JP4303938B2 - 円筒型電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、発電要素を収納した電池ケースをガスケットと金属板で封口した円筒型電池に関し、たとえばLR20(単1)型やLR6(単3)型などの円筒型アルカリ乾電池に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
LR20型やLR6型などの円筒型アルカリ乾電池は、図7にその構成例を示すように、金属製で正極端子を兼ねる有底円筒状の電池ケース11内に発電要素を収納するとともに、その電池ケース11の開口部内側に封口ガスケット31を介して金属板23を挿入し、上記開口部を内側へかしめ加工して上記ガスケット31を上記電池ケース11と上記金属板23の間に挟圧することにより、上記ケース11を封口している。
【0003】
上記金属板23は平らな円盤状であって、同図に示す電池10の場合は、金属製負極端子板21の内側に介装された状態で、その端子板21およびガスケット31と共に、上記電池ケース11の封口部を形成している。負極端子板21は平らな端子面部および周縁鍔部を有する皿状であって、その内側には、棒状負極集電子22が溶接・固定されるとともに、上記金属板23および上記ガスケット31が組み付けられて封口体20を形成している。この封口体20で封口された電池ケース11内には、発電要素として、正極合剤13、セパレータ14、ゲル状負極合剤15がアルカリ電解液と共に収容されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種の円筒型電池10では、電池ケース11内に収納した発電要素の内容物とくにアルカリ電解液の漏出を防止するため、封口部の強度をできるだけ高める必要がある。封口強度を高めるためには、電池ケース11と封口ガスケット31間の接触圧を大きくした方がよいが、そのためには、電池ケース11や金属板23の肉厚を大きくする必要があった。また、封口ガスケット31と電池ケース11および金属板23との間の掛かり部分も大きくする必要があった。しかし、電池ケース11や金属板23の肉厚を大きくしたり、これらとガスケット31との掛かり部分を多くすることは、電池ケース等の加工性を悪くする、電池ケース11内の有効発電容積を減少させる、材料や加工のコストが高くなる、などの問題を生じさせる。
【0005】
この発明は以上のような背反する問題に鑑みてなされてもので、その目的は、電池ケース等の加工性、電池ケース内の有効発電容積、および材料や加工のコスト性を損なうことなく、封口強度の高い円筒型アルカリ電池を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の手段は、以下の事項(1)〜(3)により特定されるものである。
(1)金属製で一方極の端子を兼ねる有底円筒状の電池ケース内に発電要素を収納するとともに、電池ケースの開口部内側に封口ガスケットを介して金属板を嵌挿し、上記開口部を内側へかしめ加工して上記ガスケットを上記電池ケースと上記金属板の間に挟圧することにより上記ケースを封口した円筒型電池であること
(2)上記金属板がアーチ状に湾曲形成されるとともに、そのアーチの凸側面が電池ケースの内側に向いていること
(3)前記電池ケースの肉厚が0.25mm以下であること
あるいは、上記(1)(2)と以下の(4)によって特定される手段としてもよい。
(4)前記金属板の肉厚が0.8mm以下であること。
【0007】
上記手段によれば、電池ケースや金属板の肉厚を大きくしなくても、また、それらとガスケットとの掛かり部分を大きくしなくても、封口強度を高めることができる。これにより、電池ケース等の加工性、電池ケース内の有効発電容積、および材料や加工のコスト性を損なうことなく、封口強度の高い円筒型アルカリ電池を得ることができる。
【0008】
なお、上記(1)〜(4)によって特定される手段とすることもできる。また、金属板の径に対するアーチの膨らみは1/20以上が好ましい。
【0009】
アーチ状の金属板は他方極の端子板の内側に介装された状態で、その端子板およびガスケットと共に、電池ケースの封口部を形成することができる。また、アーチ状の金属板は他方極の端子板を形成していてもよい。つまり、負極端子板を金属板に見立ててアーチ状に形成することによっても、同様の効果を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の技術が適用された円筒型電池の実施形態を示す。同図に示す電池10は、LR20(単1)あるいはLR6(単3)といった型名で呼ばれている円筒型のアルカリ乾電池であって、発電要素を収納した有底円筒状の電池ケース11の開口部を封口体20で塞いで封口してある。
【0011】
電池ケース11は、鉄を主組成とするニッケルメッキ鋼板をプレス加工等により有底円筒状に加工した金属缶であって、正極端子を兼ねる。この電池ケース11の底部には凸状の正極端子部12が形成されている。この正極端子部12を除く電池ケース11の外周囲は、ラベル印刷を施した外装材(図示省略)で被覆・包装される。
