JP4310249B2 - 電子制御ユニット - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、自動車のエンジンルーム等に装着されて使用される電動式パワーステアリング装置の電子制御ユニットの構造に関するものである。
電子制御ユニットは、筐体内に電子部品が収納されており、通電により発熱する。筐体を防水構造にした場合は、筐体内の空気の熱膨張あるいは熱収縮による影響を排除するために呼吸部を設けている。このような呼吸部を設けた従来の電子制御ユニットの筐体構造としては、例えば次のような技術が知られている。すなわち、発熱素子を含む電子部品を収容した電子制御ユニットの筐体構造において、筐体には、筐体の内外を連通する呼吸穴と、通気性及び防水性を有し呼吸穴を覆うフィルタとを備えた呼吸部を設けるとともに、呼吸穴及びフィルタの少なくとも一方を発熱素子の近傍に配置しており、この呼吸部は、呼吸穴が設けられたフィルタ取り付けボスと、インナーパイプと、呼吸フィルタと、フィルタ保護キャップとから構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−353675号公報(第2頁、図1)
例えば、車両のエンジンルームに装着する電子制御ユニットでは、発熱素子の発熱の他に、エンジンからの受熱や被水等による冷却により電子制御ユニット内の温度が変動するにつれて内部の空気が膨張・収縮する。上記のような従来の電子制御ユニットでは、筐体に設けられた呼吸部により空気が流通し、電子制御ユニットの内部と外部の圧力差を解消して水等の浸入を防いでいるが、インナーパイプ、フィルタ保護キャップといった部品を有しており、このため、組立の工数が増加し、また製造コストも増加するという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、組立性が向上し、信頼性が向上するとともにコストを低減できる電子制御ユニットを提供することを目的とする。
この発明に係わる電子制御ユニットは、外部配線接続用のコネクタが一体成形され両端に開口面を有する絶縁性樹脂製のハウジングと、このハウジングの一端側の開口面に密封状態で取り付けられ内部に収納された発熱素子の発熱を放熱するヒートシンクと、ハウジングの他端側の開口面に密封状態で取り付けられたカバーと、ハウジングに設けられてハウジングの内外を連通する呼吸穴と、ハウジングの内側に配置され呼吸穴を覆うフィルタとを備えた電子制御ユニットにおいてフィルタの通気面をハウジングの開口面と平行に形成し、呼吸穴の外側開口端をハウジングの外側の側面に設け、外側開口端の周辺に凹部を形成し、凹部の外側開口端に対向する部分に、凹部に付着した水滴が外側開口端に浸入するのを阻止するための中央部が尖った傾斜部を設けたものである。
この発明の電子制御ユニットによれば、呼吸穴部を構成する部品点数を少なくできるので、コストが低減できるとともに呼吸穴部の組立性が向上する。また、電子制御ユニットを垂直方向に装着した場合、ハウジングの外側に付着した水滴が傾斜部により呼吸穴の外側開口端の両横に分かれて流れるので、呼吸穴の内部に水滴が浸入することを防止でき、装置の信頼性が向上する。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。ここでは一例として、電動モータの回転力によって車両のステアリング装置に補助付勢する電動式パワーステアリング装置に使用する電子制御ユニットについて説明する。
図1はこの発明の実施の形態1による電子制御ユニットを示す分解斜視図、図2は図1の電子制御ユニットのフィルタの組付けを説明するための部分断面図、図3は図1の電子制御ユニットの組み立て状態を示す側面図である。
電子制御ユニット1は、パワー基板としての金属基板2と、略箱型の外形形状を有し両端に開口面を持つハウジング3と、絶縁プリント基板からなる制御基板4と、金属基板2が設けられてハウジング3の一端側の開口面に密封状態で固定されるアルミニウム製のヒートシンク5と、制御基板4を覆うようにハウジング3の他端側の開口面に密封状態で固定されるカバー6とを有している。カバー6には電子制御ユニット1を車両に装着するための取付部6aが一体で形成されている。
