以下、この発明の実施の第1の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の第1の形態に適用されるビデオカメラ装置1の外観を概略的に示す。なお、図1において、ビューファインダや操作部など、この発明にとって関連性の薄い部分については、繁雑さを避けるため、記載を省略する。この発明の実施の第1の形態では、ビデオカメラ装置1は、本体10に対して、記録メディア13が着脱自在に装填可能なメディア装填部12が設けられる。また、表示部14は、記録メディア13や本体10に内蔵のバッファメモリなど、記録中の記録メディアの残りの記録可能時間(以下、残記録時間と呼ぶ)に関する表示を行う。
ビデオカメラ装置1は、光学系11を介して入射された被写体からの光に基づく映像信号をディジタルビデオ信号に変換し、さらに所定に圧縮符号化して、メディア装填部12に対して装填された記録メディア13に記録する。
記録メディア13の残記録時間が所定時間以下になると、表示部14にその旨が表示される。ユーザは、この表示部14の表示に基づき、記録メディア13の空き状況を知ることができる。また、記録メディア13の残記録時間が無くなると、映像信号の記録先が本体10内のバッファメモリに移行され、バッファメモリの残記録時間が所定量以下になると、表示部14にその旨が表示される。ユーザは、現在記録を行っている記録メディアの残記録時間を、容易に、外部から視覚的に知ることができる。
なお、記録メディア13の種類は、特に限定されない。例えば、本体10に光ディスクのドライブ装置を設け、記録可能な光ディスクを記録メディア13として用いることができる。メディア装填部12は、光ディスクを本体10に送り込み装填する構造とされる。これに限らず、脱着自在にされた半導体メモリを記録メディア13として用いることができる。この場合には、メディア装填部12は、内部に半導体メモリ用のコネクタが設けられたスロットとされる。また、磁気テープを記録メディア13として用いることもできる。
図2は、表示部14の例を示す。図2Aは、表示素子として発光素子を用いたインジケータの例である。この図2Aの例では、発光素子としてLED(Light Emitting Diode)を用い、インジケータ14Aは、赤色に発光するLED(赤色LEDと呼ぶ)を用い、インジケータ14Bは、緑色に発光するLED(緑色LEDと呼ぶ)を用いている。赤色LEDによるインジケータ14Aは、バッファメモリの空き状況を示す表示を行い、緑色LEDによるインジケータ14Bは、メディア装填部12に装填された記録メディア13の空き状況を示す表示を行う。インジケータ14Aおよび14B共に、点灯および点滅、ならびに、点滅の間隔の長短などを組み合わせることで、記録メディア13やバッファメモリについて、残記録時間の有無および大小、記録の可否といった、様々な状態を表現することができる。
なお、図2Aの例では、赤色LEDと緑色LEDとをそれぞれ独立した発光素子として示したが、これはこの例に限られない。例えば、赤色LEDと緑色LEDとが1つのパッケージに封入されたタイプの素子を用いることもできる。
図3および図4のフローチャートを用いて、表示部14として、図2Aの赤色および緑色のLEDによるインジケータ14Aおよび14Bを用いた場合の、この実施の第1の形態による残記録時間表示の一例の処理について説明する。なお、図3および図4において、符号「A」および「B」は、処理がそれぞれ図3または図4の対応する符号に移行することを示す。
図3および図4のフローチャートの処理に先立って、メディア装填部12には既に記録メディア13が装填され、撮像されたビデオ信号の記録メディア13に対する記録が開始されているものとする。メディア装填部12に対して、空き容量が十分ある記録メディア13が装填され、記録が開始された初期状態では、赤色LEDのインジケータ14Aは消灯状態、緑色LEDのインジケータ14Bは点灯状態とされる。
ステップS10で、現在記録中の記録メディア13の空き容量が取得され、記録メディア13が記録可能な空き容量を有しているか否かが判断される。若し、記録可能な空き容量を有していると判断されれば、処理はステップS11に移行する。
ステップS11では、ステップS10で取得された空き容量が例えば10分以上の記録が可能な容量であるか否かが判断される。一例として、記録するビデオデータのビットレートが50Mbps(Mega bit per second)であれば、記録メディア13に3.75GB(Giga Byte)以上の空き容量があれば、10分以上の記録が可能である。若し、ステップS11で10分以上の記録が可能な空き容量が記録メディア13に存在すると判断されれば、処理はステップS12に移行され、記録メディア13に対する記録が継続される。
ステップS11で、記録メディア13の空き容量が10分以上の記録が可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS13に移行される。ステップS13では、記録メディア13の空き容量が例えば5分以上(且つ10分未満)の記録が可能な容量であるか否かが判断される。若し、空き容量が5分以上の記録が可能な容量であると判断されれば、処理はステップS14に移行され、緑色LEDのインジケータ14Bが例えば15秒間隔の点滅状態にされる。そして、処理はステップS12に移行して、記録メディア13に対する記録が継続される。
