JP2003296657A - コード読取装置 - Google Patents

コード読取装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡散光を安価な構成により作り、操作性良
く、鏡面上に設けられたコードでも読み込みが行える構
成とする。また、小型化に対応し、安定してコード認識
が行え、強度的に強いコード読取装置とする。 【解決手段】 物体30に設けられた固有コード10を
読み取る読取口7を有するハウジング2と、ハウジング
2,3の内部に設けられた間接照明用発光体18と、ハ
ウジング内に配設され固有コード10を撮像するCCD
カメラ95とを備え、間接照明用発光体18から固有コ
ード10に対して光を照射する。そして、固有コード1
0によって反射した反射光により固有コード10の情報
を読取口7を介してCCDカメラ95により読み取るコ
ード読取装置1において、CCDカメラ95と間接照明
用発光体18との間に、読取口側の一面が光を反射する
鏡面14bであり、他面が光透過面14cである光透過
部材14を、読取口7と対向して配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体に設けられる
固有コード(例えば、物体に固有な情報を示す一次元コ
ード、二次元コード、三次元コード、異なるコードを組
合せたハイブリッドの多次元コード等)に対して、光源
より光を照射し、照射した光が固有コードに当たって反
射し、その反射による反射波に基づいて固有コード(固
有な情報)を読み取るコード読取装置に関するものであ
り、特に、そのコード読取装置の内部構造に係わる。
【従来の技術】従来、特定の物体(例えば、これを製品
とする)の管理を行う場合、個別の製品を識別するため
に、製品に固有コード(例えば、製品固有の情報を示す
一次元、二次元等のコード)が設けられている。従来で
はその特定の製品に設けられた固有コードをコード読取
装置(コードリーダ)によって読み取り、製品の一括し
た管理が行われている。この様な装置は、例えば、特開
平7−73266号公報が知られている。この公報で
は、レンズと、センサと、光源体を本体ケースに内蔵
し、コードを読み取るコードリーダにおいて、コードを
読み取るレンズの読取口側に入口絞りを設け、入射絞り
の表面を散乱可能な明彩色として、光源体を入光絞りに
向けて照射している。また、特開平10−111905
号公報に示されるコード読取装置では、光源体をケース
内に設け、光源体からの光をコードに照射し、コードの
反射光を入射絞り機構とレンズを介してカメラで読み取
るコード読取装置において、レンズと読取口との間に半
透明鏡板を傾斜状に設けており、光源体を拡散光を発す
る平面発光体とし、平面発光体を半透明鏡板に向けて照
射可能に取り付けたコード読取装置が開示されている。
この公報に示される装置では、半透明鏡板が傾斜状(傾
斜角度:45度)となって、入光絞り機構とケース本体
の端部に取り付けられている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−73266号公報に示されるコードリーダでは、入
射絞りの表面を散乱可能な明彩色として、光源体を入光
絞りに向けて照射しているために、光源体より光を照射
しても、明彩色となった入射絞りによって、その光が吸
収されてしまい、十分な輝度の拡散光を作ることができ
なくなってしまう。その結果、コードに照射する拡散光
が十分でないと、コード認識を行う際に、十分な反射光
がセンサに入射されなくなり、コードの認識精度が低下
してしまう。この場合、明彩色となった入射絞りによっ
て、拡散光の輝度を十分に確保ために、光源体の出力ア
ップを図ったり、高輝度な光源体を用いること等が考え
られるが、これらの方法では光源体の駆動回路が複雑に
なったり、光源体が複数必要となったり、高価な光源体
を使用しなければならなくなり、コストアップにつなが
ってしまう。また、上記した公報に示されるコードリー
ダでは、次の様な問題点が起こり得る。つまり、例え
ば、コードが鏡面上に設けられていると、入射絞り機構
は白等の明彩色であるが、入射絞り機構の光が入射する
入光孔(入射瞳となる)は、その明彩色となった周辺部
位よりも、通常では暗くなる。これが原因で、鏡面上に
設けられたコードを読み込む場合、鏡面上には入光孔の
暗くなった部分(黒点と称す)がコード上に現れてしま
い、それをセンサにより認識してしまう。このため、黒
点が鏡面上の物体に設けられるコード上に現れた場合に
は、黒点の存在によって、読み込み精度が低下し、コー
ド読み込みに支障をきたす。この事から、黒点の位置が
コード上にかからないように、コードに対してのコード
リーダの位置調整を行った上で、コードを読まなくては
ならなくなり、コード読み込み時の操作性が良くなくな
ってしまう。一方、特開平10−111905号公報に
示されるコード読取装置では、半透明鏡板は、入光絞り
機構と読取口との間に配設され、光を他方向から入射さ
せるため、入光絞り機構を遮断してレンズに塵等が入ら
ない様に、読取口を傾斜角度45度で傾斜閉鎖して設け
られているので、入射絞り機構から読取口までの長さが
長くなる。よって、コード読取装置が大型化してしま
う。また、半透明鏡板は傾斜角度が45度で取り付けら
れているため、傾斜角度が変化すると、光の反射率や透
過率が変化してしまう。これによって、半透明鏡板によ
り反射した光の明るさに影響を及ぼす。よって、光の明
るさが変化すれば、コードの認識率に影響を及ぼす。更
に、半透明鏡板の一方の端部は、ケース本体の端部に取
り付けられるため、例えば、このコード読取装置を使用
時等において地面に落としてしまった場合、地面にぶつ
かった時の衝撃力は半透明鏡板に伝達され易くなり、衝
撃力に対応できなくなってしまう。よって、本発明は上
記の問題点に鑑みてなされたものであり、拡散光を安価
な構成により作ること、操作性良く、鏡面上に設けられ
たコードでも読み込みが行える構成とすること、更に
は、小型化に対応し、安定してコード認識が行えるこ
と、及び、強度的に強いコード読取装置を提供すること
を技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために講じた第1の技術的手段は、物体に設けられた固
有コードを読み取る読取口を有するハウジングと、該ハ
ウジングの内部に配設された発光手段と、前記ハウジン
グ内に配設されて前記固有コードを撮像する撮像手段と
を備え、前記発光手段からの光を前記読取口から前記固
有コードに対して照射し、前記固有コードによって反射
した反射光により前記固有コードの情報を読み取るコー
ド読取装置において、前記撮像手段と前記発光手段との
間に、一面が鏡面の特性を有し、他面が光透過性を有す
る光透過手段を備え、該光透過手段は前記読取口と対向
して配設したことである。上記した手段によれば、撮像
手段と発光手段との間に、一面が鏡面の特性を有し、他
面が光透過性を有する光透過手段を備え、光透過手段は
読取口と対向して配設したので、発光手段からの発せら
れる光を、光透過手段の鏡面により反射させて、効率良
く拡散光を作ることが可能である。これは、光透過手段
において金属(例えば、クロム、アルミニウム、銀)等
を光透過手段の表面上に付着または膜を形成し、光透過
手段に鏡面の特性をもたせることによって、発光手段の
