。そして、第2筐体片42における第2の突出部48の先端面から突出させた雄ネジ80(結合手段)が、舌片部52の第1固定孔60と第2固定孔62を通って、第1の突出部46の雌ネジ46aにネジ結合することにより、接地用電気端子64と第2の突出部48の先端面は、電流が安定して導通するように、互いに押し付けられた状態で固定される。
このような本実施の形態に係る折畳み型携帯端末電話機20及びフレキシブルプリント配線板の固定方法によれば、舌片部52の係止孔54及び切欠き56,58のそれぞれが、第3の突出部50a,50bに係止して位置決めされるので、フレキシブルプリント配線板44の取付け作業を容易にすることができる。
また、舌片部52は、折畳まれた後に、第1の係止部66と第2の係止部70が互い違いに重ねて係止されることにより、折畳まれた状態が維持されるようになっているので、この舌片部52が開いてフレキシブルプリント配線板44が浮いてしまうことにより、他の電子部品の取り付け作業を妨げてしまうことを防止することができる。
また、舌片部52に設けられた接地用電気端子64は、他の電子部品用接点76,78等と共に、実装面44a側に設けられているため、舌片部52を折畳んで接地用電気端子64を反対側に向ける前に、電子部品用接点76,78等と同時に腐食防止用の金メッキ処理(若しくはICや抵抗等のフレキシブルプリント配線板44への半田付けと共に半田を盛っておく処理)を施すことができ、作業の効率化を図ることができる。
また、フレキシブルプリント配線板44や電子部品等の取付け作業中に、舌片部52が開いてしまうことがないので、係止孔54及び切欠き56,58と第3の突出部50a,50bによる位置決めの作業がさらに容易になる。また、取付け作業中に舌片部52が開いてしまうことがないため、再度折り畳み直す作業が不要になり、作業の効率化を図ることができる。
また、舌片部52は、その長さ方向における中間線の位置で、この中間線の方向に幅が狭くなるように形成されているので、この中間線に沿って曲がり易くなっており、折畳む作業を慎重に行なわなくても、常に適切な角度で折畳むことができるため、作業の効率化を図ることができる。
次に、図10に基づいて、本発明の第2の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機90(携帯端末装置に相当)及びフレキシブルプリント配線板92の固定方法について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機90は、外観において、前記第1の実施の形態にかかる折畳み型携帯電話機20と同様に構成されている。そして、図10に示すように、本実施の形態に係るフレキシブルプリント配線板92は、その舌片部94が、前記第1の実施の形態にかかるフレキシブルプリント配線板44(図6参照)の舌片部52と異なる形状に形成されている。
すなわち、本実施の形態に係るフレキシブルプリント配線板92の舌片部94は、前記第1の実施の形態にかかる舌片部52の第1の係止部66と第2の係止部70を、図10に示すように、互いに置き換えた位置に形成するようになっている。また、第1の係止部66と第2の係止部70の位置を互いに置き換えて形成したことに伴ない、切欠き56,58を互いに置き換えた位置に形成するようになっている。
このような本実施の形態に係る折畳み型携帯端末電話機90及びフレキシブルプリント配線板の固定方法によれば、前記第1の実施の形態と同様に、舌片部94の係止孔54及び切欠き56,58のそれぞれが、第3の突出部50b,50aに係止して位置決めされるので、フレキシブルプリント配線板92の取付け作業を容易にすることができる。
また、前記第1の実施の形態と同様に、舌片部94は、折畳まれた後に、第1の係止部66と第2の係止部70が互い違いに重ねて係止されることにより、折畳まれた状態が維持されるようになっているので、この舌片部94が開いてフレキシブルプリント配線板92が浮いてしまうことにより、他の電子部品の取り付け作業を妨げてしまうことを防止することができる。
