JP4313657B2 - 釣竿 - Google Patents

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本発明は、釣竿の構造、より詳細には、釣竿に設けられたグリップの構造に関するものである。
例えば磯釣りにおいては、釣り場の状況に応じて仕掛けの態様が変更される。具体的には、釣り場における潮流、ターゲットとなる魚の活性、波、風等々に応じて、針、ハリス、ライン、錘等の号数、浮きの浮力等が調整され、特に、ハリスや針等は、頻繁に交換される場合もある。そのような場合に、釣人にとっては、当該仕掛けの態様を確認することができれば非常に便利である。そのため、従来においては、釣竿に装着される釣用リールに、ラインの号数を表示する機能が設けられている場合がある(例えば、非特許文献1参照)。
株式会社シマノ 2003-2004 ISO Fishing Tackle Catalogue(第51〜52頁)
ところで、ラインの号数は、実釣時において交換される頻度が最も低い要素の一つである。そのため、釣人としては、ラインの号数の他に頻繁に交換されることが多いハリスや針の号数を常に確認できる手段を要請するものである。
そこで、本発明の目的は、実釣時において仕掛けの状態を瞬時に確認することができる釣竿を提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る釣竿では、釣竿本体に設けられたグリップは、グリップ本体及び固定部材を備えている。この固定部材は、グリップ本体を釣竿本体に位置決め固定している。この固定部材が実釣における情報を定量的に表示する情報表示装置を構成する部材である。
この構成によれば、情報表示装置によって実釣における様々な情報が表示される。この情報としては、例えば、ハリス、錘、針、ライン(道糸)の号数や浮きの浮力等の仕掛けの状態のほか、釣果(釣れた魚の尾数等)等も採用され得る。しかも、この情報表示装置は、釣人が当該釣竿を把持する部分であるグリップに設けられているから、釣人は、実釣において自己の手元に視線を移すだけて、所望時に且つ瞬時に上記情報を得ることができる。グリップ本体を位置決め固定する固定部材が上記表示装置を構成する部材を兼ねている。
(2) 上記固定部材は、基部と、基部に嵌め込まれた外筒とを備えている。上記情報表示装置は、グリップに対して相対的に変位する外筒と、外筒又はグリップ本体のいずれか一方に表示された複数の文字又は記号と、外筒又はグリップ本体のいずれか他方に設けられ、複数の文字又は記号の一を指示する指示部とを備えて構成され得る。
この構成では、グリップ本体に対して外筒が相対変位するように設けられているから、外筒が変位されることによって、上記情報を表す文字又は記号が指示部によって指し示される。これにより、釣人は、当該情報を正確に得ることができると共に、情報表示装置の構造がきわめて簡単になるという利点がある。
(3) 上記基部は、小径部とフランジ部とを備えている。この外筒は、この小径部に嵌め込まれてフランジ部とグリップ本体とに挟み込まれた状態で配置されている。この外筒が釣竿本体の周面に沿って回転し得る
この構成では、釣人がリング部材を回転させることにより、必要な情報が表示される。したがって、例えば、ハリスや針の号数が変更されたときには、釣人は、簡単且つ迅速にこれらの情報を更新することができる。情報表示装置の構造がきわめて簡単になるという利点がある。
以上のように本発明によれば、グリップに情報表示装置が設けられることにより、釣人は、実釣時において当該仕掛けの状態等を瞬時に正確に把握することができる。したがって、釣人は、実釣において当該仕掛けの状態を記憶しておく必要がなく、所望時にこれを確認することができ、その結果、仕掛けの交換をミスなく迅速に行うことができる。情報表示装置の構造がきわめて簡単になるという利点がある。製造コストが大幅に上昇しない。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る釣竿10の正面図である。
この釣竿10は、いわゆるインナーガイドタイプである。釣竿10は、釣竿本体11と、グリップ12とを備えている。グリップ12は、釣人が釣竿10を保持する際に実際に釣竿10を把持する部分であり、後述の要領により釣竿本体11に装着されている。本実施形態では、グリップ12は、リールシートを兼ねている。本実施形態に係る釣竿10の特徴とするところは、グリップ12の構造にある。具体的には、グリップ12が情報表示部DPを備えており、この情報表示部DPによって、釣人が実釣時において当該仕掛けに使用されているハリスの号数を確認することができるようになっている。これにより、釣人は、実釣時にハリスを頻繁に交換する場合であっても、従前のハリスの号数を記憶しておく必要がなく、ハリスの適切な号数への交換を迅速に行うことができる。以下、釣竿10の構造について詳述される。
