JP4312990B2 - 液晶表示パネルの検査テーブル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示パネルを点灯検査するための検査テーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の検査テーブルの正面断面図である。検査テーブル10のチャックトップのハウジング12の表面には液晶表示パネル14を載せることができ,この液晶表示パネル14の電極に接触子(プローブ針)を接触させて液晶表示パネル14を点灯させてから,その点灯状態を撮像装置で撮影することで液晶表示パネル14を検査できる。液晶表示パネル14の両面には偏光板16,18が貼り付けられている。ハウジング12の上面に形成した吸着溝13に負圧を供給することで,液晶表示パネル14の周辺部分(偏光板16,18が貼り付けられていない部分)をハウジングに12に吸着でき,その吸着力32によって,液晶表示パネル14をハウジング12に吸着固定できる。
【0003】
ハウジング12の内部には導光板24がねじ25で固定されている。導光板24の上には拡散シート26を介して拡散板28が配置されている。ハウジング12の背後にはバックライト装置20があり,その内部には蛍光管22が収容されている。蛍光管22の照明光は,導光板24と拡散シート26と拡散板28を通過して,液晶表示パネル14を裏側から均一に照明する。この照明状態で液晶表示パネル14の点灯状態を検査する。
【0004】
液晶表示パネル14の下面(すなわち,ハウジング12の表面)と拡散板28の上面との間には隙間Gが形成されている。この隙間Gは約1mmである。偏光板18の厚みは,液晶表示パネル14の品種によって異なり,また同じ品種でも製造ロットごとに異なることがあるので,予想される最大の厚みを考慮して,偏光板18が拡散板28にぶつからないように距離Gを設定してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
液晶表示パネルが大型(例えば,パソコンやテレビなどの表示装置用)の場合,上述の従来の検査テーブルでは次のような問題がある。図8に示すように,液晶表示パネル14の中央部は自重34によって下向きに撓む。例えば,大型の液晶表示パネル14の場合,その中央部で,0.4mm程度,下方に撓む。図7に示す隙間Gをなるべく小さくしておけば,液晶表示パネル14が撓んだときに偏光板18の下面が拡散板28の上面にすぐに接触するので,液晶表示パネル14の撓みは小さくなる。しかし,上述のように偏光板18の厚みは必ずしも一定ではないので,隙間Gをあまり小さくできない。
【0006】
液晶表示パネル14が撓んでいても,目視による点灯検査の場合はそれほど影響がない。しかし,自動画質検査装置(ラインセンサやCCDカメラを用いて撮影するもの)で点灯検査をすると,液晶表示パネル14が撓んでいる場合には,検出アドレスのずれを生じるおそれがある。撓みが大きくなれば,画像読み取り時に隣の画素を読み込んでしまうという致命的なエラーが生じる。
【0007】
自重による撓みのほかに,液晶表示パネル14が固有の反りをもっている場合でも,同様の問題が生じるおそれがある。
【0008】
さらに,蛍光管22からの熱放射によって拡散板28が図8に示すように熱膨張して変形することもある。拡散板28が変形すると,拡散板28と導光板24とが(拡散シート26を介して)平面接触しなくなったり,拡散板28と液晶表示パネル14とが局所的に接触したりして,点灯検査時にシミ(例えば,リング状の濃淡模様)が現れてしまう。拡散板28の変形が大きくなると,液晶表示パネル14を下から押し上げて,吸着固定を外してしまうおそれもある。
【0009】
一方,液晶表示パネルが小型(例えば,携帯電話などの表示装置用)の場合,上述の従来の検査テーブルでは次のような問題がある。図7において,液晶表示パネル14は,その周辺部だけで吸着固定しているので,小型の液晶表示パネルの場合,吸着面積が小さくて吸着力が弱くなり,検査テーブルから外れやすくなる。
【0010】
