JP4306741B2 - 光学情報読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、商品等に印刷、貼り付け、刻印されているQRコード(登録商標)等の光学情報を読み取る光学情報読取装置に関し、特に刻印で凹凸により形成された情報コードを読み取ることができる情報コード読取装置に関するものである。
情報コードとして、対象物に直接、刻印、印刷するダイレクトマーキングが用いられている。刻印のダイレクトマーキング(ドットインパクトダイレクトマーキングやレーザーマーキング)は、対象物の表面に凹部が形成されるのみなので、真上から照明しても反射率が異ならない場合が生じ、情報コードの各セル(凹部)が情報コード読取装置で認識し難いことがある。係る場合には、ハンディータイプの光学情報読取装置では、斜めから照明する等の照明位置、照明方向を調整しながら読み取りを行っていた。また、据え置き式の光学情報読取装置では、照明装置を取り替え、最適な照明を行い得る照明装置を探し出すことで対応していた。特許文献1には、照明色を切り換えてコードを読み取るコード読取装置が開示されている。特許文献2には、照明の位置を調整可能にすることで暗視野照明と明視野照明とを切り換えられるよう構成した文字認識装置が開示されている。
特開2005−18391号公報 特開2000−99625号公報
上述した刻印のダイレクトマーキングを情報コード読取装置で読み取る際に、照明位置、照明方向を調整してもなかなか読み取れないことがあった。特許文献1では、赤、青、緑色に照明色を切り換えてコードを読み取るが、明視野照明のみを使用しており、更に、鏡面反射の影響が問題となるので、ダイレクトマーキングの読み取りへの適用は困難である。また、特許文献2では、明視野の光源、暗視野の光源と角度を切り換えることができるが、下地の色や素材、形状を考慮しておらず、コード毎に照明を変更しなければならという課題が残っている。
一方、艶のある紙などに印刷された光学情報は、照明光の入射角度によっては鏡面反射を生じて光学情報の画像の一部がコードに記録されている白黒とは無関係にすべて明(白)として読み取られ、光学情報を正しく取り込むことができない場合があった。特に、ダイレクトマーキングなど、金属に刻印された情報コードの場合は顕著に鏡面反射が現れ易く、読み取りが困難であった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、様々な印字法、素材に印刷された情報コードの読み取りが可能な光学情報読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、結像レンズ27を通して撮像された対象物の画像により情報コードを読み取る光学情報読取装置10であって:
明視野照明手段21B及び暗視野照明手段21Dからなり、前記対象物を照明する複数の照明手段21B、21Dと、前記複数の照明手段21B、21Dの各々を切り換え可能な切換手段32と、を備え、
前記明視野照明手段21Bと前記暗視野照明手段21Dとを前記対象物に対して異なる照明角度となるように配置し
同一基板上に前記明視野照明手段及び暗視野照明手段からなる複数の照明手段を設け、
前記同一基板上に前記明視野照明手段と前記暗視野照明手段とを交互に配置したことを技術的特徴とする。
請求項1の光学情報読取装置10では、明視野照明手段21Bと暗視野照明手段21Dとを対象物に対して異なる照明角度となるように配置し、明視野照明手段21B及び暗視野照明手段21Dからなる複数の照明手段21B、21Dの各々を切り換え可能にしている。このため、明視野照明手段21B及び暗視野照明手段21Dからなる照明手段21B、21Dの各々の点灯・消灯を切り換えることで、様々な印字法、素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得ることができるので、当該情報コードの読み取りが可能となる。
請求項の光学情報読取装置10では、同一基板21K上に明視野照明手段21Bと暗視野照明手段21Dとを交互に配置してあるため、明視野照明であっても、暗視野照明であっても周囲から均一に照明することが可能となり、様々な印字法、素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得ることができるので、当該情報コードの読み取りが可能となる。
請求項の光学情報読取装置10では、同一基板21Kの一方の面上に明視野照明手段21Bを配置し、他方の面上に暗視野照明手段21Dを配置してあるので、複数の基板を用いるのと比較して簡易な構成とすることができる。
請求項の光学情報読取装置10では、同一基板21Kの同一面上に明視野照明手段21Bと暗視野照明手段21Dとを交互に配置してあるため、明視野照明であっても、暗視野照明であっても周囲から均一に照明することが可能となり、様々な印字法、素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得ることができるので、当該情報コードの読み取りが可能となる。また、同一基板21Kの他方の面上に暗視野照明手段21Dを設けるので、複数の基板を用いるのと比較して簡易な構成とすることができる。
請求項の光学情報読取装置では、対象物に拡散光を照射する拡散光照明手段52Lと、明視野照明手段21Bと暗視野照明手段21Dとを備え、各々を切り換え可能にしている。このため、拡散光照明手段52L、明視野照明手段21B及び暗視野照明手段21Dの各々の点灯・消灯を切り換えることで、様々な印字法、素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得ることができるので、当該情報コードの読み取りが可能となる。特に、拡散光照明手段52Lによる拡散光で、ダイレクトマーキングの穴に影を作ることなく照明することができ、拡散光照明手段52L、明視野照明手段21B、暗視野照明手段21Dを切り換えることで、至近距離から遠距離まで色々な印字のダイレクトマーキングを読み取ることができる。
請求項の光学情報読取装置では、拡散光手段52L、54が読取口から奥側に配置された光源52Lと、光源からの光を透過して拡散光とする透過部材54とからなる。透過部材54を透過させた拡散光を当てることでダイレクトマーキングの穴に影を作ることなく照明することが可能となり、色々な印字のダイレクトマーキングを読み取ることができる。
請求項の光学情報読取装置では、透過部材54が表面にシボ加工がなされた筐体からなる。シボ加工面を透過させた拡散光を当てることでダイレクトマーキングの穴に影を作ることなく照明することが可能となり、色々な印字のダイレクトマーキングを読み取ることができる。
請求項の光学情報読取装置では、透過部材54が乳白色の筐体からなる。乳白色の筐体を透過させた拡散光を当てることでダイレクトマーキングの穴に影を作ることなく照明することが可能となり、色々な印字のダイレクトマーキングを読み取ることができる。
請求項の光学情報読取装置では、透過部材54が表面に凹凸加工がなされた筐体からなる。凹凸加工表面を透過させた拡散光を当てることでダイレクトマーキングの穴に影を作ることなく照明することが可能となり、色々な印字のダイレクトマーキングを読み取ることができる。
請求項の光学情報読取装置では、読取口11aの奥側に配置された発光手段62Lから読取口11a近傍まで光りを導く光透過部材から成る導光部材70を備える。導光部材70の先端の反射面(暗視野照明手段)70dから受光センサ23の受光中心軸23X寄りに光りを反射し、導光部材70の先端の光透過面(明視野照明手段)70bから受光センサ23の受光中心軸23Xに沿って該受光中心軸23X寄りに光りを透過する。そして、複数の発光手段62Lの各々の点灯・消灯を切り換えることにより、様々な印字法、素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得ることができるので、当該情報コードの読み取りが可能となる。また、発光手段62Lを読取口11aの奥側に配置するため、発光手段62Lへの給電線が光学情報読取装置の外部から見えなくなり、見栄えを良くすることができる。