出力アップを図ったり、高輝度な発光手段を用いること
なく、安価に固有コードを照らす光を作ることが可能と
なる。また、光透過手段は読取口と対向して配設される
ので、従来の如く、光を反射させる光透過手段を傾斜状
に配設しなくても良い。この事から、撮像手段から読取
口までの長さは、従来の構成に比べて短くなり、コード
読取装置の小型化への対応が可能となる。更に、コード
読取装置を地面等に誤って落下させてしまった場合で
も、ハウジングの端部に光透過手段は配設されず、撮像
手段と発光手段との間に配設されるので、地面等にコー
ド読取装置がぶつかる時の衝撃力が、光透過手段の端部
に対して、直接は伝わらない。この為、従来に比べて、
強度的に強くなる。また、上記した課題を解決するため
に講じた第2の技術的手段は、物体に設けられた固有コ
ードを読み取る読取口を有するハウジングと、該ハウジ
ングの内部に配設された発光手段と、前記ハウジング内
に配設されて前記固有コードを撮像する撮像手段と、該
撮像手段に入射する光を制限する入射光制限手段とを備
え、前記発光手段からの光を前記読取口から前記固有コ
ードに対して照射し、前記固有コードによって反射した
反射光を、前記入射光制限手段を介して前記撮像手段に
より前記固有コードの情報を読み取るコード読取装置に
おいて、前記入射光制限手段と前記発光手段との間に、
一面が鏡面の特性を有し、他面が光透過性を有する光透
過手段を備え、該光透過手段は前記読取口と対向して配
設したことである。上記した手段によれば、発光手段か
らの発せられる光は、光透過手段の鏡面により反射させ
て、入射光制限手段と発光手段との間に配設される光透
過手段により、効率良く拡散光を作ることが可能とな
る。この場合、光透過手段において金属(例えば、クロ
ム、アルミニウム、銀)等を光透過手段の表面上に付着
または膜を形成して、光透過手段の一面に鏡面の特性を
もたせれば、発光手段の出力アップを図ったり、高輝度
な発光手段を用いることなく、安価に固有コードを照ら
す光を、光透過手段の鏡面により反射させて作ることが
可能となる。また、光透過手段は読取口と対向して配設
されるので、従来の如く、光を反射させる光透過手段を
傾斜状に配設しなくても良い。この事から、撮像手段か
ら読取口までの長さは従来の構成に比べて短くすること
が可能となり、コード読取装置の小型化への対応が可能
となる。更に、コード読取装置を地面等に誤って落下さ
せてしまった場合でも、ハウジングの端部に光透過手段
は配設されず、入射光制限手段と発光手段との間に配設
されるので、地面等にコード読取装置がぶつかる時の衝
撃力が、光透過手段の端部に対して、直接は伝わらな
い。この為、従来に比べて、強度的に強くなる。この場
合、撮像手段と光透過手段との間には、暗室が形成され
ると、固有コードが設けられている物体の表面が鏡面の
場合であっても、光透過手段の鏡面によって、発光手段
から発せられた光が反射されて均一な拡散光となるが、
光透過手段の暗室側の面では真っ暗となるため、鏡面側
から見た場合に黒点の原因となる撮像手段および撮像手
段に入射する入射孔(入射瞳)が鏡面上には現れない。
よって、鏡面上に固有コードが設けられた場合であって
も、固有コード上に撮像手段および入射孔の黒点が現れ
ないので、固有コード上に黒点がかからない様に、コー
ド読取装置の位置を調整する必要はなくなる。このた
め、コード読み取り時の操作性をわずらわせる事なく、
正確な固有コードの認識が可能となる。また、発光手段
は、読取口と光透過手段との間に配設され、光透過手段
の鏡面に向けて光を照射すれば、発光手段から発せられ
る光を、光透過手段の鏡面で反射させて、効率良く拡散
光を作ることが可能となる。この場合、鏡面上に固有コ
ードが設けられた場合であっても、鏡面上の固有コード
に当たって反射した反射波は、撮像手段に入射される前
に、撮像手段にサチレーションが発生しないレベルとな
るので、正確な固有コードの認識が可能となる。光透過
手段は、ハーフミラーであれば、高輝度の発光手段およ
び高輝度を得るために発光手段を作動させるための複雑
な回路等は必要なく、安価な構成により発光手段の輝度
を向上させることが可能となる。また、光透過手段は、
湾曲形状を呈すれば、湾曲形状の光透過手段により、発
光手段からの光を効率良く集め、簡単な構成によって、
輝度を向上させることが可能となる。更に、光透過手段
は、撮像手段が固有コードを撮像する視野領域内がハー
フミラーで形成され、視野領域以外が鏡面で形成される
と、撮像手段が固有コードを撮像する視野領域以外では
光透過手段は鏡面で形成されるため、認識性能に影響を
与えない視野領域以外で、効率良く光を反射させること
が可能となる。一方、撮像手段が固有コードを撮像する
視野領域内では光透過手段はハーフミラーにより、撮像
手段に入射する反射光の輝度を大きく低下させることは
なく、コード認識を行うことが可能となる。具体的に
は、発光手段から発せられた光(これを、輝度:100
とする)が、光透過手段(例えば、光透過率:50%の
ハーフミラーを使用)で反射した後、固有コードに当た
って完全反射し、再度、光透過手段(光透過率:50
%)を介して撮像手段に入射される場合には、撮像手段
に入射する反射光の輝度は25となる。しかし、撮像手
段の視野領域以外の光透過手段の有する鏡面(例えば、
反射率:1)で反射した後、固有コードに当たって完全
反射し、撮像手段の撮像する視野内において、光透過手
段のハーフミラー(光透過率:50%)を介して、反射
光を撮像手段に入射させた場合には、撮像手段に入射す
る反射光の輝度は50となることから、撮像手段に入射
される反射波の輝度が向上する。
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態におけ
るコード読取装置(以下、コードリーダと称す)1につ
いて、図面を参照して説明する。尚、以下に示す実施形
態において、コードリーダ1は、例えば、金属、ゴム、
セラミック、樹脂等から成る、複数ある物体の中から、
ある特定の物体(製品でも良い)30を特定するため、
物体側に固有コード(例えば、一次元コード、二次元コ
ード、三次元コード、異なるコードを組合せた多次元コ
ード等を示し、単に、コードと称す)10を直接的また
は間接的に設け、このコード10からコード10に示さ
れる物体固有の情報を読み取る装置を示す。尚、本実施
形態においては、一例として、二次元コードを用い、こ
の二次元コードで示される情報を読み取るコードリーダ
1について、以下に説明を行うが、これに限定されるも
のではない。例えば、コード10としては、二次元コー
ドのみならず、バーコードに代表される一次元コード
や、三次元コード、多次元コード等が印刷または刻印さ
れた部材、あるいは、上記した固有コード10が示され
る特定の部位に、コードリーダ1の内部より光を照射し
て、照射した光がコード10に当たり、反射した反射波
によって、コード(正確にはコードで示された情報)1
0を読むための装置に適用が可能である。尚、以下に示
す実施形態の中において、コード10からのコード10
により示される固有の情報を読み込むことを、簡略化し
て、コード10を読むことを意味する。また、本実施形
態においては、後述するレンズ群91及びCCDカメラ
95の内部に有するCCD素子に垂直な光軸方向をx軸
とし、x軸に垂直な方向をy軸、x軸およびy軸に垂直
