JP4303089B2 - キャッシュレス投票システムにおける投票券払戻方法,キャッシュレス投票システム,トータリゼータシステム,キャッシュレス投票サーバの投票券払戻プログラム,およびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

キャッシュレス投票システムにおける投票券払戻方法,キャッシュレス投票システム,トータリゼータシステム,キャッシュレス投票サーバの投票券払戻プログラム,およびそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は,競馬,競輪,競艇,オートレースなどに代表される競技において,投票券を払戻す計算機応用技術に関するものであり,特に,現金投票システムにおいて購入された投票券を,キャッシュレス投票システムにおいて会員口座に払戻す技術に関するものである。
図14は,投票システムの一例を示す図である。図14には,現金で投票し,現金で払戻を受ける現金投票システム100と,あらかじめ預け入れた金額内で投票し,その預け入れ金の増加分として払戻を受けるキャッシュレス投票システム200とを有するトータリゼータシステム300の例が示されている。
キャッシュレス投票システム200を利用する競技ファンは,会員登録を行って会員となり,会員証401を用いて,キャッシュレス投票窓口201でキャッシュレス投票を行うことができる。その投票に関する情報は,端末管理サーバ202で管理される。キャッシュレス投票システム200では,会員別に投票内容を把握しているため,会員はいちいち払戻を行う必要がなく,自動的に預かり金管理DB203に投票結果が反映される。
しかし,自動的に処理できるのは,そのキャッシュレス投票システム200において行われた投票についてのみである。例えば,現金投票システム100の投票窓口101で,磁気投票券やバーコード投票券などの投票券402を現金で購入したとしても,払戻すことができるのはその現金投票システム100の払戻窓口102においてのみであり,キャッシュレス投票システム200の預かり金管理DB203にある残金に反映させることはできない。
以下,現金投票システム100,キャッシュレス投票システム200,既存の現金投票システム100にキャッシュレス投票システム200を増設した投票システムについてより具体的に説明する。
図15は,現金投票システムの構成例を示す図である。図15の例における現金投票システム100は,現金投票ホスト103と,現金投票端末104とで構成される。現金投票システム100を利用する競技ファンは,現金投票端末104を用いて,投票券を購入し,的中した投票券(以下,的中券ともいう)を払戻す。ここでの現金投票端末104は,投票券を発券する発券機と投票券を払戻する払戻機とを兼ねるものとする。
現金投票ホスト103は,現金投票端末104から得られた投票情報(レース番号,投票番号,ベット金額等の情報)をもとに投票金額を集計し,配当,払戻金額などを計算する。しかし,この現金投票システム100で扱う金額情報は,投票された金額と,確定後の払戻金額のみである。したがって,一時的に競技のファンの資金を預かることはできない。
図16は,現金投票システムにおける現金投票処理のシーケンスである。現金投票端末104は,競技ファンからの投票カード(投票のためのマークカード等)と現金とを受け付けると(SQ100),その投票カードを読み取り(SQ101),現金投票ホスト103に投票依頼を行う(SQ102)。現金投票ホスト103は,投票登録を行い,集計管理情報を更新し(SQ103),現金投票端末104に投票受付完了を通知する(SQ104)。現金投票端末104は,投票結果を画面に表示し(SQ105),投票券を発行する(SQ106)。
ここで,集計管理情報とは,すべての投票を管理する情報であり,投票数,投票金額を集計した情報や,発行した投票券の情報などを管理している。投票登録時の集計管理情報の更新では,新たな投票により投票数,投票金額,オッズ(配当)などを集計し直し,また,発行する投票券を一意に認識できるようにしておく。
図17は,現金投票システムにおける現金払戻処理のシーケンスである。現金投票端末104は,競技ファンからの投票券を受け付けると(SQ110),その投票券を読み取り(SQ111),現金投票ホスト103に払戻依頼を行う(SQ112)。現金投票ホスト103は,払戻処理を行い,集計管理情報を更新し(SQ113),現金投票端末104に払戻受付完了を通知する(SQ114)。現金投票端末104は,払戻結果を画面に表示し(SQ115),競技ファンに現金(払戻金)を受け渡す(SQ116)。
払戻処理時の集計管理情報の更新では,払戻が終わった投票券を認識できるようにしておく。これにより,2重の払戻が行われないようにする。
図18は,キャッシュレス投票システムの構成例を示す図である。図18におけるキャッシュレス投票システム200は,キャッシュレス投票ホスト204と,キャッシュレス投票端末205と,会員口座206と,入出金端末207とで構成される。キャッシュレス投票システム200の会員は,キャッシュレス投票端末205を用いて投票を行う。投票が的中した場合には,自動的に会員口座206に払戻が行われる。
キャッシュレス投票ホスト204は,キャッシュレス投票端末205から得られた投票情報をもとに投票金額を集計し,配当,払戻金額などを計算する。また,キャッシュレス投票ホスト204は,キャッシュレス投票システム200の会員の会員情報の管理や,会員口座206の管理,投票情報の管理などを行なう。
現金投票システム100と異なり,キャッシュレス投票システム200は,会員の資金を一時的に預かるための口座(会員口座206)や,会員口座206への入出金のための端末(入出金端末207)を備えている。既存の電話投票やインターネット投票などは,銀行口座を会員口座206として利用したものである。
