JPH06162243A - ペン式コ−ドリ−ダ - Google Patents

ペン式コ−ドリ−ダ

Info

Publication number
JPH06162243A
JPH06162243A JP5050118A JP5011893A JPH06162243A JP H06162243 A JPH06162243 A JP H06162243A JP 5050118 A JP5050118 A JP 5050118A JP 5011893 A JP5011893 A JP 5011893A JP H06162243 A JPH06162243 A JP H06162243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
code
pen
lens
code reader
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5050118A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsutoshi Okamoto
敦稔 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A D S KK
Original Assignee
A D S KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by A D S KK filed Critical A D S KK
Priority to JP5050118A priority Critical patent/JPH06162243A/ja
Publication of JPH06162243A publication Critical patent/JPH06162243A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 [目的] 本発明は、ペン式のコ−ド(1次元、2次
元)リ−ダについてである。 [構成] 本発明のペン式コードリーダは、読取口5a
を本体ケース2に対して傾斜状に形成し、該傾斜角度に
垂直線上に前記集光レンズ3及びセンサ4を配設するも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペン式のコ−ド(1次
元、2次元)リ−ダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のペン式コードリーダは、1次元コ
ードを手で左右に操作して読み取る方式であり、2次元
コードをワンタッチで読み取るペン式コードリーダは存
在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ペン式コードリーダの
1例として、図47の左図(断面図)に示すように、円
筒形状の本体ケースに光源体2(必須ではない)、レン
ズ3、センサ4等が配設されて構成されている。具体的
には、レンズは焦点距離が6.0mmを用い、センサの
大きさは1/2インチ、27万画素白黒センサを用い
る。このペン式コードリーダは、指に挟着して先端をコ
ードに近付けて、ワンタッチで読み取る。例えば、図4
8に示す2次元コードに当てて読みとられるが、図47
の左図に示すようにコードに対して垂直状態で読み取る
場合と、図47の右図に示すように傾斜状態で読み取る
場合には、カメラ(CCDセンサ)の画素に結像される
像が異なる。即ち、コードを読み取る場合には、リーダ
を小型にするため短い焦点距離のレンズ3を使用するの
で、垂直状態で読み取った場合には図48に示す像が得
られるが、通常のコードリーダを使用する態様での傾斜
して読み取った場合には図49に示すように歪んだ像が
得られる。図48の様に結像される像の解読は簡単であ
るが、コードに対して垂直状態にコードリーダの読み取
る口を当てることは、簡便に使用可能なコードリーダと
は言い難い。一方、図49のように歪んだ像の解読は、
時間がかかり実用上問題がある。又、ペン式コードリー
ダは、その性格上携帯用であり、且つ、電池で駆動され
ることが多いため、その小型化、軽量化が是非とも必要
である。その為、小電力で動作可能にすることは電池の
軽量化に大いに役立ち、ひいてはペン式コードリーダ全
体の軽量化、小型化が可能となる。又、電池の長寿命化
が可能となる。従って、ペン式コードリーダの駆動電力
を極力小さくする必要がある。更に、2次元コードは部
品、製品の個別管理に使用されるため、例えば、金属の
鏡面状態上に表示されたコードを読み取る必要がある。
同様に、光沢を有する透明包装材料の下に配置されたコ
ードを読み取る必要がある。従来は、これら特殊状態に
置かれたコードの読取りは不可能であったり、不十分で
あった。又、近年、種々の材質にコードが描かれて使用
されている。例えば、光沢のあるラベルや手術に使用す
るメス等コードを附して管理可能にすることが望まれて
いる。しかしながら、前記ラベルや金属面は鏡面反射す
るため、光源体自身が結像してコードを十分に識別する
ことが困難である。そこで、本発明は係る不都合を解消
するペン式コードリーダを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のペン式コード
リーダは、読取口を本体ケースに対して傾斜状に形成
し、該傾斜角度の垂直線に直行して前レンズ及びセンサ
を配設するものである。請求項2のペン式コードリーダ
は、読取本体に透明な材質で形成した部分を有するもの
である。請求項3のペン式コードリーダは、請求項1又
は請求項2のペン式コードリーダの読取本体にコードに
対する基準マークを附すものである。請求項4のペン式
コードリーダは、請求項1、請求項2或は請求項3のペ
ン式コードリーダの本体ケースに指に合致するクボミを
形成するものである。請求項5のペン式コードリーダ
は、読取本体にコードの位置に対する基準のマークを附
し、且つコードにコードリーダの本体ケースより延出す
る位置に基準マークを表示するものである。請求項6の
ペン式コードリーダは、把手部と読取り部の間に曲折可
能な曲折部材を介して前記本体ケースを形成するもので
ある。請求項7のペン式コードリーダは、読取本体の端
部とレンズの間に曲折可能な曲折部材を介して前記本体
ケースを形成するものである。請求項8のペン式コード
リーダは、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
請求項5、請求項6、請求項7のペン式コードリーダの
読取口の形状をコードの形状に合わせた形状に形成する
ものである。請求項9のペン式コードリーダは、レンズ
とセンサを本体ケースに内蔵してコードを読み取り、読
取本体に透明或は半透明材質で形成する部分を有し、外
来光でコードを照射するものである。請求項10のペン
式コードリーダは、レンズとセンサを本体ケースに内蔵
し、照明に外来光を利用してコードを読み取り、コード
を縦横に配列された複数の画素で読取って得られる映像
信号と明るさの基準値発生器の値とで比較器を介して得
られる明るさの制御信号を複数回出力し、前に読み取っ
たコードの明るさの制御信号の値に基づいて前記センサ
のシャッタスピードを制御して、センサに入る適正な光
量を制御するものである。請求項11のペン式コードリ
ーダは、レンズとセンサを本体ケースに内蔵し、照明に
外来光を利用してコードを読み取り、コードを縦横に配
列された複数の画素で読取って得られる映像信号と明る
さの基準値発生器の値とで比較器を介して得られる明る
さの制御信号を複数回出力し、前に読み取ったコードの
明るさの制御信号の値に基づいて前記センサの絞り機構
を制御して、センサに入る適正な光量を制御するもので
ある。請求項12のペン式コードリーダは、レンズとセ
ンサを本体ケースに内蔵し、照明に外来光を利用してコ
ードを読み取り、コードを縦横に配列された複数の画素
で読取って得られる映像信号と明るさの基準値発生器の
値とで比較器を介して得られる明るさの制御信号を複数
回出力し、前に読み取ったコードの明るさの制御信号の
値に基づいて読取本体に付設した光の透過度を可変可能
な液晶を制御し、センサに入る適正な光量を制御するも
のである。請求項13のペン式コードリーダは、請求項
9、請求項10、請求項11、請求項12のペン式コー
ドリーダの読取本体の先端を傾斜状に形成するものであ
る。請求項14のペン式コードリーダは、請求項10、
請求項11、請求項12の映像信号の明るさの信号に替
えて、外来光の明るさを検知する明度センサで検出した
信号で制御して、センサに入る適正な光量を制御するも
のである。請求項15は、2次元コードの発明であっ
て、2次元コードの縦横比とセンサの縦横比のレシオが
0.9〜1.4以内に形成するものである。請求項16
は、光源体にエレクトロルミネセンスを使用するもので
ある。請求項17は、エレクトロルミネセンスの光源体
をレンズから先端に向かって末広がり状に設置するもの
である。請求項18のペン式コードリーダは、コードを
当てる読取本体の先端部に滑り止め部材を付設するもの
である。請求項19は、レンズより延設して本体ケース
の内側に乱反射又は鏡面反射するする反射体を設け、前
記光源体の照射光が前記反射体に照射するように光源体
をレンズの外周部に配設するものである。請求項20
は、レンズと読取口の間に光源体からの共役反射光(光
源体から照射した入射角と平面材質で反射した反射角と
が等しい反射光)がセンサに結像しないように遮光板を
設けるものである。請求項21は、請求項19と請求項
20の構成を具備するペン式コードリーダである。請求
項22は、レンズと読取口の間に光源体からの共役反射
光がセンサに結像しないように遮光板を設けると共に、
レンズとセンサの少なくとも何れか一方をケース本体の
中心軸線からずらして構成するものである。請求項23
は、レンズと読取口の間に光源体からの共役反射光がセ
ンサに結像しないように遮光板を設けると共に、読取口
を傾斜状に形成するものである。尚、光源体にエレクト
ロルミネセンスを使用するときには、読取口を傾斜状に
形成するものである。請求項24は、請求項20或は請