請求項では、光透過部材70が、屈折率の低い第1の光透過部材70Dと、該第1の光透過部材70Dの外側に配置され、屈折率の高い第2の光透過部材70Bとから成り、第1の光透過部材70Dの先端に反射面70dから成る暗視野照明手段を形成し、第2の光透過部材70Bの先端に光透過面70bから成る明視野照明手段を形成する。暗視野照明手段を構成する屈折率の低い第1の光透過部材70Dから、屈折率の高い第2の光透過部材70Bへ漏れる光の量が小さくなり、より明るい暗視野照明を実現できる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る光学情報読取装置について図を参照して説明する。まず、第1実施形態に係る光学情報読取装置10の構成概要を図1〜図5に基づいて説明する。
図1に示すように、光学情報読取装置10は、丸みを帯びた薄型のほぼ矩形箱状なすハウジング本体11と、このハウジング本体11の下面ほぼ中央後端寄りにハウジング本体11に一体に形成されるグリップ部12と、からなるガンタイプのハウジングを備えている。このグリップ部12は、作業者が片手で把持可能な程度の外径に設定されており、当該グリップ部12を握った作業者の人差し指が当接する部位に、照明器21からの照明光の出射を指示するトリガースイッチ14が設けられている。
ハウジング本体11の内部には、後述する回路部20が収容されており、またハウジング本体11の先端部には照明器21と、反射光の入射を可能にする読取口11aとが形成されている。照明器21は、図1のA矢視方向を拡大して示す図2(A)に示すように、明視野照明用LED21Bと暗視野照明用LED21Dとを交互にリング状の基板21Kに配置して成る。なお、図1中には、回路部20を構成するプリント配線板15,16や、このプリント配線板16に実装される受光センサ23、結像レンズ27、撮像した画像を映し出す液晶表示器46等が図示されている。
図2(A)は、上述したように図1中のA矢視方向の照明器21を拡大して示し、図2(B)は、図1中のB矢視方向の照明器21を拡大して示す図である。図3(A)は、照明器21と結像レンズ27と受光センサ23との位置関係を示す説明図である。図3(A)に示すように、受光センサ23の受光中心軸23Xの周囲、即ち、視野周囲にリング状の照明器21が設けられている。図2(A)に示すように、照明器21は、リング状の基板21Kの表側の面を4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)に分割し、明視野照明用LED21Bと暗視野照明用LED21Dとを交互に配置し、TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFTの各区画で、明視野照明(同軸落射照明)用LED21Bと暗視野照明(射方照明)用LED21Dとを同時及びそれぞれ点灯できるように設定されている。暗視野照明用LED21Dは、受光中心軸23Xに向けて中心側への側方でやや前方(対象物側)を照明するように側面発光の白色LEDにより構成されている。一方、図2(B)に示すように、明視野照明用LED21Bは、受光中心軸23Xに沿って、やや中心寄りを照明するように上面発光の白色LEDにより構成されている。
図4は、第1実施形態の光学情報読取装置10の回路部の構成を示すブロック図である。回路部20は、主に、照明器21、受光センサ23、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40、操作スイッチ42、液晶表示器46等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、電源スイッチ41、電池49等の電源系と、から構成されており、前述したプリント配線板15,16に実装あるいはハウジング本体11内に内装されている。
光学系は、照明器21、照明器21を点灯・消灯する照明制御回路32、受光センサ23、結像レンズ27等から構成されている。なお、この読取対象物Rには、レーザーマーキングからなる情報コードQが形成されている。
受光センサ23は、読取対象物Rや情報コードQに照射されて反射した反射光Lrをモノクロで受光可能に構成されるもので、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を100万個オーダでm行n列の2次元に配列したモノクロエリアセンサが、これに相当する。この受光センサ23の受光面23aは、ハウジング本体11外から読取口11aを介して外観可能に位置しており、受光センサ23は、結像レンズ27を介して入射する入射光をこの受光面23aで受光可能にプリント配線板16に実装されている。
結像レンズ27は、外部から読取口11aを介して入射する入射光を集光して受光センサ23の受光面23aに像を結像可能な結像光学系として機能するもので、例えば、鏡筒とこの鏡筒内に収容される複数の集光レンズとにより構成されている。第1実施形態では、照明器21からの光が情報コードQに反射して読取口11aに入射する反射光Lrを集光することにより、受光センサ23の受光面23aにコード像を結像可能にしている。
次に、マイコン系の構成概要を説明する。マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、操作スイッチ14、42、LED43、ブザー44、液晶表示器46、通信インタフェース48等から構成されている。このマイコン系は、その名の通り、マイコン(情報処理装置)として機能し得る制御回路40およびメモリ35と中心に構成されるもので、前述した光学系によって撮像されたコード像の画像信号をハードウェア的およびソフトウェア的に信号処理し得るものである。また制御回路40は、当該光学情報読取装置10の全体システムに関する制御も行っている。
光学系の受光センサ23から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力されると、所定のコード像画像情報格納領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ23およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
メモリ35は、半導体メモリ装置で、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)がこれに相当する。またROMには、画像処理プログラムの他、照明器21、受光センサ23等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。
制御回路40は、光学情報読取装置10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。この制御回路40には、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)と接続可能に構成されており、第1実施形態の場合、電源スイッチ41、操作スイッチ42、LED43、ブザー44、液晶表示器46、通信インタフェース48等を接続されている。これにより、例えば、電源スイッチ41や操作スイッチ42の監視や管理、またインジケータとして機能するLED43の点灯・消灯、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー44の鳴動のオンオフ、さらには読み取った情報コードQによるコード内容を画面表示可能な液晶表示器46の画面制御や外部機器とのシリアル通信を可能にする通信インタフェース48の通信制御等を可能にしている。なお、操作スイッチ42には、前述のトリガースイッチ14、及び、後述する照明器21の明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dの点灯・消灯操作する操作スイッチが含まれている。
電源系は、電源スイッチ41、電池49等により構成されており、制御回路40により管理される電源スイッチ41のオンオフによって、上述した各装置や各回路に、電池49から供給される駆動電圧の導通や遮断が制御されている。なお、電池49は、所定の直流電圧を発生可能な2次電池で、例えば、リチウムイオン電池等がこれに相当する。
このように光学情報読取装置10を構成することによって、例えば、電源スイッチ41がオンされて所定の自己診断処理等が正常終了し、作業者が、トリガースイッチ14を押圧しオンにすると、制御回路40が同期信号を基準に照明器21に発光信号を出力する。これにより、当該発光信号を受けた照明器21は、情報コードQに光を照射し、その反射光Lrが読取口11aを介して結像レンズ27に入射する。このため、受光センサ23の受光面23aには、結像レンズ27によりコード像が結像され、それぞれの像が受光センサ23の受光素子に対して露光可能となる。
