JP4307175B2 - 熱収縮性フィルムを用いた集合包装体 - Google Patents

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本発明は、複数本の乾電池を一纏めに包装した包装体のように、複数の物品を熱収縮性フィルムを用いて一纏めに包装した構造を有する集合包装体に関する。
従来、この種の集合包装体の具体例としては、図7および図8のそれぞれに示すものがある(たとえば、特許文献1,2を参照)。図7に示す集合包装体B1は、横一列に並べられた複数本の乾電池9を熱収縮性フィルム8によって一纏めに包装し、かつこのフィルム8を加熱により収縮させたものである。フィルム8のうち、複数本の乾電池9どうしの境界部分に対応する箇所には、スリット80が設けられている。
図8に示す集合包装体B2は、複数本の乾電池9を包装するフィルム8に、縦方向に延びる複数条の第1のミシン目線81Aを設けている。これら第1のミシン目線81Aは、図7の集合包装体B1のスリット80に代わるものである。この集合包装体B2においては、フィルム8に横方向に延びる第2のミシン目線81Bも設けられている。
これらの集合包装体B1,B2によれば、フィルム8をスリット80または第1のミシン目線81Aの形成位置から破断させることにより、仮想線で示すように、1本の乾電池9(9A)をフィルム8’によって包装した単位包装体B1',B2'が得られる。乾電池9(9A)の上下の電極については、フィルム8’によって覆っておくことができる。したがって、上下の電極の保護が図られるのに加え、これら電極がフィルムによって覆われているか否かによって、乾電池が未使用であるか否かを判別することも可能となる。
特開2001−130626号公報 特開2002−96865号公報
しかしながら、図7に示した集合包装体B1においては、仮想線で示したように、単位包装体B1'に分離させた場合に、フィルム8’の全体が、乾電池9の表面に密着している。したがって、このフィルム8’を乾電池9から容易に剥離させることができず、その開封性が悪い場合があった。
これに対し、図8に示した集合包装体B2においては、仮想線に示したように、単位包装体B2'を分離させた後に、フィルム8’を第2のミシン目線81Bの位置において比較的容易に破断させることができる。したがって、前述した単位包装体B1'の場合と比較すると、開封性が良好となる。ところが、集合包装体B2においては、フィルム8に第1および第2のミシン目線81A,81Bが設けられており、それらミシン目線の総数が非常に多い構造となっている。このため、包装過程におけるフィルム8の加熱収縮時に、このフィルム8がその緊張力によって破れてしまう場合があり、包装作業に際しての歩留まりが悪くなる虞れがあった。
本発明はこのような事情のもとで考え出されたものであって、個々の単位包装体に分離した後の開封性が良好であり、かつ包装作業時の熱収縮によってフィルムが不当に破断するといった虞れも小さく、複数の物品全体を適切に包装することが可能な集合包装体を提供することをその課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明によって提供される熱収縮性フィルムを用いた集合包装体は、列状に並べられた複数の物品が熱収縮性フィルムによって一纏まりに包装されており、上記フィルムには、上記複数の物品を所定個数ずつ分離可能とするミシン目線またはスリットが設けられている、熱収縮性フィルムを用いた集合包装体であって、上記フィルムは、一対の側縁部が互いに重ね合わされて接着され、上記複数の物品の列方向に所定幅で帯状に延びる貼り合わせ部を有しており、この貼り合わせ部の上記所定個数の物品に対応する領域ごとに、上記フィルムの一部分どうしの接着が抑制された剥離容易部が設けられており、上記各剥離容易部は、上記貼り合わせ部が延びる方向と直交する方向の幅が上記貼り合わせ部の幅より小であるとともに、上記一対の側縁部のうち外側に位置する側縁部の端部から所定寸法退避させて形成されており、かつ、上記貼り合わせ部における各剥離容易部以外の領域は、上記一対の側縁部が相互に接着されていることを特徴としている。
