JP4307276B2 - 放射性物質収納容器の輸送用固縛装置 - Google Patents

放射性物質収納容器の輸送用固縛装置 Download PDF

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Description

本発明は、放射性医薬品など放射性物質を収納した容器を輸送用トラックなどに載せて輸送するとき、その放射性物質収納容器を固縛するのに好適な放射性物質収納容器の輸送用固縛装置に関する。
一般に、放射性物質は、専用容器に収納して海外から輸入されるが、これを国内でトラックなどに載せて陸上輸送する場合は、運搬物が放射性物質である特殊性(B型輸送物)から、法定の厳密な固縛要件等を満たす必要がある。そのため、放射性物質収納容器の輸送用固縛装置を使用する者には、所定の運搬確認受検が義務付けられている。
一方、固縛対象の放射性物質収納容器についても、現在、海外(カナダ・南アフリカ)から輸入される比較的大型の容器と小型の容器が使用され、これら大小2種類の特定容器に限定されている。
そこで、従来は、法定の固縛条件等を満たすべく、たとえば図12および図13に示すような堅固な構造の固縛装置を用い、放射性物質を収納した大小2種類のカナダ向け第1容器aと南アフリカ向け第2容器bを固縛している。
従来の固縛装置は、パレット型の固定台1と、2種類の容器緩衝材2・3と、押え材4および連結用鎖5とを備えて構成されている。固定台1は、縦横長さの若干異なる長方形状で、ベース板1a上に、その縦横寸法に応じて長さの異なる2組の容器位置決め用のアングル材6・7をボルト止めして使用する。そして、第1および第2容器a・bの直径の違いに合わせて、ベース板1aの四方に2箇所ずつボルト挿通穴を設け、載置する大小容器a・bが何れかによってアングル材6・7の締着位置を2段に調整可能にしている。容器緩衝材2・3は、合板製で、固定台1上に載置したときの大小容器a・bの頂面高さ位置を揃えるために、厚さ(高さ)を違えて形成されている。連結用鎖5は、概略化して図示するが、途中に長さ調整用のターンバックルを接続し、上端の上シャックルをフック4aに掛けて押え材4の四隅に繋いでいる。
そして、第1容器aを固縛するときは、例えば輸送用トラックの荷台上の所定位置に固定台1を固定する。そして、固定台1上のアングル材6・7間に第1容器aを載置して位置決めしてから、第1容器a上に第1の容器緩衝材2を載せ、さらに第1の容器緩衝材2上に押え材4を載せる。それから、押え材4に繋いだ連結用鎖5を、各々の下シャックルをフック1bに掛けて固定台1に連結する。そして、ターンバックルを回して連結用鎖5を長さ調節して締め付け、第1容器aを固定台1と押さ材4間で挟着している。
一方、小型の第2容器bを固縛するときは、第2の容器保護材3を用意し、固定台1からアングル材6・7をいったん取り外してから、第2容器bの直径と対応する中心よりの締着位置でベース板1a上に、改めてアングル6・7材をボルト止めする。それから、固定台1上のアングル材6・7間に第2容器bを載置して位置決めし、その容器b上に、今度は、第2の容器緩衝材3を載せ、さらに第2の容器緩衝材3上に押え材4を載せる。その後は、同様に押え材4に繋いだ連結用鎖5の下端を固定台1に連結してから、ターンバックルを回して締め付け、第2容器bを固定台1と押さ材4間で挟着している。
ところが、従来の固縛装置では、大きさの違う容器a・bに対応させて固縛すべく、事前に、高さ調整用に2種類の容器緩衝材2・3を別途に用意し保管する必要があり、そのために、これら固縛構成部品を取り扱うときに紛失するおそれがあるという課題があった。また、長さは微妙に異なるが、類似した2組の位置決め用アングル材6・7を用意し、固縛対象の大小容器a・bに合わせてアングル材6・7の締着位置を調整してから、固定台1上に取り付けるため、不慣れな作業者によっては、アングル材6・7を取り違えて組み付けやすいという課題もあった。
さらに、従来は、固縛作業のたびに、いちいち複数のアングル材6・7を着脱させて締着位置を2段に調節する必要があり、しかも、複数の連結用鎖5のターンバックルを回して締め付けを調節する工程も伴うことから、それだけ固縛作業に長い時間を要し、且つ手間がかかって非常に面倒であるという課題もあった。
