JP4305687B2 - エクステンダー搭載レンズ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエクステンダー搭載レンズ装置に係り、特にエクステンダーレンズにより撮影倍率が変換されると絞り位置を自動で調整して画面の明るさを一定に保持するエクステンダー搭載レンズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送用テレビカメラ等の分野では、アスペクト比4:3とアスペクト比16:9を選択的に切り替えることができるカメラが実用化されている。この種のスイッチャブル対応カメラでは、例えば、撮像面に16:9のCCD素子が用いられ、アスペクト比4:3に設定された場合には、CCD素子の左右の一部領域を使用せず、中央部のアスペクト比4:3の領域のみを使用するようにしている。従って、アスペクト比4:3に設定した場合には画角が約20%狭くなり、画面に映る映像は見かけ上望遠側にシフトする。
【0003】
このような不具合を解消するために、カメラをアスペクト比4:3で使用する場合には、撮影光路上に約0.8倍(以下、単に0.8倍という。)の変換レンズ(レシオコンバータレンズ)を挿入してイメージサイズを変更し、撮影画角をアスペクト比16:9とアスペクト比4:3とで略同一にするレシオコンバータ搭載のレンズ装置が知られている。
【0004】
また、上述のレシオコンバータレンズと共に、円板状のターレットに例えば1倍と2倍の変倍レンズ(エクステンダーレンズ)を配置し、ターレットを回転させることにより撮影光路上にこれらのレンズを挿脱して撮影倍率を0.8倍、1倍、2倍(アスペクト比4:3で使用している場合には見かけ上約1倍、1.2倍、2.4倍)に切り換えらえるようにし、レシオコンバータの機能と撮影倍率を高倍に切り換える機能とを搭載したエクステンダー搭載のレンズ装置も知られている。尚、本明細書では、特に区別しない限りレシオコンバータレンズもエクステンダーレンズの一種として扱うことにする。
【0005】
ところで、上述のようなエクステンダー搭載のレンズ装置では、エクステンダーの倍率(撮影光路上に挿入されるエクステンダーレンズの倍率)が切り換えられると、撮影光学系の焦点距離に変化が生じて画面の明るさが変化する。このため、コントローラ等からのコントロール信号により絞りをモータ駆動している場合には、エクステンダーの倍率が切り換えられると、絞り位置(絞り径)を自動で補正してFナンバーを一定にし、画面の明るさが変化しないようにしたものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにエクステンダーの倍率に応じて絞り位置を補正すると、絞りの調整可能な範囲が実際の絞りの可動範囲より狭く制限されてしまうという欠点があった。例えば、1倍のエクステンダーレンズを使用している場合(1倍のエクステンダーレンズを撮影光路上に挿入している場合)を基準にFナンバーを一定に制御しようとした場合、1倍から2倍のエクステンダーレンズに切り換えられると、絞り径は、画面を明るくする方向、即ち、大きくなる方向にシフトする。このため、絞り径をある程度小さくすると、コントローラ等によって指示できる絞り径が下限に達し、それ以上絞り径を小さくすることができなくなるという問題が生じていた。
【0007】
また、カメラのアスペクト比を4:3で使用する場合等に、0.8倍のエクステンダーレンズ(レシオコンバータレンズ)を使用すると、絞り径は、1倍のエクステンダーレンズを使用している場合に比べて画面を暗くする方向、即ち、小さくなる方向にシフトする。このため、絞り径をある程度大きくすると、コントローラ等によって指示できる絞り径が上限に達し、それ以上絞り径を大きくすることができなくなるという問題が生じていた。
【0008】
