JP4313032B2 - 映像の輝度制御装置及び方法 - Google Patents

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    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/68Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は輝度制御回路に係り、より詳細には映像表示装置、例えば、ディスプレイモニタまたはカラーTVに表示される映像の全体または一部の輝度を増加させながらも、元の色相、彩度などの色感を維持できる映像輝度制御装置及びその方法と、映像の輝度の程度及び/または輝度の範囲によって適応的に映像の輝度を制御する適応的映像輝度制御装置及びその方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
映像輝度制御装置はディスプレイ表示される映像の輝度を制御する回路である。従来の映像輝度制御回路は、例えば特許文献1に記載されているように、映像信号を構成する赤色、緑色、及び青色信号に、DC(オフセット)を適用している。したがって、従来の映像輝度制御回路は映像の輝度を増加させるのにも限界がある。
【0003】
映像の輝度を制御する方法には、Y信号(luminance signal)にガンマ関数を適用して映像の輝度を制御する方法と、各赤色、緑色、及び青色(以下“RGB”という。)信号にガンマ関数を適用して映像の輝度を制御する方法とがある。前者の方法は、RGB信号を1つのY信号と2つの色差信号(Cb、CrまたはI、Q)とに分離した後、Y信号にガンマ関数を利用して映像の輝度を増加させた後、これを再びRGB信号に変換する方法である。
【0004】
しかし、この方法によると、色域離脱が生じてしまうことがある。色域離脱とは、輝度が増加したY信号に対応する2つの色差信号が存在しないことをいう。色域離脱が発生すれば、輝度が増加した映像は元の色相または/及び彩度を維持できないため、画質の低下が生じてしまう。
【0005】
後者の方法は、RGB各成分に非線形累乗(nonlinear involution)を適用するので、出力RGBが入力RGBと異なる比率、すなわち、他の方向ベクトルを有することにより色変移(color variation)が発生するという問題点がある。
【0006】
また、映像の輝度を増加させるためのヒストグラム平滑化方法(Histogram equalization;非特許文献1及び非特許文献2参照)は映像の輝度及びコントラストを増加させることができるが、出力色のベクトル方向は入力色のベクトル方向と異なることがあるため、色変移が発生する点が問題点である。
【0007】
【特許文献1】
米国特許第4,717,953号明細書
【非特許文献1】
W.K.プラット(William K. Pratt)著「ディジタル・イメージ・プロセシング(Digital Image Processing)」,アメリカ合衆国,ジョン・ワイリー・アンド・サンズ社(John Wiley & Sons, Inc.),1978年
【非特許文献2】
R.C.ゴンザレス(R.C.Gonzalez)、R.E.ウッズ(R.E.Woods)共著「ディジタル・イメージ・プロセシング(Digital Image Processing)」,アメリカ合衆国,アディソン−ウェスリー社(Addison Welsey, Inc.),1993年
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した問題点を解決するために本発明が解決しようとする第1の技術的な課題は、映像の輝度を増加させながらも映像の色感(色相または彩度など)を維持できる映像輝度制御装置及びその方法を提供することである。
【0009】
本発明が解決しようとする第2の技術的な課題は、映像の輝度程度によって適応的に映像の輝度を制御する適応的映像輝度制御装置及びその方法を提供することである。
【0010】
本発明が解決しようとする第3の技術的な課題は、映像の輝度の範囲によって適応的に映像の輝度を制御する適応的映像輝度制御装置及びその方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
記技術的課題を達成するための映像輝度制御装置は、RGB信号で構成される所定の入力信号を受信し、RGBの各信号のうち最大値を有する各RGB信号の値を前記入力信号の輝度として、基準値演算部、輝度差演算部および輝度増加量演算部に出力する最大成分演算部と、利得制御部からの出力信号に応答して、前記入力信号の輝度に相応する基準輝度を計算して前記輝度差演算部に出力する基準値演算部と、前記入力信号の輝度および前記基準輝度に基づいて、当該入力信号の輝度と当該基準輝度との輝度差を計算して輝度増加量演算部に出力する輝度差演算部と、前記入力信号の輝度についてのRGBの単位ベクトルおよび前記輝度差に基づいて、輝度増加量を計算してRGB増加量演算部に出力する前記輝度増加量演算部と、前記入力信号および前記輝度増加量に基づいて、前記各RGBの輝度増加量を計算して加算演算部に出力するRGB増加量演算部と、前記入力信号と前記各RGBの輝度増加量とをRGBごとに加算してあらわされる出力信号を出力する加算演算部とを具備する。
【0012】
記技術的課題を達成するための映像輝度制御装置は、RGB信号で構成される所定の入力信号を受信し、当該RGB信号の加重値を示す定数を当該入力信号の各RGB信号に乗算して設定した値を前記入力信号の輝度として、基準値演算部および輝度増加量演算部に出力する輝度演算部と、利得制御部からの出力信号に応答して、前記入力信号の輝度に相応する基準輝度を計算して前記輝度増加量演算部に出力する基準値演算部と、前記入力信号の輝度および前記基準輝度に基づいて、当該入力信号の輝度と当該基準輝度との輝度差を輝度増加量として計算する前記輝度増加量演算部と、前記入力信号および前記輝度増加量に基づいて、前記各RGBの輝度増加量を計算して加算演算部に出力するRGB増加量演算部と、前記入力信号と前記各RGBの輝度増加量とをRBGごとに加算してあらわされる出力信号を出力する加算演算部とを具備する。
【0013】
記技術的課題を達成するための映像輝度制御装置は、RGB信号で構成される所定の入力信号を受信し、当該RGB信号の加重値を示す定数を当該入力信号の各RGB信号に乗算して設定した値を前記入力信号の輝度として、基準値演算部および輝度増加量演算部に出力する輝度演算部と、利得制御部からの出力信号に応答して、前記入力信号の輝度に相応する基準輝度を計算して前記輝度増加量演算部に出力する基準値演算部と、前記入力信号の輝度および前記基準輝度に基づいて、当該入力信号の輝度と当該基準輝度との輝度差を輝度増加量として計算する前記輝度増加量演算部と、前記入力信号および前記輝度増加量に基づいて、前記各RGBの輝度増加量を計算して加算演算部に出力するRGB増加量演算部と、前記入力信号と前記各RGBの輝度増加量とをRBGごとに加算してあらわされる出力信号を出力する加算演算部とを具備する。
【0014】
記技術的課題を達成するための映像の輝度程度による適応的映像輝度制御装置は、輝度向上パラメータ設定部および輝度制御部を含んで構成される映像の輝度程度による適応的映像輝度制御装置であって、前記輝度向上パラメータ設定部は、フレーム映像を入力し、平均輝度演算部でそのフレーム映像の平均輝度を計算し、パラメータ演算部で、当該平均輝度、および輝度向上に必要なスケール値を含む制御信号に基づいて、輝度向上パラメータを計算して前記輝度制御部に出力し、前記輝度制御部は、前記フレーム映像および前記輝度向上パラメータに応答して画素別に向上した輝度値を計算して出力することを特徴とする。
【0015】
