JP4308083B2 - リヤシート後部のクロスメンバ構造 - Google Patents

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本発明はリヤシート後部のクロスメンバ構造に関し、特に車両後突時にクロスメンバによって乗員の臀部が受ける衝撃の低減を図ったリヤシート後部のクロスメンバ構造に関するものである。
幼児を自動車に乗せる場合には、シートにチャイルドシートを装着することが義務付けられており、そのためリヤシートクッションの後部にチャイルドシートを取付けるロック金具を配設したものが知られている。ロック金具は、一般にリヤシートクッションの着座部の両側後部に左右一対配設されるとともにブラケットやクロスメンバなどの取付構造物を介して車体のリヤフロアパネルに固定されている。
例えば、図5(a)、(b)に示すような構成のリヤシート21の構成が考えられている。リヤフロアパネル22上にシートクッション23を設置し、その後部に車体幅方向に延びるクロスメンバ24を配設するとともにこのクロスメンバ24の両側部と中間部を支持ブラケット25、26にてリヤフロアパネル22に固定している。クロスメンバ24に突設した支片にて揺動ブラケット27を前後揺動自在に枢支し、この揺動ブラケット27とシートバック28のフレーム(図示せず)に固定された連結ブラケット29を締結固定し、シートバック28を起立・倒伏可能に支持している。そして、そのクロスメンバ24にロック金具30を取付固定している。
なお、後突時に臀部が受ける圧力を軽減する構造として、図6(a)、(b)に示すように、曲げ加工した複数のロッド33の組み合わせから成るシートフレーム32をクッション材34の内部に配設して構成されているリヤシートクッション31において、その着座部後端部の土手部35におけるロック金具36、36間の部分に、クッション材34よりも硬い高分子樹脂発泡体から成るサポートパッド37を、その前面がロック金具36より前方に位置する状態で配設し、かつこのサポートパッド37をシートフレーム32にて支持したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−116658号公報
ところで、上記のようにロック金具を配設したリヤシートの構造では、自動車が追突されるなどの車両後突時に過大な加速度が作用すると、着座部の後端部に形成されている土手部が大きく凹んで、乗員の臀部がロック金具やブラケットやクロスメンバから衝撃的な圧力を受ける恐れがある。例えば、図5に示したように、ロック金具30をクロスメンバ24に取付けた構造では、図5(b)に示すように、車両後突時にクロスメンバ24が矢印の如く車両前上方に移動する際に、クロスメンバ24から臀部に局部的な衝撃が入力する恐れがあるという問題がある。
また、図6に示したように、リヤシートクッション31の土手部35にサポートパッド37を埋め込み配置した構成では、大きな衝撃が作用した場合にサポートパッド37にてその衝撃を十分に吸収することができないという問題がある。また、乗員の体重差によって効果に差を生じるという問題もある。さらに、サポートパッド37を軟らかくすると、体重の重い乗員の場合に臀部への圧力低減効果が小さくなってしまい、逆に硬くすると異物感を与えて座り心地を悪化させるという問題が発生し、圧力低減効果と座り心地を両立することができないという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、車両後突時にチャイルドシート取付用のロック金具を取付けたクロスメンバにより乗員の臀部が受ける傷害値の低減を図ることができ、かつ座り心地を悪化させることのないリヤシート後部のクロスメンバ構造を提供することを課題とする。
本発明のリヤシート後部のクロスメンバ構造は、リヤシートクッション後方のリヤフロアパネル上で車体幅方向に延び、チャイルドシートを固定するロック金具が取付けられたクロスメンバの構造であって、リヤシートクッションに着座した乗員の臀部近傍に位置するクロスメンバの部位に、チャイルドシートを固定する左右一対のロック金具を設け、これらロック金具の間の略中央部に少なくとも一面が着座した乗員の臀部の中央部に対向するプレートを設けたものである。
この構成によると、車両後突時にクロスメンバがリヤシートに対して車両前上方に相対移動する際に、乗員の臀部がクロスメンバに設けられたプレートの面でクッションを介して受けられるため、クロスメンバから臀部の中央部に局部的な衝撃が入力せず、プレートにて乗員の臀部が受けられて車両前方に押しやられることで臀部の傷害値を低減することができ、しかも通常時はプレートをクッションから離間して配設することができ、乗員に異物感を与えず、座り心地を良好に保つことができる。
特に、一対のロック金具にてチャイルドシートを安定して取付けることができるとともに、乗員の臀部を効果的に保護することができる。
本発明によれば、車両後突時にクロスメンバがリヤシートに対して車両前上方に相対移動する際に乗員の臀部の中央部がプレートの面で受けられることで傷害値を低減することができ、しかも通常時はプレートをクッション材から離間して配設することができ、乗員に異物感を与えず、座り心地を良好に保つことができる。
以下、本発明のリヤシート後部のクロスメンバ構造の一実施形態について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
図1(a)、(b)において、1は、リヤシートクッション2とシートバック3から成るリヤシートであり、リヤフロアパネル4上に配設されている。リヤシートクッション2は、リヤフロアパネル4上に設置され、その後部に車体幅方向に延びるパイプ材から成るクロスメンバ5が配設されている。このクロスメンバ5は、その左右両側端が側面視及び縦断面形状がL字状の支持ブラケット6の上部に一体固着され、中間部の2箇所が正面視略U字状の支持ブラケット7の上端縁に一体固着され、これら支持ブラケット6、7が取付ボルト8にてリヤフロアパネル4に締結固定されている。