金属基板2は、例えば、アルミニウム基板上に絶縁層を介して配線パターンが形成されている。配線パターンには、電動モータ(図示せず)の電流を切り替えるためのブリッジ回路を構成する半導体スイッチング素子7や、モータ電流のリップルを吸収するコンデンサ8、電動モータの電流を検出するためのシャント抵抗器9等の大電流部品が半田付けされて実装されている。また、ハウジング3側の電子部品と接続する接続部材10を備えている。
制御基板4上の配線パターンには、マイクロコンピュータ11や、図示を省略しているがモータ駆動回路およびモータ電流検出回路を含む周辺回路素子等が半田付けされて実装されている。
ハウジング3は、絶縁性樹脂によりインサート成形され、その側面の一辺にはコネクタ12が一体に成形されている。コネクタ12は、車両のバッテリ(図示せず)と電気的に接続されるパワーコネクタ12aの他に、信号コネクタ12b、モータコネクタ12c、センサコネクタ12d等で構成されている。また、ハウジング3は、一端にコネクタ端子を有する導電板を含む複数の導電板からなる配線パターンを有している。更に、車両のバッテリ(図示せず)から電子制御ユニット1に供給される電流を通電、遮断する電源リレーをはじめ、コイルやモータリレー等の電気部品が挿入され、これらの電気部品の端子は、ハウジング3の絶縁性樹脂から露出した導電板13に溶接されて電気的に接続されている。
このハウジング3のコネクタ12が形成された側面と対向する側面(図1の矢印A側)に、ハウジング3の内側と外側を連通する呼吸穴が設けられていが、この詳細については後述する。
次に、上記のように構成された電子制御ユニット1の組立手順について説明する。部品を装着した金属基板2を上方からヒートシンク5上に配置し、ネジ14により固定する。その後、ヒートシンク5の上面開口部周囲に形成した溝5aにラバーリング15を挿入し、ハウジング3をヒートシンク5の上部に載置し、ネジ16でヒートシンク5に固定する。これにより、ヒートシンク5とハウジング3の開口面同士を合わせた面の気密性が確保される。
次に、ハウジング3上の導電板13を金属基板2上の接続部材10の端子と溶接により電気的に接続する。その後、ハウジング3の端子,コネクタ12の端子及び接続部材10の端子等を、制御基板4のスルーホール4aに挿入しながら制御基板4をハウジング3の上部に装着する。そして、スルーホール4aに挿入された端子を部分噴流により一括で半田付け接合する。
次に、ハウジング3の上側開口面周囲に形成された溝3aにラバーリング17を挿入し、カバー6をハウジング3の上部に載置し、ネジ18でハウジング3を挟んでヒートシンク5に固定する。これにより、ハウジング3とカバー6の開口面同士を合わせた面の気密性が確保される。
図3は、以上のように組み立てられた電子制御ユニット1を図1の矢印A方向から見た図である。ただし、反時計方向に90度回転させて示している。図のように、ハウジング3のコネクタ12が形成された側面と対向する側面(反対側の側面)には、ハウジング3の内側と外側を連通して、本発明の特徴とする呼吸穴19が設けられている。以下この呼吸穴19について説明する。
図2は呼吸穴にフィルタを取り付ける場合の説明図である。ハウジング3を図3のII−II方向から見た部分断面図を90度反時計方向へ回転させて示している。呼吸穴19は、一端の外側開口端19aがハウジング3の外側側面に設けられており、他端である内側開口端19bはハウジング3の内側に設けられ、この内側開口端19bにフィルタ20を密着させて設けている。フィルタ20は、空気のような気体は通すが、水のような液体は通さない撥水性のフィルタで、例えば、GORE−TEX(ゴアテックス社の登録商標)のようなものである。
呼吸穴19の形状を更に詳しく説明する。呼吸穴19は、ハウジング3の外側開口端19aから内側(内周側)に向い、途中から直角方向に曲がって、内側開口端19bがハウジング3のヒートシンク側に開口するように形成されている。そして、フィルタ20の通気面20aはハウジング3の開口面3bと平行になるように形成されている。また、呼吸穴19を介して、ハウジング3のフィルタ20の通気面20aとは反対側の面には、フィルタ20を取り付ける時の取付治具21を受けるための平面部22が形成されている。この平面部22は、フィルタ20の通気面20aと平行に形成されている。
フィルタ20の取り付けは次のように行う。電子制御ユニット1を図3のように組み立てる前の、ハウジング3単体の状態において、図2に示すように、ハウジング3の平面部22を取付治具21の上面にセットし、内側開口端19b上にフィルタ20を配置して、熱溶着ヘッド23でフィルタ20の周囲を溶着する。これにより、電子制御ユニット1の組み立て後においてはハウジング3の内側と外側との通気はフィルタ20の通気面20aのみによって行われることになる。
