JP4307295B2 - ソフトウェア無線端末 - Google Patents

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Description

この発明は、ソフトウェア無線端末に関し、より特定的には、ソフトウェアの入れ替えで機能を変更することが可能なソフトウェア無線端末に関する。
製品としての無線通信機を製造および販売するには、所定の認証機関から技術基準適合認証を受けなければならない。技術基準適合認証(以下、適合認証とも称する)とは、その製品が国等の定める技術基準および通信事業者の技術的要件に適合しているかどうかを検査し、基準を満たした製品を認証することをいう。この適合認証を受けるには、新しい製品ができる度に、その製品の一部サンプルまたはすべてを当該認証機関に持ち込んで、技術基準適合試験に合格することが必要である。
近年、ソフトウェア無線モジュールを変更するのみで無線通信機の機能を変更し、異なった通信システムに対応できるソフトウェア無線機(ソフトウェア無線端末)の開発が進んでいる。ソフトウェア無線端末は、一例として、利用する通信システムに対応したソフトウェア無線モジュールを必要に応じてダウンロードして使用する。
従来のソフトウェア無線機は、たとえば、車両に搭載されるソフトウェア無線機であって、使用するソフトウェア無線モジュールを切り替えることによって使用する通信システムを切り替えることができる通信システム切替手段などを備える。当該ソフトウェア無線機は、当該車両に装着されたままの状態で技術基準適合試験を受けることができる(特許文献1参照)。
特開2003−338799号公報
従来のソフトウェア無線機(ソフトウェア無線端末)は、技術基準適合試験に合格したことを示す物理的な表示(以下、適合表示とも称する)をたとえば印刷物の貼付によって行なっていた。しかしながら、ソフトウェア無線端末は、機能が随時入れ替わり、機能の追加もあり得る。ソフトウェア無線端末の機能を変更した場合、新たな適合表示の印刷物をユーザに配布する必要があるが、メーカがソフトウェア無線端末の全ユーザを把握することは事実上困難である。
それゆえに、この発明の目的は、機能を変更した場合に新たな適合表示の印刷物をユーザに配布する必要のないソフトウェア無線端末を提供することである。
この発明は、ソフトウェアの入れ替えによって機能を変更することが可能なソフトウェア無線端末であって、機能変更データおよび認証表示データを保持し、その機能変更データに応じてソフトウェア無線端末の機能を変更するソフトウェア無線集積回路部と、認証表示データを受けて、技術基準適合試験に合格したことを示す物理的な表示を電子表示する認証表示部とを備える。
この発明の他の局面によれば、ソフトウェアの入れ替えによって機能を変更することが可能なソフトウェア無線端末であって、外部からデータ信号を受ける入力部と、データ信号を機能変更データと認証表示データとに分割するデータ分割回路と、機能変更データを受けて、ソフトウェア無線端末の機能を変更するリコンフィギュラブル回路と、認証表示データを受けて、技術基準適合試験に合格したことを示す物理的な表示を電子表示する認証表示部とを備える。
好ましくは、認証表示部は、認証表示データが入力される信号入力端子を有し、認証表示部の分解を試みるとその認証表示部自体が破壊されるようにモールドされている。
好ましくは、ソフトウェア無線集積回路部は、機能変更データおよび認証表示データを出力するコントローラ部と、機能変更データを受けて、ソフトウェア無線端末の機能を変更するリコンフィギュラブル回路と、認証表示データを拡散変調した拡散信号を出力する拡散変調部とを含む。ソフトウェア無線端末は、拡散信号を認証表示データに復調して認証表示部に出力する拡散復調部をさらに備える。
好ましくは、ソフトウェア無線集積回路部は、ノイズ信号を発生するノイズ信号発生回路と、拡散信号とノイズ信号とを結合して、そのノイズ信号が付加された拡散信号を出力する結合部とをさらに含む。
好ましくは、認証表示部は、技術基準適合試験に合格したことを示す物理的な表示を累積的に電子表示する。
