JP4303081B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の室内機を1グループとする少なくとも1つの室内機グループと、前記室内機に接続する少なくとも1台の室外機とからなる空気調和機に関し、特に室内機における親子設定手段に関する。
特許文献1には、室外ユニットが室内ユニットグループにおける親子設定を自動的に行うシステムについて記載されている。この親子設定システムは、室外機が所定の室内ユニットとリモコン通信用バスラインとを介して他の室内ユニットに確認コマンドを送信し、このコマンドに対する応答が有るか否かを判定する。そして、応答があり、かつ応答した室内ユニット中に親ユニットがない場合には前記所定の室内ユニットを親ユニットに設定する。
また、室外ユニットは、別の所定の室内ユニットとリモコン通信用バスラインとを介して他の室内ユニット確認コマンドを送信し、これに対する応答が有るか否かを判定する。そして、応答があり、かつ応答した室内ユニット中に親ユニットがすでにある場合には、この所定の室内ユニットを子ユニットに設定する。
このようにして、空気調和機の設置後に主電源を投入することで、室外ユニットが各室内ユニットと通信を行い、その通信結果に基づいて各室内ユニットの親子判定が自動的に行われるようになっている。
これにより、グループ化した室内ユニットの運転制御を行う場合に必要な親子設定を自動的に行えるようにし、設置作業者による室内ユニットのマスタ/スレーブ切換えスイッチの操作などが不要となると共に、誤設定に起因する制御指令の交錯などを防止できるようになっている。
特開平10−122629号公報(段落0021〜0027参照)
しかしながら、特許文献1に記載されている親子設定手段では、室外ユニットから室内ユニットの1台1台に確認コマンドを送信して親子設定を行っているため、親子設定が終了するまで時間がかかり不便であった。
本発明の目的は、このような従来の課題を解決し、親子設定に要する時間を短縮することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、複数の室内機を1つのグループとする少なくとも1組の室内機グループと、前記室内機に接続される少なくとも1台の室外機とからなる空気調和機であって、前記複数の室内機の各々は、運転を制御する制御回路と、空気調和機の運転を遠隔操作する遠隔操作手段との通信を行う第1通信手段と、前記室内機グループ内で他の室内機と通信を行う第2通信手段と、電源投入時に前記第1通信手段により前記遠隔操作手段との通信が行えることを確認すると自らを親機に設定し、確認できない場合は自らを子機に設定する親子設定手段とを備えたことを特徴としている。
上記構成においては、各室内機が、親子設定手段により、電源投入時に第1通信手段により遠隔操作手段との通信が行えることを確認すると自らを親機に設定し、確認できない場合は自らを子機に設定する。したがって、各々の室内機がそれぞれ自分自身の親子設定を行うため、特許文献1のように室外ユニットから室内ユニットの1台1台に確認コマンドを送信して親子設定を行う場合に比べて、親子設定を行う時間が短縮される。
この場合、前記室内機グループ内の各室内機は、それぞれ同じ構成にすることができる。これにより、室内機の構成が同じであるため、コスト低減につながる。
また、前記室内機は、自らを親機であることを認識すると前記室内機グループ内の他の室内機に自身が親機であることを前記第2通信手段により通達することができる。これにより、親機は、他の子機を支配化におくことができ、グループ化された室内機において統一された運転制御を行うことができる。
また、前記室内機は、前記親子設定手段により子機に設定されると、前記遠隔操作手段との通信を行う第1通信手段の動作を停止することができる。これにより、子機は遠隔操作手段からの通信により誤動作するのを防ぐことができる。
また、前記室内機は、親機用回路と子機用回路とを切り替える回路切替手段を備え、前記回路切替手段の電源投入前の初期状態を子機用回路に設定し、前記室内機は、電源投入後に前記親子設定手段により親機に設定されると前記回路切替手段を親機用回路に切り替えるように構成するか、逆に、回路切替手段の電源投入前の初期状態を親機用回路に設定し、前記室内機は電源投入後に前記親子設定手段により子機に設定されると前記回路切替手段を子機用回路に切り替えるように構成することもできる。これにより、設置作業者が回路切替手段を切り替える手間が省けるとともに、切り替え忘れを防止することができる。