ステップS13で、記録メディア13の空き容量が5分以上の記録が可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS15に移行される。ステップS15では、記録メディア13の空き容量が例えば2分以上(且つ5分未満)の記録が可能な容量であるか否かが判断される。若し、空き容量が2分以上の記録が可能な容量であると判断されれば、処理はステップS16に移行され、緑色LEDのインジケータ14Bが例えば5秒間隔の点滅状態にされる。そして、処理はステップS12に移行して、記録メディア13に対する記録が継続される。
ステップS15で、記録メディアの空き容量が2分以上の記録が可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS17に移行され、緑色LEDのインジケータ14Bが例えば1秒間隔の点滅状態にされる。そして、処理はステップS12に移行され、記録メディア13に対する記録が継続される。
なお、ステップS10〜ステップS12までの処理は、記録メディア13に空き領域が無くなるか、記録が中断されるまで繰り返される。
一方、上述したステップS10において、記録メディア13が記録可能な空き容量を有していないと判断されれば、処理はステップS18に移行されて緑色LEDのインジケータ14Bが消灯状態とされ、次のステップS19から、記録が記録メディア13に対する記録からバッファメモリに対する記録に切り替えられる。例えば、上述したステップS17の状態から記録メディア13に対する記録を2分以上継続すると、記録メディア13に記録可能な空き容量が存在しなくなることが予測される。
バッファメモリに対する記録に切り替わると、処理は図4のステップS20に移行され、バッファメモリが記録可能な空き容量を有しているか否かが判断される。若し、記録可能な空き容量を有していると判断されれば、処理はステップS21に移行する。ステップS21では、ステップS20で取得されたバッファメモリの空き容量が例えば30秒以上の記録を可能な容量であるか否かが判断される。若し、30秒以上の記録を可能な空き容量であると判断されれば、処理はステップS22に移行され、バッファメモリに対する記録が継続される。
一方、ステップS21で、バッファメモリの空き容量が30秒以上の記録を可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS25に移行される。ステップS25では、バッファメモリの空き容量が例えば15秒以上(且つ30秒未満)の記録が可能な容量であるか否かが判断される。若し、空き容量が15秒以上の記録が可能な容量であると判断されれば、処理はステップS26に移行され、赤色LEDのインジケータ14Aが例えば2秒間隔の点滅状態とされる。そして、処理はステップS22に移行し、バッファメモリに対する記録が継続される。
ステップS25で、バッファメモリの空き容量が15秒以上の記録が可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS27に移行され、赤色LEDのインジケータ14Aが例えば1秒間隔の点滅状態とされる。そして、処理はステップS22に移行され、バッファメモリに対する記録が継続される。
ステップS22において、バッファメモリへの記録が継続されると、次のステップS23で、記録メディア13が交換されたか否かが判断される。一例として、記録メディア13に固有の識別情報などを、記録メディア13がメディア装填部12に装填されたときに取得して、メモリやレジスタなどに所定に保持しておく。この保持された識別情報に基づき、このステップS23で、現在メディア装填部12に装填されている記録メディア13の識別情報と上述したステップS19以前にメディア装填部12に装填されていた記録メディア13の識別情報とを比較することで、記録メディア13が交換されたか否かを判断することができる。
若し、ステップS23で、記録メディア13が交換されていると判断されれば、処理はステップS24に移行する。ステップS24では、上述のステップS22の処理に基づきバッファメモリに記録されたデータが交換された新たな記録メディア13に記録されると共に、バッファメモリ内が空にされる。また、上述したステップS26またはステップS27で点滅状態とされていた赤色LEDのインジケータ14Aが消灯され、ステップS18で消灯された緑色LEDのインジケータ14Bが点灯される。そして、処理は、図3のステップS10に戻され、交換された記録メディア13に対する記録処理が開始される。
一方、ステップS23で記録メディア13が交換されていないと判断されれば、処理はステップS20に戻される。
なお、ステップS20〜ステップS23の処理は、バッファメモリの空き容量が無くなるか、記録が中断されるまで繰り返される。
図4のステップS20において、バッファメモリが記録可能な空き容量を有していないと判断されれば、処理はステップS28に移行される。ステップS28では、赤色LEDのインジケータ14Aが点灯状態とされ、次のステップS29で、バッファメモリに対する記録が停止され、一連の記録処理が終了される。
なお、上述では、記録メディア13の空き容量について、記録可能時間が10分、5分、2分をそれぞれ閾値としてインジケータ14Bの表示を変化させるようにしたが、これは一例であって、記録可能時間に対する閾値は、上述の値でなくてもよいし、段階も3段階に限られない。また、インジケータ14Bの点滅間隔も、15秒間隔、5秒間隔、1秒間隔は一例であって、上述の値でなくてもよい。バッファメモリに関するインジケータ14Aの表示例についても同様に、上述の例に限定されず、種々の変形が考えられる。
