JP4308077B2 - 開扉補助機構 - Google Patents

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Description

この発明は、新規な開扉補助機構(以下単に補助機構という)に関する。
油圧シリンダを用いた所謂ドアクローザは、楔作用によりラッチボルトを錠箱内に押込んでのラッチングを確実に行うため、扉の開角度にして例えば5度付近において閉扉トルクがパルス的に大きくなるように設計されている。
そのため、扉の慣性抵抗トルクも大きいことと相俟て、扉を開け始めるときにはかなり大きな操作力を要求されているにも拘らず、従来それに気が付かず、改良しようともせずにドアクローザ付きのドアを使用してきた。
そこで、この発明は、扉の開き始めに作動して開扉操作を補助する新規な補助機構を提供し、もってドアクローザ付きの扉の開扉にようする負担を軽くして、ドアクローザ付きの扉の使い勝手を向上させることを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、閉扉時における扉の自由側端縁付近で、扉の上辺より低い部分に基枠を設け、
この基枠の扉に近い方の前端に第1支持ブロックを、後端には第2支持ブロックを夫々固設し、これら第1及び第2支持ブロックを連結するように、扉面に対しほぼ垂直に延在する一対の平行なガイド棒を架設し、これら一対のガイド棒の間に、扉面に対しほぼ垂直に延在し、ガイド棒に平行なねじ杆を設け、その扉面に近い方の一端を扉面に当接可能に臨ませると共に、他端を、3個の平行な穴を有する回り止め部材の外側の一対の穴を夫々ガイド棒に摺動可能に嵌合させた状態で、中央の穴に嵌合させて固定し、一方、ねじ杆の一端部に螺合し、ねじ杆の長さ方向への動きを規制された雌ねじ部材に歯車を連設し、この歯車を介して雌ねじ部材を回動させる電動モータを設け、この電動モータの回動により、ねじ杆をガイド棒に沿って往復動できるようにし、ねじ杆の往動時扉の自由側端縁部を押動して開扉を補助すると共に、必要に応じてねじ杆の往動時ねじ杆により扉を少し開けた状態に保持し、室内外の通気を図ることができるようにしたことを特徴とする。
上記のように構成された請求項1に記載の発明は、解錠後のノブやハンドル等による開扉操作に連動させて電動モータに通電すれば、これによって回動された雌ねじ部材がねじ杆の一端を扉面方向に押動するので、ドアクローザの閉扉モーメントに起因する操作力を人の手が出さなくても扉が自動的に開き始め、開き始めたら人の手が更に扉を開くようにすれば、小さい操作力で扉を開けることができる。
また、開き始めの扉の慣性抵抗の排除も補助機構が担持するから、扉の開放に要する力が更に減少し、ドアクローザ付きの扉の使い勝手を更に向上させることができる。
更にまた、人が扉口を通過後ねじ杆が待機位置方向に引込むようにすれば、従来と同様にドアクローザの作用により扉を自動的に閉じることができることは勿論であるが、必要に応じて電動モータの制御回路を切換え、ねじ杆を突出させた状態を保持できるようにすれば、これに係止されて扉が完全に閉まらなくなることを利用し、室内外の通気を図ることができる、等種々の効果を奏する。
電動モータの回転を扉を押動する部材の直線動に変換する機構としてねじ杆とこれに螺合する雌ねじ部材を採用したので、簡単な機構で大きな減速比を得ることができるばかりでなく、開扉時の扉の反力に起因する駆動機構の逆転を、ねじ杆と雌ねじ部材の係合により有効に防止することができる。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1及び図2において符号1は基枠を示し、図示の実施例におけるこの基枠1は、図2に示すように、断面がL字形になるように折曲された厚板材で、その取付片2を、図示しない中間部材を介して、図4とは上下逆にした態様で天井付近に固着されている。
なお、基枠1が装着される天井部分は、扉が外開きである場合は室内の天井であり、扉が内開きの場合は室外の天井部分である。
この基枠1の扉3に近い方の前端には、断面コ字形の第1支持ブロック4が、後端には断面L字形の第2支持ブロック5が夫々ねじ止めされており、その内第1支持ブロック4には、ボールベアリング6を介して、フランジ付筒状でフランジ部を平歯車にした従動歯車7(図1参照)が回動自在に、かつスラスト方向の動きを規制された状態で支持されている。
この従動歯車7の後端(図で右端)側の端面には、従動歯車7と同軸に、例えばフランジ付円筒状の雌ねじ部材8が一体に装着されており、この雌ねじ部材の内周面の全部或いは一部に雌ねじが刻設されているものとする。
なお、図示の実施例における雌ねじ部材8は、フランジ部の外形が小判形に成形されているので、図1及び図2ではフランジ部の寸法が異なるように示されている。
一方、第1及び第2支持ブロック4、5を連結するように、扉面に対しほぼ垂直に延在する一対のガイド棒9、9が設けられており、このガイド棒9、9には、図3に示すように、3個の平行な穴を有する(図4参照)回り止め部材11が、外側の一対の穴を夫々ガイド棒9に摺動可能に嵌合させた状態で係合している。
上記回り止め部材11の中央の穴の位置は扉3の上辺より低くなるように設定されており、また、その中央の穴には、ほぼ全長にわたって雄ねじを刻設したねじ杆12の後端が、例えばねじ止めにより固定されている。
このねじ杆12はガイド棒9と平行に延在し、図1に実線で示す待機位置においては、その前端部は雌ねじ部材8と螺合すると共に、更にその前方の部分は従動歯車7の内筒部を遊嵌して基枠1外に突出している。
なお、図示の実施例では、ねじ杆12の前端に例えば合成樹脂製のキャップ13が被せられ、割りピン14により固定されている(図1参照)。
他方、図1に示すように、第1支持ブロック4の近傍に減速機15付のマイクロモータ16が配設されており、減速機15の出力軸に装着された駆動歯車17は前記従動歯車7と噛み合っている。
なお、図1において符号18はマイクロスイッチを、図2において符号19はカバーを夫々示す。
上記のように構成されたこの発明の一実施例による補助機構は、図1に示す待機状態においてはマイクロモータ18への通電が遮断されている。
外出或いは入室の目的でノブや扉のハンドルを回動操作すると、これに連動して図示しない制御回路が作動モードに切り替わり、マイクロモータが通電されて駆動歯車17が所定の方向に回動する。
すると、従動歯車7が反対方向に回転する結果、これと一体の雌ねじ部材8も同方向に回転し、通常では摩擦係合によってねじ杆12も回転しようとするが、前記したようにねじ杆12は回り止め部材11のガイド棒9、9との係合によりねじ杆12には回り止めが施されているので、ねじ杆12は回り止め部材11と一体に前方に移動し始める。
同時に後方のマイクロスイッチ18と回り止め部材11との係合が外れ、マイクロスイッチが切り替わって制御回路も別のモードに切り替わるが、制御回路はこの発明の要旨ではないので更に詳細な説明は省略する。
ねじ杆12が前方に移動すると、その前端が扉3(図1参照)の自由端部上辺付近を開放方向に押動するので、ねじ杆の押動と同期して扉を開放方向に押動する場合扉を所謂軽く開けることができる。
これは、ねじ杆12が先に扉を開け、これに少し遅れて人が扉を開けるときも同様である。
ねじ杆12が一杯に伸長すると、図1に鎖線で示すように、回り止め部材11が前方のマイクロスイッチ18を駆動し、図示しない制御回路が切り替わる結果、今度はねじ杆12が後方に移動し、図1に実線で示す待機位置に戻る。
なお、この発明は図示の実施例に限定されることなく、種々に変形して実施することができる。
例えば、図示の実施例では従動歯車7と雌ねじ部材8とをスラスト方向、すなわち、ねじ杆12の長さ方向に連設するものとしたが、これはラジアル方向に連設してもよい。
この場合、図1に示す雌ねじ部材8を廃し、その代わりに従動歯車7の内周面に雌ねじを刻設する(図示せず)。
この発明の一実施例による補助機構の一部断面下面図。 そのII−II線による側面図。 そのIII−III線による背面図。 回り止め部材の断面図。
符号の説明
1 基枠
3 扉
4 第1支持ブロック
5 第2支持ブロック
7 従動歯車
8 雌ねじ部材
9 ガイド棒
11 回り止め部材
12 ねじ杆
16 マイクロモータ
17 駆動歯車