このようにエクステンダーの倍率によって絞りの調整可能な範囲に制限が加わると、絞りの能力を有効に生かすことができず、好適に画面の明るさを調整することができない場合があった。特に、カメラをアスペクト比4:3で使用する場合において、基本的な撮影倍率を提供する0.8倍のエクステンダーレンズ(レシオコンバータレンズ)を使用しているときに、画面を明るくする(絞り径を大きくする)方向に制限を受けるのは望ましくないという場合があった。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、エクステンダーの倍率が切り換えられると、Fナンバーが一定となるように絞りを補正し、画面の明るさを一定にするようにしたエクステンダー搭載レンズ装置において、撮影光路上に挿入された所要のエクステンダーレンズに対して好適に絞りを調整できるようにしたエクステンダー搭載レンズ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する為に、請求項に記載の発明は、撮影レンズの撮影光路上に絞りを備えると共に、該撮影光路上に挿脱される1又は複数のエクステンダーレンズを搭載し、該エクステンダーレンズの挿脱により、前記撮影レンズの撮影倍率を変換する倍率を示すエクステンダー倍率を切り換えるエクステンダー搭載レンズ装置において、絞り位置を指示する情報を取得する絞り情報取得手段と、絞り位置の補正基準を前記エクステンダーレンズの挿脱により切り換え可能な前記エクステンダー倍率の中から選択するための補正基準選択手段と、現在のエクステンダー倍率におけるFナンバーが、前記補正基準選択手段により選択されたエクステンダー倍率において前記絞り情報取得手段により取得した絞り位置に絞りを設定したときのFナンバーと等しくなるように、現在のエクステンダー倍率において前記絞りを設定する絞り位置として、前記絞り情報取得手段により取得した絞り位置に現在のエクステンダー倍率に対応したオフセット量を加算した絞り補正位置を求める絞り位置補正手段と、前記絞りを前記絞り位置補正手段により求めた絞り補正位置に設定する絞り設定手段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
本発明によれば、エクステンダーレンズの挿脱によりエクステンダー倍率が切り換えられた際にエクステンダー倍率にかかわらずFナンバーを一定にする絞りの補正の基準を所望のエクステンダー倍率に切り換えられるようにしたため、絞り調整範囲に制限を受けたくないエクステンダー倍率を補正の基準とすることで、このエクステンダー倍率において絞り補正による絞り調整範囲の制限がなく、好適に絞り調整を行うことができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るエクステンダー搭載レンズ装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は本発明に係るエクステンダー搭載レンズ装置の一実施の形態を示した構成図である。本レンズ装置は、テレビカメラ等に使用されるもので、その撮影光路上には、エクステンダーレンズ10、絞り12、ズームレンズ14、フォーカスレンズ16等の光学部材が配置される。また、これらのレンズ10、14、16及び絞り12を駆動する駆動モータ18、20、22、24及び各種制御回路26、28、30、32や、プログラムによって各種演算処理を行うCPU34等が搭載されている。
【0014】
前記エクステンダーレンズ10は、図2に示すように円板状のターレット70に配設される1倍のエクステンダーレンズEXT1、2倍のエクステンダーレンズEXT2又は約0.8倍(以下、単に0.8倍とする。)のエクステンダーレンズ(レシオコンバータレンズ)R.Cを示したもので、ターレット70が回動することにより、撮影光路上に挿入されるエクステンダーレンズ10の種類が切り換えられ、撮影光学系の倍率が切り換えられるようになっている。前記駆動モータ18は、エクステンダー(EXT)制御回路26によって制御されるようになっており、このEXT制御回路26は、前記駆動モータ18に設置されたタコジェネレータ36の検出信号を参照しながら、CPU34から入力される指示信号に従って前記駆動モータ18を駆動するようにしている。これにより、CPU34によって指示された所要の倍率のエクステンダーレンズ10が撮影光路上に挿入されるようになっている。尚、ターレット70の回転位置、即ち、撮影光路上に挿入されているエクステンダーレンズの倍率は、位置センサー38によって検出され、その検出信号はCPU34に入力される。また、エクステンダーレンズを撮影光路上に挿脱させる機構は、ターレットを使用するものに限られない。
【0015】