な方向をz軸とする。更に、図1に示すコードリーダ1
の上方をリーダ上部、その下方をリーダ下部、右側を背
面と定義して、以下に説明を行う。図1は、コードリー
ダ1の外形の形状を示している。また、図2は、コード
リーダ1を操作する場合でのy方向における右断面図、
図3はその左断面図である。図1に示すコードリーダ1
は、樹脂(例えば、ABS樹脂、ウレタン樹脂等)より
成る2つのハウジング2,3により構成される。ハウジ
ング2は背面(図1に示す右側)に開口が形成され、そ
の開口が凹部形状を有するハウジング3により覆われ
る。ハウジング2のリーダ上部には、x方向に突出した
略四角形状のフード部2aが一体で形成されている。ま
た、ハウジング2のフード部2aからは、図1に示すy
軸から鋭角方向に少し斜いた方向に延在するグリップ部
2bが形成れている。ハウジング2,3は、互いに形成
された開口を塞ぐ様に組み合わされ、ビス等の締結部材
によって、数箇所にて固定されている。コードリーダ1
には、フード部2aとグリップ部2bとの間に、z軸を
中心として回動する操作レバー31が設けられる。操作
レバー31は、ハウジング2のフード部2aとグリップ
部2bとの間に、支点31bを中心として回動自在に取
り付けられている。操作レバー31は、ユーザがグリッ
プ部2bを握り、人指し指や中指等により操作すること
によって、コードリーダ1を起動させることによって、
コード10の読み取りを行う事ができる様になってい
る。ハウジング2,3とが組み合わされて固定される場
合、両ハウジング2,3との間には、両ハウジング2,
3の開口形状に一致したゴム、エラストマー等の材質か
ら成る滑り止め部材4が配設される。この滑り止め部材
4は、ハウジング2,3の合わさる開口端部の形状に沿
って、ハウジング2,3に嵌着される。この滑り止め部
材4により、ユーザは操作レバー31コードリーダ1を
操作し、コード10の読み込み操作を行う場合に、滑り
止め部材4はグリップ部2bからの手の滑りを防止する
機能を有する。次に、図2を参照して、コードリーダ1
の内部構造および各部品の配置について説明する。ハウ
ジング2のフード部2aは、x方向において開口してい
る。フード部2aの先端には、赤外線あるいは紫外線等
をカットする光学フィルタ(例えば、光学フィルタとし
ての加工を施した、透明または半透明ガラスやプラスチ
ック等)6を内部に備えたフードカバー(キャップ)5
が設けられている。フードカバー5はゴム、エラストマ
ー等から成り立っており、フード部2aの開口と同じ形
状を呈し、フード部2aの一端に嵌着されている。フー
ドカバー5には、コードリーダ1によりコード10の読
み取りを行う場合に、コード10と読み取り面7との間
でy方向およびz方向での位置合わせを容易とするため
に、略四角形状であるフードカバー5のy方向およびz
方向における中央に三角形状を呈する位置決め部5aが
4ヵ所にて、フードカバー5に一体で形成されている。
このフードカバー5により塞がれた面が、コード10を
読み取る場合の読み取り面(読取口)7となる。フード
部2aにおいて、読み取り面7の奥には、照明ユニット
8が配設される。この照明ユニット8は、内部で間接照
明となる光を発して、その光を照明ユニット8の内壁に
より反射させて読み取り面7から光を照射して照明を行
うことから、間接照明ユニットとなる。この間接照明ユ
ニット8は有底箱型形状を呈し、樹脂より成り立ってい
る。この間接照明ユニット8は、図2に示す様、内部に
光透過部材14を備えており、光透過部材14の背面に
は暗室32とを備えている。間接照明ユニット8は、コ
ード読み取りを行う場合、内部で赤色の光を発して、そ
の光を後述する光透過部材14により反射させて拡散光
を作る。そして、その拡散光を読み取り面7から外部に
発する、少なくとも1つ以上の間接照明用発光素子(間
接照明用発光体)18を備えている。また、読み取り面
側の一面が光を反射する鏡面の特性を有した反射率が5
0%程の面(鏡面)14bであり、他面が50%程の光
を透過する光透過面14cを有した光透過部材(特定の
波長領域を透過する光透過率が50%程のハーフミラ
ー、マジックミラー等)14とを内部に備える。この間
接照明ユニット8は、間接照明用発光体18から発せら
れた赤色の光を、読み取り面側に形成された光透過部材
14の鏡面14bに反射させて、光透過部材14から読
み取り面側で、鏡面14bにより全体的に赤色の光を拡
散させている。この場合、間接照明ユニット8の内壁に
て拡散光を効率良く作れる様、内壁の色は、白色または
明るい色になっていることが望ましい。拡散光を作る断
面が矩形状の間接照明ユニット8のx方向における底部
には、一方の底部を閉塞すると共に、光透過部材14を
介してカメラ側へと入射する光の量を制限する、入射瞳
の機能を有した板状の樹脂等から成る光制限部材8aが
設けられている。この光制限部材8aと光透過部材14
とは、x方向において互い平行な状態で対向する。ま
た、光制限部材8aと光透過部材14のカメラ側の光透
過面14cとの間には、コード読み取り時に不要な光を
遮断する暗室32が形成されている。この場合、間接照
明ユニット内の光制限部材8aと光透過部材14とで形
成される暗室32の内壁は、光を吸収する色(例えば、
黒色、ダーク系の色等)で塗られていると良い。光制限
部材8aには、光制限部材8aの背面側の中央に配設さ
れるCCDカメラ95に対して、CCDカメラ95のC
CD素子に、反射光に基づく像を結像させるため、入射
瞳の機能を有したレンズ孔8bが形成されていると共
に、このレンズ孔8bを挟み、z方向における両側に
は、例えば、コード10に対して読み取り位置を示すマ
ーカーを表示させるマーカー用発光素子(マーカー用発
光体)94からの光を通す、長方形状の2つのスリット
孔8cが形成されている。尚、本実施形態では、マーカ
ー用発光素子94および間接照明用発光素子18は赤色
としているが、これに限定されず、別の色の光を用いて
も良い。また、光制限部材8aの背面には、中央に凸形
状および凹形状の複数のレンズを内部に備えるレンズ群
(複数のレンズの光軸は全て一致)91を備えた光学ユ
ニット9が配設される。光学ユニット9は、間接照明ユ
ニット8の光制限部材8aの背面にビス等の締結部材に
より、間接照明ユニット8の光制限部材8aの背面に固
定される。光学ユニット9は樹脂より成り、長方体形状
を呈する。この光学ユニット9には、図6に示す様に、
中央にレンズ孔92が形成されていると共に、レンズ孔
92の両側には、2つのマーカー用発光体94が配設さ
れる発光体挿入孔93がx方向において形成されてい
る。光学ユニット9の中央のレンズ孔92には、複数の
レンズを有するレンズ群91が配設されると共に、2つ
の発光体挿入孔93には、マーカー用発光体94の光を
発する本体部が挿入される。この場合、レンズ群91
は、CCDカメラ95との光軸を一致させた状態で配設
される。光学ユニット9の背面は、図4に示す様に、凹
部形状となっている。この凹部にCCD素子を有するC
CDカメラ95が配設される。CCDカメラ95を表面
実装した光学基板11は、図2に示す如く、光学基板1
1の背面から図示しないビス等の締結部材により光学ユ
ニット9に固定される。この光学基板11には、CCD
カメラ95の他、コード読み取り時に読み取り位置を示
す光を2ヶ所にて発するマーカー用発光体94の端子が
