JP2000029979A - 二次元コード読取装置と二次元コード記録方法 - Google Patents

二次元コード読取装置と二次元コード記録方法

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JP2000029979A
JP2000029979A JP10193301A JP19330198A JP2000029979A JP 2000029979 A JP2000029979 A JP 2000029979A JP 10193301 A JP10193301 A JP 10193301A JP 19330198 A JP19330198 A JP 19330198A JP 2000029979 A JP2000029979 A JP 2000029979A
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Atsutoshi Okamoto
敦稔 岡本
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Hotta & Co Ltd
Hotta Co Ltd
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Hotta & Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドヘルドタイプのように被読み取り面と
の距離が不定である場合には適切な読み取り位置に保持
するのが難しく、操作しづらかった。 【解決手段】 二次元コードを読み取る二次元コード読
取装置において、フード部13内にて開口方向とは反対
側の内底面に向けて高輝度LED18を配設し、間接照
明で被読み取り面を照明するようにしたとともに、光学
マーカ16にて被読み取り面に向けて光学マーカー像を
照射せしめ、被読み取り面の状況に関わらず、良好な読
み取り精度を確保することができるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次元コード読取
装置と二次元コード記録方法に関し、特に、被読み取り
面から一定距離だけ離した状態で二次元コードを読み取
る二次元コード読取装置とこれに使用して好適な二次元
コード記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の二次元コード読取装置と
して、本出願人による特開平7−73266号公報に開
示されたものや、同じく本出願人による特開平10−1
11905号公報に開示されたものが知られている。
【0003】これらの二次元コード読取装置は、逆有底
筒状のフード部分の内底面に光学系を配置しつつ裏側に
二次元センサを配置しておき、同フード部分が対面する
読み取り面の二次元コードを光学系にて二次元センサ上
に結像させている。特に、後者のものにおいては、フー
ド部分内で開口方向とは反対方向に照明光を発光し、間
接照明しており、また、結像位置が法線方向とずれた状
態でデコード可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の二次元
コード読取装置においては、被読み取り面が鏡面状に仕
上げられている場合、適切な読み取り位置にあれば読み
取り可能であるものの、ハンドヘルドタイプのように被
読み取り面との距離が不定である場合には適切な読み取
り位置に保持するのが難しく、操作しづらいという課題
があった。特に、二次元コードが小型化されるに従って
焦点深度が浅くなり、適切な間隔から外れると読み取り
エラーが生じてしまいかねない。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、鏡面状に仕上げられた被読み取り面についても
コードを読み取って正確に復元することが可能な二次元
コード読取装置とこれに使用して好適な二次元コード記
録方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、本体ケースと、この本体
ケースに収容される二次元センサと、上記本体ケースに
配設されて上記二次元センサに被読み取り面を結像させ
る光学系と、上記本体ケースに支持されて上記被読み取
り面に対して間接照明で照明する照明部と、上記本体ケ
ースに支持されて上記被読み取り面に向けて複数方向か
ら所定角度で光学マーカー像を照射して適正な被読み取
り面位置を指示する光学マーカー部と、上記二次元セン
サにおける結像画像に基づいて被読み取り面に記録され
たデータを解読するデコード回路とを具備する構成とし
てある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、本体ケースを保持した状態で、照明部が
被読み取り面を間接照明することにより光学系を介して
同被読み取り面からの反射光が二次元センサに結像さ
れ、デコード回路は同二次元センサの結像画像に基づい
て被読み取り面に記録されたデータを解読する。二次元
センサに結像させるためには本体ケースと被読み取り面
との相対的な位置関係が要求されるが、光学マーカー部
が被読み取り面に向けて複数方向から所定角度で光学マ
ーカー像を照射するため、同光学マーカー像の位置関係
から適正な被読み取り面位置となっているか否かが判別
できる。
【0008】すなわち、被読み取り面から本体ケースを
離間させてコード読み取りするにあたり、間接照明を行
いつつマーカー像で適正位置か否かが分かるようにして
いる。各種の構成要素を支持する本体ケースについては
特に形状的な限定が必要なわけではないものの、その一
例として、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の
二次元コード読取装置において、上記本体ケースは、逆
有底筒型のフード部を有するとともに、上記二次元セン
サは、この底部に配置され、上記照明部は、このフード
部内にて開口側に対面しないようにして発光素子を配置
した構成としてある。
【0009】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、いわゆるフード部を有しており、この底
部に配置した二次元センサが開口側に対面して被読み取
り面を撮像する。また、フード形状とした内部には発光
素子を開口側に対面しないようにして配置しているの
で、その照射光はフード内周面に照射されてから反射光
が開口を通して外部へ導出され、被読み取り面に照射さ
れる。本体ケースがこのようなフード部を有する場合に
おける光学マーカー部の配置の好適な一例として、請求
項3にかかる発明は、請求項2に記載の二次元コード読
取装置において、上記光学マーカー部は、上記フード部
内にて内周壁面よりも内側にて上記開口側に対面して配
置されるとともに、同フード部の内周壁面に略一致しつ
つ上記二次元センサの読み取り動作時に動作して遮断す
る液晶シャッターを有する構成としてある。
【0010】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、光学マーカー部がフード部内に配置され
ることによって外部に突出するようなものではなくな
る。ただし、フード部内に配置される二次元センサは当
該フード部内の画像を撮像することになるので、光学マ
ーカー部の映像が影響を及ぼしかねなくなるが、この
点、同フード部の内周壁面に略一致して配置される液晶
シャッターが上記二次元センサの読み取り動作時に遮断