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、大型の液晶表示パネルであっても撓みにくくて高い平面度が確保できる検査テーブルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明の液晶表示パネルの検査テーブルは,液晶表示パネルと導光手段の間にガラス板を配置して,このガラス板を弾性的に支持するようにしたものであり,次の(a)〜(g)の構成を備えている。(a)偏光板を備える液晶表示パネルを載せる表面を備えるチャックトップ。(b)前記液晶表示パネルを負圧によってチャックトップに吸着させる吸着手段。(c)前記チャックトップの背後に配置されたバックライト装置。(d)前記バックライト装置の照明光を液晶表示パネルの背面に均一に導くための拡散手段であって,前記チャックトップの内部に配置された拡散手段。(e)前記拡散手段と前記液晶表示パネルとの間に配置されたガラス板。(f)前記ガラス板に対して,前記液晶表示パネルに向かう方向に弾性的な力を付与する弾性力付与手段。(g)前記ガラス板が前記弾性的な力を受けて前記液晶表示パネルに向かって移動するのを所定の制限位置で阻止するための規制手段であって、液晶表示パネルを前記チャックトップに載せない状態において前記ガラス板の表面が前記チャックトップの表面よりも0〜0.4mmだけ低くなるように前記ガラス板の移動を阻止する規制手段
【0012】
このような構成により,ガラス板が液晶表示パネルを下から支えるので,大型の液晶表示パネルを点灯検査する場合に,液晶表示パネルの撓みが少なくなる。また,このガラス板はチャックトップに弾性的に取り付けられているので,弾性力以上の力が液晶表示パネルの側からガラス板に作用すれば,ガラス板は後退できる。したがって,ガラス板が液晶表示パネルを押し上げるようなことは起こらない。このように,大型の液晶表示パネルを高度の平面状態を保ったままで点灯検査ができる。また,ガラス板は熱膨張による変形が少ないので,その下の拡散板が熱変形するのを防いでおり,また,拡散板が変形したとしても,それが液晶表示パネルに影響を及ぼすのを防いでいる。
【0013】
そして,液晶表示パネルをチャックトップに載せない状態においてガラス板の表面とチャックトップの表面との距離が0〜0.4mmの範囲内になるようにガラス板を配置している。このように上記距離を設定することによって,液晶表示パネルに貼り付けられる偏光板の厚みにばらつきがあっても,液晶表示パネルがなるべく撓むことなくガラス板と面接触できるようにしている。
【0014】
第2の発明は,第1の発明における吸着手段として,液晶表示パネルの周辺部の背面側に負圧を作用させるタイプを採用したものである。一方,第3の発明は,第2の発明とは異なって,第1の発明における吸着手段として,液晶表示パネルの表示領域の背面側に負圧を作用させるタイプを採用したものである。第の発明は大型の液晶表示パネルに有効であり,第の発明はどのようなサイズの液晶表示パネルにも有効である。さらに,第4の発明は,拡散手段とバックライト装置の間に導光板を配置して,導光板に弾性力付与手段が作用することによって,バックライト装置が移動することなくガラス板に対して弾性的な力が付与されるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施形態を示す正面断面図である。この第1実施形態は大型の液晶表示パネルの検査用である。この検査テーブル40は,チャックトップ41と,その背後に配置されたバックライト装置20を備えている。バックライト装置20の内部には複数の蛍光管22が収容されている。チャックトップ41のハウジング42の内部には導光板44がねじ46と圧縮コイルばね48によって弾性的に取り付られている。すなわち,ねじ46の頭部と導光板44の下面との間に圧縮コイルばね48を挟んであって,導光板44は圧縮コイルばね48の弾性復元力によって,ハウジング42の内壁50に下方から押し付けられている。圧縮コイルばね48が本発明における弾性力付与手段に相当する。この圧縮コイルばね48によって,導光板44を介して,後述のガラス板58に対して,液晶表示パネル14に向かう方向に弾性的な力を付与している。また,ハウジング42の内壁50が本発明における規制手段に相当する。この内壁50に導光板44が接触することで,後述のガラス板58が液晶表示パネル14に向かって移動するのを規制している。
【0018】
導光板44の上面には第1拡散シート52,拡散板54,第2拡散シート56,ガラス板58が,この順に下方から上方に向かって積層されている(接着剤などで互いに貼り合わせることなく,単に載せているだけである)。拡散板54が本発明における拡散手段に相当する。この拡散手段の上に,第2拡散シート56を介してガラス板58が載っている。導光板44は厚さ20mmのアクリル製である。二つの拡散シート52,56は厚さが約0.1mmのポリエステルフィルムである。拡散板54は厚さ2mmの透明なアクリル製であり,拡散性の表面を備えている。ガラス板58は厚さ5mmのホウケイ酸ガラスである。
【0019】