光学基板11に半田付けにより固定され、取り付けられ
る。また、光学基板11には、チップ状のトランジス
タ、抵抗やコンデンサ等の電子部品が実装され、CCD
カメラ95の駆動および検出回路、更にはマーカー用発
光体94を駆動するドライバ回路が構成される。光学基
板11は、マーカー用発光体94を発光させると共に、
CCDカメラ95を駆動してCCD素子に結像された像
から、コード読み取りに係わる検出信号を出力する。光
学基板11には、メイン基板21と電気的接続を成すハ
ーネスが接続される。光学基板11からのコード読み取
りに係わる検出信号は、メイン基板21に伝達されると
共に、メイン基板21からの信号によって、マーカー用
発光体94およびCCDカメラ95を駆動することがで
きる。メイン基板21は、図2に示す如く、ハウジング
2の最背面に配設されている。メイン基板21は、コー
ドリーダ1のコード読み取り制御を行うものである。メ
イン基板21の最裏面側には、図2および図5に示す如
く、コード10の読み取り完了を聴覚的に示す圧電ブザ
ー22と読み取り完了を視覚的に示す、緑色LEDに代
表される読み取り確認用発光体24が実装され、これら
の部品が半田付け等によりメイン基板上に固定されてい
る。尚、圧電ブザー22および確認用発光体24が配設
されるハウジング3の部位には、正常にコード読み込み
が行われた場合、外部へブザー音が通過する孔および確
認用発光体24が発光した場合に、ユーザがその光を認
識できる孔が形成されている。一方、メイン基板21の
圧電ブザー22および確認用発光体24が配設される側
とは反対の反対面には、接触スイッチ23が半田付け等
により、メイン基板21に固定されている。また、メイ
ン基板21には、トランジスタ、抵抗、コンデンサ等の
チップ状の電子部品が両面に実装されて光学基板11か
らのCCD素子による検出信号をデコードするデコード
回路を備えると共に、圧電ブザー22を駆動する駆動回
路、および、読み取り確認用発光体24を駆動する駆動
回路とを備える。更に、メイン基板21の光学基板側の
表面には、コードリーダ1のコード読み取り制御を実施
する図示しないCPUと、コード読み取りに係わる必要
情報を一時的に記憶するメモリが実装される。メイン基
板21は、対向配置される光学基板11とがフラットケ
ーブルによって、電気的に接続されている。メイン基板
21では、CCDカメラ95によって読み取ったコード
10を内部の図示しないデコード回路によってデコード
する。そして、デコードされた信号は、図2に示すグリ
ップ部2bの中に配設されるインターフェース基板25
へと伝達される。また、間接照明ユニット8の内部に設
けられる間接照明用発光体18を駆動する信号は、図3
に示す、グリップ部2bに配設される間接照明用発光体
駆動基板17により駆動される。この場合、間接照明用
発光体駆動基板17はメイン基板21からの指示によっ
て駆動される。上記したメイン基板21、光学基板1
1、光学ユニット9、および、間接照明ユニット8は、
図8に示す様、樹脂より成るホルダ20により一体化さ
れている。このホルダ20は、ハウジング2の背面か
ら、ハウジング2の所定位置に位置決めされた状態で取
り付けられ、ビス等の締結部材により、4ヵ所にてハウ
ジング2に固定される。ホルダ20はy方向に延在して
おり、リーダ上部(図8では下側)となるホルダ20の
端部には、長方形の係止孔がホルダ20に一体で形成さ
れており、この係止孔に間接照明ユニット8のリーダ上
部に形成された、図9に示すL字状の爪部8dが係止さ
れ、間接照明ユニット8はホルダ20の所定位置に位置
決めされる。そして、間接照明ユニット8の背面をホル
ダ20に当接させて固定する為、間接照明ユニット上端
の爪部8dとは反対側の端部には、間接照明ユニット8
を固定するL字状の取付部20aが、ホルダ20に一体
に形成されている。ビス等の締結部材をこの取付部20
aにホルダ20の背面側から取り付け、間接照明ユニッ
ト8がホルダ20のリーダ上部側に固定される。ホルダ
20のリーダ下部側(図8の上側)の端部には、ホルダ
19の一端がビス等の締結部材により2ヶ所で固定され
る。このホルダ19の他端には、間接照明用発光体18
を駆動する、抵抗やトランジスタ等の電子部品が面実装
されたドライバ回路を備える間接照明用発光体94を駆
動する駆動基板17が、ビス等の締結部材によって、図
8の如く、y方向において2ヶ所で固定されている。そ
して、この様に一体化されたユニットは、図3に示す
様、コードリーダ1のグリップ部2bに形成された内部
空間およびフード部2aの中に配設され、xy平面にて
ビス等の締結部材によって、ハウジング2に対して固定
される。間接照明用発光体94を駆動する駆動基板17
は、y方向の両端に2つのコネクタ17a,17bをそ
れぞれ備える。この中で、コネクタ17aにはメイン基
板20と、図示しないハーネスを介して、接続を成す外
部コネクタが接続される。これにより、メイン基板21
から間接照明用発光体18を駆動させる駆動信号を出力
し、その信号に基づき、コード読み取りを行う操作時
に、間接照明用発光体18を点灯または必要に応じて点
滅させて、駆動させることができる。次に、拡散光を発
する間接照明ユニット8の内部構造について、図7およ
び図9を参照し、補足説明する。間接照明ユニット8
は、図7に示す如く、コード10の読み取りを行う読み
取り面7の開口のz方向における左右両側に、光透過部
材14側に向かって開口する長方形状の凹部8eが、読
み取り面7の左右両端の背面側にそれぞれ形成されてい
る。その凹部8eの中には、複数の間接照明用発光体1
8(例えば、赤色の光を発するLEDが一列となった状
態で、片側にそれぞれ6個)が備えついた間接照明用発
光体基板15が配設される。具体的には、複数の間接照
明用発光体18は、光透過部材14の鏡面14bに対し
て光が照射される様、読み取り面7とは反対方向に配設
されるCCDカメラの方向に向けて、間接照明ユニット
8のz方向において両端に形成された図示しない基板挿
入口から間接照明用発光体基板15が凹部内に挿入さ
れ、凹部内で固定されている。尚、この場合、読み取り
面7の左右両側に配設される間接照明用発光体18は光
を発し、光透過部材14に形成された鏡面14bで反射
可能な光を発するものであれば良く、LEDに限定され
るものではない。例えば、間接照明用発光体18は、特
定色の蛍光管もしくは均一に光を発する平面発光体でも
良い。この間接照明用発光体18からの光を反射する光
透過部材14は、光軸xに対して直角に配置した場合
に、所定の反射率の鏡面特性を有するハーフミラーを用
いている。この光透過部材14には、ハーフミラーの一
種であるマジックミラーを使用しても良い。この光透過
部材14は、例えば、ガラス、プラスチック、シリコン
等から成る光を透過する透明または半透明な板状部材を
作り、その表面にクロム、銀、アルミニウム等を蒸着さ
せて反射膜を形成する。または、その表面に、クロム、
銀、アルミニウム等をコーティングする事によって、読
み取り面側の一面では、光透過部材14に当たった光を
反射する鏡面の特性(反射率:50%程)をもった面
(鏡面と称す)14bとなる様にする。一方、光透過部
材14のカメラ側の他面では、光透過率(例えば、40
〜60%、好ましくは50%程)を有する光透過面14
cとなる様にしている。この様な光透過部材14は、間
接照明ユニット8の背面側から、間接照明ユニット8の