記技術的課題を達成するための映像の輝度程度による適応的映像輝度制御装置は、パラメータ設定部、輝度範囲向上部および輝度制御部を含んで構成される映像の輝度程度による適応的映像輝度制御装置であって、前記パラメータ設定部は、輝度向上パラメータ設定部と輝度範囲向上パラメータ設定部とを有するとともに、前記輝度向上パラメータ設定部は、輝度最小値演算部、輝度最大値演算部、第2パラメータ演算部および第3パラメータ演算部を含み、前記輝度範囲向上パラメータ設定部は、平均輝度演算部および第1パラメータ演算部を含み、前記パラメータ設定部、前記輝度範囲向上部および前記輝度制御部の各々は、フレーム単位の映像を入力し、前記平均輝度演算部は、前記映像の平均輝度を計算し、前記第1パラメータ演算部は、前記フレーム映像の平均輝度から輝度向上パラメータを計算し、前記輝度最小値演算部および輝度最大値演算部の各々は、前記映像の輝度範囲最小値および最大値を計算し、前記第2パラメータ演算部および第3パラメータ演算部は、それぞれ、適用輝度範囲最小値および最大値を計算し、前記輝度範囲向上部は、前記映像の画素別に、前記映像の輝度パラメータの属する区間別に輝度範囲が拡張された輝度値を計算し、前記輝度制御部は、前記輝度向上パラメータを利用して、画素別に輝度の増加量を計算し、前記輝度制御部は、前記映像内のすべての画素について計算された輝度の増加量を前記映像に加算して表現される出力信号を出力することを特徴とする。
【0016】
記技術的課題を達成するための映像輝度制御方法は、RGB信号で構成される所定の入力信号を受信し、RGBの各信号のうち最大値を有する各RGB信号の値を前記入力信号の輝度として出力する段階と、利得制御部からの出力信号に応答して、前記入力信号の輝度に相応する基準輝度を計算して出力する段階と、前記入力信号の輝度および前記基準輝度に基づいて、当該入力信号の輝度と当該基準輝度との輝度差を計算して出力する段階と、前記入力信号の輝度についてのRGBの単位ベクトルおよび前記輝度差に基づいて、輝度増加量を計算して出力する段階と、前記入力信号および前記輝度増加量に基づいて、前記各RGBの輝度増加量を計算して出力する段階と、前記入力信号と前記各RGBの輝度増加量とをRGBごとに加算してあらわされる出力信号を出力する段階とを具備する。
【0017】
記技術的課題を達成するための映像輝度制御方法は、RGB信号で構成される所定の入力信号を受信し、当該RGB信号の加重値を示す定数を当該入力信号の各RGB信号に乗算して設定した値を前記入力信号の輝度として出力する段階と、利得制御部からの出力信号に応答して、前記入力信号の輝度に相応する基準輝度を計算して出力する段階と、前記入力信号の輝度および前記基準輝度に基づいて、当該入力信号の輝度と当該基準輝度との輝度差を輝度増加量として計算する段階と、前記入力信号および前記輝度増加量に基づいて、前記各RGBの輝度増加量を計算して出力する段階と、前記入力信号と前記各RGBの輝度増加量とをRBGごとに加算してあらわされる出力信号を出力する段階とを具備する。
【0018】
記技術的課題を達成するための映像輝度制御方法は、RGB信号で構成される入力映像信号を受信し、当該入力映像信号の輝度を示す輝度パラメータを決定して出力する段階と、制御信号としての輝度向上パラメータに応答し、前記入力映像の輝度に相応する基準輝度を計算して出力する段階と、前記入力映像信号の画素の輝度値と前記基準輝度との比率をあらわす輝度向上比を求めて出力する段階と、前記輝度向上比を前記入力映像信号の画素のRBGごとに乗算してあらわされた出力信号を出力する段階とを具備することを特徴とする。
【0019】
記技術的課題を達成するための映像の輝度程度による適応的映像輝度制御方法は、フレーム映像を入力し、平均輝度演算部でそのフレーム映像の平均輝度を計算し、当該平均輝度、および輝度向上に必要なスケール値を含む制御信号に基づいて、輝度向上パラメータを計算して出力し、前記フレーム映像および前記輝度向上パラメータに応答して画素別に向上した輝度値を計算して出力することを特徴とする。
【0020】
記技術的課題を達成するための適応的映像輝度制御方法は、フレーム単位の映像を入力し、前記映像の平均輝度を計算し、前記フレーム映像の平均輝度から輝度向上パラメータを計算し、前記映像の輝度範囲最小値および最大値を計算し、適用輝度範囲最小値および最大値を計算し、前記映像の画素別に、前記映像の輝度パラメータの属する区間別に輝度範囲が拡張された輝度値を計算し、前記輝度向上パラメータを利用して、画素別に輝度の増加量を計算し、前記映像内のすべての画素について計算された輝度の増加量を前記映像に加算して表現される出力信号を出力することを特徴とする。
【0025】
本発明の特徴及び利点は、添付した図面に基づいた次の望ましい実施例に関する詳細な説明によりもっと明らかになる。この前に、本明細書及び特許請求の範囲に使われた用語や単語は、発明自者が自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に立脚して本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されねばならない。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による望ましい実施例を添付した図面を参照して詳細に説明する。各図面に示した同じ参照符号は同じ部材を示す。
【0027】
図1は、RGB色空間でベクトル表現したRGB(Red, Green, Blue)信号を示す。図1において、RGB信号は、RGB色空間で方向と大きさとを有するベクトルとして表現されている。
【0028】
各画素P_1、P_2、P_3は、図1に示すRGB色空間で、それぞれ所定の大きさL_A、L_C、L_A+L_Fと方向とを有するベクトルで表示されている。ここで、各ベクトルの大きさL_A、L_C、L_A+L_Fは各画素P_1、P_2、P_3の輝度をそれぞれ示し、各ベクトルの方向は色感を示すものと仮定する。
【0029】
画素P_1は大きさL_Aと所定の方向とを有するベクトルで表現されている。図1に示すように、画素P_3の大きさは、画素P_1の大きさL_AにL_Fを加えた大きさであり、画素P_3の方向は、元の画素P_1の方向と同一である。したがって、画素P_3の輝度は画素P_1の輝度より高く、画素P_3の色感と画素P_1の色感とは同一である。本発明の実施例による映像輝度制御装置及びその方法は、画素P_1に対する画素P_3を作るものである。
【0030】
しかし、画素P_2の大きさL_Cは、画素P_1の大きさL_Aよりも大きいが、画素P_2の方向と元の画素P_1の方向とは異なっている。したがって、画素P_2の輝度は元の画素P_1の輝度に比べて増加するが、画素P_2の方向と元の画素P_1の方向とが異なるため、画素P_2の色感と元の画素P_1の色感とが異なってしまう。したがって、映像の画質が低下するという問題点があった。
【0031】
図2は、本発明の第1実施例による映像輝度制御装置の構成図を示す。図2に示すように、映像輝度制御装置100は、最大成分演算部10、基準値演算部20、利得制御部30、輝度差演算部40、輝度増加量演算部50、RGB増加量演算部60及び加算演算部70を有する。
【0032】
輝度増加量演算部50は、R/G/Bチャンネル単位ベクトル演算部61、63、65、チャンネル選択部51及び輝度増加量演算回路53を有し、RGB増加量演算部60はそれぞれのR/G/Bチャンネル単位ベクトル演算部61、63、65及びRGB増加量演算回路67を有する。
【0033】
最大成分演算部10は、所定の入力信号(または画素)を構成する赤色信号Ri、緑色信号Gi、青色信号Biの3つの信号(または成分)のうち最大値を有する赤色信号Ri、緑色信号Gi、青色信号Biを、基準値演算部20、輝度差演算部40及び輝度増加量演算部50に出力する。すなわち、最大成分演算部10は所定の入力信号を構成する赤色信号Ri、緑色信号Gi、青色信号Biのうち最大値を有する信号の値を、入力信号の輝度(Y、以下“最大成分(信号)の輝度”という)と定めて出力する。
【0034】
基準値演算部20は、利得制御部30の出力信号Gval及び最大成分演算部10の出力信号Yに応答して最大成分演算部10の出力信号Yに相応する基準輝度Ref_Yを計算し、基準輝度Ref_Yを輝度差演算部40に出力する。利得制御部30の出力信号Gvalは、ユーザが制御することができる。すなわち、基準値演算部20は、最大成分演算部10の出力信号Yに相応する基準輝度Ref_Yを計算する。基準輝度Ref_Yは最大成分演算部10の出力信号Yに対応する所定のルックアップテーブルを使用して計算することができる。
【0035】
輝度差演算部40は、基準輝度Ref_Y及び最大成分の輝度Yに応答して前記出力信号Ref_Y,Yの輝度差dif_Yを計算し、輝度差dif_Yを輝度増加量演算部50に出力する。すなわち、輝度差演算部40は元の入力信号の輝度Y及び基準輝度Ref_Yに応答して両信号Ref_Y,Yの輝度差dif_Yを出力する。
【0036】