次に、上述のように組み立てられた電子制御ユニット1とフィルタ20と呼吸穴19の作用について説明する。本実施の形態で例示する電動式パワーステアリング装置では、例えば、制御されるモータ電流の値は、軽自動車でも25〜30A、小型自動車では60A〜80A程度に達する。このモータ電流は、電子制御ユニット1に内蔵された半導体スイッチング素子7、コンデンサ8、シャント抵抗器9や、電源リレー、コイル、モータリレー等の電気回路を流れるので、これらの部品は高温に発熱する。これらの高発熱部品の発熱により、電子制御ユニット1内の空気が加熱されて温度が上昇し、空気が膨張して内部の圧力が上昇する。この時、膨張した空気は、フィルタ20を通過して電子制御ユニット1の外部に排出され、電子制御ユニット1の内外圧力差を均一化する。同様に、エンジンからの受熱により、電子制御ユニット1が加熱される場合も、内部の空気が膨張して内圧が上昇するが、膨張した空気がフィルタ20を通過して電子制御ユニット1の外部に排出されるので、電子制御ユニット1の内外圧力差を均一化することができる。
反対に、高温になった電子制御ユニット1が雨または洗車等で被水した場合は、電子制御ユニット1が冷却される。この場合、電子制御ユニット1内部の空気が収縮して内圧が減少するが、外部の空気がフィルタ20を通過して電子制御ユニット1の内部に流入するので、電子制御ユニット1の内外圧力差を均一化する。このとき、フィルタ20の通気面20aに水滴が付着したとしても、フィルタ20は、空気のような気体は通すが、水のような液体は通さない撥水性の材料を使用しているので、電子制御ユニット1内部への水の浸入を防止できる。
また、呼吸穴19は、外側開口端19aから内側に向かい、途中から略直角方向に曲がるようにハウジングに形成しているので、高圧洗車された場合において、高圧の水流が外側開口端19aから呼吸穴19の内部に浸入したとしても、高圧の水流が直接フィルタ20に当たることがなく、フィルタ20の損傷を防止できる。
しかし、フィルタ20の通気面20aの大部分または全面に水が付着した場合は、フィルタ20から電子制御ユニット1内部への空気の流入が制限される。一般に、電子制御ユニット1は、コネクタ12への水の浸入防止と、相手側コネクタの挿抜作業性の点から、コネクタ12の相手側となる車両側コネクタの挿抜方向が、重力方向と略直角方向、または、若干下側に配置されて車両に装着される。また、電子制御ユニット1は、放熱の点から、ヒートシンク5とは反対側のカバー6に設けられた取付部6aにより車両に装着されるが、車両への装着方向は、電子制御ユニット1が垂直方向に取り付けられる場合と、装着の容易さからヒートシンク5を上側、取付部6aを下側として水平方向に取り付けられる場合とがある。以下、これらの場合の呼吸穴部へ水が付着したときの水の流れについて説明する。
車両側コネクタの挿抜方向が、重力方向と直角方向、すなわちコネクタ12が横方向に配置され、かつ、電子制御ユニット1が垂直方向に取り付けられた場合を図3、図4により説明する。図4は図3のIV−IVから見た部分断面図である。以下の説明のために、図3の方向に見たときのハウジング3の垂直方向を幅方向、水平方向を厚さ方向と呼ぶことにする。図3に示すように、呼吸穴19の外側開口端19aは、ハウジング3の幅方向の略中央に多角形(本実施の形態の場合は六角形)に形成され、対向するV字状の角部19cがハウジング3の幅方向に外側に向けて突出するように配置され、かつ、厚さ方向の略中央に配置されている。また、外側開口端19aの周辺には凹部24が形成され、外側開口端19aに対向する凹部24の部分には、凹部24に付着した水滴が外側開口端19aに浸入するのを阻止する傾斜部24aが設けられている。凹部24の周囲は図に示すように底面に向けて狭まるようなテーパ状に形成するのが効果的である。
また、呼吸穴19は、図4に示すように傾斜部19dを有しており、断面形状が内側から外側開口端19aに向かってハウジング3の幅方向に広がるように形成されている。