することによって光学マーカー部の映像が撮像されない
ようにしつつ光学マーカー像自体も射出されなくなって
被読み取り面の撮像結果に影響を与えなくなる。むろ
ん、これらは液晶シャッターに備えられた透過モードや
乱反射モードを切り換えることによって行うことが可能
である。
【0011】また、本体ケースがフード部を有する場合
における光学マーカー部の配置の他の好適な一例とし
て、請求項4にかかる発明は、請求項2に記載の二次元
コード読取装置において、上記光学マーカー部は、上記
フード部における開口端の縁部に配置される構成として
ある。上記のように構成した請求項4にかかる発明にお
いては、本体ケースがフード部を備えたことによってそ
の開口端は二次元センサの収容位置よりも突出し、外見
的には被読み取り面に対して最も近い位置であるそのよ
うな開口端の縁部に光学マーカー部が配置され、光学マ
ーカー像を照射する。
【0012】被読み取り面が鏡面仕上げとなっているよ
うな場合、光学系自体も二次元センサに結像されてしま
うことになる。このような場合に好適な一例として、請
求項5にかかる発明は、請求項1〜請求項4のいずれか
に記載の二次元コード読取装置において、上記光学系
は、上記本体ケースに形成されたピンホールと、上記本
体ケースの内部でこのピンホールによる結像位置に上記
二次元センサを収容保持する保持構造とによって構成し
てある。
【0013】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、本体ケースの外面にはピンホールしか形
成されておらず、その結像位置に二次元センサが収容保
持されているので、たとえ鏡面仕上げの被読み取り面に
対面しても像として取り込まれるのはピンホールに過ぎ
ない。このようなピンホールはデコード処理中にノイズ
と同様の処理が可能であるから、問題が残らない。一
方、被読み取り面が鏡面仕上げされているような場合に
は光学マーカー像の反射率も高くなり、見やすいとはい
えないことがある。このような場合に好適な一例とし
て、請求項6にかかる発明は、請求項1〜請求項5のい
ずれかに記載の二次元コード読取装置において、上記光
学マーカー部は、上記光学マーカー像の上記被読み取り
面からの反射光が照射されるとともに適正な読み取り面
位置にあるときの受光位置をマーキングした半透過スク
リーンを有する構成としてある。
【0014】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、半透過スクリーンを有しており、光学マ
ーカー像が鏡面仕上げの被読み取り面にて反射された場
合に、その反射光が半透過スクリーンに照射されるとマ
ーカー位置が分かりやすくなる。また、その結像位置は
反射面に応じて変化するが、適正な読み取り面位置にあ
るときの受光位置をマーキングしてあるので、一致すれ
ば適正位置であると考えることができる。
【0015】このような半透過スクリーンの設置場所は
光学マーカー部に応じて適宜変更可能である。例えば、
フード部の開口両端から被読み取り面に向けて斜めに光
学マーカー像を照射する場合、フード部の右側から照射
された光学マーカー像は被読み取り面にて反射されると
フード部の左側辺りに戻ってくるといえる。これはフー
ド部の左側から照射された光学マーカー像についても同
様にして右側辺りに戻ってくるといえる。すると、フー
ド部の開口端両側には光学マーカー部と半透過スクリー
ンとを一体的にして配置することも可能となってくる。
【0016】また、鏡面仕上げを前提としてフード部の
周囲の一ヶ所に半透過スクリーンを配置して反射光が照
射されるようにしても構わない。この場合、フード部が
ある場合は操作者にとって見やすいような位置にしてお
くと良い。一方、二次元コード読取装置の別の構成例と
しての請求項7にかかる発明は、本体ケースと、この本
体ケースに収容される二次元センサと、上記本体ケース
に配設されて上記二次元センサに被読み取り面を結像さ
せる光学系と、上記本体ケースに支持されて上記被読み
取り面を照明する際に高光量の点灯状態と低光量の点灯
状態とを繰り返す照明部と、上記本体ケースに支持され
て上記被読み取り面に向けて複数方向から所定角度で光
学マーカー像を照射して適正な被読み取り面位置を指示
する光学マーカー部と、上記二次元センサにおける結像
画像に基づいて被読み取り面に記録されたデータを解読
するデコード回路とを具備する構成としてある。
【0017】上記のように構成した請求項7にかかる発
明においては、照明部が被読み取り面を照明する際に高
光量の点灯状態と低光量の点灯状態とを繰り返すように
なっている。光学マーカー像が二次元センサにて撮影さ
れない方がデコード処理上において好ましいのは当然で
あるが、操作上は常に光学マーカー像が表示されている
方が好ましい。このため、照明部と光学マーカー像を排
他的に点灯させることが一つの対策となる。この場合、
照明光量を大きくして明滅を繰り返すと操作しずらくな
るため、完全に消灯するのではないようにして高光量の
点灯状態と低光量の点灯状態とを繰り返し、低光量の状
態のときに光学マーカー像を照射する。特に、間接照明
を行う場合には直接照明の場合に比べてより高光量が必
要となるから、有効と言える。
【0018】なお、光学マーカー像が照射されている区
間に二次元センサで撮像したとしても高光量の点灯状態
があると実質的に無視しうるため、二次元センサの読み
取り期間については必ずしも同期は必要でない。明滅に
関する対策を施した他の構成例としての請求項8にかか
る発明は、本体ケースと、この本体ケースに収容される
二次元センサと、上記本体ケースに配設されて上記二次
元センサに被読み取り面を結像させる光学系と、上記本
体ケースに支持されて上記被読み取り面を照明する照明
部と、上記本体ケースに支持されて上記照明部とは異な
る照射光にて上記被読み取り面に向けて複数方向から所
定角度で光学マーカー像を照射して適正な被読み取り面
位置を指示する光学マーカー部と、上記二次元センサに
おける結像画像に基づいて被読み取り面に記録されたデ
ータを解読するデコード回路とを具備する構成としてあ
る。
【0019】上記のように構成した請求項8にかかる発
明においては、照明部と光学マーカー部とが異なる照射
光を利用している。このようにして単色でなくなる場合
には操作しずらいといった現象が低下する。むろん、こ
のようにして色を変えられる場合には二次元センサの検
知波長帯域も関連させ、照明部の照明光はこの検知波長
帯域とし、光学マーカー部の照射光はこの検知波長帯域
から外れたものを採用することが可能である。
【0020】また、このように異なる照射光を選択する
にあたって好適な一例として、請求項9にかかる発明
は、請求項8に記載の二次元コード読取装置において、
上記照明部は、肉眼による視認不能な照射光で照明する
とともに、上記光学マーカー部は、肉眼にて視認可能な
照射光で照射する構成としてある。上記のように構成し
た請求項10にかかる発明においては、光学マーカー部
において肉眼にて視認可能な照射光で照射するのは必須
としても、二次元センサに必ずしも肉眼で視認可能な波
長帯域を離礁する必然性はなく、照明部は肉眼による視
認不能な照射光で照明する。これによって操作者におい
ても高光量と低光量の変化が影響を与えなくなる。
【0021】さらに、別の構成例としての請求項10に
かかる発明は、本体ケースと、この本体ケースに収容さ
れる二次元センサと、上記本体ケースに配設されて上記
二次元センサに被読み取り面を結像させる光学系と、上