このような構成によれば、集合包装体のフィルムをミシン目線またはスリットの形成箇所で破断させることにより、物品を所定個数ずつ集合包装体の他の部分から分離させると、この物品は、貼り合わせ部を有するフィルムによって覆われた形態となる。その一方、この貼り合わせ部には、フィルムの一部分どうしの接着が抑制された剥離容易部が設けられている。したがって、この剥離容易部から上記フィルムの一部分を剥離させることによって、上記物品の包装を容易に開封することができ、便利となる。また、本発明においては、図8を参照して説明した従来技術とは異なり、熱収縮性フィルムにミシン目線またはスリットを多く設ける必要はない。したがって、フィルムの熱収縮時に破れを生じるといった不具合を解消し、包装作業に際しての歩留まりを良くすることもできる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記フィルムの一対の側縁部は、ブロッキングしており、かつ上記剥離容易部は、上記ブロッキングの接着力を弱める印刷が施された部分である。このような構成によれば、上記フィルムに印刷を施すことによって上記剥離容易部を簡単に形成することが可能であり、集合包装体のコストを廉価にするのに好適となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記フィルムの一対の側縁部どうしは、接着剤を用いて接着されており、かつ上記剥離容易部は、上記接着剤が未塗布の部分、または上記接着剤の接着力を弱める印刷が施された部分である。このような構成によれば、上記フィルムに接着剤を塗布する際に、接着剤の未塗布部分を設けるだけ、あるいは接着剤の塗布工程とは別に接着力を弱めるための印刷を施すだけで上記剥離容易部を簡単に形成することができ、やはり集合包装体のコストを廉価にするのに好適となる。
本発明のその他の特徴および利点については、以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1および図2は、本発明に係る熱収縮性フィルムを用いた集合包装体の一例を示している。図1によく表われているように、本実施形態の集合包装体Aは、複数本の乾電池1が横一列に並べられ、かつこれら複数本の乾電池1がフィルム2によって一纏めに包装されたものである。フィルム2は、たとえば2軸延伸ポリプロピレンやその他の材質の熱収縮性フィルムであり、加熱により収縮し、各乾電池1の外表面に大きな面積で密着している。
フィルム2には、各乾電池1の正面に位置するようにこのフィルム2の左右両端の一方から他方にわたって一連に延びた貼り合わせ部21が設けられている。この貼り合わせ部21は、図2(a)によく表われているように、フィルム2の一対の側縁部20a,20bが互いに重ね合わされて接着された部分である。この貼り合わせ部21におけるフィルムどうしの接着は、たとえば静電シール法を用いてなされている。
貼り合わせ部21には、複数本の乾電池1のそれぞれの正面に位置する複数の剥離容易部22が設けられている。これら剥離容易部22は、フィルム2の側縁部20aの裏面または側縁部20bの表面に、静電シール性を有しないインキ塗料22aをたとえば略三角状または略半円状に印刷することにより形成されており、図2(b)に示すように、側縁部20a,20b間に挟まれている。各剥離容易部22においては、フィルム2の側縁部20a,20bどうしは静電シールされていない状態となっている。また、インキ塗料22aの下端(先端)の高さは、側縁部20aの下端(先端)20a'の高さと略同一とされた構成となっている。このような構成によれば、側縁部20aの下端20a'が側縁部20bの表面に静電シールされないために、側縁部20aを剥離させ易くするのにより好適となる。
フィルム2には、縦方向に断続する複数条のミシン目線23が設けられている。これら複数条のミシン目線23は、複数本の乾電池1どうしの各境界部分に対応して設けられている。したがって、本実施形態の集合包装体Aは、後述するように、複数本の乾電池1を1本ずつ個別に包装した複数の単位包装体A’に分離可能である。このミシン目線23は、フィルム2の前面部分(図1において手前側の部分)に加え、後面部分にも設けられている。ただし、本発明はこれに限定されず、ミシン目線23をフィルム2の前面部分と後面部分とのいずれか一方のみに設けた構成としてもよい。たとえば、フィルムの前面部分のみにミシン目線を設けた場合、まずミシン目線を利用してフィルムの前面部分を破断すれば、その後これに引き続いてフィルムの後面部分についても比較的簡単に破断させ得ることとなり、フィルムをその全周にわたって容易に破断させ得る構成とすることができる。