そこで、本発明の目的は、上述のような放射性物質収納容器の輸送用固縛装置において、大小2種類の放射性物質収納容器を固縛するごとに、大小容器に対応する専用固縛部品を取り替えて使用する必要をなくし、部品の取り違えなく、放射性物質収納容器を迅速に且つ簡単に固縛することにある。
そこで、上述した課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、放射性物質を収納した大小2種類の第1容器M又は第2容器Nを輸送するとき、それら容器を固縛する放射性物質収納容器の輸送用固縛装置Tにおいて、矩形なベースプレート10と、片側に切欠き穴16をあけた一対の第1分割板片12a・12bを有し、それら第1分割板片12a・12bを前記ベースプレート10の片面10aに着脱可能に締着する第1位置決め板12と、片側に切欠き穴17をあけた一対の第2分割板片13a・13bを有し、それら第2分割板片13a・13bを前記ベースプレート10の他面10bに着脱可能に締着する第2位置決め板13とを備え、前記第1分割板片12a・12bの互いの切欠き穴16を向き合わせて前記第1位置決め板12を前記ベースプレート10の片面10aに締着すると、前記第1容器Mの底部と係合する位置決め穴21が形成される一方、前記第2分割板片13a・13bの互いの切欠き穴17を突き合わせて前記第2位置決め板13を前記ベースプレート10の他面10bに締着すると、前記第2容器Nの底部と係合する位置決め穴22が形成される台座Aと、前記第1容器M又は第2容器N上に載せて保護する容器緩衝材Bと、共に平行な一対の長辺側フレーム25a・25aとそれより若干短い短辺側フレーム25b・25bとで矩形に形成される下枠部25と、該下枠部25の角からそれぞれ直立し前記台座A上で前記容器緩衝材Bを上に載せた前記第1容器Mの高さと対応する長さの柱フレーム部26と、前記下枠部25の短辺側フレーム25b上で前記柱フレーム部26の上端間に架設する短手側の第1上フレーム部27と、前記下枠部25の長辺側フレーム25a上の前記柱フレーム部26間にあって前記台座A上で前記容器緩衝材Bを上に載せた前記第2容器Nの高さと対応する高さ位置に架設する長手側の第2上フレーム部28とで枠付けてなり、前記台座A上に載せて着脱可能に締着する枠体Cと、該枠体Cの長手側の第2上フレーム部28に合わせた長さの第1押圧部29と、該第1押圧部29より短い第2押圧部30とを直交させて形成してなり、前記第1押圧部29の両端を、前記第1容器Mの固縛時に、前記枠体Cの短手側の第1上フレーム部27上に着脱可能に締着して前記容器緩衝材Bを載せた前記第1容器Mを押える一方、前記第2容器Nの固縛時は、前記長手側の一段低い第2上フレーム部28上に着脱可能に締着して前記容器緩衝材Bを載せた前記第2容器Nを押える上押え部材Dと、を備えてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放射性物質収納容器の輸送用固縛装置Tにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記第1および第2位置決め板12・13の各分割板片12a・12b,13a・13bには、それぞれ前記切欠き穴16・17の穴縁に容器抜け止めリブ18・19を設けてなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の放射性物質収納容器の輸送用固縛装置Tにおいて、たとえば以下に示す図示実施の形態のとおり、前記台座Aと前記枠体Cには、それぞれ凹凸の嵌め合いで台座Aに対する枠体Cの縦横載置位置を位置決めする、ガイドピン15とガイド穴のような位置決め手段を備えてなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、(1)放射性物質収納容器を固縛するとき、従来のごとく固縛構成部品を取り替えて使用する必要がなく、常に、すべて共通の台座、枠体、容器緩衝材および上押え部材を使用し、固縛対象が大小異なる第1容器か第2容器の何れかによって、台座のベースプレートの板面向きを変えて位置決め板の位置決め穴を対応させるだけでよく、また、同じ上押え部材を向きを90度変えて高さの異なる枠体の第1上フレーム又は第2上フレーム上に締着すればよい。