記本体ケースに支持されて上記被読み取り面を照明する
照明部と、所望時にだけ上記照明部を点灯させるトリガ
スイッチと、上記本体ケースに支持されて上記被読み取
り面に向けて複数方向から所定角度で光学マーカー像を
照射して適正な被読み取り面位置を指示する光学マーカ
ー部と、上記二次元センサにおける結像画像に基づいて
被読み取り面に記録されたデータを解読するデコード回
路とを具備する構成としてある。
【0022】上記のように構成した請求項10にかかる
発明においては、トリガスイッチによって所望時にだけ
上記照明部を点灯させる。二次元センサにおいて必要と
なる補助的な光量は時と場所に応じて異なり、十分に明
るい場所であれば照明部の照明が不要な場合もある。ま
た、作業状況に応じては明滅を繰り返さなくても良い場
合もある。このような場合に照明部の点灯を適宜操作者
がトリガスイッチによって選択するものであり、点灯と
消灯のみならず広く点灯状態を選択できるようなものを
含んでいる。
【0023】ところで、二次元センサが撮像するこれま
での二次元コードは紙などに印刷されたものが多かっ
た。最も利用しやすい例であれば、白地に黒の模様を印
刷するような場合が上げられる。しかしながら、二次元
コード自体が省スペースで高密度な情報記録を行えるよ
うにする必要性から生まれ、その適用分野も広範囲にわ
たっている。そのうちで記録対象が金属であったりする
と、紙のようなデリケートな扱いを期待することはでき
ず、逆にそのような取り扱いに耐えられることがメリッ
トになる。
【0024】しかしながら、従来では二次元コード自体
を印刷しなければならず、必ずしも耐久性が十分ではな
かった。このような場合の好適な対策の一例として、請
求項11にかかる発明は、情報を二次元のドットマトリ
クス状の配列パターンで表現し、同配列パターンを撮像
して同情報を復元可能とする二次元コード記録方法であ
って、上記配列パターンは被読み取り面に所定深さの凹
みで形成する構成としてある。
【0025】上記のように構成した請求項11にかかる
発明においては、被読み取り面に対して配列パターンを
記録するにあたり、所定深さの凹みで同配列パターンを
形成している。金属にレーザ光を照射して酸化させ、酸
化物によって二次元コードを記録することも有効である
が、素材によっては酸化物を生成できない場合がある。
しかしながら、そのような場合に形成される凹みであっ
ても内部形状によって十分に配列パターンは認識可能で
あり、有効利用できる。
【0026】特に、レーザ光を照射した場合には内部が
略半球状の凹みとなり、正面から照明光を照射した場合
に正確に反射光が戻ってくることはない。従って、あえ
て酸化物を生成させたり、印刷するようなことが行われ
なくても配列パターンは認識されることになる。一方、
近年においては液晶表示器の附属したデジタルスチルカ
メラも多く利用されてきているが、このようなデジタル
スチルカメラを利用して二次元コード読取装置を構成す
ることも不可能ではない。ただ、撮像される画像がその
まま表示されるのであればデコードがうまくいくのか否
かを判断しずらいことがある。このような場合に好適な
一例として、請求項12にかかる発明は、本体ケース
と、この本体ケースに収容される二次元多階調センサ
と、上記本体ケースに配設されて上記二次元多階調セン
サに被読み取り面を結像させる光学系と、上記二次元多
階調センサにおける結像画像を所定のしきい値を用いて
二値化する二値化手段と、二値化後の画像に基づいて被
読み取り面に記録されたデータを解読するデコード回路
と、上記二値化後の画像を表示する画像表示部と、上記
しきい値を調整するしきい値調整部とを具備する構成と
してある。
【0027】上記のように構成した請求項12にかかる
発明においては、本体ケースを保持した状態で、光学系
を介して同被読み取り面からの反射光が二次元多階調セ
ンサに結像され、同二次元多階調センサは多階調で被読
み取り面の結像画像を出力する。すると、二値化手段が
結像画像を所定のしきい値を用いて二値化し、この二値
化後の画像がデコード回路と画像表示部に出力される。
デコード回路は二値化後の画像に基づいて被読み取り面
に記録されたデータを解読するが、このデコードの基準
となる画像が画像表示部で表示されるため、操作者は二
値化が良好に行われているか否かが判断できる。すなわ
ち、二値化の基準となるしきい値がちょうど良いもので
あれば読み取り面の二次元コードがそのまま表示される
が、しきい値が大きすぎたり小さすぎたりすると、読み
取り面が白っぽくなって二次元コードがかすれたり、同
読み取り面が黒っぽくなって二次元コードか否かが判別
できなくなっていることがよく分かる。従って、かかる
しきい値をしきい値調整部によって調整する際に画像表
示を見てその加減を判断すればよい。例えば、補助的に
しきい値を上下させる操作子を備えるようにしたり、照
明を調整したりして良好な二値化画像を得られるように
してからデコードさせることができるようになる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、間接照明
を行いつつ光学マーカー像で適正位置か否かが分かるよ
うにし、鏡面のような被読み取り面の場合にも容易に読
み取り操作を行うことが可能な二次元コード読取装置を
提供することができる。また、請求項2にかかる発明に
よれば、フード部内で間接照明を行なうことにより、照
射方向を集中しやすくなる。さらに、請求項3にかかる
発明によれば、液晶シャッターにより光学マーカー部が
二次元センサに撮影されにくくなるとともに、光学マー
カー像の照射タイミングと二次元センサの撮影タイミン
グを排他的に制御することも可能となる。
【0029】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
フード開口端に光学マーカー部を配置するため、組み付
けなどが容易となる。さらに、請求項5にかかる発明に
よれば、光学系の開口部がピンホールであるので鏡面仕
上げの被読み取り面においても光学系は点として撮影さ
れず、光学系の映像によってデコード処理が影響を受け
ないようにすることができる。さらに、請求項6にかか
る発明によれば、鏡面仕上げの被読み取り面であっても
光学マーカー像を利用して確実に適正位置にて読み取り
を行わせることができるようになる。
【0030】さらに、請求項7にかかる発明によれば、
完全な消灯状態を生じることなく高光量状態を間欠的に
生じさせ、光量変化に伴う操作のしずらさを解消でき
る。さらに、請求項8にかかる発明によれば、異なる色
の照明光を利用することにより、見やすくなる。さら
に、請求項9にかかる発明によれば、二次元センサの読
み取りに必要な照明光を肉眼で視認不能な色にしたた
め、明滅の変化を感じなくなり、作業性が向上する。
【0031】さらに、請求項10にかかる発明によれ
ば、照明をトリガスイッチによって任意に操作できるの
で、操作者に対して明滅やまぶしさなどの不快な思いを
させにくくすることができる。さらに、請求項11にか
かる発明によれば、被読み取り面において異なる色の印
刷などを施す必要が無くなり、印刷が容易に剥がれてし
まいやすい場合においても利用可能となる。また、医療
分野においては体内において使用する各種人工機器にマ
ーキングするような場合、印刷インクによっては拒絶反
応などが生じないように配慮する必要がある。例えば、
人工骨などを使用するとして、医療現場においてどの患
者に利用するのかといったことを記録したいような場合