求項21のペン式コードリーダであって、コードを縦横
に配列された複数のセンサの画素で読取って得られる映
像信号と基準値発生器の値とで比較器を介して得られる
明るさの2値出力信号を得る制御回路において、レンズ
の影響を受ける前記画素の箇所の信号について、予め測
定した基準値でもって比較器で比較するように構成する
ものである。請求項25は、請求項20、請求項21、
請求項22、請求項23、請求項24のペン式コードリ
ーダに於て、読取口を有する先本体を前記本体ケースに
装脱可能に形成するものである。請求項26は、2次元
コードを読取って得られる映像信号と基準値発生器の値
と比較器を介して2値出力信号を得る制御回路を有し、
映像信号のレベルを、1スキャニング内において、読み
始め部から読み終り部にかけて順次大きくなるように、
光源体の光度を調整したり、絞り機構を介して調整した
り、更にはセンサの受光面積を調整したり等で構成する
ものである。請求項27は、2次元コードを縦横に配列
された複数のセンサの画素で読取って得られる映像信号
と映像回路で構成する基準値発生器の値とで比較器を介
して得られる明るさの2値出力信号を得る制御回路を有
し、前記2次元コードのデータ部の外周部にデータを構
成しないマーク部である「黒」部と「白」部を交互に配
列するものである。請求項28は、センサで得られた映
像信号を2値化出力を得るに際して、コードが描かれて
いる材質の明色部を1スキャニングしたデータをコード
が描かれた材質に依存する補正値で補正した値をディジ
タルの基準値として記憶し、コードのデータ部をスキャ
ニングして得られるディジタルの映像信号と前記基準値
とを1スキャニング毎に各々比較して、2値化信号とし
て出力するコードリーダの2値化方法である。請求項2
9は、2次元コードを読取って得られる映像信号と基準
値発生器の値と比較器を介して2値出力信号を得る制御
回路を有し、且つ露光量制御機構を備え、非読取時にお
いて前記露光量制御機構を介して露光量を小さくし、読
取時に前記露光量制御機構を介して前記光源体に対応可
能な光量となるように露光量を調節するものである。
尚、前記露光量制御機構としては、メカニカルな絞り機
構、電子シャッタ等がある。
【0005】
【作用】請求項1のペン式コードリーダは、読取口を本
体ケースに対して傾斜状に形成し、且つ該傾斜角度に垂
直線の垂直線に直行して前記レンズ及びセンサを配設し
てあるめ、コードに当て易く且つコードに対して垂直状
態で読み取ることになり、読みとられた像は歪みが少な
い像となり解読が容易となる。請求項2のペン式コード
リーダは、読取本体に形成してある透明の材質を通し
て、容易にマークの位置を把握して読み取ることが可能
となる。請求項3は、読取本体にマークが附してあるた
め、該マークを予め決められたコードの位置、例えばコ
ードの隅に合わせた状態で読み取る。この様に読みとら
れたコードは、位置修正を行うことがないため、迅速に
解読、即ち読み取ることができる。請求項4のペン式コ
ードリーダは、クボミに指を合わせた状態で読み取るよ
うに形成してあるため、容易にペンを把持できると共に
コードに対する位置を容易に合わせることができる。請
求項5のペン式コードリーダは、コードに読取本体を当
てた状態であってもコードに記された基準マークは外部
に附されている。そこで、係るマークを読取本体に表示
されたマークに合わせて読み取るものである。この様に
することによって、読み取った像は位置修正することな
く容易に解読できる。請求項6のペン式コードリーダ
は、曲折部材を介して読取本体をコードに当てて読むた
め、コードに当て易く又コードにリーダを当てたとき感
触がよくなり、且つコードを垂直状態で読むことによっ
て解読が容易となる。請求項7のペン式コードリーダ
は、読取本体の端部とレンズの間が曲折可能となってい
るため、結像の倍率が可変可能で、コードの大きさに対
応して読むことが可能となる。請求項8のペン式コード
リーダは、読取本体の形状をコードの形状に合わせた形
状となっているため、コードを傾斜することなく読むこ
とができ、解読が容易となる。請求項9のペン式コード
リーダは、読取本体に設けられた透明又は半透明(拡散
機能を有する)材質からの外来光を入光することによっ
て、光源体を有しなくてもコードを読み取ることができ
る。これにより駆動電流が大幅に減少し電池の軽量化、
小型化ができ、ひいてはペン式コードリーダ全体の軽量
化、小型化ができる。半透明の読取本体からの光は均一
化しているため、金属の鏡面状態上に表示されたコード
を読み取ることができる。同様に、光沢を有する透明包
装材料の下に配置されたコードを読み取ることができ
る。勿論、紙のように乱反射する材質に表示されたコー
ド読み取ることはできる。又、透明な材料で構成した読
取本体の場合には、紙のように乱反射する材質に表示さ
れたコードを光源体はなくても読み取ることができるの
は言うまでもない。請求項10のペン式コードリーダ
は、前に読み取ったコードの映像信号の値に基づいて、
例えば、白と判断された最大値を基準としてセンサのシ
ャッタスピードによってセンサに入光する光量を適切な
値にする。請求項11のペン式コードリーダは、絞り機
構で調整することによって、センサへの光量を適正な値
とする。請求項12のペン式コードリーダは、液晶の光
の透過度を制御してセンサへの適切な光量を決定する。
請求項13のペン式コードリーダは、読取口を傾斜状に
形成(切口を斜めにする)してあるため、センサにはセ
ンサ自身の像(実際にはレンズ、レンズホルダ)が結像
されず、コードの像のみが鮮明に結像されて、鏡面に表
示されたコードを読むことができる。請求項14のペン
式コードリーダは、請求項10、請求項11、請求項1
2の映像信号を使用せず、別途に設けた外来光を検知す
る明度センサで検出した信号を使用して、センサに入る
適正な光量に制御する。請求項15の2次元コードはセ
ンサとほぼ同じ形状比であるため、コードの読取りに際
してセンサの画素をより有効に活用することができ、よ
り多くの情報をより少ない画素のセンサで読み取ること
が可能である。請求項16は、エレクトロルミネセンス
でコードが照射されるため、点光源体とは異なり、所謂
マイルド(乱反射光)な光によって照射され、センサに
光源体自身を結像しない。その為、鏡面反射する材質に
表示されたコードであっても読み取ることが可能であ
る。請求項17は、エレクトロルミネセンスの光源体を
レンズから先端に向かって末広がり状に設置してあるた
め、レンズ全体に受ける光量を均一にすることができる
し、1スキャニングの読み始め部から終り部にかけての
コードの照度を順次大きくすることができる。その為、
スキャニングした映像信号を2値化するに当って、正確
な2値化信号を得ることができる。請求項18は、読取
本体の先端部に滑り止め部材を付設してあるため、滑る
ことなくることコードを読む位置に当てることができ
る。特に、読取り口を傾斜状に形成してあるペン式コー
ドリーダにとっては有効である。請求項19は、光源体
からの照射光が直接コードを照射するのでなく、本体ケ
ースに延設した乱反射或は鏡面反射する反射体を照射
し、該反射光がコードを照射する。その為、鏡面反射す
る材質に表示されたコードであっても読むことができ、
コードリーダを簡便に構成することができる。請求項2
0は、レンズと読取口の間に光源体からの共役反射光が
センサに結像しないように遮光板を設けてあるため、セ
ンサに光源体自身の像が結像されず、より明確にコード
の識別が可能となる。請求項21は、請求項19と請求
項20の構成により、より良く鏡面反射する材質に描か
れているコードであっても読むことが可能である。請求
項22は、レンズとセンサの少なくとも何れか一方をケ
ース本体の中心軸線からずらすことによって、センサに
レンズ自身の像の結像を回避でき、鏡面材質に描かれた
コードの識別が可能となる。請求項23は、読取口を傾
斜状に形成することによって、光源体の像及びレンズの
像の影響を受けることなく、鏡面反射する材質に描かれ
たコードの認識が可能となる。請求項24は、レンズの
影響を受けるセンサの箇所は予め既知であり、係る箇所
はレンズの影響を受けて低レベルの信号となる。そこ
で、係る箇所の基準値を予め測定しておき、係る値でも
って2値化を行うことによって、正常な信号出力が得ら
れる。請求項25は、読取口を有する先本体を前記本体
ケースに装脱可能とすることによって、使用した読取口
を交換可能となって、特に、メス等の医療器具のコード
に使用するコードリーダにとって感染防止に対して有効
なものとなる。請求項26は、光源体で照射されるコー
ドからの反射光をセンサで結像して、2値化信号を得る
場合に有効な手段である。レンズはコサインの4乗則に
従った照度となり、コードの端部の信号照度は低くな
る。その為、1スキャニングが「明色」或は「暗色」で
構成されるコードを読み取ったとき、1スキャニング毎
のコードの終端部に於て、基準信号とセンサの映像信号
とは逆転することが生じて、間違ったデータ(2値化出
力)が得られる。そこで、1スキャニング内において、
映像信号を読み始め部から読み終り部にかけて順次大き
くするように構成することのよって正確な値を得ること
ができる。請求項27は、2次元コードのデータ部の外
周部に「黒」部と「白」部を交互に配列するマーク部を
付記したコード使用することによって2値化を有効なら
しめる。即ち、データ部の外周部が黒の連続で構成され
ていると、映像回路で構成される基準値発生器の出力は
低レベルとなって、データ部の比較において間違った2
値化信号として出力する。そこで、データを構成しない
「黒」部と「白」部を交互に配列するマーク部を付記す
ることによって、基準値発生器の出力は正常な値とな
り、ビデオ信号の正確な2値化出力を得ることができ
る。請求項28は、先ず、コードが描かれている材質の
明色部を1スキャニングしたデータを得る。このデータ
は、コサインの4乗則に従った照度でレンズを介して得
られるものであって、コードの両端部で低い値を得る。
そこで、この値をコードが描かれた材質に依存する補正
値で補正して、基準値として記憶する。そして、コード
のデータ部をスキャニングして得られる映像信号と前記
