JP4312548B2 - 無線装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばRFID(Radio Frequency Identification)システムなどに用いられる薄型の無線タグ等の無線装置に関する。
RFIDシステムは、通常、リーダー・ライター機能を持つ質問器と無線タグから構成される。従来、特にマイクロ領域では、無線タグとして、バッテリーを内蔵したタグがFA分野等でよく利用されている。また、最近では、質問器からの送信電波を検波し、それを駆動電力としてタグ動作を行わせるバッテリーレスタグが登場し、多くの分野で様々な活用が検討されており、FAのほか、物流・流通関連などの分野で大きな活用展開が予定されている。
RFIDシステムは、例えば図17に示すように、質問器RWと無線タグTとから構成されており、質問器RWは電波信号を送出し、この質問器RWからの送出電波信号を無線タグTが受け、タグ内のメモリに蓄積された情報で、入力信号に反射変調を与えて質問器RWに返送する。そして、無線タグTから返送された信号を質問器RWにて復調してタグ情報を取り出すようになっている。
このようなRFIDシステムに利用される無線タグとして、機器(装置)等の組み込みに適した平面状のタグが現在までに商用化されている。その代表的な無線タグの例を図18(A)及び(B)に示す。
図18(A)に示す無線タグT30は、誘電体基板306の上にダイポールアンテナ302を形成するとともに、半導体モジュール(タグIC)305を組み込んで一体化したものである。図18(B)に示す無線タグT31は、同様の誘電体基板306上に、ループ状のアンテナ312を形成してタグIC305と一体化したものである。これらの無線タグT30,T31は、いずれも簡易なタグとして有効である。また、図18(B)の無線タグT31は、図18(A)の無線タグT30に比べて、アンテナ放射抵抗が大きく、タグICから見たアンテナのインピーダンスが異なるため、タグICの特性と相まって適した方式が使われる。
図18に示すような無線タグは、接地面がなくアンテナの長さ方向を軸として、その回り全方向にわたって指向特性を示す。そのため、多方向から無線タグに対して通信可能であり便利な面もあるが、逆に、これら無線タグを物体に装着する場合、物体の影響を受けやすくて使用が制限される場合がある。
例えば、金属面を持つ各種の機器や、金属表面を持つ容器などの物品に対して実装する場合に多くの制約を受けることがある。特に、各種の情報・通信・家電機器等において、電波不用輻射を阻止するために、筺体の表面が金属体でコーティングされている場合、図18に示したような従来型の無線タグでは、実装上の大きな制約が課せられる。
次に、アンテナ及びタグICについて説明する。
−アンテナ−
通信に用いられるアンテナとして、コプレーナ型アンテナが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載のアンテナでは、図19に示すように、信号の入出力端子にコプレーナ線路403を用いており、そのコプレーナ線路403の中心導体404の先端をT字型に形成することにより、中心導体404とコプレーナの地導体405,405との間で両端開放のスロット線路402を構成しアンテナを形成している。このようなコプレーナ型アンテナは、マイクロストリップ線路を用いたアンテナと比較して、アンテナを平面状に構成することができるという利点がある。なお、図19のコプレーナ型アンテナにおいて、中心導体404の両側に配置されている地導体405,405は短絡線406にて接続されている。
−タグIC−
まず、マイクロ波帯で使われるタグICとして、通信感度を高めた高感度なタグICが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2に記載のタグIC(無線周波数トランスポンダ)は、図20に示すように、マイクロ波部において信号を検波整流するダイオード501や変調や復調を行うダイオードと、変調用のためのトランジスタ502及び周辺リアクタンス等の基本素子を集積して構成されている。
ここで、タグICのIC構成においては、(1)IC素子の動作感度を高めるため、アンテナから取り込んだ信号を可能な限り損失を与えることなく基本素子に導くことが重要であり、また、(2)基本素子の形成においては、如何にしてシンプルな構成にするかが重要である。これらの点を実現するには、アンテナの接続部(ICの入力部)に対し、より近い位置に基本素子を形成すること、すなわちダイオードやトランジスタ等の基本素子をアンテナ部に直結して形成することが有効である。
しかしながら、前記した図20に示すタグICでは、アンテナと接続するICの入力端部において、検波整流用のダイオードにて直流電圧を発生させることにより、制御回路やメモリ回路等を起動する方法であり、この場合、アンテナ形成上において重要な点は、ICの入力端部に電圧が発生するため、タグICよりアンテナ側をみたインピーダンスを、直流的に開放状態とする必要がある。すなわち、アンテナ側インピーダンスが短絡状態にあるとタグICが動作不能となる。なお、アンテナ側インピーダンスを直流的に開放状態とするには、タグICの入力部に直列にキャパシタンスを設ければよいが、前記した点を勘案すると良策とは言えない。