がある。人工骨自体は体内での拒絶反応などが生じない
ものの、インク類で書き込もうとすると体内での拒絶反
応が生じたり、かかる拒絶反応は生じないまでも人体に
悪影響のない素材であるか確かめなければならなくな
る。このような場合に、被読み取り面に凹みでパターン
を配列しておけばかかる心配は全く不要であるし、沢山
の情報を書き込めるといった極めて便利な利用が可能と
なる。さらには、レーザ光を照射して形成する場合には
自ずから内面形状が半球状などとなり、外部表面とは反
射状況が変化して配列パターンの解読も容易となる。
【0032】さらに、請求項12にかかる発明によれ
ば、デコードする源画像として二値化後の画像が表示さ
れるため、しきい値の調整などを行って読み取り効率を
向上させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる二次元コード読取装置の概略構成を正面断面図によ
り示しており、図2は左側面断面図により示している。
なお、以下の説明において、図1の紙面上における左方
を上と呼びつつ右方を下と呼び、図2における紙面手前
方向を前方とよびつつ奥行き方向を後方と呼び、同図に
おける左方を左と呼びつつ右方を右と呼んで方向性の統
一を図ることにする。
【0034】図において、本二次元コード読取装置10
は、合成樹脂製で略L字形の本体ケース11を採用して
おり、この本体ケース11は、前後方向に長い筒体から
なる胴部12と、その先端にて約90度下方に屈曲され
たフード部13とから構成されている。フード部13は
下面側に開口するとともに内底面の中央にはレンズ14
が配置されるとともにこのレンズ14の結像位置に二次
元センサ15が配置されている。また、同内底面にてこ
れらのレンズ14と二次元センサ15とを挟み込む左右
の対象位置には一対の光学マーカ16,16が配置され
ている。この光学マーカ16は、上記内底面に配置され
たレンズ16aと内底面よりも内側に配設されて上記レ
ンズ14による被読み取り面の焦点位置に向けて光学マ
ーカー像を照射させるLED16bとから構成されてい
る。さらに、同フード部13内おける左右の側壁には内
側に棚状に突き出る棚部17が形成され、この棚部17
には前後方向にそれぞれ5つずつの高輝度赤色LED1
8が上向きに配置されている。また、胴部12の下面に
はプッシュ式の操作子19aが配設され、プッシュスイ
ッチ19bのオン・オフを操作可能となっている。な
お、フード部13内はできるだけ反射しやすい白色の乱
反射板を貼付している。
【0035】一方、図3は本二次元コード読取装置10
の電気的な回路構成を示しており、上記プッシュスイッ
チ19bがトリガスイッチとして主制御回路21に接続
されており、後述するような一連の読み取り動作を開始
するためのトリガを入力する。二次元センサ15は映像
を具体的に読み出して信号として出力するためのセンサ
ドライバ回路22に接続されており、このセンサドライ
バ回路22を介して主制御回路21に映像信号が出力さ
れることになる。この主制御回路21上には映像信号か
ら読み取った二次元コードをデコードするためのデコー
ド回路も内蔵されており、一連の画像処理を経て得られ
る復元データを出力可能となっている。光学マーカ16
のLED16bはLEDドライバ回路16cを介して上
記主制御回路21に接続され、LED18は二つのグル
ープに分けられてLEDドライバ回路18a,18bを
介して主制御回路21に接続されている。この具体的な
グループ分けは各列ごとに5つずつ配置される各LED
18のうち、両端と中央の3つと、これらに挟まれる2
つとに分け、左右のLED18で6つのグループと、4
つのグループとに分けている。そして、二次元コードの
読み取り成功時に点灯させる読み取りランプとしてLE
D23も備えている。
【0036】主制御回路21はトリガスイッチの操作に
基づいて各回路などに適宜制御信号を出力し、二次元コ
ードの読み取り処理を実行する。概略的には、LEDド
ライバ回路16cを介してLED16bを明滅させ、こ
のLED16bの非点灯状態時にLEDドライバ回路1
8a,18bを介してLED18を点灯させつつ、セン
サドライバ回路22を介して二次元センサ15の画像を
取り込み、二次元コードの画像を得られた時点で二値化
しつつデコードし、正常にデコードできたら読み取りラ
ンプとしてLED23を点灯させてデータを送信する。
【0037】以上から明らかなように、本実施形態にお
いては、広義の二次元センサは二次元センサ15とセン
サドライバ回路22と主制御回路21とから構成される
といえ、広義の光学系は二次元センサ15を所定位置に
配置する本体ケース11とレンズ14とによって構成さ
れるといえ、照明部はフード部13とともにその内部に
形成した棚部17とLED18とLEDドライバ回路1
8a,18bと主制御回路21とによって構成されると
いえ、光学マーカー部は光学マーカ16たるレンズ16
aとLED16bとその支持構造たる本体ケース11と
LEDドライバ回路16cと主制御回路21とによって
構成されるといえ、主制御回路21内にデコード回路が
構成されているといえる。
【0038】以下、具体的な読み取り過程について詳述
する。図4は光学マーカ16の原理を説明するためのも
ので、光学マーカー像と二次元コードの関係を示してい
る。図2に示すように光学マーカ16は二次元センサ1
5とレンズ14の位置関係に応じて定まる焦点位置に対
して十字型の光学マーカー像を照射する。このとき、光
学マーカ16は二次元センサ15を挟み込む両側から斜
めに照射することになるので、二次元コードが記録され
ている被読み取り本体ケースとの距離によって本来の焦
点位置からずれた位置に現れる。すなわち、被読み取り
面が図2の(a)位置のように近すぎるのであれば図4
(a)に示すようにそれぞれの光学マーカ16,16か
ら照射される十字型の光学マーカー像は離れて現れ、被
読み取り面が図2の(b)位置のように適正位置にあれ
ば図4(b)に示すように二次元コード上に重なって現
れ、被読み取り面が図2の(c)位置のように遠すぎる
のであれば図4(c)に示すように各光学マーカー像は
再び離れて現れる。
【0039】このようにして光学マーカー像を利用して
適正位置関係を確保できる上で、本実施形態においては
被読み取り面が鏡面状になっている場合にも二次元コー
ドを正確にデコードできるように工夫を施してある。先
ず、図5と図6には被読み取り面に対して正確に対面さ
せた状態を示している。すなわち、被読み取り面の法線
方向と、フード部13の法線方向とが一致する状態であ
る。この場合、被読み取り面が鏡面状となっていると図
7や図8に示すようにレンズ14の像が二次元コードの
像とともに二次元センサ15に写り込んでしまうことに
なる。なお、図中、Aが二次元コードの像を示し、Bが
レンズ14の像を示し、Cが光学マーカ16におけるレ
ンズ16aの像を示している。
【0040】しかしながら、図9と図10には両者の法
線方向が一致しないように対面させた状態を示してい
る。この場合、図11や図12に示すようにレンズ14
の像は二次元コードからずれ、二次元センサ15には写
り込まなくなる。むろん、二次元コードはわずかに歪む
が、かかる誤差は無視できる。そして、このような対面
関係こそ読み取りにおいて最も好適な状態であると考
え、このときに十字型の光学マーカー像が二次元コード
上で重なり合うようにしている。
【0041】上述した実施形態においては、光学系をレ