基準値とを1スキャニング毎に各々比較すれば、コサイ
ンの4乗則に従った照度で照射されるコードを正確に認
識して、2値化出力を得ることができる。請求項29
は、非常に明るい場所(例えば、太陽光で照射されてい
る場所)でコードを読むとき、即ち、非読取時と読取時
の照度が大きく異なる場合に有効な手段となる。非読取
時にセンサの露光量を多くしておくとセンサの電荷量は
飽和となり、非読取状態から読取状態に迅速に対応する
ことができない。そこで、露光量制御機構(メカニカル
な絞り機構、電子シヤッター等)で、非読取時に電荷容
量が飽和しないような露光量としておき、読取時に光源
体に対応する露光量となるように切り換えると、迅速に
読取が可能となる。
【0006】
【実施例】
(実施例1)図1はペン式コードリーダ1の全体斜視
図、図2は図1の断面図、図3は使用状態を示す図であ
る。尚、従来と同じ作用をなす部品には同じ符号を附
す。ペン式コードリーダ1の本体ケース1aは円筒状で
あって、読取本体5(光源体2より左側)の先端部(読
取口5a)は、図3に示すように使用状態に合わせた角
度、例えば60度の傾斜角度に形成されている。2はコ
ードを照射する光源体である。3はコードからの反射光
を受光するレンズ、4はセンサ(例えば、CCDセン
サ)である。尚、前記レンズ3及びCCDセンサ4は、
読取口5aの傾斜角度に対して垂直に配設してあり、本
体ケース1aのレンズ4の位置に対応して突設部1bが
形成してある。このコードリーダの例として、焦点距離
が6.0mmのレンズ3と、1/2インチで27万画素
の白黒CCDセンサ4を用いる。又、本体ケース1aの
ほぼ中心部には、指に合わせることが可能なクボミ部6
a、6bが形成されている把手部が付設され、係る部分
を指で挟着することによって、後述するコードの位置合
わせが容易となる。又、本体ケース1aの後側には解読
装置や送受信装置の制御装置7、電池9等が内設されて
いる。尚、読取本体5の材質は透明の樹脂等で形成し、
読取本体5をコードに当てたときコードの位置を把握可
能とする。更には、読取本体5の外周部には、コードに
対する基準マーク8(8a、8b)が附されている。
【0007】次に、前記構成のペン式コードリーダ1で
コード(2次元コード)10を読み取る場合について図
3を参照して説明する。包装箱11等に表示されたコー
ド10に対して、読取口5aを当てると、コード10を
照射する光源体2からの反射光はレンズ3を介してCC
Dセンサ4に像を結像する。この時の反射光は、読取口
5aが傾斜状に、且つレンズ3及びCCDセンサ4は該
傾斜角に垂直に配設されているため、歪みのない像が得
られ、解読装置等で位置修正を行って解読され、送受信
装置7を介して親受信機に送信される。尚、本体ケース
1aにクボミ6a、6bが形成してある場合には、係る
部分に指を挟着してコード10に当てれば、より容易に
位置合わせが可能となる。又、読取本体5の全周にわた
って或は一部が透明の樹脂等で形成され、且つ基準マー
ク8を附されているペン式コードリーダの使用を説明す
る。図4は係る場合のマーク10に対する読取本体5と
の位置関係の断面を示し、コード10は透明な読取本体
5を介して位置の把握が可能である。そこで、基準マー
ク8a、8bに対して、コード10の上縁をほぼ水平状
態で読み取ると、殆ど位置修正することなく解読でき
る。更に、コード10の位置合わせを的確に行うため
に、図5に示すように、コード10に本体ケース1aよ
り縁出する基準マーク12a、12b(破線)をコード
10に付記しておく。この基準マーク12a、12bを
読取本体5に表示した基準マーク8a、8bに各々合わ
せることによって、より正確な状態で読み取ることがで
きる。尚、この場合には、読取本体5を必ずしも透明或
は半透明の材質で構成する必要がないことは言うまでも
ないし、この様な基準マークを附したコードを読み取る
コードリーダの形式は、従来のコードリーダの形式であ
っても有効である。又、図6は読取口5aの形状をコー
ド10の形状と相似形とした場合を示す。即ち、例え
ば、2次元コードが縦と横の長さを異にする場合には、
読取本体5(読取口5a)の形状を長方形とすると、更
に容易にコードに合わせた位置で読み取ることができ
る。尚、係る読取本体5の材質を透明な樹脂等で形成し
たり、読取本体5にマーク8a、8bを附したり、或は
コード10に基準マーク12a、12bを表記しておく
と、更により容易に解読が可能となる。又、コード10
の形状の縦横比とCCDセンサ4の縦横比とのレシオが
0.9〜1.4内となるように、即ち許容差を10パー
セント以内に形成する。例えば、コード10をCCDセ
ンサ4と同じ比の縦横比3対4で形成することによっ
て、コードの読取りに際してCCDセンサ4の画素をよ
り有効に活用することができ、より多くの情報をより少
ない画素のCCDセンサ4で読み取ることが可能であ
る。その結果、ペン式コードリーダ1の製造コストが安
くなる。
【0008】(実施例2)次に、他のペン式コードリー
ダを図7〜図10に示す。これらのペン式コードリーダ
1は、本体ケース1aの把手部(円筒状)15aと読取
り部(レンズ3とセンサ4で構成する。)15bの間に
曲折部材20を介して結合したものであって、図7は、
該曲折部材20として巻バネを使用する。尚、読取口5
aは、図2と同様に傾斜状に形成したものであってもよ
いが、本実施例では従来と同様に光源体2、レンズ3、
CCDセンサ4が本体ケース1aに垂直状に各々配設さ
れているものを使用する。図10に示すように、くぼみ
6a、6bを指で挟着して把持部15aをもって読取口
5aをコード10に当てると、ペン式コードリーダ1は
前記弾性体20で曲折状態となり、通常の読取り姿勢で
読み取ることが可能であるが、コード10に対するレン
ズ3、CCDセンサ4はコード10に対して垂直状態で
読みとられる為、CCDセンサ4での受像は歪みのない
像が得られ、像の解読は容易に行うことができる。尚、
図8は、本体ケース1aの把手部15aと読取り部15
bをゴムの弾性体20を介して結合したものであり、図
9は自在継ぎ手20で結合したものである。これらは、
何れも係る結合部で曲折可能であるため、図10に示す
状態で読み取ることができる。更に、この様に構成した
ペン式コードリーダは、巻バネやゴム等の弾性体の反力
が手に伝わって使用感覚が良好となる。又、図示しない
が、曲折部材20として、形状記憶合金を使用すること
も可能であり、通常の状態では、収納箱の側部等に収納
しておくため直線状態を維持し、使用時に、形状記憶合
金を手で温めることによって予め決められた角度に曲折
して使用する。これによって、容易に状態変化を起し
て、収納時と使用時の状態を使い分けることができる。
この様に、曲折可能な曲折部材をペン本体の中途に挿入
したとしても、使用後の姿態は直線状とすることができ
るため、処理装置の箱(図示略)の側部に収納可能で、
薄い処理装置の箱であっても収納できる。尚、実施例1
での構成と同様に、読取本体5の材質を透明或は半透明
に形成したり、基準マーク8を表示したり、更にはコー
ド10に基準マーク12を附すことによって、実施例1
と同様に、より正確で且つ迅速にコードの解読を行う効
果を奏することは言うまでもない。
【0009】(実施例3)図11のペン式コードリーダ
1は、レンズ3と読取口5aとの間に弾性体20を介し
て形成したものである。尚、弾性体20としては巻バ
ネ、ゴム板等を使用する。又、読取本体5にはガイドバ
ー21を弾性体20に平行してレンズ3方向に付設し、
一方、レンズ3側には受体22が設けられている。この
ペン式コードリーダ1は、図10に示すようにして使用
するが、弾性体20によってレンズ3の焦点の深度内で
コードの結像の倍率を変更することができる。即ち、強
く押圧することによって、弾性体20は縮んでコードの
結像を大きくすることができ、反対に弱く押圧すること
によってコードの結像を小さくすることができる。従っ
て、種々の大きさのコード10に容易に対応して読み取
ることができる。尚、ガイドバー21が受体22に当接
した時には、解読可能な結像が得られる最も大きな像と
なるようにセットしてある。従って、より強く押圧して
も、読取り不可能となることはない。又、本実施例のペ
ン式リーダの収納状態では直線状となり、薄い処理装置
の側部に収納可能である。
【0010】(実施例4)図12は本実施例の制御の映
像回路の概念図を示している。コードリーダの読取口5
aと表示されているコード10とを離した状態で読むと
きや、本体ケースの読取本体5を透明或は半透明の材質
で形成するときには、コード10は外来光で照射され
る。係る外来光で照射されたコード10からの反射光
は、レンズ3を通って、予め設定されたシャッタスピー
ドでもって、縦横に多数の画素で構成されるCCDセン
サ4にアナログの映像信号として結像する。そして、こ
の映像信号の値は、予め設定された明るさの基準値発生
器からの信号と比較器で比較されて、明るさの制御信号
として複数回、繰し出力される。この出力信号によっ
て、CCDセンサ4の電子シヤッタースピードは決定さ
れ、適切な光量でより鮮明な画像を得ることができる。
このため、図2に示す光源体2を必要としないコードリ
ーダの製作が可能となり、電池の寿命を延ばすことがで
きると共に、小型軽量のリーダとすることができる。
尚、前記したシャッタスピードを決定する値としては、
白と黒で認識するコード10の「黒」の最低値や、
「白」又は「黒」の平均値等であってもよい。又、前に
読み取ったビデオ信号として、最初にスキャニングした
データのシヤッタースピードに固定して、以後のスキャ
ニングを行ってもよいし、直前に得た値で毎回シヤッタ
ースピードを変更する方法でもよいし、更には、横
(縦)1列をスキャニングしたデータでもってシャッタ
スピードを決定してもよい。即ち、前に得られた像の値
を基準としてシャッタスピードの決定を行うものであ
る。又、前記の様にシヤッタースピードを制御するのと
異なって、絞り機構を備えることによってより鮮明な画
像を得ることができる。尚、この絞り機構は、従来のセ
ンサに使用されている既知の機構であるため詳細説明を
省略する。レンズからの入光量に応じて絞り機構によっ
