JP4312850B2 - プレス金型の材料ガイド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状の板材を下型上の所定の加工位置へ直進案内するプレス金型の材料ガイド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のプレス金型の材料ガイド装置としては、板材の下面を支持する下側プレートと、該プレートの両端部上面にそれぞれ配置される左右の材料ガイドプレートとからなり、左右の材料ガイドプレートを、各々の内側ガイド面が平行になって対向しかつ両ガイド面の間隔が板材の幅に合せて、下側プレートと共にボルト等で下型のダイセット或いはダイプレートに固定するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の材料ガイド装置は使用する板材の幅に合わせて個別に作られているので、使用する板材の幅が変わる場合には、板材の幅に応じた材料ガイド装置一式を新たに用意しなければならない。そのため、不経済であり、製造コストがアップする要因になっていた。すなわち、メーカーにとっては、板材の幅に応じた多種類の材料ガイド装置を作る必要があるので、材料ガイド装置を予め大量生産して在庫品として用意しておくのが難しく、製造コストがアップする要因になっていた。一方、ユーザーにとっては、板材の幅が変更する度にその幅に応じた新たな材料ガイド装置一式を用意しなければならず、製造コストがアップする要因になっていた。
【0004】
本発明の目的は、被加工材の板幅が変更される場合に、変更される板幅に容易に対応できるようにし、経済的で製造コストの低減を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題解決するため、請求項1に記載の発明は、垂直断面が矩形の細長い直方体に形成され、左右両端部にダイセットに設けられた位置決め穴に嵌合する位置決めピンを貫挿する貫通孔が形成され、前記それぞれの貫通孔の近接する位置にプレス金型の下型のダイセット上に帯状の板材の搬送方向に直交する姿勢で固定するボルト挿通孔が設けられ、該ボルト挿通孔のそれぞれに近接した位置に所定間隔で複数組ねじ穴が形成されるプレート支持部材と,
一端にボルト挿通孔が設けられ、一端は、各々の対向する内側端面が平行になるように、六角孔付きボルトをそれぞれ前記一端に設けられたボルト挿通孔に挿通させて前記プレート支持部材のねじ穴に螺合させることにより、前記プレート支持部材上に一端が着脱自在に固定され、さらに外側端面から前記帯状の板材の搬送方向に直交する方向に貫通し六角穴付きのボルトを挿通するスペーサ締結用のボルト挿通孔が設けられる一対のガイド取付プレートと,
一端側内部にねじ穴が設けられた円柱体で構成され、一方のガイド端が前記一方のガイド取付プレートの内側端面から僅かに等距離だけ離れるように一列に並べられかつ該一方のガイド端が前記一方のガイド取付プレートの上面に垂直になるように前記一方のガイド取付プレートに固定される複数個の第1ガイドと,
一端側内部にねじ穴が設けられた円柱体で構成され、他方のガイド端が前記他方のガイド取付プレートの内側端面から僅かに等距離だけ離れるように一列に並べられかつ該他方のガイド端が前記他方のガイド取付プレートの上面に垂直になるように前記他方のガイド取付プレートに固定される前記第一ガイドと同数の第2ガイドと,
両端部を前記相対向する一対のガイド取付プレートの内側端面にそれぞれ当接させかつ間隔を置いて配置され、両側内部には、ねじ穴が設けられており、前記相対向する一対のガイド取付プレート間に締結されている同じ長さの2つのスペーサと,
によって構成し,
前記相対向する一対のガイド取付プレートのそれぞれに設けた前記スペーサ締結用のボルト挿通孔に、前記相対向する一対のガイド取付プレートの外側端面側から六角穴付きのボルトを挿通させて前記2つのスペーサのねじ穴に該六角穴付きのボルトを螺合させることにより、前記相対向する一対のガイド取付プレート間に同じ長さの2つのスペーサを締結し、前記複数個の第1ガイドと該第1ガイドと同数の前記第2ガイドの各ガイドをそれぞれが向き合うようにほぼ等間隔で配置し、前記第一ガイドと前記第二ガイドの一対のガイド間で前記板材を案内するようにしたものである。
かかる構成により、板材は、その両側下面が両ガイド取付プレートの内側端近傍の上面で支持されかつその両側面が複数の第1ガイドと複数の第2ガイドとで支持されて直進案内される。すなわち、複数の第1ガイドと複数の第2ガイドとの間隔が直進案内される板材の幅に合せてある。