説明は図2に戻り、図2Bは、表示素子として例えばLCD(Liquid Crystal Display)のような、文字表示が可能な素子を用い、残記録時間をカウントダウンする残量カウンタを構成した例である。カウントする値としては、例えばタイムコードを用いることができる。この図2Bの例でも、上述の図2Aと同様に、カウンタ14A’がバッファメモリの残記録時間のカウント値を表示し、カウンタ14B’が記録メディア13の残記録時間のカウント値を表示する。
なお、カウンタ14A’および14B’は、文字表示により、バッファメモリおよび記録メディア13の空き状況をそれぞれ表示することもできる。例えば、バッファメモリおよび記録メディア13の空き容量を、具体的な数値で表示することも可能である。これに限らず、空き状況を示す言葉で表示することもできる。
表示部14として、図2Bの、文字表示が可能なLCDのような素子を用いた場合の、この発明の実施の第1の形態による残記録時間表示の一例の処理を、図5のフローチャートを用いて説明する。図5のフローチャートの処理に先立って、メディア装填部12には既に記録メディア13が装填され、撮像されたビデオ信号の記録メディア13に対する記録が開始されているものとする。
ステップS100で、現在記録中の記録メディア13の空き容量が取得され、記録メディア13が記録可能な空き容量を有しているか否かが判断される。若し、記録可能な空き容量を有していると判断されれば、処理はステップS101に移行する。ステップS101では、ステップS100で取得された空き容量の情報に基づき、カウンタ14B’に対して、当該記録メディア13の残記録時間が表示される。一例として、記録するディジタルビデオ信号のビットレートが50Mbpsで、記録メディア13の空き容量が2GBであれば、あと320秒だけ、記録可能なことが表示される。そして、ステップS102で記録メディア13に対する記録が継続され、処理はステップS100に戻される。
なお、ステップS100〜ステップS102の処理は、記録メディア13の空き容量が無くなるか、記録が中断されるまで繰り返される。
一方、ステップS100で、記録メディア13が記録可能な空き容量を有していないと判断されれば、処理はステップS103に移行される。ステップS103では、表示部14に対して、例えば記録メディア13に空き容量が無くなった旨が表示され、次のステップS104で、ディジタルビデオ信号の記録先が記録メディア13からバッファメモリへと切り替えられる。表示部14の表示は、カウンタ14B’に対してその旨示す文字列を表示させるようにしてもよいし、専用の表示素子を設けてもよい。
バッファメモリに対する記録に切り替わると、ステップS105で、バッファメモリの空き容量が取得され、バッファメモリが記録可能な空き容量を有しているか否かが判断される。若し、記録可能な空き容量を有していると判断されれば、処理はステップS106に移行する。ステップS106では、ステップS105で取得された空き容量の情報に基づき、カウンタ14A’に対して、バッファメモリの残記録時間が表示される。そして、ステップS107でバッファメモリに対する記録が継続され、処理はステップS108に移行される。
ステップS108では、記録メディア13が交換されたか否かが判断される。若し、記録メディア13が交換されていると判断されれば、処理はステップS109に移行し、上述のステップS107の処理に基づきバッファメモリに記録されたデータが交換された記録メディア13に記録されると共に、バッファメモリ内が空にされる。そして、処理はステップS100に戻され、交換された記録メディア13に対する記録処理が開始される。
一方、ステップS108で、記録メディア13が交換されていないと判断されれば、処理はステップS105に戻される。
なお、ステップS105〜ステップS108の処理は、バッファメモリに空き容量が無くなるか、記録が中断されるまで繰り返される。
一方、上述したステップS105において、バッファメモリが記録可能な空き容量を有していないと判断されれば、処理はステップS110に移行され、記録処理を停止する旨(またはバッファフル)が表示部14の例えばカウンタ14A’に表示される。そして、次のステップS111でバッファメモリに対する記録が停止され、一連の記録処理が終了される。
このように、この発明の実施の第1の形態では、記録メディア13に対して記録を行っている間は、記録メディア13の空き容量に応じて表示部14の表示を変化させるようにしているので、ユーザは、記録メディア13の空き状況を外部から確認することができる。また、記録メディア13の空き容量が無くなると、データの記録先がバッファメモリに切り替わるようにされ、バッファメモリに対して記録を行っている間は、バッファメモリの空き容量に応じて表示部14の表示を変化させるようにしている。そのため、ユーザは、バッファメモリの空き状況を把握できると共に、メディア装填部12に装填されている記録メディア13を交換可能なタイミングを知ることができる。そのため、記録メディア13を交換しながらのシームレスな連続記録が実現できる。
次に、この発明の実施の第2の形態について説明する。図6は、この発明の実施の第2の形態に適用されるビデオカメラ装置1’の一例の外観を概略的に示す。なお、図6において、上述の図1と同様に、ビューファインダや操作部などこの発明に関連性の薄い部分の記載を省略すると共に、図1と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図6に示されるように、実施の第2の形態によるビデオカメラ装置1’は、記録メディアを装填するための手段を、メディア装填部12Aおよび12Bのように、複数備える。メディア装填部12Aおよび12Bには、記録メディア13Aおよび13Bをそれぞれ同時に装填することができる。なお、図6の例では、ビデオカメラ装置1’に対して、記録メディアを装填するためのメディア装填部がメディア装填部12Aおよび12Bの2個設けられているが、これはこの例に限らず、さらに多数を設けてもよい。