図5を照明して第1実施形態の照明器21及び照明制御回路32の構成について説明する。
図5は、図3中に示す照明器21のTOP区画中の3個の白色の明視野照明用LED21Bと、3個の白色の暗視野照明用LED21Dとを示している。1個の白色の明視野照明用LED21Bは、赤色LED(R)と緑色LED(G)と青色LED(B)との3個のLEDから成る。赤色LED(R)を通電するスイッチSW1と、緑色LED(G)を通電するスイッチSW2と、青色LED(B)を通電するスイッチSW3との3個を同時にオンすることで、該明視野照明用LED21Bは白色に点灯する。また、赤色LED(R)を通電するスイッチSW1のみをオンすることで赤色に点灯し、緑色LED(G)を通電するスイッチSW2のみをオンすることで緑色に点灯し、青色LED(B)を通電するスイッチSW3のみをオンすることで青色に点灯する。更に、明視野照明を行うためのスイッチSW4をオンすることで、TOP区画中の3個の白色の明視野照明用LED21Bを点灯させることができ、暗視野照明を行うためのスイッチSW0をオンすることで、TOP区画中の3個の白色の暗視野照明用LED21Dを点灯させることができる。このように、第1実施形態では、明視野照明用LED21B及び暗視野照明用LED21Dを同時、及び、別々に、白色、赤色、緑色、青色に点灯させることができる。同様にして、他の3区画(RIGHT,BOTTOM,LEFT)を点灯・消灯させることができる。
図3(B)は表示器46の表示画面の説明図である。
第1実施形態の光学情報読取装置10は、撮像したQRコードQを表示器46に表示する。この表示を見ながら、使用者は、照明器21の4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)の照明を切り換え、明視野照明用LED21Bと暗視野照明用LED21Dとを切り換え、更に、明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dの発光色(白色、赤色、緑色、青色)を切り換えることで、最良のコントラストを得ることができる。これにより、様々な印字法、素材に印刷された情報コードの読み取りが可能となる。
特に、明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dが、赤色、青色、緑色の単色にも点灯可能なLEDから成るため、点灯色を切り換えることで種々の色彩の素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得るように調整する。このため、第1実施形態の光学情報読取装置10で、各色彩の素材に印刷された情報コードの読み取りが可能となる。
第1実施形態の光学情報読取装置10では、表示器46に表示されたQRコードの画像を視認して、操作スイッチ42により明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dの各々を点灯・消灯を切り換え可能にしてあるので、使用者は、表示器46に表示されたQRコードの画像を見ながら、最良のコントラストが得られるように明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dを点灯・消灯させることができる。
また、第1実施形態の光学情報読取装置10では、受光センサ23の視野周囲にリング状に明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dを配置してあるため、対象物を周囲から均一に照明することが可能となり、様々な印字法、素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得ることができるので、当該情報コードの読み取りが可能となる。
更に、第1実施形態の光学情報読取装置10では、リング状に配置された明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dを4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)に分割し、それぞれの区画単位で当該明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dを点灯可能にしてある。このため、最良のコントラストを得ることができる方向から照明することで最良のコントラストを得ることができるので、様々な印字法、素材に印刷された情報コードの読み取りが可能となる。
また、第1実施形態の光学情報読取装置10では、同一基板21K上に明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dを設けてあるので、複数の基板を用いるのと比較して簡易な構成とすることができる。
更に、第1実施形態の光学情報読取装置10では、同一基板21Kの同一面(前面)上に明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dとを交互に配置してあるため、明視野照明であっても、暗視野照明であっても周囲から均一に照明することが可能となり、様々な印字法、素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得ることができ、当該情報コードの読み取りが可能となる。
[第1実施形態の第1改変例]
図6は、第1実施形態の第1改変例に係る照明器21の構成を示している。図2を照明して上述した第1実施形態では、照明器21の前面に明視野照明用LED21B及び暗視野照明用LED21Dを配置した。これに対して、第1実施形態の第1改変例では、照明器21の基板21Kの前面側に明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dを交互に配置し、更に裏面側に暗視野照明用LED21Dを配置している。
第1実施形態の第1改変例では、同一基板上に明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dとを交互に配置してあるため、明視野照明であっても、暗視野照明であっても周囲から均一に照明することが可能となり最良のコントラストを得ることができるので、様々な印字法、素材に印刷された情報コードの読み取りが可能となる。特に、裏面側に暗視野照明用LED21Dを付加してあるため、強力な暗視野照明を行うことができる。
[第1実施形態の第2改変例]
図7は、第1実施形態の第2改変例に係る照明器21の構成を示している。図2を照明して上述した第1実施形態では、照明器21の前面に明視野照明用LED21B及び暗視野照明用LED21Dを配置した。これに対して、第1実施形態の第2改変例では、照明器21の基板21Kの前面側に明視野照明用LED21Bを配置し、裏面側に暗視野照明用LED21Dを配置している。
第1実施形態の第1改変例では、同一基板21Kの表面側に明視野照明用LED21Bを配置し、裏面側に暗視野照明用LED21Dを配置してあるので、複数の基板を用いるのと比較して簡易な構成とすることができる。
[第2実施形態]
図8を照明して本発明の第2実施形態に係る光学情報読取装置10での動作について説明する。第1実施形態では、表示器46の画像に基づき使用者が手動で照明を調整した。これに対して、第2実施形態では、最良のコントラストが得られるように照明を自動的に調整するよう構成されている。
図8は、第2実施形態に係る光学情報読取装置での4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)の選択処理を示すフローチャートである。
先ず、当該フローチャートでの処理に先立ち、4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)全てを点灯して、コントラストを測定する。その後、TOP区画(照明パターン1を点灯し(S12)、受光センサ23を露光し(S14)、画像を撮像して画像状態を判別する(S16)。そして、コントラストが良好か否かを所定の閾値と比較することで判断する(S18)。ここで、コントラストが良好な場合には(S18:Yes)、情報コード(QRコード)を読み取りデコードを行う(S20)。デコードが成功した場合には(S22:Yes)、処理を終了し、デコードが失敗した場合には(S22:No)、S12に戻る。