また、前記第1の実施の形態と同様に、舌片部94に設けられた接地用電気端子64は、他の電子部品用接点76,78等と共に、実装面92a側に設けられているため、舌片部94を折畳んで接地用電気端子64を反対側に向ける前に、電子部品用接点76,78等と同時に腐食防止用の金メッキ処理(若しくはICや抵抗等のフレキシブルプリント配線板92への半田付けと共に半田を盛っておく処理)を施すことができ、作業の効率化を図ることができる。
また、前記第1の実施の形態と同様に、フレキシブルプリント配線板92や電子部品等の取付け作業中に、舌片部94が開いてしまうことがないので、係止孔54及び切欠き56,58と第3の突出部50a,50bによる位置決めの作業がさらに容易になる。また、取付け作業中に舌片部94が開いてしまうことがないため、再度折り畳み直す作業が不要になり、作業の効率化を図ることができる。
また、舌片部94は、その長さ方向における中間線の位置で、この中間線の方向に幅が狭くなるように形成されているので、この中間線に沿って曲がり易くなっており、折畳む作業を慎重に行なわなくても、常に適切な角度で折畳むことができるため、作業の効率化を図ることができる。
なお、前記第1及び第2の実施の形態においては、折畳み型携帯端末電話機20,90に本発明を適用した場合について説明したが、他の種類の携帯端末装置に本発明を適用するようにしてもよいことはいうまでもない。
本発明の第1及び第2の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機20,90の開いた状態を示す斜視図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態に係る折畳み型携帯電話機20,90の閉じた状態を示す斜視図である。 図2に示す上側筐体24の第1筐体片40を示す斜視図である。 図2に示す上側筐体24の第2筐体片42、及び上側筐体24の内部に配置されるフレキシブルプリント配線板44を示す斜視図である。 図3に示す第1筐体片40の内部側を示す斜視図である。 図4に示すフレキシブルプリント配線板44における舌片部52の近傍を示す拡大平面図である。 図6に示す舌片部52を折畳むときの手順を示す斜視図である。 図7に示す舌片部52を第2筐体片42に載置した状態を示す斜視図である。 図1に示す上側筐体24の内部を示す拡大斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るフレキシブルプリント配線板92の舌片部94を示す拡大平面図である。 従来の折畳み型携帯電話機の筐体2の筐体片4及びフレキシブルプリント配線板6を示す斜視図である。 図11に示す筐体2の内部を示す拡大斜視図である。
符号の説明
2 筐体
4 筐体片
5 筐体片
6 フレキシブルプリント配線板
6a 実装面
8 表示部
10 舌片部
12,14 突出部
16 雄ネジ
20 折畳み型携帯電話機
22 主表示部
23 スピーカー
23a 放音孔
24 上側筐体
26 操作部
28 下側筐体
30 連結部
30a,30b 軸支部
32 副表示部
34 ハーフミラー
36 撮像部
36a 開口部
38 閃光部
38a 開口部
40 第1筐体片
42 第2筐体片
44 フレキシブルプリント配線板
44a 実装面
45 振動モータ
46 第1の突出部
46a 雌ネジ
48 第2の突出部
48a 通し孔
50a,50b 第3の突出部
52 舌片部
52a,52b 端部
54 係止孔
56,58 切欠き
60 第1固定孔
62 第2固定孔
64 接地用電気端子
66 第1の係止部
68 切り込み
70 第2の係止部
72 切欠き
74 切欠き
76,78 電子部品用接点
80 雄ネジ
90 折畳み型携帯電話機
92 フレキシブルプリント配線板
94 舌片部

Claims (5)

  1. 互いに係合して筐体を構成する第1筐体片と金属製の第2筐体片、及び一方の面に電子部品の実装面を有し、この実装面が第1筐体片側に向くように第1筐体片と第2筐体片の間の空間内に配置されるフレキシブルプリント配線板を備える携帯端末装置であって、
    前記第1筐体片は、その所定の位置に第2筐体片側に突出するように形成された第1の突出部を有し、
    前記第2筐体片は、前記第1の突出部に対応する位置に第1筐体片側に突出するように形成された第2の突出部、及びこの第2の突出部の近傍に第1筐体片側に突出するように形成された第3の突出部を有し、