ンズ14で構成した例を示しているが、むろんこれに限
られるものではない。図13〜図17には変形例にかか
る二次元コード読取装置10を示している。図13およ
び図14は図1および図2に対応させて概略構成を示し
ている。この実施形態においては、図15に示すように
ピンホール114a1を形成した絞り板114aと一枚
レンズ114bとによって光学系のレンズ14に代用し
ている。このような準ピンホールレンズは図5〜図12
に示したものと同様にかかる光学系の二次元センサ15
への写り込みを防止する意味で効果がある。図16は被
読み取り面の法線方向とフード部13の法線方向をずら
した状態でのピンホール114a1の像の写り込み位置
を示しており、二次元コードから外れている。この場
合、像自身が小さいので写り込みにくいといえるし、さ
らには、たとえ写り込んだとしても点状であるのでデコ
ード処理で容易に除去できる。すなわち、二次元コード
自体にエラー訂正機能が含まれているため、たとえピン
ホール114a1を表す余分な点の像が加わったとして
もデコード処理でエラー訂正され、デコードされること
になる。なお、このような絞り板114aと一枚レンズ
114bとを組み合わせることによりいわゆる準ピンホ
ールレンズを構成することができるが、単なるピンホー
ルレンズとしたり、より多くのレンズ群を使用するよう
にしても構わない。
【0042】読み取り面が鏡面であったとしても、上述
したような法線方向同士をずらしてレンズ14の像が写
り込まないようにするのは平面であることが必須であ
る。従って、湾曲しているような場合を考えるとレンズ
14が二次元センサ15に写り込まないとは限らない。
これに対してピンホール114a1としておくと、たと
え写り込んだとしてもデコード自体には殆ど影響を与え
ないといえる。なお、図16においてDがピンホール1
14a1の像である。
【0043】また、この実施形態においては、光学マー
カ16のレンズ16aを液晶シャッタ16dによって覆
っており、フード部13内ではこの液晶シャッタ16d
が面一となるように配置されている。図17はこの液晶
シャッタ16dのシャッタ駆動回路16eを示してお
り、主制御回路21に接続されることになる。この場
合、個別に液晶シャッタ16dを開閉制御しても良い
が、照明用のLED18のLEDドライバ回路18a,
18bへの制御信号を転用することもできる。LED1
8を点灯させることによって光量を上げ、二次元センサ
15が映像を取り込むことになるが、光学マーカー像が
二次元コード上に表示されていると画像処理上好ましく
ないといえる。従って、光学マーカー像と照明とは排他
的に実施するとよい。
【0044】このため、LED18の駆動と液晶シャッ
タ16dの駆動を同じ制御信号で同期を取って行うこと
により、LED18を点灯させるときに液晶シャッタ1
6dも同時に駆動して乱反射モードとしつつ光学マーカ
ー像を遮り、LED18を消灯させるときに液晶シャッ
タ16dが透過モードとなって光学マーカー像を遮らな
いようにすることが可能となる。被読み取り面が鏡面状
となっているときに、光学マーカー像が読み取りにくく
なる。乱反射しなければ光学マーカー像は殆ど見えなく
なり、かろうじて二次元コード上に重なり合ったときだ
け判別できるようになりかねない。図18〜図26はそ
のような場合に対する対策を施した実施形態を示してい
る。
【0045】図18および図19は図1および図2に対
応させて概略構成を示している。この実施形態において
は、光学マーカ16がフード部13内に設置されていた
のを変更し、フード部13の開口端両側に光学マーカ1
16aと半透過スクリーン116bとを一体化して設置
してある。被読み取り面が鏡面状となっていると、図1
9に示すように各光学マーカ116a,116aから被
読み取り面に向けて照射された光学マーカー像は殆ど反
射してしまうが、そのようにして反射された光学マーカ
ー像が半透過スクリーン116bに対して下面から照射
されるような位置関係にすることも可能である。図20
はフード部13を上方から見た状態を示しており、半透
過スクリーン116bに光学マーカ116aが下方に向
けて配設されており、この光学マーカ116aよりもや
や前方側に十字の位置合わせマーク116cを書き込ん
である。
【0046】図21と図22は被読み取り面の法線方向
とフード部13の法線方向とが一致する場合であるが、
図23と図24に示すようにレンズ14が二次元コード
と重なり合って二次元センサ15に写り込んでしまうた
め、光学マーカー像が十字の位置合わせマーク116c
には重なり合わないようにしている。そして、図25に
示すようにこれらの法線方向が一致しないようにずらし
たときにレンズ14は二次元センサ15に写り込まなく
なり、そのときに光学マーカー像が位置合わせマーク1
16cに重なるように設定している。むろん操作者は半
透過スクリーン116bに対して下方から照射される光
学マーカー像を位置合わせマーク116cと重なるよう
に本体ケース11の位置や角度を調整することになる。
なお、この場合でも、図27に示すようにレンズ14の
かわりにピンホール114a1を形成するような構成と
することもできる。
【0047】図27は、トリガスイッチの操作に対応し
た読み取り処理をタイミングチャートにより示してい
る。この場合、オペレータがトリガスイッチにて読み取
り操作の開始を指示すると、主制御回路21がLEDド
ライバ回路16cを介して位置決めのために光学マーカ
16のLED16bを明滅させる。オペレータは照射さ
れる二つの光学マーカー像が二次元コード上で重なり合
うように位置合わせするが、この光学マーカー像が明滅
するのに同期して主制御回路21はLEDドライバ回路
18a,18bを駆動し、間接照明のためのLED18
を明滅させる。二次元センサ15にはレンズ14を介し
て被読み取り面の映像が結像されるが、LED18の明
滅はLED16bの消灯時にのみ明滅を繰り返してお
り、同LED18が点灯したときの照明光で被読み取り
面が照らされることにより二次元センサ15が検知可能
な光量となり、当該二次元センサ15にて二次元コード
を読み取り可能となる。
【0048】二次元センサ15での結像イメージはセン
サドライバ回路22によって逐次取り込まれ、二次元コ
ードが含まれたと判断できるとその時点で主制御回路2
1内のデコード回路に送り出される。すると、同デコー
ド回路は結像イメージに基づいて二値化してドット配置
パターンを特定し、書き込まれている情報をデコードす
る。この場合、主制御回路21内において情報がデコー
ドされたことを認識でき、その時点で読み取り完了を知
らせるためにLED23を点灯させるし、LED16b
やLED18の明滅を終了させる。
【0049】ただ、間接照明を行う場合にはLED18
は高輝度を必要とし、高輝度の赤色光で明滅を繰り返す
とまぶしいので位置合わせしずらいことが多い。このた
め、図29に示す例ではトリガスイッチをオペレータが
操作している間はLED18を点灯させたままとしてい
る。この場合でもLED18の高輝度の照明によって二
次元センサ15は結像することになるので、明滅しなく
ても読み取りは可能である。図29に示す例ではトリガ
スイッチと連動してLED18を点灯させているが、図
30に示すように明滅は繰り返さないが二次元コードの
読み取りが完了した時点で自動的に消灯させるようにし
ても良い。
【0050】以上は、光学マーカー像や照明光を赤色光
とすることを前提としているが、むろん、これに限られ
るものではない。例えば、高輝度で照明するLED18