釣竿本体11は、5つの筒状部材13〜17から構成されている。各筒状部材13〜17は、それぞれ「節」と称され、釣竿本体11の先端側から順に第1番節13、第2番節14と称される。第4番節16は、特に「元上節」と称され、第5番節17は、特に「元節」と称される。各節13〜17は、既知の要領で構成される。例えば、炭素繊維強化樹脂(カーボンプリプレグ)が所定形状に裁断され、これがマンドレルに巻回されて筒状に焼成されることによって、円筒状の節13〜17が形成される。なお、この釣竿10では、第4番節16(すなわち元上節16)が第5番節17(すなわち元節17)に対して伸縮するズーム機構が搭載されている。もっともこのズーム機構は任意的なものであって、当該機構は省略される場合もある。
第1番節13は第2番節14の内部に引き出し自在に収容されている。また、第1番節13の先端には、釣糸が導き出されるトップガイド18が設けられている。第1番節13はテーパ状に形成されており、先端部の外径よりも後端部の外径の方が大きくなるように形成されている。そして、第1番節13の後端径は、第2番節14の先端径よりも大きく設定されており、第1番節13を第2番節14から引き出した際に、第1番節13の後端部分が第2番節14の先端部分とかみ合って両者が固定されるようになっている。なお、第2番節14と第3番節15との関係及び第3番節15と元上節16との関係も同様である。また、元節17の後端には、尻栓35が装着されている。
また、第2番節14ないし元節17の先端部には、当該部分の剛性を向上させ、隣り合う節のかみ合いを確実なものとするために、リングR1〜R4が装着されている。さらに、元上節16の先端側の所定位置には図示しない釣糸導入孔が設けられており、この釣糸導入孔に釣糸を導くための導入ガイド19が取り付けられている。なお、上記トップガイド18及び導入ガイド19は、既知の構成であるので、その詳しい説明は省略される。
図2は、釣竿10の要部拡大分解正面図であり、グリップ12の構造を詳細に示している。
グリップ12は、全体として筒状に形成されており、元節17を囲繞するように当該元節17に嵌め込まれている。グリップ12は、グリップ本体20と、固定部材21、22とを備えている。これら固定部材21、22は、グリップ本体20を元節17に対して位置決め固定する。これにより、グリップ12は、元節17の後方の所定位置に配置されている(図1参照)。
グリップ本体21は、円筒状に形成されており、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)やナイロン等の樹脂のほか金属等により構成されている。前述のようにグリップ12はリールシートを兼ねている。このリールシートは、釣用リール(図示せず)を着脱自在に保持するためのものであって、リール載置部23と、固定フード部24と、可動フード25とを備えている。リール載置部23及び固定フード部24は、グリップ本体21と共に一体的に形成されており、可動フード25は、リール載置部23に沿ってスライドし、固定フード部23に対して近接し、離反するようになっている。そして、釣用リールの脚部が固定フード部23と可動フード25との間に挟み込まれることによって、当該釣用リールは、リールシートに固定される。
図3は、図2における要部拡大分解斜視図であり、上記グリップ12の先端部分の構造を示している。
情報表示部DPは、上記固定部材21と、上記グリップ本体20に設けられた指示部28とにより構成されている。すなわち、本実施形態では、グリップ本体20を元節17に位置決め固定する部材としての固定部材21が情報表示部DPを構成する部材を兼ねている。
固定部材21は、例えばアルミニウム合金等の金属から構成されている。図2及び図3が示すように、固定部材21は、円筒状の基部26と、基部26に嵌め込まれた外筒27(変位部材)とを有する。基部26は、筒状の小径部29とこれに連続する笠状のフランジ部30とを備えており、両者は一体的に形成されている。元節17は、グリップ本体20及びこの固定部材21を貫通している。