使用する板材の幅が変わる場合、両ガイド取付プレートの一端或いはいずれか一方のガイド取付プレートの一端をプレート支持部材から取り外し、前記間隔を変更する板材の幅に合せた後、取り外したガイド取付プレートの一端をプレート支持部材に再び固定することにより、幅の異なる板材に変更する場合にも容易に対応することができる。そのため、メーカーにとっては、異なる幅の材料に応じた多種類の材料ガイド装置を製造しておく必要がなく、多種類の材料ガイド装置を在庫品として用意しておくことができる。一方、ユーザーにとっては、幅の異なる板材に変更するごとにその板材に応じた新たな材料ガイド装置を用意する必要がない。
また、両スペーサの両端部が両ガイド取付プレートの内側端面に当接した状態で、両ガイド取付プレートが両スペーサにそれぞれ締結されるので、両ガイドの間隔は両スペーサの長さによって決まる。したがって、両ガイド取付プレートの各一端とプレート支持部材との固定部に取付誤差等による遊びがあったとしても、両ガイド間の間隔を板材の幅に正確に一致させることが可能となる。
また、2つのスペーサが両ガイド取付プレート間に間隔を置いて挿入され該ガイド取付プレートに固定されているので、両ガイド取付プレートを強固に結合し、両スペーサが補強部材の役目を果たしている。したがって、プレス加工中の振動や衝撃等を受けても両ガイドプレート間の間隔が変化するのを防げることができる。また、複数の両ガイド間を搬送する板材が横ブレすることがなく板材をスムーズに金型に搬送することができる。
さらに、2つのスペーサが両ガイド取付プレート間に間隔が設けられているため、搬送する板材の前記ガイド取付プレートに接触する部分を少なくすることができ、板材の表面に傷がつくのを防止することができる。
【0007】
請求項に記載の発明は、一対のガイド取付プレートのそれぞれに取り付けられる複数のガイドの少なくとも1つは、つばを設けたものである。
かかる構成により、帯状の板材が反り返ったり、プレス加工中の振動等により跳ねたりしてガイドの上方へ飛び出すのを防ぐことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプレス金型の材料ガイド装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るプレス金型の材料ガイド装置の実施の形態の一例を示す斜視図、図2は同装置が装着されたプレス金型の下型を示す平面図で、帯状の板材のプレス加工状態を示す説明図、図3は図2に示すプレス金型全体の側面図で、図2と同様の説明図、図4は図1のプレス金型の材料ガイド装置を示す平面図である。
【0009】
プレス金型の材料ガイド装置1(以下、単に材料ガイド装置1という)は、図2及び図3に示すように、矢印Aで示す方向へ水平に搬送される帯状の板材2をプレス金型3の下型4上の所定のプレス加工位置(ここでは打抜き加工位置)Bへ直進案内するものである。図2において符号Cは、板材の流れる方向の先端側から順に連続して打抜き加工された板材2の加工箇所を示している。
材料ガイド装置1は、図1乃至図4に示すように、下型4のダイセット5に位置決めして着脱自在に固定されるプレート支持部材6と、この支持部材6上に、一端がそれぞれ着脱自在に固定された一対のガイド取付プレート7、8と、ガイド取付プレート7に、板材2の一側面9を案内するように一列に並べて立設された3つの第1ガイド10と、ガイド取付プレート8に、板材2の他側面11を案内するように3つの第1ガイド10と平行に一列に並べて立設された3つの第2ガイド12とを備えている。
【0010】
プレート支持部材6は、垂直断面が矩形の細長い直方体である。この支持部材6には、図6に示すように、両端部に左右の貫通孔13が設けられ、両貫通孔13に近接してこれより内寄りの位置に左右のボルト挿通孔14が設けられ、かつ、両ボルト挿通孔14に近接してこれより内寄りの位置に左右のねじ穴15が設けられている。そして、プレート支持部材6は、下型4のダイセット5上に前記搬送方向Aに直交する姿勢で(図2参照)、左右の貫通孔13及びダイセット5に設けた不図示の位置決め穴に位置決めピン16をそれぞれ挿入して位置決めされ、さらに、左右のボルト挿通孔14に六角穴付きのボルト17をそれぞれ挿通させてダイセット5に設けた不図示のねじ穴に螺合させることにより固定されている。なお、プレート支持部材6には、図6の一点鎖線で示すように、板材2の幅Wの変更に対処できるようにするために、左右のねじ穴15より内寄りの位置に、複数組(ここでは2組み)の予備のねじ穴18、19を設けておくと良い。