【0012】
上記電池ケース11は、その内部に発電要素として、正極合剤13、セパレータ14、ゲル状負極合剤15が装填されるとともに、その開口部が、負極端子板21、金属板23、封口ガスケット31などからなる封口体20により気密に封口されている。
【0013】
正極合剤13は、二酸化マンガンやオキシ水酸化ニッケル等の活物質を含む環状(または管状)の成形体であって、上記電池ケース11内に圧入状態で装填されている。この正極合剤13の内側にセパレータ14が配置されている。セパレータ14には高濃度の水酸化カリウム溶液(KOH水溶液)からなるアルカリ電解液が含浸されている。このセパレータ14の内側にゲル状亜鉛を主剤とする負極合剤15が充填されている。そして、この負極合剤15中に棒状の負極集電子22が挿入されている。
【0014】
負極集電子22の上端部は負極端子板21の内側面にスポット溶接により固定されている。負極端子板21は平坦な端子面と環状鍔部を有する皿状の金属製であって、その内側に上記金属板23および上記封口ガスケット31が組み付けられて上記電池ケース11の封口体20を形成している。
【0015】
封口ガスケット31は、電気絶縁性かつ耐アルカリ性で適度の応力弾性を呈する材質たとえばポリアミド樹脂を金型で一体成形したものが使用される。負極端子板21およびこの負極端子板21の内側に介装される金属板23は、上記電池ケース11と同様、鉄を主組成とするニッケルメッキ鋼板のプレス加工により形成される。
【0016】
上記金属板23は上記電池ケース11の開口部内側に封口ガスケット31を介した状態で嵌挿されるが、この状態で上記電池ケース11の開口部が内側へかしめ加工されることにより、上記ガスケット31が上記電池ケース11と上記金属板23の間で挟圧されて上記ケース11が封口される。ここで、この発明で使用している上記金属板23は、従来のような平らな板ではなく、図1に示すように、少なくともその中央部がアーチ状に湾曲形成されるとともに、そのアーチの凸側面が電池ケース11の内側に向けられている。
【0017】
このアーチ状の金属板23は、電池ケース11開口部のかしめにより、弾性変形させられながら負極端子板21とガスケット31の間に介装される。ガスケット31は、かしめ加工された電池ケース11の開口部によって金属板23側へ押圧されると同時に、弾性変形させられた金属板23の応力によって電池ケース11の開口部側へ強く弾圧されるようになる。これにより、ガスケット31は電池ケース11側と金属板23側の両方から強く挟持されて、電池ケース11や金属板23の肉厚が比較的小さい場合でも、封口強度が大幅に高めることできる。すなわち、電池ケース11や金属板23の肉厚を大きくしなくても、また、それらとガスケット31との掛かり部分を多くしなくても、封口強度を高めることができる。
以下、本発明の具体的な実施例を示す。
【0018】
(実施例)
LR20型の円筒型アルカリ乾電池10において、表1に示すように、電池ケース11の肉厚と金属板23の形状および肉厚を変えて実施例1〜3と比較例1〜3の電池をそれぞれ作製し、各電池の封口強度を測定した。
この場合、実施例1〜3の各電池はそれぞれ、アーチ状に形成された金属板23を使用して作製した。比較例1〜3の各電池はそれぞれ、平らに形成された金属板23を使用して作製した。他の構成については、実施例と比較例とで同条件となるように作製した。
【0019】
実施例1〜3と比較例1〜3のどちらも、電池ケース(正極缶)11の肉厚が0.30mmのもの、0.25mmのもの、0.20mmのものをそれぞれ作製した。さらに、同じ電池ケース11の肉厚で金属板23の肉厚が0.6mmのもの、0.8mmのもの、1.0mmのものをそれぞれ作製した。各電池の封口強度(単位:MPa)を測定したところ、表1のような結果が得られた。
【0020】
【表1】
Figure 0004303938
【0021】
表1において、電池ケース(正極缶)11の肉厚が同じとなる実施例と比較例について、また、金属板23の肉厚が同じとなる実施例と比較例について、それぞれ両者の封口強度を比較してみると、次のようなことがわかる。
【0022】
すなわち、電池ケース(正極缶)11の肉厚が大きい(0.30mm)場合、あるいは金属板23の肉厚が大きい(1.0mm)場合は、実施例と比較例との間に封口強度の違いはとくに認められない。しかし、電池ケース(正極缶)11の肉厚が小さく(0.20mm)なると、また、金属板23の肉厚が小さく(0.6mm)なると、比較例ではいずれも封口強度が大幅に低下するが、実施例ではその封口強度の低下が小幅となっている。つまり、実施例では、電池ケース11の肉厚を大きくしなくても、また、金属板23の肉厚を大きくしなくても、比較的高い封口強度を得ることができる。これは、実施例の各電池がそれぞれアーチ形状の金属板23を使用していることによる。これにより、電池ケース等の加工性、電池ケース内の有効発電容積、および材料や加工のコスト性を損なうことなく、封口強度の高い円筒型アルカリ電池を得ることができる。