ここで,既存の現金投票システム100にキャッシュレス投票システム200を導入したいと考えた場合にまず思いつくのは,現金投票ホスト103の改造である。しかし,現金投票ホスト103をキャッシュレス投票に対応可能なホストに改造し,会員口座206を備え付けるのは,コストがかかるというばかりではなく,データベース増設の影響でシステムを不安定にしかねないため,通常は避ける。
そこで,既存の現金投票システム100にキャッシュレス投票システム200を導入する場合には,通常,キャッシュレス投票システム200を現金投票システム100の一部として増設するというかたちをとる。
図19は,既存の現金投票システムにキャッシュレス投票システムを増設した投票システムの構成例(1)を示す図である。この投票システムでは,現金投票ホスト103の配下にキャッシュレス投票サーバ208が接続され,そのキャッシュレス投票サーバ208に,キャッシュレス投票端末205,会員口座206,入出金端末207が接続されている。
キャッシュレス投票サーバ208は,キャッシュレス投票システム200固有の会員情報の管理や,会員口座206の管理,投票情報の管理を行う。投票金額の集計や配当,払戻金額の計算には全端末(104,205)の投票情報の集計が必要となるので,集計管理情報の管理は,キャッシュレス投票サーバ208では行われず,上位の現金投票ホスト103で一元的に行われる。
この既存の現金投票システム100にキャッシュレス投票システム200を増設したタイプの投票システムでは,投票端末が,現金投票端末104とキャッシュレス投票端末205とに区別される。現金投票を行う競技ファンは,現金を投票券と交換することで投票し,投票券を払戻すことで現金を受け取ることができる。一方,キャッシュレス投票の会員は,会員口座206に入金した金額の中から好きなだけ投票することができ,払戻金も自動的に会員口座206の残金に加算される。
しかし,キャッシュレス投票の会員となった競技ファンが,現金投票端末104で購入した投票券を払戻すことにより会員口座206の資金を増やしたり,会員口座206の資金と投票券とを交換することはできなかった。
図20は,既存の現金投票システムにキャッシュレス投票システムを増設した投票システムにおける会員認証処理のシーケンスである。キャッシュレス投票端末205は,会員からの会員カード(会員証)を受け付けると(SQ120),その会員カードを読み取り(SQ121),キャッシュレス投票サーバ208に会員カードから読み取った会員IDを送る(SQ122)。キャッシュレス投票サーバ208は,会員IDの照合を行い(SQ123),会員口座206の残高を検出し(SQ124),会員にまだ通知していない払戻履歴を検出し(SQ125),キャッシュレス投票端末205に会員口座206の残高と払戻履歴とを送る(SQ126)。キャッシュレス投票端末205は,払戻履歴を画面に表示し(SQ127),会員口座206の残高を画面に表示する(SQ128)。
ここで,払戻履歴とは,的中した投票の自動払戻の履歴である。キャッシュレス投票では自動的に払戻が行われるため,会員は,すでに払戻が行われているのかを認識することができない。そこで,会員認証時には,すでに自動払戻が行われた払戻履歴のうちまだ会員に通知していないものを検出し,それを会員に通知して自動払戻の確認を行う。
図21は,既存の現金投票システムにキャッシュレス投票システムを増設した投票システムにおけるキャッシュレス投票処理のシーケンスである。キャッシュレス投票端末205は,会員からの投票を受け付けると(SQ130),キャッシュレス投票サーバ208に投票情報を送信する(SQ131)。キャッシュレス投票サーバ208は,投票手続きを行い(SQ132),現金投票ホスト103に投票依頼を行う(SQ133)。現金投票ホスト103は,投票登録を行い,集計管理情報を更新し(SQ134),キャッシュレス投票サーバ208に投票受付完了を通知する(SQ135)。キャッシュレス投票サーバ208は,会員口座206から投票額を引き落とし(SQ136),キャッシュレス投票端末205に投票結果を送る(SQ137)。キャッシュレス投票端末205は,投票結果を画面に表示し,レシートを発行する(SQ138)。
図22は,既存の現金投票システムにキャッシュレス投票システムを増設した投票システムにおけるキャッシュレス払戻処理のシーケンスである。キャッシュレス投票サーバ208は,会員のキャッシュレス投票が的中しているかを確認し(SQ140),的中している場合には,払戻手続きを行い(SQ141),現金投票ホスト103に払戻依頼を行う(SQ142)。現金投票ホスト103は,払戻処理を行い,集計管理情報を更新し(SQ143),キャッシュレス投票サーバ208に払戻受付完了を通知する(SQ144)。キャッシュレス投票サーバ208は,会員口座206に払戻額を入金する(SQ145)。
ここで,キャッシュレス投票サーバ208における的中確認は,現金投票ホスト103から定期的に送られてくる確定情報と,キャッシュレス投票サーバ208で管理している会員の投票情報との照会により自動的に行われる。また,会員への自動払戻の通知は,次の会員認証時に行われる。
図23は,既存の現金投票システムにキャッシュレス投票システムを増設した投票システムの構成例(2)を示す図である。図23の例は,2種類のキャッシュレス投票システム200がある場合の例である。この投票システムでは,現金投票ホスト103に,キャッシュレス投票システムA200aと現金投票端末104を制御する端末制御装置105とが接続され,端末制御装置105に,各現金投票端末104とキャッシュレス投票システムB200bとが接続されている。
キャッシュレス投票システムA200aは,キャッシュレス投票サーバA208aと,会員口座206aと,キャッシュレス投票端末205aとで構成される。キャッシュレス投票システムB200bは,キャッシュレス投票サーバB208bと,会員口座206bと,キャッシュレス投票端末205bとで構成される。会員口座206には,例えば,銀行口座を利用するものや,システム内のデータベースを利用するものなどがある。