支持ブラケット6のクロスメンバ5より上方に突出した上端部には支軸9を介して揺動ブラケット10が前後に揺動自在に枢支されている。また、一方の支持ブラケット7の配設位置で、クロスメンバ5から支片11が上方に突設され、その両側に一対の揺動ブラケット12が配設され、支軸13を介して前後に揺動自在に枢支されている。シートバック3は、車体幅方向に並設された幅の異なる分割シートバック14、15から成り、各々のシートバックフレーム(図示せず)の両側に固定された連結ブラケット16、17と揺動ブラケット10、12がそれぞれ締結ボルト18にて締結固定され、これら分割シートバック14、15が起立・倒伏可能に支持されている。
また、クロスメンバ5には、チャイルドシート(図示せず)を固定するためのロック金具19が、リヤシートクッション2に設定されている2つの着座部の両側位置に対応してそれぞれ一対設けられている。ロック金具19は、図2、図3に示すように、金属棒を中央部で略U字状に折り曲げ、そのU字状折り曲げ部から適当長さの位置で金属棒を相互に平行に略直角にL字状に折り曲げ、その先端部を円弧状に湾曲させてクロスメンバ5の外周面に沿わせ、クロスメンバ5に溶接にて固着して構成されている。
そして、クロスメンバ5における一対のロック金具19の間の中央部に、前面が着座した乗員の臀部に対して斜め後方下方から対向するプレート20が固着されている。このプレート20は、リヤシートクッション2の後端部の傾斜端面に対して近接若しくは離間して配設されるとともに、着座部に着座した乗員の臀部に対して略平行にかつ広い面積で対向するようにその角度と位置が設定されている。プレート20の具体例としては、図2、図3に示すように、クロスメンバ5の外周面の前上部に下端部を固着し、この下端部から斜め上方に延出させてその上端部20aを下方に湾曲させ、両側縁に下方に折り曲げた垂下片20bを形成し、この垂下片20bの前端縁をクロスメンバ5の後上部に係合させて固着することにより、その面剛性を高めたものが好適である。
以上の本実施形態の構成によれば、車両後突時にクロスメンバ5が車両前上方に移動する際に、図1(b)に示すように、乗員の臀部がクロスメンバ5に設けられたプレート20の面でリヤシートクッション2の後端部を介して受けられるため、クロスメンバ5から臀部に局部的な衝撃が入力せず、プレート20ごと乗員の臀部が車両前方に押しやられることで、臀部の傷害値を低減することができる。しかも、通常時はプレート20がリヤシートクッション2の後端部から近接若しくは離間して配設されているので、乗員に異物感を与えず、座り心地を良好に保つことができる。
また、リヤシートクッション2の着座部の両側に対応してチャイルドシートを固定する左右一対のロック金具19を設けているので、チャイルドシートを安定して取付けることができ、かつこれらロック金具19、19の間の略中央部にプレート20を配設しているので、乗員の臀部の中央部を上記のように受けることができるので臀部をより効果的に保護することができる。
なお、上記実施形態では、一対のロック金具19を設け、それらの間にプレート20を配設した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図4(a)に示すように、着座部の中央部に対応させて1つのロック金具19を配設し、その両側にプレート20を配設し、乗員の臀部の両側部をプレート20で受けるようにしても良い。この場合、ロック金具19がプレート20よりも先に乗員の臀部に当たることがないようにする必要があり、例えば図示の如くクロスメンバ5のロック金具19の取付部を後方に屈曲させてもよい。さらに、図4(b)に示すように、3つのロック金具19を配設し、各ロック金具19、19間にプレート20を配設した構成とすることもできる。
本発明のリヤシート後部のクロスメンバ構造は、車両後突時にクロスメンバがリヤシートに対して車両前上方に相対移動する際に乗員の臀部がプレートの面で受けられることで傷害値を低減することができ、しかも通常時はプレートをクッション材から離間して配設して乗員に異物感を与えず、座り心地を良好に保つことができるので、チャイルドシートの設置可能なリヤシートを設けた各種自動車に有用である。
本発明のリヤシート後部のクロスメンバ構造の一実施形態を示し、(a)は斜視図、(b)は側面から見た作用説明図である。 同実施形態の要部の側面図である。 同実施形態の要部の正面図である。 同実施形態の変形構成例を示す斜視図である。 従来例のリヤシート後部のクロスメンバ構造を示し、(a)は斜視図、(b)は側面から見た作用説明図である。 他の従来例におけるリヤシート構造を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視拡大断面図である。
符号の説明
1 リヤシート
2 リヤシートクッション
4 リヤフロアパネル
5 クロスメンバ
19 ロック金具
20 プレート

Claims (1)

  1. リヤシートクッション後方のリヤフロアパネル上で車体幅方向に延び、チャイルドシートを固定するロック金具が取付けられたクロスメンバの構造であって、リヤシートクッションに着座した乗員の臀部近傍に位置するクロスメンバの部位に、チャイルドシートを固定する左右一対のロック金具を設け、これらロック金具の間の略中央部に少なくとも一面が着座した乗員の臀部の中央部に対向するプレートを設けたことを特徴とするリヤシート後部のクロスメンバ構造。
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