前記絞り12は、前記駆動モータ20の駆動によって絞り位置(絞り径)が変化するようになっている。駆動モータ20は、アイリス制御回路28によって制御されるようになっており、このアイリス制御回路28は、前記駆動モータ20に設置されたタコジェネレータ40の検出信号と、絞り位置を検出するポテンショメータ42の検出信号を参照しながら、CPU34からD/A変換器44を介して入力される指示信号に従って前記駆動モータ20を駆動するようにしている。これにより、CPU34によって指示された位置に絞り12が設定される。尚、前記ポテンショメータ42の検出信号は、A/D変換器46を介してCPU34にも入力されるようになっている。
【0016】
前記ズームレンズ14及びフォーカスレンズ16は、それぞれ駆動モータ22、24によって光軸方向に移動する。駆動モータ22、24は、それぞれズーム制御回路30、フォーカス制御回路32によって制御されるようになっており、これらのズーム制御回路30及びフォーカス制御回路32は、駆動モータ22、24に設置されたタコジェネレータ48、50の検出信号と、ズームレンズ14及びフォーカスレンズ16のそれぞれの位置を検出するポテンショメータ52、54の検出信号とを参照しながら、CPU34からD/A変換器56、57を介して入力される指示信号に従って前記駆動モータ22、24を駆動するようにしている。これにより、CPU34によって指示された位置にズームレンズ14及び、フォーカスレンズ16が移動する。尚、前記ポテンショメータ52、54の検出信号は、A/D変換器58、59を介してCPU34に入力されるようになっている。
【0017】
また、CPU34には、カメラマン等によってマニュアル操作されるコントローラから或いはカメラ本体から各種コントロール信号が入力されるようになっている。図1には、その信号の一部(特にコントローラから入力される信号)が示されており、例えばコントローラからは、撮影光路上に挿入するエクステンダーレンズ10の種類(倍率)を選択するエクステンダーコントロール信号(EXTコントロール信号)、絞り位置を示すアイリスコントロール信号、絞りをオートモードで制御するかリモート(マニュアル)モードで制御するかを選択するA/R信号、ズームレンズの移動速度を指示するズームコントロール信号、フォーカスの設定位置を指示するフォーカスコントロール信号等がCPU34に入力されるようになっている。尚、アイリスコントロール信号、ズームコントロール信号、フォーカスコントロール信号は、それぞれA/D変換器60、62、64を介してCPU34に入力されるようになっている。また、EXTコントロール信号は、同図に示すように‘EXT CTRL1 ’、‘EXT CTRL2 ’、‘RATIO ’の3つの信号からなり、それぞれ1倍のエクステンダーレンズEXT1、2倍のエクステンダーレンズEXT2、レシオコンバータレンズ(0.8倍のエクステンダーレンズ)R.Cに対してカメラマンが撮影光路上への挿入を指示したか否かの信号を示している。また、上記A/R信号によって選択される絞りのオートモードは、自動絞り制御によってカメラから入力されるコントロール信号により絞りを制御するものであり、絞りのリモートモードは、カメラマンのマニュアル操作によってコントローラから入力される前記アイリスコントロール信号により絞りを制御するものである。
【0018】
CPU34は、上述のようにコントローラから入力されるEXTコントロール信号、アイリスコントロール信号、ズームコントロール信号及びフォーカスコントロール信号に基づいて、上記各制御回路26、28、30、32に指示信号を出力し、エクステンダーレンズ10、絞り12、ズームレンズ14、フォーカスレンズ16の制御を行う。
【0019】
特に、CPU34の絞り制御において、前記A/R信号によって絞りのリモートモードが選択されている場合には、コントローラから入力されるアイリスコントロール信号をエクステンダーの倍率(撮影光路上に挿入されているエクステンダーレンズ10の倍率)に応じて補正して絞りを補正し、エクステンダーの倍率が切り換えられた際にも画面の明るさが一定(Fナンバーが一定)となるように制御を行っている。尚、絞り制御についての詳細は後述する。
【0020】
また、レンズ装置には、上記絞り補正に関して、補正基準を切り換える補正基準切換スイッチ66と、絞り補正を解除する補正解除スイッチ68とが設けられるようになっている。補正基準は、上記絞り補正においてFナンバーを一定にするための基準となるFナンバーを提供するエクステンダー倍率若しくはエクステンダーレンズの種類を示している。即ち、補正基準となるエクステンダーレンズが撮影光路上に挿入されているときには絞り補正を行わず、このときのFナンバーと一致するように他のエクステンダーレンズが使用されている場合の絞り位置を補正する。通常は1倍のエクステンダーレンズEXT1に設定されているが、前記補正基準切換スイッチ66によって補正基準をレシオコンバータレンズR.Cに切り換えられるようになっている。尚、これらの補正基準切換スイッチ66及び補正解除スイッチ68の作用についての詳細は後述する。