好ましくは、認証表示部は、不揮発性表示デバイスである。
好ましくは、不揮発性表示デバイスは、記憶型液晶である。
好ましくは、不揮発性表示デバイスは、電子ペーパーである。
この発明によれば、機能を変更した場合に新たな適合表示の印刷物をユーザに配布する必要がなくなる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるソフトウェア無線端末10の模式的な構成を示した模式図である。
図1を参照して、実施の形態1のソフトウェア無線端末10は、アンテナ12と、ダイヤル部13と、認証表示部15とを備える。図1では、ソフトウェア無線端末10を、ある状態の認証表示部15Aを有するソフトウェア無線端末10Aと、他の状態の認証表示部15Bを有するソフトウェア無線端末10Bとに分けて記載している。
ソフトウェア無線端末10は、アンテナ12を介して外部に対するデータ信号の送受信を行ない、ダイヤル部13からダイヤル操作等を行なう。認証表示部15A,15Bは、アンテナ12から受信されるデータ信号の中から認証表示データを取り出し、技術基準適合試験に合格したことを示す物理的な表示を電子表示する。
認証表示部15Aは、CDMA(Code Division Multiple Access)の認証を受けていることを示す。認証表示部15Bは、GSM(Global System for Mobile communication)の認証を受けていることを示す。
このように、認証表示部15を電子表示とすることによって、ソフトウェア無線端末10Aに対して外部からデータを供給するだけで、ソフトウェア無線端末10Aの認証表示をソフトウェア無線端末10Bのように変更することができる。
図2は、この発明の実施の形態1の変形例であるソフトウェア無線端末11の模式的な構成を示した模式図である。
図2を参照して、実施の形態1のソフトウェア無線端末11は、アンテナ12と、ダイヤル部13と、認証表示部16とを備える。図2では、ソフトウェア無線端末11を、ある状態の認証表示部16Aを有するソフトウェア無線端末11Aと、他の状態の認証表示部16Bを有するソフトウェア無線端末11Bとに分けて記載している。
認証表示部16Aは、CDMAの認証を受けていることを示す。認証表示部16Bは、CDMAの認証に加えてGSMの認証も受けていることを示す。つまり、図2のソフトウェア無線端末11は、技術基準適合試験に合格したことを示す物理的な表示を累積的に電子表示する点で、図1のソフトウェア無線端末10と異なる。
このように、認証表示部16を累積的な電子表示とすることによって、ソフトウェア無線端末11Aに対して外部からデータを供給するだけで、ソフトウェア無線端末11Aの認証表示をソフトウェア無線端末11Bのように累積的に変更することができる。これにより、ソフトウェア無線端末11がどの機能について適合認証を受けているのかを一目で知ることができる。
ソフトウェア無線端末10,11の認証表示が通常の電子表示の場合、電源オフ時には当該電子表示が消えてしまう。そのため、ソフトウェア無線端末10,11の電源オフ時には、その端末が適合認証を受けたものかどうか分からなくなる可能性がある。これに対しては、電源をオフにしてもオン時の表示をそのまま維持することが可能な不揮発性表示デバイスを用いることによって解決できる。不揮発性表示デバイスには、たとえば、記憶型液晶や電子ペーパーなどがある。
記憶型液晶とは、コレステリック液晶という種類の液晶であり、双安定性という性質を有する。双安定性とは、画面の光を通す(フォーカルコニック)状態と、特定の光だけを反射する(プレーナ)状態とのどちらの状態でも電力を加えずにそのまま安定する性質のことをいう。この双安定性により、記憶型液晶では、一度画面に文字や絵を描くと、電力を与えなくても当該表示を維持することが可能である。
電子ペーパーとは、紙の長所である読みやすさや携帯性を保ったまま、コンピュータのディスプレイのように自由に中身を書き替えられるようにした表示媒体である。電気泳動型マイクロカプセル方式の電子ペーパーは、紙のように見やすく、表示された画像の保持に電力が不要である。そのため、超低消費電力を実現でき、薄型軽量で柔軟性に富むという性質を有する。