他方、上述したS18でのTOP区画(照明パターン1)でのコントラストが不良の場合には(S18:No)で、4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)全てを点灯した場合より不良な場合には、RIGHT区画(照明パターン2)を点灯し(S24)、コントラストが良好かを判断する(S26)。コントラストが良好な場合には(S26:Yes)、情報コード(QRコード)を読み取りデコードを行う(S20)。デコードが成功した場合には(S22:Yes)、処理を終了し、デコードが失敗した場合には(S22:No)、S12に戻る。
更に、上述したS26でのRIGHT区画(照明パターン2)でのコントラストが不良の場合には(S26:No)で、4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)全てを点灯した場合より不良な場合には、BOTTOM区画(照明パターン3)を点灯し(S28)、コントラストが良好かを判断する(S30)。コントラストが良好な場合には(S30:Yes)、情報コード(QRコード)を読み取りデコードを行う(S20)。他方、BOTTOM区画(照明パターン3)の点灯で、コントラストが不良の場合には(S30:No)、4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)全てを点灯して、コントラストを測定する。
ここでは、4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)の自動切り替えについて説明したが、同様にして明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dの切り換え、明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dの点灯色の切り換えをコントラストに応じて行うことができる。
第2実施形態では、撮像されたQRコードの画像のコントラストを判別し、判別されたコントラストに基づき良好なコントラストが得られるように4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)の各々を点灯・消灯を切り換える。このため、自動的に最良のコントラストが得られるように4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)を点灯・消灯させることができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態に係る光学情報読取装置について図を参照して説明する。上述した第1実施形態では、1個の受光センサ23を用い、照明器21をリング状に形成した。これに対して、第3実施形態では、2個の受光センサ23A、23Bを用い、照明器21を楕円のリング状に形成してある。まず、第3実施形態に係る光学情報読取装置10の構成概要を図9〜図11に基づいて説明する。図9は、図1に示す光学情報読取装置のB矢視方向に相当する光学系の説明図である。図10(A)は、図9のA2矢視方向の照明器21を拡大して示し、図10(B)は、図9のB2矢視方向の照明器21を拡大して示す図で、図10(C)は、2個の受光センサ23A、23Bの説明図である。
図9に示すように、QRコードQを読み取る光学情報読取装置10は、主に、縦長のほぼ矩形箱状なすハウジング11を備える。ハウジング11は、一端側に読取口11aを備えている。この読取口11aは、図9中に示す2個の受光センサ23A、23Bに入射する入射光を導入可能な開口部である。
図10(A)は、上述したように図9のA2矢視方向の照明器21を拡大して示し、図10(B)は、図9のB2矢視方向の照明器21を拡大して示す図である。2個の受光センサ23A、23Bの視野周囲に楕円リング状の照明器21が設けられている。照明器21は、楕円リング状の基板21Kの表面を第1実施形態と同様に4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)に分割し、明視野照明用LED21Bと暗視野照明用LED21Dとを交互に配置してなる。そして、TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFTの各区画で、明視野照明用LED21Bと暗視野照明用LED21Dを同時及びそれぞれ点灯できるように設定されている。暗視野照明用LED21Dは、受光センサ23A、23Bの受光中心軸に向けて中心側側方でやや前方(対象物側)を照明するように側面発光の白色LEDにより構成されている。一方、明視野照明用LED21Bは、受光センサ23A、23Bの受光中心軸に沿って、やや中心寄りを照明するように上面発光の白色LEDにより構成されている。
図11に示すように、回路部20は、主に、照明器21、照明器21を制御する照明器制御回路32、受光センサ23A、23B、結像レンズ27A、27B等の光学系と、メモリ35、制御回路40、操作スイッチ14、42、液晶表示器46等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、から構成されており、前述したプリント配線板15,16に実装あるいはハウジング11内に内装されている。
マイコン系の構成概要を説明する。マイコン系は、増幅回路31A、31B、A/D変換回路33A、33B、メモリ35、アドレス発生回路36A、36B、同期信号発生回路38A、38B、制御回路40、操作スイッチ42、14、LED43、ブザー44、液晶表示器46、通信インタフェース48等から構成されている。
光学系の受光センサ23A、23Bから出力される画像信号(アナログ信号)は、それぞれ増幅回路31A、31Bに入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33A、33Bに入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力されて蓄積される。なお、同期信号発生回路38A、38Bは、受光センサ23A、23Bおよびアドレス発生回路36A、36Bに対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36A、36Bは、この同期信号発生回路38A、38Bから供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
受光センサ23A、23Bは、読取対象物RやQRコードQに照射されて反射した反射光Lrを結像レンズ27A、27Bを介して受光可能に構成されるもので、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子から成る二次元イメージセンサにより構成されている。
結像レンズ27A、27Bは、外部から読取口11aを介して入射する入射光を集光して受光センサ23A、23Bの受光面23Aa、23Baに像を結像可能な結像光学系として機能するもので、例えば、鏡筒とこの鏡筒内に収容される複数の集光レンズとにより構成されている。
図9に示すように、2個の受光センサ23A、23Bは、それぞれの撮像エリアの中心軸XA、XBと直交する線VPを含む仮想平面(線VPに沿って図から直立する仮想平面)上に配置してある。2個の受光センサ23A、23Bは、撮像エリアの中心軸XA、XBが距離d1分離れるようにプリント配線板15上に取り付けられている。また、2個の受光センサ23A、23Bの撮像エリアの中心軸XA、XBと、結像レンズ27A、27Bの中心軸Xa、Xbとをずらして組み付け、当該2個の受光センサ23A、23B撮像エリアが一定距離D1において、図12(A)に示すように重なるように配置されている。