小径部29の内径寸法は、元節17の外径寸法に対応されており、元節17が小径部29の内部に隙間なく挿通されている。また、小径部29外径寸法は、上記グリップ本体20の内径寸法に対応されており、小径部29は、グリップ本体20の端部に隙間なく嵌め込まれている。さらに、フランジ部30は、テーパ状に形成されており、その最大外径寸法は、グリップ本体21の端面の外径寸法と略一致されている。したがって、グリップ本体20と元節17との境界部分は、大きな段差が形成されることなく、上記フランジ部30によって滑らかに連続されている。
外筒27は、リング状に形成され、上記小径部29に対して軸方向まわりに回転可能に設けられている。外筒27の周面には、図3が示すように、ハリスの号数を表す数字(実釣における情報)が印字されている。本実施形態では、外筒27には、1.2、1.5、1.7、2.0、2.5、3.0の数字が印字されている。そして、外筒27が小径部29に嵌め込まれた状態で当該小径部29がグリップ本体20に嵌め込まれと、外筒27は、上記フランジ部30とグリップ本体20との間に挟み込まれた状態で配置される。もっとも、このとき外筒27は、なお小径部29に対して回転可能である。
また、上記指示部28は、本実施形態では、グリップ本体20の端部の上面に表示された矢印により構成されている。この矢印は、グリップ本体20への印刷や刻印等により表示される。この指示部28は、上記外筒27に表示された数字を指し示す。すなわち、図3では、「1.2」という数字を指し示しており、実釣における当該仕掛けのハリスの号数が1.2であることを示している。そして、外筒27は回転可能に設けられているから、釣人が外筒27を回転させることにより、指示部28は、「1.5」や「1.7」の数字を指し示すことができる。
本実施形態では、支持部28はグリップ本体20に印字された矢印により構成されているが、これに限定されるものではなく、指示部28は、例えば矢印形状等に形成された部材により構成され、これがグリップ本体20に接着固定されていてもよい。要するに、指示部28は、グリップ本体20に表示された数字を指し示すことができるものであればよい。
また、図2が示すように、固定部材22は、小径部31とフランジ部32とを有する。小径部31及びフランジ部32は、上記基部21の小径部29及びフランジ部30と同様の構成であるので、その説明は省略される。元節17は、上記グリップ本体20及び固定部材21を貫通すると共に、この固定部材22をも貫通している(図2参照)。
各固定部材21、22は、元節17の所定位置に固定される。固定部材21、22の固定手段は、例えば接着剤等が採用され得る。グリップ本体20は、これら固定部材21、22の間に挟み込まれるようにして配置される。各固定部材21、22の小径部29、31は、グリップ本体20の両端部に嵌め込まれ、接着剤等により固定される。これにより、元節17の所定位置にグリップ12が位置決め固定される。
このように本実施形態に係る釣竿10では、情報表示部DPが設けられているから、釣人は、実釣時に自己がそのときに使用しているハリスの号数を表示しておくことができ、また、それを常時確認することができる。しかも、この情報表示部DPは、釣竿10のグリップ12に設けられているから、釣人は、実釣において自己の手元に視線を移すだけて、瞬時に当該ハリスの号数を確認することができる。したがって、釣人は、ハリスを頻繁に交換する必要がある状況においても、ハリスの号数を記憶しておく必要がなく、ハリスの適切な交換を迅速且つ正確に行うことができる。
本実施形態では、情報表示部DPにより表示される情報はハリスの号数であるが、表示される情報がこれに限定されるものではない。例えば、ハリスに装着される錘、針、ライン(道糸)の号数が採用されることもできるし、仕掛けに使用される浮きの浮力が採用されてもよい。また、釣果(釣れた魚の尾数等)等も採用され得る。ただし、これらの情報が表示される場合には、各情報に応じて、表示される数字が変更され、あるいは、数字に代えて記号や他の文字等が採用されてもよい。要するに、情報表示部DPは、実釣における様々な情報を定量的に表す文字又は記号を正確に指し示すように構成されていればよい。
また、本実施形態では、上記外筒27は、小径部29の回りに回転されるように構成されているが、両者間に所定の摩擦力が生じるように構成されるのが好ましい。具体的手段としては、小径部29の外径寸法と外筒27の内径寸法とが一定のはめあい精度で嵌合され、あるいは、両者が互いに接触する面が粗面に形成される等の種々の手段が採用され得る。加えて、リング状の外筒27が径方向に二分割可能に構成されているのが好ましい。この場合において、釣人が表示しようとする情報の種類に対応して外筒が予め複数用意されていれば(すなわち、錘の号数を示す文字、浮きの浮力を示す記号等がそれぞれ表示された外筒が別々に用意されていれば)、釣人は、外筒27を交換することによって、実釣における所望の情報を表示させることができる。