表示部14’は、複数のメディア装填部12Aおよび12Bにそれぞれ対応した表示が可能なように構成される。図7は、表示部14’の例を示す。図7Aは、上述した図2Aに対応し、表示素子として赤色LEDと緑色LEDとを用いたインジケータの例である。緑色LEDによるインジケータ14B−1は、メディア装填部12Aに装填された記録メディア13Aの空き状況を示す表示を行い、緑色LEDによるインジケータ14B−2は、メディア装填部12Bに装填された記録メディア13Bの空き状況を示す表示を行う。赤色LEDによるインジケータ14Aは、バッファメモリの空き状況を示す表示を行う。実施の第1の形態の場合と同様に、インジケータ14A、14B−1および14B−2共に、点灯および点滅、ならびに、点滅間隔の長短などの組み合わせで、残記録時間の有無や大小を表現することができる。
図8、図9および図10のフローチャートを用いて、表示部14として、図7Aの赤色および緑色LEDによるインジケータ14A、14B−1および14B−2を用いた場合の、この実施の第2の形態による残記録時間表示の一例の処理について説明する。なお、図8、図9および図10において、符号「C」、「D」および「E」は、処理がそれぞれ図8、図9および図10の対応する符号に移行することを示す。また、図8、図9および図10において、便宜上、緑色LEDによるインジケータ14B−1が「緑LED(1)」、インジケータ14B−2が「緑LED(2)」として記載されている。
図8、図9および図10のフローチャートの処理に先立って、メディア装填部12Aには既に記録メディア13Aが装填され、撮像されたビデオ信号の記録メディア13Aに対する記録が開始されているものとする。なお、緑色LEDによるインジケータ14B−1(またはインジケータ14B−2)は、対応するメディア装填部12A(またはメディア装填部12B)に新たに記録メディア13が装填されたときに、点灯状態になるものとする。また、赤色LEDのインジケータ14Aは、初期状態では消灯状態であるものとする。
ステップS200で、現在記録中の記録メディア13Aの空き容量が取得され、記録メディア13Aが記録可能な空き容量を有しているか否かが判断される。若し、記録可能な空き容量を有していると判断されれば、処理はステップS201に移行し、ステップS200で取得された空き容量が例えば10分以上の記録が可能な容量であるか否かが判断される。若し、ステップS201で10分以上の記録が可能な空き容量が記録メディア13Aに存在すると判断されれば、処理はステップS202に移行され、記録メディア13Aに対する記録が継続される。
ステップS201で、記録メディア13Aの空き容量が10分以上の記録が可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS203に移行される。ステップS203では、記録メディア13Aの空き容量が5分以上の記録が可能な容量であるか否かが判断される。若し、空き容量が例えば5分以上(且つ10分未満)の記録が可能な容量であると判断されれば、処理はステップS204に移行され、緑色LEDのインジケータ14B−1が例えば15秒間隔の点滅状態にされる。そして、処理はステップS202に移行して、記録メディア13Aに対する記録が継続される。
ステップS203で、記録メディア13Aの空き容量が5分以上の記録が可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS205に移行される。ステップS205では、記録メディア13Aの空き容量が例えば2分以上(且つ5分未満)の記録が可能な容量であるか否かが判断される。若し、空き容量が2分以上の記録が可能な容量であると判断されれば、処理はステップS206に移行され、緑色LEDのインジケータ14B−1が例えば5秒間隔の点滅状態にされる。そして、処理はステップS202に移行して、記録メディア13Aに対する記録が継続される。
ステップS205で、記録メディア13Aの空き容量が2分以上の記録が可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS207に移行され、緑色LEDのインジケータ14B−1が例えば1秒間隔の点滅状態にされる。そして、処理はステップS202に移行され、記録メディア13Aに対する記録が継続される。
なお、ステップS200〜ステップS202の処理は、記録メディア13Aに空き容量が無くなるか、記録が中断されるまで繰り返される。
一方、上述したステップS200において、記録メディア13Aが記録可能な空き容量を有していないと判断されれば、処理はステップS208に移行されて緑色LEDのインジケータ14B−1が消灯状態とされる。そして、次のステップS209で、2枚目の記録メディアに記録可能か否か、すなわち、メディア装填部12Bに記録メディア13Bが装填されているか否かが判断される。
若し、メディア装填部12Bに記録メディア13Bが装填されていると判断されれば、処理はステップS210に移行し、記録メディア13に対する記録処理が開始される。一方、ステップS209で、2枚目の記録メディアに記録不可、すなわち、メディア装填部12Bに記録メディア13Bが装填されていないと判断されれば、処理はステップS220に移行し、バッファメモリに対する記録処理が開始される。