内壁形状に一致した両端部14aが、四角形状の内周面
に沿ってx方向において挿入され、間接照明ユニット8
の内側に形成された、図4に示す位置決め部8hによっ
て、所定位置にて位置決めされる。この場合、光制限部
材8aに一体で形成されたx方向に延在する2つの平行
なガイド部8gによって、光透過部材14の光透過面1
4cはガイドされる。そして、光透過部材14は位置決
め部8hと、z方向に設けられた2つのガイド部8gの
先端により挟持された状態で、光透過部材14は間接照
明ユニット内で固定される。この様に、光透過部材14
が両側から位置決め部8hとガイド部8agとにより挟
持された状態において、光透過部材14は読み取り面7
と平行な状態で対向する。この場合、光透過部材14
は、位置決め部8hと2つのガイド部8gの先端により
挟持される構造を取らなくても、間接照明ユニット8の
矩形状となった一側面に、光透過部材14を差し込むス
リットを設け、このスリットから光透過部材14を挿入
して、図4の如く、差し込んで間接照明ユニット内に固
定しても良い。間接照明ユニット8の、図7に示す左右
両側に設けられる凹部8eにおける内側の側壁8fは、
間接照明ユニット内において均一な拡散光を作ることか
ら、間接照明ユニット8のx方向の長さに較べて、1/
3〜1/4程度の長さとなっていることが望ましい。間
接照明ユニット8の凹部8eの外側における側壁には、
間接照明用発光体基板15を嵌着して固定する対の爪部
が形成される。この爪部に、間接照明用発光体基板8e
は嵌着され、間接照明ユニット内に固定される。また、
間接照明用発光体18には、図8に示す如く、導電性の
ターミナル16が電気的に接続されている。このターミ
ナル16は、間接照明ユニット8のz方向における側面
に沿って配設される。このターミナル16は、図示しな
いハーネスを介して、間接照明用発光体駆動基板17の
一方のコネクタ17bと電気的に接続される。これによ
って、メイン基板21から駆動信号を与えることによっ
て、間接照明用発光体18をコード読み取り操作時に、
点灯または必要に応じて所定の周期で点滅させることが
できる。ホルダ20に関して、補足説明すると、y方向
に延在するホルダ20の途中には、スイッチ操作部20
bがx方向に突出する。このスイッチ操作部20bは、
ホルダ20に一体で形成されてはいるが、x方向への移
動が自在となっている。間接照明ユニット8が一体化さ
れた状態(サブアッセンブリー状態)では、スイッチ操
作部20bは、図8の如く、ホルダ20から垂直にx方
向に突出する。この構成によって、スイッチ操作部20
bを動作させることにより、スイッチ操作部20bの背
面によって、接触スイッチ23を押圧することができ、
接触スイッチ23の状態を、オン/オフさせるスイッチ
ングの操作が行える。この場合、接触スイッチ23がオ
ンの状態では、コードリーダ1によるコード10の読み
込みが行えるが、接触スイッチ23がオフの状態では、
コードリーダ1によるコード10の読み込みが禁止され
る。次に、操作レバー31について説明する。ユーザが
グリップ部2bを握り、指の操作によって操作レバー3
1を操作し、操作レバー31が操作されたとする。する
と、操作レバー31は、フード部2aとグリップ部2b
の根元近傍に位置する支点31bを中心として、図2に
おいて反時計方向に押圧されて回動する。この場合、操
作レバー31の支点31bを中心とした回動の範囲を規
制する為、操作レバー31の背面と対向するハウジング
2の部位には、y方向に延在する面を有する凹部2cが
形成されている。この凹部2cの一部にx方向に突出す
る突起2dが、ハウジング2に一体で形成されている。
一方、操作レバー31の突起2dに対応する背面には、
スプリング13の一端が係止される凹部31aが形成さ
れ、操作レバー31に形成された凹部31aとハウジン
グ2に形成された突起2dとの間にスプリング13が配
設される。また、操作レバー31の支点31bとは反対
側の端部には、y方向に延在するフランジ31cが操作
レバー31に一体で形成されている。フランジ31c
は、ハウジング2のグリップ部2bから、グリップ部2
bの形状に沿って延在し、ハウジング2の凹部2cの一
部を覆う規制部2fによって、操作レバー31の回動が
規制される。これによって、操作レバー31は、スプリ
ング13の付勢力に抗して、操作レバー31の操作力に
より押圧されて、支点31bを中心として、図2に示す
反時計方向に操作された場合、操作レバー31の背面が
突起2dの頂点に当接するまで、操作レバー31の回動
が成される。一方、操作レバー31の支点近傍における
背面には、スイッチ操作部20bが当接している。この
為、操作レバー31が操作され、操作レバー31が反時
計方向に回動操作がなされると、スイッチ操作部20b
は押圧される。その結果、接触スイッチ23の状態がオ
ン状態と成り、接触スイッチ23からのスイッチ信号
が、メイン基板21のCPUに入力される。一方、操作
レバー31を操作後、操作レバー31に押圧力を付与し
ない状態となった場合には、スプリング13の付勢力に
よって、操作レバー31は支点31bを中心として、図
2に示す時計方向に回動する。そして、操作レバー31
の一端に形成されたフランジ3cが、ハウジング2の規
制部2fに当接して、操作レバー31は、これ以上の時
計方向への回動が規制されて、図2に示す非操作状態と
なる。この様に、操作レバー31の反時計方向への回動
が解除されると、スイッチ操作部20bによる接触スイ
ッチ23の押圧が解除され、接触スイッチ23の状態が
オフ状態と成り、そのスイッチ信号がCPUに入力され
る。次に、コードリーダ1の外部装置40との接続につ
いて説明する。コードリーダ1のグリップ部2bの内部
には、図5に示す如く、駆動基板17と所定間隔だけ離
間した状態で、駆動基板17に対向してインターフェー
ス基板(I/F基板)25が、ハウジング2の裏面に形
成されたスリットに嵌り、取り付けられている。このI
/F基板25は、メイン基板21に図示しないケーブル
(例えば、フラットケーブル、ハーネス等)によって、
電気的に接続されている。I/F基板25には、リーダ
下部の一端にコネクタ26が固定されていると共に、内
部にコードリーダ1の複数の基板に対して一定の直流電
源(例えば、5V)を供給する電源回路を備える。ま
た、I/F回路25は、メイン基板21に対して、安定
した所定電源(例えば、直流5V)を供給すると共に、
コネクタ26に外部コネクタが接続された場合において
は、コネクタ26を介して接続される外部装置(例え
ば、ディスプレィ表示による表示機能を備えたコード読
取制御装置やコード解析装置等)40とコードリーダ1
との間で、コード10の読み取りに関する信号(例え
ば、CCカメラ95により検出されたコード10のデコ
ードされた信号)のデータ授受を行うことが可能であ
る。この場合、外部装置40からコードリーダ1に対し
て、間接照明用発光体18やマーカー用発光体94の発
光周期、発光パターン、発光強度に関する情報を送り、
コードリーダ1ではその情報を受け取り、受け取った情
報に基づき、間接照明用発光体18やマーカー用発光体
94を発光させても良い。次に、コードリーダ1の作動
について、図10を参照して説明する。本実施形態に示
すコードリーダ1は、物体30に設けられたコード10
に対して、フード部2aを向け、コード10を読むもの