図12(B)は、第3実施形態の光学情報読取装置10によるQRコードの画像の補正原理を示す説明図である。ここで、[a]は受光センサ23Aで撮像したQRコードの画像を、[b]は受光センサ23Bで撮像したQRコードの画像を、[c]は、受光センサ23Aで撮像したQRコードの画像と受光センサ23Bで撮像したQRコードの画像とを合成した画像を示している。ここで、[a]に示すQRコードQの画像での鏡面反射領域Maと、[b]に示すQRコードQの画像での鏡面反射領域Mbとは位置がずれている。このため、第3実施形態では、受光センサ23Aで撮像したQRコードの画像中の鏡面反射領域Maを受光センサ23Bで撮像したQRコードの画像で置き換えることで補正し、鏡面反射の無い画像を得ている。
図13を参照して第3実施形態での鏡面反射の補正について説明する。
図13(A1)、(B1)は、図12(B)を参照して上述したQRコードの撮像画像中からのQRコードを切り出すための位置決めマークQP、頂点検出セルQPを説明するための説明図である。
QRコードQは、この例ではセル数が縦横同数(13セル×13セル)の正方形状に配置されている。各セルは、光学的に異なった2種類のセルから選ばれており、図および説明上では白(明)・黒(暗)で区別して表す。位置決めマークQPは、QRコードQの4つの頂点の内、3つに配置されている。頂点検出セルQPは、残りの頂点に配置されている。光学情報読取装置10は、3つの位置決めマークQPから頂点検出セルQPを特定し、3つの位置決めマークQP及び頂点検出セルQPからQRコードQを切り出す。図13(A1)は、受光センサ23Aでの画像を示す。図9を参照して上述したように、受光センサ23Aは、光学情報読取装置10の中心軸XCからずらして配置されているため、撮像したQRコードは、図中左側が狭くなり、右側が広がるように歪む。図13(B1)は、受光センサ23Bでの画像を示す。撮像したQRコードは、図中右側が狭くなり、左側が広がるように歪む。
図13(A2)、(B2)は、切り出したQRコードを、セル単位(13セル×13セル)で、図11中に示すA/D変換回路33A、33Bで255階調のデジタル照度レベル値に変換したマトリクスを示す。図13(A3)、(B3)は、図13(A2)、(B2)中のセルの一部を示す説明図である。
図13(A2)中で、鏡面反射を起こしている鏡面反射領域Maに対応するセル(1−5、1−6、2−5、2−6)は、図13(A3)中に示すように照度レベル値が最高の255になっている。一方、受光センサ23Bでの画像では、図13(B2)中で示すように、セル(1−5、1−6、2−5、2−6)以外の位置で鏡面反射領域Mbが生じている。このため、図13(B3)中に示すようにセル(1−5、1−6、2−5、2−6)では、セルの白(明)・黒(暗)に対応する照度レベル値になっている。第3実施形態では、50をシキイ値として、50以下を黒、50超を白と判断する。ここでは、照度レベル値78のセル(1−6)を白、照度レベル値78のセル(1−7)を白、照度レベル値25のセル(2−6)を黒、照度レベル値24のセル(2−7)を黒と判断し、QRコードのデコードを行う。
図14は、第3実施形態の光学情報読取装置10での処理を示すフローチャートである。まず、受光センサ23A、23Bを露光し(S42)、QRコードの画像を同時に取り込む(S44)。そして、図13(A1)、(B1)を参照して上述したように、位置決めマークQP、頂点検出セルQPに基づきQRコードを切り出す(S46)。次に、図13(A2)、(B2)を参照して上述したように、切り出したQRコードを13×13のマトリクス状の255階調デジタル照度レベル値に変換するマッピング処理を行う(S48)。ここでは、13×13セルのQRコードを例示したが、例えば、21×21セルのQRコードの場合には、21×21のマトリクス状のデジタル照度レベル値に変換するマッピング処理を行う。
引き続き、図13(A3)、(B3)を参照して上述したように、セルの内で、照度レベル値が最高の255になっているかを判定することで鏡面反射を起こしているセルを検出し(S50)、受光センサ23Aで撮像したQRコードで鏡面反射を起こしているセルを、受光センサ23Bで撮像したQRコードの対応セルのデジタル照度レベル値に置き換えて補正する(S52)。その後、デコードを行い(S54)、デコードが成功したかを判断する(S56)。デコードが成功しない場合には(S56:No)、S42に戻り、QRコードの画像の取り込みを再度行う。他方、デコードが成功した場合には(S56:Yes)、データを上位機に出力し(S58)、処理を終了する。なお、この例では、照度レベル値が最高になっているセルを鏡面反射と判断したが、所定の閾値を超える場合に鏡面反射と判断することもできる。
第3実施形態の光学情報読取装置10では、2個の受光センサ23A、23Bで同時にQRコードQを撮像し、撮像した画像からQRコードを切り出し、QRコードを構成するマトリクス状のセルのそれぞれに対してデジタルの照度レベル値に変換し、照度レベル値が最大値であるセルを鏡面反射と特定することで鏡面反射領域Maを検出する。そして、受光センサ23Aで撮像した鏡面反射しているセルの照度レベル値を、受光センサ23Bで同時に撮像した画像から得た当該セルの照度レベル値に置き換える。即ち、画像データをそのまま処理するのでは無く、QRコードを構成するマトリクス状のセル単位で処理を行うため、受光センサ23Aで撮像したQRコードの鏡面反射しているセルの照度レベル値を、受光センサ23Bで撮像したQRコードの画像から得た鏡面反射してないセルの照度レベル値へ置き換えることで、鏡面反射領域が存在するQRコードの画像を他のQRコードの画像で補うことが容易となり、鏡面反射の影響を除去してQRコードを迅速に読み取ることができる。
また、第3実施形態の光学情報読取装置10では、2個の受光センサ23A、23Bの視野周囲に楕円リング状の照明器21を配置してあるため、対象物を周囲から均一に照明することが可能となり、様々な印字法、素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得ることができるので、当該情報コードの読み取りが可能となる。
[第4実施形態]
引き続き、第4実施形態に係る光学情報読取装置について説明する。なお、第4実施形態の光学情報読取装置の回路構成は、図4を参照して上述した第1実施形態と同様であるため、同図を参照すると共に説明を省略する。
第4実施形態では、鏡面反射を生じている領域を直接照明する明視野照明用LED21Bを消灯することで、上方からの照明を弱め鏡面反射の発生を防止する。
先ず、鏡面反射の生じている領域について説明する。
図15(A)は、照明器21のLED(L1〜L12)の説明図である。照明器21に設けられた明視野照明用LED21BがそれぞれLED(L1〜L12)を構成している。図15(B)は、LED(L1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8、L9、L10、L11、L12)により強く照明される領域を示している。LED(L1)により領域A1が強く照明され鏡面反射を起こし得る。同様にLED(L2)により領域A2が強く照明され、LED(L3)により領域A3が強く照明され、LED(L4)により領域A4が強く照明され、LED(L5)により領域A5が強く照明され、LED(L6)により領域A6が強く照明され、LED(L7)により領域A7が強く照明され、LED(L8)により領域A8が強く照明され、LED(L9)により領域A9が強く照明され、LED(L10)により領域A10が強く照明され、LED(L11)により領域A11が強く照明され、LED(L12)により領域A12が強く照明される。
図16は、上述したLED(L1〜L12)と強く照明される領域A1〜A12との対応関係を示すマップである。図16に示すマップの内容が、光学情報読取装置のメモリ35にLEDと鏡面反射領域との対応マップとして保持されている。
図17は、光学情報読取装置10による情報コード読み取り処理を示すフローチャートである。光学情報読取装置10において図4中に示すA/D変換回路33は、AD10bitを出力する。ここで、画像の信号は8bitで扱い、これを越える場合には、露出飽和が生じている、即ち、鏡面反射が生じているものとして信号処理がなされる。
光学情報読取装置10は、デコード画像取り込みと、露出飽和検出画像の取り込みを行う(S62)。引き続き、上述したA/D変換回路33からの8bitを越える信号レベルの画像ブロックを露光飽和エリアOVとして抽出する(S66)。そして、露光飽和エリアOVが存在していないかを判断する(S68)。