キャッシュレス投票システムAは,電話投票形式,インターネット投票形式等によって投票が行われる。また,キャッシュレス投票システムBは,在席投票形式,キャッシュレス投票窓口形式等によって投票が行われる。双方のキャッシュレス投票システム200は,互いに投票端末の種類やその接続先が異なるだけであり,キャッシュレス投票のしくみは同じである。
図24は,図23の各投票システムの特徴を整理した図である。この例の現金投票システム100では,現金投票窓口やバウチャ投票窓口で投票が行われ,投票には現金投票端末104が用いられる。現金投票端末104では,現金,的中券,バウチャ券が取り扱われ,投票カードやキー入力等により投票が行われる。現金投票システム100で投票が行われると,投票券が発行される。
キャッシュレス投票システムA200aでは,電話投票やインターネット投票などによって投票が行われ,投票にはキャッシュレス投票サーバA208aに接続されたキャッシュレス投票端末205aが用いられる。投票は,会員口座(銀行口座)206aの資金を元手とし,音声認識やキー入力等により行われる。投票券は発行されない。
キャッシュレス投票システムB200bでは,在席投票によって投票が行われるかキャッシュレス投票窓口で投票が行われ,投票にはキャッシュレス投票サーバB208bに接続されたキャッシュレス投票端末205bが用いられる。投票は,会員口座(システム内データベース)206bの資金を元手とし,投票カードやキー入力等により行われる。投票券は発行されない。
会員がキャッシュレス投票端末205を通じて投票を行う場合,キャッシュレス投票サーバ208が,現金投票ホスト103に対し,通常の現金投票と同様の手続きで投票登録を行う。このとき,キャッシュレス投票サーバ208は,投票金額を会員口座206から引落すため,キャッシュレス投票端末205から投票する会員は,会員認証さえ行えば,投票時に現金を使用する必要はない。
一方,投票内容はキャッシュレス投票サーバ208が保持し,投票内容が的中した場合には,キャッシュレス投票サーバ208は,現金投票ホスト103に対して自動的に払戻手続きを行い,払戻金額を会員口座206に入金する。
現金投票では投票・払戻とも一貫して現金で取り扱うのに対し,キャッシュレス投票では投票・払戻とも一貫して会員口座206の残金で取り扱い,互いにシステム間で資金の移動はない。よって,会員口座206に入金する手段として現金や自動払戻は可能であるが,現金投票システム100の発行物である的中券,バウチャ券を使用して入金することは不可能である。
図25は,キャッシュレス投票サーバにおける処理フローチャートの例を示す図である。図25の例は,図23において電話投票やインターネット投票による投票を受け付けるキャッシュレス投票サーバA208aにおける処理の例である。ここで,投票を行う会員をCさんとする。
まず,Cさんから会員口座206aに入金があれば(ステップS100),Cさんの会員口座206aの残高に入金額を加える(ステップS101)。Cさんからの投票があれば(ステップS102),現金投票ホスト103に対して投票手続きを行い(ステップS103),Cさんの会員口座206aの残高から投票額を差し引く(ステップS104)。Cさんの投票が的中すれば(ステップS105),現金投票ホスト103に対して払戻手続きを行い(ステップS106),Cさんの会員口座206aの残高に払戻額を加える(ステップS107)。
ここで,従来のキャッシュレス投票システムに関する技術について,いくつかの例を説明する。
キャッシュレス投票システムに関する従来の技術として,キャッシュレス投票システムにプリペイドカードを利用した投票券発売機を組み合わせた技術がある(例えば,特許文献1参照)。この技術では,キャッシュレス投票システムにおける会員口座の残高不足を,プリペイドカードからの減額により補うようにしている。
また,キャッシュレス投票システムに関する従来の技術として,電子マネーカードを用いることにより,現金による投票,払戻をなくす技術がある(例えば,特許文献2参照)。この技術では,電子マネーカードを用いて銀行口座の預金で投票を行い,銀行口座への払戻を行っている。
また,キャッシュレス投票システムに関する従来の技術として,専用カードを用いて銀行口座の預金で投票を行い,銀行口座への払戻を行う技術がある(例えば,特許文献3参照)。この技術では,専用カードに投票に関する情報を書き込んでいる。
これらのキャッシュレス投票システムに関する従来の技術(特許文献1〜3)は,いずれも銀行口座等の預金で投票を行い,銀行口座等に払戻を行う技術であった。
特開平7−98735号公報 特開2002−259862号公報 特開平10−49719号公報
図26は,従来における現金投票システムとキャッシュレス投票システムの投票方法,払戻方法の対応を示す図である。図26に示すように,従来は,現金投票システムにおいて現金で購入された投票券を,キャッシュレス投票システムにおいて銀行口座等の会員口座に払戻す技術は存在しなかった。
よって,キャッシュレス投票システムの会員は,会員口座がシステム内データベースである場合には,キャッシュレス投票サーバに接続された専用の入出金端末がある窓口に足を運んで入金手続きを行う必要があり,会員口座が銀行口座である場合には,最寄のATM,銀行,インターネットバンキング等で入金手続きを行う必要があった。
そのため,例えば,キャッシュレス投票システムを競技場の指定席で運用した場合には,会員はレース場に来る前もしくは入場直後に入出金端末から投票資金を入金しなければならなく,また,途中で口座資金が不足した場合には,たとえ入出金端末のある窓口が遠くとも,そこまで足を運んで補充を行わなければならなかった。
本発明は,上記問題点の解決を図り,現金投票システムにより購入されて的中した投票券を,キャッシュレス投票システムにより会員口座に補充することが可能となる技術を提供することを目的とする。