上記した集合包装体Aを得るための包装方法としては、一部の工程を除き、従来において用いられていた集合包装の方法を用いることができる。すなわち、集合包装体Aを得るには、まず包装機において、長尺帯状のフィルムを搬送し、このフィルムに対して複数本の乾電池を送り込むとともに、このフィルムを包装機のフォーマを用いて筒状に形成する。すると、筒状化されたフィルムによって上記複数本の乾電池を覆うことができる。また、フィルムを筒状化するときには、このフィルムの一対の側縁部を重ね合わせて静電シールし、その後筒状化されたフィルムを適当な箇所で切断し、このフィルムを加熱して収縮させる。ただし、上記フィルムに静電シールを施す前の段階において、フィルムの一対の側縁部の少なくともいずれか一方には、静電シール性を有しないインキ塗料を塗布しておく。この塗布は、必ずしも包装作業工程として行なう必要はなく、包装作業を開始する前の段階において、グラビア印刷などにより行なってもかまわない。上記した工程により、剥離容易部22を適切に形成し、上記した集合包装体Aを得ることができる。
次に、上記した集合包装体Aの作用について説明する。
まず、図1に示すように、複数本の乾電池1をフィルム2によって包装した状態においては、これら複数本の乾電池1を一纏めに取り扱うことができる。また、それらの保護も図ることができる。フィルム2には、このフィルム2を縦方向に破るための複数条のミシン目線23が設けられているものの、フィルム2を横方向に破るためのミシン目線は設けられていないため、フィルム2の強度を確保し、このフィルム2が不用意に破れないようにすることができる。また、包装過程において、フィルム2を加熱収縮させるときにも、このフィルム2を破れ難くすることが可能となる。
次いで、フィルム2をミシン目線23の形成箇所において縦に破断させると、図3に示すように、1本の乾電池1(1A)を他の複数本の乾電池1の包装部分から分離させることができ、単位包装体A’が得られる。この単位包装体A’は、破断されたフィルム2’によって乾電池1Aが包装された形態を有しており、この乾電池1Aの上下の電極もフィルム2’によって覆われたままである。したがって、フィルム2’は、それら電極を保護する役割を果たし、また乾電池1Aが使用・未使用のいずれであるかの判断にも役立つこととなる。
乾電池1Aを使用する場合には、フィルム2’の貼り合わせ部21を指で触り、このフィルム2’の側縁部20aを剥離させる。その際、貼り合わせ部21のうち、剥離容易部22は静電シールが阻止された部分であるから、この部分にたとえば指先を引っ掛けるなどすれば、フィルム2’の側縁部20aを容易に剥離させることが可能である。そして、この側縁部20aを指で摘んだまま引っ張ると、フィルム2’の全体が乾電池1Aから簡単に剥離することとなる。したがって、本実施形態の集合包装体Aによれば、個々の乾電池1Aを使用する際の包装の開封作業が容易かつ迅速に行なえることとなり、甚だ便利である。
図4〜図6は、本発明の他の例を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図4に示す構成においては、剥離容易部22を構成するインキ塗料22aの下端の高さを、フィルム2の側縁部20aの下端20a'よりも適当な寸法s1(たとえば0.1〜0.5mm程度)だけ上方に配置させている。このような構成によれば、側縁部20aの下端20a'がフィルム2の他の部分の外面に接着するため、その分だけこの下端20a'の部分を剥離させにくくなるものの、下端20a'から比較的近い部分に非シール部分が設けられていれば、やはり貼り合わせ部21においてフィルムを容易に剥離させることが可能であり、本発明の目的を達成することができる。そして、上記構成によれば、側縁部20aの下端20a'がフィルム2の他の部分に接着するために、フィルム2の加熱収縮時に、この下端20a'の部分が浮き上がって大きな皺が発生しないようにすることができる。このようにすれば、集合包装体Aを取り扱うときに下端20a'の部分が不用意に剥離する虞れを無くすことが可能である。