従って、上記した高感度なタグIC(入力端子間に直流電圧を発生するIC)を無線タグに適用する際に、タグのアンテナとして、例えば図18(B)に示したようなループ状のアンテナを使用する場合、図中波線で示す直流遮断用のキャパシタンス307を設けるか、あるいは他の方法を工夫する必要がある。そのため、この種のアンテナ構成は、タグ形成の簡易化・小型化・量産性には適さない。
なお、アンテナに関する他の技術として、半導体モジュール(電子回路)と平面回路アンテナを一体化した一体型アンテナが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。この特許文献3に記載の技術では、スロットアンテナにコプレーナ線路の中心導体を接続してアンテナ給電回路を形成しているが、このような回路構成では、中心導体とスロットアンテナの接地面とが直接接続され、直流的にも短絡状態となるので、入力端に基本半導体素子を形成した高感度なタグIC(つまり入力端子間に直流電圧を発生するIC)を適用することはできない。
特開平1−300701公報 特開平9−74370公報 特開平7−235826公報
前述したように、無線タグに用いられるタグICにおいては、通信感度を高めたり、作成を簡易にするために、ICの入力端にダイオードやトランジスタ等の基本半導体素子を形成している(図20参照)。そのため、この種のタグICを用いる場合、アンテナ素子形成において、タグICから外側をみた直流インピーダンスを開放状態とする必要があるが、従来のループアンテナを用いた方式では、短絡回路となるため、ループアンテナ上にキャパシタンスを用いて直流的に遮断するか、もしくは他の遮断方法を用いることが必要であり、回路が複雑化するため量産には適さない。
また、従来の薄型の無線タグでは、誘電体基板上に金属線状のアンテナを形成しているので、1つのアンテナ軸に対して、全方向に電波の指向性を有するが、逆に、アンテナ近傍の材質の影響を受ける。例えば、金属面で形成される各種の機器筺体や容器、あるいは部品実装基板に無線タグを設ける場合、周囲の金属体の影響を受けてしまい、無線タグの動作が不安定となり利用範囲が制約される。また、タグアンテナを形成するためのスペースも必要になる。
本発明はそのような点を解消するためになされたもので、入力端が基本半導体素子で形成され、直流電圧を発生する簡易構成で高感度なタグICを、直流遮断用キャパシタンス等を設けることなく使用すること可能であり、しかも、金属面を持つ各種の機器・部品実装基板や容器等の物品への組み込みにも適した無線装置を提供すること、及び、そのような特徴を有する無線装置を提供することを目的とする。
本発明の無線装置は、例えば無線タグであって、半導体モジュール(例えばタグIC)と、接地導体に形成されたスロット線路と、前記接地導体に形成され、前記スロット線路と平行に配置された2つのコプレーナ線路と、前記コプレーナ線路により前記接地導体と電気的に開放され、一端が前記スロット線路のスリット部側に設けられた2つの中心導体とを備え、前記半導体モジュールは、前記スリット部の両側に設けられた前記中心導体の他端同士を接続していることを特徴としている。
本発明の無線装置において、前記中心導体が、当該中心導体の管内波長λg′の略λg′/4の奇数倍の線路長を有する一端開放の中心導体であることが好ましい。
本発明の無線装置によれば、マイクロ波に適した平面構造形導波路として知られているスロット線路(スロットアンテナ)とコプレーナ線路とを組み合わせ、高周波での短絡面形成と直流遮断を実現するように構成しているので、アンテナ回路を直流的に開放状態(タグIC接続点よりアンテナ側を見たインピーダンスが開放状態)にすることが可能となる。従って、半導体モジュールとして、入力端が基本半導体素子で形成され、直流電圧を発生する簡易構成で高感度なタグICの使用も可能になる。しかも、そのような簡易構成で高感度なタグICの接続する場合でも、ICの直流遮断用キャパシタンス等は不要であり、無線タグ全体の構成を簡略化することができる。
本発明の無線装置において、前記スロット線路が、当該スロット線路の管内波長λgの略λg/2のn倍(n=2以上の正の整数)の線路長を有する両端短絡のスロット線路であり、そのスロット線路を、略λg/2の長さを有する複数の単位スロット線路を折り返した形状に形成するとともに、それら複数の単位スロット線路を互い平行に配置するという構成を採用してもよい。
この発明によれば、複数の単位スロット線路から放射される電波が同相となるので、強い放射電波を得ることができる。
本発明の無線装置において、前記スロット線路が、当該スロット線路の管内波長λgの略λg/2のn倍(n=2以上の正の整数)の線路長を有する両端短絡のスロット線路であり、そのスロット線路を、略λg/2の長さを有する第1のスロット線路の両端に、それぞれ、略λg/2長さの第2のスロット線路と第3のスロット線路を、前記第1のスロット線路に対して略直角に折り曲げた状態で接続するという構成を採用してもよい。