本発明は,上記課題を解決するため,現金投票システムにより発券された投票券を読み込むことが可能な磁気読取機能やバーコード読取機能などをキャッシュレス投票システムに付加することにより,現金で購入された投票券をキャッシュレス投票システムで会員口座に払戻すことを可能とすることを特徴とする。
具体的には,キャッシュレス投票システムにおける投票券払戻方法であって,現金投票システムにおいて現金で購入された投票券から投票情報を読み取る過程と,投票情報をもとに,投票券が的中しているか否かを判定する過程と,投票券が的中している場合に投票券に対する払戻依頼を,現金投票システムが処理可能なフォーマットに変換して送信する過程と,投票券が的中している場合に,現金投票システムから投票券に対する払戻額を取得する過程と,会員口座の残高に払戻額を加算する過程とを有することを特徴とする。
また,以上の処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによって実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
本発明によって,現金投票システムで購入された投票券をキャッシュレス投票システムで払戻すことが可能となるため,現金投票システムの払戻窓口の混雑を分散させることができる。
また,本発明によって,キャッシュレス投票システムの会員は,現金投票システムの払戻窓口まで行かなくとも,キャッシュレス投票窓口で投票券を払戻すことができる。また,遠くの入出金端末まで行かなくとも,手元の的中した投票券で会員口座への入金を行うことができる。
なお,本発明ではキャッシュレス投票システムも現金投票システムも同じトータリゼータシステムの一部であるので,本発明は,既存のシステムにおいてそれぞれの投票システムが管理するデータの整合性を新たにとり直す必要がなく,既存のシステムのわずかな変更で容易に実現することができる。
以下,本発明の実施の形態について,図を用いて説明する。
図1は,本発明の実施の形態における投票システムの構成例を示す図である。図1の投票システムは,既存の現金投票システムにキャッシュレス投票システムを増設した投票システムの例である。本投票システムは,現金投票ホスト1,現金投票端末2,キャッシュレス投票サーバ3,キャッシュレス投票端末4,会員口座5,入出金端末6から構成される。入出金端末6は,従来と同様に,会員口座5への入金時に使用される。
図2は,本実施の形態のキャッシュレス投票システムにおける投票券払戻の流れを説明する図である。図2を用いて,現金投票システムにより購入して的中した投票券を,キャッシュレス投票システムで払戻す手順を説明する。
まず,キャッシュレス投票端末4は,現金投票システムで購入された投票券に記録された投票情報を読み取る(ステップS1)。ここで,投票情報は,投票券に磁気あるいは2次元バーコードとして記録されている。
図3は,本実施の形態における投票情報の例を示す図である。図3の例の投票情報は,“場名”,“開催日”,“レース”,“式別”,“ベット”の情報を有する。“場名”,“開催日”は競技が行われた場所,日付を示し,“レース”は何レース目であるかを示す。“式別”は,投票の種類を示す。例えば,図3の例では,式別が“2連単”となっているので,そのレースの1着,2着を着順通りにあてる投票となる。“ベット”は,どの目にどのくらいのお金を投票するかを示す。
図2において,キャッシュレス投票端末4は,キャッシュレス投票サーバ3に投票券から読み取った投票情報を送信する。
キャッシュレス投票サーバ3は,キャッシュレス投票端末4が投票券から読み取った投票情報を,現金投票ホスト1への問合せフォーマットに変換する(ステップS2)。通常,キャッシュレス投票システムが管理する情報のフォーマットと,現金投票システムが管理する情報のフォーマットとは互いにその形式が異なるので,システム間で情報のやり取りを行う場合には,その情報のフォーマット変換が必要となる。キャッシュレス投票サーバ3は,現金投票ホスト1に投票情報(フォーマット変換後)を送信し,払戻依頼を行う。
現金投票ホスト1は,確定情報を参照してキャッシュレス投票サーバ3から受け取った投票情報の的中判定を行い,的中している場合にはその払戻金額を計算する(ステップS3)。ここで,確定情報は,確定した競技結果に関する情報である。
図4は,本実施の形態における確定情報の例を示す図である。図4の例の確定情報は,“場名”,“開催日”,“式別”,“レース”,“確定”,“配当”の情報を有する。“場名”,“開催日”,“式別”,“レース”の項目については,図3の投票情報の例と同様である。“確定”は,確定した当たり目を示す。“配当”は,的中した場合に100円のベットにつきいくら払戻されるかを示す。
図2において,現金投票ホスト1は,的中判定の結果と払戻金額とをキャッシュレス投票サーバ3に通知する。
キャッシュレス投票サーバ3は,現金投票ホスト1に問い合わせた投票情報が的中している場合には,会員口座5の残高に払戻金額を加算する(ステップS4)。非的中の場合には,会員口座5への処理は行わない。ここで,会員口座5を特定する会員認証は,投票券を読み取る前にすでに完了しているものとする。キャッシュレス投票サーバ3は,キャッシュレス投票端末4に的中判定の結果と会員口座5の残高とを通知する。
キャッシュレス投票端末4は,読み取った投票券の的中判定の結果(的中/非的中)を表示し,会員口座5の残高を表示する(ステップS5)。このとき,結果を印刷したレシートを発行してもよい。
図5は,本実施の形態におけるキャッシュレス投票サーバ,キャッシュレス投票端末の構成例を示す図である。
キャッシュレス投票サーバ3は,主制御部31,端末管理部32,トータリゼータ制御部33,現金管理部34,会員口座DB35,会員管理DB36,会員投票情報DB37,レース情報DB38から構成される。端末管理部32はキャッシュレス投票端末4に,トータリゼータ制御部33は現金投票ホスト1に,現金管理部34は会員口座DB35と入出金端末6とに接続されている。ここで,会員口座5が銀行の口座である場合には,現金管理部34は,銀行システム5’に接続される。