て光量を調整すると、前記シヤッタースピードを変更す
るのと同じ効果を得ることができる。尚、本実施例に於
て、光源体を有するコードリーダに対しても有効な手段
であることは言うまでもない。
【0011】(実施例5)本実施例は、図13に示すよ
うに、光源体が無いコードリーダの読取り部を示してい
る。即ち、CCDセンサ4の精度が向上するにつれて、
図2に示す光源体2がなくても、外来光でコードを読み
取ることが可能である。しかしながら、読み取る場所に
よって照度が異なり、全ての照度で読み取ることが可能
でないため、本発明は、図13に示すように読取本体5
の端部に照度計30を設置すると共に、読取本体5の全
周或は一部に光の透過度の調整可能な液晶31を付設す
る。照度計30は本体ケースの外側或は内側の照度を検
出器で計測し、制御器を介して前記液晶31の透過度を
調整するものである。尚、32は必ずしも必要でない透
明な材質で形成されている部分であって、係る部分を設
けることによって、コードの位置を把握することがで
き、実施例1で述べたように基準マークに容易に合わせ
て読み取ることができる。又、図14は前記検出器30
の替わりに、CCDセンサ4に結像されるアナログの映
像信号を使用して制御する制御ブロック図を示す。即
ち、前記実施例4で述べたように、CCDセンサ4は予
め決められた電子シヤッタースピードで繰り返し結像さ
れる。そこで、前に結像したアナログの映像信号に基づ
いて、液晶31の光の透過度を制御するものである。
尚、前に結像したアナログの映像信号は前記実施例4と
同じ方法によって制御する。これらの装置によって、コ
ードはより適切な照度のもとで読み取ることが可能とな
り、光源体を必ずしも必要としない。その為、ハンディ
タイプのペン式コードリーダにとっては、消費電力の節
約となって長時間の使用が可能なものを作ることが可能
となる。
【0012】又、図13に示す読取本体31、32を半
透明材質である、スリガラス、日本紙等の材料で形成す
る。これらの材質によって、外来光は拡散状態となって
コードを照射し、係る照射されたコードは、明るさの向
上したCCDセンサ4に結像する。即ち、半透明材質を
介することによって、外来光は乱反射し、外来光の光源
体自身の像はCCDセンサ4に結像されないため、良好
にコードの読取りが可能となる。この様に構成すると、
従来のように光源体を必要としないコードリーダの製作
が可能であると共に、光源体自身の像の影響を受けるこ
となくCCDセンサ4に結像することができる。尚、本
実施例は、前記実施例1〜実施例4の構成のペン式コー
ドリーダに適用可能であることは言うまでもない。
【0013】(実施例6)本実施例は、図15に示すよ
うに、図7と殆ど同じ構成であり、光源体が無い点及び
読取口5aが傾斜状に形成している点、更には読取本体
5の材質を透明或は半透明の材質で構成している点を異
にする他は同じであるため、各構成部品の説明は省略す
る。又、図12に示す制御装値を内蔵して、電子シヤッ
ターを介してコードの反射光の照度を制御できる構成と
している。この様に構成することによって、前記実施例
で記述した各利点を有するものである。即ち、前記した
図7に示すコードリーダの欠点を解消するものであり、
図7に示すコードリーダでは、鏡面又はそれに近い表面
状態の上に表示された目的のコードを読むと、CCDセ
ンサ4には自分自身の像がコードと共に結像され、コー
ドの像が鮮明に結像されないため、コードを読むことが
不可能である。これを解決するために、読取口5aを図
15に示すように傾斜状(切口を斜めにする)に形成
し、読取本体5の材質(透明或は半透明の材質)を透過
する外来光で照射されるコードを読み取ると、CCDセ
ンサ4自身の像は、CCDセンサの領域外に結像され、
CCDセンサ領域内には自身の像は結像されず、目的と
するコードのみが結像されてコードの読取りが可能とな
る。尚、紙等に表示したコードは、紙で乱反射されるた
め、センサ自身を結像するがことなく、コードを読み取
ることができる。また、光量調整を絞り機構を介した
り、電子シヤッターのスピードを適宜変更制御したり、
或は読取本体5の材質の透過度を変更したりすることに
よって、更に鮮明なコード像を得ることができることは
いうまでもない。又、前記した様に、本発明のペン式コ
ードリーダは、全ての構成を備える必要はなく、読み取
るコードの条件によって適宜選択した構成とすることが
できる。更には、レンズ3及びCCDセンサ4の取付け
は、図2に示すように読取口の傾斜角度の垂直線に直行
して配設するものであってもよい。更に、図11に示す
読取口5aとレンズ3との間に曲折部材20を介するこ
とによって、倍率が可変となって種々の大きさのコード
に対応することができる。
【0014】(実施例7)図16は他のコードリーダ1
の断面図を示し、ペン式コードリーダ1は、本体ケース
1aの把手部15aと読取り部15b(レンズ3とセン
サ4で構成する。)の間に曲折部材(巻バネ)20を介
して結合形成してある。又、コードを照射する光源体2
として、LEDの如く点光源でなく、平面均一な照度を
持つエレクトロルミネセンスが、読取り部15b(レン
ズ3)の後側に取り付けられている。このように構成さ
れたペン式コードリーダ1は、コードに読取口5aを当
てると、エレクトロルミネセンス2から照射される光は
コードを照射し、照射されたコードでの反射光は、レン
ズ3を介してCCDセンサ4に結像する。平面均一な照
度をもつ光源であるため、暗い箇所で、鏡面反射するメ
ス等に表示されたコードを読み取ることができる。この
様に、光源体にエレクトロルミネセンスを使用すること
によって、鏡面反射する材質に表示されたコードを読む
ことができ、コードリーダを簡便に構成できる。尚、光
源体にエレクトロルミネセンスを使用することは、図1
6に示すペン式コードリーダの構成に限定されず、公知
の2次元バーコードリーダ、前記各実施例の構成におい
て有意義であることは言うまでもない。次に、図17は
他のコードリーダ1の断面図を示し、光源体2としての
エレクトロルミネセンスをレンズ3から読取口5aに向
かって末広がりに設けてある。この様に末広がりとする
ことによって、センサ4の映像画素の周縁部の光量低下
を防止できて、画面全体を均一な明るさにすることがで
きるし、且つ読み始め部から順次読み終り部にかけて映
像画面の信号レベルを高くすることも可能である。その
為、明暗で識別するコードの読み間違えを防止すること
ができると共に、映像信号の2値化出力を得るときも正
確な信号を得ることができる。尚、読取本体51を透明
な材質で構成することによって、光源体(エレクトロル
ミネセンス)で照光することなく、外来光を介して読み
取ることができて、光源体に使用する電力を節約するこ
とができる。更に、読取口5aに滑り止め部材52を付
着すると、位置ずれの防止となって、より取り扱いが便
利になる。更に、図17において、レンズ3から読取口
5aに向かって光源体(エレクトロルミネセンス)2が
末広がりに設けてあるが、この光源体2の一部を乱射体
に取り替えて構成してもよい。例えば、長方形の読取口
において、右半平面を光源体2とし、相対する左半平面
を乱反射体として構成したり、光源体と反射体を適宜の
間隔で交互に配列して構成することもでき、光源体2の
大きさを節約することができる。尚、前記した様に光源
体にエレクトロルミネセンスを使用しても、レンズやレ
ンズホルダ等をセンサ4に結像することがあり、係る場
合には、図15に示すように読取口5aを傾斜状に形成
することによって回避でき、より明確に鏡面材質に描か
れたコードを読み取ることができる。
【0015】(実施例8)本実施例を全体断面を示す図
18、要部拡大を示す図19、図18のA〜A矢視を示
す図20を参照して説明する。ペン式コードリーダ1
は、本体ケース1aの把手部15aと読取り部15b
(レンズ3、センサ4、光源体(LED)2で構成す
る。)の間に曲折部材20(巻バネ)を介して結合して
形成してある。また、4個の光源aを長方形(20mm
×3mm)のチップに配設した一対の光源体2a、2b
は、本体ケースの内面にレンズ3から読取口5aに延設
形成されている反射体60に照射可能な向きに対向した
位置に取り付けられていて、反射体60は白色の樹脂等
の乱反射する材質で形成されている。尚、読取口5aの
形状は四角に形成されていると共に、読み取る範囲を読
取口5aに対応させるため、CCDセンサ4とレンズ3
の中心及び読取口5aの内端部を結線する位置に四角形
のスリット63が設けられている。尚、本体ケース1a
の把手部15aは図7と同じ構成である。前記のように
構成されたペン式コードリーダ1は、コード10に読取
口5aを当てると、光源体2aから照射される光は、直
接にコード10を照射しなくて、図19の破線で示すよ
うに、乱反射体60で乱反射した光でもってコード10
を照射する。尚、光源体2bも同様である。そして、コ
ード10が乱反射する樹脂等の材質上に描かれている場
合には、照射されたコード10の反射光は、レンズ3を
介してCCDレンズ4に光源体2a、2b自身の像を結
像しなくて、コードを明確に認識可能となる。尚、前記
反射体60を鏡面反射する材質を使用することも可能で
ある。この場合、光源体2がセンサ4に結像しない角度
θ(図19)以上となるように、反射体60に照射する
位置及び角度で設置することを要する。
【0016】(実施例9)次に、遮光板を用いて、実施
例8に述べたように乱反射する材質に描かれたコードの
他に、光沢のある包装材料、紙やプラスチックに描かれ
たコード、陶磁器の表面で光沢のある上薬の下に描かれ
たコード、梨地処理や腐蝕した金属表面に描かれたコー
ド(疑似鏡面材質に描かれたコード)を読むことが可能
な構成を、読取り部を示す図21を参照して説明する。
尚、円筒形状の把手部等は前記実施例8と同じ様に構成
可能であるため、図示を省略する。4個の光源aを長方
形(20mm×3mm)のチップに配設した一対の光源
体2a、2b(実施例8と同じ)は、読取口5aに向か
って傾斜状に取り付けられている。又、該光源体2の前
側(読取口5a側)には、CCDセンサ4の上縁とレン
ズ3の中心及び読取口5aの内端部を結ぶ結線位置の高