【0011】
左右のガイド取付プレート7、8の一端にはそれぞれボルト挿通孔20、21が設けられている。各プレート7、8の一端は、各々の対向する内側端面22、23が平行になるように、六角孔付きボルト24をそれぞれボルト挿通孔20、21に挿通させてプレート支持部材6のねじ穴15に螺合させることにより、プレート支持部材6に固定されている(図4及び図6参照)。
【0012】
各ガイド10、12は、プレス金型にスムーズに搬送されるように板材2を案内するもので、一端側内部にねじ穴が設けられた円柱体で構成されている。3つの第1ガイド10は、各々のガイド端25(内側端)がガイド取付プレート7の内側端面22から僅かに等距離だけ離れるように一列に並べられかつ各ガイド端25がガイド取付プレート7の上面に垂直になるようにガイド取付プレート7に固定されている(本実施の形態において、第1ガイド10ガイドは、取付プレート7に形成されている穴に圧入されている)。これによって、板材2の一端側下面が、ガイド取付プレート7の内側端近傍の上面、すなわちその内側端と各第1ガイド10のガイド端25との間の上面で支持されるようになっている。一方、3つの第2ガイド12も同様に、各々のガイド端26がガイド取付プレート8の内側端面23から僅かに等距離だけ離れるように一列に並べられかつ各ガイド端26がガイド取付プレート8の上面に垂直になるようにガイド取付プレート8に固定されている(本実施の形態において、第2ガイド12ガイドは、取付プレート8に形成されている穴に圧入されている)。これによって、板材2の他端側下面が、ガイド取付プレート8の内側端近傍の上面、すなわちその内側端と各第2ガイド12のガイド端26との間の上面で支持されるようになっている。ここでは、各ガイド10、12は、、基端部を各ガイド取付プレート7、8に設けた取付穴に圧入嵌合する等の方法で各プレート7、8に固定されている。また、3つの第1ガイド10はほぼ等間隔で配置されていると共に、3つの第2ガイド12は3つの第1ガイド10とそれぞれ向き合うようにほぼ等間隔で配置されている。
このように、一列に並んだ3つの第1ガイド10の各ガイド端25を結ぶ仮想面(仮想垂直面)が板材2の一側面9を案内するガイド面となると共に、一列に並んだ3つの第2ガイド12の各ガイド端26を結ぶ仮想面が板材2の他側面を案内するガイド面となる。したがって、ガイド端25とガイド端26との間隔、すなわち前記両仮想面の間隔W1(図6参照)は、板材2がガイド両端に当接しながら搬送できるように板材2の幅Wより若干大きい幅になっている。
【0013】
また、各ガイド10、12の上部には、六角穴付きのボルト27によってつば28が固定されている。すなわち、各ボルト27を各つば28の中央に設けた貫通孔に挿通させて各ガイド10、12のねじ孔29(図7参照)に螺合させることにより、各つば28が各ガイド10、12の上部に固定されている。各つば28の外径を各ガイド10、12の外径より大きくしてあり、これによって板材2が各ガイド10、12の上方へ抜けるのを各つば28で阻止するようになっている。なお、このような構成に代えて、各ガイド10、12の上部につば28を一体に形成してもよい。この場合、ボルト27を不要にできる。
【0014】
さらに、両ガイド取付プレート7、8の内側端面22、23間には、同じ長さの2つのスペーサ30が設けられている。各スペーサ30は、両端部を両ガイド取付プレート7、8の内側端面22、23にそれぞれ当接させかつ間隔を置いて配置されている。各スペーサ30の両側内部には、図4及び図8に示すように、ねじ穴31が設けられている(図8では片側のねじ穴31のみを示してある)。各スペーサ30は、図1、図4及び図5に示すように、六角穴付きのボルト34を両ガイド取付プレート7、8にそれぞれ設けたボルト挿通孔32、33に各プレート7、8の外側端面側から挿通させてねじ穴31に螺合させることにより、両プレート7、8間に締結されている。
【0015】
次に、上記構成を有するプレス金型の材料ガイド装置の動作を説明する。
まず、幅W(例えばW=60mm)の板材2を使用する場合について説明する。この場合には、図4乃至図7に示すように、ガイド10のガイド端(内側端)25とガイド12のガイド端(内側端)26との間隔が板幅Wより若干大きい幅W1を保持できる長さのスペーサ30を使う。この場合、図2に示す搬送方向Aへ搬送される板材2は、その一端側下面がガイド取付プレート7の内側端近傍の上面で支持されると共にその他端側下面がガイド取付プレート8の内側端近傍の上面で支持され、かつ、その両側面が3つの第1ガイド10の各ガイド端25と3つの第2ガイド10の各ガイド端26とで支持されて(その両側面が各ガイド端25、26に摺接しながら)直進案内される。この場合、3つの第1ガイド10の各ガイド端25と3つの第2ガイド12の各ガイド端26との間隔W1が直進案内される板材2の幅Wより若干大きくなっている。
