JP4311305B2 - リニア空燃比センサの劣化検出装置 - Google Patents
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Description
すなわち、エンジンの排気系に設けられたリニア空燃比センサの応答周期の全体を検出するものであって、応答劣化を拡大して検出するために、リニア空燃比センサの出力に対して2つのしきい値を設け、このしきい値を用いてリニア空燃比センサの出力を「H」記号(Hはhighの略)と「L」記号(Lはlowの略)とに変換して、センサ出力の変動を拡大し、センサ劣化度合いが大きい程、応答周期が長くなることに基づいて、リニア空燃比センサの応答劣化を検出するものである。
すなわち、燃料噴射量に外乱を与え、リニア空燃比センサの出力を得ると共に、このリニア空燃比センサの出力を微分した値(微分値)を求め、この微分値に対してしきい値を設定し、センサ出力の微分値が外乱を与えた時点からしきい値に達するまでの時間(むだ時間に近似する時間)を求めることで、リニア空燃比センサの劣化を判定することが考えられる。
上記構成によれば、上述の空燃比変更手段はリニア空燃比センサの劣化判定に際して、エンジンに供給される空燃比を強制的に変更し、第1微分手段は空燃比変更後におけるリニア空燃比センサの検出値(いわゆるセンサ出力)を1回微分して、1回微分値を求め、第2微分手段は空燃比変更後におけるリニア空燃比センサの検出値(いわゆるセンサ出力)を2回微分して2回微分値を求め、第1計測手段は、第1微分手段により得られた出力(1回微分値)のピーク値と、第2微分手段により得られた出力(2回微力値)のピーク値との間の時間を計測し、第2計測手段は、第2微分手段により得られた出力(2回微力値)のピーク値発生時点から第1計測手段により計測された時間遡った空燃比変化開始時点を求め、空燃比変更開始時点から空燃比変化開始時点までの時間(むだ時間に相当)を計測し、劣化判定手段は、第2計測手段により計測された時間(むだ時間)に基づいてリニア空燃比センサの応答むだ時間遅れ劣化を判定する。
このように、しきい値を一切設定することなく、リニア空燃比センサ検出値の1回微分値のピーク値と、2回微分値のピーク値との間の時間が、2回微分値変化開始時点からピーク値に達するまでの時間と略等しくなる現象を利用して、リニア空燃比センサの出力変化開始時点を精度よく検出することができるので、リニア空燃比センサの応答むだ時間遅れ劣化を精度よく検出することができる。
上記構成によれば、リニア空燃比センサの片側むだ時間劣化を検出することができる。
図面はリニア空燃比センサの劣化検出装置を示すが、まず図1を参照してエンジンの吸排気系について説明する。
また、前述のスロットルボディ4にはスロットル開度TVOを検出するスロットルセンサ20を取付けている。
この場合、前回の外乱がリッチであるならば今回は図5に示すように燃料噴射量aにリーン外乱を加算(燃料噴射量の減算)する一方、前回の外乱がリーンであるならば今回は図6に示すように燃料噴射量aにリッチ外乱を加算(燃料噴射量の加算)する。
次にステップS5で、CPU30は1回微分値cのピーク値P1を演算により求める。
次にステップS7で、CPU30はリニアO2センサ18の出力bを2回微分した値つまり2回微分値d(図5参照)を演算により求める。
次にステップS9で、CPU30は外乱を与えた時点すなわち空燃比強制変更開始時点t0から2回微分値dのピーク値P2までの時間Cを計測する。
ステップS21で、CPU30は所定サンプル数に達した複数のリッチ側のむだ時間Xの平均値(平均むだ時間)を演算すると共に、所定サンプル数に達した複数のリーン側のむだ時間Xの平均値(平均むだ時間)を演算する。
一方、ステップS26で、CPU30はリーンむだ時間が所定値より大か否かを判定し、YES判定時にはステップS27に移行する一方、NO判定時には別のステップS28に移行する。
また、上述のステップS28では、CPU30はリッチ側むだ時間およびリーン側むだ時間の何れもが正常であると判定する。
なお、図7において図5と対応する部分には同一の符号を付している。
なお、図3で示したフローチャートに代えて、図8で示すフローチャートを採用してもよい。