ここでは、露光飽和エリアOVが存在している場合(S68:Yes)、露光飽和エリアOVが鏡面反射しているかを広範囲に渡って画像ブロックの信号レベルが上記8bitを越えるか否かにより判定する(S74)。そして、鏡面反射がある場合には(S76:Yes)、鏡面反射位置を検出する(S78)。例えば、図15(B)中の領域A1、A2、A5、A8、A9、A11、A12が鏡面反射位置として検出される。次に、領域A1、A2、A5、A8、A9、A11、A12を照明しているLEDを図16を参照して上述したLEDと鏡面反射領域との対応マップに基づき求める(S80)。ここでは、LED(L1、L2、L5、L8、L9、AL11、L12)を特定する。そして、鏡面反射を引き起こしているLED(L1、L2、L5、L8、L9、AL11、L12)を選択して消灯し(S82)、鏡面反射が生じないようにする。
そして、S62の処理の戻り、再び画像取り込みを行い、飽和エリアが無くなると(S68:No)、デコードを行い(S70)、デコードしたデータを上位装置へ出力し(S72)、処理を終了する。
第4実施形態の光学情報読取装置では、鏡面反射位置(領域A1〜A12)を検出し、検出した鏡面反射位置を照明するLED(L1〜L12)を特定し、特定したLED(L1〜L12)を消灯する。このため、鏡面反射の生じ易い印字法、素材に印刷された情報コードに対して鏡面反射を生じさせないので、当該情報コードの読み取りが可能となる。
[第5実施形態]
引き続き、本発明の第5実施形態に係る光学情報読取装置について図18〜図20を参照して説明する。
図18は、第5実施形態に係る光学情報読取装置の断面図である。図19(A)は、図18のA3矢視方向の拡散光用光源52を拡大して示す図であり、図19(B)は、図18のB3矢視方向の透過部材を示す図である。第5実施形態の光学情報読取装置10は、図1を参照して上述した第1実施形態と同様な明視野照明用LED21B及び暗視野照明用LED21Dに加えて、拡散光による照明を行うための拡散光用LED52Lを備える拡散光用光源52、及び、透過部材54が備えられている。
図19(B)に示すように拡散部材54は、表面にシボ加工の施された裁頭円錐形状の樹脂板から成り、結像レンズ27の外周に沿って配置され、頭部開口54aが受光センサ23側に、底部開口54bがハウジング本体11の先端部の読取口11a(図18参照)に対応するように位置決めされている。第5実施形態では、拡散部材54の表面にシボ加工を施すことで拡散光を得たが、この代わりに、拡散部材の表面に凹凸加工を施すことで拡散光を得ることもできる。
図19(A)に示すように、拡散光用光源52は、リング状の基板52K上に配置された拡散光用LED52Lから成り、明視野照明用LED21B及び暗視野照明用LED21Dと同様に、リング状の基板52Kを4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)に分割し、TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFTの各区画で拡散光用LED52Lを同時及びそれぞれ点灯できるように設定されている。拡散光用LED52Lは、図5を参照して上述した第1実施形態と同様に白色LEDにより構成され、1個の白色の拡散光用LED52Lは、赤色LED(R)と緑色LED(G)と青色LED(B)との3個のLEDから成る。赤色LED(R)と緑色LED(G)と青色LED(B)との3個を同時にオンすることで、該拡散光用LED52Lは白色に点灯する。また、赤色LED(R)のみで赤色に点灯し、緑色LED(G)のみで緑色に点灯し、青色LED(B)のみで青色に点灯することができる。
図20(A)は暗視野照明のみのダイレクトマーキングの画像を示し、図20(B)は拡散光でのダイレクトマーキングの画像を示している。図20(A)に示すように斜め上方からの暗視野照明のみでは、ダイレクトマーキングを構成する穴の側壁部で影ができ、この影によって画像読み取りの際にドットの中が抜けるようになる。これに対して、図20(B)に示すように多方向から光を照射する拡散光を用いることで、ダイレクトマーキングを構成する穴の側壁部で影ができず、読み取り易い。
第5実施形態の光学情報読取装置10では、対象物に拡散光を照射する拡散光用LED52Lと、明視野照明用LED21Bと暗視野照明用LED21Dとを備え、各々を切り換え可能に構成されている。このため、拡散光用LED52L、明視野照明用LED21B及び暗視野照明用LED21Dの各々の点灯・消灯を切り換えることで、様々な印字法、素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得ることができるので、当該情報コードの読み取りが可能となる。特に、拡散光用LED52L及び拡散部材54による拡散光で、ダイレクトマーキングの穴に影を作ることなく照明することができ、拡散光用LED52L、明視野照明用LED21B、暗視野照明用LED21Dを切り換えることで、至近距離から遠距離まで色々な印字のダイレクトマーキングを読み取ることができる。
第5実施形態の光学情報読取装置10では、拡散光用LED52Lからの光を透過部材54を透過させた多方向から光を照射する拡散光を当てることでダイレクトマーキングの穴に影を作ることなく照明することが可能となり、色々な印字のダイレクトマーキングを読み取ることができる。
第5実施形態の光学情報読取装置10では、透過部材54が表面にシボ加工がなされた筐体からなる。シボ加工面を透過させた拡散光を当てることでダイレクトマーキングの穴に影を作ることなく照明することが可能となり、色々な印字のダイレクトマーキングを読み取ることができる。
[第5実施形態の第1改変例]
引き続き、第5実施形態の第1改変例に係る光学情報読取装置について説明する。図21は、第5実施形態の第1改変例に係る光学情報読取装置での4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)及び拡散光の自動選択処理を示すフローチャートである。第5実施形態の第1改変例では、図8を参照して上述した第2実施形態と同様に、4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)を自動的に切り換えて良好なコントラストを得る(S12〜S30)。ここで、明視野照明及び暗視野照明で良好なコントラストが得られない場合には(S30:No)、拡散光用LED52Lを点灯し(S32)、この拡散光用LED52Lによる拡散光で良好なコントラストが得られた場合には(S34:Yes)、コードの読み取りを行う(S20)。
[第5実施形態の第2改変例]
次に、第5実施形態の第2改変例に係る光学情報読取装置について説明する。図22は第5実施形態の第2改変例に係る光学情報読取装置の断面図である。図23(A)は、図22のA4矢視方向の拡散光用光源を拡大して示す図であり、図23(B)は、図22のB4矢視方向の透過部材を示す説明図である。第5実施形態の光学情報読取装置では、第3実施形態と同様に、2個の受光センサ23A、23Bを用い、照明器21を楕円のリング状に形成してある。また、拡散光用光源52は、楕円のリング状の基板52K上に配置された拡散光用LED52Lから成り、明視野照明用LED21B及び暗視野照明用LED21Dと同様に、楕円のリング状の基板52Kを4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)に分割し、TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFTの各区画で拡散光用LED52Lを同時及びそれぞれ点灯できるように設定されている。
図23(B)に示すように拡散部材54は、乳白色の樹脂、ガラス等光透過部材により形成された裁頭円錐形状の筐体から成り、結像レンズ27A、27B側に頭部開口54aが底部開口54bがハウジング本体11の先端部の読取口11a(図22参照)に対応するように位置決めされている。第5実施形態の第2改変例での2個の受光センサ23A、23Bを用いる鏡面反射の補正は、図13を参照して上述した第3実施形態と同様であるため説明を省略する。
第5実施形態の第2改変例では、透過部材54が乳白色の筐体からなる。乳白色の筐体を透過させた拡散光を当てることでダイレクトマーキングの穴に影を作ることなく照明することが可能となり、色々な印字のダイレクトマーキングを読み取ることができる。