輝度増加量演算部50は、所定の入力信号、最大成分演算部10の出力信号及び輝度差演算部40の出力信号dif_Yに応答して、最大信号(成分)の輝度Yに対する輝度増加量Inc_Yを計算し、輝度増加量Inc_YをRGB増加量演算部60に出力する。
【0037】
RGB増加量演算部60は、所定の入力信号及び輝度増加量演算部50の出力信号Inc_Yに応答して各RGBに対する各RGB増加量Inc_R,Inc_G,Inc_Bを計算し、前記RGB増加量Inc_R,Inc_G,Inc_Bは加算演算部70に出力する。各RGB増加量Inc_R,Inc_G,Inc_Bは、輝度増加量演算部50の出力信号Inc_Yと、所定の入力信号を構成する赤色、緑色、及び青色に対する単位ベクトルとの乗算で演算される。
【0038】
加算演算部70は、所定の入力信号を構成するRGBと、RGB増加量演算部60の出力信号Inc_R,Inc_G,Inc_Bとの和である出力信号Ro,Go,Boを出力する。
【0039】
R/G/Bチャンネル単位ベクトル演算部61、63、65それぞれは、各チャンネルに入力される赤色信号Ri、緑色信号Gi、及び青色信号Biに対するそれぞれの単位ベクトルR_vec,G_vec,B_vecを計算して、前記それぞれの単位ベクトルR_vec,G_vec,B_vecをチャンネル選択部51及びRGB増加量演算回路60に出力する。チャンネル選択部51は、最大成分演算部10の出力信号に応答してR/G/Bチャンネル単位ベクトル演算部61、63、65の出力信号R_vec,G_vec,B_vecのうち一つを選択し、選択された信号を輝度増加量演算回路75に出力する。チャンネル選択部51は最大単位ベクトルを出力することが望ましい。
【0040】
輝度増加量演算回路53は、チャンネル選択部51の出力信号と輝度差演算部40の出力信号dif_Yとを乗算し、その結果をRGB増加量演算回路67に出力する。RGB増加量演算回路67は、輝度増加量演算回路53の出力信号Inc_Yと、R/G/Bチャンネル単位ベクトル演算部61、63、65それぞれの出力信号R_vec,G_vec,B_vecとをそれぞれのR/G/Bチャンネル別に乗算してその結果Inc_R,Inc_G,Inc_Bを加算演算部70に出力する。
【0041】
図3は、本発明の第2実施例による映像輝度制御装置の構成図を示す。図3の映像輝度制御装置200は、基準値演算部20、利得制御部30、輝度演算部110、輝度増加量演算部130、RGB増加量演算部60及び加算演算部70を有する。図3の映像輝度制御装置200は、図2の映像輝度制御装置100と似ているため、輝度演算部110、輝度増加量演算部130についてのみ説明する。
【0042】
輝度演算部110は、RGBで構成される所定の入力信号に対する輝度Yを計算して、その結果を基準値演算部20及び輝度増加量演算部130に出力する。輝度増加量演算部130は、基準値演算部20の出力信号Ref_Yと輝度演算部110の出力信号Yとの輝度差dif_Yを計算し、輝度差dif_YをRGB増加量演算部60に出力する。この場合、輝度差dif_Yは輝度増加量Inc_Yと同一である。
【0043】
RGB増加量演算部60は、所定の入力信号及び輝度増加量演算部130の出力信号dif_Yに応答して各RGB増加量Inc_R,Inc_G,Inc_Bを計算し、前記RGB増加量Inc_R,Inc_G,Inc_Bを加算演算部70に出力する。加算演算部70は、入力信号Ri,Gi,BiとRGB増加量演算部60の出力信号Inc_R,Inc_G,Inc_Bとの和である出力信号Ro,Go,Boを出力する。
【0044】
図4は、本発明の第3実施例による映像輝度制御装置の構成図を示す。図4の映像輝度制御装置300は輝度パラメータ演算部145、基準値演算部20、輝度向上比除算部140、RGB乗算部150を有する。
【0045】
輝度パラメータ演算部145は、映像信号Ri,Gi,Biが入力されると、入力映像の輝度パラメータを決定し、基準値演算部20、輝度向上比除算部140に出力する。輝度パラメータを決定する方法はいろいろある。例えば、入力映像信号を構成するRi、Gi、Biの3要素の値のうち最大値を輝度パラメータとして決定することができる。
【0046】
基準値演算部20に関する説明は、前述同様なので説明を略す。
【0047】
輝度向上比除算部140は、基準値演算部20から基準輝度値が入力される一方、輝度パラメータ演算部145から輝度パラメータが入力されると、両入力信号値を除算した後、その結果をRGB乗算部150に出力する。RGB乗算部150は、入力映像信号Ri,Gi,Biそれぞれに対して輝度向上比除算部140から入力された輝度向上比を乗算して輝度が向上した信号Ro,Go,Boを出力する。
【0048】
図5は、本発明の第1実施例による映像輝度制御方法を示すフローチャートである。図1、図2及び図5を参照して所定の入力信号Ri,Gi,Biに対する輝度を増加させる方法は次の通りである。
【0049】
最大成分演算部10は、赤色信号Ri、緑色信号Gi及び青色信号Biで構成される所定の入力信号(または画素)を受信して(第400段階)、赤色信号Ri、緑色信号Gi及び青色信号Biのうち最大値を有する赤色信号Ri、緑色信号Giまたは青色信号Biを、数式1によって求める(第410段階)。
【0050】
【数1】
Figure 0004313032
【0051】
ここで、Yは所定の入力信号(または画素)を構成する3信号Ri,Gi,Biのうち最大値を有する信号の値を意味する。最大成分演算部10は最大信号(または成分)に対する輝度Yを基準値演算部20、輝度差演算部40及び輝度増加量演算部50に出力する。
【0052】
基準値演算部20は、利得制御部30の出力信号Gvalに応答して(第421段階)、所定の入力信号または最大信号(または成分)に対する輝度Yに相応する基準輝度Ref_Yを、数式2によって計算し、基準輝度Ref_Yを輝度差演算部40に出力する(第420段階)。
【0053】
【数2】
Figure 0004313032
【0054】
ここで、Ref_YはF(Y)であり、F(Y)は数式1で表現される最大信号(または成分)に対する輝度Yに対する関数である。すなわち、基準輝度Ref_Yは最大信号(または成分)に対する輝度Y及び利得制御部30の出力信号Gvalによって決定される。
【0055】
図8は、本発明による輝度増加量を抽出する第1説明図である。図8を参照すれば、関数F()は数式3のように表現される。
【0056】
【数3】
Figure 0004313032
【0057】
ここでg1はスケール定数であり、g2はオフセット定数、Gvalは累乗を示す定数である。xは輝度Yを意味し、x_maxは最大輝度Yで白色(例えばR、G、Bがすべて最大である場合)に対応する。
【0058】
点線で図示された対角線は傾度1を示し、関数F()は非線形関数であって基準輝度Ref_Yを示し、点B1は元の入力信号または画素の輝度Yを示し、点B2は関数F()によって生成される基準輝度Ref_Yを意味する。すなわち、B1はYであり、すなわち、B2はRef_Yである。
【0059】
図9は、本発明による輝度増加量を抽出する第2説明図である。図9の関数F(x)は二つの非線形関数で構成され、関数F(x)は数式4で表現される。
【0060】
【数4】
Figure 0004313032
【0061】
ここでx_thは輝度区間の境界値を示し、g11は第1区間のスケール定数を示し、g21は第1区間のオフセット定数を示し、Gval1は第1区間の累乗を示す。また、g12は第2区間のスケール定数を示し、g22は第2区間のオフセット定数を示し、Gval2は第2区間の累乗を示す。
【0062】
関数F1()及びF2()は非線形関数であって基準輝度Ref_Yを示し、点B1は元の入力信号または画素の輝度Yを示し、点B2は関数F1()によって生成される基準輝度Ref_Yを意味する。すなわち、B2はRef_Yである。
【0063】
m個の非線形関数を使用する場合、関数F(x)は数式5のように表現される。
【0064】
【数5】
Figure 0004313032
【0065】
ここでkは区間を指定する指定子を示し、g1(k)はk区間でのスケール定数を示し、g2(k)はk区間でのオフセット定数を示し、Gval(k)はk区間での累乗を示す。数式5で表現される関数の図示は略す。
【0066】
図10は、本発明による輝度増加量を抽出する第3説明図である。図10は、本発明で使われる関数F(x)のまた他の構成例であり、関数F(x)は線形関数で表現される。
【0067】
【数6】
Figure 0004313032
【0068】