したがって、これら固縛構成部品を取り扱うときに紛失するような弊害の発生を防止することができる。(2)容器サイズに対応させて明らかに大きさの異なる位置決め穴をあけた位置決め板を用い、それら位置決め穴に嵌着させて第1および第2容器を台座上で位置決め保持するため、従来のごとく、たとえ不慣れな作業者であっても、それら固縛構成部品を取り違えて組み付けてしまうような弊害の発生も防止することができる。(3)台座上に枠体を締着して容器を囲い、その容器上に容器緩衝材を介して上押え部材を載せ枠体に締着すれば、容器は固縛され、従来のようにターンバックルを回して締め付け調整する面倒な工程もなく、たとえばボルトナット締めだけで簡単且つ短時間に固縛することができる。(4)第1又は第2容器は、その底部を対応する位置決め板の位置決め穴に嵌着させて台座上で保持しているため、衝撃などを受けても位置ズレすることなく確実に保持することができるという利点がある。(5)しかも、台座上で容器の周りを枠体で囲んで保持するため、容器が台座から脱落するおそれがないという利点もある。
請求項2に記載の発明によれば、位置決め板の位置決め穴に、容器抜け止めリブを第1又は第2容器の底部周縁と係合させることにより、それら容器を位置ズレさせることなく、より確実に嵌着させて台座上で保持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、台座上に枠体を載置するとき、位置決め手段の凹凸の嵌め合いで台座に対する枠体の縦横載置位置を縦横載置位置を整合させて、簡単且つ確実に位置決めすることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1および図2は、本発明による放射性物質収納容器の輸送用固縛装置を示す斜視図、図3および図4は、その固縛装置の一部を断面にして示す正面図である。本発明の固縛装置Tは、カナダから輸入される放射性物質を収納した特定の第1容器M(図1および図3参照)と、南アフリカから輸入される放射性物質を収納した特定の第2容器N(図2および図4参照)の大小2種類の放射性物質収納容器を固縛する。第1および第2容器M・Nは、高さと直径が大小異なる所定サイズの金属製円筒缶からなる。
これら大小2種類の容器M・Nを固縛する図示固縛装置Tでは、共通の台座Aと、容器緩衝材Bと、枠体Cと、上押え部材Dとを備えた構成になっている。
台座Aは、ベースプレート10と、根止め枠11と、第1および第2の位置決め板12・13とからなる。ベースプレート10は、縦横長さが僅かに異なる矩形な金属板からなり、短辺側の左右両側縁にコ状の取手14を付設している。根止め枠11は、縦横長さをベースプレート10に合わせて枠付けた金属製矩形枠で、その上側縁に沿って鍔状の連結用フランジ部11aを設ける一方、下側縁における長辺側の側縁に、やや幅広な鍔状の固定用フランジ部11bを設けてなる。そして、連結用フランジ部11aにおける左右対向する2辺の長さ方向中央に、それぞれ上向きに位置決め用の先細なガイドピン15を突設している。一方、ベースプレート10には、対向する左右側縁にそれぞれ根止め枠11上のガイドピン15と対応するガイド穴をあけている。
第1位置決め板12は、共に合板製で、やや肉厚な一対の第1分割板片12a・12bを備える。第1分割板片12a・12bには、曲率半径を第1容器Mのそれに合わせて半円に切り欠いた切欠き穴16を設けてなる(図5参照)。一方、第2位置決め板13も、共に合板製で、やや肉厚な一対の第2分割板片13a・13bを備える。第2分割板片13a・13bには、曲率半径を第2容器Nのそれに合わせて半円に切り欠いた切欠き穴17を設けてなる(図6参照)。そして、第1位置決め板12の分割板片12a・12bには、図7および図8に示すように、切欠き穴16の穴縁に硬質ゴム製の容器抜け止めリブ18を接着し、第2の位置決め板13の分割板片13a・13bには、切欠き穴17の穴縁に硬質ゴム製の容器抜け止めリブ19を接着してなる。
