JP4306061B2 - ブロックノイズ検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号を画素ブロック単位で符号化及び復号化した際に生じるブロックノイズを検出するためのブロックノイズ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像信号を圧縮符号化する際に、水平及び垂直方向に隣接する複数の画素を1つの矩形ブロック(以下、画素ブロックと記す)として、この画素ブロック内での隣接画素の相関の高さを利用して画素ブロック単位で圧縮符号化を施す圧縮符号化方式が広く知られている。そして、このような圧縮符号化方式により圧縮符号化処理が施された圧縮映像信号は、記録媒体あるいは伝送路等を介した後に、圧縮符号化時とは相補的な伸張処理が画素ブロック単位で施され、元の映像信号が復元される。
【0003】
また、このような圧縮符号化及び復号化方式では、記録媒体あるいは伝送路における映像信号の情報量を小さく抑えたい場合には、圧縮効率が高めに設定され、また映像信号を高画質のまま維持したい場合には、圧縮効率が低めに設定される。
【0004】
ところが、圧縮効率を高めに設定して情報量を小さく抑えた場合、画素ブロック単位で隣接ブロックとの間に階調差が生じることがある。特に階調変化の緩やかな映像信号部分では、この隣接ブロック間での階調差が目に付き易くなる。なお、このような隣接ブロック間での階調差によるノイズは一般的にブロックノイズと呼ばれている。
【0005】
また、記録媒体を介して再生させた映像信号では、例えば記録再生ヘッドの汚れ、摩耗等が原因でこのブロックノイズが発生することがあり、このような記録再生処理に伴うブロックノイズもまた画面上で目に付き易い。
【0006】
このようにして画面上に発生したブロックノイズを目立たないようにする方法としては、これまで様々な方法が考えられてきたが、その一例として、ブロックノイズの発生している画素ブロックとその隣接ブロックとの境界部分を補間及びその他の処理にて平滑化する方法が知られている。
【0007】
図6は、画素ブロックの境界部分に一列に配列された4つの画素x1乃至x4の信号レベルを示すものであり、画素x1及びx2が同一画素ブロック内の画素、また画素x3及びx4が同一画素ブロック内の画素であり、夫々の画素ブロックが隣接している状態を示している。
【0008】
同図に示す如く、画素x1とx2との信号レベルの差はd1、そして画素x3とx4との信号レベルの差はd3であるのに対して、隣接画素である画素x2とx3との信号レベルの差はd1、d2に比して非常に大きいd2となっており、ブロックノイズが発生していることがわかる。このようなブロックノイズの発生を、これまでは画素ブロックの境界部分における信号レベルを比較することにより検出し、これを補正していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、映像信号における画素ブロックの境界が明らかな場合、その境界部分の画素の信号レベルを比較することにより、ブロックノイズの発生を検出することが可能であるが、画素ブロックの境界部分が明らかでない場合には、まず画素ブロックの境界部分を入力映像信号から検出しなければならず、この検出が正確でない場合には、当然の如くブロックノイズの適切な補正を行うことが不可能であった。
【0010】
即ち、圧縮映像信号の伸張処理を行うデコーダが画素ブロックの境界を示すパルスを出力する場合には、このパルスに基づきブロックノイズの検出が可能であるが、このデコーダが境界を示すパルスを出力しない場合には、以上のようなブロックノイズの適切な検出及び補正を行うことが不可能であった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明に係るブロックノイズ低減装置は、
所定の矩形ブロック単位で圧縮伸張処理された映像信号におけるブロックノイズを検出するためのブロックノイズ検出装置であり、
入力映像信号を微分処理して微分信号を得る微分手段(1)と、
前記微分手段からの微分信号におけるインパルス状のパルスを検出してこれを孤立微分点検出信号として出力する孤立微分点検出手段(2)と、