説明は図9に移り、ステップS210で、現在記録中の記録メディア13Bの空き容量が取得され、記録メディア13Bが記録可能な空き容量を有しているか否かが判断される。若し、記録可能な空き容量を有していると判断されれば、処理はステップS211に移行する。
ステップS211では、ステップS210で取得された空き容量が10分以上の記録が可能な容量であるか否かが判断される。若し、ステップS211で例えば10分以上の記録が可能な空き容量が記録メディア13Bに存在すると判断されれば、処理はステップS212に移行され、記録メディア13Bに対する記録が継続される。
ステップS211で、記録メディア13Bの空き容量が10分以上の記録が可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS213に移行される。ステップS213では、記録メディア13Bの空き容量が例えば5分以上(且つ10分未満)の記録が可能な容量であるか否かが判断される。若し、空き容量が5分以上の記録が可能な容量であると判断されれば、処理はステップS214に移行され、緑色LEDのインジケータ14B−2が例えば15秒間隔の点滅状態にされる。そして、処理はステップS212に移行して、記録メディア13Bに対する記録が継続される。
ステップS213で、記録メディア13Bの空き容量が5分以上の記録が可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS215に移行される。ステップS215では、記録メディア13Bの空き容量が例えば2分以上(且つ5分未満)の記録が可能な容量であるか否かが判断される。若し、空き容量が2分以上の記録が可能な容量であると判断されれば、処理はステップS216に移行され、緑色LEDのインジケータ14B−2が例えば5秒間隔の点滅状態にされる。そして、処理はステップS212に移行して、記録メディア13Bに対する記録が継続される。
ステップS215で、記録メディアの空き容量が2分以上の記録が可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS217に移行され、緑色LEDのインジケータ14B−2が例えば1秒間隔の点滅状態にされる。そして、処理はステップS212に移行され、記録メディア13Bに対する記録が継続される。
なお、ステップS210〜ステップS212の処理は、記録メディア13Bの空き容量が無くなるか、記録が中断されるまで繰り返される。
一方、上述したステップS210において、記録メディア13Bが記録可能な空き容量を有していないと判断されれば、処理はステップS218に移行されて緑色LEDのインジケータ14B−2が消灯状態とされる。そして、次のステップS219で、1枚目の記録メディアが交換されているか否か、すなわち、メディア装填部12Aに新たな記録メディア13Aが装填されているか否かが判断される。
若し、メディア装填部12Aに新たな記録メディア13Aが装填されていると判断されれば、処理は図8のステップS200に戻され、記録メディア13Aに対する記録処理が開始される。一方、ステップS219で、1枚目の記録メディアに記録不可、例えば、メディア装填部12Aに新たな記録メディア13Aが装填されていないと判断されれば、処理はステップS220に移行し、バッファメモリに対する記録処理が開始される。
バッファメモリに対する記録に切り替わると、処理は図10のステップS220に移行され、バッファメモリが記録可能な空き容量を有しているか否かが判断される。若し、記録可能な空き容量を有していると判断されれば、処理はステップS221に移行する。ステップS221では、ステップS220で取得されたバッファメモリの空き容量が例えば30秒以上の記録を可能な容量であるか否かが判断される。若し、30秒以上の記録を可能な空き容量であると判断されれば、処理はステップS222に移行され、バッファメモリに対する記録が継続される。
一方、ステップS221で、バッファメモリの空き容量が30秒以上の記録を可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS225に移行される。ステップS225では、バッファメモリの空き容量が例えば15秒以上(且つ30秒未満)の記録が可能な容量であるか否かが判断される。若し、空き容量が15秒以上の記録が可能な容量であると判断されれば、処理はステップS226に移行され、赤色LEDのインジケータ14Aが例えば2秒間隔の点滅状態とされる。そして、処理はステップS222に移行し、バッファメモリに対する記録が継続される。
ステップS225で、バッファメモリの空き容量が15秒以上の記録が可能な容量ではないと判断されると、処理はステップS227に移行され、赤色LEDのインジケータ14Aが例えば1秒間隔の点滅状態とされる。そして、処理はステップS222に移行され、バッファメモリに対する記録が継続される。
ステップS222において、バッファメモリへの記録が継続されると、次のステップS223で、メディア装填部12Aに装填される記録メディア13Aが交換されたか否かが判断される。若し、記録メディア13Aが交換されていると判断されれば、処理はステップS224に移行する。ステップS224では、上述のステップS222の処理に基づきバッファメモリに記録されたデータが交換された新たな記録メディア13Aに記録されると共に、バッファメモリ内が空にされる。また、上述したステップS226またはステップS227で点滅状態とされていた赤色LEDのインジケータ14Aが消灯される。そして、処理は、図3のステップS20に戻され、交換された記録メディア13Aに対する記録処理が開始される。