【0023】
上記表1によれば、金属板23をアーチ形状にしたことによる封口強度の増大効果は、電池ケース11の肉厚が0.25mm以下のときにとくに顕著である。これらのことから、電池ケース11の肉厚は0.25mm以下が望ましい。また、金属板の肉厚が0.8mm以下のときも、金属板23をアーチ形状にしたことによる封口強度の増大効果が顕著である。これらのことから、金属板23の肉厚は0.8mm以下が望ましい。電池ケース11と金属板23の肉厚はいずれも、電池ケース等の加工性、電池ケース内の有効発電容積、および材料や加工のコスト性を良好にするためには、できるだけ小さい方が有利である。
【0024】
図2は、本発明によるLR20型アルカリ乾電池10において、金属板23の肉厚に対する封口強度増大率(アップ率)をグラフ化して示す。同図に示すように、金属板23をアーチ形状とすることによる封口強度の増大率は、金属板23の肉厚が小さいほど大きくなる傾向がある。つまり、金属板23の肉厚が小さい領域では、金属板23をアーチ形状とすることによる封口強度増大の効果が大きい。さらに、この効果は、同図に示すように、電池ケース(正極缶)11の肉厚も小さい方が顕著となる。これにより、金属板23および電池ケース11の肉厚を大きくしなくても、十分な封口強度を確保することができる。
【0025】
図3は、本発明によるLR20型アルカリ乾電池10において、電池ケース(正極缶)11の肉厚に対する封口強度増大率(アップ率)をグラフ化して示す。同図に示すように、金属板23をアーチ形状とすることによる封口強度の増大率は、電池ケース(正極缶)11の肉厚が小さいほど大きくなる傾向がある。つまり、電池ケース11の肉厚が小さい領域では、金属板23をアーチ形状とすることによる封口強度増大の効果が大きい。さらに、この効果は、同図に示すように、金属板23の肉厚が小さい方が顕著となる。これにより、電池ケース(正極缶)11および金属板23の肉厚を大きくしなくても、十分な封口強度を確保することができる。
【0026】
図4は、本発明によるLR6型アルカリ乾電池10において、金属板23の肉厚に対する封口強度増大率(アップ率)をグラフ化して示す。同図に示すように、LR6型電池の場合においても、金属板23をアーチ形状とすることによる封口強度の増大率は、LR20型の場合と同様、金属板23の肉厚が小さいほど大きくなる傾向がある。したがって、この場合も、金属板23および電池ケース11の肉厚を大きくすることなく封口強度を高めることができる。
【0027】
表2は、LR20型アルカリ乾電池10において、上記金属板23の形状を変えた場合の封口強度に関するデータを示す。
【0028】
【表2】
Figure 0004303938
【0029】
表2において、比較例4の電池はアーチ形状の金属板23を使用しているが、そのアーチの凸面側が、実施例1のものとは反対に、図6に示すように、電池ケース11の外側に向けられている。この表2からわかるように、金属板23を逆アーチ状で介装させた比較例4の電池では、金属板23を順アーチ状に介装させた実施例1のような封口強度増加の効果は、得られない。
【0030】
表3は、アーチ形状の金属板23を使用したLR20型アルカリ乾電池10において、そのアーチの膨らみ度(アーチの湾曲度)を変えた場合の封口強度に関するデータを示す。
【0031】
【表3】
Figure 0004303938
【0032】
表3からもわかるように、封口強度の増大効果を高めるためには、アーチの膨らみhをある程度以上大きくした方がよい。具体的には、アーチの膨らみhが金属板23の径(直径)Dに対して1/20以上(h/D>1/20)であることが好ましい。
【0033】
表4は、LR6型の円筒型アルカリ乾電池10において、電池ケース11の肉厚と金属板23の形状および肉厚を変えて実施例5,6と比較例6,7の電池をそれぞれ作製し、各電池の封口強度を測定した。
【0034】
この場合、実施例5,6の各電池はそれぞれ、実施例1〜3と同様、アーチ状に形成された金属板23を使用して作製した。比較例6,7の各電池はそれぞれ、比較例1〜3と同様、平らに形成された金属板23を使用して作製した。他の構成については、実施例と比較例とで同条件となるように作製した。
【0035】
実施例5,6と比較例6,7のどちらも、電池ケース(正極缶)11の肉厚が0.25mmのものと0.20mmのものをそれぞれ作製した。さらに、同じ電池ケース11の肉厚で金属板23の肉厚が0.4mmのもの、0.5mmのもの、0.6mmのものをそれぞれ作製した。各電池の封口強度(単位:MPa)を測定したところ、表4のような結果が得られた。
【0036】
【表4】
Figure 0004303938
【0037】