第1拡散シート52は導光板44と拡散板54の間にあって,導光板44と拡散板54との間の密着性を保つ働きをしている。第1拡散シート52が存在しないと,導光板44と拡散板54との間に局所的な隙間が生じるおそれがあり,そのような局所的な隙間が生じると,シミが発生する。第2拡散シート56は拡散板54とガラス板58の間にあって,拡散板54とガラス板58の間の密着性を保つ働きをしている。第1拡散シート52と同様に,局所的な隙間に起因するシミの発生を防いでいる。
【0020】
ハウジング42の上面(チャックトップ41の表面である)には液晶表示パネル14を載せることができて,この液晶表示パネル14を吸着固定できる。液晶表示パネル14の両面には偏光板16,18が貼り付けられている。ハウジング42の上面には吸着溝59が形成されていて,この吸着溝59に負圧を供給する(真空排気する)ことで,吸着力32が作用して,液晶表示パネル14の周辺部(偏光板16,18が貼り付けられていない領域)の背面側をハウジング42に吸着固定できるようになっている。吸着溝59とそれに負圧を供給する機構が,本発明における吸着手段に相当する。
【0021】
この検査テーブルは,ハウジング42の上面よりもガラス板58の上面が0〜0.4mmだけ(具体例では0.2mmだけ)低くなるようにガラス板58を配置してある。すなわち,ガラス板58の表面とハウジング42の上面との隙間が0〜0.4mmになっている。液晶表示パネル14は,偏光板18が存在しない周辺部でハウジング42に吸着されるので,偏光板18の下面は,偏光板18の厚み分だけハウジング42の上面よりも低い位置にくる。偏光板18の厚みは0.2mm程度なので,上述の隙間を0.2mmに設定しておくと,ちょうど,偏光板18の下面とガラス板58の上面がほぼ同じ位置にくる。したがって,偏光板18の下面がガラス板58に接触した状態で,液晶表示パネル14は検査テーブルに吸着固定される。隙間を0mm(すなわち,ガラス板58の表面とハウジング42の表面が同一高さ)にした場合には,液晶表示パネル14を検査テーブルに載せただけでは,偏光板18がガラス板58に接触して,偏光板18の厚み分だけ液晶表示パネル14がハウジング42の表面から浮くことになる。しかし,実際の検査装置では,液晶表示パネル14を上から押さえつけてから吸着溝59に負圧を供給するので,押さえつけたときにガラス板58が弾性力に抗して下方に後退し,液晶表示パネル14は吸着溝59によって吸着固定される。したがって,隙間を0mmにしても支障がない。
【0022】
偏光板18の厚みは,液晶表示パネルの品種ごとに異なり,また,同じ品種でも製造ロットごとに異なることがあって,ばらつきがある。上述の隙間を0.2mmにしたと仮定すると,偏光板18の厚みが0.2mm以上ある場合は,液晶表示パネル14はガラス板58によって下方から押されて上方に浮き上がりそうになる。しかし,この検査テーブルでは,ガラス板58及び導光板44が弾性的に支持されているので,液晶表示パネル14は上方に押し出されずに,逆に,ガラス板58(そして導光板44も)が下方に沈むことになる。すなわち,ガラス板58が液晶表示パネル14に押されると,圧縮コイルばね48が圧縮される。この場合,液晶表示パネル14を真空吸着するときの吸着力32よりも,圧縮コイルばね48の弾性復元力49の方が小さくなるように,圧縮コイルばね48の弾性係数が設定されている。
【0023】
もし,偏光板18の厚みが0.2mmよりも小さいと,偏光板28の下面とガラス板58の上面の間にわずかな隙間ができることになる。しかし,その隙間はきわめてわずかであり,その隙間分だけ液晶表示パネル14がわずかに撓めば,液晶表示パネル14はガラス板58に接触することになる。そのときの液晶表示パネルの撓み量は従来の検査テーブルと比較してきわめてわずかであり,点灯検査に影響を及ぼすことはない。
【0024】
結局,この検査テーブルを用いると,液晶表示パネル14はガラス板58に面接触した状態で吸着固定されることになり,液晶表示パネルが撓むことなく高度の平面状態を保ったままで点灯検査を実施できる。ガラス板58は表面の平坦度を良好に作ることができるので,このガラス板58に液晶表示パネル14を接触させることで液晶表示パネル14の検査時の平面度を高めることができる。
【0025】
ガラス板58は蛍光管22からの放射熱を受けても熱膨張しにくく,熱膨張による変形も生じにくい。拡散板54はガラス板58と導光板44の間に挟まれているので,熱変形が生じにくい。もし拡散板54が変形したとしても,ガラス板58が存在するので液晶表示パネル14に影響を及ぼすことはない。
【0026】