さらに、本実施形態では、情報表示部DPは、グリップ本体20に対して相対的に回転する外筒27と、グリップ本体20に設けられた指示部28とにより構成されているから、情報表示部DPの構造がきわめて簡単になり、その結果、釣竿10の製造コストが大幅に上昇することがないという利点がある。また、本実施形態では、外筒27に数字が表示され、グリップ本体20に指示部28を構成する矢印が表示されているが、外筒27に矢印、グリップ本体20に数字が表示されていてもよいことは勿論である。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明される。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る釣竿40の要部拡大正面図であり、グリップ12の構造を詳細に示している。
本実施形態に係る釣竿40が上記第1の実施形態に係る釣竿10と異なるところは、情報表示部DPの構造であって、第1の実施形態に係る釣竿10では、グリップ本体20を位置決め固定する固定部材21(具体的には、固定部材21に設けられた外筒27)が回転する構造であるのに対し、本実施形態に係る釣竿40では、グリップ本体12に設けられたリング41(変位部材)がグリップ本体20に対して相対的に回転する構造となっている点、このリング41の周面にハリスの号数を示す数字が並んで表示されている点、及び同図では図示されていないが、この数字を指し示す指示部が固定フード24の上面に表示されている点である。なお、この指示部は、上記第1の実施形態と同様に、矢印が固定フード24に印字されることによって構成されている。
本実施形態では、リング41は、金属のほか樹脂等により構成されている。グリップ本体20の端部の外周面には、周溝42が設けられており、この周溝42にリング41が嵌め込まれている。リング41は、周溝42の溝方向に沿ってスライド可能となっており、これにより、釣人は、リング41を手で摘んで回転させることができる。周溝42とリング41との間には、所定の摩擦力が生じるように設定されており、釣人が意図的にリング41を回転させない限り、自由に回転しないようになっている。この摩擦力を得る手段としては、上記第1の実施形態で開示された手段が採用され得る。
本実施形態に係る釣竿40においても、情報表示部DPが設けられており、実釣時における当該仕掛けのハリスの号数を表示することができるから、釣人は、自己がそのときに使用しているハリスの号数を常時確認することができ、ハリスの号数を記憶しておかなくてもハリスを迅速且つ正確に交換することができる。なお、本実施形態においても、情報表示部DPにより表示される情報はハリスの号数のほかに、例えば、ハリスに装着される錘、針、ライン(道糸)の号数や浮きの浮力が採用され得ることは、勿論である。
また、本実施形態において、上記指示部は、固定フード24に表示されるほかに、グリップ本体20の周面の所望の位置に表示されていてもよい。さらに、グリップ本体20の周面に上記数字が表示され、リング41に指示部が設けられていてもよいことは勿論である。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明される。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る釣竿50の要部拡大正面図であり、グリップ12の構造を詳細に示している。
本実施形態に係る釣竿50が上記第1の実施形態に係る釣竿10と異なるところは、情報表示部DPの構造であって、第1の実施形態に係る釣竿10では、グリップ本体20を位置決め固定する固定部材21(具体的には、固定部材21に設けられた外筒27)が回転する構造であるのに対し、本実施形態に係る釣竿50では、グリップ本体12の側面に設けられた指示プレート51(変位部材)がグリップ本体20に対して相対的に長手方向にスライドする構造となっている点、グリップ本体20の側面に釣果(釣れた魚の尾数)を示す数字が並んで表示されている点、及びこの数字を指し示す指示部52が上記指示プレート51に表示されている点である。
図6は、図5におけるVI−VI断面図であり、上記情報表示部DPの構造を示している。
グリップ本体20は、元節17を取り囲むように配置されている。グリップ本体20の側面53には、長手方向に沿ってスライド溝54が設けられている。スライド溝54の底面には、所定間隔で突起55が並設されている。また、スライド溝54の上面及び下面にには、当該スライド溝54に沿って係合溝が設けられている。