ここで、kは区間を指定する指定子を示し、s1は直線傾度を示し、s2はオフセットを示す。また、関数F1()及びF2()は線形関数であって基準輝度Ref_Yを示し、点B1は元の入力信号または画素の輝度Yを示し、点B2は関数F1()によって生成される基準輝度Ref_Yを意味する。すなわち、B2はRef_Yである。
【0069】
図11は、本発明による輝度増加量を抽出する第4説明図である。図11の関数は線形関数F2()と非線形関数F1()とより構成される。ここでB1はYであり、B2はRef_Yである。
【0070】
図12は、本発明による輝度増加量を抽出する第4説明図である。図12は、前記数式3の関数F()がg1=1、g2=0、Y_Gval値が1より大きい時に現れるグラフであって、入力映像の輝度を減らす時に使われうる。点B1は元の画素の輝度値(Y=B1)を意味し、点B3は関数F()により得られた基準輝度値(Ref_Y=B3)を意味する。
【0071】
図8ないし図12の関数F()は、本発明の実施例を説明するための関数であるが、本発明による関数は、図8ないし図12の関数F()に限定されるわけではない。
【0072】
輝度差演算部40は、数式7で表現される輝度差dif_Yを計算する(第430段階)。すなわち、輝度差演算部40は点B2と点B1との差を計算する。
【0073】
【数7】
Figure 0004313032
【0074】
数式3及び7に示すように、累乗Gvalが1以下であれば輝度Yに対する基準輝度Ref_Yが増加し、累乗Gvalが0に接近すれば輝度差dif_Yは増加する。したがって、輝度差dif_Yは累乗Gvalに応答して制御される。
【0075】
輝度増加量演算部50は、チャンネル選択部51の出力信号及び輝度差演算部40の出力信号dif_Yに応答して数式8を通じて輝度増加量Inc_Yを計算する(第440段階)。
【0076】
【数8】
Figure 0004313032
【0077】
ここでMax_Vectorは、所定の入力信号(または画素)を構成する赤色信号Ri、緑色信号Gi及び青色信号Biのうち最大値を有する信号(または成分)に対する単位ベクトルを意味する。ここで、輝度差dif_YはRGBの全成分に対する輝度増加量Inc_Yを示す。
【0078】
RGB増加量演算部60は、輝度増加量演算部50の出力信号Inc_Y及び各チャンネル単位ベクトル演算部61、63、65の各出力信号R_vec,G_vec,B_vecに応答して数式9で表現される所定の入力信号(または画素)を構成する各赤色信号Ri、緑色信号Gi及び青色信号Biの増加量Inc_R,Inc_G,Inc_Bを計算する(第450段階)。
【0079】
【数9】
Figure 0004313032
【0080】
ここで、b1はスケール定数であり、R_vec,G_vec,B_vecそそれぞれは赤色信号Ri、緑色信号Gi及び青色信号Biに対する単位ベクトルを示す。
【0081】
加算演算部70は、所定の入力信号を構成する赤色信号Ri、緑色信号Gi及び青色信号Biと、RGB増加量演算部60の出力信号Inc_R,Inc_G,Inc_Bとに応答して輝度が増加した赤色信号Ro、緑色信号Go及び青色信号Boを出力する。赤色信号Ro、緑色信号Go及び青色信号Boは数式10のように表現される。
【0082】
【数10】
Figure 0004313032
【0083】
輝度が増加したそれぞれの赤色信号Ro、緑色信号Go及び青色信号Boは元のRi、Gi及びBiと輝度増加量Inc_R,Inc_G,Inc_Bとのそれぞれの和で表現される。したがって、本発明の一実施例による映像の輝度制御装置100は、入力信号の輝度を増加させながら元の色相、彩度などの色感を維持できる効果がある。
【0084】
また、出力信号Ro,Go,Boの輝度増加量が最大輝度を超過できないため、出力信号Ro,Go,BoはRGB空間でそれぞれの最大値を超過しない。
【0085】
図6は、本発明の第2実施例による映像輝度制御方法を示すフローチャートである。図3及び図6を参照して入力信号Ri,Gi,Biの輝度を増加させる方法を説明する。図6は図5と似ているため、以下、図6の特徴的な部分だけ詳細に説明する。
【0086】
輝度演算部110は、赤色信号Ri、緑色信号Gi、青色信号Biで構成される所定の入力信号を受信して(第500段階)、入力信号に対する輝度Yを数式11を通じて計算する。すなわち、輝度演算部110は、所定の入力信号を構成する赤色信号Ri、緑色信号Gi及び青色信号Biに応答して所定の入力信号の輝度Yを計算する(第510段階)。
【0087】
【数11】
Figure 0004313032
【0088】
ここで、a1、a2、及びa3それぞれは所定の入力信号を構成するRGB信号の加重値を示す定数である。基準値演算部20は、輝度演算部110の出力信号Yに応答して基準輝度Ref_Yを数式2を通じて求める(第520段階)。
【0089】
輝度増加量演算部130は、入力信号に対する輝度Y及び基準輝度Ref_Yに応答して、数式12を通じて入力信号に対する輝度Yと基準輝度Ref_Yとの輝度差dif_Yを求める(第530段階)。この場合、輝度差dif_Yは輝度増加量Inc_Yである。
【0090】
【数12】
Figure 0004313032
【0091】
RGB増加量演算部60は、輝度増加量演算部50の出力信号Inc_Y及び各チャンネル単位ベクトル演算部61、63、65の出力信号R_vec,G_vec,B_vecに応答して数式9で表現されるRGBの各輝度増加量Inc_R,Inc_G,Inc_Bを計算する(第540段階)。
【0092】
加算演算部70は、入力信号を構成する3信号それぞれ及びそれぞれの輝度増加量Inc_R,Inc_G,Inc_Bに応答して輝度が増加した出力信号Ro,Go,Boを出力する。出力信号Ro,Go,Boは数式10のように表現される。
【0093】
図7は、本発明の第3実施例による映像輝度制御方法を示すフローチャートである。図4及び図7を参照して入力信号Ri,Gi,Biの輝度を増加させる方法を説明する。
【0094】
まず、映像信号Ri,Gi,Biが輝度パラメータ演算部145に入力される(第600段階)。
【0095】
入力信号Ri、Gi、Biで表現可能な色域内で輝度を向上させるためには、入力信号の輝度を示す輝度パラメータが必要である。輝度パラメータを求める方法はいろいろある。第1の方法は、RGB色空間上で任意の画素値Ri、Gi、Biのうち最大値を輝度パラメータとして定めることである。すなわち、前述した数式1により輝度パラメータ演算部145で輝度パラメータY_chを求める(第610段階)。
【0096】
輝度パラメータを求める第2の方法は、前述した数式11により求めることである。第3の方法は非線形方程式(数式13)を利用する。
【0097】
【数13】
Figure 0004313032
【0098】
ここでq1はスケール定数、q3はオフセット値、q2は累乗、YはRGBに対する線形輝度値であり、前記のYcになりうる。Ymaxは輝度の最大値、Lは入力Ri、Gi、Biに対する非線形輝度を意味する。国際標準色空間であるCIE L*の場合には、q1=116、q2=1/3、q3=16を使用する。
【0099】
第610段階後に、基準値演算部20では基準輝度値Ref_Yを求める(第620段階)。この時、輝度向上パラメータY_Gvalが制御信号として入力される(第630段階)。基準輝度値Ref_Yは数式2のように表現される。ここで、関数F()は輝度Y_ch(またはYc、L)の関数であり、図8ないし図12にF()の例が示されており、図8ないし図11の説明は前述した通りであり、図12は関数F()がg1=1、g2=0、Y_Gval値が1より大きい時に示すグラフであって、入力映像の輝度を減らす時に使用できる。図12で、点B1は元の画素の輝度値を意味し、点B3は関数F()により得られた基準輝度値(Ref_Y=B3)を意味する。
【0100】
第620段階後に、輝度向上比除算部140で入力画素の輝度値Y_chと基準輝度値Ref_Yとの比率の輝度向上比Brt_ratioを求める(第640段階)。
【0101】
【数14】
Figure 0004313032
【0102】
前記数式14を利用して任意の入力画素に対する輝度向上比を求める。
【0103】
第640段階後に、RGB乗算部150では第640段階で求めた輝度向上比を入力画素のRGBそれぞれの成分に乗算して、輝度が向上した出力画素値を得る(第650段階)。
【0104】
【数15】