前記孤立微分点検出信号のL又はHレベルに応じた値に変換するための値変換手段(3a)と、この値変換手段の出力値を加算するための第1の加算器(3b)と、この第1の加算器から供給される出力に上限値と下限値を設けてリミットする第1のリミッタ(3d)と、この第1のリミッタからの出力を矩形ブロックの水平方向の画素数分遅延して前記第1の加算器へ供給するための遅延手段(3c)と、前記第1のリミッタからの出力が内部に保持する規定値より大であるか、それ以下であるかを比較し、その比較結果に応じた値を出力する第1のコンパレータ(3e)と、により構成される水平方向の積分手段と、
前記第1のコンパレータからの出力を加算するための第2の加算器(3f)と、この第2の加算器から供給される出力値に上限値と下限値を設けてリミットする第2のリミッタ(3h)と、この第2のリミッタからの出力を1水平ライン期間分遅延して前記第2の加算器へ供給するための遅延手段(3g)と、前記第2のリミッタから供給される出力が内部に保持する規定値より大であるか、それ以下であるかを比較し、その比較結果に応じた値を出力する第2のコンパレータ(3i)と、により構成される水平方向及び垂直方向の積分手段と、
前記第2のコンパレータから出力された比較結果のうち所定の規定値以上であることを示す値を画面単位で計数し、その値と予め設定した規定値とを用いてブロックノイズが発生しているフレームの有無を判別する判別手段(4)とを有することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るブロックノイズ検出装置を説明するためのブロック図、図2は図1で示したブロックノイズ検出装置の微分処理及び孤立微分点検出処理の動作を示す図であり、本発明に係るブロックノイズ検出装置は、入力映像信号の画素ブロックの境界が明らかでない場合でも、ブロックノイズを正確に検出できることを特徴としている。
【0015】
図1において、1は入力映像信号を微分処理する微分回路、2は微分回路1から出力される微分信号における孤立微分点を検出する孤立微分点検出回路である。
【0016】
また、3は孤立微分点検出回路2にて得られた孤立微分点検出信号を積分処理する積分回路、4は積分回路3にて積分処理された積分信号に基づきブロックノイズの存在するフレームを判別する判別回路である。
【0017】
以下、図1と図2とを用いて、本発明に係るブロックノイズ検出装置の孤立微分点検出までの動作を説明する。なお、図2は水平方向8画素×垂直方向8画素により1つの画素ブロックが構成される入力映像信号からブロックノイズを検出した例を示しており、同図では、5画素ブロック分の映像信号が示されている。
【0018】
図2において(a)は微分回路1の入力信号を示しており、微分回路1は入力信号を微分処理した(b)に示す如く微分信号を出力する。その後、孤立微分点検出回路2では、微分信号におけるインパルス状のパルスのみが検出されて(c)に示す如く孤立微分点検出信号を出力する。
【0019】
次に、積分回路3及び判別回路4の詳細について、図3を用いて説明する。
孤立微分点検出回路2で検出された孤立微分点検出信号は、値変換回路3aに入力され、値変換回路3aは孤立微分点検出信号がHのタイミングで1の値を出力し、Lのタイミングで(−1)の値を出力する。
【0020】
そして、値変換回路3aの出力は加算器3bに入力され、第1のリミッタ3dは、加算器3bの出力を上限値及び下限値を設けつつ出力し、第1のリミッタ3dの出力が遅延素子3cで8画素分遅延された後に、加算器3bで値変換回路3aの出力と加算処理される。
【0021】
つまり、ここで示すブロックノイズ検出回路では、水平方向8画素及び垂直方向8画素の全64画素により画素ブロックが構成されている場合の映像信号を想定して、遅延素子3cでの遅延量を8画素分に設定してある。
【0022】
そして、第1のリミッタ3dは、加算器3bの出力を上限値及び下限値を設けつつ出力し、第1のコンパレータ3eは第1のリミッタ3dの出力をその内部に保持している規定値と比較し、第1のリミッタ3dの出力が規定値より大きい場合は1の値、規定値以下の場合は(−1)の値を出力する。このような第1のコンパレータ3eまでの処理により、孤立微分点検出信号が水平方向に8画素周期で累積加算され、孤立微分点検出信号の水平方向の積分値が出力される。