斯かる台座Aは、図3および図5に示すように、ベースプレート10の片面10a上に、第1分割板片12a・12bを互いの切欠き穴16を向き合わせて着脱可能にボルトとナットで第1位置決め板12を締着すると共に、図4および図6に示すように、他面10b上に、第2分割板片13a・13bを互いの切欠き穴17を向き合わせて着脱可能にボルトとナットで第2位置決め板13を締着し、1つの受台20を形成してなる。そして、ベースプレート10の片面10aに締着状態にあるとき、第1位置決め板12には、第1容器Mの底部と係合する位置決め穴21が形成される一方、他面10bに締着状態にあるとき、第2位置決め板13には、第2容器Nの底部と係合する位置決め穴22が形成される構造になっている。
容器緩衝材Bは、図1〜図4に示すように、合板で所定厚さに形成され、詳しくは後述する枠体C内に水平に配置可能な縦横長さ若干異なる矩形盤状に形成されてなる。
枠体Cは、いずれも金属製の、下枠部25と、柱フレーム部26と、第1上フレーム部27と、第2上フレーム部28と、方杖部23とで全体に櫓状に一体に組んで形成してなる。下枠部25は、台座Aのベースプレート10の縦横長さに合わせて、共に平行な一対の、長辺側フレーム25a・25aとそれより若干短い短辺側フレーム25b・25bとで矩形に組んで形成されている。そして、長辺側フレーム25a・25aには、それぞれ長さ方向略中央に、台座Aから突出するガイドピン15と対応させて、ベースプレート10のガイド穴と同様な位置決め用のガイド穴をあけている。なお、短辺側フレーム25b・25bには、コ状の取手24を付設している
柱フレーム部26は、長さ寸法を、後述するが、台座A上で容器緩衝材Bを上に載せた第1容器Mの高さに合わせた4本のフレーム26a・26bからなり、それらフレームをそれぞれ下枠部25の角部から垂直に立設してなる。第1上フレーム部27は、長さ寸法を下枠部25の短辺側フレーム25b・25bに合わせた短手側フレームで形成し、短辺側フレーム25b・25bの上で柱フレーム部26a・26b,26a,26bの上端間に架設してなる。一方、第2上フレーム部28は、長さ寸法を下枠部25の長辺側フレーム25a・25aに合わせた長手側フレームで形成し、長辺側フレーム25a・25aの上で柱フレーム部26a・26a,26b・26b間に架設する。特に、後述するが、台座A上で容器緩衝材Bを上に載せた第2容器Nの高さと対応する高さ位置で柱フレーム部26a・26a,26b・26b間に架設してなる。
上押え部材Dは、図9でも示すように、いずれも金属製の第1押え枠部(第1押圧部)29と、第2押え枠部(第2押圧部)30とを直交させて、一体に組み付けて略井桁状に形成してなる。特に、第1押え枠部29は、枠体Cにおける長手側の第2上フレーム部28に合わせた長さの2本のフレームで形成する一方、第2押え枠部30は、長さが第1押え枠部29より若干短い長方形枠状に形成してなる。第1押え枠部29には、両端に取付用のボルト貫通穴が設けられている。
さて、上述した本発明による固縛装置Tを用いて、カナダ向け第1容器Mを固縛するときは、台座Aの受台20において、ベースプレート10の片面10aから、第1位置決め板12の一側の第1分割板片12bを、いったん取り外す。それから、輸送用トラックの荷台上で、所定の固定位置に台座Aの根止め枠11を、固定用フランジ部11bにてボルトで固着する。そして、根止め枠11上に、取手14を持ち、ベースプレート10の片面10aを上向きにして受台20を載置する。そのとき、ベースプレート10の位置決め用のガイド穴に根止め枠11上のガイドピン15を係合させ、根止め枠11に対する受台20の縦横載置位置を整合させる。次いで、第1分割板片12aの容器抜け止めリブ18に、底部周縁を係合させて第1容器Mをベースプレート10の片面10a上に載置する。それから、外した第1分割板片12bを、その容器抜け止めリブ18を第1容器Mの底部周縁と係合させて、再びベースプレート10の片面10a上にボルト止めし、図10に示すように、第1容器Mを台座A上で位置決め穴21に、位置ズレしないように嵌着する。