Figure 0004313032
【0105】
数式14のRef_YはRGB色空間で色域範囲内の値であり、RGBのうち最大値の向上比であるBrt_ratioも色域範囲内の値であるため、RGBのうち最大値と同一か、あるいは最大値より小さな残りの2成分の値も同一向上比を乗算する時、これらも色域範囲内の値になる。
【0106】
第650段階後に、輝度が向上した出力信号Ro,Go,BoがRGB乗算部150から出力される(第660段階)
【0107】
数式3でg1、g2、Y_Gvalのような輝度向上パラメータが必要である。これら輝度向上パラメータはユーザの制御によりそれぞれの値が調整される。
【0108】
図13は、本発明の実施例による映像の輝度程度による適応的映像輝度制御装置を示すブロック図である。本実施例の適応的映像輝度制御装置は、輝度向上パラメータ設定部160と輝度制御部169とより構成される。
【0109】
まず、輝度向上パラメータ設定部160は、映像信号Ri,Gi,Biが入力されつつ、輝度向上に必要なスケール値を含む制御信号が入力されて、輝度向上パラメータを計算する。制御信号には基準平均輝度Y_refer、DR_high、DR_low、ScaleFu及びScaleFdが使われるが、後で図18を説明する際に共に説明する。
【0110】
輝度制御部169は、輝度向上パラメータ設定部160の出力である輝度向上パラメータY_Gvalが入力されて、映像信号の輝度を制御して向上した輝度信号を出力する。輝度制御部169は、図2ないし図4で説明した輝度制御装置100、200、300が使用できる。
【0111】
図14は、図13に示す輝度向上パラメータ設定部160の詳細ブロック図であり、RGB信号変換部161、平均輝度演算部163及びパラメータ演算部165より構成される。
【0112】
まず、RGB信号変換部161は、映像信号Ri,Gi,Biが入力されると、それを輝度信号Yに変換した後、平均輝度演算部163に出力する。しかし、もし入力映像信号がRGB形態ではなくY、Cb、Crの形態であれば、RGB信号変換部161は不要である。
【0113】
平均輝度演算部163は、入力された輝度値の平均を求めた後、その結果をパラメータ演算部165に出力する。フレーム単位で映像が処理される場合には一フレームの画素の輝度値を平均する。
【0114】
パラメータ演算部165は、平均輝度演算部163から平均輝度が入力されつつ輝度向上に必要なスケール値を含む制御信号が入力されると、輝度向上パラメータY_Gvalを計算して、これを輝度制御部169に出力する。
【0115】
図16は、本発明の実施例による映像の輝度程度による適応的映像輝度制御方法を示すフローチャートである。図13ないし図16を参照して、入力信号Ri,Gi,Biの輝度程度によって適応的に映像の輝度を増加させる方法を説明する。
【0116】
映像の輝度程度を示す代表的なパラメータは映像の平均輝度である。図15は輝度が互いに異なる3つの映像の輝度ヒストグラムを示す図面であり、映像の輝度信号の分布を、映像の輝度が暗い場合のD1、中間輝度の場合のD2及び高輝度の場合のD3として示している。そしてD1〜D3の輝度程度を表現する平均輝度は各々Dc1、Dc2、Dc3で表記する。
【0117】
図16で、まず、一フレーム映像が輝度向上パラメータ設定部160及び輝度制御部169に入力される(第700段階)。
【0118】
平均輝度演算部163で入力映像の平均輝度を計算する(第710段階)。
【0119】
パラメータ演算部165から平均輝度が入力されて制御信号によって輝度向上パラメータY_Gvalを計算する(第730段階)。
【0120】
輝度制御部169で輝度向上パラメータ及び入力映像信号に応答して画素別に向上した輝度値を計算する(第750段階)。向上した輝度値は、前述した図5ないし図7に示すように計算することができる。
【0121】
輝度制御部169から向上した輝度値を出力する(第760段階)。
【0122】
図17は、図16に示す第710段階の詳細フローチャートである。図17に示す段階は、図14に示す平均輝度演算部163で行われる。以下、図17を参照して平均輝度を計算する第710段階を詳細に説明する。
【0123】
映像の平均輝度Y_meanは次の数式16のように表現される。
【0124】
【数16】
Figure 0004313032
【0125】
ここで、Ycは輝度を示すパラメータであり、数式1で表現できる。添字iは映像内の任意の空間座標を示すインデックスであり、Nは映像の総画素数である。
【0126】
平均輝度を計算する第710段階において、まず、一フレーム映像の開始直前に添字i=0、輝度和(Y_sum)=0に設定する(第711段階)。
【0127】
画素値Ri、Gi、Biが入力される(第712段階)。
【0128】
iに該当する位置の入力画素値Ri、Gi、Biに対する輝度値を計算する(第713段階)。図面の第713段階には数式11による輝度値が示されている。しかし、数式1または数式13により輝度値を求めうることはもちろんである。
【0129】
第713段階で求めた輝度値を輝度和Y_sumに加算する(第714段階)。
【0130】
第714段階後に、iがフレーム映像を構成する総画素数より小さいかどうかを比較する(第715段階)。
【0131】
iが総画素数より小さい場合にiを1増加させた後、第712段階に戻って反復して段階を行う(第716段階)。
【0132】
第715段階でiが総画素数より小さくない場合には輝度和Y_sumを総画素数で割って映像の平均輝度Y_meanを計算する(第717段階)。
【0133】
図18は、図16に示す第730段階の詳細フローチャートである。図18に示す段階は、図14に示すパラメータ演算部165で行われる。以下、図18を参照して輝度向上パラメータY_Gvalを計算する第730段階を詳細に説明する。
【0134】
まず、第710段階で求めた映像の平均輝度Y_meanと基準平均輝度Y_referとの平均輝度差Y_differを求める(第731段階)。映像の平均輝度Y_meanによる輝度増減を決定するために平均輝度の基準になる基準平均輝度Y_referを使用する。基準平均輝度は、映像の輝度増減が要らない時の平均輝度値である。したがって、入力平均輝度値が基準平均輝度値より小さい場合、映像の輝度増加が要求され、入力平均輝度値が基準平均輝度値より大きい場合、映像の輝度減少が要求される。映像の輝度増加または減少を行う方法として、数式3でガンマ指数であるGvalを輝度向上パラメータとして利用することができる。
【0135】
第731段階後、平均輝度差Y_differが正数であれば、次の数式17を利用して輝度向上パラメータY_Gvalを計算する(第735段階)。
【0136】
【数17】
Figure 0004313032
【0137】
平均輝度差Y_differが負数であれば、次の数式18を利用して輝度向上パラメータを計算する(第737段階)。
【0138】
【数18】
Figure 0004313032
【0139】
前記数式17及び数式18で、G_defは基準平均輝度値に対するガンマ指数である輝度向上パラメータY_Gvalの基準値を表現し、DR_highは映像の平均輝度に対する最大許容値、DR_lowは映像の平均輝度に対する最小許容値を意味し、スケールファクタであるScaleFuとScaleFdとは各々ガンマ指数の最大及び最小許容範囲を示す値である。各値の例として、G_def=1、Y_refer=168、DR_high=250、DR_low=50、ScaleFu=ScaleFd=0.5を使用できる。基準平均輝度Y_refer、DR_high、DR_low、ScaleFu及びScaleFdは、図13に示す輝度向上パラメータ設定部160に入力される所定制御信号として使用されるが、その値は、ユーザまたはチップメーカーにより調整可能である。
【0140】
図19は、本発明の実施例による映像の輝度範囲または輝度範囲及び輝度程度による適応的映像輝度制御装置を示すブロック図である。本実施例の適応的映像輝度制御装置は、パラメータ設定部170、輝度範囲向上部180及び輝度制御部190より構成される。
【0141】