【0023】
次に、第1のコンパレータ3eの出力は加算器3fに入力され、第2のリミッタ3hは加算器3fの出力を上限値及び下限値を設けつつ出力し、第2のリミッタ3hの出力が遅延素子3gで1水平ライン期間分遅延させれ後に、加算器3fで第1のコンパレータ3eの出力と加算処理される。
【0024】
そして、第2のリミッタ3hは、加算器3fの出力を上限値及び下限値を設けつつ出力し、第2のコンパレータ3iは第2のリミッタ3hの出力をその内部に保持している規定値と比較し、第2のリミッタ3hの出力が規定値より大きい場合は1の値、規定値以下の場合は(−1)の値を出力する。このような第2のコンパレータ3iまでの処理により、孤立微分点検出信号が水平方向に8画素周期且つ垂直方向に累積加算され、孤立微分点検出信号の水平方向及び垂直方向の積分値が出力される。
【0025】
そして、判別回路4におけるカウンタ4aは第2のコンパレータ3iの出力する1の値をカウントし、1画面毎にそのカウント数を出力することにより、1画面内に発生しているブロックノイズの度合いに応じた信号を出力する。そして、第3のコンパレータ4bでは、カウンタ4aの出力値をその内部に保持している規定値と比較して、カウンタ4aの出力が規定値より大きい場合はブロックノイズの存在するフレームであることを示す1の値、規定値以下の場合はブロックノイズの存在しないフレームであることを示す(−1)の値を出力する。
【0026】
次に図3及び図4を用いて積分回路3及び判別回路4の動作を更に詳しく説明する。図4において、1−1乃至4−6は、夫々水平方向8画素×垂直方向8画素により構成される画素ブロックを示しており、画素ブロック1−3乃至1−6、画素ブロック3−1乃至3−4ではブロックノイズが発生しているものとする。
【0027】
また、図4において、○印は第1のコンパレータ3eが1の値を出力する一方第2のコンパレータ3iが(−1)の値を出力する画面位置、△印は第1のコンパレータ3eが(−1)の値を出力する一方第2のコンパレータ3iが1の値を出力する画面位置、□印は第1のコンパレータ3e、第2のコンパレータ3i共に1の値を出力する画面位置を示している。
【0028】
値変換回路3aには、まず画素ブロック1−1乃至1−6の先頭ラインにおける孤立微分点検出信号が入力され、加算器3b、第1のリミッタ3d、遅延素子3cで形成される加算ループにより孤立微分点検出信号が水平方向に8画素周期で累積加算され、先頭ラインの処理を終えると次のラインにおける処理が開始される。
【0029】
ここで、画素ブロック1−1及び1−2ではブロックノイズが発生していない。このような、画素ブロックの部分では水平方向に隣接する画素に信号レベル差が生じ、孤立微分点検出信号でHが出力されることはあるが、このHの出力が8画素周期で継続的に発生することはないため、第1のリミッタ3dの出力は、画素ブロック1−2と1−3との境界、1−3と1−4との境界、1−4と1−5との境界、1−5と1−6との境界でのみその出力値が上昇する傾向にある。
【0030】
そして、ここでは、2ライン目における画素ブロック1−3と1−4との境界での処理を行った際に第1のリミッタ3dの出力値が第1のコンパレータ3e内に保持されている値を超えて、第1のコンパレータ3eが1の値を出力し、第9ライン目における画素ブロック2−4と2−5との境界部分までは各ブロックの境界部分で1の値を出力する。
【0031】
なお、画素ブロック2−1乃至2−6ではブロックノイズが発生していないため、9ライン目以降の画素ブロックの境界部分では、第1のリミッタ3dの出力値が減少する傾向にあるが、9ライン目の画素ブロック2−5と2−6との境界部分で第1のリミッタ3dの出力値が第1のコンパレータ3e内に保持されている値以下となり、それ以降第1のコンパレータ3eは各ブロックの境界部分で(−1)の値を出力する。
【0032】
また、同様に画素ブロック3−1乃至3−4でもブロックノイズが発生しているため、17ライン目以降、各画素ブロックの境界にて第1のリミッタ3dの出力値が上昇する傾向にあり、18ライン目の画素ブロック3−2と3−3との境界部分から25ライン目の画素ブロック4−3と4−4の境界部分までは各ブロックの境界部分で第1のリミッタ3dの出力値が第1のコンパレータ3e内に保持されている値を超えて、第1のコンパレータ3eが1の値を出力する。