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態について、図24及び図25を参照して説明する。図24は、本発明の第6実施形態に係る光学情報読取装置の断面図である。図25(A)は、図24のA5矢視方向の照明器62を拡大して示す図であり、図25(B)は、図24のB5矢視方向の導光部材70を示す図である。図1を参照して上述した第1実施形態では、照明器21が読取口11aの外側に配置された。これに対して、第6実施形態では、照明器62が読取口11aの内側で、ハウジング本体11の内側に配置され、照明器62からの光を導光部材70を介して読取口11aの外側へ導き、対象物を照明する。
図25(A)に示すように照明器62は、リング状の基板62K上に配置された照明用LED52Lから成り、リング状の基板62Kを4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)に分割し、TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFTの各区画で照明用LED62Lを同時及びそれぞれ点灯できるように設定されている。照明用LED62Lは、図5を参照して上述した第1実施形態と同様に白色LEDにより構成され、1個の白色の照明用LED62Lは、赤色LED(R)と緑色LED(G)と青色LED(B)との3個のLEDから成る。赤色LED(R)と緑色LED(G)と青色LED(B)との3個を同時にオンすることで、該照明用LED62Lは白色に点灯する。また、赤色LED(R)のみで赤色に点灯し、緑色LED(G)のみで緑色に点灯し、青色LED(B)のみで青色に点灯することができる。この点灯の制御は、第1実施形態と同様に照明制御回路32(図4)で行う。点灯は、第1実施形態と同様に手動切り換えも、第2実施形態のように自動切り替えも可能である。
図25(B)に示すように導光部材70は、円筒形状の樹脂、ガラス等の光透過部材から成り、照明器62側の後端70aは、照明器62からの光の入射が容易なように平坦に形成される。導光部材70の先端側には、該導光部材70の光透過方向に対して約45度の角度で形成された端面から成る反射面70dが内周側に形成され、断面半円状に形成された端面から成る光透過面70bが外周側に形成される。反射面70dは、受光センサ23の受光中心軸23X寄りに光りを反射する暗視野照明手段を構成する。光透過面70aは、受光センサ23の受光中心軸23Xに沿って該受光中心軸寄りに光りを透過する明視野照明手段を構成する。
第6実施形態の光学情報読取装置10では、読取口11aの奥側に配置された照明器62から読取口11a近傍まで光りを導く光透過部材から成る導光部材70を備える。導光部材70の先端の反射面(暗視野照明手段)70dから受光センサ23の受光中心軸23X寄りに光りを反射して暗視野照明を行い、導光部材70の先端の光透過面(明視野照明手段)70dから受光センサ23の受光中心軸23Xに沿って該受光中心軸23X寄りに光りを透過して明視野照明を行う。そして、複数の照明用LED62Lの各々の点灯・消灯を切り換えることにより、様々な印字法、素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得ることができるので、当該情報コードの読み取りが可能となる。また、照明器62を読取口11aの奥側に配置するため、照明器62への給電線が光学情報読取装置10の外部から見えなくなり、見栄えを良くすることができる。
第6実施形態では、導光部材70の先端に形成される反射面70dが、該導光部材70の光透過方向に対して約45度の角度で形成された端面である。このため、照明器62からの光を受光センサの受光中心軸寄りに反射する暗視野照明(斜方照明)を、導光部材70の先端に設ける反射面70dで実現できる。
第6実施形態では、導光部材70の先端に形成される光透過面70bが、断面半円状に形成された端面である。このため、照明器62からの光を受光センサ23の受光中心軸23Xに沿って該受光中心軸23X寄りに透過する明視野照明(同軸落射照明)を、導光部材70の先端に設ける断面半円状の光透過面70bで実現できる。
[第6実施形態の第1改変例]
引き続き、本発明の第6実施形態の第1改変例について、図26を参照して説明する。図26(A)は、第6実施形態の第1改変例に係る光学情報読取装置の照明器62を拡大して示す図であり、図26(B)は、導光部材70を示す説明図である。図25(B)を参照して上述した第6実施形態では、導光部材70が一体に成形された。これに対して、第6実施形態の第2改変例では、導光部材70が、相対的に屈折率の低い第1の光透過部材70Dと、該第1の光透過部材70Dの外側に配置され、相対的に屈折率の高い第2の光透過部材70Bと2重構造になっている。そして、第1の光透過部材70Dの先端に反射面70dから成る暗視野照明手段が形成され、第2の光透過部材70Bの先端に光透過面70bから成る明視野照明手段を形成されている。
また、第6実施形態の第2改変例では、照明器62が、内周側に配置され上記暗視野照明手段を構成する暗視野照明用LED62Dと、外周側に配置され上記明視野照明を構成する明視野照明用LED62Bとを有する。そして、この点灯の制御は、第1実施形態と同様に照明制御回路32(図4)で行う。点灯は、第1実施形態と同様に手動切り換えも、第2実施形態のように自動切り替えも可能である。
第6実施形態の第1改変例では、照明制御回路32で、暗視野照明手段70dよる照明と明視野照明手段70bによる照明とを切り換える。明視野照明手段70d及び暗視野照明手段70bを切り換えることで、様々な印字法、素材に印刷された情報コードに対して最良のコントラストを得ることができるので、当該情報コードの読み取りが可能となる。
また、第6実施形態の第1改変例では、導光部材70が、屈折率の低い第1の光透過部材70Dと、該第1の光透過部材70Dの外側に配置され、屈折率の高い第2の光透過部材70Bとから成り、第1の光透過部材70Dの先端に反射面70dから成る暗視野照明手段を形成し、第2の光透過部材70Bの先端に光透過面70bから成る明視野照明手段を形成する。暗視野照明手段を構成する屈折率の低い第1の光透過部材70Dから、屈折率の高い第2の光透過部材70Bへ漏れる光の量が小さくなり、より明るい暗視野照明を実現できる。
[第6実施形態の第2改変例]
次に、本発明の第6実施形態の第2改変例について、図27を参照して説明する。図27(A)は、第6実施形態の第2改変例に係る光学情報読取装置の照明器62を拡大して示す図であり、図27(B)は、導光部材70を示す説明図である。
第6実施形態の第2改変例では、導光部材70の先端に形成される反射面70dにアルミニューム蒸着より成るアルミニューム被覆72を設けてある。このため、反射面70dで全ての光が反射し、より明るい暗視野照明を実現できる。第2実施形態では、反射面70dにアルミニューム被覆72を設けたが、種々の金属により反射膜を形成することが可能である。
上述した実施形態では、情報コードとしてQRコードを読み取る例を示したが、本発明の構成は、バーコード等の一次元コード、QRコード以外の二次元コードを読み取る光学情報読取装置にも適用可能である。また、ハンディータイプの光学情報読取装置を例に挙げたが、本発明の構成を据え置き型の光学情報読取装置に適用することも可能である。更に、図2を照明して上述した実施形態では、照明器21を4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)に分割したが、3区画以上に分割することで、適正な照明の切換が実現できる。