表4において、電池ケース(正極缶)11の肉厚が同じとなる実施例と比較例について、また、金属板23の肉厚が同じとなる実施例と比較例について、それぞれ両者の封口強度を比較してみたが、実施例5,6では、実施例1〜3と同様、電池ケース11の肉厚を大きくしなくても、また、金属板23の肉厚を大きくしなくても、比較的高い封口強度を得ることができた。
【0038】
上述した実施例1〜6では、アーチ状の金属板23が負極端子板21の内側に介装されていたが、たとえば負極端子板21と封口ガスケット31だけで封口部が形成された円筒型電池10では、図5に示すように、その負極端子板21の少なくとも中央面をアーチ形状にすることによっても、同様の効果を得ることができる。この場合、負極端子板21は上記金属板23に相当する機能を奏することができる。アーチ状に湾曲形成された負極端子板21は、電池ケース11の開口部を内側にかしめ加工することにより弾性変形させられて平坦化されるが、この弾性変形状態の負極端子板21が封口ガスケット31を常に強く挟圧して封口強度を高めるように作用する。
【0039】
以上、本発明をその代表的な実施例に基づいて説明したが、本発明は上述した以外にも種々の態様が可能である。
【0040】
付記:
[付記1]電池ケースは鉄を主成分とする鋼板をプレス加工したものであることを特徴とする請求項1〜6の円筒型電池。
[付記2]金属板は鉄を主成分とする鋼板により形成されていることを特徴とする請求項1〜6または付記1の円筒型電池。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、電池ケース等の加工性、電池ケース内の有効発電容積、および材料や加工のコスト性を損なうことなく、封口強度の高い円筒型アルカリ電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る円筒型電池の一実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係るLR20型アルカリ乾電池において、金属板の肉厚に対する封口強度増大率(アップ率)の変化を示すグラフである。
【図3】本発明に係るLR20型アルカリ乾電池において、電池ケースの肉厚に対する封口強度増大率の変化を示すグラフである。
【図4】本発明に係るLR6型アルカリ乾電池において、金属板の肉厚に対する封口強度増大率の変化示すグラフである。
【図5】負極端子板を金属板の代りにアーチ形状にした例を示す断面図である。
【図6】アーチの凸側面が逆方向を向いた金属板を示す断面図である。
【図7】従来の円筒型電池の構成例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 円筒型電池(アルカリ乾電池)
11 電池ケース(正極缶)
12 正極端子部
13 正極合剤
14 セパレータ
15 負極合剤
20 封口体
21 負極端子板
22 負極集電子
23 金属板
31 ガスケット
D 径
h アーチの膨らみ

Claims (6)

  1. 金属製で一方極の端子を兼ねる有底円筒状の電池ケース内に発電要素を収納するとともに、その電池ケースの開口部内側に封口ガスケットを介して金属板を嵌挿し、上記開口部を内側へかしめ加工して上記ガスケットを上記電池ケースと上記金属板の間に挟圧することにより上記ケースを封口した円筒型電池において、
    上記金属板がアーチ状に湾曲形成されるとともに、そのアーチの凸側面が電池ケースの内側に向いており、
    前記電池ケースの肉厚が0.25mm以下である
    ことを特徴とする円筒型電池。
  2. 金属製で一方極の端子を兼ねる有底円筒状の電池ケース内に発電要素を収納するとともに、その電池ケースの開口部内側に封口ガスケットを介して金属板を嵌挿し、上記開口部を内側へかしめ加工して上記ガスケットを上記電池ケースと上記金属板の間に挟圧することにより上記ケースを封口した円筒型電池において、
    上記金属板がアーチ状に湾曲形成されるとともに、そのアーチの凸側面が電池ケースの内側に向いており、
    前記金属板の肉厚が0.8mm以下であることを特徴とする円筒型電池。
  3. 請求項1において、前記金属板の肉厚が0.8mm以下であることを特徴とする円筒型電池。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、金属板の径に対するアーチの膨らみが1/20以上であることを特徴とする円筒型電池。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、アーチ状の金属板は他方極の端子板の内側に介装された状態で、その端子板およびガスケットと共に、電池ケースの封口部を形成していることを特徴とする円筒型電池。
  6. 請求項1〜4のいずれかにおいて、アーチ状の金属板が他方極の端子板を形成していることを特徴とする円筒型電池。
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