【0033】
一方、加算器3f、第2のリミッタ3h、遅延素子3gで形成される加算ループでは第1のコンパレータ3eの出力する値が垂直方向に累積加算されるため、ブロックノイズが発生している画素ブロックの境界部分では、第2のリミッタ3hの出力値が上昇し、第2のリミッタ3hの出力が第2のコンパレータ3iの内部に保持される値を超えると、第2のコンパレータ3iが1の値を出力する。
【0034】
つまり、図4の例では、2ライン目の画素ブロック1−3と1−4との境界部分以降、第1のコンパレータ3eは、各ブロックの境界部分において1の値を出力し続けているため、第2のリミッタ3hの出力値は上昇し、5ライン目の画素ブロック1−3と1−4との境界部分で第2のリミッタ3hの出力値が第2のコンパレータ3iの内部に保持される値を超えて、第2のコンパレータ3iが1の値を出力する。
【0035】
そして、9ライン目の画素ブロック2−5と2−6との境界部分以降、第1のコンパレータ3eは画素ブロックの境界部分において(−1)の値を出力しているため、第2のリミッタ3hの出力値が減少し、12ライン目の画素ブロック2−5と2−6との境界部分で第2のリミッタ3hの出力値が第2のコンパレータ3iの内部に保持される値以下となり、それ以降第2のコンパレータ3iは各ブロックの境界部分で(−1)の値を出力する。
【0036】
また、同様に画素ブロック3−1乃至3−4でもブロックノイズが発生しているため、18ライン目の画素ブロック3−2と3−3との境界部分以降、各画素ブロックの境界にて第2のリミッタ3hの出力値が上昇傾向にあり、21ライン目の画素ブロック3−2と3−3との境界部分から28ライン目の画素ブロック4−3と4−4の境界部分までは各ブロックの境界部分で第2のリミッタ3hの出力値が第2のコンパレータ3i内に保持されている値を超えて、第2のコンパレータ3iが1の値を出力する。
【0037】
そして、カウンタ4aは、第2のコンパレータ3iが1の値を出力した回数を1画面内でカウントする。同図に示す例では、カウンタ4aのカウント値は74となり、このカウンタ4aの出力するカウント値と第3のコンパレータ4bの内部に保持される値を超えているか否かで、画面内のブロックノイズの有無が判別され、その判別結果が出力される。
【0038】
また、この判別結果に基づき、ブロックノイズの存在する画面のみブロックノイズの低減処理を行う場合、判別結果がフレーム単位で細かく切り替わるとかえって見辛い映像となってしまうことがある。従って、図5に示す如く判別回路4内に遅延素子4c及び4d、そしてメジアン回路4eを設けることによりこのようなチャタイリングを防止することができる。
【0039】
つまり、カウンタ4aの出力を遅延素子4cで1画面(フレーム)分遅延して出力し、更に、遅延素子4dで1画面(フレーム)分遅延して出力することにより、連続する3画面(フレーム)分のカウント値をメジアン回路4eに入力し、メジアン回路4eでは、入力される3値のうちの中間値を第3のコンパレータ4bに出力するため、例えば映像信号がフレーム間圧縮を行うMPEG圧縮信号のような場合でも、若干のシステリシス特性をもたせることにより、良好なブロックノイズの低減処理を行うことができる。
【0040】
このように、本発明に係るブロックノイズ検出装置は、ブロックノイズが発生した際に、このブロックノイズの周辺における画素の信号レベルに急峻なレベル差が発生し微分波形が特徴的になることと、このレベルの変動が画素ブロックの単位で周期性をもって発生することに着目してブロックノイズを検出している。
【0041】
なお、積分回路3における積分特性は、画素ブロックの大きさに応じて適宜設定可能であり、この積分特性を調整することによりブロックノイズの検出の精度が高められることは言うまでもない。
【0042】
また、以上の実施例では、積分回路3にて孤立微分点検出信号を水平方向及び垂直方向に積分処理した例を示したが、水平方向にのみ積分処理しても構わない。その場合には、第1のコンパレータ3eの出力をそのままカウンタ4aに入力し、第1のコンパレータ3eの出力する1の値の数により画面内のブロックノイズの有無を判別すれば良い。