さで角形の遮光板65a、65b及びスリット63がケ
ース内周に形成されていて、読み取り可能範囲を読取口
5aに対応させている。尚、前記遮光板65a、65b
は、光源体2から角度θで照射されて、同じ角度θで反
射する反射光(共役反射光という。)がセンサ4に入光
しないように構成する。光源体2aから照射する光は、
遮光板65aで遮断されてb1〜c1間は遮光されている
が、a1〜b1間は照射される。一方、光源体2bから照射
する光は、遮光板65bで遮断されてb2〜c2間は遮光さ
れるが、a2〜b2間は照射される。そこで、鏡面反射する
材質に描かれたコードを読取口5aに当てると、光源体
2aから照射されてコードのa1〜b1での共役反射光は、
CCDセンサ4に受像されない。又、b1〜c1間では、光
源体2aの照射光は遮光板65aに遮られる。その結
果、CCDセンサ4には光源体2a自身の像は結像され
ない。このことは、一方の光源体2bに対しても同様で
あって、光源体2bからの照射光でコードa2〜b2間の共
役反射光をセンサ4は受像しない。この様に、光源体2
a、2bを遮光板65a、65bを介してコードを読み
取るように構成することによって、疑似鏡面材質に描か
れたコートであっても、識別可能となる。尚、図22
は、光源体2a、2bを読取口5aの近くに配設した例
を示し、この様に光源体2a、2bを読取口5aに近付
けて設置すると、コードをより明るく照射することによ
って、センサ4の映像画素の周縁部の明度の向上を図る
ことが可能となる。
【0017】(実施例10)図23は、図21と異なっ
て、光源体2a、2bの光を反射鏡68を介してコード
に照射するように構成したものである。即ち、光源体2
a、2bを、内面に取り付けられた反射鏡68に照射可
能な向きに対向した位置に取り付けられている。又、遮
光板65は光源体2a、2bからの光が反射鏡68で反
射され、更にコードに当った共役反射光がセンサ4に結
像されないように形成されている。尚、スリット63
は、読取可能範囲を読取口5aに対応させて、CCDセ
ンサ4の上縁とレンズ3の中心と読取口5aの内端部を
結ぶ、結線の高さで内周に形成されている。この様に構
成されたリーダの読取口5aを疑似鏡面反射する材質に
描かれたコードに当てると、反射鏡68aで反射された
光源体2aの光は、遮光板65aでb1〜c1間は遮光され
るが、a1〜b1間の照射は可能である。一方、反射鏡68
bで反射された光源体2bからの光は、遮光板65bで
b2〜c2間は遮光されるが、a2〜b2間の照射は可能とな
る。そこで、鏡面反射する材質に描かれたコードを読取
口5aに当てると、光源体2aでコードのa1〜b1を照射
して反射する光は、CCDセンサ4に結像されない。そ
の結果、CCDセンサ4には光源体2a自身の像は結像
されず、コードの識別が可能となる。このことは、一方
の光源体2bに対しても同様であって、実施例9と同様
に、疑似鏡面反射する材質に描かれたコードの識別が可
能となる。尚、本実施例は、実施例9と異なって、光源
体2a、2bの距離を広くする結果、レンズ3を読取口
5aに近付けることができ、短くコードリーダを形成す
ることが可能となる。
【0018】(実施例11)本実施例では、金属鏡面に
描かれたコードを認識可能とする構成について、図24
〜図28を参照して説明する。図24はコードリーダの
読取り部の読取口5aからの側面視図と正面断面を示
し、前述した図22と構成を同じであるため詳細な構成
の説明を省略するが、遮光板65を傾斜状に設けて、光
源体2a、2bからの共役反射光がレンズ3に入光しな
いように配設すると共に、遮光板65の傾斜部の表面6
5aには、乱反射する白い紙や塗料が塗ってある点を異
にしている。この様に構成したリーダの読取口5aに鏡
を当てると、図24のd〜e部分はCCDセンサ4に白
く結像される。即ち、この部分では、鏡面材質上に描か
れたコードを読み取ることは可能となる。一方、図24
のe〜fの間(レンズ3の直下部)は、レンズ3が黒く
見えるため黒くCCDセンサ4に結像され、この部分の
鏡面材質に描かれたコードは影響を受けて読取りが困難
となる。又、図24のf〜g間は、前記d〜e間と同様
に読取り可能領域である。尚、本体ケースの内周面(遮
光板の傾斜部65a等)は、艶を有する白色塗装でも良
いが、乱反射する紙や艶消し白色塗料、白色蛍光塗料等
を塗布するのがより望ましい。又、光源体の照射光の色
に合わせた塗装色を使用し、内面で乱反射可能とするよ
うに形成すれば良い。
【0019】前記した様に、図24においてはレンズ3
の直下部(e〜f)のコードはレンズ3の像に影響され
て読取り不可能となり、可能とするためには下記の対策
が考えられる。 (1)レンズ3の径(e〜f)を小さくする。レンズ3
の径を小さくすることによって、読取り不可能領域は小
さくなるが、明度が減少する為、CCDセンサ4の感度
を上げるか、光源体2の照度を上げる必要がある。係る
対策を施工することによって、鏡面材質に描かれたコー
ドの読取りが可能となる。 (2)図25に示すように、レンズ3をケース本体の中
心軸から紙面の表裏方向にずらして設置すると、読取り
不可能領域(レンズ3の写像領域)は、読取口5aの端
部に移動して読取り領域を広くすることができる。又、
画角の大きなレンズを使用することによって、レンズ3
の写像を読取口5aの外側に移動させることができ、レ
ンズ3に影響されずに鏡面材質に描かれたコードの読取
りが可能となる。 (3)図26に示すように、レンズ3はケース本体の中
心軸に設置し、CCDセンサ4を中心軸からずらして配
設する。又、光源体2aを読取口5aに向けて傾斜して
設置し、対向位置に乱反射する紙、塗料を塗布した傾斜
状に反射板70を設置する。尚、照度を増加させるため
に、光源体2bが中心軸に垂直に設置され、該光源体2
bの光が反射板70に反射可能に遮光板71が設けられ
ている。この様に構成することによって、レンズ3の写
像は下方に移動させることが可能となり、a〜b間が読
取り可能部となる。そこで、読取口5aに閉鎖板72を
設けることによって、読取可能な読取口5aを容易に形
成することができる。 (4)図27は、読取口5aを傾斜状に形成した正面横
断面を示し、図28(右図)は正面縦断面を示す。この
様に読取口5aを形成することによって、平坦の鏡面材
質上に描かれたコードを読み取る場合に、レンズ3の写
像を読取口5aの外に移動させることができる(図28
の左図)。その為、レンズ3に影響されずに、鏡面材質
に描かれたコードの読取りが可能となる。
【0020】次に、図29〜図31を参照して、2値化
信号を修正して、レンズ3の影響をなくしてコードを読
み取る方法について説明する。図29は、図24の構成
に基づくコードリーダでの読取口5aとレンズ3の影響
位置を示し、レンズ3は中心に配設してあるため、読取
口5aの中心部にレンズ3の影響が現れ、係る箇所の信
号は低レベルとなる。尚、CCDセンサ4に影響を与え
る領域(X、Y)は既知であるため、2値化を行うに当
って、レンズ3に影響を受けるX、Y領域の基準レベル
(図31に示すb)は、予め基準コードを読み取ること
によって設定しておく。尚、2値化の制御ブロックは図
12を参照のこと。そこで、CCDセンサ4に結像され
た像は、図29に示すA線……、B線……、A線……と
順次スキャニングされて、基準値と比較されて2値化デ
ータとして出力する。ここでA線はレンズ3に影響され
ないスキャニングであり、B線は影響されるスキャニン
グである。即ち、A線のスキャニングのときには、図3
0に示すようにCCDセンサ4の信号は何等レンズ3に
影響されないため、基準値aとの比較によって2値化を
行う。一方、スキャニングがY領域(B線)となり、且
つ時間がX領域となったときには、信号はレンズ3の影
響を受けて低レベルとなり、予め基準コードで設定され
た基準値bで2値化を行う。この様に、本実施例では、
CCDセンサに結像される信号の出力として2値化を行
う際に、レンズに影響される領域の基準レベルを予め測
定して決定しておくことによって、レンズに影響されな
いコードリーダを構成することも可能である。
【0021】(実施例12)図32〜図37は、コード
と接触する読取口5aを取り替えを可能とするコードリ
ーダの読取り部の構成である。例えば、病院に於て、手
術に必要なメス等を選択して確認するために、手術器具
に描かれたコードを解読する必要がある。そこで、コー
ドリーダの読取本体を手術器具に当てて読み取るが、感
染等を考慮すると、一度使用したコードリーダを交換し
て使用する必要があるが、コードリーダの全てを使い捨
てにすることは無駄である。そこで、省資源となるコー
ドリーダの読取り部の構成を提供する。図32及び図3
3は、図24と同じ構成となるように読取り部を2分割
し、図32は読取口5aを有する先本体74を示し、図
33は本体部75を示し、図34は先本体74を本体部
75に装着した断面を示す。本体部75には、中心軸線
上にレンズ3、CCDセンサ4が配設され、本体ケース
の外周には切欠76が形成されていると共に、光源体2
用のコネクター80aが設けられている。一方、先本体
74は、前記切欠76に嵌合するケース内に、光源体2
a、2bの前後に遮光板65とスリット53が傾斜上に
形成されていると共に、前記コネクタ80aに接合する
コネクタ80bが設けられている。先本体74を本体部
75の切欠76に挿入すると、図24と同じ構成のコー
ドリーダの読取り部となる(図34)。この様に構成し
たコードリーダは、例えば、ある患者の手術器具の確認
に使用した後、先本体を外して廃棄し、新たな取り替え
部を装着して、他の患者の手術器具の確認に使用するこ
とができ、感染の防止を可能とする。
【0022】次に、図35〜図37は、他の構成例を示
す。図35は先本体74を示し、図36は本体部75を
示す。図35及び図36から明らかなように、図32と
異なって、光源体2a、2bが先本体74にはなく、本
体部75に付設されている。尚、本体部75の外周には
先本体74を嵌挿可能な切欠79が形成されている。係
る先本体74を本体部75に装着することによって、図
34と同じ構成のコードリーダの読取り部が組み立てら