この発明によれば、第1のスロット線路の電界に対して、第2のスロット線路及び第3のスロット線路の各電界が直交して分布するようになるので、直交した電界の放射信号特性をもつ無線タグを構成することができる。
本発明の無線装置において、前記スロット線路の形状は任意であり、メアンダーライン形状、あるいは半月状等の直線形状とは異なる形状に形成することにより、装着対象物に見合った形態とすることができる。特に、スロット線路をメアンダーライン状とすると、無線装置(無線タグ)の小型化を達成できる。
本発明の無線装置において、前記半導体モジュール(タグIC)が接続されたコプレーナ線路または接地導体に、半導体モジュールとの整合をとるための整合回路を形成しておくと、平面金属面(接地導体)上での回路形成だけで、タグICの性能を有効に発揮させることができる。例えば、直列に容量特性を示すタグICに対してはIC接続部のコプレーナ線路の中心導体、または、中心導体と対向するスロット線路の接地面にインダクタンスを形成することによりICのキャパシタンス成分を打ち消すことができる。
本発明の物品は、前記した特徴を有する無線装置(無線タグ)を備えていることによって特徴づけられる。なお、本発明が対象とする物品は、例えば、テレビ、パソコン、冷蔵庫、携帯電話などの電子機器、物品実装基板などの各種機器に使用されている基板、カメラ、携帯電話等のケースや瓶等の容器などが挙げられるが、各種分野で一般に使用されている物品の金属部を利用し、タグ形成が要求されるものであれば任意の物品に適用できる。
本発明の無線装置によれば、接地導体に形成されたスロット線路と、前記接地導体に形成されたコプレーナ線路と、前記コプレーナ線路により前記接地導体と電気的に開放され、一端がスロット線路のスリット部側に設けられた2つの中心導体とを備え、半導体モジュール(タグIC)を、スリット部の両側に設けられた中心導体の他端同士に接続しているので、半導体モジュールの負荷は直流的に開放状態となる。従って、実装する半導体モジュールが入出力端子に直流電流を発生する高感度なタグICであっても、IC入力端に直流遮断キャパシタを形成したり、アンテナ内にキャパシタンスを設けるなどの必要がなくなり、前記した直流電圧を発生する高感度なタグICを含めた如何なる半導体モジュールを利用することができる。
さらに、スロット線路及びコプレーナ線路はともに平面状線路であり、タグIC等の半導体モジュールについても平面実装することができるので、無線装置(無線タグ)を一平面で構成できる。しかも、接地導体にスロット線路及びコプレーナ線路を形成すればよいので、製作が簡単であり量産に適している。また、タグ形成のための接地面付き基板などを用意することなく、容易に無線タグ等を形成できるという利点もある。
ここで、本発明においては、金属面等を接地導体とし、その接地導体にスロット線路を形成し、さらに高周波での短絡面形成と直流遮断を行うために、先端開放の中心導体を持つコプレーナ線路を利用してタグICを接続しているので、接地面付近での信号の指向性が小さくてその周辺の影響を受け難くなる。これにより、例えば金属面で形成される各種の機器筺体や容器、あるいは部品実装基板に無線タグを形成することが可能になる等、広範囲の物品に利用することができる。
さらに、金属面等の接地導体をベースとしているので、各種の機器や容器等の金属表面を接地導体として利用して、その接地導体にスリットを形成することにより、スロット線路(スロットアンテナ)及びコプレーナ線路を簡単に構成することができる。従って、各種の機器・部品実装基板や容器等の物品に形成された金属面(金属層)を利用して、上記した特徴を有する無線装置(無線タグ)を各種物品に簡単に設けることができる。
例えば、コンピューターや携帯電話等の金属筺体に各線路用のスリットを設け、タグIC等の半導体モジュールを取り付けるのみで、簡単に無線タグ等を設けることができる。特に、本発明の特徴的構成の1つである「スロット線路と、一端開放のコプレーナ線路の周辺とを共通の接地導体で囲む」という回路構成を採用する場合は、不要輻射や外部電波との干渉を改善するために筺体表面全体が金属面で囲まれた機器・装置などにおいて、表面の金属面を接地導体として利用することにより、無線タグを簡単に構成することができる。
これらタグ組み込みによる商品の特定化は、生産・物流・リサイクル過程における商品管理の実現が可能となる。また、商品生産時の生産効率を改善する際にも有効に利用できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明は、マイクロ波に適した平面構造形導波路として知られている、スロット線路(スロットアンテナ)とコプレーナ線路とを組み合わせ、高周波での短絡面形成と直流遮断を行うことにより、アンテナ回路を直流的に開放状態(タグIC接続点よりアンテナ側を見たインピーダンスが開放状態)にすることで、半導体モジュールとして、入力端が基本半導体素子で形成され、直流電圧を発生する簡易構成で高感度なタグICを用いる場合でも、IC入力端への直流遮断キャパシタンスの形成やアンテナ内へのキャパシタンスの形成などを行う必要のない回路構成を提供する点に特徴がある。その具体的な例を以下に示す。