次に,この検査テーブルを用いる点灯検査装置について説明する。図5は点灯検査装置の測定部の正面断面図である。X軸ステージ60の上に,Y軸ステージ62とZ軸ステージ64とθ軸ステージ66が順に載っており,さらにその上に,図1に示す検査テーブル40が載っている。一方,測定部のベースプレート68にはプローブベース70が固定されていて,このプローブベース70に複数のプローブブロック72が固定されている。各プローブブロック72には多数の接触子(プローブ針)74が付属している。これらの接触子74を液晶表示パネル14の電極に接触させることで液晶表示パネル14を点灯させ,その点灯状態を上方の撮像装置76(ラインセンサまたはCCDカメラ)で撮影する。
【0027】
図6は点灯検査装置の全体を示す正面図である。この点灯検査装置は,測定部78とローダ部80とカセット設置部82からなる。ローダ部80の搬送ロボット84は,カセット設置部82の基板カセット86から液晶表示パネルを取り出して,測定部78に移送する。測定部78では図5で説明したように液晶表示パネルの点灯検査を実施する。測定済みの液晶表示パネルは,搬送ロボット84に取り出されて,カセット設置部82に戻される。
【0028】
次に,別の実施形態を説明する。図2は本発明の第2実施形態の正面断面図である。この第2実施形態は,どのようなサイズの液晶表示パネルにも有効な検査ステージである。この第2実施形態が図1の第1実施形態と異なっているところは,図1の吸着溝59がないことであり,その代わりに,液晶表示パネル14の表示領域の背面側に負圧を作用させている。すなわち,ハウジング42の側壁を貫通するように吸引孔88を形成して,この吸引孔88をハウジング42の内部空間に連通させている。そして,吸引孔88に排気パイプ90を接続している。また,導光板44とハウジング42との接触部分において,ハウジング42の側にOリング92を設けて,この接触部分から負圧が洩れないようにしている。このような構造において,排気パイプ90と吸引孔88を介してハウジング42の内部を真空に排気すると,液晶表示パネル14の表示領域の背面側に負圧がかかって,吸着力94が発生し,液晶表示パネル14はハウジング42に吸着固定される。
【0029】
図1の吸着溝59を利用する場合と比較すると,図2のように表示領域の背面側を吸着した方が,負圧が作用する面積が広いので,吸着力94が大きくなる。したがって,小型の液晶表示パネルでも吸着力不足になることがない。一方,大型の液晶表示パネル14の場合,ハウンジング42の内部を負圧にすると,液晶表示パネル14の中央部が下方に撓みやすくなるが,導光板44(すなわち,ガラス板58も)も下方から大気圧に押されて上昇力が付与されているので,液晶表示パネル14がガラス板58に接触したところで,液晶表示パネル14はガラス板58で支持されて,それ以上,撓むことがない。
【0030】
図3(b)は第1の参考例の正面断面図であり,図3(a)はその平面図である。この第1の参考例は小型の液晶表示パネル用である。この検査ステージが図1の第1実施形態と異なっているところは,図1の吸着溝59をなくして液晶表示パネル14の表示領域の背面側に負圧を作用させたことと,導光板96を弾性支持から固定支持に変えたことである。図3(b)において,液晶表示パネル14の表示領域の背面側に負圧を作用させた点については図2の第2実施形態と同様であり,図2と同様に,吸引孔88と排気パイプ90とOリング92を備えている。導光板96については,ばねを使わずに,ねじ46だけを使ってハウジング42に固定している。導光板96の上には拡散シート52と拡散板54があるが,その上にガラス板はない。そして,拡散板54の上面と液晶表示パネル14との間には隙間が形成されている。
【0031】
図3(a)において,ハウジング42の内部空間98の形状を破線で示してあり,この内部空間98に吸引孔88が連通している。液晶表示パネル14を3個のストッパ99に押し当てることで,液晶表示パネル14を2方向に位置決めできるようになっている。
【0032】
この第1の参考例は小型の液晶表示パネルの点灯検査用であるから,吸着力94を十分に確保することに主眼がある。液晶表示パネルは小型であるから,自重による撓みや吸着による撓みは,点灯検査に影響するほど大きくはならない。したがって,図1に示すようなガラス板58は用いる必要がない。吸着力94をさらに増すために,吸引孔88に加えて,図1に示す吸着溝59を併用してもよい。
【0033】
図9は第2の参考例の正面断面図である。この第2の参考例も小型の液晶表示パネル用である。同じ小型でも,図3の第1の参考例がバックライト式(透過型)の液晶表示パネルの点灯検査用であったのに対して,図9の第2の参考例は反射型の液晶表示パネルの点灯検査用である。したがって,この第2の参考例では,図3のバックライト装置20や導光板96や拡散板54を備えていない。液晶表示パネル14の表示領域の背面側に負圧を作用させるための構造,すなわち,ハウジング42の内部空間106と,これに連通する吸引孔88と,排気パイプ90があるだけである。十分な吸着力94が確保できる点は,図3の第1の参考例と同じである。