れる(図37)。この様に構成することによって、前述
したと同様に、先本体だけを取り外して廃棄することが
出来きて経済性に富む。尚、先本体74をセラミック等
で構成すれば、滅菌処理に使用する強酸、強アルカリ、
熱水に耐えることができ、再使用可能である。尚、前記
の先本体は比較的長く形成してあるが、更に短く形成す
ることもできる。即ち、手術器具等に接触する読取口を
交換可能に形成してもよい。
【0023】(実施例13)図38は、コードをCCD
センサ4で読み取った値を適正な2値化の出力信号を得
るためのコードリーダの読取本体の構成例を示し、図4
3は公知の2値化回路の例を示している。2次元コード
は、図48に示す2次元コードの周部の様に、1次元の
バーコードと異なって、「白」と「黒」が交互に配列さ
れているとは限定されない。そこで、例えば、1スキャ
ンニング(横方向に1回スキャニングする)が全て
「白」(或は「黒」)で構成されている2次元コード
を、図26に示すようなコードリーダで読み取り、CC
Dセンサ4の映像信号を図43に示すアナログの2値化
回路を介して出力信号を得ると、図39に示すような結
果となる。即ち、2値化の出力信号は、映像信号eと基
準信号kの比較で出力するが、コードの読み始め部(左
部)から順次基準信号kと比較されて出力信号を得る
(図の矢印方向)が、読み終り部において映像信号eと
基準信号kとは逆転し、出力信号は「黒」と出力して正
確でなくなる。この現象は、レンズのcos4(θ)法
則に従う照度によるものであり、レンズの周辺部は中心
部に比べて暗くなるためである。そこで、係る問題を解
決するために、図38に示すようなコードリーダの読取
本体の構成を示す。図38は、図26と殆ど同じ構成の
コードリーダを示しているが、光源体2bの照射方向を
読取口5a方向として、照度調整をしている点を異にす
る。即ち、コード10は図38の矢印の方向に読みとら
れ、コード10の読み始め部から順次読み終り部にかけ
て照度を明るくする為に、光源体2bでコードの終り部
を照射するように構成する。この様に、光源体2bでコ
ードの終り部を照射することによって、図40に示すよ
うに、映像信号eは読み始め部から順次高レベルとなっ
て、基準信号kとは逆転せず、正確な2値信号を得るこ
とができる。尚、図38に示す光源体2bの照度は、光
源の突出長さで調節してもよいし、電流値で調節しても
よい。又、図21、図22等のように光源体を2個以上
有しているコードリーダにあっては、光源体(2a、2
b…)の電流値等で調整して光度を異になるように構成
すればよい。次に、前記の構成とは異なる手段を図41
に示す。図41はCCDセンサ4の一部を示し、各画素
(斜線部)4aは矢印(コードのスキャニング方向)に
従って受光面積を大きくなるようにアルミの蒸着膜で形
成する。この様なセンサ4を使用すると、1スキャニン
グの読み始め部から読み終り部に掛けて、センサの映像
信号のレベルを高くすることができ、前記と同様に、正
確な映像信号の2値信号を得ることができる。又、コー
ドの読み始めから読み終りにかけて、入光量が順次多く
なるように絞り機構を構成する。この様に、絞り機構を
構成することによってもセンサ4に結像する映像信号レ
ベルを順次高レベルにすることができる。更には、図4
2はコードを読み取っている状態の斜視図と断面図を示
し、図42から明らかなように、コード10のスキャニ
ングの終り部側に空隙90を形成して採光可能とし、他
の部分は遮光となるように読取本体5を形成する。この
様に構成することによって、読取終り部が最も明るくな
り、読み始め部が最も低い状態となる。この様に採光照
射されたコードは、読み始め部から読み終り部にかけて
(矢印)、順次センサ4に結像される映像信号レベルを
高くすることが可能となって、前記と同様の効果を奏す
ることが可能となる。又、図38、図21、図22、図
23で示すコードリーダの読取口5aを、図28に示す
ように傾斜状に形成すると、更に読取が改善できる。
【0024】次に、2値化を行う時の改良案を図45を
参照して説明する。実施例13で記載したように、1ス
キャンニング(横方向に1回スキャニングする)が全て
「白」で構成されている2次元コードを読み取り、CC
Dセンサ4の映像信号を図43に示す2値化回路を介し
て出力信号を得ると、図39に示すような結果となって
不可能となる。このことは、1スキャンニング(横方向
に1回スキャニングする)が、図48に示す2次元コー
ドの外周のマーク部が、全て「黒」で構成されている時
も同じである。即ち、1スキャンニングが全て「白」或
は「黒」で構成されていると、図43に示す基準値発生
器のコンデンサcの充放電が行われなくなり、基準値は
正確さを欠き、図48に示す2次元コードの2値化は困
難となる。図45に示す2次元コードは、図48に示す
コードのデータと同じであり、データ部70の外周に
「白」と「黒」を交互にデータを構成しないマーク部7
1a、71bを配列する。例えば、横列70aを白の長
さと黒の長さを同じとし、一方、縦列71bは横列の倍
の長さの白と黒を描く。この2次元コードの横列71a
をスキャニング(H1)し、図43に示す2値化回路を
介すると、白と黒が交互に読み込まれ基準値発生器のコ
ンデンサcは充放電を繰り返して、出力kは図44の右
図に示す鎖線のようになる。その結果、データ70のス
キャニング(H2、H3……)で得られる映像信号eと前
記基準値発生器の出力kとを比較器を介して得られた2
値化信号は正確となる。この様に、データ部の周囲を黒
と白を組み合せてマーク部を作成することによって、2
値化出力を得ることができる。尚、前記横列及び縦列の
白と黒の長さは、前記以外の組合せが可能であることは
いうまでもないし、この様に横列と縦列を異にすること
によって、2次元コードの方向検出を容易にする効果を
奏する。
【0025】(実施例14)本実施例は、データ部の周
囲が黒で囲まれた2次元コード(図46)を、デジタル
の基準値発生器を用いてビデオ信号の2値化をする方法
である。図44は、デジタルの基準値発生器を用いてビ
デオ信号の2値化をする制御ブロック図を示す。コード
リーダは、先ず、2次元コードが描かれていない箇所
(白色箇所)のスキャニングを行って(図46 H
0)、アナログのビデオ信号eをデジタル化し、係る信
号を基準値発生器の値k’0iとする。この値k’0iは、
ほぼ同じ明度の「白」であっても、レンズのcos4
(θ)法則に従ったレンズの特性により、読み始め部と
読み終り部は中心部に比べて明度が減少する。そこで、
この基準値k’0iでもって2値化を行うと正確なデータ
を得ることができないので、基準値k’0iから補正値δ
vを引いた値k0iを記憶しておく。尚、この補正値δv
は、コードが描かれている材質の汚れや反射率の誤差等
による、「白」を「黒」と判断することを回避するため
に基準値を下げるものであり、コードが描かれている材
質に対応して設定してもよいが、特定の値であってもよ
い。即ち、黒系統の材質に描かれたコードの明色(白)
と暗色(黒)のビデオ信号のレベル差は小さく、係る場
合であっても明確に「白」と「黒」を区別可能となる基
準値に選定すれば、白を黒と判断することはない。前記
した様に、先ず、スキャニングを2次元コードが描かれ
ていない箇所(HO)で行って、該データ値k’0iを補
正して基準値k0iを記憶する。そして、データ部のスキ
ャニング(H1、H2…)を行って得られたアナログのビ
デオ信号を、A−Dコンバータでディジタル信号eiと
し、前記記憶された基準値k0iと比較して、2値化出力
を得る。この様にして得られる2値化の方法は、種々の
材質に描かれた2次元コードに対応することができる。
【0026】(実施例15)本実施例のコードリーダ
(前記各実施例で示す構成と同じ)は、太陽光等の様に
強い光度で照射される場所に置かれたコードを読むとき
に有効な手段である。コードリーダは非読取時、非常に
明かるい光を受けた状態であり、係る状態から読取状態
とすると、センサ4は光源体2で照射されたコードを受
光するが、暫くの間、読取り不可能となる。そこで、本
実施例では、迅速に読取を可能とするために、レンズの
前側に露光量制御機構を備えて対応可能とする。露光量
制御機構としては、既に既知のメカニカルな絞り機構を
採用し、非読取状態のときには、絞り機構を絞って露光
量を極めて少量(ゼロでもよい)にし、読取状態のとき
には絞り機構を光源体の照度に対応できる範囲に開口す
る。又、他の構成としては、電子シャッタを使用し、こ
の電子シャッタのシャッタスピード(トリガパルス幅)
をトリガスイッチを介して選択可能に構成する。例え
ば、非読取時には、センサの露光量を制御する充放電の
トリガ幅を1/10000秒以下とし、センサ4に入光
する光量を極力小さくする。一方、読取時にはトリガス
イッチを切り換えて、光源体2の照度に対応する、例え
ば1/60秒とする。この様に、構成することによっ
て、非読取状態におけるセンサの露光による電荷容量は
少なく飽和しない状態を維持するため、非読取状態から
読取状態に変更しても迅速に対応することができる。
尚、図13に示すように、検出器30を設けてレンズ3
側の照度を検出し、前記シャッタスピード(トリガパル
ス幅)を変更可能に構成することによって、トリガスイ
ッチを電子式に変更して自動化が可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明のペン式コードリーダは、コード
に対してほぼ垂直状態で読取り可能にすると共に、コー
ドの位置合わせを容易にすることができるため、コード
に対してより迅速的確に読み取ることが可能である。
又、光源体を有しないペン式コードリーダは、光沢面に
表示されたコードの読取りが可能になり、更に、電池の
寿命を延ばすことができると共に小型軽量化を図ること
ができる。又、光源体にエレクトロルミネセンスを使用
したり、遮光板を形成したり、レンズやセンサを中心軸
から外すように構成することによって、鏡面反射する材
質に表示されたコードを読むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のペン式コードリーダの全体図であ
る。
【図2】図1の断面図である。