このように、認証表示部15,16に不揮発性表示デバイスを用いることによって、外部からデータ供給により認証表示を電子的に変更できるとともに、簡易な構成で、かつ電力消費なしあるいは極めて低い消費電力で、電源オフ時にも電源オン時の認証表示を引き続き表示することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、認証表示を電子表示とすることによって、ソフトウェア無線端末に対して外部からデータを供給するだけで、ソフトウェア無線端末の認証表示を変更することができる。また、認証表示を累積的に電子表示することによって、ソフトウェア無線端末がどの機能について適合認証を受けているのかを一目で知ることができる。
さらに、認証表示を不揮発性表示デバイスを用いた電子表示とすることによって、認証表示を電子的に変更できるとともに、電源オフ時にも電源オン時の認証表示を引き続き表示することができる。
また、各機能を個別に表示することにより、ソフトウェア無線端末が現状どの機能になっているのかを一目で知ることができる。さらに、認証表示の累積表示時に、現状のソフトウェア無線端末の機能を反転表示等して他の機能とは異なった表示方法とすることにより、ソフトウェア無線端末が現状どの機能になっているのかを一目で知ることができる。
[実施の形態2]
実施の形態1のソフトウェア無線端末10,11において、認証表示を電子表示するために外部から実際にデータを供給する手段としては、(1)携帯用メモリで供給する、(2)放送または無線によりデータを供給する、(3)ポータルサイトを設けてそこからダウンロードする、などが考えられる。
ソフトウェア無線端末の機能を変更するには、上述のような手段を用いて、外部からデータを供給する場合が多い。以下では、機能変更と認証表示とを1回のデータ送信で処理することが可能なソフトウェア無線端末について説明する。
図3は、この発明の実施の形態2によるソフトウェア無線端末20の概略的なブロック構成を示した概略ブロック図である。
図3を参照して、ソフトウェア無線端末20は、アンテナ21と、データ分割回路22と、リコンフィギュラブル回路23と、メモリ24と、認証表示部25とを備える。アンテナ21は、外部からのデータ信号RDATを受信して、データ分割回路22に送る。データ分割回路22は、アンテナ21の入力端子の他にも、たとえば携帯メモリ端子PMやインターネット入力端子IP等を有し、これらの入力端子からもデータ信号RDATを受けることができる。データ分割回路22は、データ信号RDATを機能変更データCHDと認証表示データRCDとに分割する。
図4は、データ信号RDATの信号構成の一例を示した模式図である。
図4を参照して、データ信号RDATは、機能変更データCHDと、認証表示データRCDとを含む。機能変更データCHDと認証表示データRCDとは1対1に対応しているため、1つのデータ信号RDATで同時に送信することが可能である。
このように、機能変更データCHDと認証表示データRCDとを1つのデータ信号RDATで送出することによって、ソフトウェア無線端末20の機能変更と認証表示とを1回のデータ送信で処理することができる。なお、機能変更データCHDと認証表示データRCDとの時間的な配列は入れ替えてもよく、また、他のデータ要素を追加してもよい。
図3に戻って、リコンフィギュラブル回路23は、機能変更データCHDを受けて、ソフトウェア無線端末20の機能を変更する。リコンフィギュラブル回路23は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processor)などから構成される。リコンフィギュラブル回路23は、必要なアルゴリズムをハードウェア回路の組み替えで構成することによって、多様なアルゴリズムに対応することが可能な低消費電力のデバイスである。
メモリ24は、認証表示データRCDを記憶するとともに、それを認証表示部25へ送る。メモリ24は、すでに記憶している認証表示データを新たに記憶しないようにしてもよい。