【0034】
図4は第3の参考例の正面断面図である。この第3の参考例は,大型の液晶表示パネルの点灯検査用であるが,一見すると,図3の第1の参考例と構成が類似している。第1の参考例と異なる点は,ハウジング42の上面に吸着溝59があることと,吸引孔ではなくて加圧孔100としている点である。吸着溝59を真空排気すると,液晶表示パネル14の周辺部に吸着力32が作用して,液晶表示パネル14はハウジング42に吸着固定される。一方,加圧パイプ102から加圧孔100を通してハウジング42の内部に加圧空気(大気圧よりも圧力の高い空気)を導入すると,液晶表示パネル14の表示領域の背面側は,加圧空気によって押し上げ力104を受ける。大型の液晶表示パネル14はこの押し上げ力104で支えられるので,自重で撓むことがない。
【0035】
【発明の効果】
本願の主要な発明についてその効果を述べると次のとおりである。
第1の発明の検査テーブルは,液晶表示パネルと導光手段の間にガラス板を配置して,このガラス板を弾性的に支持するようにしたので,特に大型の液晶表示パネルの撓みを防ぐことができ,高い平面度を保ったままで液晶表示パネルの点灯検査ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す正面断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態の正面断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態の平面図と正面断面図である。
【図4】本発明の第5実施形態の正面断面図である。
【図5】点灯検査装置の測定部の正面断面図である。
【図6】点灯検査装置の全体を示す正面図である。
【図7】従来の検査テーブルの正面断面図である。
【図8】従来の検査テーブルにおいて液晶表示パネルが撓んだ状態を示す正面断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態の正面断面図である。
【符号の説明】
14 液晶表示パネル
16,18 偏光板
20 バックライト装置
22 蛍光管
40 検査テーブル
41 チャックトップ
42 ハウジング
44 導光板
46 ねじ
48 圧縮コイルばね
50 内壁
52 第1拡散シート
54 拡散板
56 第2拡散板シート
58 ガラス板
59 吸着溝
88 吸引孔
90 排気パイプ

Claims (4)

  1. 次の構成を備える,液晶表示パネルの検査テーブル。
    (a)偏光板を備える液晶表示パネルを載せる表面を備えるチャックトップ。
    (b)前記液晶表示パネルを負圧によってチャックトップに吸着させる吸着手段。
    (c)前記チャックトップの背後に配置されたバックライト装置。
    (d)前記バックライト装置の照明光を液晶表示パネルの背面に均一に導くための拡散手段であって,前記チャックトップの内部に配置された拡散手段。
    (e)前記拡散手段と前記液晶表示パネルとの間に配置されたガラス板。
    (f)前記ガラス板に対して,前記液晶表示パネルに向かう方向に弾性的な力を付与する弾性力付与手段。
    (g)前記ガラス板が前記弾性的な力を受けて前記液晶表示パネルに向かって移動するのを所定の制限位置で阻止するための規制手段であって、液晶表示パネルを前記チャックトップに載せない状態において前記ガラス板の表面が前記チャックトップの表面よりも0〜0.4mmだけ低くなるように前記ガラス板の移動を阻止する規制手段。
  2. 請求項1に記載の検査テーブルにおいて,前記吸着手段は,液晶表示パネルの周辺部の背面側に負圧を作用させて液晶パネルを前記チャックトップに吸着させるものであることを特徴とする検査テーブル。
  3. 請求項1または2に記載の検査テーブルにおいて,前記吸着手段は,液晶表示パネルの表示領域の背面側に負圧を作用させて液晶パネルを前記チャックトップに吸着させるものであることを特徴とする検査テーブル。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の検査テーブルにおいて,前記拡散手段と前記バックライト装置の間に導光板が配置され,前記導光板に前記弾性力付与手段が作用することによって,前記バックライト装置が移動することなく前記ガラス板に対して前記弾性的な力が付与されることを特徴とする検査テーブル。
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