使用する板材2の幅Wを例えば60mmから最も小さい6mmに変える場合には、2つのスペーサ30及び4つのボルト34に代えて、2組のボルト37とナット38を使う(図9参照)。すなわち、図4乃至図7に示す材料ガイド装置において、2つのボルト24を緩めてガイド取付プレート7、8をプレート支持部材6から外し、次に、各ボルト34の六角穴に工具を差し込んで、これら4つのボルト34を緩めて板材2の幅W(60mm)を保持する2つのスペーサ30をガイド取付プレート7、8間から取り外す。しかる後、両ガイド取付プレート7、8の内側端面22、23を当接させ、2つのボルト37を両プレート7、8のボルト挿通孔32、33に挿通させ、2組のボルト37とナット38をそれぞれ締め付ける。このように両ガイド取付プレート7、8の内側端面22、23を当接させることによって第1ガイド10と第2ガイド12間が6mmの幅の板材2を案内するに適した間隔になる。
この状態で2つのボルト24をプレート7、8のボルト挿通孔20、21に挿通させてプレート支持部材6の最も内側にある2つのねじ穴19にそれぞれ螺合させ、これによって各プレート7、8の一端をプレート支持部材6に固定する。この場合、3つの第1ガイド10の各ガイド端25と3つの第2ガイド12の各ガイド端26との間隔W2(図10参照)が直進案内される板材2の幅Wより若干大きい幅になっている。
なお、プレート支持部材6に最も内側にある2つのねじ穴19が設けられていない或いはプレート支持部材6が長すぎる場合には、2つのねじ穴19をプレート支持部材6の所定の位置に設ける必要があり、或いは、図4及び図6に示すプレート支持部材6に代えて、これより短いプレート支持部材39を用い(図10参照)、この支持部材に前記2つのねじ穴19と同じ位置に2つのねじ穴を設けてもよい。
【0016】
また、使用する板材2の幅Wを例えば60mmから28mmに変える場合には、2つのスペーサ30に代えて、これらのスペーサより短く両ガイド端25、26の間隔W3が28mmになるような長さをそれぞれ持つ2つのスペーサ40を使う(図11及び図12参照)。すなわち、図4乃至図7に示す材料ガイド装置において、上述したように2つのボルト24を緩めてガイド取付プレート7、8をプレート支持部材6から外し、各ボルト34の六角穴に工具を差し込んでこれら4つのボルト34を緩めて板材2の幅W(60mm)を保持する2つのスペーサ30をガイド取付プレート7、8間から取り外す。しかる後、第1ガイド10と第2ガイド12間が28mmの幅の板材2を案内するに適した間隔を保持する2つのスペーサ40を両ガイド取付プレート7、8の内側端面22、23の間に挿入し、4つのボルト34を両プレート7、8のボルト挿通孔32、33に挿通させてそれぞれ締め付け固定する。このように両ガイド取付プレート7、8の内側端面22、23の間にスペーサ40を介在させることによって第1ガイド10と第2ガイド12間が28mmの幅の板材2を案内するに適した間隔になる。 この状態で2つのボルト24をプレート7、8のボルト挿通孔20、21に挿通させてプレート支持部材6の中間位置にある2つのねじ穴18にそれぞれ螺合させ、これによって各プレート7、8の一端をプレート支持部材6に固定する。そして、4つのボルト34を両プレート7、8のボルト挿通孔32、33に挿通させてそれぞれ締め付ける。これによって、各スペーサ40が、両端部を両プレート7、8の内側端面22、23にそれぞれ当接させた状態で両プレート7、8に固定される。この場合、3つの第1ガイド10の各ガイド端25と3つの第2ガイド12の各ガイド端26との間隔W3(図12参照)が直進案内される板材2の幅Wより若干大きい幅になっている。
なお、プレート支持部材6に中間位置にある2つのねじ穴18が設けられていない場合には、2つのねじ穴18と同じ位置に2つのねじ穴をプレート支持部材6の所定の位置に設ける必要がある。
【0017】