であるが、この場合、物体30には、図11に示す如
く、物体30の固有情報を示す正方形の形状をした2次
元のコード10が付与される。ここでは、一例としてデ
ータマトリックスコードを使用しているが、これに限定
されるものではなく、ベリコードやQRコード等であっ
ても良い。これからコード10の読み取り操作を行うユ
ーザは、コードリーダ1のグリップ部2bを把持し、コ
ード10に対してフード部2aを向けてコードリーダ1
を構える。この状態で、ユーザは操作レバー31をスプ
リング13の付勢力に抗して引くと、操作レバー31は
図2に示す反時計方向に支点31bを中心として回動す
る。この操作によって、操作レバー31の背面にてスイ
ッチ操作部20bが押圧される。すると、スイッチ操作
部20bはx方向に移動し、スイッチ操作部20bの背
面に設けられた接触スイッチ23が、スイッチ操作部2
0bの移動により押され、オン状態となる。接触スイッ
チ23がオン状態となると、その信号をメイン基板21
内の図示しないCPUは、読み取り開始のトリガーと見
なし、コード10により示される情報を読み取ることが
可能となる。この状態になると、メイン基板21は同時
に間接照明ユニット内の間接照明用発光体18およびマ
ーカー用発光体94を駆動する駆動信号を間接照明用発
光体駆動基板17および光学基板11に出力する。この
駆動信号により、間接照明ユニット8の開口の左右両側
に配設された対の間接照明用発光体18が同時に点灯ま
たは必要に応じて所定周期にて点滅し、間接照明用発光
体18から光が発せられると、間接照明ユニット内部に
配設された光透過部材14の読み取り面側の鏡面14b
で反射する。これにより、光透過部材14と読み取り面
7との間で、所定光量の光の散乱による均一な拡散光が
作られ、読み取り面7から拡散光が発せられる。その結
果、拡散光により、コード10およびコード10を含む
近傍領域を明るく照らし、コード10面に当たった反射
光をCCDカメラ95のCCD素子によって撮像する。
これにより、間接照明ユニット内で全体的に明るいブロ
ード光を作り出すことができる。この場合、同時に、メ
イン基板21はCCDカメラ95の両側に配設されるマ
ーカー用発光体94も駆動する。マーカー用発光体94
から発せられた赤色の光は、間接照明ユニット8の底部
に設けられた光制限部材8aに形成された細長いスリッ
ト孔8cを通った後、読み取り面7から、コード10が
設けられる物体30に対して照射される。このマーカー
用発光体94からの長方形状の2つの光が、コード10
の両側にそれぞれ照射されることによって、コード10
の読み取り位置の位置決めがなされる。コード10およ
びその周辺領域に当たった拡散光は反射した後、光透過
部材14に入る。光透過部材14の光透過面14cから
見ると、光透過面14cからは所定の光透過率(例え
ば、40〜60%程、好ましくは、50%)にて、反射
光が光透過部材14に入射する。その後、光透過部材1
4を通過した反射光は、光透過部材14の背面の光透過
面側に形成された暗室32を経て、コード10により反
射した反射光の輝度に光透過部材14の光透過率をかけ
合せた輝度の反射光が、入射瞳の機能を有する光制限部
材8aの中央に形成されたレンズ孔8bに入射する。レ
ンズ孔8bに入射した反射光は、光制限部材8aの背面
に配設されたレンズ群91を介して、CCDカメラ95
のCCD素子に結像され、CCD素子によって反射波に
よる像が検出される。この場合、間接照明ユニット8の
内部において、光透過部材14と光制限部材8aとの間
の空間には、暗くなった暗室32が設けられることか
ら、物体上のコード10に当たった反射光は、光透過部
材14を経て、この暗室32、レンズ群91を通り、C
CD素子に入射される。この様な過程を経て、光透過面
14cとCCDカメラ95のCCD素子により検出され
た信号は、メイン基板21へと伝達された後、メイン基
板21では内部のデコード回路により検出信号がデコー
ドされ、デコードされた信号がI/F回路25に伝達さ
れる。その後、デコードされた信号は、I/F回路25
に設けられたコネクタ26から外部装置40へと伝えら
れる。外部装置40では、CCDカメラ95により検出
した信号に基づき、コードリーダ1にて読み取ったコー
ド10を、必要に応じて外部装置40のディスプレィ上
に表示したり、そのコード10により示される情報を解
析することによって、複数の物体30の一括した管理が
行える。次に、コード読み取りに関して、図10を参照
して光学面から説明する。本実施形態においては、光学
基板11は光学ユニット9の背面に取り付けられ、この
光学基板11にはCCDカメラ95が固定される。図1
0に示す構成ではCCDカメラ95と複数のレンズを内
部に備え持つレンズ群91との光軸xを一致させてい
る。ここで、CCDカメラ95とそのカメラ焦点Pfと
の距離をL0とし、カメラ焦点Pfから読み取り面7ま
での距離をL1とした場合、L1がこのCCDカメラ9
5のCCD素子に像が結像されるので、読み取り対象物
(ここでは、二次元コード)が、最小認識距離−所定
値、最小認識距離+所定値となれば、コードリーダ1は
コード10の読み取りを行える。つまり、このコードリ
ーダ1では、コードリーダ1に対してコード10との距
離が認識可能領域L2の範囲内であれば、コードリーダ
1はコード10の読み取りが行える。この場合、最小認
識距離と最大認識距離との中間に最適な焦点位置が設定
される。上記した構成の間接照明ユニット8によって、
CCDカメラ95の手前の光透過部材14と光制限部材
8aとの間に暗室32を形成し、光透過部材14の鏡面
14bによって間接照明用発光体18から発した光を拡
散して拡散光を作り、コード10により反射した反射光
を光透過部材14および暗室32を介して撮像を行って
いる。このため、コード10からの反射光が入射する手
前が暗室32となり、暗室32によって、コード読み取
りに不要な光を、吸収または遮断している。従って、暗
室32の形成により、光透過部材14を介して入射した
反射光が入射するレンズ孔8bの形状や、2つのスリッ
ト孔8cの形状が、鏡面上に映らないものとなる。例え
ば、コード10が鏡面状の物体上に設けられていても、
レンズ孔8bの形状や2つのスリット孔8cの形状が鏡
面上および鏡面上に設けられたコード上に、黒い点また
は黒マーク(総称して、黒点と称す)として映らなくす
ることができる。よって、このコードリーダ1では、ユ
ーザは黒点がコード上にかからない様、コードリーダ1
のコード10に対する読み取り位置をずらすという操作
は必要なくなり、操作性良く、コード10の読み取り操
作を行える。この場合、光透過部材14の光透過率は、
暗室32の大きさに依存する。つまり、光制限部材8a
と光透過部材14との間隔が広くなればなるだけ、光透
過部材14の光透過率を、大きく設定することが可能で
ある。鏡面上に設けられたコード上に、黒点を生じさせ
ないためには、コード10の読み取り操作時において、
読み取り面7から光透過部材14を見た場合、鏡面14
bに鏡面14bとは反対側に形成されるレンズ孔8bお
よびスリット孔8cの像が現れない光透過率に設定すれ
ば良い。本実施形態においては、間接照明用発光体18
および光透過部材14の鏡面14bによって、拡散光を
作り、コード読み取りを行う場合、光透過部材14に鏡
面反射による強い輝度の光の反射光があっても、読み取