認証表示部25は、認証表示データRCDを受けて、技術基準適合試験に合格したことを示す物理的な表示を電子表示する。認証表示部25の認証表示は、実施の形態1において説明したように、累積的な電子表示としてもよいし、不揮発性表示デバイスを用いた電子表示としてもよい。
以上のように、実施の形態2によれば、機能変更データCHDと認証表示データRCDとを1つのデータ信号RDATで送出することによって、ソフトウェア無線端末の機能変更と認証表示とを1回のデータ送信で処理することができる。
なお、最初からソフトウェア無線端末に所定の機能がインストールされている場合、外部からの信号供給によらず、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリを用いて、機能変更データおよび認証表示データが予め保持されている場合もある。図3で説明すると、リコンフィギュラブル回路23に機能変更データCHD、メモリ24に認証表示データRCDがそれぞれ最初から組み込まれている場合もある。
[実施の形態3]
ソフトウェア無線端末の認証表示を電子表示とすることにより、当該認証表示データが外部から観測されて他の無線端末等に盗用される可能性がある。外部から供給されるデータ信号については、デジタル方式の暗号化技術がかなり進んでいるため、他から傍受される可能性は極めて低い。
これに対し、ソフトウェア無線端末の認証表示を行なう認証表示部のほとんどは、各画素に対応する素子に電圧等のエネルギーを与えることによって認証表示を行なう。そのため、認証表示部がたとえば電圧駆動の表示デバイスであった場合、端子等から駆動電圧を観測することによって、外部から容易に認証表示データが観測される可能性がある。以下では、外部から容易に認証表示データを観測されることのないソフトウェア無線端末について説明する。
図5は、この発明の実施の形態3の一例であるソフトウェア無線端末30を模式的に示した模式図である。
図5を参照して、実施の形態3のソフトウェア無線端末30は、少なくとも認証表示部31を備える。ソフトウェア無線端末30は、たとえば、実施の形態2の図3に示したソフトウェア無線端末20のようなブロック構成を有する。
認証表示部31は、技術基準適合試験に合格したことを示す物理的な表示を電子表示する。認証表示部31の認証表示は、実施の形態1において説明したように、累積的な電子表示としてもよいし、不揮発性表示デバイスを用いた電子表示としてもよい。
さらに、認証表示部31は、外部が樹脂等でモールドされており、必要最低限の信号入力端子TMLのみが外部に出ている。信号入力端子TMLからは、認証表示データRCDが入力される。認証表示部31のモールドは、認証表示部31の分解を試みると認証表示部31自体が破壊される程度に強固なものとする。これにより、信号入力端子TML以外から認証表示データRCDを観測することは事実上不可能となる。
しかしながら、ソフトウェア無線端末30の場合、認証表示部31から出ている信号入力端子TMLを介して認証表示データRCDが観測される可能性がまだ残っている。
図6は、認証表示部31の信号入力端子TMLから入力される認証表示データRCDの波形等を示した図である。
図6(A)は、模式的に示した認証表示部31と認証表示データRCDとの関係を示した図である。図6(A)に示すように、認証表示部31のハッチングを施した部分が、認証表示データRCDの「1」に対応し、それ以外が「0」に対応する。
図6(B)は、図6(A)の認証表示データRCDを「0」,「1」のデジタルデータとして表わした図である。
図6(C)は、図6(A)の認証表示データRCDを信号波形として示した図である。図6(C)に示すように、時刻t1〜t2において同期ワードSYNWDが送出される。時刻t2〜t3において「1」の信号が送出され、時刻t3〜t4において「0」の信号が送出される。以降も同様に「1」,「0」の信号が送出される。
図6に示すように、認証表示データRCDをシリアル伝送する場合、認証表示部31での走査方向に沿って「0」,「1」が定まる。したがって、認証表示データRCDを外部から観測することができれば、それをもとに認証表示が推定される可能がある。