さらに、使用する板材2の幅Wを例えば60mmから100mmに変える場合には、前記2つのスペーサ30に代えてこれらのスペーサより長くかつ両ガイド端25、26の間隔W4が100mmになるような長さをそれぞれ持つ2つのスペーサ41を使うと共に、プレート支持部材6に代えてこれより長いプレート支持部材42を使う(図13及び図14参照)。すなわち、図4乃至図7に示す材料ガイド装置において、上述したように2つのスペーサ30及びガイド取付プレート7、8を外すと共に、2つのボルト17を緩めてプレート支持部材6及び位置決めピン16をダイセット5から外す。
この後、プレート支持部材42に前記間隔W4が100mmになるような所定の位置に前記左右の貫通孔13、左右のボルト挿通孔14、及び左右のねじ穴15をそれぞれ設け或いは予め設けておき、プレート支持部材42を位置決めしてダイセット5に固定し、2つのスペーサ41を両プレート7、8間に挟んだ状態で、両プレート7、8の一端をプレート支持部材42に固定する。そして、4つのボルト34を両プレート7、8のボルト挿通孔32、33に挿通させてそれぞれ締め付ける。これによって、各スペーサ41が、両端部を両プレート7、8の内側端面22、23にそれぞれ当接させた状態で両プレート7、8に固定される。この場合、3つの第1ガイド10の各ガイド端25と3つの第2ガイド12の各ガイド端26との間隔W4(図14参照)が直進案内される板材2の幅Wより若干大きい幅になっている。
このように、本例の材料ガイド装置によれば、使用する板材の幅が変わる場合、両ガイド取付プレート7、8間に配置する2つのスペーサを外したり、交換したり、或いは2つのスペーサ及びプレート支持部材の両方を交換することにより、前記両ガイド端25、26の間隔を変更される板材2の幅Wに一致させることができる。そのため、板材2の幅Wの変更に容易に対応することができ、経済的になり、製造コストを低減することができる。すなわち、メーカーにとっては、板材2の幅Wに応じた多種類の材料ガイド装置1を作る必要がなく、例えば数種類の材料ガイド装置を予め大量生産して在庫品として用意しておくが可能となる。これによって、注文に対して迅速に対応することができると共に、製造コストを低減することができる。一方、ユーザーにとっては、板材2の幅Wが変更する度にその幅に応じた新たな材料ガイド装置一式を用意する必要がなくなり、板材の幅の変更に迅速に対処することができ、製造コストを低減することができる。
【0018】
また、本例の材料ガイド装置によれば、2つのスペーサ30、40又は41の両端部が両ガイド取付プレート7、8の内側端面22、23にそれぞれ当接した状態で、2つのスペーサが両プレート7、8間に挟持されて固定され、これによって両ガイド10、12のガイド端25、26の間隔(図6ではW1)は各スペーサ30、40又は41の長さによって決まる。そのため、両プレート7、8の各一端とプレート支持部材6又は42との固定部(ボルト24による締結部)に取付誤差等による遊びがあったとしても、両ガイド端25、26の間隔を板材2の幅Wに正確に一致させることが可能となる。
また、2つのスペーサ30、40又は41が間隔を置いて両ガイド取付プレート7、8間に固定されるので、2つのスペーサが補強部材として機能して両プレート7、8が強固に結合されるので、プレス加工中の振動や衝撃等により前記間隔が変化するのを防げると共に、両ガイド10、12間にある板材2の部分が横ブレして板材2の加工部分が正規の位置からズレてしまうといった悪影響が生じるのを防止できる。
【0019】
さらに、本例の材料ガイド装置によれば、帯状の板材2が反り返ったり、プレス加工中の振動等により跳ねたりして各ガイド10、12の上方へ飛び出すのを各ガイドの上部に設けたつば28によって防ぐことができる。
【0020】
なお、本例では各ガイド10、12を円柱体としているが、各ガイド10、12の形状は円柱体に限られず、その断面形状が円形以外の形状のもの、例えば断面が矩形の直方体であってもよい。
また、本例では第1ガイド10及び第2ガイド12をそれぞれ3つずつ設けているが、その数は2つ以上であればよい。
【0021】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、板材の幅の変更に容易に対応することができ、経済的となり、製造コストを低減することができる。
【0023】
請求項に係る発明に係る発明によれば、帯状の板材が反り返ったり、プレス加工中の振動等により跳ねたりしてガイドの上方へ飛び出すのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレス金型の材料ガイド装置の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図2】図1のプレス金型の材料ガイド装置が装着されたプレス金型の下型を示す平面図で、板材のプレス加工状態を示す説明図である。