図5に示す構成において、フィルム2の貼り合わせ部21のうち、同図のクロスハッチングで示す部分は、コロナ放電処理を施した面どうしがブロッキングされた部分とされている。また、剥離容易部22は、そのようなブロッキングを阻止するための印刷が施された部分となっている。コロナ放電処理技術そのものは、表面活性の乏しいフィルムに印刷を施したり、あるいは接着剤を塗布する場合に、予めこの処理を施し、フィルム表面を活性化させることによって親水性を高め、印刷や接着剤塗布が好適に行なえるようにすることを目的として用いられているが、このようなコロナ放電処理をフィルムに施すと、フィルムどうしを強固にブロッキングさせることが可能となる。本発明においては、このようにコロナ放電処理を施してフィルムどうしをブロッキングさせる手段を用いることにより、貼り合わせ部21を構成してもかまわない。フィルムの材質にもよるが、フィルムがたとえばポリプロピレン系の場合、コロナ放電処理の程度として、重ね合わせられるフィルムの2つの表面のぬれ張力(JISK6768)を38〜45mN/m程度にすれば、実用的に十分な接着強度にブロッキングさせることが可能である。
本発明においては、静電シール法やコロナ放電処理を利用してフィルムをブロッキングさせる手段に代えて、感熱接着剤などの接着剤を用いてフィルムどうしを接着させてもかまわない。図5に示した構成を参照して説明すると、フィルム2の貼り合わせ部21のうち、同図のクロスハッチングで示す部分については、接着剤が塗布された接着部分とする一方、それ以外の部分を接着剤が未塗布の剥離容易部22としてもかまわない。また、これとは反対に、貼り合わせ部21のうち、クロスハッチングで示す部分を接着剤が未塗布の剥離容易部とする一方、それ以外の部分を接着剤が塗布された接着部分としてもかまわない。さらに、貼り合わせ部21の接着対象領域の略全体に接着剤を塗布するとともに、その一部分に、上記接着剤の接着力を弱める印刷を施すことにより、この印刷が施された部分を剥離容易部22としてもかまわない。
このように、接着剤を用いた構成であっても、接着剤が未塗布の部分、または接着剤の接着力を弱める印刷が施された部分が設けられていれば、この部分から容易にフィルムを剥離させることが可能であり、本発明の意図する効果が得られることとなる。なお、接着剤としては、通常時においては接着性を発揮しない非活性状態にある一方、たとえばコロナ放電処理を施すと活性化して接着性を発揮するタイプのものを用いることが好ましい。このような接着剤を利用すれば、フィルムに接着剤を塗布した状態でこのフィルムを取り扱う際にはフィルムどうしが接着することを回避できるとともに、このフィルムを利用して包装を行なう際には、コロナ放電処理を行なうことによって適切に接着力を発揮させることが可能となり、便利である。
図6に示す構成においては、フィルム2に複数条のスリット23aが設けられており、複数本の乾電池1を個々に分離するときには、各スリット23aの形成箇所でフィルム2を破断できるようになっている。このように本発明は、フィルム2を破断するための手段としては、ミシン目線に代えて、スリットを設けた構成としてもかまわない。もちろん、ミシン目線とスリットとを組み合わせて設けた構成としてもかまわない。スリット23aを設けた場合には、スリット23aを介して複数の分断状の貼り合わせ部21が並ぶこととなる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る熱収縮性フィルムを用いた集合包装体の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
上述の実施形態においては、剥離容易部をたとえば正面視略三角状または略半円状に形成しているが、その具体的な形状は限定されない。また、剥離容易部の具体的なサイズも限定されない。フィルムの剥離を容易にする観点からすると、剥離容易部においてはフィルムどうしの接着力をゼロまたはゼロに近い状態にすることが好ましいものの、やはりこれに限定されない。剥離容易部は、フィルムの貼り合わせ部の他の部分と比べてフィルムどうしの接着力が相対的に低く抑えられていればよい。