り面7と光透過部材14との間において、強い輝度の反
射光は、読み取り面7と光透過部材14の間で拡散光に
よって、CCDカメラ95のCCD素子がサチレーショ
ンを起こさない輝度まである程度下がるので、CCD素
子がサチレーションを起こすことが防止される。よっ
て、鏡面上に設けられたコード10でも、CCD素子に
反射波の像が確実に結像される。このことから、コード
10が鏡面状の物体上に設けられていても、コード読み
取り時のコードリーダ1の操作性を悪くすることなく、
コード10の読み取りが確実に行え、コード読取装置1
の信頼性が向上する。コード読み取りに関し、正確な読
み取り動作が行なわれた時には、圧電ブザー22をピィ
あるいはピッピィと鳴らすと共に、読み取り確認用発光
体24をメイン基板21により点灯させれば、ユーザは
コードリーダ1がコード10を正確に読み取った事を、
視覚および聴覚で容易に認識できる構成となる。また、
コード読み取り時に輝度が不足している場合には、外部
装置40から輝度を向上させる指示をメイン基板21に
対して出力し、間接照明用発光体18の照度を明るくす
ることにより、コード10を読み易くすることもでき
る。上記した第1実施形態においては、間接照明ユニッ
ト内に平面状の光透過部材14を配設したが、これに限
定されないものとする。例えば、図12の第2実施形態
の如く、平面状の光透過部材14に代わりに、一定の曲
率を有し、湾曲した光透過部材34を間接照明用発光体
18と光制限部材8aとの間に配設することもできる。
この曲率を有する光透過部材34も、第1実施形態と同
様に、読み取り面側の一面には表面にクロム、銀、アル
ミニウム等の金属が蒸着された所定の反射率(例えば、
50%程)の鏡面の特性を有し、他面が光透過面(光透
過率:50%程)とすれば良い。この様に、湾曲した光
透過部材34を使用すれば、読み取り面7から発せられ
る拡散光の照射する範囲を狭くして、特定領域(例え
ば、コード10およびその近傍領域)に対して光を集
め、コード10が設けられる周辺領域での輝度の向上を
図ることができる。これにより、コード読み取り操作時
に、読み取り対象となる領域の輝度を簡単かつ安価な方
法により向上させることができる。従って、高出力で高
輝度な発光体は必要なく、湾曲した光透過部材34を単
に使用することによって、読み取り対象となる領域の輝
度の向上が図れる。この場合、光透過部材34はピエゾ
または特定条件で変形する材質を用いて、電圧(電流)
等を印加させることにより、光透過部材34の形状を変
化させる様にしても良い。例えば、光透過部材34に電
圧を印加しない状態では、第1実施形態に示す如く平面
状となるが、外部装置40またはメイン基板21等によ
り、光透過部材34に対して電圧を印加すると、光透過
部材34が湾曲した形状となる構成とすることもでき
る。また、第3実施形態として、図10に示す平面状の
光透過部材14、または、図12に示す湾曲状の光透過
部材34において、光透過部材14,34のコード10
からの反射光が通過する領域(カメラ視野)50と、そ
れ以外の場所とで、光学特性が異ならせることも可能で
ある。具体的には、図13に示す様に、光透過部材14
において、CCDカメラ95の撮像中心となる光軸xを
中心とした撮像可能領域となるカメラ視野50の範囲内
(図13に示す2つの点線の範囲内)またはカメラ視野
50より若干大きめの円形または多角形形状の領域で
は、所定の光透過率(例えば、40〜60%程、好まし
くは、50%)のハーフミラーで形成し、それより外側
の領域では、読み取り面側にクロム、銀、アルミニウム
等の金属蒸着が成された、または、表面にクロム、銀、
アルミニウム等の金属によりコーティング層が形成され
た、反射率が50%程の鏡面14bを有する構成として
も良い。また、光学的に異なる特性を有する透明または
半透明な板状部材(例えば、ハーフミラー,鏡等)を複
数組合わせても良い。この様な構成にすれば、間接照明
ユニット8の間接照明用発光体18から光が発せられる
と、反射領域52の鏡面14bでは、効率良く拡散光が
作れる。また、光透過部材14の中央に形成されたカメ
ラ視野内の入射領域51では、光透過率が50%程のハ
ーフミラーとなっていることから、コード10に当たっ
た反射光の輝度がCCDカメラ95に入射する過程にお
いて、大きく低下しない構成とすることができる。具体
的に説明すると、図2の第1実施形態に示す如く、一面
全体が所定の反射率(例えば、0.5)の鏡面14bを
有する光透過部材14を用い、コード10で完全反射す
ると仮定した場合、間接照明用発光体18から発せられ
た光(これを、輝度:100とする)は、鏡面14bで
反射した後、コード10に当たり、完全反射した反射光
は、鏡面14bを通過し、CCDカメラ95へと入射す
る。この場合には、間接照明用発光体18から発せられ
た光の輝度を100とすると、CCDカメラ95に入射
する反射光の輝度は、最も反射が少ない光伝達経路にお
いて、輝度が25(=100×0.5×0.5)とな
る。しかし、図13の第3実施形態の如く、CCDカメ
ラ95のカメラ視野以外の光透過部材14における鏡面
(例えば、反射率:1)14bで反射した後、コード1
0に当たって完全反射し、カメラ視野内に形成されるハ
ーフミラー(光透過率:50%)を介して、CCDカメ
ラ95に入射させた場合には、間接照明用発光体18か
ら発せられた光の輝度を100とすると、CCDカメラ
95に入射する反射光の輝度は、最も反射が少ない経路
で、輝度が50(=100×0.5)となる。よって、
第3実施形態に示す如く、光透過部材14のカメラ視野
領域である入射領域51と、それ以外の領域(反射領
域)52で光を反射させることで、光学的な特性が変化
する構成を取れば、第1実施形態による構成よりCCD
カメラ95に入射される反射波の輝度が向上する。これ
は、例えば、透明または半透明の板状部材に対して、ク
ロム、銀、アルミニウム等の金属を蒸着、または、これ
らの金属により光透過部材14の表面に対して、コーテ
ィング層を特定の部位に設けるだけで良いので、第1実
施形態と同等なコストで、光透過部材14を作ることが
できる。以上、説明した様に、第1実施形態から第3実
施形態において、光透過部材14,34は、読み取り面
7と、所定間隔離間した位置で、対向して配設されるの
で、CCDカメラ95が配設される位置から読み取り面
7までの長さは、従来技術の如く、半透明鏡板を傾斜状
(例えば、45度傾斜させた状態)に配設した場合に比
べて、フード部2aの長さおよび大きさを短くすること
ができる為、コードリーダ1を小型化することができ
る。更に、コードリーダ1を、使用中や移動時、或い
は、不本意に地面等に誤って落下させてしまった場合で
も、ハウジング2,3の端部に光透過部材14,34を
配設しておらず、光透過部材14,34はフード部2a
の略中央において配設しているので、従来に比べて、落
下強度が強くなる。
【効果】第1および第2の発明によれば、発光手段から
の発せられる光は、光透過手段の鏡面により反射させ
て、入射光制限手段と発光手段との間に配設される光透
過手段により、安価に拡散光を作ることができる。ま
た、光透過手段は読取口と対向して配設されるので、撮
像手段から読取口までの長さは、従来の構成に比べて、
短くすることができ、コード読取装置は小型化できる。
更に、コード読取装置を地面等に誤って落下させてしま