図6は,本実施の形態における会員口座DBの例を示す図である。会員口座DB35は,会員口座5の残金等を管理するデータベースである。図6(A),図6(B)の会員口座DB35では,“口座番号”,“残高”の情報が管理されている。会員口座DB35を参照することにより,口座番号から会員口座5の残高を検出することができる。
例えば,会員口座DB35が図6(A)であるときに,口座番号“123456”の会員口座5に10,000円の入金があれば,現金管理部34は会員口座DB35の内容を更新し,会員口座DB35は図6(B)のようになる。
図7は,本実施の形態における会員管理DBの例を示す図である。会員管理DB36は,各会員ごとの会員情報を管理するデータベースである。図7の会員管理DB36では,“会員ID”,“暗証番号”,“口座番号”の情報が管理されている。それぞれの会員IDには,暗証番号が設定されており,会員カードのIDと会員から入力された暗証番号とを会員管理DB36で参照することにより,会員認証を行うことができる。また,会員管理DB36を参照することにより,会員IDからその会員の会員口座5の口座番号を検出することができる。
図5において,会員投票情報DB37は,会員が行ったキャッシュレス投票の投票情報や,会員のキャッシュレス投票の払戻履歴などを管理するデータベースである。また,レース情報DB38は,競技プログラムや,競技の確定情報などを管理するデータベースである。会員のキャッシュレス投票の的中判定は,会員投票情報DB37の投票情報と,レース情報DB38の確定情報とを対照することにより行われる。
キャッシュレス投票端末4は,主制御部41,入出力部42,会員カード読取部43,投票カード読取部44,投票券読取部45から構成される。主制御部41はキャッシュレス投票サーバ3に接続されている。入出力部42は,キーボード,ディスプレイ,タッチパネル等である。投票カード読取部44は,会員がキャッシュレス投票を行うときに,会員の投票カードを読み取る手段である。
キャッシュレス投票端末4において,会員カード読取部43は,キャッシュレス投票システムの会員の会員カードから会員ID等の会員情報を読み取り,主制御部41は,その会員情報をキャッシュレス投票サーバ3の端末管理部32に送信する。また,入出力部42(キーボート等)は,会員から暗証番号等の情報の入力を受け,主制御部41は,その暗証番号等の情報をキャッシュレス投票サーバ3の端末管理部32に送信する。
ここで,キャッシュレス投票サーバ3とキャッシュレス投票端末4間の通信には,インターネットや電話回線等の公衆回線を使用してもよいし,場内等の限られた場所では有線/無線LANや専用回線を使用してもよい。
キャッシュレス投票サーバ3において,主制御部31は,端末管理部32が受信した会員情報の会員IDと会員管理DB36で管理されている会員IDとを対照し,端末管理部32が受信した暗証番号等の情報とあわせて,会員であることを確認する。認証結果は,端末管理部32から,キャッシュレス投票端末4に送られる。
キャッシュレス投票端末4において,端末管理部32から認証結果を受けると,入出力部42(ディスプレイ等)は,認証結果を表示する。
以上のような会員認証は,入出金の際に必ず必要となる手続きであり,従来のように入出金端末6で入出金する場合にも,同様の手続きを行う必要がある。
キャッシュレス投票端末4において,投票券読取部45は,会員が現金投票システムにおいて現金で購入して的中した投票券に記録された投票情報を読み取り,主制御部41は,その投票情報をキャッシュレス投票サーバ3の端末管理部32に送信する。
ここで,投票券読取部45は,キャッシュレス投票端末4に内蔵されたユニットでもよいし,外部接続の独立ユニットでもよい。投票券が磁気券の場合には磁気リーダを装備したユニットが必要となり,投票券がバーコード券の場合にはイメージスキャナを装備したユニットが必要となり,磁気券とバーコード券の両方に対応する場合には両方を装備したユニットが必要となる。また,バーコード券を読み取る場合には,バーコードの解析手段が必要となり,それをユニットに内蔵させて解析することもできるし,キャッシュレス投票端末4やキャッシュレス投票サーバ3で解析することもできる。
キャッシュレス投票サーバ3において,トータリゼータ制御部33は,端末管理部32が受信した投票情報をもとに,払戻手続きを行う。払戻手続きは,現金投票ホスト1への問合せによって行われる。
トータリゼータ制御部33による払戻手続きが完了すると,現金管理部34は,該当する会員の会員口座5の残金に払戻金額を加算する。このとき,会員口座5が同じシステム内のデータベースである場合には,直接そのデータベースにアクセスして残金を増やす。また,会員口座5が銀行の口座である場合には,銀行システム5’に対して入金の手続きを行う。
図8は,本実施の形態のキャッシュレス投票サーバにおける処理フローチャートの例を示す図である。ここで,投票を行う会員をDさんとする。
まず,Dさんから会員口座5に入金があれば(ステップS10),それが現金によるものか的中券によるものかを判定し(ステップS11),現金によるものであれば,Dさんの会員口座5の残高に入金額を加える(ステップS12)。的中券によるものであれば,現金投票ホスト1に対して払戻手続きを行い(ステップS13),Dさんの会員口座5の残高に払戻額を加える(ステップS14)。
Dさんからの投票があれば(ステップS15),現金投票ホスト1に対して投票手続きを行い(ステップS16),Dさんの会員口座5の残高から投票額を差し引く(ステップS17)。Dさんの投票が的中すれば(ステップS18),現金投票ホスト1に対して払戻手続きを行い(ステップS19),Dさんの会員口座5の残高に払戻額を加える(ステップS20)。