フィルムの貼り合わせ部は、各乾電池の正面に位置しなくてもよく、たとえば各乾電池の上部や底部などに対向または接触する位置に設けられていてもかまわない。また、包装される乾電池の具体的な本数は、4本に限定されず、2本以上であれば、本発明を適用した集合包装体とすることができる。
本発明に係る集合包装体は、包装対象物品を1つずつ包装した単位包装体に分離可能な構成とされていなくてもよい。たとえば、包装対象物品を2つずつ、あるいはそれ以上の個数ずつ纏めて包装された単位包装体に分離可能な構成とされていてもかまわない。この場合、剥離容易部は、複数の包装対象物品の個々に対応して設ける必要はなく、1つの単位包装体に対して剥離容易部が少なくとも1つ存在するように設けられていればよい。
本発明に係る熱収縮性フィルムを用いた集合包装体は、乾電池を包装するのに最適であるが、これに限定されない。本発明は、包装対象となる物品の具体的な種類、形状、サイズを問うものではない。本発明に係る集合包装体においては、たとえば図3を参照して説明すると、単位包装体A’を同図に示すように集合包装体Aの他の部分から完全に分離させるのではなく、単位包装体A’のフィルム2’と集合包装体Aの他の部分のフィルム2との一部分どうしをあえて繋げたままにしておき、この状態で単位包装体A’を開封することも可能である。ただし、本発明の対象は集合包装体であり、その開封方法を一切問うものではない。
本発明に係る熱収縮性フィルムを用いた集合包装体の一例を示す斜視図である。 (a)は、図1のIIa−IIa断面図であり、(b)は、図1のIIb−IIb断面図である。 図1に示した熱収縮性フィルムを用いた集合包装体の一部分を分離させた状態の斜視図である。 本発明に係る熱収縮性フィルムを用いた集合包装体の他の例を示す要部正面図である。 本発明に係る熱収縮性フィルムを用いた集合包装体の他の例を示す斜視図である。 本発明に係る熱収縮性フィルムを用いた集合包装体の他の例を示す斜視図である。 従来技術の一例を示す斜視図である。 従来技術の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
A 熱収縮性フィルムを用いた集合包装体
A’ 単位包装体
1 乾電池(包装対象の物品)
2 フィルム
20a,20b 側縁部(フィルムの)
21 貼り合わせ部
22 剥離容易部
23 ミシン目線
23a スリット

Claims (3)

  1. 列状に並べられた複数の物品が熱収縮性フィルムによって一纏まりに包装されており、
    上記フィルムには、上記複数の物品を所定個数ずつ分離可能とするミシン目線またはスリットが設けられている、熱収縮性フィルムを用いた集合包装体であって、
    上記フィルムは、一対の側縁部が互いに重ね合わされて接着され、上記複数の物品の列方向に所定幅で帯状に延びる貼り合わせ部を有しており、
    この貼り合わせ部の上記所定個数の物品に対応する領域ごとに、上記フィルムの一部分どうしの接着が抑制された剥離容易部が設けられており、
    上記各剥離容易部は、上記貼り合わせ部が延びる方向と直交する方向の幅が上記貼り合わせ部の幅より小であるとともに、上記一対の側縁部のうち外側に位置する側縁部の端部から所定寸法退避させて形成されており、かつ、
    上記貼り合わせ部における各剥離容易部以外の領域は、上記一対の側縁部が相互に接着されていることを特徴とする、熱収縮性フィルムを用いた集合包装体。
  2. 上記フィルムの一対の側縁部は、ブロッキングしており、かつ上記剥離容易部は、上記ブロッキングの接着力を弱める印刷が施された部分である、請求項1に記載の熱収縮性フィルムを用いた集合包装体。
  3. 上記フィルムの一対の側縁部どうしは、接着剤を用いて接着されており、かつ上記剥離容易部は、上記接着剤が未塗布の部分、または上記接着剤の接着力を弱める印刷が施された部分である、請求項1に記載の熱収縮性フィルムを用いた集合包装体。
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