については赤外線光を利用するようにすれば、まぶしさ
を解消できる。また、光学マーカー像を見やすくするた
めには明滅させる方が良いが、この場合でも完全には消
灯させないようにして低光量状態と高光量状態とを繰り
返すようにするとまぶしさがかなり変化する。本実施形
態においては、二つのLEDドライバ回路18a,18
bを使用しているが、4つのLED18についてだけ点
灯し続け、残りの6つのLED18について明滅を繰り
返すように使い分けることが可能である。このように2
つのグループに分けた場合には個々のLED18の明る
さを段階的に制御するよりも容易となる。なお、このよ
うにして低光量状態と高光量状態とを繰り返す手法は直
接照明を行うようなものにおいても利用可能である。
【0051】また、別の方法として光学マーカー像と照
明光とを別の色にすることも有用である。例えば、照明
光を赤として光学マーカー像を緑としたり、照明光を赤
と緑として光学マーカー像を赤とするというようなこと
も可能である。さらには、照明光を赤外光としつつ二次
元センサ15としてこのような赤外光に対応するものを
採用するようにしてもよい。ところで、図31と図32
はこのような二次元コードとして実用可能な三次元表現
による二次元コードを示している。
【0052】これまでの常識では二次元コードも紙上に
印刷で表現するのが当たり前である。すなわち、白地の
紙に黒のドットの配列を印刷して情報をコーディングし
ている。しかしながら、多くの情報を記録可能な二次元
コードは多くの分野において利用が切望されており、そ
のうちの多くの分野では紙の貼付ができなかったり直接
の印刷ができないために利用不能に陥っている。また、
たとえ紙を貼付できても、油がかかったりして読めなく
なるようなものも多い。
【0053】これに対し、図31と図32に示す二次元
コードはドットを印刷すべき位置に凹みを形成し、かか
る凹みの配列パターンで二次元コードを表している。こ
の場合、凹みについて着色する必要はない。また、凹み
の形状としては、半径:深さが2:1となるような半球
状を始め、適宜変更可能である。このようにして着色す
ることなく凹みを形成するだけであっても、表面部分と
凹み部分とでは反射率に大きな差があり、二次元コード
を認識できる。なお、このような凹みは貫通孔としてし
まっても同様に認識することは可能である。
【0054】このような凹みはレーザー光を照射して形
成することができる。例えば、金や真鍮、あるいはセラ
ミックなどの材料に高出力のレーザー光を照射すること
により酸化物などを生成する間もなく一瞬にしてベーパ
ライズしてしまうことがある。このようにすると、特に
変色をすることなく、また、概ね半球状に凹みが形成さ
れる。半球状程度の凹みであると、照明光はほぼ散乱さ
れてしまい、二次元センサ15の側に照射されることは
少なくなり、読み取り精度を向上させることができる。
なお、レーザー光をウェハなどに照射する場合、ドット
が連続していると、溶解したシリコンが飛散されてしま
うことがあり得るので、材質によってはドット間の間隔
を大きくするようにしても良い。
【0055】このようにして二次元コードを記録する方
法は、金、白金、セラミック、シリコンの表面といった
幅広い材料に適用可能である。また、これにより半導体
工業におけるシリコンウェハであるとかセラミック電子
部品、セラミック製品の識別、人工骨や入れ歯、錠剤型
薬品や人工臓器の識別、装飾製品の金や白金部分に識別
コードを入れたり、金製勲章やバッジなどの識別、自動
車の重要部品、治工具、刃具などの識別など、多々の分
野において利用可能となる。
【0056】ところで、近年、デジタルスチルカメラが
広く利用されるようになってきており、本二次元コード
読取装置もこのようなデジタルスチルカメラにおいて実
現することが可能である。図33は、かかるデジタルス
チルカメラに適用した二次元コード読取装置をブロック
図により示しており、ズームやマクロ撮影を可能とする
光学系31と、この光学系31にて被写体画像が結像さ
れるCCD32と、CCD32における荷電電圧信号を
所定の増幅率で出力するAGC回路33と、このAGC
回路33が出力するアナログ電圧値をデジタルデータに
変換するA/Dコンバータ34と、本デジタルスチルカ
メラ30全体の制御を実行するCPU35と、CCD3
2における撮像画面を液晶ディスプレイ36に表示させ
るためのディスプレイコントローラ37と、シャッター
ボタンやカメラ/リーダ切替ボタンなどを配置した操作
パネル38と、撮影プログラムなどの各種ファームウェ
アが書き込まれたROM39とを備えている。
【0057】本デジタルスチルカメラ30で撮影された
画像データや変換コードはメモリ/アダプタ40に出力
され、画像データの場合は脱着可能なメモリカードに書
き込まれるし、二次元コードの場合はコード出力ケーブ
ルを介して出力されることになる。図34はROM39
に書き込まれたファームウェアを簡略化したフローチャ
ートにより示している。操作パネル38には「デジカ
メ」モードと「二次元リーダ」モードとを切り替えるス
イッチも配されており、操作者が写真などを撮影したい
ときには同操作パネルで「デジカメ」モードを選択して
おく。すると、CPU35は操作パネル38の操作状況
からデジカメモードであると判断し(ステップ20
0)、光学系31では通常のズーム操作を行う(ステッ
プ205)とともにAGC回路33には通常の被写体を
想定した増幅率をセットしておく(ステップ210)。
操作者がズームレンズを使用して被写体を所定の大きさ
にし、シャッターボタンを押すと、CCD32にて結像
された被写体の画像が、AGC回路33で所定の増幅率
で増幅され、A/Dコンバータ34でデジタルデータに
変換されてCPU35に取り込まれる(ステップ21
5)。そして、当該CPU35内でJPEGフォーマッ
トに変換し(ステップ220)、メモリカードに書き込
む(ステップ225)。なお、ステップ215に示すC
CD32からの取り込みとは最終的な撮影画像の取り込
みを意味しており、この取り込み以前からCCD32で
の結像画像が液晶ディスプレイ36にて表示されている
のはいうまでもない。
【0058】一方、操作者が二次元リーダとして利用し
たいときには操作パネルで「二次元リーダ」モードにし
ておくと、CPU35はステップ200の判断を経て光
学系31をマクロモードにし(ステップ250にて)、
二次元コードを読み取るのに好適な程度の増幅率をAG
C回路33にセットする(ステップ255)。通常の被
写体についてはコントラストの幅のある画像データを得
られることを前提とした増幅率がセットされるが、撮影
画像は二値化することを前提としており、二値化の際に
はっきりしやすくなるような増幅率とする。CCD32
の性質にもよるが、オーバー気味であるとドットがつぶ
れやすくなるから、アンダー気味となるように増幅率を
押さえるようにしても良い。また、この時点でA/Dコ
ンバータ34に対して出力を二段階とする二値化モード
に切り替えつつ(ステップ260)そのしきい値を指示
する。
【0059】マクロモードにするのはできるだけ二次元
コード以外の部分が撮影されてしまうのを防ぐためであ
り、二次元コードの読み取り作業においてもなるべく近
づけて撮影できるようにしている。また、A/Dコンバ
ータ34へ指示するしきい値は周囲の光量などに応じて
自動調整するものの操作パネル38において微調整でき
るようにしている。むろん、この微調整はしきい値の具