【0021】
次に、上述の如く構成されたエクステンダー搭載レンズ装置の絞り制御について説明する。図3は、CPU34の絞り制御の処理手順を示したフローチャートである。まず、CPU34は、EXTコントロール信号を読み込む(ステップS10)。即ち、ターレット70の1倍のエクステンダーレンズEXT1、2倍のエクステンダーレンズEXT2及びレシオコンバータレンズR.Cのうちどのレンズを使用するか、即ち、どのレンズを撮影光路上に挿入するかをコントローラから読み込む。次いでカメラのアスペクト比が16:9であるか、又は4:3であるかをカメラから読み込む(ステップS12)。尚、カメラのアスペクト比は、カメラからの信号ではなく、アスペクト比を選択するスイッチ等の他の手段によって判定するようにしてもよい。ここで、まず、カメラのアスペクト比が16:9であると判定した場合について説明する。
【0022】
カメラのアスペクト比が16:9である場合、CPU34は、上述のステップS10において読み込んだEXTコントロール信号が2倍のエクステンダーレンズEXT2の使用を選択しているか否かを判定する(ステップS14)。このとき、NO、即ち、1倍のエクステンダーレンズEXT1の使用を選択している場合には、1倍のエクステンダーレンズEXT1の使用を指示する指示信号をEXT制御回路26に出力し、ターレット70を回動させて1倍のエクステンダーレンズEXT1を撮影光路上に挿入させる(ステップS16)。そして、パラメータ(オフセット量)iv.offset を0の値にセットする(ステップS18)。一方、ステップS14において、YES、即ち、2倍のエクステンダーEXT2の使用が指示されている場合には、2倍のエクステンダーレンズEXT2の使用を指示する指示信号をEXT制御回路26に出力し、ターレット70を回動させて2倍のエクステンダーレンズEXT2を撮影光路上に挿入させる(ステップS20)。そして、パラメータiv.offset に所定のオフセット量V02 をセットする(ステップS22)。
【0023】
次にCPU34は、アイリスコントロール信号を読み込む(ステップS24)。尚、アイリスコントロール信号の値は設定すべき絞り位置(絞り径)を示しており、その値をパラメータIRIS.CTRL で表す。次に、CPU34はA/R信号を読み込み、このA/R信号によって絞りがオートモードかリモートモード(マニュアルモード)かを判定する(ステップS26)。このときオートモードが選択されていると判定した場合には、アイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL を補正せず、リモートモードが選択されていた場合には、アイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に上記ステップS18又はステップS22で設定したiv.offset の値を加算し、これによって得られた値を新たにIRIS.CTRL とする(ステップS28)。即ち、1倍のエクステンダーレンズEXT1を使用している場合には、オフセット量0をアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に加算し、2倍のエクステンダーレンズEXT2を使用している場合には、オフセット量V02 をアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に加算する。そして、CPU34は、アイリス制御回路28に指示信号を出力し、前記補正によって得られたパラメータIRIS.CTRL の値に対応する位置に絞りを設定する。これにより、アイリスコンロール信号の値が同一の場合には、エクステンダーの倍率にかかわらずFナンバーが一定となるように絞りが制御され、画面の明るさが一定に保持される。
【0024】