Claims (1)

  1. 閉扉時における扉の自由側端縁付近で、扉の上辺より低い部分に基枠を設け、
    この基枠の扉に近い方の前端に第1支持ブロックを、後端には第2支持ブロックを夫々固設し、これら第1及び第2支持ブロックを連結するように、扉面に対しほぼ垂直に延在する一対の平行なガイド棒を架設し、これら一対のガイド棒の間に、扉面に対しほぼ垂直に延在し、ガイド棒に平行なねじ杆を設け、その扉面に近い方の一端を扉面に当接可能に臨ませると共に、他端を、3個の平行な穴を有する回り止め部材の外側の一対の穴を夫々ガイド棒に摺動可能に嵌合させた状態で、中央の穴に嵌合させて固定し、一方、ねじ杆の一端部に螺合し、ねじ杆の長さ方向への動きを規制された雌ねじ部材に歯車を連設し、この歯車を介して雌ねじ部材を回動させる電動モータを設け、この電動モータの回動により、ねじ杆をガイド棒に沿って往復動できるようにし、ねじ杆の往動時扉の自由側端縁部を押動して開扉を補助すると共に、必要に応じてねじ杆の往動時ねじ杆により扉を少し開けた状態に保持し、室内外の通気を図ることができるようにしたことを特徴とする開扉補助機構。
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