指示プレート51は、矩形の板状に形成され、例えば金属のほか樹脂等により構成されている。指示プレート51の裏面には、凹部が設けられており、この凹部に上記突起55が係合するようになっている。また、指示プレート51の上面及び下面には、係合爪56が突設されており、これらは、それぞれスライド溝54に設けられた上記係合溝と係合するようになっている。さらに、指示部52は、指示プレート51の表面に刻成された微小溝により構成されている。この指示部52は、単に直線が指示プレート51に印刷されることによっても構成されるし、上記第1の実施形態と同様に矢印が印字されることにより構成されていてもよい。
指示プレート51は、スライド溝54に嵌め込まれる。これにより、指示部52は、グリップ本体51に表示された数字を指し示めす。このとき、上記係合爪56がスライド溝54の上記係合溝と係合することによって、指示プレート51は、スライド溝54に案内されるようにして滑らかにスライドすることができる。これにより、指示部52は、グリップ本体51に表示された他の数字を指し示すことができる。
ここで、スライド溝54に形成された突起55は指示プレート51の凹部に嵌め込まれることによって、当該位置に仮止めされる。さらに、指示プレート51がスライド溝54に対してスライドされるときは、突起55と上記凹部との嵌合は一旦解除されるが、当該凹部は、隣り合う突起55と再び嵌合する。したがって、指示プレート51は、釣人が意図的にスライドさせない限り、自由にスライドすることがなく、正確な情報が常に表示される。
このように本実施形態では、情報表示部DPが設けられており、実釣における釣果を表示することができるから、例えば、釣人は、競技会等においていわゆる判定基準を満たすサイズの魚を何尾釣ったかを記憶することなく、情報表示部DPに表示させておくことができる。もっとも、グリップ本体20に表示される情報は、釣果に代えて上記各実施形態と同様に、ハリスや錘の号数等が採用され得ることは勿論である。
また、本実施形態において、指示プレート51の係合爪56と、スライド溝54に設けられた係合溝とが所定のはめあい精度で嵌合するように構成されていれば、両者間に所定の摩擦力が生じる。したがって、上記突起55およびこれと嵌合する凹部が省略されても、指示プレート51が不用意にスライドすることがなく、正確な情報が常に表示される。
本発明は、釣竿に適用され得る。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る釣竿の正面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る釣竿の要部拡大分解正面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る釣竿の要部拡大分解斜視図である。 図4は、本発明の第2の実施形態に係る釣竿の要部拡大正面図である。 図5は、本発明の第3の実施形態に係る釣竿の要部拡大正面図である。 図6は、図5におけるVI−VI断面図である。
符号の説明
DP・・・情報表示部
10・・・釣竿
11・・・釣竿本体
12・・・グリップ
20・・・グリップ本体
21・・・固定部材
22・・・固定部材
26・・・基部
27・・・外筒
28・・・指示部
29・・・小径部
40・・・釣竿
41・・・リング
42・・・周溝
50・・・釣竿
51・・・指示プレート
52・・・指示部
53・・・側面
54・・・スライド溝
55・・・突起
56・・・係合爪

Claims (3)

  1. 釣竿本体に設けられたグリップがグリップ本体及び固定部材を備えており、
    この固定部材がグリップ本体を釣竿本体に位置決め固定しており、
    この固定部材が実釣における情報を定量的に表示する情報表示装置を構成する部材である釣竿。
  2. 上記固定部材が基部と、基部に嵌め込まれた外筒を備えており、
    上記情報表示装置グリップに対して相対的に変位する外筒と、
    外筒又はグリップ本体のいずれか一方に表示された複数の文字又は記号と、
    外筒又はグリップ本体のいずれか他方に設けられ、複数の文字又は記号の一を指示する指示部とを有する請求項1に記載の釣竿。
  3. 上記基部が小径部とフランジ部を備えており、
    この外筒がこの小径部に嵌め込まれてフランジ部とグリップ本体とに挟み込まれた状態で配置され、
    この外筒が釣竿本体の周面に沿って回転し得る請求項2に記載の釣竿。
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