図8のフローチャートにおいても、その他のステップでの処理内容は図3と同一であるから、図8において図3と同一のステップには同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この構成によれば、上述の空燃比強制変更手段S2はリニアO2センサ18の劣化判定に際して、エンジン11に供給される空燃比を強制的に変更し、第1微分手段S4は空燃比強制変更後におけるリニアO2センサ18の検出値(いわゆるセンサ出力b)を1回微分して1回微分値cを求め、第2微分手段S7は空燃比強制変更後におけるリニアO2センサ18の検出値(いわゆるセンサ出力b)を2回微分して2回微分値dを求め、第1計測手段S10は、第1微分手段S4により得られた出力(1回微分値c)のピーク値P1と、第2微分手段S7により得られた出力(2回微力値d)のピーク値P2との間の時間Bを計測し、第2計測手段S12は、第2微分手段S7により得られた出力(2回微力値d)のピーク値P2の発生時点t2から第1計測手段S10により計測された時間Bだけ遡った空燃比変化開始時点t1を求め、空燃比強制変更開始時点t0から空燃比変化開始時点t1までの時間X(むだ時間)を計測し、劣化判定手段S14は、第2計測手段S12により計測された時間X(むだ時間)に基づいてリニアO2センサ18の応答むだ時間遅れ劣化を判定する。
このように、しきい値を一切設定することなく、リニアO2センサ18の検出値の1回微分値cのピーク値P1と、2回微分値dのピーク値P2との間の時間Bが、2回微分値変化開始時点t1からピーク値P2に達するまでの時間Aと略等しくなる現象を利用して、リニアO2センサ18の出力変化開始時点t1を精度よく検出することができるので、リニアO2センサ18の応答むだ時間遅れ劣化を精度よく検出することができる。
換言すれば、直接時間Xを求めるので、難しいしきい値の設定が不要となる。
この構成によれば、リニアO2センサ18の片側むだ時間劣化を検出することができる。
この発明のリニア空燃比センサは、実施例のリニアO2センサ18に対応し、
以下同様に、
空燃比制御手段は、空燃比フィードバック制御手段(CPU30参照)に対応し、
空燃比変更手段は、CPU30制御によるステップS2に対応し、
第1微分手段は、ステップS4に対応し、
第2微分手段は、ステップS7に対応し、
第1計測手段は、ステップS10に対応し、
第2計測手段は、ステップS12に対応し、
劣化判定手段は、ステップS14に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
18…リニアO2センサ(リニア空燃比センサ)
30…空燃比フィードバック制御手段(空燃比制御手段)
S2…空燃比強制変更手段(空燃比変更手段)
S4…第1微分手段
S7…第2微分手段
S10…第1計測手段
S12…第2計測手段
S14…劣化判定手段
P1,P2…ピーク値
t0…空燃比強制変更開始時点(空燃比変更開始時点)
t1…空燃比変化開始時点
t2…ピーク値発生時点
X…むだ時間
Claims (2)
- エンジンの排気系に設けられ排気ガス中の酸素濃度に比例する値を出力するリニア空燃比センサと、
上記リニア空燃比センサの検出値に基づいてエンジンに供給される混合気の空燃比を目標空燃比にフィードバックする空燃比制御手段とを備えたものであって、
空燃比を強制的に変更させる空燃比変更手段と、
空燃比変更後におけるリニア空燃比センサの検出値を1回微分する第1微分手段と、
空燃比変更後におけるリニア空燃比センサの検出値を2回微分する第2微分手段と、
第1微分手段により得られた出力のピーク値と、第2微分手段により得られた出力のピーク値との間の時間を計測する第1計測手段と、
第2微分手段により得られた出力のピーク値発生時点から第1計測手段により計測された時間遡った空燃比変化開始時点を求め、空燃比変更開始時点から空燃比変化開始時点までの時間を計測する第2計測手段と、
第2計測手段により計測された時間に基づいてリニア空燃比センサの応答むだ時間遅れ劣化を判定する劣化判定手段とを備えた
リニア空燃比センサの劣化検出装置。 - 上記空燃比変更手段は空燃比の変更をリッチからリーンと、リーンからリッチとに切換えるように構成され、
上記劣化判定手段は第2計測手段により得られたむだ時間に基づいてリニア空燃比センサの片側むだ時間劣化を検出するように構成された
請求項1記載のリニア空燃比センサの劣化検出装置。
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