ここで、上述のアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL を補正するための補正量(オフセット量iv.offset )について図4を用いて説明する。図4は、同図(a)に示す絞り位置(絞り径)の可動範囲A〜Bに対して、絞り位置を指定するアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL の範囲VA 〜VB (同図(b))と、1倍のエクステンダーレンズEXT1、2倍のエクステンダーレンズEXT2及びレシオコンバータレンズR.Cがそれぞれ撮影光路上に挿入されているときのFナンバーの範囲(同図(c)、(d)、(e))とを示した関係図である。
【0025】
同図(a)、(b)に示すように絞り位置の可動範囲A〜Bに対してアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL はVA 〜VB の範囲で対応付けられている。また、1倍のエクステンダーレンズEXT1が撮影光路上に挿入されている場合、同図(c)に示すように絞り位置の可動範囲A〜Bに対してFナンバーは1.4 〜16の範囲で変化する。尚、このFナンバーの数値範囲は一例を示したものでこれに限らない。2倍のエクステンダーレンズEXT2が撮影光路上に挿入された場合、同図(d)に示すように絞り位置の可動範囲A〜Bに対してFナンバーは全体に大きくなる方向にシフトし、同図(c)で示したFナンバーの範囲1.4 〜16と同一となる範囲は、図中左側にシフトする。また、レシオコンバータレンズR.Cが撮影光路上に挿入された場合、同図(e)に示すように絞り位置の可動範囲A〜Bに対してFナンバーは全体に小さくなる方向にシフトし、同図(c)で示したFナンバーの範囲1.4 〜16と同一となる範囲は、図中右側にシフトする。従って、アイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL が示す位置に絞りを設定すると、エクステンダーの倍率によってFナンバーが異なりエクステンダーの倍率を切り換えた際に画面の明るさが変化することとなる。
【0026】
そこで、上述の絞り制御では、1倍のエクステンダーレンズEXT1が撮影光路上に挿入された場合のFナンバーを基準(1倍のエクステンダーレンズEXT1を補正基準)とし、2倍のエクステンダーレンズEXT2が撮影光路上に挿入された場合には、Fナンバーの範囲1.4 〜16がシフトする量、即ち、同図に示すオフセット量V02 (<0)をアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に加算し、これによって得られた値が示す位置に絞りを設定するようにしている。これにより、アイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL が同一のときには、同図点線a、bで示すように1倍のエクステンダーレンズEXT1と2倍のエクステンダーレンズEXT2とでFナンバーが同一となる。上述したステップS18とステップS22のオフセット量iv.offset は、このようにアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に対してFナンバーを一定にするために加算する補正量であり、1倍のエクステンダーレンズEXT1が挿入された場合には0、2倍のエクステンダーレンズEXT2が挿入された場合には前記V02 の値が代入され、ステップS28において、このオフセット量iv.offset がアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に加算されるようになっている。
【0027】
また、上記フローチャートでは、アスペクト比が16:9の場合にはレシオコンバータレンズR.Cの使用については考慮していなかったが、レシオコンバータレンズR.Cは0.8倍のエクステンダーレンズとして使用することも可能であり、この場合にも、Fナンバーを一定にする絞りの制御が可能である。このときにアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に加算するオフセット量iv.offset は、レシオコンバータレンズR.Cが撮影光路上に挿入された場合にFナンバーの範囲1.4 〜16がシフトする量、即ち、同図に示すオフセット量V01 (>0)であり、このオフセット量V01 をアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に加算する。これにより、アイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL が同一のときには、同図点線a、cで示すように1倍のエクステンダーレンズEXT1とレシオコンバータレンズR.CとでFナンバーが同一となる。