なお、スロット線路、コプレーナ線路については、実用マイクロ波技術講座:理論と実際、第1巻(小西良弘著、日刊工業新聞社、2001年2月)の頁137〜139、頁313〜323に、その基本構成と特性インピーダンス等が説明されている。
参考例1>
図1は本発明の無線装置(無線タグ)の参考例を示す図である。図2は図1のX−X断面図(A)及びY−Y断面図(B)である。
この例の無線タグT0は、誘電体基板6上に接地導体1を形成した平面構造のタグで、共通の接地導体1に、両端短絡のスロット線路2と、中心導体4の一端が開放されたコプレーナ線路3が形成されており、そのコプレーナ線路3の中心導体4の他端部と接地導体1(スロット線路2のスリット部を介して中心導体4と対向する部分の接地導体1)との間にタグIC5が接続されている。
この例の無線タグT0において、両端短絡のスロット線路2と、一端開放のコプレーナ線路3とは互いに略直行した状態で配置されている。また、基本となるタグアンテナはスロット線路2で構成されている。
スロット線路2の線路長は、このスロット線路2における通信周波数の等価電気波長(管内波長)λgの略λg/2の長さに設定されている。なお、詳細な説明は省略するが、スロット線路2の管内波長λgは、スロット線路2の幅、使用する誘電体基板6の誘電率及び誘電体基板6の厚さ等から求められる。また、管内波長λgは誘電体基板6の誘電率が高くなるほど短くなる。
スロット線路2における電界成分Eは、図1の破線で示すようにスロット線路2の両端で「0」となり幅方向に分布する。ここで、スロットアンテナの電波放射特性はよく知られており、図1に示す電界方向を持つ直線偏波信号がスロット線路2の前方、後方に放射される。
コプレーナ線路3の中心導体4は、前記したように、一端が開放され、他端がスロット線路2のスリット部に接続されている。コプレーナ線路3の開放側は、中心導体4及び接地導体1の双方が開放状態となっている。
コプレーナ線路3の線路長は、このコプレーナ線路3の通信周波数の等価電気波長(管内波長)λg′の略λg′/4の長さに設定されている。なお、コプレーナ線路の管内波長λg′は、中心導体4の幅、中心導体4と接地導体1との間隙、使用する誘電体基板6の誘電率及び誘電体基板6の厚さ等から求められる。
そして、一端開放で略λg′/4の長さに設定されたコプレーナ線路3は、他端において高周波的に短絡面となる。これにより、タグIC5の一端(入力端子の一方)がスロット線路2の接地面に接続され、タグIC5の他端(入力端子の他方)がコプレーナ線路3の高周波的短絡面Sに接続される。すなわち、タグIC5は、スロット線路2の幅方向の接地面間に接続したのと等価になるとともに、タグIC5の負荷は直流的に開放状態となる。
従って、この例においては、入力端がダイオードやトランジスタで構成されたタグIC(例えば図20に示したタグIC)を適用しても動作することが可能となる。また、コプレーナ線路3の電界成分Eの方向は、中心導体4を中心に接地導体1に対して対称に分布するため、コプレーナ線路3からの電波放射は無視できる。さらに、図1の構成では、コプレーナ線路3の開放端部において中心導体4及び接地導体1とも開放となるので、開放端部での不連続による一部の電波放射を伴う。
次に、無線タグT0の動作を説明する。
まず、図17に示したRFIDにおいて、質問器RWから送られた信号は、無線タグT0のスロット線路(スロットアンテナ)2で捉えられ、タグIC5に供給される。タグIC5では、IC内のメモリ情報で、入力信号が反射変調され、再びスロット線路2から送出される。このとき、スロット線路2から放射される信号は、スロット線路2の前後方向に放射され、質問器RW側に放射された信号は、質問器RWのアンテナで受信され復調される。これにより、無線タグT0が動作してタグ内の情報が質問器RWで取り出される。
なお、タグIC5は受動素子であり、タグIC5自体から電波を送出することはできない。この場合の給電点は、基本的にタグIC5の設置されたスロット線路2のスリット部となる。
なお、本発明において、スロット線路2の線路長は、略λg/2に限られることなく、線路の方向によっては略λg/2のm倍(m=2以上の正の整数)の長さであってよい。また、コプレーナ線路3の線路長についても、略λg′/4に限られることなく、略λg′/4の奇数(3以上の奇数)倍であってもよい。
参考例2>
図3は本発明の無線装置(無線タグ)の他の参考例を示す図である。
この例の無線タグT1は、コプレーナ線路13の開放端部を、共通の接地導体11で囲っている点に特徴があり、それ以外の構成つまり両端短絡のスロット線路12、一端開放の中心導体14並びにタグIC5などの各構成は図1に示した例と同じである。
この例においても、タグIC5の一端(入力端子の一方)がスロット線路12の接地面に接続され、タグIC5の他端(入力端子の他方)がコプレーナ線路13の高周波的短絡面Sに接続されるので、タグIC5は、スロット線路12の幅方向の接地面間に接続したのと等価になるとともに、タグIC5の負荷は直流的に開放状態となる。従って、入力端がダイオードやトランジスタで構成されたタグIC(例えば図20に示したタグIC)を適用しても動作することが可能となる。