図9は,本実施の形態における投票券のキャッシュレス投票システムでの払戻処理のシーケンスである。図9の例では,会員認証はすでに済ませてあるものとする。
キャッシュレス投票端末4は,会員からの投票券を受け付けると(SQ1),その投票券を読み取り(SQ2),キャッシュレス投票サーバ3に投票券から読み取った投票情報を送信する(SQ3)。キャッシュレス投票サーバ3は,投票が的中しているかを確認し(SQ4),的中している場合には払戻手続きを行い(SQ5),現金投票ホスト1に払戻依頼を行う(SQ6)。ここで,投票券が的中していない場合には,キャッシュレス投票端末4がその旨を会員に通知する。
現金投票ホスト1は,払戻処理を行い(SQ7),キャッシュレス投票サーバ3に払戻受付完了を通知する(SQ8)。キャッシュレス投票サーバ3は,会員口座5の残高に払戻額を加え(SQ9),キャッシュレス投票端末4に払戻結果を送る(SQ10)。キャッシュレス投票端末4は,払戻結果を画面に表示する(SQ11)。
図10は,本実施の形態におけるキャッシュレス投票端末での操作画面の例を示す図である。画面P1は,会員認証を行う前に表示されている会員認証画面である。会員認証を求めるメッセージが表示されている。
画面P2は,会員認証後,まだ会員による確認が行われていない払戻履歴がある場合の払戻確認画面である。キャッシュレス投票により投票されて的中した投票は,自動的に会員口座5への払戻が行われる。その後の会員認証時に,会員が,払戻確認画面P2で自動払戻を確認できるようになっている。
画面P3は,会員認証後の接客画面である。会員認証を行った会員の現在の会員口座5の残高が表示されている。また,投票/払戻を求めるメッセージが表示されている。
画面P4は,接客画面P3において投票カードが読み込まれた場合の投票確認画面である。投票カードに記録されている投票内容に誤りがないかを,会員に確認するための画面である。
画面P5は,投票が終わった後の接客画面である。投票前(接客画面P3)に90,000円あった会員口座5の残高から,投票(投票確認画面P4)によって投票額2,000円が差し引かれ,投票後(接客画面P5)には会員口座5の残高が88,000円になっている。
画面P6は,接客画面P3において投票券(的中券)が読み込まれた場合の払戻確認画面である。的中券に記録されている投票内容と,その払戻額が確認できる。
画面P7は,投票券の払戻が終わった後の接客画面である。払戻前(接客画面P3)に90,000円であった会員口座5の残高に,払戻(払戻確認画面P6)によって払戻額10,000円が加えられ,払戻後(接客画面P7)には会員口座5の残高が100,000円になっている。
図11は,本実施の形態におけるキャッシュレス投票システムでの会員認証処理の詳細なシーケンスである。図10の操作画面の例,図7の会員管理DB36の例,図6の会員口座DB35の例を用いて,本実施の形態における会員認証処理の詳細を説明する。
キャッシュレス投票端末4では,通常,会員認証画面(例えば,図10の会員認証画面P1)が表示されている。
キャッシュレス投票端末4は,会員からの会員カードを受け付けると(SQ20),その会員カードを読み取り(SQ21),会員からの暗証番号の入力を受け付け(SQ22),キャッシュレス投票サーバ3に会員情報(会員ID等)と暗証番号とを送信する(SQ23)。
キャッシュレス投票サーバ3は,受信した会員情報の会員IDで会員管理DB36を検索し(SQ24),会員カードの会員IDと入力された暗証番号との組み合わせが一致しているかを確認し(SQ25),一致していなければ(認証が失敗したならば),SQ29の処理に進む。一致していれば(認証が成功したならば),会員IDから口座番号を検出し(SQ26),その口座番号で会員口座DB35を検索し(SQ27),会員口座5の残高を検出する(SQ28)。
例えば,会員管理DB36の状態が図7の状態であり,会員カードから読み取られた会員IDが“000001”であり,さらに認証が成功すれば,会員ID“000001”で会員管理DB36を検索し,口座番号“123456”が検出される。会員口座DB35の状態が図6(A)の状態であれば,検出された口座番号“123456”で会員口座DB35を検索し,残高“¥90,000”が検出される。
キャッシュレス投票端末4に,認証結果を送信する(SQ29)。このとき,認証結果が成功であれば,同時に会員口座5の残高も送信する。
キャッシュレス投票端末4は,送られてきた認証結果が成功か失敗を確認し(SQ30),失敗ならば,その旨を会員に通知し,キャッシュレス投票端末4の画面を通常の状態(例えば,会員認証画面P1)に戻す。ここで,会員に暗証番号の再入力を求めるようにしてもよい。
認証結果が成功ならば,会員に残高を提示し(SQ31),投票カードか投票券の挿入を要求する。例えば,このときのキャッシュレス投票端末4の画面には,接客画面P3が表示されている。
投票カードが読み込まれたら(SQ32),キャッシュレス投票処理を行い(SQ33),投票券が読み込まれたら(SQ34),投票券払戻処理を行う(SQ35)。また,終了(例えば,接客画面P3の終了ボタン)が選択されたなら(SQ36),キャッシュレス投票端末4の画面を通常の状態(例えば,会員認証画面P1)に戻す。
ここで,SQ33のキャッシュレス投票処理については,従来と同様であるので詳細な説明を省略する。SQ35の投票券払戻処理については,以下にその詳細を説明する。
図12は,本実施の形態におけるキャッシュレス投票システムでの投票券払戻処理の詳細なシーケンスである。図10の操作画面の例,図3の投票情報の例,図4の確定情報の例,図6の会員口座DB35の例を用いて,本実施の形態における投票券払戻処理の詳細を説明する。例えば,キャッシュレス投票端末4の画面が接客画面P3であるときに投票券が挿入されると,投票券払戻処理が実行される。
キャッシュレス投票端末4は,会員からの投票券を受け付けると(SQ40),投票券を読み取り(SQ41),キャッシュレス投票サーバ3に投票券から読み取った投票情報(例えば,図3の投票情報)を送信する(SQ42)。