本発明の第1実施形態に係る光学情報読取装置の断面図である。 図2(A)は、図1のA矢視方向の照明器21を拡大して示す図であり、図2(B)は、図1のB矢視方向の照明器21を拡大して示す図である。 図3(A)は、照明器21と結像レンズ27と受光センサ23との位置関係を示す説明図であり、図3(B)は表示器46の表示画面の説明図である。 図1に示す光学情報読取装置の回路構成を示すブロック図である。 図4中の照明制御回路の回路図である。 図6(A)は、第1実施形態の第1改変例に係る光学情報読取装置の照明器21の正面図であり、図6(B)は側面図である。 図7(A)は、第1実施形態の第2改変例に係る光学情報読取装置の照明器21の正面図であり、図7(B)は側面図である。 第2実施形態に係る光学情報読取装置での4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)の選択処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る光学情報読取装置中の光学系の説明図である。 図10(A)は、図9のA2矢視方向の照明器21を拡大して示す図であり、図10(B)は、図9のB2矢視方向の照明器21を拡大して示す図であり、図10(C)は、2個の受光センサ23A、23Bの説明図である。 第3実施形態に係る光学情報読取装置の回路構成を示すブロック図である。 図12(A)は2個の受光センサの撮像エリアの重なりを示す説明図であり、図12(B)はQRコードの画像の補正原理を示す説明図である。 図13(A1)、(B1)は、第3実施形態に係る光学情報読取装置で撮像画像中からのQRコードの切り出しのための位置決めマークQP、頂点検出セルQPを説明するための説明図である。図13(A2)、(B2)は、切り出したQRコードを、セル単位(13セル×13セル)でデジタルの照度レベル値に変換したマトリクスを示す。図13(A3)、(B3)は、図13(A2)、(B2)中のセルの一部を示す説明図である。 第3実施形態の光学情報読取装置でのQRコード読取処理を示すフローチャートである。 図15(A)は、第4実施形態の光学情報読取装置での照明器21のLED(L1〜L12)の説明図であり、図15(B)は、各LED(L1〜L12)により照明される領域(A1〜A12)を示す説明図である。 LEDと鏡面反射領域との対応マップの説明図である。 第4実施形態に係る光学情報読取装置による情報コード読み取り処理を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る光学情報読取装置の断面図である。 図19(A)は、図18のA3矢視方向の拡散光用光源を拡大して示す図であり、図19(B)は、図18のB3矢視方向の透過部材を示す図である。 図20(A)は暗視野照明のみのダイレクトマーキングの画像を示し、図20(B)は拡散光でのダイレクトマーキングの画像を示している。 第5実施形態の第1改変例に係る光学情報読取装置での4区画(TOP,RIGHT,BOTTOM,LEFT)及び拡散光の選択処理を示すフローチャートである。 第5実施形態の第2改変例に係る光学情報読取装置の断面図である。 図23(A)は、図22のA4矢視方向の拡散光用光源を拡大して示す図であり、図23(B)は、図22のB4矢視方向の透過部材を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る光学情報読取装置の断面図である。 図25(A)は、図24のA5矢視方向の照明器を拡大して示す図であり、図25(B)は、図24のB5矢視方向の導光部材を示す図である。 図26(A)は、第6実施形態の第1改変例に係る光学情報読取装置の照明器を示す図であり、図26(B)は、導光部材を示す説明図である。 図27(A)は、第6実施形態の第2改変例に係る光学情報読取装置の照明器を示す図であり、図27(B)は、導光部材を示す説明図である。
符号の説明
10 光学情報読取装置
11 ハウジング本体
11a 読取口
21 照明器(照明手段)
21B 明視野照明用LED(明視野照明手段)
21D 暗視野照明用LED(暗視野照明手段)
21K 基板
23、23A、23B 受光センサ(撮像素子)
27、27A、27B 結像レンズ
32 照明制御回路(切換手段)
42 操作スイッチ
46 表示器
52 拡散光用光源(光源)
52L 拡散光用LED
54 透過部材
62 照明器(発光手段)
62L 照明用LED
70 導光部材
70d 反射面
70b 光透過面
72 アルミニューム被覆(金属被覆)

Claims (8)

  1. 結像レンズを通して撮像された対象物の画像により情報コードを読み取る光学情報読取装置であって:
    明視野照明手段及び暗視野照明手段からなり、前記対象物を照明する複数の照明手段と、前記複数の照明手段の各々を切り換え可能な切換手段と、を備え、
    前記明視野照明手段と前記暗視野照明手段とを前記対象物に対して異なる照明角度となるように配置し、
    同一基板上に前記明視野照明手段及び暗視野照明手段からなる複数の照明手段を設け、
    前記同一基板上に前記明視野照明手段と前記暗視野照明手段とを交互に配置したことを特徴とす光学情報読取装置。
  2. 結像レンズを通して撮像された対象物の画像により情報コードを読み取る光学情報読取装置であって:
    明視野照明手段及び暗視野照明手段からなり、前記対象物を照明する複数の照明手段と、前記複数の照明手段の各々を切り換え可能な切換手段と、を備え、
    前記明視野照明手段と前記暗視野照明手段とを前記対象物に対して異なる照明角度となるように配置し、
    同一基板上に前記明視野照明手段及び暗視野照明手段からなる複数の照明手段を設け、
    前記同一基板の一方の面上に前記明視野照明手段を配置し、他方の面上に前記暗視野照明手段を配置したことを特徴とす光学情報読取装置。
  3. 結像レンズを通して撮像された対象物の画像により情報コードを読み取る光学情報読取装置であって:
    明視野照明手段及び暗視野照明手段からなり、前記対象物を照明する複数の照明手段と、前記複数の照明手段の各々を切り換え可能な切換手段と、を備え、
    前記明視野照明手段と前記暗視野照明手段とを前記対象物に対して異なる照明角度となるように配置し、
    同一基板上に前記明視野照明手段及び暗視野照明手段からなる複数の照明手段を設け、
    前記同一基板の一方の面上に前記明視野照明手段と前記暗視野照明手段とを交互に配置し、他方の面上に前記暗視野照明手段を配置したことを特徴とす光学情報読取装置。
  4. 結像レンズを通して撮像された対象物の画像により情報コードを読み取る光学情報読取装置であって:
    明視野照明手段及び暗視野照明手段からなり、前記対象物を照明する複数の照明手段と、前記複数の照明手段の各々を切り換え可能な切換手段と、を備え、
    前記明視野照明手段と前記暗視野照明手段とを前記対象物に対して異なる照明角度となるように配置し、
    前記対象物に拡散光を照射する拡散光照明手段を備え、
    前記切換手段は、前記明視野照明手段、前記暗視野照明手段、及び、前記拡散光照明手段を切り換え可能に構成され、
    前記拡散光手段は、前記明視野照明手段及び前記暗視野照明手段よりも読取口から奥側に配置された光源と、
    前記光源からの光を透過して拡散光とする透過部材とからなることを特徴とす光学情報読取装置。
  5. 前記透過部材は表面にシボ加工がなされた筐体からなることを特徴とする請求項の光学情報読取装置。
  6. 前記透過部材は乳白色の筐体からなることを特徴とする請求項の光学情報読取装置。
  7. 前記透過部材は表面に凹凸加工がなされた筐体からなることを特徴とする請求項の光学情報読取装置。
  8. 読取口と受光センサとを備え、受光センサで撮像された対象物の画像により情報コードを読み取る光学情報読取装置であって:
    前記読取口の奥側に配置された複数の発光手段と、
    前記発光手段から前記読取口近傍まで光りを導く光透過部材から成る導光部材とを備え、
    前記導光部材の先端に形成された反射面から成り、前記受光センサの受光中心軸寄りに光りを反射する暗視野照明手段と、
    前記導光部材の先端に形成された光透過面から成り、前記受光センサの受光中心軸に沿って該受光中心軸寄りに光りを透過する明視野照明手段とが形成され、
    前記複数の発光手段を点灯切り換えを各々可能な点灯切換手段を有し、
    前記光透過部材が、相対的に屈折率の低い第1の光透過部材と、該第1の光透過部材の外側に配置され、相対的に屈折率の高い第2の光透過部材とから成り、
    前記第1の光透過部材の先端に反射面から成る前記暗視野照明手段を形成し、
    前記第2の光透過部材の先端に光透過面から成る前記明視野照明手段を形成したことを特徴とす光学情報読取装置。
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