もちろん、認証表示データRCDを暗号化することは可能である。しかし、認証表示データRCDの情報量は比較的少なく、また、消費電力の観点から、認証表示部31に常時データが入力されるわけでもない。
したがって、認証表示部31にデータが入力されたことが観測され、しかもその内容が読み取られると、たとえ認証表示データRCDが暗号化されていたとしても、それが解読される可能性がある。そこで、認証表示データRCDの伝送自体を秘匿化することが必要となる。
図7は、この発明の実施の形態3の他の例であるソフトウェア無線端末40の概略的なブロック構成を示した概略ブロック図である。
図7を参照して、ソフトウェア無線端末40は、ソフトウェア無線LSI(Large Scale Integration)部50と、認証表示処理部60とを備える。ソフトウェア無線LSI部50は、コントローラ51と、リコンフィギュラブル回路52と、メモリ53と、スペクトラム拡散変調部54と、ノイズ発生回路55と、結合部56とを含む。
コントローラ51は、図示しないアンテナ部を介して外部からデータ信号RDATを受け、機能変更データCHDおよび認証表示データRCDを出力する。すなわち、コントローラ51は、実施の形態2の図3に示したデータ分割回路22の機能を含む。また、コントローラ51は、ノイズ発生回路55に対してノイズ発生制御信号NGSを出力する。
リコンフィギュラブル回路52は、機能変更データCHDを受けて、ソフトウェア無線端末40の機能を変更する。メモリ53は、認証表示データRCDを記憶するとともに、それをスペクトラム拡散変調部54へ送る。スペクトラム拡散変調部54は、メモリ53から送出される認証表示データRCDをスペクトラム拡散変調し、スペクトラム拡散信号MDLを出力する。ノイズ発生回路55は、ノイズ発生制御信号NGSを受けて、ノイズ信号NSを発生する。結合部56は、スペクトラム拡散信号MDLとノイズ信号NSとを結合し、ノイズ信号NSが付加されたスペクトラム拡散信号MDLXを出力する。
認証表示処理部60は、スペクトラム拡散復調部61と、認証表示部62とを含む。スペクトラム拡散復調部61は、ノイズが付加されたスペクトラム拡散信号MDLXをスペクトラム拡散復調し、復調された認証表示データRCDを認証表示部62に出力する。認証表示部62は、復調された認証表示データRCDを受けて、技術基準適合試験に合格したことを示す物理的な表示を電子表示する。認証表示部25の認証表示は、実施の形態1において説明したように、累積的な電子表示としてもよいし、不揮発性表示デバイスを用いた電子表示としてもよい。
図8は、スペクトラム拡散変調されたスペクトラム拡散信号MDLおよび付加されるノイズ信号NSの信号レベルを示した図である。
図8に示すように、スペクトラム拡散変調されたスペクトラム拡散信号MDLの信号レベルは、全周波数帯に広く拡散される。そのため、スペクトラム拡散信号MDLの信号レベルは、付加されるノイズ信号NSの信号レベルよりも全周波数帯において常に低くなる。つまり、スペクトラム拡散信号MDLはノイズ信号NSに埋もれた状態となる。そのため、図7のソフトウェア無線LSI部50と認証表示処理部60との間からスペクトラム拡散信号MDLのデータ入力の有無を観測することは事実上不可能となる。
図9は、スペクトラム拡散復調された認証表示データRCDおよび付加されていたノイズ信号NSの信号レベルを示した図である。
図9に示すように、復調された認証表示データRCDは、周波数Fcの復調コード近辺において、信号レベルがノイズ信号NSを超えて増大する。したがって、図7の認証表示部62は、復調された認証表示データRCDを認識することができる。
図7のソフトウェア無線端末40では、ノイズ発生源としてノイズ発生回路55を用いた。しかし、常時ノイズ信号NSを発生していると、消費電力の点で問題がある。このような問題を解決するソフトウェア無線端末について次に説明する。
図10は、この発明の実施の形態3の他の例の変形例であるソフトウェア無線端末40Aのの概略的なブロック構成を示した概略ブロック図である。