【0028】
次に、上記ステップS12において、カメラのアスペクト比が4:3であると判定した場合について説明する。カメラのアスペクト比が4:3である場合、CPU34は、補正基準切換スイッチ66と、補正解除スイッチ68の状態を読み込み(ステップS30)、まず、補正基準が1倍のエクステンダーレンズEXT1に設定されているかレシオコンバータレンズR.Cに設定されているかを判定する(ステップS32)。ここで、補正基準が1倍のエクステンダーレンズEXT1に設定されていると判定した場合、1倍のエクステンダーレンズEXT1及び2倍のエクステンダーレンズEXT2を使用している場合のオフセット量offset.x1 、offset.x2 をそれぞれ0、V22 とする(ステップS34、S36)。即ち、補正基準が1倍のエクステンダーレンズEXT1に設定されている場合には、図4で説明したように1倍のエクステンダーレンズEXT1を使用している場合にアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に加算するオフセット量を0とし、2倍のエクステンダーレンズEXT2を使用している場合にアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に加算するオフセット量をV22 に設定する。尚、オフセット量V22 は図4で示したオフセット量V02 に等しい。
【0029】
次に、CPU34は、補正解除スイッチ68が補正解除の状態にあるか否かを判定する(ステップS38)、補正解除スイッチ68は、レシオコンバータレンズR.Cを使用している場合に、上述の絞り補正を解除するためのスイッチであり、CPU34は、補正解除スイッチ68によって補正が解除されたと判定した場合にはアイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に加算するオフセット量を示すパラメータoffset.AUXを0に設定する(ステップS40)。即ち、図4(e)に示したように、レシオコンバータレンズR.Cを使用している場合に、アイリスコントロール信号を補正すると、絞り位置は、Fナンバーが1.4 〜16の範囲に制限され、絞りの全可動範囲A〜Bを有効に使用することができない。そこで、この補正解除スイッチ68によって補正を解除することで、絞り補正よりも優先させて絞りを全可動範囲A〜Bで有効に使用することができるようになり、Fナンバー1.4 よりも明るい画面を得ることができるようになっている。
【0030】
上記ステップS38において補正が解除されていないと判定した場合には前記パラメータoffsetAUX をV23 に設定する(ステップS42)。尚、V23 は図4で示したオフセット量V01 の値に等しい。この場合には、アイリスコントロール信号が一定の場合にはエクステンダーの倍率にかかわらず一定のFナンバーとなるように絞りが制御される。
【0031】
一方、上記ステップS32において、補正基準がレシオコンバータR.Cに設定されている場合、パラメータoffset.x1 、offset.x2 、offset.AUXにそれぞれV11 、V12 、0を代入する(ステップS44、46、48)。補正基準がレシオコンバータR.Cに設定されている場合には、レシオコンバータレンズR.Cが撮影光路上に挿入されたときのFナンバーを基準とする(レシオコンバータレンズR.Cが撮影光路上に挿入されている場合のオフセット量offset.AUXを0とする)もので、この場合、図5(a)に示す絞りの全可動範囲A〜Bに対して図5(e)に示すようにFナンバーの範囲がFA (<1.4 )〜Fb (>11)にシフトする。そして、1倍のエクステンダーレンズEXT1及び2倍のエクステンダーレンズEXT2が撮影光路上に挿入された場合に、アイリスコントロール信号の値IRIS.CTRL に加算するオフセット量offset.x1 、offset.x2 はそれぞれFナンバーの範囲FA 〜Fb がシフトした量であり、図5中に示されるオフセット量V11 、V12 となる。この場合には、カメラのアスペクト比が4:3の場合において基本的な撮影倍率(1倍)を提供するレシオコンバータレンズR.Cを使用してるときに、絞りを全可動範囲A〜Bで使用することができるため、画面の明るさを好適に調整することができ、また、同図点線a、b、cに示すようにアイリスコントロール信号の値が同一の場合には、エクステンダー倍率にかかわらずFナンバーが一定に保持されるようになる。