    前記フレキシブルプリント配線板は、その一部に所定の平面形状を有する舌片部が形成され、
    前記舌片部は、前記第3の突出部に対応する切欠き又は係止孔と第1固定孔と第2固定孔とが形成されると共に、実装面側における第1固定孔の周縁部に接地用電気端子が設けられ、
    前記第1筐体片と第2筐体片とを結合する結合手段を有し、
    前記フレキシブルプリント配線板を前記第1筐体片と前記第2筐体片の間に配置する際に、前記舌片部は、前記第1固定孔と前記第2固定孔を通る直線に直交する中間線で折畳まれることにより第1固定孔の接地用電気端子が第2筐体片側に向くと共にこの第1固定孔と第2固定孔が重ねられ、前記切欠き又は係止孔が前記第3の突出部に係止して位置決めされた状態で前記第1の突出部と第2の突出部の互いの対向する端面の間に挟み込まれた後に、前記結合手段が第1固定孔及び第2固定孔を貫通し、第1の突出部と第2の突出部を結合することにより、前記接地用電気端子と第2の突出部の端面が電気的に導通するように固定されることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記接地用電気端子は、前記舌片部が折畳まれる前に前記フレキシブルプリント配線板の実装面に設けられる他の電子部品用接点と共に、腐食防止用のメッキ処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記舌片部は、その平面形状が前記第1固定孔と前記第2固定孔を通る直線の方向を長さ方向とする形状に形成され、その長さ方向の一方の端部に長さ方向に平行な切込みが入れられることにより、長さ方向が舌片部の長さ方向に略平行で一定幅を有する第1の係止部が形成されると共に、他方の端部に幅方向に平行な切込みが入れられることにより、長さ方向が舌片部の幅方向に略平行で一定幅を有する第2の係止部が形成され、前記中間線で折畳んだ後に第1の係止部と第2の係止部を互い違いに重ねて係止するようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記舌片部は、その外形が前記第1固定孔と前記第2固定孔を通る直線の方向における前記中間線の位置で、この中間線の方向の幅が狭くなるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載の携帯端末装置。
  5. 第1筐体片と金属製の第2筐体片が互いに係合して構成される携帯端末装置の筐体に対して、一方の面に電子部品の実装面を有し、この実装面が第1筐体片側に向くように第1筐体片と第2筐体片の間の空間内に配置されるフレキシブルプリント配線板を固定するフレキシブルプリント配線板の固定方法であって、
    前記第1筐体片は、その所定の位置に第2筐体片側に突出するように形成された第1の突出部を有し、
    前記第2筐体片は、前記第1の突出部に対応する位置に第1筐体片側に突出するように形成された第2の突出部、及びこの第2の突出部の近傍に第1筐体片側に突出するように形成された第3の突出部を有し、
    前記フレキシブルプリント配線板は、その一部に所定の平面形状を有する舌片部が形成され、
    前記舌片部は、前記第3の突出部に対応する切欠き又は係止孔と第1固定孔と第2固定孔とが形成されると共に、実装面側における第1固定孔の周縁部に接地用電気端子が設けられ、
    前記フレキシブルプリント配線板を前記第1筐体片と前記第2筐体片の間に配置する際に、前記舌片部は、前記第1固定孔と前記第2固定孔を通る直線に直交する中間線で折畳まれることにより第1固定孔の接地用電気端子が第2筐体片側に向くと共にこの第1固定孔と第2固定孔が重ねられ、前記切欠き又は係止孔が前記第3の突出部に係止して位置決めされた状態で前記第1の突出部と第2の突出部の互いの対向する端面の間に挟み込まれた後に、結合手段が第1固定孔及び第2固定孔を貫通し、第1の突出部と第2の突出部を結合することにより、前記接地用電気端子と第2の突出部の端面が電気的に導通するように固定されることを特徴とするフレキシブルプリント配線板の固定方法。
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