キャッシュレス投票サーバ3は,受け取った投票情報のフォーマットを現金投票システムのフォーマットに変換して払戻電文を作成し(SQ43),現金投票ホスト1にその払戻電文を送信することにより,払戻依頼を行う(SQ44)。
現金投票ホスト1は,受け取った投票情報で確定情報(例えば,図4の確定情報)を検索し(SQ45),投票券が的中しているかを判定し(SQ46),的中していなければ,SQ49の処理に進む。的中していれば,その投票券の払戻額を計算し(SQ47),集計管理情報からその投票券の登録を削除する(SQ48)。キャッシュレス投票サーバ3に払戻結果(的中判定結果,払戻額等)を通知することにより,払戻応答を行う(SQ49)。
例えば,払戻を行う投票券の投票情報が図3の投票情報であるときに,その投票情報で図4の確定情報を検索すると,1,000円分購入している“1−2”の目が的中していることがわかる。配当が1,000円(100円あたり1,000円)であるから,その払戻額は10,000円となる。
キャッシュレス投票サーバ3は,受け取った払戻結果のフォーマットをキャッシュレス投票システムのフォーマットに変換(払戻結果解析)し(SQ50),的中していれば会員口座5に払戻額を振り込む(SQ51)。会員口座DB35を更新(残高+払戻額)し(SQ52),更新した残高を検出し(SQ53),キャッシュレス投票端末4に払戻結果,会員口座5の残高を送信する(SQ54)。
例えば,図6(A)の状態であった会員口座DB35の口座番号“123456”の残高に,図3の投票情報と図4の確定情報とから得られた払戻額を加えることにより,会員口座DB35は図6(B)の状態になる。払戻額(10,000円)により,口座番号“123456”の残高が,90,000円から100,000円に更新されている。
キャッシュレス投票端末4は,受け取った払戻結果の的中/非的中を確認し(SQ55),非的中ならば,その旨を会員に通知し,SQ57に進む。的中ならば,画面に払戻確認画面(例えば,払戻確認画面P6)を表示して会員の確認をとる(SQ56)。
会員口座5の残高を表示する(SQ57)。このとき,投票券が非的中であれば,もとの残高の画面(例えば,接客画面P3)が表示され,投票券が的中していれば払戻により更新された残高の画面(例えば,接客画面P7)が表示される。
図13は,本発明を利用したキャッシュレス投票の一例を説明するフローチャートである。図13を用いて本発明を用いた簡単な例を説明する。図13の例は,現金で購入して的中した何枚かの投票券(的中券)を持つキャッシュレス投票システムの会員が,会員口座5の残高が少なくなったときに,的中券で会員口座5への払戻を行い,その後キャッシュレス投票を行う例である。
まず,会員は会員認証を行う(ステップS30)。会員認証では,ICカード,磁気カード,バーコードが印刷されたカード等を用いて,投票を行う会員が本人であることの認証を行う。本人の認証が完了すると,会員は会員口座5の残高分だけ投票が行えるようになる。
続いて,会員は投票券の払戻を行う(ステップS31)。現金で購入した投票券による払戻を行う場合には,投票券をキャッシュレス投票端末4に接続された(または内蔵された)磁気読取ユニットまたはバーコード読取ユニットに挿入し,その内容を読取らせる。その投票券が的中している場合には,払戻処理を行って会員口座5の残高に払戻額が加算される。払戻をすべき投票券がなくなるか,投票カードがキャッシュレス投票端末4に挿入されるまで,払戻を繰り返すことができる(ステップS32)。
次に,会員は,投票カード,手入力等により,キャッシュレス投票を行う(ステップS33)。このとき,掛け金分の金額は,会員口座5の残高から差し引かれる。会員が投票をやめるか,会員口座5の残高がなくなるか,または運用規定上の投票回数を超えるまで投票を繰り返すことができる(ステップS34)。
本発明の実施の形態における投票システムの構成例を示す図である。 本実施の形態のキャッシュレス投票システムにおける投票券払戻の流れを説明する図である。 本実施の形態における投票情報の例を示す図である。 本実施の形態における確定情報の例を示す図である。 本実施の形態におけるキャッシュレス投票サーバ,キャッシュレス投票端末の構成例を示す図である。 本実施の形態における会員口座DBの例を示す図である。 本実施の形態における会員管理DBの例を示す図である。 本実施の形態のキャッシュレス投票サーバにおける処理フローチャートの例を示す図である。 本実施の形態における投票券のキャッシュレス投票システムでの払戻処理のシーケンスである。 本実施の形態におけるキャッシュレス投票端末での操作画面の例を示す図である。 本実施の形態におけるキャッシュレス投票システムでの会員認証処理の詳細なシーケンスである。 本実施の形態におけるキャッシュレス投票システムでの投票券払戻処理の詳細なシーケンスである。 本発明を利用したキャッシュレス投票の一例を説明するフローチャートである。 投票システムの一例を示す図である。 現金投票システムの構成例を示す図である。 現金投票システムにおける現金投票処理のシーケンスである。 現金投票システムにおける現金払戻処理のシーケンスである。 キャッシュレス投票システムの構成例を示す図である。 既存の現金投票システムにキャッシュレス投票システムを増設した投票システムの構成例(1)を示す図である。 既存の現金投票システムにキャッシュレス投票システムを増設した投票システムにおける会員認証処理のシーケンスである。 既存の現金投票システムにキャッシュレス投票システムを増設した投票システムにおけるキャッシュレス投票処理のシーケンスである。 既存の現金投票システムにキャッシュレス投票システムを増設した投票システムにおけるキャッシュレス払戻処理のシーケンスである。 既存の現金投票システムにキャッシュレス投票システムを増設した投票システムの構成例(2)を示す図である。 図23の各投票システムの特徴を整理した図である。 キャッシュレス投票サーバにおける処理フローチャートの例を示す図である。 従来における現金投票システムとキャッシュレス投票システムの投票方法,払戻方法の対応を示す図である。