【0043】
また、以上の実施例では、本発明に係るブロックノイズ検出装置がハードウェアにより構成されるものとして説明したが、同様の処理をソフトウェア処理により行っても構わない。また、本ブロックノイズ検出装置の構成をパソコンで代用することも可能である。つまり、パソコン内のハードディスク上のアプリケーション記録領域にCD−ROMあるいはネットワークを介して提供される上記処理プログラムをインストールし、このアプリケーションプログラムとCPUとの間で図1に示す構成の処理を行うことで、パソコンにより本発明に係るブロックノイズ検出装置を構成できる。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係るブロックノイズ検出装置によれば、入力映像信号に微分処理を施し、この微分信号におけるインパルス状のパルスを検出した孤立微分点検出信号を積分処理することによりブロックノイズが検出されるため、画素ブロックの境界が明らかでない場合であってもブロックノイズの有無を正確に判別できるという効果を奏する。
また、この積分処理を水平方向及び垂直方向に行うため、ブロックノイズにより発生した水平方向及び垂直方向に相関のあるインパルス状のパルスを適切に検出でき、ブロックノイズの有無を正確に判別できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブロックノイズ検出装置を説明するためのブロック図である。
【図2】微分処理及び孤立微分点検出処理を説明するための図である。
【図3】積分回路及び判別回路の詳細を示す図である。
【図4】積分回路及び判別回路の動作を説明するための図である。
【図5】判別回路の他の例を示す図である。
【図6】画素ブロックの境界部分における信号レベルの差を示す図である。
【符号の説明】
1…微分回路
2…孤立微分点検出回路
3…積分回路
3a…値変換回路
3b、3f…加算器
3c、3g…遅延素子
3d…第1のリミッタ
3e…第1のコンパレータ
3h…第2のリミッタ
3i…第2のコンパレータ
4…判別回路
4a…カウンタ
4b…第3のコンパレータ
4c、4d…遅延素子
4e…メジアン回路
Claims (1)
- 所定の矩形ブロック単位で圧縮伸張処理された映像信号におけるブロックノイズを検出するためのブロックノイズ検出装置であり、
入力映像信号を微分処理して微分信号を得る微分手段(1)と、
前記微分手段からの微分信号におけるインパルス状のパルスを検出してこれを孤立微分点検出信号として出力する孤立微分点検出手段(2)と、
前記孤立微分点検出信号のL又はHレベルに応じた値に変換するための値変換手段(3a)と、この値変換手段の出力値を加算するための第1の加算器(3b)と、この第1の加算器から供給される出力に上限値と下限値を設けてリミットする第1のリミッタ(3d)と、この第1のリミッタからの出力を矩形ブロックの水平方向の画素数分遅延して前記第1の加算器へ供給するための遅延手段(3c)と、前記第1のリミッタからの出力が内部に保持する規定値より大であるか、それ以下であるかを比較し、その比較結果に応じた値を出力する第1のコンパレータ(3e)と、により構成される水平方向の積分手段と、
前記第1のコンパレータからの出力を加算するための第2の加算器(3f)と、この第2の加算器から供給される出力値に上限値と下限値を設けてリミットする第2のリミッタ(3h)と、この第2のリミッタからの出力を1水平ライン期間分遅延して前記第2の加算器へ供給するための遅延手段(3g)と、前記第2のリミッタから供給される出力が内部に保持する規定値より大であるか、それ以下であるかを比較し、その比較結果に応じた値を出力する第2のコンパレータ(3i)と、により構成される水平方向及び垂直方向の積分手段と、
前記第2のコンパレータから出力された比較結果のうち所定の規定値以上であることを示す値を画面単位で計数し、その値と予め設定した規定値とを用いてブロックノイズが発生しているフレームの有無を判別する判別手段(4)とを有することを特徴とするブロックノイズ検出装置。
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