ただし、コプレーナ線路13の端部での電界のエッジ効果が図1の例とは異なるため、コプレーナ線路13の線路長がその分だけ異なる。従って最適線路長は実験により求めるようにする。
なお、この例において無線タグT1の動作は、前記した<参考例1>と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
ここで、図3に示すような線路形態つまりコプレーナ線路13の開放端部を接地導体11で囲う形態の無線タグT1は、金属面で囲われた機器筺体等を利用して形成することができるので、金属面を持つ各種の機器・部品実装基板や容器等の物品へのタグ組込に有効に利用することができる。
参考例3>
図4は本発明の無線装置(無線タグ)の別の参考例を示す図である。
この例の無線タグT2は、コプレーナ線路23(及び中心導体24)をスロット線路22と平行に配置した点に特徴があり、それ以外の構成つまり両端短絡のスロット線路22及びタグIC5などの各構成は図3に示した例と同じである。
この例においても、タグIC5は、コプレーナ線路23の中心導体24の他端部と接地導体21(スロット線路22のスリット部を介して中心導体24と対向する部分の接地導体21)との間に接続されている。
また、スロット線路22の線路長は、スロット線路22における通信周波数の等価電気波長(管内波長)λgの略λg/2の長さに設定されている。コプレーナ線路23の線路長は、このコプレーナ線路23の通信周波数の等価電気波長(管内波長)λg′の略λg′/4の長さに設定されている。
この例においても、タグIC5の一端(入力端子の一方)がスロット線路22の接地面に接続され、タグIC5の他端(入力端子の他方)がコプレーナ線路23の高周波的短絡面Sに接続されるので、タグIC5は、スロット線路22の幅方向の接地面間に接続したのと等価になるとともに、タグIC5の負荷は直流的に開放状態となる。従って、入力端がダイオードやトランジスタで構成されたタグIC(例えば図20に示したタグIC)を適用しても動作することが可能となる。
なお、この例では、コプレーナ線路23の開放端部の接地面に凹凸23aが形成されており、この凹凸23aの形成部を調整することにより、実効的な線路長の微調を行うことができる。
<実施形態>
図5は本発明の無線装置(無線タグ)の例を示す図である。
この例の無線タグT3は、共通の接地導体31に、両端短絡のスロット線路32と、中心導体34の一端が開放された2つのコプレーナ線路33,33が形成されている。
各コプレーナ線路33,33はスロット線路32と平行に配置されている。また、2つのコプレーナ線路33,33はスロット線路32の両側に、そのスロット線路32に対して対称となる位置関係で配置されており、これら2つのコプレーナ線路33,33間にタグIC5が接続されている点に特徴がある。
スロット線路32の線路長は、スロット線路32における通信周波数の等価電気波長(管内波長)λgの略λg/2の長さに設定されている。また、各コプレーナ線路33,33の線路長は、ともに各コプレーナ線路33の通信周波数の等価電気波長(管内波長)λg′の略λg′/4の長さに設定されており、これによりタグIC5は2端子間で高周波的な短絡面が形成され、タグIC5はスロット線路32のスリット間に電気的に接続され、タグIC5の負荷は直流的に開放状態となる。従って、入力端がダイオードやトランジスタで構成されたタグIC(例えば図20に示したタグIC)を適用しても動作することが可能となる。
この例によれば、スロット線路32の両側に対称形状のコプレーナ線路33,33を形成し、これら2つのコプレーナ線路33,33の中心導体34間にタグIC5を接続する構造としているので、タグIC5の実装が容易になるという利点がある。
すなわち、図1〜図4に示した構造では、タグIC5の一端子を、面積が大きな接地導体1,11,21に直接接続しているので、半田付け等でタグIC5を接続する場合、接地導体側の熱容量が大きくて接続に問題が生じる場合がある。これに対し、この例の構造では、2つのコプレーナ線路33,33の中心導体34間にタグIC5を接続するので、タグIC5の各端子を接続する金属導体部は、ともに熱容量が小さくなり、半田付け等の接続が容易となる。
なお、この例において無線タグT3の動作は、前記した<参考例1>と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
参考例4
図6及び図7は本発明の無線装置(無線タグ)の別の参考例の構成を示す図である。
図6に示す無線タグT4は、スロット線路(スロットアンテナ)42をメアンダーライン状に形成して、無線タグT4を小さくした点に特徴がある。それ以外の構成つまりコプレーナ線路43、中心導体44及びタグIC5等の構成は図3に示した例と基本的に同じである。
なお、この図6の例の場合、スロット線路42内の電界分布において横方向で逆方向を向く電界成分Eが生じ、それらが打ち消しあうため、全体の信号放射は直線状スロットアンテナの場合に比べて弱くなる。