まず、パラメータ設定部170には、映像信号Ri,Gi,Bi及び輝度向上に必要なスケール値を含む制御信号、輝度範囲最小値のスケール値を含む制御信号LowScale、輝度範囲最大値のスケール値を含む制御信号HighScaleが入力される。ここで輝度向上に必要なスケール値を含む制御信号は、図13に示す輝度向上パラメータ設定部160に入力される制御信号と同一である。すなわち、基準平均輝度値Y_refer、映像の平均輝度に対する最大許容値DR_high、映像の平均輝度に対する最小許容値DR_low、及びスケールファクタとしてガンマ指数である輝度向上パラメータの最大許容範囲を示す値ScaleFu及びガンマ指数の最小許容範囲を示す値ScaleFdになる。このような輝度向上パラメータ設定部160に入力される制御信号または輝度範囲のスケール値を含む制御信号の有無によって、図19に示す適応的映像輝度制御装置は、輝度範囲または輝度程度によって、あるいは輝度範囲及び輝度程度によって適応的に映像の輝度を制御する機能を行う。
【0142】
パラメータ設定部170は、輝度向上パラメータを輝度制御部190に出力する一方、4種の輝度範囲向上パラメータ、すなわち、入力信号の輝度の最小値Y_low、入力信号の輝度の最大値Y_high、輝度範囲が拡張される場合に拡張された輝度範囲の最小値AppYL、及び輝度範囲が拡張される場合に拡張された輝度範囲の最大値AppYHを、輝度範囲向上部180に出力する。
【0143】
輝度範囲向上部180は、パラメータ設定部170から前記4種の輝度範囲向上パラメータY_low、Y_high、AppYL、AppYHが入力され、MICOM(図示せず)から輝度範囲パラメータである基準輝度範囲最大値ReferYH、基準輝度範囲最小値ReferYL、拡張された輝度範囲の基準輝度範囲最大値ReferYoH及び拡張された輝度範囲の基準輝度範囲最小値ReferYoLが入力されつつ映像信号Ri,Gi,Biが入力されて、画素別に輝度範囲向上を行って、その結果を輝度制御部190に出力する。
【0144】
輝度制御部190は、パラメータ設定部170から輝度向上パラメータが入力されつつ輝度範囲向上部180から輝度範囲が向上した信号が入力されて映像信号Ri,Gi,Biに対して画素別に輝度向上を計算した後、輝度が向上した信号Ro,Go,Boを出力する。
【0145】
図20は、図19に示すパラメータ設定部170の詳細構成を示す実施例である。本実施例のパラメータ設定部170は、輝度向上パラメータ設定部160と輝度範囲向上パラメータ設定部171とより構成される。そして、輝度範囲向上パラメータ設定部171は、RGB信号変換部161、輝度最小値演算部174、輝度最大値演算部176、第2パラメータ演算部175及び第3パラメータ演算部177から構成される。輝度向上パラメータ設定部160は、前述した通りである。
【0146】
輝度向上パラメータ設定部160は前述した通りなので説明を略し、輝度範囲向上パラメータ設定部171について以下に説明する。
【0147】
まず、前述したようにRGB信号変換部161は、入力映像信号がRGB形態の信号である場合に輝度信号に変換して輝度最小値演算部174と輝度最大値演算部176とに各々出力する。したがって、入力映像信号がRGB形態でない場合にはRGB信号変換部は不要である。
【0148】
輝度最小値演算部174は、入力された輝度値のうち最小値Y_lowを求めた後、その結果を第2パラメータ演算部175と輝度範囲向上部180とに出力する。
【0149】
第2パラメータ演算部175は、輝度最小値Y_lowが入力される一方で輝度範囲最小値のスケール値を含む制御信号LowScaleが入力されて適用輝度最小値パラメータAppYLを計算した後、これを輝度範囲向上部180に出力する。
【0150】
輝度最大値演算部176は、入力された輝度値のうち最大値Y_highを求めた後、その結果を第3パラメータ演算部177及び輝度範囲向上部180に出力する。
【0151】
第3パラメータ演算部177は、輝度最大値Y_highが入力される一方で、輝度範囲最大値のスケール値を含む制御信号HighScaleが入力されて、適用輝度最大値パラメータAppYHを計算した後、これを輝度範囲向上部180に出力する。
【0152】
図21及び図22は、図19に示す輝度範囲向上部180の詳細構成を示す実施例である。
【0153】
まず、図21の輝度範囲向上部180は、輝度パラメータ演算部145、区間比較部181、区間選択部189及び区間別輝度信号演算部182より構成され、区間別輝度信号演算部182は、第1区間演算部183、第2区間演算部185及び第3区間演算部187より構成される。
【0154】
輝度パラメータ演算部145は前述したことと同じなので詳細な説明は略し、輝度パラメータ演算部145の出力である輝度パラメータY_chは輝度制御部190に入力され、一方に区間比較部181、第1区間演算部183、第2区間演算部185及び第3区間演算部187に入力される。
【0155】
区間比較部181は、輝度パラメータ演算部145から輝度パラメータY_chが入力される一方で入力映像の区間範囲の最小及び最大値であるY_lowとY_highとが各々パラメータ設定部170から入力される。
【0156】
輝度パラメータY_chをY_low及びY_highと比較してY_lowより小さいか、Y_lowとY_highとの間にあるか、あるいはY_highより大きいかを判断していずれの区間に属しているかを決定して、相応する区間情報を区間選択部189に出力する。
【0157】
第1区間演算部183は、輝度パラメータ演算部145から輝度パラメータY_chが入力される。さらに、第1区間演算部183は、パラメータ設定部170から入力信号の輝度の最小値Y_lowと、輝度範囲が拡張される場合に拡張された輝度範囲の最小値AppYLとが入力され、マイコン(図示せず)から、基準輝度範囲最小値ReferYLと、拡張された輝度範囲の基準輝度範囲最小値ReferYoLとが入力されて、Y_chを対象として輝度範囲が向上した値を計算した後、その結果を区間選択部189に出力する。
【0158】
第2区間演算部185は、輝度パラメータ演算部145から輝度パラメータY_chが入力される。さらに、第2区間演算部185は、パラメータ設定部170)からY_low、Y_high、AppYL及びAppYHが入力され、Y_chを対象として輝度範囲が向上した値を計算した後、その結果を区間選択部189に出力する。
【0159】
第3区間演算部187は、輝度パラメータ演算部145から輝度パラメータY_chが入力される。さらに、第3区間演算部187は、パラメータ設定部170からY_high及びAppYHが入力され、マイコンから基準輝度範囲最大値ReferYHと拡張された輝度範囲の基準輝度範囲最大値ReferYoHとが入力され、Y_chを対象として輝度範囲が向上した値を計算した後、その結果を区間選択部189に出力する。
【0160】
区間選択部189は、第1区間演算部183、第2区間演算部185及び第3区間演算部187それぞれから入力された信号のうち区間比較部181から入力された区間情報に相応する一つの信号を選択して輝度範囲が拡張された輝度信号Y1を輝度制御部190に出力する機能を行う。
【0161】
図22の輝度範囲向上部180は、輝度パラメータ演算部145、区間比較部181及び区間別輝度信号演算部182で構成され、区間別輝度信号演算部182は、第1区間演算部183、第2区間演算部185及び第3区間演算部187で構成される。図21に示す装置と似ているので特徴的な部分だけ以下で説明する。
【0162】
区間比較部181は、区間情報を第1区間演算部183、第2区間演算部185及び第3区間演算部187それぞれに出力して該当区間に相応する区間演算部の出力だけをイネーブルさせて出力し、他の区間演算部はディセーブルさせる。したがって、輝度範囲が拡張された輝度信号Y1が輝度制御部190に出力される。
【0163】
図23は図19に示す輝度制御部190の詳細構成を示す図面である。図23に示すように、輝度制御部190は、基準値演算部20、輝度向上比除算部140及びRGB乗算部150で構成される。図23に示す輝度制御部190は、図4に示す輝度制御装置と似ていて輝度パラメータ演算部145が除外されただけで他の構成要素の動作は同一である。したがって特徴的な部分だけ以下で説明する。
【0164】
図4の装置と比較した時の差異点は、図23の基準値演算部20が図4でのように輝度パラメータ演算部145から輝度パラメータY_chが入力される代わりに、輝度範囲向上部180の出力である輝度範囲が向上した信号Y1が入力されて基準輝度値Ref_Yを計算するという点である。輝度範囲が向上した信号Y1を数式3で表現される関数F()の変数xとして使用することによって映像の輝度範囲によって適応的に映像輝度を制御できる。