図10を参照して、ソフトウェア無線端末40Aは、ソフトウェア無線LSI部50がソフトウェア無線LSI部50Aに置き換えられた点においてのみ、図7のソフトウェア無線端末40と異なる。したがって、図7と重複する部分の説明は、ここでは繰り返さない。ソフトウェア無線LSI部50Aは、ノイズ発生回路55および結合部56が取り除かれた点においてのみ、図7のソフトウェア無線LSI部50と異なる。
ソフトウェア無線LSI部50A等の回路が動作していると、その内部および周辺には必ずノイズ信号が発生している。そのため、図7のソフトウェア無線LSI部50のようにノイズ発生回路55でノイズ信号NSを発生させなくても、スペクトラム拡散信号MDLには自然にノイズ信号NS0が付加する。
したがって、ノイズ発生回路55および結合部56を取り除いてもソフトウェア無線LSI部を構成することは可能である。ノイズ発生回路55および結合部56を取り除くことによって、回路面積の削減および低消費電力化が可能となる。
以上のように、実施の形態3によれば、認証表示部の外部を樹脂等でモールドすることによって、外部から認証表示データを観測することを困難にすることができる。また、スペクトラム拡散方式を用いて認証表示データRCDの伝送自体を秘匿化することによって、外部から認証表示データを観測することを事実上不可能とすることができる。
さらに、ソフトウェア無線LSI部からノイズ発生回路および結合部を取り除くことによって、外部からの認証表示データ観測が事実上不可能になるとともに、回路面積の削減および低消費電力化が可能となる。
なお、実施の形態3ではスペクトラム拡散方式を用いて説明したが、スペクトラム拡散以外の拡散方式、たとえばUWB(UltraWideBand)方式を用いてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1によるソフトウェア無線端末10の模式的な構成を示した模式図である。 この発明の実施の形態1の変形例であるソフトウェア無線端末11の模式的な構成を示した模式図である。 この発明の実施の形態2によるソフトウェア無線端末20の概略的なブロック構成を示した概略ブロック図である。 データ信号RDATの信号構成の一例を示した模式図である。 この発明の実施の形態3の一例であるソフトウェア無線端末30を模式的に示した模式図である。 認証表示部31の信号入力端子TMLから入力される認証表示データRCDの波形等を示した図である。 この発明の実施の形態3の他の例であるソフトウェア無線端末40の概略的なブロック構成を示した概略ブロック図である。 スペクトラム拡散変調されたスペクトラム拡散信号MDLおよび付加されるノイズ信号NSの信号レベルを示した図である。 スペクトラム拡散復調された認証表示データRCDおよび付加されていたノイズ信号NSの信号レベルを示した図である。 この発明の実施の形態3の他の例の変形例であるソフトウェア無線端末40Aのの概略的なブロック構成を示した概略ブロック図である。
符号の説明
10,20,30,40,40A ソフトウェア無線端末、12,21 アンテナ、13 ダイヤル部、15,16,25,31,62 認証表示部、22 データ分割回路、23 リコンフィギュラブル回路、24,53 メモリ、50,50A ソフトウェア無線LSI部、51 コントローラ、52 リコンフィギュラブル回路、54 スペクトラム拡散変調部、55 ノイズ発生回路、56 結合部、60 認証表示処理部、61 スペクトラム拡散復調部。

Claims (1)

  1. ソフトウェアの入れ替えによって機能を変更することが可能なソフトウェア無線端末であって、
    機能変更データおよび認証表示データを保持し、該機能変更データに応じて前記ソフトウェア無線端末の機能を変更する路部と、
    前記回路部から認証表示データを受けて、技術基準適合試験に合格したことを子表示する認証表示部とを備え、
    前記回路部は、認証表示データをスペクトラム拡散変調して認証表示部に送信する、ソフトウェア無線端末。
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