【0032】
次に、上述のステップS10において読み込んだEXTコントロール信号がレシオコンバータレンズR.Cの使用を指示しているか否かを判定する(ステップS50)。このとき、YES、即ち、レシオコンバータレンズR.Cの使用を指示している場合には、EXT制御回路26にレシオコンバータレンズR.Cの使用を指示する指示信号を出力し、ターレット70を回動させてレシオコンバータレンズR.Cを撮影光路上に挿入させる(ステップS52)。そして、パラメータiv.offset に上記オフセット量offset.AUXを代入する(ステップS54)。
【0033】
一方、ステップS50においてNOの場合、次に、上述のステップS10において読み込んだEXTコントロール信号が2倍のエクステンダーレンズEXT2の使用を指示しているか否かを判定する(ステップS56)。このとき、YES、即ち、2倍のエクステンダーレンズEXT2の使用を指示している場合には、EXT制御回路26に2倍のエクステンダーレンズEXT2の使用を指示する指示信号を出力し、ターレット70を回動させて2倍のエクステンダーレンズEXT2を撮影光路上に挿入させる(ステップS58)。そして、パラメータiv.offset に上記オフセット量offset.x2 を代入する(ステップS60)。
【0034】
更に、ステップ56においてNOと判定した場合、1倍のエクステンダーレンズEXT1の使用が指示されていることになり、EXT制御回路26に1倍のエクステンダーレンズEXT1の使用を指示する指示信号を出力し、ターレット70を回動させて1倍のエクステンダーレンズEXT1を撮影光路上に挿入させる(ステップS62)。そして、パラメータiv.offset に上記オフセット量offset.x1 を代入する(ステップS64)。
【0035】
次にCPU34は、上述したのと同様にコントローラからアイリスコントロール信号を読み込み(ステップS24)、そのアイリスコントロール信号によって示される絞り位置をパラメータIRIS.CTRL に代入する。そして、CPU34はA/R信号を読み込み、このA/R信号によって絞りがオートモードかリモートモードかを判定する(ステップS26)。このときオートモードが選択されていた場合には、パラメータIRIS.CTRL を補正せず、リモートモードが選択されていた場合には、パラメータIRIS.CTRL に上記iv.offset を加算し、これによって得られた値を新たにIRIS.CTRL とする(ステップS28)。そして、CPU34は、アイリス制御回路28に指示信号を出力し、前記補正によって得られたパラメータIRIS.CTRL の値に対応する位置に絞りを設定する。
【0036】
以上、説明したように、補正解除スイッチ68によってレシオコンバータレンズR.Cを使用しているときに上記絞り補正を解除できるようにしたため、レシオコンバータレンズR.Cを使用している場合において絞りを全可動範囲で有効に使用することができるようになる。また、同様に、補正基準切換スイッチ66によって補正基準を1倍のエクステンダーレンズEXT1からレシオコンバータレンズR.Cに切り換えられるようにしたため、レシオコンバータレンズR.Cを使用している場合において絞りを全可動範囲で有効に使用することができるようになる。尚、上述のフローチャートでは、補正基準切換スイッチ66及び補正解除スイッチ68は、カメラのアスペクト比4:3のときにのみ有効に作用するようにしたが、カメラのアスペクト比にかかわらず有効に作用するようにしてもよい。また、補正基準切換スイッチ66又は補正解除スイッチ68の何れかを設けるようにしてもよい。更に、補正解除スイッチ68によってレシオコンバータレンズR.Cを使用している場合の補正を解除した場合に、2倍のエクステンダーレンズEXT2(又は1倍のエクステンダーレンズEXT1)を使用したときの補正基準をレシオコンバータレンズR.Cに切り換えてもよい。
【0037】