しかる後、取手24を持ち、図1および図3に示すように台座A上に枠体Cを載置して第1容器Mを囲む。そのとき、下枠部25の位置決め用ガイド穴にガイドピン15を係合させ、台座Aに対する枠体Cの縦横載置位置を整合させて位置決めする。そして、根止め枠11の連結用フランジ部11a上に、ベースプレート10の四方側縁を介し下枠部25を重ねて一体にボルト止めし、枠体Cを台座A上に締着する。
その後、第1容器Mの上に容器緩衝材Bを載せてから、さらに上押え部材Dを載せる。そのとき、上押え部材Dは、第1押え枠部29の両端を、枠体Cの短手な第1上フレーム部27・27間に掛け渡してボルトで止め、枠体C上に締着する。すると、第1容器Mが上押え部材Dで容器緩衝材Bを介して押え付けられ、上押え部材Dと台座A間で第1容器Mを挟着して固縛する。
次に、同じ固縛装置Tを用いて、南アフリカ向け第2容器Nを固縛するときは、台座Aの受台20において、反対のベースプレート10の他面10b上から、第2位置決め板13の一側の第2分割板片13bを、いったん取り外す。それから、荷台上で、同様に、所定の固定位置に台座Aの根止め枠11を、固定用フランジ部11bにてボルトで固着する。そして、取手14を持ち、根止め枠11上に、今度は、ベースプレート10の他面10bを上向きにし、ガイドピン15とガイド穴の嵌め合いで案内して受台20を載置する。次いで、第2分割板片13aの容器抜け止めリブ19に、底部周縁を係合させて第2容器Nをベースプレート10の他面10b上に載置する。それから、外した第2分割板片13bを、その容器抜け止めリブ19を第2容器Nの底部周縁と係合させて、再びベースプレート10の他面10bにボルト止めし、図11に示すように、第2容器Nを台座A上で位置決め穴22に、位置ズレしないように嵌着する。
しかる後、取手24を持ち、図2および図4に示すように、下枠部25のガイド穴にガイドピン15を係合させて位置決めし、縦横載置位置を整合させて台座A上に枠体Cを載置し、第2容器Nを囲む。そして、根止め枠11の連結用フランジ部11a上に、ベースプレート10の四方側縁を介し下枠部25を重ねて一体にボルト止めし、枠体Cを台座A上で締着する。
その後、第2容器N上に容器緩衝材Bを載せてから、今度は、長手の第1押え枠部29を枠体Cの一段低い第2上フレーム部28・28と直交する向きに配置して上押え部材Dを容器緩衝材B上に載せる。そのとき、上押え部材Dは、第1押え枠部29の両端を、枠体Cの第2上フレーム部28・28間に掛け渡してボルトで止め、枠体C上に締着する。すると、第2容器Nが上押え部材Dで容器緩衝材Bを介して押え付けられ、上押え部材Dと台座A間で挟着して第2容器Nを固縛する。
ところで、上述した固縛装置Tでは、台座Aに対する枠体Cの縦横載置位置を、位置決め手段のガイドピン15とガイド穴の嵌め合いで位置決めした。しかし、位置決め手段は、広く凹凸の嵌め合いで台座に対する枠体の縦横載置位置を位置決めするものであれば、ピンと穴の嵌め合い構成に限られないのは、勿論である。
また、図示固縛装置Tでは、台座Aに備える位置決め板12・13は、第1および第2容器M・Nの円筒缶形状に合わせて位置決め穴21・22が円形であったが、第1および第2容器が角筒缶形状など他の形状である場合には、それら外形状に合わせた各種形状の位置決め穴に形成することもできる。
さらに、図示固縛装置Tでは、容器緩衝材Bは合板製であったが、放射性物質収納容器を保護する緩衝材であれば、それに限らず、ゴムや適宜の樹脂材料などを用いて形成することもできる。
そして、図示固縛装置Tでは、上押え部材Dは、縦横長さを違えた枠材を用いて井桁状に形成したが、それに限らず、縦横長さを違えたプレート材などを用いて形成することもできる。