図7に示す無線タグT5は、タグ形状を装着物品の形状(例えば略円形)に合わせて変形させた例であり、接地導体51(誘電体基板)の形状を略円形とし、コプレーナ線路53及び中心導体54を円弧上に形成した点、及び、スロット線路(スロットアンテナ)52を半円弧状(半月状)に成形した点に特徴があり、それ以外の構成は図3に示した例と基本的に同じ構成である。
なお、この図7の例の場合も、スロット線路52内において電界の方向が打ち消しあう成分が生じ、全体の信号放射は弱くなる。
以上の図6及び図7の形状は一例であり、他の変形例として、例えばスロット線路の配置を非対称とし、異なった方向への信号放射を行わせるなど、種々の形状が考えられる。
なお、図6及び図7に示した無線タグT4,T5の動作は、前記した<参考例1>と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
参考例5
図8及び図9はそれぞれ本発明の無線装置(無線タグ)の別の参考例を示す図である。
図8の例は、タグIC5に対する整合回路67をコプレーナ線路63の中心導体64に設けた点に特徴がある。それ以外の構成つまりスロット線路62及びタグIC5などの各構成は図3に示した例と同じである。また、図9の例は、タグIC5に対する整合回路77を接地導体71側に形成した点に特徴がある。それ以外の構成つまりスロット線路72及びタグIC5などの各構成は図3に示した例と同じである。なお、図8及び図9の各例には、図4に示す凹凸23aは設けていない。
次に、図8及び図9の各例をより具体的に説明する。
まず、タグICを高周波で見た場合、一例として、図10の高周波等価回路に示すように、高周波的には、抵抗成分とキャパシタンスとが直列接続された回路構成となり、直流的には、図20に示すようにダイオードが直結された回路構成となる。
そこで、図8に示す構造の無線タグT6では、中心導体64に細幅の導体部からなる整合回路67を設けて、キャパシタンス(図10)を打ち消すインダクタンスを形成するようにしている。一方、図9に示す構造の無線タグT7では、タグIC5が接続される接地導体71にスリット状の整合回路77を設けて、整合用のインダクタンス成分を形成している。
なお、図8及び図9に示した無線タグT6,T7の動作は、前記した<参考例1>と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
参考例6
図11〜図13はそれぞれ本発明の無線装置の別の参考例を示す図である。
図11に示す無線タグT8は、スロット線路82が、スロット線路の管内波長λgの略λg/2の3倍の線路長を有する両端短絡のスロット線路であり、略λg/2の長さを有する第1のスロット線路82aの一端側に、略λg/2長さの第2のスロット線路82b及び第3のスロット線路82cが順次折り返した状態で接続されているとともに、これら第2のスロット線路82b及び第3のスロット線路82cが第1のスロット線路82aに対して平行に配置されている点に特徴がある。
この例においては、第1のスロット線路82aのスリット部に、コプレーナ線路83の中心導体84(一端開放)の他端部が臨んでおり、この中心導体84の他端部と接地導体81(第1のスロット線路82aのスリット部を介して中心導体84と対向する部分の接地導体81)との間にタグIC5が接続されている。また、コプレーナ線路83の線路長は、このコプレーナ線路83の通信周波数の等価電気波長(管内波長)λg′の略λg′/4の長さに設定されている。
そして、この例においても、タグIC5の一端(入力端子の一方)が第1のスロット線路82aの接地面に接続され、タグIC5の他端(入力端子の他方)がコプレーナ線路83の高周波的短絡面に接続されるので、タグIC5は、第1のスロット線路82aの幅方向の接地面間に接続したのと等価になるとともに、タグIC5の負荷は直流的に開放状態となる。従って、入力端がダイオードやトランジスタで構成されたタグIC(例えば図20に示したタグIC)を適用しても動作することが可能となる。
ここで、この例において、第1のスロット線路82aと第2のスロット線路82b、及び、第2のスロット線路82bと第3のスロット線路82cでは、線路長がそれぞれ略λg/2と異なるため、電界成分Eの方向は逆向きとなるが、線路が折り返されており、それぞれが折り返された状態では、電界成分Eは同一方向となる。これにより、電波は同相に放射されるようになるので、強い放射電波を得ることができ、遠方からの質問器との通信が可能となる。
図12に示す無線タグT9は、スロット線路92が、スロット線路の管内波長λgの略λg/2の3倍の線路長を有する両端短絡のスロット線路であり、略λg/2の長さを有する第1のスロット線路92aの両側に、それぞれ、略λg/2の長さを有する第2のスロット線路92bと第3のスロット線路92cが折り返した状態で接続されているとともに、これら第2のスロット線路92b及び第3のスロット線路92cが第1のスロット線路92aに対して平行に配置されている点に特徴がある。