【図3】実施例1の使用状態を示す図である。
【図4】2次元コードを読み取る状態を示す読取本体の
断面図である。
【図5】2次元コードを読み取る状態を示す読取本体の
断面図である。
【図6】読取本体をコードの形状に合わせて読み読み取
る状態を示す読取本体の断面図である。
【図7】実施例2のペン式コードリーダの断面を示す図
である。
【図8】実施例2の他のペン式コードリーダの断面を示
す図である。
【図9】実施例2の他のペン式コードリーダの断面を示
す図である。
【図10】実施例2の使用状態を示す図である。
【図11】実施例3のペン式コードリーダの断面を示す
図である。
【図12】実施例4のペン式コードリーダの制御ブロッ
ク図を示す。
【図13】実施例5のペン式コードリーダの断面の一部
を示す図である。
【図14】液晶の制御を行うブロック図を示す。
【図15】実施例6のペン式コードリーダの断面を示す
図である。
【図16】実施例7のペン式コードリーダの断面を示す
図である。
【図17】実施例7の他のペン式コードリーダの断面を
示す図である。
【図18】実施例8の全体断面を示す図である。
【図19】図18の要部拡大図である。
【図20】図18のA〜A矢視を示す図である。
【図21】実施例9の読取本体を示す図である。
【図22】実施例9の他の読取本体を示す図である。
【図23】実施例10の読取本体を示す図である。
【図24】実施例11の読取本体の側面視図と正面断面
図を示す図である。
【図25】実施例11の読取本体の側面視図と正面断面
図を示す図である。
【図26】実施例11の読取本体の側面視図と正面断面
図を示す図である。
【図27】実施例11の読取本体の正面断面図を示す図
である。
【図28】実施例11の読取本体の側面視図と正面断面
図を示す図である。
【図29】2値化信号を得るための説明図である。
【図30】2値化信号を得るための説明図である。
【図31】2値化信号を得るための説明図である。
【図32】実施例12の読取口を有する先本体を示す図
である。
【図33】実施例12の本体部を示す図である。
【図34】実施例12の先本体を本体部に装着した読取
本体の断面図である。
【図35】実施例12の他の先本体を示す断面図であ
る。
【図36】実施例12の他の本体部を示す断面図であ
る。
【図37】実施例12の他の先本体を本体部に装着した
読取本体の断面図である。
【図38】実施例13の読取本体を示す図である。
【図39】2値化信号を得る場合の問題点を説明する図
である。
【図40】実施例13に於ける2値化信号を説明する図
である。
【図41】実施例13の他の構成例を示す。
【図42】実施例13の他の構成例を示す。
【図43】2値化信号回路を示す図である。
【図44】2次元コードの他の例を示し、2値化の作用
を説明する図である。
【図45】ディジタルの基準値発生器を用いて2値化を
行う制御ブロック図である。
【図46】ディジタルの基準値発生器を用いて2値化の
作用を説明する図である。
【図47】コードを読み取っているコードリーダの概念
を示す断面図である。
【図48】2次元コードを示す図である。
【図49】コードリーダを傾斜して読んだときのコード
を示す図である。
【符号の説明】
1 ペン式コードリーダ 2(2a、2b) 光源体 3 レンズ 4 センサ 5 読取本体 5a 読取口 6(6a、6b) クボミ 8(8a、8b) 基準マーク 10 コード 12(12a、12b) 基準マーク 15a 把手部 15b 読取り部 20 曲折部材 30 照度計 31 液晶 32 透明部材 52 滑り止め部材 60 乱反射体 63 スリット 65(65a、65b) 遮光板

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズとセンサを本体ケースに内蔵し、
    コードを読み取るペン式コードリーダにおいて、読取本
    体の先端部(読取口)を本体ケースに対して傾斜状に形
    成し、該傾斜角度の垂直線に直行して前記レンズ及びセ
    ンサを配設することを特徴とするペン式コードリーダ。
  2. 【請求項2】 読取本体に透明の材質で形成した部分を
    有することを特徴とする請求項1のペン式コードリー
    ダ。
  3. 【請求項3】 該読取本体にコードに対する基準マーク
    を附することを特徴とする請求項1、請求項2のペン式
    コードリーダ。
  4. 【請求項4】 本体ケースに指に合致するクボミを形成
    することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3の
    ペン式コードリーダ。
  5. 【請求項5】 レンズとセンサを本体ケースに内蔵し、
    コードを読み取るペン式コードリーダにおいて、読取本
    体にコードの位置に対する基準のマークを附し、且つコ
    ードにコードリーダの本体ケースより延出する位置に基
    準マークを表示することを特徴とするペン式コードリー
    ダ。
  6. 【請求項6】 レンズとセンサを本体ケースに内蔵し、
    コードを読み取るペン式コードリーダにおいて、把手部
    と読取り部の間に曲折可能な曲折部材を介して前記本体
    ケースを形成することを特徴とするペン式コードリー
    ダ。
  7. 【請求項7】 レンズとセンサを本体ケースに内蔵し、
    コードを読み取るペン式コードリーダにおいて、読取本
    体の端部とレンズの間に曲折可能な曲折部材を介して前
    記本体ケースを形成することを特徴とするペン式コード
    リーダ。
  8. 【請求項8】 読取本体の形状をコードの形状に合わせ
    た形状に形成することを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
    7のペン式コードリーダ。
  9. 【請求項9】 レンズとセンサを本体ケースに内蔵し、
    コードを読み取るペン式コードリーダにおいて、読取本
    体に透明或は半透明材質で形成する部分を有し、外光で
    コードを照射することを特徴とするペン式コードリー
    ダ。
  10. 【請求項10】 レンズとセンサを本体ケースに内蔵
    し、照明に外来光を利用してコードを読み取るペン式コ
    ードリーダにおいて、コードを縦横に配列された複数の
    画素で読取って得られる映像信号と明るさの基準値発生
    器の値とで比較器を介して得られる明るさの制御信号を
    複数回出力し、前に読み取ったコードの明るさの制御信
    号の値に基づいて前記センサのシャッタスピードを制御
    することを特徴とするペン式コードリーダ。
  11. 【請求項11】 レンズとセンサを本体ケースに内蔵
    し、照明に外来光を利用してコードを読み取るペン式コ
    ードリーダにおいて、コードを縦横に配列された複数の
    画素で読取って得られる映像信号と明るさの基準値発生
    器の値とで比較器を介して得られる明るさの制御信号を
    複数回出力し、前に読み取ったコードの明るさの制御信
    号の値に基づいて前記センサの絞り機構を制御すること
    を特徴とするペン式コードリーダ。
  12. 【請求項12】 レンズとセンサを本体ケースに内蔵
    し、照明に外来光を利用してコードを読み取るペン式コ
    ードリーダにおいて、コードを縦横に配列された複数の
    画素で読取って得られる映像信号と明るさの基準値発生
    器の値とで比較器を介して得られる明るさの制御信号を
    複数回出力し、前に読み取ったコードの明るさの制御信
    号の値に基づいて読取本体に付設した光の透過度を可変
    可能な液晶を制御することを特徴とするペン式コードリ
    ーダ。
  13. 【請求項13】 読取本体の先端を傾斜状に形成するこ
    とを特徴とする請求項9、請求項10、請求項11、請
    求項12のペン式コードリーダ。
  14. 【請求項14】 請求項10、請求項11、請求項12
    の映像信号の明るさの信号に替えて、外来光の明るさを
    検知する明度センサで検出した信号を使用して制御する
    ことを特徴とする請求項10、請求項11、請求項12
    のペン式コードリーダ。
  15. 【請求項15】 2次元コードの縦横比とセンサの縦横
    比のレシオが0.9〜1.4以内とすることを特徴とす
    る2次元コード。
  16. 【請求項16】 本体ケース内にコードを照射する光源
    体とレンズ及びセンサを内蔵してコードを読み取るペン
    式コードリーダにおいて、前記光源体をエレクトロルミ
    ネセンスであることを特徴とするペン式コードリーダ。
  17. 【請求項17】 本体ケース内にコードを照射する光源
    体とレンズ及びセンサを内蔵してコードを読み取るペン
    式コードリーダにおいて、エレクトロルミネセンスの光
    源体をレンズから先端に向かって末広がり状に設置する
    ことを特徴とするペン式コードリーダ。
  18. 【請求項18】 レンズとセンサを本体ケースに内蔵
    し、コードを読み取るペン式コードリーダにおいて、読
    取本体の先端部に滑り止め部材を付設することを特徴と
    するペン式コードリーダ。
  19. 【請求項19】 レンズとセンサと光源体を本体ケース
    に内蔵し、コードを読み取るペン式コードリーダにおい
    て、レンズより延設して本体ケースの内側に乱反射或は
    鏡面反射する反射体を設け、前記光源体の照射光が前記
    反射体に照射するように光源体をレンズの外周部に配設
    することを特徴とするペン式コードリーダ。
  20. 【請求項20】 レンズとセンサと光源体を本体ケース
    に内蔵し、コードを読み取るペン式コードリーダにおい
    て、レンズと読取口の間に光源体からの共役反射光がセ
    ンサに結像しないように遮光板を配設しすることを特徴
    とするペン式コードリーダ。
  21. 【請求項21】 レンズとセンサと光源体を本体ケース
    に内蔵し、コードを読み取るペン式コードリーダにおい