放射性物質収納容器の第1容器を固縛した状態において、本発明の輸送用固縛装置を示す斜視図である。 第2容器を固縛した状態で示す輸送用固縛装置の斜視図である。 第1容器を固縛した固縛装置の一部を断面にして示す正面図である。 第2容器を固縛した固縛装置の一部を断面にして示す正面図である。 固縛装置を、台座上に第1容器を載せる向きにて示す平面図である。 固縛装置を、台座上に第2容器を載せる向きにて示す平面図である。 図3の固縛装置における台座の一部を拡大して示す部分拡大断面図である。 図4の固縛装置における台座の一部を拡大して示す部分拡大断面図である。 固縛装置の上押え枠部材を示す平面図である。 固縛装置を、台座上に第1容器を載せた状態で示す斜視図である。 固縛装置を、台座上に第2容器を載せた状態で示す斜視図である。 従来の輸送用固縛装置を、放射性物質収納容器の第1容器を固縛した状態で示す斜視図である。 従来の輸送用固縛装置を、第2容器の固縛状態で示す斜視図である。
符号の説明
A 台座
B 容器緩衝材
C 枠体
D 上押え部材
M 第1容器
N 第2容器
T 固縛装置
10 ベースプレート
12・13 位置決め板
12a・12b 第1分割板片
13a・13b 第2分割板片
15 ガイド決めピン
16・17 切欠き穴
18・19 容器抜け止めリブ
21・22 位置決め穴
25 下枠部
25a 下枠部の長辺側フレーム
25b 下枠部の短辺側フレーム
26 柱フレーム部
27 第1上フレーム部
28 第2上フレーム部
29 第1押え枠部(第1押圧部)
30 第2押え枠部(第2押圧部)

Claims (3)

  1. 放射性物質を収納した大小2種類の第1容器又は第2容器を輸送するとき、それら容器を固縛する放射性物質収納容器の輸送用固縛装置において、
    矩形なベースプレートと、片側に切欠き穴をあけた一対の第1分割板片を有し、それら第1分割板片を前記ベースプレートの片面に着脱可能に締着する第1位置決め板と、片側に切欠き穴をあけた一対の第2分割板片を有し、それら第2分割板片を前記ベースプレートの他面に着脱可能に締着する第2位置決め板とを備え、前記第1分割板片の互いの切欠き穴を向き合わせて前記第1位置決め板を前記ベースプレートの片面に締着すると、前記第1容器の底部と係合する位置決め穴が形成される一方、前記第2分割板片の互いの切欠き穴を突き合わせて前記第2位置決め板を前記ベースプレートの他面に締着すると、前記第2容器の底部と係合する位置決め穴が形成される台座と、
    前記第1容器又は第2容器上に載せて保護する容器緩衝材と、
    共に平行な一対の長辺側フレームとそれより若干短い短辺側フレームとで矩形に形成される下枠部と、該下枠部の角からそれぞれ直立し前記台座上で前記容器緩衝材を上に載せた前記第1容器の高さと対応する長さの柱フレーム部と、前記下枠部の短辺側フレーム上で前記柱フレーム部の上端間に架設する短手側の第1上フレーム部と、前記下枠部の長辺側フレーム上の前記柱フレーム部間にあって前記台座上で前記容器緩衝材を上に載せた前記第2容器の高さと対応する高さ位置に架設する長手側の第2上フレーム部とで枠付けてなり、前記台座上に載せて着脱可能に締着する枠体と、
    該枠体の長手側の第2上フレーム部に合わせた長さの第1押圧部と、該第1押圧部より短い第2押圧部とを直交させて形成してなり、前記第1押圧部の両端を、前記第1容器の固縛時に、前記枠体の短手側の第1上フレーム部上に着脱可能に締着して前記容器緩衝材を載せた前記第1容器を押える一方、前記第2容器の固縛時は、一段低い前記長手側の第2上フレーム部上に着脱可能に締着して前記容器緩衝材を載せた前記第2容器を押える上押え部材と、
    を備えてなることを特徴とする、放射性物質収納容器の輸送用固縛装置。
  2. 前記第1および第2位置決め板の各分割板片には、それぞれ前記切欠き穴の穴縁に容器抜け止めリブを設けてなることを特徴とする、請求項1に記載の放射性物質収納容器の輸送用固縛装置。
  3. 前記台座と前記枠体には、それぞれ凹凸の嵌め合いで台座に対する枠体の縦横載置位置を位置決めする位置決め手段を備えてなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の放射性物質収納容器の輸送用固縛装置。
JP2004019421A 2004-01-28 2004-01-28 放射性物質収納容器の輸送用固縛装置 Expired - Lifetime JP4307276B2 (ja)

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