【図3】図1のプレス金型の材料ガイド装置が装着されたプレス金型全体の側面図で、図2と同様の説明図である。
【図4】図1のプレス金型の材料ガイド装置を示す平面図である。
【図5】図4の左側面図である。
【図6】一部を断面で示した図4の右側面図である。
【図7】図4のプレス金型の材料ガイド装置の正面図である。
【図8】図1のプレス金型の材料ガイド装置で用いるスペーサを一部破断して示す斜視図である。
【図9】図4と同様の平面図で、板材の幅が最小の場合に対応させた状態を示す図である。
【図10】図9の右側面図である。
【図11】図4と同様の平面図で、板材の幅が同図の状態より小さい場合に対応させた状態を示す図である。
【図12】図11の右側面図である。
【図13】図4と同様の平面図で、板材の幅が同図の状態より大きい場合に対応させた状態を示す図である。
【図14】図13の右側面図である。
【符号の説明】
1……………………………………ガイド装置
2……………………………………板材
3……………………………………プレス金型
4……………………………………下型
6,39,42……………………プレート支持部材
7、8………………………………ガイド取付プレート
9……………………………………板材の一側面
10…………………………………第1ガイド
12…………………………………第2ガイド
22,23…………………………ガイド取付プレートの内側端面
28…………………………………つば
30,40,41…………………スペーサ
34…………………………………ボルト

Claims (2)

  1. 垂直断面が矩形の細長い直方体に形成され、左右両端部にダイセットに設けられた位置決め穴に嵌合する位置決めピンを貫挿する貫通孔が形成され、前記それぞれの貫通孔の近接する位置にプレス金型の下型のダイセット上に帯状の板材の搬送方向に直交する姿勢で固定するボルト挿通孔が設けられ、該ボルト挿通孔のそれぞれに近接した位置に所定間隔で複数組ねじ穴が形成されるプレート支持部材と,
    一端にボルト挿通孔が設けられ、一端は、各々の対向する内側端面が平行になるように、六角孔付きボルトをそれぞれ前記一端に設けられたボルト挿通孔に挿通させて前記プレート支持部材のねじ穴に螺合させることにより、前記プレート支持部材上に一端が着脱自在に固定され、さらに外側端面から前記帯状の板材の搬送方向に直交する方向に貫通し六角穴付きのボルトを挿通するスペーサ締結用のボルト挿通孔が設けられる一対のガイド取付プレートと,
    一端側内部にねじ穴が設けられた円柱体で構成され、一方のガイド端が前記一方のガイド取付プレートの内側端面から僅かに等距離だけ離れるように一列に並べられかつ該一方のガイド端が前記一方のガイド取付プレートの上面に垂直になるように前記一方のガイド取付プレートに固定される複数個の第1ガイドと,
    一端側内部にねじ穴が設けられた円柱体で構成され、他方のガイド端が前記他方のガイド取付プレートの内側端面から僅かに等距離だけ離れるように一列に並べられかつ該他方のガイド端が前記他方のガイド取付プレートの上面に垂直になるように前記他方のガイド取付プレートに固定される前記第一ガイドと同数の第2ガイドと,
    両端部を前記相対向する一対のガイド取付プレートの内側端面にそれぞれ当接させかつ間隔を置いて配置され、両側内部には、ねじ穴が設けられており、前記相対向する一対のガイド取付プレート間に締結されている同じ長さの2つのスペーサと,
    によって構成し,
    前記相対向する一対のガイド取付プレートのそれぞれに設けた前記スペーサ締結用のボルト挿通孔に、前記相対向する一対のガイド取付プレートの外側端面側から六角穴付きのボルトを挿通させて前記2つのスペーサのねじ穴に該六角穴付きのボルトを螺合させることにより、前記相対向する一対のガイド取付プレート間に同じ長さの2つのスペーサを締結し、前記複数個の第1ガイドと該第1ガイドと同数の前記第2ガイドの各ガイドをそれぞれが向き合うようにほぼ等間隔で配置し、前記第一ガイドと前記第二ガイドの一対のガイド間で前記板材を案内するようにしたことを特徴とするプレス金型の材料ガイド装置。
  2. 前記一対のガイド取付プレートのそれぞれに取り付けられる複数のガイドの少なくとも一つには、つばを設けたものである請求項1に記載のプレス金型の材料ガイド装置。
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