なお、ステップS220〜ステップS223の処理は、バッファメモリに空き容量が無くなるか、記録が中断されるまで繰り返される。
また、ステップS223において、メディア装填部12Aおよび12Bをそれぞれ調べ、記録メディア13Aおよび13Bのうち何れか一方または両方が交換されたか否かを判断するようにしてもよい。この場合、例えばメディア装填部12Aの記録メディア13Aが交換されていない、若しくは、メディア装填部12Aに記録メディア13Aが装填されていなく、メディア装填部12Bの記録メディア13Bが交換されていると判断されれば、処理は図9のステップS210に移行され、交換された新たな記録メディア13Bに対する記録処理が開始されるようにする。
一方、図10のステップS220において、バッファメモリが記録可能な空き容量を有していないと判断されれば、処理はステップS228に移行される。ステップS228では、赤色LEDのインジケータ14Aが点灯状態とされ、次のステップS229で、バッファメモリに対する記録が停止され、一連の記録処理が終了される。
なお、上述では、記録メディア13Aおよび13Bの空き容量について、記録可能時間が10分、5分、2分をそれぞれ閾値としてインジケータ14B−1および14B−2の表示を変化させるようにしたが、これは一例であって、記録可能時間に対する閾値は、上述の値でなくてもよいし、段階も3段階に限られない。また、インジケータ14B−1および14B−2の点滅間隔も、15秒間隔、5秒間隔、1秒間隔は一例であって、上述の値でなくてもよい。バッファメモリに関するインジケータ14Aの表示例についても同様に、上述の例に限定されず、種々の変形が考えられる。
図7の説明に戻り、図7Bは、表示素子として、文字表示が可能なLCDのような素子を用い、残記録時間をカウントダウンする残量カウンタ14Cを構成した例である。この図7Bの例では、1つの残量カウンタ14Cに対し、メディア装填部12Aに装填された記録メディア13Aの残記録時間が「Slot A」のタイムコードとして表示され、メディア装填部12Bに装填された記録メディア13Bの残記録時間が「Slot B」のタイムコードとして表示され、バッファメモリの残記録時間が「Buffer」のタイムコードとして表示される。勿論、この例に限らず、メディア装填部12A、12Bおよびバッファメモリにそれぞれ対応した残量カウンタを個別に設けてもよい。
なお、カウンタ14Cは、上述した実施の第1の形態の場合と同様に、文字表示により、バッファメモリおよび記録メディア13Aおよび13Bの空き状況をそれぞれ表示することもできる。
表示部14として、図7Bの、文字表示が可能なLCDのような素子を用いた場合の、この発明の実施の第2の形態による残記録時間表示の一例の処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。この図11のフローチャートの処理に先立って、メディア装填部12Aには既に記録メディア13Aが装填され、撮像されたビデオ信号の記録メディア13Aに対する記録が開始されているものとする。
ステップS300で、1枚目の記録メディア、すなわち、現在記録中の記録メディア13Aの空き容量が取得され、記録メディア13Aが記録可能な空き容量を有しているか否かが判断される。若し、記録可能な空き容量を有していると判断されれば、処理はステップS301に移行する。ステップS301では、ステップS300で取得された空き容量の情報に基づき、カウンタ14Cの「Slot A」に対して、当該記録メディア13Aの残記録時間が表示される。そして、ステップS302で記録メディア13Aに対する記録が継続され、処理はステップS300に戻される。
なお、ステップS300〜ステップS302の処理は、記録メディア13Aの空き容量が無くなるか、記録が中断されるまで繰り返される。
一方、ステップS300で、記録メディア13Aが記録可能な空き容量を有していないと判断されれば、処理はステップS303に移行され、カウンタ14Cに対して、例えば記録メディア13Aの空き容量が無くなった旨が表示される。そして、ステップS304で2枚目の記録メディア、すなわち、メディア装填部12Bに装填される記録メディア13Bへの記録処理の切り替えが行われる。カウンタ14Cの表示は、「Slot A」に対してその旨示す文字列を表示させるようにしてもよいし、専用の表示素子を設けてもよい。
2枚目の記録メディアに対する記録に切り替わると、ステップS305で、2枚目の記録メディアに記録可能か否か、すなわち、メディア装填部12Bに記録メディア13Bが装填されているか否かが判断される。若し、メディア装填部12Bに記録メディア13Bが装填されていると判断されれば、処理はステップS306に移行される。
ステップS306では、2枚目の記録メディアである記録メディア13Bの空き容量が取得され、記録メディア13Bが記録可能な空き容量を有しているか否かが判断される。若し、記録可能な空き容量を有していると判断されれば、処理はステップS307に移行し、ステップS306で取得された空き容量の情報に基づき、カウンタ14Cの「Slot B」に対して、当該記録メディア13Bの残記録時間が表示される。そして、ステップS308で記録メディア13Bに対する記録が継続され、処理はステップS306に戻される。
なお、ステップS306〜ステップS308の処理は、記録メディア13Bの空き容量が無くなるか、記録が中断されるまで繰り返される。