この例においては、第1のスロット線路92aのスリット部に、コプレーナ線路93の中心導体94(一端開放)の他端部が臨んでおり、この中心導体94の他端部と接地導体91(第1のスロット線路92aのスリット部を介して中心導体94と対向する部分の接地導体91)との間にタグIC5が接続されている。また、コプレーナ線路93の線路長は、このコプレーナ線路93の通信周波数の等価電気波長(管内波長)λg′の略λg′/4の長さに設定されている。
そして、この例においても、タグIC5の一端(入力端子の一方)が第1のスロット線路92aの接地面に接続され、タグIC5の他端(入力端子の他方)がコプレーナ線路93の高周波的短絡面に接続されるので、タグIC5は、第1のスロット線路92aの幅方向の接地面間に接続したのと等価になるとともに、タグIC5の負荷は直流的に開放状態となる。従って、入力端がダイオードやトランジスタで構成されたタグIC(例えば図20に示したタグIC)を適用しても動作することが可能となる。
さらに、この例においても、第1のスロット線路92aと第2のスロット線路92b、及び、第2のスロット線路92bと第3のスロット線路92cでは、線路長がそれぞれ略λg/2異なるため、電界成分Eの方向は逆向きとなるが、線路が折り返されており、それぞれが折り返された状態では、電界成分Eは同一方向となる。これにより、電波は同相に放射されるようになるので、強い放射電波を得ることができ、遠方からの質問器との通信が可能となる。
図13に示す無線タグT10は、スロット線路102が、スロット線路の管内波長λgの略λg/2の3倍の線路長を有する両端短絡のスロット線路であり、略λg/2の長さを有する第1のスロット線路102aの両端に、それぞれ略λg/2長さの第2のスロット線路102bと第3のスロット線路102cとが、第1のスロット線路102aに対して略直角に折り曲げた状態で接続されている点に特徴がある。なお、コプレーナ線路103及びタグIC5などの他の構成は、図4に示した例と基本的に同じである。
この例によれば、スロットアンテナ内の電界成分Eは、第1のスロット線路102a内の電界に対して、第2のスロット線路102b及び第3のスロット線路102c内の各電界が直交して分布するようになるので、直交した電界の放射信号特性をもつ無線タグを構成することができる。
なお、図11〜図13に示した無線タグT8〜T10の動作は、前記した<参考例1>と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
具体例
以上の各例では、無線タグの基本構成について説明したが、本発明の無線装置(無線タグ)は、他の目的に用意された部品実装基板、電子機器の筺体、容器などの各種物品に形成された金属導体層を利用してタグ機能を持たせることも可能である。その具体的な例を以下に説明する。
−部品実装基板−
一般に、電気・情報・通信などの各種の機器(装置)では、電子制御用の部品を搭載する部品実装基板が利用される。部品実装基板には接地面(金属層)が形成される場合が多く、この例では部品実装基板の接地面を利用してタグを形成している。その具体的な構成を図14を参照しながら説明する。なお、図14(A)は部品実装基板208の斜視図、(B)はその部品実装基板208を裏面から見た要部構造図である。
部品実装基板208の上面には部品209a,209bなどが搭載されており、この基板裏面には金属層を一様に積層した接地面(接地導体)201が形成されている。
そして、この例では、部品実装基板208裏面の接地面201の隅部に、スリットを加工して、図4に示したものと同形状のスロット線路202及びコプレーナ線路203を形成するとともに、コプレーナ線路203の中心導体204(一端開放)の他端部と接地面201(接地導体)との間にタグIC5を接続することにより、無線タグT20を構成している点に特徴がある。
この例において部品実装基板208の接地面201に形成された無線タグT20は、部品実装基板208の製造月日や使用部品、修理履歴などの固有の情報が記録される。その記録情報は、図17に示すような質問器RWにて認識することができる。
なお、この例において、無線タグの形成位置は基板接地面であれば。特に制限はなく、部品実装基板208の空領域の任意の位置を利用することができる。
また、この例では部品実装基板208の接地面に無線タグを形成しているが、これに限られることなく、例えば、機器(装置)内の部品ケースの金属板等に、上記したようなタグアンテナ用のスリットを設けることにより、簡単に無線タグを構成することができる。また、コプレーナ線路の中心導体は、接地面と機械的に接続されていないので、場合によっては金属板の裏面に誘電体フィルム等を用いて接地面と平面的に固定する方法などが有効になる。
−電子機器−
図15に電子機器に無線タグを形成した例を示す。なお、図15(A)は電子機器210の斜視図、(B)はその電子機器210の筐体211の要部断面図である。
電子機器(パソコン)210の筐体210aは、プラスチック等で構成されており、その筐体210aの表面に、金属コーティングによる金属面211が形成されている。