った場合でも、ハウジングの端部に光透過手段は配設さ
れず、入射光制限手段と発光手段との間に配設されるの
で、従来に比べて、強度的に強くなる構成とすることが
できる。この場合、撮像手段と光透過手段との間には、
暗室が形成されると、固有コードが設けられている物体
の表面が鏡面の場合であっても、光透過手段と暗室との
位置関係によって、撮像手段に入射する入射孔の黒点が
鏡面上に映らない様にすることができるので、鏡面上に
固有コードが設けられた場合であっても、コード読み取
り時の操作性が良く、正確な固有コードの認識ができ
る。また、発光手段は、読取口と光透過手段との間に配
設され、光透過手段の鏡面に向けて光を照射すれば、発
光手段からの光を光透過手段の鏡面に反射させて効率良
く拡散光が作れ、この場合にも、均一な拡散光によっ
て、入射孔の黒点が、鏡面上の物体の固有コード上に映
らなくすることができる。光透過手段は、ハーフミラー
であれば、高輝度の発光手段および高輝度を得るために
発光手段を作動させるための複雑な回路等は必要なく、
安価な構成により発光手段の輝度を向上させることがで
きる。また、光透過手段は、湾曲形状を呈すれば、湾曲
形状の光透過手段により、効率良く、発光手段からの光
を集め、簡単な構成によって、輝度を向上させることが
できる。更に、光透過手段は、撮像手段が固有コードを
撮像する視野領域内がハーフミラーで形成され、視野領
域以外が鏡面で形成されると、撮像手段が固有コードを
撮像する視野領域以外では光透過手段は鏡面で形成され
るため、認識性能に影響を与えない視野領域以外では効
率良く光を反射させることができ、固有コードを読み取
る読み取り面を明るく照らすことができる。一方、撮像
手段が固有コードを撮像する視野領域内では光透過手段
はハーフミラーにより形成されるため、入射される反射
光の輝度を大きく低下させることはなく、明るく照らさ
れた読み取り面から、コード認識を行うことができる。
よって、コード認識の性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるコードリーダの
形状を示す外形図である。
【図2】 図1に示すコードリーダのy方向における断
面図(右断面図)である。
【図3】 図1に示すコードリーダのy方向における断
面図(左断面図)である。
【図4】 図1に示すフード部のx方向における断面図
である。
【図5】 図1に示すコードリーダから背面のハウジン
グを外した状態の内部構成を示す配置図である。
【図6】 図5からメイン基板と光学基板を外した状態
での内部構成を示す配置図である。
【図7】 図1に示すコードリーダのハウジングに対し
て照明ユニットを背面側から見た場合の間接照明用発光
体の配置図である。
【図8】 図1に示すコードリーダの内部に配設する照
明ユニットの構成を示す側面図である。
【図9】 図8に示す照明ユニットの内部構成を示すy
方向における断面図である。
【図10】 図1に示すコードリーダによりコード読み
取りを行う場合の読み取り可能領域を示した説明図であ
る。
【図11】 図10において物体に設けられる固有コー
ドの形状を示す説明図である。
【図12】 第2実施形態におけるコードリーダの内部
構成を示すy方向の断面図である。
【図13】 第3実施形態におけるコードリーダの内部
構成を示すy方向の断面図である。
【符号の説明】
1 コードリーダ(コード読取装置) 2,3 ハウジング 2a フード部 2b グリップ部 5 フードカバー(キャップ) 6 光学フィルタ 7 読み取り面(読取口) 8 照明ユニット(間接照明ユニット) 8a 光制限部材(入射光制限手段) 10 2次元コード(固有コード) 14,34 光透過部材(光透過手段) 14a 端部 14b 鏡面 14c 光透過面 18 間接照明用発光体(発光手段) 21 メイン基板 23 接触スイッチ 31 操作レバー 32 暗室 40 外部装置 50 カメラ視野 51 入射領域 52 反射領域 94 マーカー用発光体(発光手段) 95 CCDカメラ(撮像手段) Pf カメラ焦点 L0 CCDカメラとカメラ焦点との距離 L1 最短認識距離 L2 認識可能領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体に設けられた固有コードを読み取る
    読取口を有するハウジングと、 該ハウジングの内部に配設された発光手段と、 前記ハウジング内に配設されて前記固有コードを撮像す
    る撮像手段とを備え、 前記発光手段からの光を前記読取口から前記固有コード
    に対して照射し、前記固有コードによって反射した反射
    光により前記固有コードの情報を読み取るコード読取装
    置において、 前記撮像手段と前記発光手段との間に、一面が鏡面の特
    性を有し、他面が光透過性を有する光透過手段を備え、
    該光透過手段は前記読取口と対向して配設されることを
    特徴とするコード読取装置。
  2. 【請求項2】 物体に設けられた固有コードを読み取る
    読取口を有するハウジングと、 該ハウジングの内部に配設された発光手段と、 前記ハウジング内に配設されて前記固有コードを撮像す
    る撮像手段と、 該撮像手段に入射する光を制限する入射光制限手段とを
    備え、 前記発光手段からの光を前記読取口から前記固有コード
    に対して照射し、前記固有コードによって反射した反射
    光を、前記入射光制限手段を介して前記撮像手段により
    前記固有コードの情報を読み取るコード読取装置におい
    て、 前記入射光制限手段と前記発光手段との間に、一面が鏡
    面の特性を有し、他面が光透過性を有する光透過手段を
    備え、該光透過手段は前記読取口と対向して配設される
    ことを特徴とするコード読取装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段と前記光透過手段との間に
    は、暗室が形成されることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のコード読取装置。
  4. 【請求項4】 前記発光手段は、前記読取口と前記光透
    過手段との間に配設され、前記光透過手段の鏡面に向け
    て光を照射することを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のコード読取装置。
  5. 【請求項5】 前記光透過手段は、ハーフミラーである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコー
    ド読取装置。
  6. 【請求項6】 前記光透過手段は、湾曲形状を呈するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコード
    読取装置。
  7. 【請求項7】 前記光透過手段は、前記撮像手段が前記
    固有コードを撮像する視野領域内がハーフミラーで形成
    され、該視野領域以外に鏡面の特性を有することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のコード読取装
    置。
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