一方、ステップS306で、記録メディア13Bが記録可能な空き容量を有していないと判断されれば、処理はステップS309に移行され、例えばカウンタ14Cに対して、例えば記録メディア13Bの空き容量が無くなった旨が表示される。そして、次のステップS310で、記録先がバッファメモリへと切り替えられる。
バッファメモリに対する記録に切り替わると、ステップS311でバッファメモリの空き容量が取得され、バッファメモリが記録可能な空き容量を有しているか否かが判断される。若し、記録可能な空き容量を有していると判断されれば、処理はステップS312に移行すし、ステップS311で取得された空き容量の情報に基づき、表示部14の「Buffer」に対してバッファメモリの残記録時間が表示される。そして、ステップS313でバッファメモリに対する記録が継続され、処理はステップS314に移行される。
ステップS314では、メディア装填部12Aに装填される記録メディア13Aが交換されたか否かが判断される。若し、記録メディア13Aが交換されていると判断されれば、処理はステップS315に移行し、上述のステップS313の処理に基づきバッファメモリに記録されたデータが交換された記録メディア13Aに記録されると共に、バッファメモリ内が空にされる。そして、処理はステップS300に戻され、交換された記録メディア13Aに対する記録処理が開始される。
一方、ステップS314で、記録メディア13Aが交換されていないと判断されれば、処理はステップS311に戻される。
なお、ステップS311〜ステップS314の処理は、バッファメモリの空き容量が無くなるか、記録が中断されるまで繰り返される。
また、ステップS314において、メディア装填部12Aおよび12Bをそれぞれ調べ、記録メディア13Aおよび13Bのうち何れか一方または両方が交換されたか否かを判断するようにしてもよい。この場合、この場合、例えばメディア装填部12Aの記録メディア13Aが交換されていない、若しくは、メディア装填部12Aに記録メディア13Aが装填されていなく、メディア装填部12Bの記録メディア13Bが交換されていると判断されれば、処理はステップS304に移行され、交換された記録メディア13Bに対する記録処理が開始されるようにする。
上述したステップS310において、バッファメモリが記録可能な空き容量を有していないと判断されれば、処理はステップS316に移行され、例えば記録処理を停止する旨(またはバッファフル)がカウンタ14Cに表示される。そして、次のステップS317でバッファメモリに対する記録が停止され、一連の記録処理が終了される。
このように、この発明の実施の第2の形態では、複数のメディア装填部にそれぞれ装填された複数の記録メディアのうち現在記録が行われている記録メディアについて、当該記メディアの空き容量に応じて表示部14の表示を変化させるようにしているので、ユーザは、現在どの記録メディアに対して記録を行っていて、記録中の記録メディアの空き状況がどうなっているかを外部から即座に確認することができる。
また、複数の記録メディアのうち1の記録メディアの空き容量が無くなると、データの記録先が次の記録メディアに切り替わり、複数のメディア装填部に装填された全ての記録メディアについて空き容量が無くなると、データの記録先がバッファメモリに切り替わるようにされている。そして、バッファメモリに対して記録を行っている間も、バッファメモリの空き容量に応じて表示部14の表示が変化させるようにしている。そのため、ユーザは、バッファメモリの情報を容易に把握できると共に、複数のメディア装填部のそれぞれについて、装填されている記録メディアを交換可能なタイミングを知ることができる。特に、多数(5枚など)の記録メディアを同時に装填できるようにされた装置の場合、どの記録メディアが記録中で、どの記録メディアに空き容量が無いかが一目で分かるので、交換すべき記録メディアを即座に判断することができる。そのため、記録メディアを交換しながらのシームレスな連続記録が実現できる。
図12は、この実施の第2の形態に適用可能なビデオカメラ装置1’の一例の構成を示す。被写体からの光は、レンズ系30を介して、例えばCCD(Charge Coupled Device)からなる撮像素子31に入射される。撮像素子31は、後述するカメラ信号処理部35から供給されるタイミングに従った撮像素子制御部33の制御により駆動され、入射された光を電気信号に変換し、出力する。撮像素子31の出力信号は、CDS(Correlated Double Sampling)/AGC(Auto Gain Controller)部32でサンプリングおよびゲインコントロールされ、さらに同期信号を付加されてビデオ信号とされる。このビデオ信号は、A/D変換器34でディジタルビデオ信号に変換され、カメラ信号処理部35に供給される。
カメラ信号処理部35は、システム制御部45と連携し、A/D変換器34の出力に基づきタイミング生成を行うと共に、自動露光制御、オートフォーカス制御などを行う。カメラ信号処理部35の出力は、メモリ制御部36を介してビデオ処理部38に供給される。
メモリ制御部36は、例えばCPU(Central Processing Unit)からなるシステム制御部45の命令に従い、汎用メモリであるメモリ37に対するアクセス制御を行う。汎用メモリ37は、システム制御部45に供給するプログラムやデータが予め格納されるROM(Read Only Memory)としての機能や、システム制御部45のワークメモリとして用いられるRAMとしての機能を有する。また、カメラ信号処理部35から出力されたディジタルビデオ信号をメモリ37に格納し、様々な画像処理を施すことも可能である。