符号の説明
1 現金投票ホスト
2 現金投票端末
3 キャッシュレス投票サーバ
31 主制御部
32 端末管理部
33 トータリゼータ制御部
34 現金管理部
35 会員口座DB
36 会員管理DB
37 会員投票情報DB
38 レース情報DB
4 キャッシュレス投票端末
41 主制御部
42 入出力部
43 会員カード読取部
44 投票カード読取部
45 投票券読取部
5 会員口座
5’ 銀行システム
6 入出金端末

Claims (5)

  1. キャッシュレス投票を利用する会員の口座である会員口座の残高から投票を行い,会員口座への払戻を行うことが可能なキャッシュレス投票システムにおける投票券払戻方法であって,
    現金投票システムにおいて現金で購入された投票券から投票情報を読み取る過程と,
    前記投票情報をもとに,該投票券が的中しているか否かを判定する過程と,
    前記投票券が的中している場合に該投票券に対する払戻依頼を,前記現金投票システムが処理可能なフォーマットに変換して送信する過程と,
    前記投票券が的中している場合に,前記現金投票システムから該投票券に対する払戻額を取得する過程と,
    前記会員口座の残高に前記払戻額を加算する過程とを有する
    ことを特徴とするキャッシュレス投票システムにおける投票券払戻方法。
  2. キャッシュレス投票を利用する会員の口座である会員口座の残高から投票を行い,会員口座への払戻を行うことが可能なキャッシュレス投票システムであって,
    現金投票システムにおいて現金で購入された投票券から投票情報を読み取る手段と,
    前記投票情報をもとに,該投票券が的中しているか否かを判定する手段と,
    前記投票券が的中している場合に該投票券に対する払戻依頼を,前記現金投票システムが処理可能なフォーマットに変換して送信する手段と,
    前記投票券が的中している場合に,前記現金投票システムから該投票券に対する払戻額を取得する手段と,
    前記会員口座の残高に前記払戻額を加算する手段とを備えた
    ことを特徴とするキャッシュレス投票システム。
  3. 投票券を購入することにより現金での投票を行い,投票券を払戻すことにより現金への払戻を行うことが可能な現金投票システムと,キャッシュレス投票を利用する会員の口座である会員口座の残高から投票を行い,会員口座への払戻を行うことが可能なキャッシュレス投票システムとを備えるトータリゼータシステムであって,
    前記キャッシュレス投票システムは,
    前記現金投票システムにおいてキャッシュレス投票システムの会員によって現金で購入された投票券から投票情報を読み取る手段と,
    前記読み取った投票情報を前記現金投票システムが処理可能なフォーマットに変換する手段と,
    前記フォーマットを変換する手段により変換した投票情報を前記現金投票システムに送信する手段と,
    前記現金投票システムから,前記投票券に対する払戻額を受信する手段と,
    前記会員口座の残高に前記払戻額を加算する手段とを備え,
    前記現金投票システムは,
    前記キャッシュレス投票システムから,前記投票情報を受信する手段と,
    前記投票情報から,該投票券が的中している場合にその投票券に対する払戻額を計算する手段と,
    前記払戻額を前記キャッシュレス投票システムに送信する手段とを備える
    ことを特徴とするトータリゼータシステム。
  4. キャッシュレス投票を利用する会員の口座である会員口座の残高から投票を行い,会員口座への払戻を行うことが可能なキャッシュレス投票システムにおけるキャッシュレス投票サーバの投票券払戻プログラムであって,
    現金投票システムにおいて現金で購入された投票券から,端末に備えられた投票券読み取り装置により読み取った投票情報を受信する処理と,
    前記投票情報をもとに,現金投票システムとの通信により,またはあらかじめ入手した確定情報との照合により,前記投票券が的中しているか否かを判定する処理と,
    前記投票券が的中している場合に該投票券に対する払戻依頼を,前記現金投票システムが処理可能なフォーマットに変換して送信する処理と,
    前記投票券が的中している場合に,前記現金投票システムから該投票券に対する払戻額を取得する処理と,
    前記会員口座の残高に前記払戻額を加算する処理とを,
    コンピュータに実行させるためのキャッシュレス投票サーバの投票券払戻プログラム。
  5. キャッシュレス投票を利用する会員の口座である会員口座の残高から投票を行い,会員口座への払戻を行うことが可能なキャッシュレス投票システムにおけるキャッシュレス投票サーバの投票券払戻プログラムを記録した記録媒体であって,
    現金投票システムにおいて現金で購入された投票券から,端末に備えられた投票券読み取り装置により読み取った投票情報を受信する処理と,
    前記投票情報をもとに,現金投票システムとの通信により,またはあらかじめ入手した確定情報との照合により,前記投票券が的中しているか否かを判定する処理と,
    前記投票券が的中している場合に該投票券に対する払戻依頼を,前記現金投票システムが処理可能なフォーマットに変換して送信する処理と,
    前記投票券が的中している場合に,前記現金投票システムから該投票券に対する払戻額を取得する処理と,
    前記会員口座の残高に前記払戻額を加算する処理とを,
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
    ことを特徴とするキャッシュレス投票サーバの投票券払戻プログラムを記録した記録媒体。
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