【0165】
図24は、本発明の実施例による映像の輝度範囲または輝度範囲及び輝度程度による適応的映像輝度制御方法を説明するためのフローチャートである。
【0166】
映像の輝度範囲Y_DRを表現する方法は次の通りである。
【0167】
【数19】
Figure 0004313032
【0168】
ここで、Y_highは映像の輝度値のうち最大値を意味し、Y_lowは映像の輝度値のうち最小値を意味する。前記Y_highとY_lowとを各々総画素数を基準に輝度が上位10%と下位10%の位置にある輝度値として設定できる。
【0169】
一方、映像の対比が大きいということはY_DR値が大きいということと意味する。
【0170】
図4及び図23に示す基準値演算部20は、数式2及び数式3により表現される基準輝度値Ref_Yを計算して入力映像の輝度向上のために使用する。この時、関数F()の重要な役割として使われる現在入力映像の輝度パラメータY_chの代りに輝度範囲が拡張された輝度値Y1を使用すれば、入力映像の輝度範囲によって輝度が向上した出力映像を得られる。また図16ないし図18に示すような方法で輝度向上パラメータY_Gvalを計算して輝度制御に利用することによって、輝度範囲による適応的映像輝度制御と共に映像の輝度程度による適応的映像輝度制御も可能になる。
【0171】
図19ないし図24を参照して映像の輝度範囲または輝度範囲及び輝度程度による適応的映像輝度制御方法を説明する。
【0172】
まず、フレーム単位の映像がパラメータ設定部170、輝度範囲向上部180及び輝度制御部190に入力される(第800段階)。
【0173】
平均輝度演算部163から入力された一フレーム映像の平均輝度Y_meanを求める(第810段階)。平均輝度Y_meanは前述した図17に示すような段階により求めうる。
【0174】
パラメータ演算部165は、映像の平均輝度Y_meanから輝度向上パラメータY_Gvalを計算する(第820段階)。輝度向上パラメータY_Gvalは前述した図18に示すような段階により求めることができる。
【0175】
輝度最小値演算部174及び輝度最大値演算部176は各々映像の輝度範囲最小値Y_low及び最大値Y_highを計算する(第830段階)。輝度範囲最小値Y_low及び最大値Y_highは各々映像の輝度値のうち最大値と最小値でもあるが、本実施例では輝度ヒストグラムで見る時、各々総画素数を基準に輝度が上位10%の位置にある輝度値と下位10%の位置にある輝度値と設定する。
【0176】
第2パラメータ演算部175及び第3パラメータ演算部177は各々適用輝度範囲最小値AppYL及び最大値AppYHを計算する(第840段階)。映像の輝度範囲を拡張するためには輝度範囲の基準が必要であり、このために基準輝度範囲最大値ReferYH及び基準輝度範囲最小値ReferYLを使用する。入力映像に対して輝度範囲値Y_high、Y_lowが計算されれば、輝度範囲の増加量を決定する方法は次の通りである。
【0177】
【数20】
Figure 0004313032
【0178】
【数21】
Figure 0004313032
【0179】
ここで、AppYL及びAppYHは各々実際映像に適用される拡張された輝度範囲の最小値及び最大値であり、LowScale及びHighScaleは各々輝度範囲拡張程度を制御するパラメータである。パラメータ値の実施例では、LowScale及びHighScaleの値はいずれも0.3、ReferYL=1、ReferYH=255である。
【0180】
輝度範囲向上部180から入力される画素別に、輝度パラメータが属している区間別に輝度範囲が拡張された信号Y1を計算する(第850段階)。
【0181】
輝度制御部190で輝度向上パラメータY_Gvalを利用して、画素別に輝度が向上した値を計算する(第860段階)。この段階は、図5ないし図7に示すような段階により行うことができる。
【0182】
入力された一フレーム映像内のあらゆる画素が処理されるまで第850段階と第860段階とを繰り返す(第870段階)。
【0183】
図25は、図24に示す第850段階をより詳細に説明するためのフローチャートである。図19、図21、図22及び図25を参照して説明する。
【0184】
まず、輝度パラメータY_ch、適用輝度最小値パラメータAppYL及び適用輝度最大値パラメータAppYHが区間比較部181に入力される(第851段階)。
【0185】
輝度パラメータY_chが適用輝度最小値パラメータAppYLより小さいかどうかを判断する(第852段階)。
【0186】
輝度パラメータY_chが適用輝度最小値パラメータAppYLより小さな場合には、第1区間演算部183で数式22により輝度範囲が拡張された輝度信号Y1を求める(第853段階)。
【0187】
【数22】
Figure 0004313032
【0188】
輝度パラメータY_chが適用輝度最小値パラメータAppYLより小さくない場合には、輝度パラメータY_chが適用輝度最大値パラメータAppYHより大きいかどうかを判断する(第854段階)。
【0189】
輝度パラメータY_chが適用輝度最大値パラメータAppYHより大きくない場合には、第2区間演算部185で数式23により輝度範囲が拡張された輝度信号Y1を求める(第855段階)。
【0190】
【数23】
Figure 0004313032
【0191】
輝度パラメータY_chが適用輝度最大値パラメータAppYHより大きい場合には、第3区間演算部187で数式24により輝度範囲が拡張された輝度信号Y1を求める(第856段階)。
【0192】
【数24】
Figure 0004313032
【0193】
第853段階、第855ないし第856段階のそれぞれの段階後に、輝度範囲が拡張された輝度信号Y1を輝度制御部190に出力する(第857段階)。
【0194】
本発明の方法は、コンピュータを手段として機能させるプログラムとして実現可能である。一方、本発明はまた、コンピュータで読取りできる記録媒体にコンピュータが読取りできるコードとして具現することが可能である。コンピュータで読取りできる記録媒体は、コンピュータシステムによって読取りできるデータが記憶されるすべての記録装置を含む。コンピュータで読取りできる記録媒体の例には、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フレキシブルディスク、光データ記憶装置などがあり、またキャリヤウェーブ(例えば、インターネットを通した伝送)の形態に具現されるものも含む。またコンピュータで読取りできる記録媒体はネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータが読取りできるコードに記憶されて実行される。
【0195】
【発明の効果】
前述したように、本発明による映像の輝度制御方法及び映像の輝度制御装置は、全体または一部分の映像の輝度を増加させながらも元の色感を維持する効果がある。また本発明による映像の輝度程度による適応的輝度制御方法及び装置は、映像全体または映像の一部分で映像の輝度程度によって輝度を適応的に向上させながらも元の色感を維持する効果がある。また本発明による映像の輝度範囲及び/または輝度程度による適応的輝度制御方法及び装置は、映像全体または映像の一部分で映像の輝度範囲及び/または輝度程度によって適応的に輝度範囲及び/または輝度を向上させながらも元の色感を維持する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】RGB信号をRGB色空間でベクトルで表現したことを示す図面である。
【図2】本発明の第1実施例による映像の輝度制御装置のブロック図である。
【図3】本発明の第2実施例による映像の輝度制御装置のブロック図である。
【図4】本発明の第3実施例による映像の輝度制御装置のブロック図である。
【図5】本発明の第1実施例による映像の輝度制御方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例による映像の輝度制御方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施例による映像の輝度制御方法を示すフローチャートである。
【図8】本発明による映像の輝度増加量を抽出する第1説明図である。
【図9】本発明による映像の輝度増加量を抽出する第2説明図である。
【図10】本発明による映像の輝度増加量を抽出する第3説明図である。