上記のような構成により、ハウジング3の外側面に付着した水滴は、図3の矢印に示すように、傾斜部24aにより呼吸穴19の外側開口端19aの両横に分かれて流れ、呼吸穴19の内部に水滴が浸入するのを阻止できる。また、呼吸穴19の内部に水滴が浸入した場合においても、図4の矢印に示すように、呼吸穴19内部の傾斜部19dにより水滴が呼吸穴19の外側に排出される。更に、呼吸穴19の外側開口端19aに形成されたV字状の角部19cにより、水滴が角部19cの中央部に集められ、水滴の排出が容易になるので、呼吸穴19の内側に配置されているフィルタ20の通気面20aに多量の水滴が滞ることを防止できる。
次に、ヒートシンク5を上側に、取付部6aを下側にして車両に取り付けられる場合を図5に示す。図5は図3のV−Vから見た図を90度反時計方向へ回転させて示した部分断面図である。前述のように、呼吸穴19の内側開口端19bはヒートシンク5側に開口するように形成されているので、本取り付けの場合は、内側開口端19bは上側に配置されることになり、更にその上側にフィルタ20が取り付けられている。また、呼吸穴19の内面でカバー6側の面は、外側開口端19aに向かって拡開するような傾斜部19eが設けられている。
このような構成により、通気面20aは水平方向で、その下側に呼吸穴19が配置されることになるので、通気面20aに水滴が付着するのを防止することができる。また、呼吸穴19の内部に水滴が浸入した場合、傾斜部19eにより図の矢印に示すように水滴が呼吸穴19の外側に排出されるので、呼吸穴19の内部に多量の水滴が滞るのを防止することができる。
なお、以上の説明では、電動式パワーステアリング装置の電子制御ユニットを実施例として説明したが、他のエンジンルーム装着の電子制御ユニットであってもよい。
また、フィルタとしてGORE−TEXを用いているが、GORE−TEXに限定されるものでなく、他の撥水性フィルタであってもよい。
また、ハウジングとフィルタの接合は熱溶着としているが、接着等他の接合手段であってもよい。
また、呼吸穴の外側開口端の形状を多角形としたが、例えば、丸穴とし、幅方向の両側に角部を設けてもよい。
更にまた、呼吸穴はコネクタが形成された面と対向するハウジングの側面に設けた場合について説明したが、コネクタ取付面に対し90度側面に設けてもよい。
以上のように、この発明の実施の形態1の電子制御ユニットによれば、フィルタの通気面をハウジングの開口面と平行に形成し、呼吸穴の外側開口端をハウジングの外側の側面に設け、外側開口端の周辺に凹部を形成し、凹部の外側開口端に対向する部分に、凹部に付着した水滴が外側開口端に浸入するのを阻止するための中央部が尖った傾斜部を設けたので、通気穴はフィルタ以外の部品を必要とせず、コスト低減が図られた通気部を提供でき、電子制御ユニットの内外圧力差を均一化して装置の信頼性の向上が図られる。
また、電子制御ユニットを垂直方向に装着した場合、ハウジングの外側に付着した水滴が傾斜部により呼吸穴の外側開口端の両横に分かれて流れるので、呼吸穴の内部に水滴が浸入することを防止でき、装置の信頼性の向上が図られる。
また、呼吸穴を介してフィルタの通気面とは反対側のハウジングの面にフィルタ取付治具を受けるための平面部を形成したので、ハウジングにフィルタを熱溶着するときの工作性が向上する。
また、取付治具を受けるための平面部は、フィルタの通気面と平行に形成したので、フィルタを熱溶着するときの作業性が向上し、熱溶着部の加工品質の向上が図れる。従って、フィルタ部の防水性が向上する。
また、呼吸穴は、外側開口端から内側に向かい途中から直角方向に曲がるようにハウジングに形成し、呼吸穴の内面のうちカバー側の内面は外側開口端に向かって拡開する傾斜部を設けたので、ハウジングに高圧の水流がかかるような環境下でも、水流が直接フィルタに当たることがなく、呼吸穴の防水性が向上する。
特に、ヒートシングを上にしてハウジングを水平に取り付けた場合、傾斜部により水滴の排出が促進されるため、呼吸穴の内部に多量の水滴が滞るのを防止できる。
また、呼吸穴は、コネクタが形成された面と対向するハウジングの側面に設けたので、コネクタの挿抜方向を、重力方向と直角方向になるように電子制御ユニットを配置する場合、電子制御ユニットを垂直方向又は水平方向にも配置でき、電子制御ユニットの装着方向の自由度が増すため、1種類の電子制御ユニットで多くの装着方向に対応することができる。
また、呼吸穴は、外側開口端の形状を多角形に形成するとともに、多角形の対向する角部がハウジングの幅方向の外側に向けて突出するように配置しているので、呼吸穴に浸入した水滴が角部の中央部に集められ、水滴の排出が容易になる。従って、呼吸穴の内側に配置されているフィルタの通気面に多量の水滴が滞ることを防止できるので、装置の信頼性が向上する。