体値ではなく、相対的な値で行えるようにしている。
【0060】操作者が本二次元コード読取装置30を二
次元コードに近づけると、液晶ディスプレイ36には逐
次その時点でCCD32に結像され、かつ、二値化され
た画像が表示される。従って、操作者はディスプレイ3
6に二次元コードの全体が映し出されるとともに、良好
に二値化できているようであればシャッターボタンを押
す。もし、二値化が良好でなく、白っぽくなっていたり
黒っぽくなっている場合には操作パネル38からしきい
値を微調整する。
【0061】シャッターボタンを押すと、CCD32に
て結像された被写体の画像が、上述したような基準で決
定される増幅率でAGC回路33にて増幅され、所定の
しきい値にてA/Dコンバータ34で二値化されたデジ
タルデータがCPU35に取り込まれる(ステップ26
5)。むろん、この場合もステップ265におけるCC
D32からの取り込みとは最終的な撮影画像の取り込み
を意味している。二次元リーダの場合はこの後のファー
ムウェアが大きく異なり、ステップ270では二値化画
像に基づいて二次元コードが表すデータをデコードす
る。そして、デコードしたデータをステップ275にて
メモリ/アダプタ40を介して出力する。本実施形態に
おいては二値化をA/Dコンバータ34で処理している
が、ソフトウェアで処理してノイズを除きつつ単純二値
の画像データに変換するようにしてもよい。なお、本実
施形態においては、デコードされたデータをケーブル接
続して出力するようにしているが、かかる出力形態は逐
次変更可能である。例えば、デジタルスチルカメラの場
合と同様にメモリカードに書き込んでデータを蓄え、一
括してパソコンに出力するようにしてもよい。また、二
次元リーダとして利用するデジタルスチルカメラ30は
ほぼファームウェアの書き換えだけで済むというメリッ
トもある。
【0062】本実施形態におけるCCD32、AGC回
路33、A/Dコンバータ34などは上述した実施形態
における二次元センサに相当するものであり、上述した
各種の実施形態においてもそのまま適用可能である。従
って、間接照明を採用したり光学マーカを併用すること
も当然に可能であり、より具体的には図1〜図31など
に示す各種実施形態において当然に代替可能である。例
えば、ウェハに二次元コードをマーキングした状態で
は、間接照明で照明しつつ、光学マーカを投射してその
反射光を半透明スクリーンに表示させ、その場合のCC
D32への結像画面を所定のしきい値で二値化して液晶
ディスプレイに表示させれば、操作性が向上しつつ読み
取り性能も向上することになる。
【0063】このように、二次元コードを読み取る二次
元コード読取装置10において、フード部13内にて開
口方向とは反対側の内底面に向けて高輝度LED18を
配設し、間接照明で被読み取り面を照明するようにした
とともに、光学マーカ16にて被読み取り面に向けて光
学マーカー像を照射せしめ、被読み取り面の状況に関わ
らず、良好な読み取り精度を確保することができるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる二次元コード読取
装置の概略構成を示す正面断面図である。
【図2】二次元コード読取装置の左側面断面図である。
【図3】二次元コード読取装置のブロック図である。
【図4】本体ケースと被読み取り面との位置関係に対応
した光学マーカー像と二次元コードを示す図である。
【図5】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方向
とが一致したときの位置関係を示す正面側から見た図で
ある。
【図6】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方向
とが一致したときの位置関係を示す側面側から見た図で
ある。
【図7】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方向
とが一致したときの映像の映り込みを示す図である。
【図8】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方向
とが一致したときの映像の映り込みを示す図である。
【図9】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方向
とが不一致となるときの位置関係を示す正面側から見た
図である。
【図10】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方
向とが不一致となるときの位置関係を示す側面側から見
た図である。
【図11】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方
向とが不一致となるときの映像の映り込みを示す図であ
る。
【図12】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方
向とが不一致となるときの映像の映り込みを示す図であ
る。
【図13】変形例にかかる二次元コード読取装置の概略
構成を示す正面断面図である。
【図14】二次元コード読取装置の左側面断面図であ
る。
【図15】二次元コード読取装置の光学系の拡大断面図
である。
【図16】映像の映り込みを示す図である。
【図17】二次元コード読取装置の要部ブロック図であ
る。
【図18】他の変形例にかかる二次元コード読取装置の
概略構成を示す正面断面図である。
【図19】二次元コード読取装置の左側面断面図であ
る。
【図20】フード部の概略平面図である。
【図21】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方
向とが一致したときの位置関係を示す正面側から見た図
である。
【図22】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方
向とが一致したときの位置関係を示す側面側から見た図
である。
【図23】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方
向とが一致したときの映像の映り込みを示す図である。
【図24】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方
向とが一致したときの映像の映り込みを示す図である。
【図25】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方
向とが不一致となるときの位置関係を示す側面側から見
た図である。
【図26】被読み取り面の法線方向とフード部の法線方
向とが不一致となるときの映像の映り込みを示す図であ
る。
【図27】ピンホールを利用した場合のフード部の概略
底面図である。
【図28】主制御回路による最も基礎的な駆動制御例に
対応したタイミングチャートである。
【図29】照明光を明滅させない場合における主制御回
路の駆動制御例に対応したタイミングチャートである。
【図30】照明光を明滅させない場合における主制御回
路の他の駆動制御例に対応したタイミングチャートであ
る。
【図31】三次元表現による二次元コードの平面図であ
る。
【図32】同二次元コードの図31におけるI−I線矢
視断面図である。
【図33】デジタルスチルカメラへの適用例を示すブロ
ック図である。
【図34】同デジタルスチルカメラのファームウェアプ
ログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10…二次元コード読取装置 11…本体ケース 12…胴部 13…フード部 14…レンズ 15…二次元センサ 16…光学マーカ 16a…レンズ 16b…LED 16c…LEDドライバ回路 16d…液晶シャッタ 16e…シャッタ駆動回路 17…棚部 18…高輝度赤色LED 18a,18b…LEDドライバ回路 19a…操作子 19b…プッシュスイッチ 21…主制御回路 22…センサドライバ回路 23…LED 114a…絞り板 114a1…ピンホール 114b…レンズ 116a…光学マーカ 116b…半透過スクリーン 116c…位置合わせマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B072 AA02 CC21 DD02 FF02 FF39 GG06 JJ09 JJ14 KK07 LL02 LL07 LL11 LL13 LL15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと、 この本体ケースに収容される二次元センサと、 上記本体ケースに配設されて上記二次元センサに被読み
    取り面を結像させる光学系と、 上記本体ケースに支持されて上記被読み取り面に対して
    間接照明で照明する照明部と、 上記本体ケースに支持されて上記被読み取り面に向けて
    複数方向から所定角度で光学マーカー像を照射して適正
    な被読み取り面位置を指示する光学マーカー部と、 上記二次元センサにおける結像画像に基づいて被読み取
    り面に記録されたデータを解読するデコード回路とを具
    備することを特徴とする二次元コード読取装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の二次元コード読取
    装置において、上記本体ケースは、逆有底筒型のフード
    部を有するとともに、上記二次元センサは、この底部に
    配置され、上記照明部は、このフード部内にて開口側に
    対面しないようにして発光素子を配置して構成されてい
    ることを特徴とする二次元コード読取装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の二次元コード読取
    装置において、上記光学マーカー部は、上記フード部内
    にて内周壁面よりも内側にて上記開口側に対面して配置
    されるとともに、同フード部の内周壁面に略一致しつつ
    上記二次元センサの読み取り動作時に動作して遮断する
    液晶シャッターを有することを特徴とする二次元コード
    読取装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項2に記載の二次元コード読取
    装置において、上記光学マーカー部は、上記フード部に
    おける開口端の縁部に配置されることを特徴とする二次
    元コード読取装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項2〜請求項4のいずれかに記
    載の二次元コード読取装置において、上記光学系は、上
    記本体ケースに形成されたピンホールと、上記本体ケー
    スの内部でこのピンホールによる結像位置に上記二次元
    センサを収容保持する保持構造とから構成されることを
    特徴とする二次元コード読取装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の二次元コード読取装置において、上記光学マーカー
    部は、上記光学マーカー像の上記被読み取り面からの反
    射光が照射されるとともに適正な読み取り面位置にある
    ときの受光位置をマーキングした半透過スクリーンを有
    することを特徴とする二次元コード読取装置。
  7. 【請求項7】 本体ケースと、 この本体ケースに収容される二次元センサと、 上記本体ケースに配設されて上記二次元センサに被読み
    取り面を結像させる光学系と、 上記本体ケースに支持されて上記被読み取り面を照明す
    る際に高光量の点灯状態と低光量の点灯状態とを繰り返
    す照明部と、 上記本体ケースに支持されて上記被読み取り面に向けて
    複数方向から所定角度で光学マーカー像を照射して適正
    な被読み取り面位置を指示する光学マーカー部と、 上記二次元センサにおける結像画像に基づいて被読み取
    り面に記録されたデータを解読するデコード回路とを具
    備することを特徴とする二次元コード読取装置。
  8. 【請求項8】 本体ケースと、 この本体ケースに収容される二次元センサと、 上記本体ケースに配設されて上記二次元センサに被読み
    取り面を結像させる光学系と、 上記本体ケースに支持されて上記被読み取り面を照明す
    る照明部と、 上記本体ケースに支持されて上記照明部とは異なる照射
    光にて上記被読み取り面に向けて複数方向から所定角度
    で光学マーカー像を照射して適正な被読み取り面位置を
    指示する光学マーカー部と、 上記二次元センサにおける結像画像に基づいて被読み取
    り面に記録されたデータを解読するデコード回路とを具
    備することを特徴とする二次元コード読取装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項8に記載の二次元コード読取
    装置において、上記照明部は、肉眼による視認不能な照
    射光で照明するとともに、上記光学マーカー部は、肉眼
    にて視認可能な照射光で照射することを特徴とする二次
    元コード読取装置。
  10. 【請求項10】 本体ケースと、 この本体ケースに収容される二次元センサと、 上記本体ケースに配設されて上記二次元センサに被読み
    取り面を結像させる光学系と、 上記本体ケースに支持されて上記被読み取り面を照明す
    る照明部と、 所望時にだけ上記照明部を点灯させるトリガスイッチ
    と、 上記本体ケースに支持されて上記被読み取り面に向けて
    複数方向から所定角度で光学マーカー像を照射して適正
    な被読み取り面位置を指示する光学マーカー部と、 上記二次元センサにおける結像画像に基づいて被読み取
    り面に記録されたデータを解読するデコード回路とを具
    備することを特徴とする二次元コード読取装置。
  11. 【請求項11】 情報を二次元のドットマトリクス状の
    配列パターンで表現し、同配列パターンを撮像して同情
    報を復元可能とする二次元コード記録方法であって、上
    記配列パターンは被読み取り面に所定深さの凹みで形成
    することを特徴とする二次元コード記録方法。
  12. 【請求項12】 本体ケースと、 この本体ケースに収容される二次元多階調センサと、 上記本体ケースに配設されて上記二次元多階調センサに
    被読み取り面を結像させる光学系と、 上記二次元多階調センサにおける結像画像を所定のしき
    い値を用いて二値化する二値化手段と、 二値化後の画像に基づいて被読み取り面に記録されたデ
    ータを解読するデコード回路と、 上記二値化後の画像を表示する画像表示部と、 上記しきい値を調整するしきい値調整部とを具備するこ
    とを特徴とする二次元コード読取装置。
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