ビデオ処理部38は、供給されたディジタルビデオ信号に対して所定の映像処理を行う。映像処理された信号は、D/A変換器39でアナログビデオ信号に変換され、ビューファインダ40に供給される。また、ビデオ処理部38では、映像処理されたディジタルビデオ信号に対してさらに圧縮符号化処理を施す。圧縮符号化処理は、例えば圧縮符号化されたディジタルビデオ信号のビットレートが所定の値となるように、例えばフレーム毎に圧縮符号化後の符号量を見積もりながら行われる。圧縮符号化方式としては、例えばMPEG2(Moving Pictures Experts Group 2)方式を用いることができる。
ビデオ処理部38で圧縮符号化されたディジタルビデオ信号は、複数メディア制御部41に供給される。複数メディア制御部41は、記録メディアに対して記録処理を行う複数の記録部が複数、接続される。この図12の例では、2個の記録部43Aおよび43Bが複数メディア制御部41に対して接続される。また、複数メディア制御部41には、バッファメモリ42も接続される。
複数メディア制御部41は、システム制御部45の制御に基づき、ディジタルビデオ信号を、記録部43A、記録部43Bおよびバッファメモリ42から選択して供給する。また、複数メディア制御部41は、ディジタルビデオ信号のバッファメモリに対する書き込み制御や、バッファメモリ42に記録されたディジタルビデオ信号を読み出して、記録部43Aおよび43Bのうち選択された側に供給する制御も行う。
記録部43Aおよび43Bは、供給されたディジタルビデオ信号を、記録メディアに対して記録する。記録メディアの種類は特に限定されないが、例えば、記録部43Aおよび43Bを記録可能な光ディスクに対応したドライブ装置とすることができる。この場合には、記録部43Aおよび43Bは、供給されたディジタルビデオ信号に対して光ディスクに記録するのに適した記録符号化処理を施して、装填された光ディスクに記録する。また、記録部43Aおよび43Bを、着脱自在の半導体メモリに対応した装置とすることができる。この場合には、記録部43Aおよび43Bは、供給されたディジタルビデオ信号を装填された半導体メモリに転送する際の、アドレス制御やタイミング制御などを行う。
なお、記録部43Aおよび43Bは、同一種類の記録メディアに対応するものでなくてもよい。例えば、記録部43Aが半導体メモリに対応するものとし、記録部43Bが記録可能な光ディスクに対応するものとしてもよい。
複数メディア制御部41にさらに接続される表示部44は、図1や図6で説明した表示部14や表示部14’に対応するもので、表示素子として例えば赤色および緑色のLEDや、LCDが用いられる。表示部44は、複数メディア制御部41の制御に基づき、記録部43A、43Bおよびバッファメモリ42の空き容量に応じた表示を行う。
システム制御部45は、既に述べたように、例えばCPUからなり、メモリ37に記憶されるプログラムに従いこのビデオカメラ装置1’の全体を制御する。例えば、操作部46に対するユーザの操作に応じて、撮像信号の記録開始や終了を、ビデオカメラ装置1’の各部に対して命令する。また、システム制御部45にさらに接続されるタイマ47は、システム制御部45に対して時間および時刻情報を与える。表示部44に表示されるタイムコードは、タイマ47から出力される時間情報に基づき生成することができる。表示部44によるLEDの点滅間隔なども、タイマ47か出力される時間情報に基づき制御することができる。
なお、この図12に一例が示されるビデオカメラ装置1’の構成は、例えば記録部43Aおよび43Bのうち一方だけを用いることで、この発明の実施の第1の形態によるビデオカメラ装置1にも適用することができる。
このような構成において、上述した図3および図4、図5、図8〜図10、ならびに、図11のフローチャートを用いて説明したような処理は、例えば、メモリ37に記憶されるプログラムに従ったシステム制御部45による制御、ならびに、当該プログラムに従ったシステム制御部45の命令に基づく複数メディア制御部41の制御などにより実行される。
なお、ディジタルビデオ信号の記録先の切り替えは、ディジタルビデオ信号に対する時間軸方向の圧縮符号化が完結するような単位で行うと、後に複数の記録メディアや複数のファイルに分割されたディジタルビデオ信号がそれぞれ単独で再生可能となると共に、分割されたディジタルビデオ信号を1本のビデオストリームに繋ぐ処理が容易に行えて、より好ましい。例えば、ディジタルビデオ信号の圧縮符号化方式としてMPEG2方式を用いる場合、GOP(Group Of Picture)の境界で切り替えを行うことが考えられる。
例えば、実施の第1の形態の例では、記録メディア13からバッファメモリへの切り替え、バッファメモリから記録メディア13への切り替えが行われる。実施の第2の形態では、記録メディア13Aから記録メディア13Bまたはバッファメモリへの切り替え、記録メディア13Bからバッファメモリまたは記録メディア13Aへの切り替え、バッファメモリから記録メディア13Aまたは記録メディア13Bへの切り替えが行われる。これらの切り替えの際に、この方法を適用するとよい。
また、上述では、ビデオ処理部38においてディジタルビデオ信号をビットレートが略一定になるように圧縮符号化し、記録メディアまたはバッファメモリに記録されるディジタルビデオ信号のビットレートを略一定としたが、これはこの例に限定されない。例えば、記録中に、ビデオ処理部38における圧縮符号化の際の出力ビットレートを切り替えるような場合にも、この発明を適用することができる。この場合には、現在のビットレートの値に応じて記録メディアまたはバッファメモリの空き容量が求められ、それに基づき、表示部14(または表示部14’)の表示が変更させられるようにするとよい。