また、呼吸穴は、断面形状を内側から外側開口端に向かって広がるように形成したので、呼吸穴の内部に水滴が浸入した場合においても、呼吸穴内部の傾斜部により水滴が呼吸穴の外側に排出される。
更にまた、フィルタは、ハウジング内のヒートシンクが取り付けられる側に設けているので、ヒートシンクを上側にし、取付部を下側にして車両に取り付けた場合、呼吸穴の内側開口端は上側に配置されることになり、更にその上側にフィルタが取り付けられることになるので、フィルタの通気面に多量の水滴が滞るのを防止することができる。
車両のエンジンルームに装着する電子制御ユニット全般に適用でき、更に、車両用以外にも、防水性を必要とする電子制御ユニットに広く適用できる。
この発明の実施の形態1による電子制御ユニットを示す分解斜視図である。 図1の電子制御ユニットのハウジングの呼吸穴にフィルタを取り付ける場合の説明図である。 図1の電子制御ユニットをA方向から見た側面図である。 図3のIV−IVから見た部分断面図である。 図3のV−Vから見た部分断面図である。
符号の説明
1 電子制御ユニット 3 ハウジング
3b 開口面 5 ヒートシンク
6 カバー 12 コネクタ
19 呼吸穴 19a 外側開口端
19b 内側開口端 19c 角部
19d,19e 傾斜部 20 フィルタ
20a 通気面 21 取付治具
22 平面部 24 凹部
24a 傾斜部。

Claims (8)

  1. 外部配線接続用のコネクタが一体成形され両端に開口面を有する絶縁性樹脂製のハウジングと、このハウジングの一端側の開口面に密封状態で取り付けられ内部に収納された発熱素子の発熱を放熱するヒートシンクと、上記ハウジングの他端側の開口面に密封状態で取り付けられたカバーと、上記ハウジングに設けられて上記ハウジングの内外を連通する呼吸穴と、上記ハウジングの内側に配置され上記呼吸穴を覆うフィルタとを備えた電子制御ユニットにおいて、上記フィルタの通気面を上記ハウジングの開口面と平行に形成し、上記呼吸穴の外側開口端を上記ハウジングの外側の側面に設け、上記外側開口端の周辺に凹部を形成し、上記凹部の上記外側開口端に対向する部分に、上記凹部に付着した水滴が上記外側開口端に浸入するのを阻止するための中央部が尖った傾斜部を設けたことを特徴とする電子制御ユニット。
  2. 請求項1記載の電子制御ユニットにおいて、上記呼吸穴を介して上記フィルタの通気面とは反対側の上記ハウジングの面にフィルタ取付治具を受けるための平面部を形成したことを特徴とする電子制御ユニット。
  3. 請求項2記載の電子制御ユニットにおいて、上記平面部は、上記フィルタの通気面と平行に形成されていることを特徴とする電子制御ユニット。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電子制御ユニットにおいて、上記呼吸穴は、外側開口端から内側に向かい途中から直角方向に曲がるように上記ハウジングに形成し、上記呼吸穴の内面のうち上記カバー側の内面は上記外側開口端に向かって拡開する傾斜部が設けられていることを特徴とする電子制御ユニット。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電子制御ユニットにおいて、上記呼吸穴は、上記コネクタが形成された面と対向する上記ハウジングの側面に設けられていることを特徴とする電子制御ユニット。
  6. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の電子制御ユニットにおいて、上記呼吸穴の上記外側開口端の形状を多角形に形成するとともに、上記多角形の対向する角部を上記ハウジングの幅方向の外側に向けて突出するように配置したことを特徴とする電子制御ユニット。
  7. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の電子制御ユニットにおいて、上記呼吸穴の断面形状を内側から上記外側開口端に向かって広がるように形成したことを特徴とする電子制御ユニット。
  8. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の電子制御ユニットにおいて、上記フィルタは、上記ハウジングの上記ヒートシンクが取り付けられる側に設けられていることを特徴とする電子制御ユニット。
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