この例では、筐体210aの金属面(接地導体)211にスリット211aを加工して、図4に示したものと同形状のスロット線路212及びコプレーナ線路213を形成するとともに、コプレーナ線路213の中心導体214(一端開放)の他端部と金属面211(接地導体)との間にタグIC5を接続することにより、無線タグT21を構成している点に特徴がある。
この例において、電子機器210の筐体210aに形成された無線タグT21は、電子機器210の製造月日や使用部品、修理履歴などの固有の情報が記録される。その記録情報は、図17に示すような質問器RWにて認識することができる。
なお、無線タグを電子機器としては、パソコンのほか、テレビ、冷蔵庫、携帯電話などの種々の機器を挙げることができる。
−容器−
図16に容器のラベルに無線タグを形成した例を示す。なお、図16(A)は容器220の斜視図、(B)はその容器220に貼付されたラベル221の正面図、(C)はラベル221の断面図である。
容器(瓶)220の壁体220a表面にラベル221が貼り付けられている。ラベル221は、例えばポリアミドやポリ塩化ビニール等の誘電体シートであり、表面に金属膜221aが貼り付けられている。そして、この例では、ラベル221表面の金属膜(接地導体)221aにスリット211bを加工して、図4に示したものと同形状のスロット線路222及びコプレーナ線路223を形成するとともに、コプレーナ線路223の中心導体224(一端開放)の他端部と金属膜221aとの間にタグIC5を接続することにより、無線タグT22を構成している点に特徴がある。
この例において容器220のラベル220aに形成された無線タグT22は、図17に示すような質問器RWからの信号をスロット線路222(スロットアンテナ)で受け、タグ内のタグIC5で入力信号に反射変調を与え、再びスロット線路222から質問器RW側に放射され、質問器RWで受信・復調されるという通常のRFID動作で使用される。
なお、この例では、ラベル221表面に貼り付けられた金属膜221aに無線タグを形成しているが、これに限られることなく、容器220の表面に金属薄膜を直接貼り付け、その金属薄膜に、上記したようなタグアンテナ用のスリットを形成し、タグICを実装する等の方法を採用してもよい。
また、図16に示すような無線タグを形成したラベルは、例えば、通常の電話やカメラ等のケースの表面あるいは内面に貼り付ける等、多くの用途に利用することができる。
本発明は、FA・物流・流通などの各種分野においてRFIDシステムを構築する際に有効に利用できる。
本発明の無線装置の参考例を示す図である。 図1のX−X断面図(A)及びY−Y断面図(B)である。 本発明の無線装置の他の参考例を示す図である。 本発明の無線装置の別の参考例を示す図である。 本発明の無線装置の例を示す図である。 本発明の無線装置の別の参考例を示す図である。 本発明の無線装置の別の参考例を示す図である。 本発明の無線装置の別の参考例を示す図である。 本発明の無線装置の別の参考例を示す図である。 タグICの高周波等価回路図である。 本発明の無線装置の別の参考例を示す図である。 本発明の無線装置の別の参考例を示す図である。 本発明の無線装置の別の参考例を示す図である。 本発明の無線装置を備えた部品実装基板の斜視図(A)及びその部品実装の要部断面図(B)を併記して示す図である。 本発明の無線装置を備えた電子機器の斜視図(A)及びその電子機器の筐体の要部断面図(B)を併記して示す図である。 本発明の無線装置を備えた容器の斜視図(A)と、その容器に貼着されたラベルの正面図(B)及び断面図(C)を併記して示す図である。 RFIDシステムの基本構成を示す図である。 従来の無線タグの一例を示す図である。 電子回路一体型アンテナの一例を示す図である。 タグICの一例を示す図である。
符号の説明
T1 無線タグ
1 接地導体
2,82,92,102 スロット線路(スロットアンテナ)
82a,92a,102a 第1のスロット線路
82b,92b,102b 第2のスロット線路
82c,92c,102c 第3のスロット線路
3 コプレーナ線路
4 中心導体
5 タグIC
6 誘電体基板
67,77 整合回路
208 基板搭載部品
210 電子機器
220 容器
221 ラベル
T20,T21,T22 無線タグ

Claims (2)

  1. 半導体モジュールと、
    接地導体に形成されたスロット線路と、
    前記接地導体に形成され、前記スロット線路と平行に配置された2つのコプレーナ線路と、
    前記コプレーナ線路により前記接地導体と電気的に開放され、一端が前記スロット線路のスリット部側に設けられた2つの中心導体とを備え、
    前記半導体モジュールは、前記スリット部の両側に設けられた前記中心導体の他端同士を接続していることを特徴とする無線装置。
  2. 前記中心導体が、当該中心導体の管内波長λg′の略λg′/4の奇数倍の線路長を有する一端開放の中心導体であることを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
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