    て、レンズより延設して本体ケースの内側に乱反射或は
    鏡面反射する反射体を設け、前記光源体の照射光が前記
    反射体に照射するように光源体をレンズの外周部に配設
    し、前記レンズと読取口の間に光源体からの共役反射光
    がセンサに結像しないように遮光板を配設することを特
    徴とするペン式コードリーダ。
  22. 【請求項22】 レンズとセンサと光源体を本体ケース
    に内蔵し、コードを読み取るペン式コードリーダにおい
    て、レンズとセンサの少なくとも何れか一方をケース本
    体の中心軸線からずらして構成することを特徴とする請
    求項20、請求項21のペン式コードリーダ。
  23. 【請求項23】 レンズとセンサと光源体を本体ケース
    に内蔵し、コードを読み取るペン式コードリーダにおい
    て、読取口を傾斜状に形成することを特徴とする請求項
    16、請求項17、請求項20、請求項21、請求項2
    2のペン式コードリーダ。
  24. 【請求項24】 レンズとセンサと光源体を本体ケース
    に内蔵し、コードを読み取るペン式コードリーダであっ
    て、コードを縦横に配列された複数のセンサの画素で読
    取って得られる映像信号と基準値発生器の値とで比較器
    を介して得られる明るさの2値出力信号を得る制御回路
    において、レンズの像の影響を受ける前記画素の箇所の
    信号について、予め測定した基準値でもって比較器で比
    較するように構成することを特徴とする請求項20、請
    求項21のペン式コードリーダ。
  25. 【請求項25】 レンズとセンサと光源体を本体ケース
    に内蔵し、コードを読み取るペン式コードリーダであっ
    て、読取口を有する先本体を前記本体ケースに装脱可能
    に形成することを特徴とする請求項20、請求項21、
    請求項22、請求項23、請求項24のペン式コードリ
    ーダ。
  26. 【請求項26】 レンズとセンサと光源体を本体ケース
    に内蔵し、コードを読み取るペン式コードリーダであっ
    て、2次元コードを縦横に配列された複数のセンサの画
    素で読取って得られる映像信号と基準値発生器の値とで
    比較器を介して得られる明るさの2値出力信号を得る制
    御回路を有し、1スキャニング内で、読み始め部の映像
    信号のレベルを順次読み終り部にかけて大きくする手段
    を備えていることを特徴とするペン式コードリーダ。
  27. 【請求項27】 レンズとセンサと光源体を本体ケース
    に内蔵し、2次元コードを読み取るペン式コードリーダ
    であって、2次元コードを縦横に配列された複数のセン
    サの画素で読取って得られる映像信号と基準値発生器の
    値とで比較器を介して得られる明るさの2値出力信号を
    得る制御回路を有し、前記2次元コードのデータ部の外
    周部にデータを構成しない「黒」部と「白」部を交互に
    配列するマーク部を付記することを特徴とするペン式コ
    ードリーダ。
  28. 【請求項28】 レンズとセンサと光源体を本体ケース
    に内蔵し、コードを読み取るコードリーダにおいて、前
    記センサで得られた映像信号を2値化出力を得るに際し
    て、コードが描かれている材質の明色部を1スキャニン
    グしたデータをコードが描かれた材質に依存する補正値
    で補正した値をディジタルの基準値として記憶し、コー
    ドのデータ部をスキャニングして得られるディジタルの
    映像信号と前記基準値とを1スキャニング毎に各々比較
    して、2値化信号として出力することを特徴とするコー
    ドリーダの2値化方法。
  29. 【請求項29】 レンズとセンサと光源体を本体ケース
    に内蔵し、コードを読み取るコードリーダにおいて、2
    次元コードを縦横に配列された複数のセンサの画素で読
    取って得られる映像信号と基準値発生器の値とで比較器
    を介して得られる明るさの2値出力信号を得る制御回路
    を有し、露光量制御機構を備え、非読取時において前記
    露光量制御機構を介して露光量を小さくし、読取時に前
    記露光量制御機構を介して前記光源体に対応可能な光量
    となるように露光量を調節することを特徴とするコード
    リーダ。
JP5050118A 1992-09-28 1993-02-15 ペン式コ−ドリ−ダ Pending JPH06162243A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5050118A JPH06162243A (ja) 1992-09-28 1993-02-15 ペン式コ−ドリ−ダ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28381892 1992-09-28
JP4-283818 1992-09-28
JP5050118A JPH06162243A (ja) 1992-09-28 1993-02-15 ペン式コ−ドリ−ダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06162243A true JPH06162243A (ja) 1994-06-10

Family

ID=26390566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5050118A Pending JPH06162243A (ja) 1992-09-28 1993-02-15 ペン式コ−ドリ−ダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06162243A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005114546A1 (ja) * 2004-05-24 2005-12-01 Kenji Yoshida ドットパターン読取ユニット及びこれを備えたマウス
JP2008310631A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Denso Wave Inc 手持ち操作型情報読取装置
JP2009003504A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Denso Wave Inc 光学情報読取装置
JP2014041602A (ja) * 2012-07-27 2014-03-06 Panasonic Corp 情報読取装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005114546A1 (ja) * 2004-05-24 2005-12-01 Kenji Yoshida ドットパターン読取ユニット及びこれを備えたマウス
JP2008310631A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Denso Wave Inc 手持ち操作型情報読取装置
JP2009003504A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Denso Wave Inc 光学情報読取装置
JP2014041602A (ja) * 2012-07-27 2014-03-06 Panasonic Corp 情報読取装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9329332B2 (en) Light pipe illumination system and method
US9298960B2 (en) Method and apparatus for providing omnidirectional lighting in a scanning device
US6223988B1 (en) Hand-held bar code reader with laser scanning and 2D image capture
US6039255A (en) Data symbol reading apparatus
US4500776A (en) Method and apparatus for remotely reading and decoding bar codes
US7967206B2 (en) Functional aiming system for an automatic data collection device, such as an image acquisition device
JP2008524709A (ja) ハンドヘルド記号リーダ照明ディフューザ
JP2008047091A (ja) 光学情報読取装置
EP1049258A3 (en) Syringe pump
JP2009512957A (ja) シンボロジーリーダ用の組み込み型照明アセンブリ
JPH06162243A (ja) ペン式コ−ドリ−ダ
EP0813719B1 (en) Reflection control apparatus
JPH10334176A (ja) シンボル読取装置
US11120240B2 (en) Auto-exposure region auto-correction
JP2000029979A (ja) 二次元コード読取装置と二次元コード記録方法
JP3518032B2 (ja) バーコード読取り装置
JPS63225884A (ja) 光学的情報読取装置
JP2778884B2 (ja) 2次元コードスキャナ
JP2725634B2 (ja) 光学情報読取装置
JPS59159003A (ja) 光学入力装置
JPH03214279A (ja) 記号読取装置
JPH03233783A (ja) バーコードリーダ
JPH0312617A (ja) 撮像プリント装置
JPH03210420A (ja) ポテンショメータ
JPH03191660A (ja) 画像入力装置の画像読取り待ち時間制御方法