尚、上記実施の形態では、レシオコンバータレンズR.Cが使用されている場合において絞りを全可動範囲で調整可能にするように絞りの補正を解除できるようにし又は補正基準を切り換えられるようにしたが、レシオコンバータレンズR.Cを使用している場合に限らず、また、レシオコンバータレンズR.Cが搭載されていないエクステンダー搭載レンズ装置の場合に、所要のエクステンダーレンズを使用しているときに、絞りの補正を解除できるようにし又は補正基準をそのエクステンダーレンズに切り換えられるようにして絞りを全可動範囲で調整できるようにしてもよい。例えば、2倍のエクステンダーレンズを使用している場合に、補正を解除できるようにすることにより、図4(d)に示したように画面を暗くする方向への絞りの制限が解除され、絞りを全可動範囲で使用することができるようになる。また、補正基準を所望のエクステンダーレンズに選択できるようにしてもよいし、補正解除を所定の1つのエクステンダーレンズに対してだけでなく、複数又は全てのエクステンダーレンズに対して有効に作用させるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、エクステンダーレンズの挿脱により撮影倍率が切り換えられた際に撮影倍率にかかわらずFナンバーを一定にする絞りの補正を行うか否かを選択できるようにしたため、絞り補正による絞り調整範囲の制限を解除することが可能となり、好適に絞り調整を行うことができるようになる。
【0039】
また、エクステンダーレンズの挿脱により撮影倍率が切り換えられた際に撮影倍率にかかわらずFナンバーを一定にする絞りの補正の基準を所望の撮影倍率に切り換えられるようにしたため、絞り調整範囲に制限を受けたくない撮影倍率を補正の基準とすることで、この撮影倍率において絞り補正による絞り調整範囲の制限がなく、好適に絞り調整を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るエクステンダー搭載レンズ装置の一実施の形態を示した構成図である。
【図2】図2は、エクステンダーのターレットの構成を示した構成図である。
【図3】図3は、絞り制御の処理手順を示したフローチャートである。
【図4】図4は、アイリスコントロール信号を補正するための補正量の説明に用いた説明図である。
【図5】図5は、アイリスコントロール信号を補正するための補正量の説明に用いた説明図である。
【符号の説明】
10…エクステンダーレンズ
12…絞り
14…ズームレンズ
16…フォーカスレンズ
34…CPU
66…補正基準切換スイッチ
68…補正解除スイッチ

Claims (2)

  1. 撮影レンズの撮影光路上に絞りを備えると共に、該撮影光路上に挿脱される1又は複数のエクステンダーレンズを搭載し、該エクステンダーレンズの挿脱により、前記撮影レンズの撮影倍率を変換する倍率を示すエクステンダー倍率を切り換えるエクステンダー搭載レンズ装置において、
    絞り位置を指示する情報を取得する絞り情報取得手段と、
    絞り位置の補正基準を前記エクステンダーレンズの挿脱により切り換え可能な前記エクステンダー倍率の中から選択するための補正基準選択手段と、
    現在のエクステンダー倍率におけるFナンバーが、前記補正基準選択手段により選択されたエクステンダー倍率において前記絞り情報取得手段により取得した絞り位置に前記絞りを設定したときのFナンバーと等しくなるように、現在のエクステンダー倍率において前記絞りを設定する絞り位置として、前記絞り情報取得手段により取得した絞り位置に現在のエクステンダー倍率に対応したオフセット量を加算した絞り補正位置を求める絞り位置補正手段と、
    前記絞りを前記絞り位置補正手段により求めた絞り補正位置に設定する絞り設定手段と、
    を備えたことを特徴とするエクステンダー搭載レンズ装置。
  2. 前記撮影レンズが、撮影画像のアスペクト比を16:9と4:3とで切り換え可能なカメラに対応した撮影レンズであって、前記アスペクト比が4:3のときの撮影画角を、前記アスペクト比が16:9のときの撮影画角と一致させるためのレシオコンバータレンズを前記エクステンダーレンズとして備えた撮影レンズの場合において、
    前記アスペクト比が16:9のときには前記絞り位置の補正基準を1倍のエクステンダー倍率とし、前記アスペクト比が4:3のときには、前記絞り位置の補正基準を、前記補正基準選択手段により、1倍のエクステンダー倍率と、レシオコンバータレンズの倍率とで選択できるようにしたことを特徴とする請求項のエクステンダー搭載レンズ装置。
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