【図11】本発明による映像の輝度増加量を抽出する第4説明図である。
【図12】本発明による映像の輝度増加量を抽出する第4説明図である。
【図13】本発明の実施例による映像の輝度程度による適応的映像輝度制御装置を示すブロック図である。
【図14】図13に示す輝度向上パラメータ設定部160の詳細ブロック図である。
【図15】輝度が相異なる3つの映像の輝度ヒストグラムを示す図面である。
【図16】本発明の実施例による映像の輝度程度による適応的映像輝度制御方法を示すフローチャートである。
【図17】図16に示す第710段階の詳細フローチャートである。
【図18】図16に示す第730段階の詳細フローチャートである。
【図19】本発明の実施例による映像の輝度範囲または輝度範囲及び輝度程度による適応的映像輝度制御装置を示すブロック図である。
【図20】図19に示すパラメータ設定部170の詳細構成を示す図面である。
【図21】図19に示す輝度範囲向上部180の詳細構成を示す図面である。
【図22】図19に示す輝度範囲向上部180の詳細構成の一例を示す図面である。
【図23】図19に示す輝度制御部190の詳細構成の別の例を示す図面である。
【図24】本発明の実施例による映像の輝度範囲または輝度範囲及び輝度程度による適応的映像輝度制御方法を説明するためのフローチャートである。
【図25】図24に示す第850段階をより詳細に説明するためのフローチャートである。

Claims (9)

  1. RGB信号で構成される所定の入力信号を受信し、各RGB信号のうち最大値を有する各RGB信号の値を前記入力信号の輝度として、基準値演算部、輝度差演算部および輝度増加量演算部に出力する最大成分演算部と、
    所定の制御信号と前記入力信号の輝度を用いて、明るさが増加された出力信号の輝度が予め設定された最大輝度値を超えないようにするための基準輝度を求めて前記輝度差演算部に出力する前記基準値演算部と、
    前記入力信号の輝度および前記基準輝度に基づいて、当該入力信号の輝度と当該基準輝度との輝度差を計算して前記輝度増加量演算部に出力する前記輝度差演算部と、
    前記当該入力信号の輝度と当該基準輝度との輝度差と前記入力信号のうち最大値を有する各RGB信号に対する単位ベクトル間の比率に基づいて、前記入力信号全体の輝度増加量を計算してRGB増加量演算部に出力する前記輝度増加量演算部と、
    前記入力信号全体に対する輝度増加量と各RGB信号の単位ベクトルを乗算して各RGB信号の輝度増加量を計算して加算演算部に出力する前記RGB増加量演算部と、
    前記各RGB信号の輝度増加量を前記入力信号の各RGB信号に加算して前記明るさが増加された出力信号を出力する前記加算演算部とを具備し、
    前記制御信号はユーザにより調整され、前記明るさが増加された出力信号の輝度は色空間で最大値を超えないことを特徴とする映像輝度制御装置。
  2. 前記入力信号に代えて画素としたことを特徴とする請求項1に記載の映像輝度制御装置。
  3. RGB信号で構成される所定の入力信号を受信し、当該RGB信号の加重値を示す定数を当該入力信号の各RGB信号に乗算して設定した値を前記入力信号の輝度として、基準値演算部および輝度増加量演算部に出力する輝度演算部と、
    所定の制御信号と前記入力信号の輝度を用いて、明るさが増加された出力信号の輝度が予め設定された最大輝度値を超えないようにするための基準輝度を求めて前記輝度増加量演算部に出力する前記基準値演算部と、
    前記入力信号の輝度及び前記基準輝度に基づいて、当該入力信号の輝度と当該基準輝度との輝度差を前記入力信号全体に対する輝度増加量として計算する前記輝度増加量演算部と、
    前記入力信号全体に対する輝度増加量と各RGB信号の単位ベクトルを乗算して各RGB信号の輝度増加量を計算して加算演算部に出力するRGB増加量演算部と、
    前記各RGB信号の輝度増加量を前記入力信号の各RGB信号に加算して前記明るさが増加された出力信号を出力する前記加算演算部を具備し、
    前記制御信号はユーザにより調整され、前記明るさが増加された出力信号の輝度は色空間で最大値を超えないことを特徴とする映像輝度制御装置。
  4. RGB信号で構成される入力映像信号を受信し、当該入力映像信号の輝度を示す輝度パラメータを決定して、基準値演算部および輝度向上比除算部に出力する輝度パラメータ演算部と、
    制御信号としての輝度向上パラメータと前記入力映像信号の輝度を用いて、明るさが増加された出力信号の輝度が予め設定された最大輝度値を超えないようにするための基準輝度を求めて前記輝度向上比除算部に出力する前記基準値演算部と、
    前記入力映像信号の輝度パラメータと前記基準輝度との比率に基づき輝度向上比を求めてRGB乗算部に出力する前記輝度向上比除算部と、
    前記輝度向上比を前記入力映像信号の画素のRBGごとに乗算してあらわされた出力信号を出力するRGB乗算部とを具備し、
    前記輝度向上パラメータはユーザにより調整され、前記明るさが増加された出力信号の輝度は色空間で色域範囲内に存在することを特徴とする映像輝度制御装置。
  5. 前記輝度パラメータは、前記入力映像信号を構成するRGBの各信号のうち最大値を有する各RGB信号の値を設定することを特徴とする請求項4に記載の映像輝度制御装置。
  6. RGB信号で構成される所定の入力信号を受信し、各RGB信号のうち最大値を有する各RGB信号の値を前記入力信号の輝度として出力する段階と、
    ユーザにより調整された所定の制御信号と前記入力信号の輝度を用いて、明るさが増加された出力信号の輝度が予め設定された最大輝度値を超えないようにするための基準輝度を求めて出力する段階と、
    前記入力信号の輝度および前記基準輝度に基づいて、当該入力信号の輝度と当該基準輝度との輝度差を計算して出力する段階と、
    前記入力信号の輝度と基準輝度との輝度差と前記入力信号のうち最大値を有する各RGB信号に対する単位ベクトル間の比率に基づいて、前記入力信号全体の輝度増加量を計算して出力する段階と、
    前記入力信号全体に対する輝度増加量と各RGB信号の単位ベクトルを乗算して各RGB信号の輝度増加量を計算して出力する段階と、
    前記各RGB信号の輝度増加量を前記入力信号の各RGB信号に加算して前記明るさが増加された出力信号を出力する段階とを具備し、
    前記明るさが増加された出力信号の輝度は色空間で最大値を超えないことを特徴とする映像輝度制御方法。
  7. 前記入力信号に代えて画素としたことを特徴とする請求項6に記載の映像輝度制御方法。
  8. RGB信号で構成される所定の入力信号を受信し、当該RGB信号の加重値を示す定数を当該入力信号の各RGB信号に乗算して設定した値を前記入力信号の輝度として出力する段階と、
    ユーザにより調整された所定の制御信号と前記入力信号の輝度を用いて、明るさが増加された出力信号の輝度が予め設定された最大輝度値を超えないようにするための基準輝度を求めて出力する段階と、
    前記入力信号の輝度および前記基準輝度に基づいて、当該入力信号の輝度と当該基準輝度との輝度差を前記入力信号全体に対する輝度増加量として計算する段階と、
    前記入力信号全体に対する輝度増加量と各RGB信号の単位ベクトルを乗算して各RGBの輝度増加量を計算して出力する段階と、
    前記各RGB信号の輝度増加量を前記入力信号の各RGB信号に加算して前記明るさが増加された出力信号を出力する段階とを具備し、
    前記明るさが増加された出力信号の輝度は色空間で最大値を超えないことを特徴とする映像輝度制御方法。
  9. RGB信号で構成される入力映像信号を受信し、当該入力映像信号の輝度を示す輝度パラメータを決定して出力する段階と、
    ユーザにより調整された制御信号としての輝度向上パラメータと前記入力映像信号の輝度を用いて、明るさが増加された出力信号の輝度が予め設定された最大輝度値を超えないようにするための基準輝度を求めて出力する段階と、
    前記入力映像信号の輝度パラメータと前記基準輝度との比率に基づき輝度向上比を求めて出力する段階と、
    前記輝度向上比を前記入力映像信号の画素のRBGごとに乗算してあらわされた出力信号を出力する段階とを具備し、
    前記明るさが増加された出力信号の輝度は色空間で色域範囲内に存在することを特徴とする映像輝度制御方法。
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