さらに、前記室内機は、親機または子機であることを表示する表示装置を備えておくことができる。これにより、室内機が親機と子機のどちらに設定されているかを使用者が容易に確認できる。
以上のとおり、本発明によれば、各々の室内機がそれぞれ自分自身の親子設定を行うため、室外機との通信により親子設定する場合に比べて、その設定時間を短縮することができる。
本発明に係る空気調和機の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態を示す天吊りセパレートタイプの空気調和機の第1外観図、図2は同じくその配線接続状態を示すブロック図、図3はワイヤードリモコン使用時の親子設定フローチャートである。
図に示すように、室内機1−Aには、第1通信手段8−A、第2通信手段9−A、制御回路11−A、ワイヤレスリモコン信号受光素子10−A、電源プラグ3−Aが設けられている。室内機1−Bには、第1通信手段8−B、第2通信手段9−B、制御回路11−B、ワイヤレスリモコン信号受光素子10−B、電源プラグ3−Bが設けられている。また、各室内機1−A、1−Bには、データの送受信用の配線接続コネクタ(図示略)が設けられ、ワーヤードリモコン4あるいは集中コントローラー12(図4参照)と配線接続可能となっている。このように、室内機1−Aと室内機1−Bの構造は同じであり、共通化されているため、コスト低減につながる。
室内機1−Aと室外機2−Aは、配線7−Aにより接続され、室内機1−Bと室外機2−Bは配線7−Bにより接続されている。この配線7−Aと配線7−Bを通して室内機と室外機の通信を行えるようになっている。
室内機1−A内に設けられた第1通信手段8−Aと遠隔操作手段であるワイヤードリモコン4が配線5により接続され、データの送受信を行うようになっている。室内機1−Bに設けられた第1通信手段8−Bには遠隔操作手段であるワイヤードリモコン4は接続されていない。しかし、ワイヤードリモコン4は室内機からの取り外しが可能であるので、必要であれば、室内機1−Aから取り外して室内機1−Bに取り付けることもできる。また、室内機1−Aに設けられた第2通信手段9−Aと室内機1−Bに設けられた第2通信手段9−Bは配線6により接続されており、データの送受信を行えるようになっている。
さらに、ワイヤレスリモコン信号受光素子10−Aは第1通信手段8−Aと接続され、ワイヤレスリモコン信号受光素子10−Bは第1通信手段8−Bと接続されている。
制御回路11−Aは、内部にCPU、ROM、RAMを備える一般的なマイクロコンピュータから構成され、第1通信手段8−Aと第2通信手段9−Aを制御できるようになっている。第1通信手段8−Aと第2通信手段9−Aは、制御回路11−Aと情報の授受を行える通信用インターフェースから構成されている。同様に、制御回路11−Bは、内部にCPU、ROM、RAMを備える一般的なマイクロコンピュータから構成され、第1通信手段8−Bと第2通信手段9−Bを制御できるようになっている。同様に、第1通信手段8−Bと第2通信手段9−Bも制御回路11−Bと情報の授受を行える通信用インターフェースから構成されている。
また、電源プラグ3−Aを商用電源コンセントに差し込むことで室内機1−Aが通電され、また、電源プラグ3−Bを商用電源コンセントに差し込むことで室内機1−Bが通電される。
次に、図3に基づいて室内機1−Aの親子設定動作について説明する。図3はワイヤードリモコン使用時の親子設定フローチャートである。
室内機1−Aに通電されると、制御回路11−Aは図3に示される親子設定ルーチンを実行する。S1にて親子設定が終了したかを確認する。終了している場合は、何もせずにこの親子設定ルーチンを抜ける。
電源投入時には、親子設定が終了していないため、親子設定終了フラグ=0である。そこで、S2に進み、S2にてワイヤードリモコンと通信できるかを確認する。本実施形態では、室内機1−Aにはワイヤードリモコン4が接続されており通信可能であるのでS3に進む。S3にて制御回路11−Aは室内機1−Aを親機に設定し、親子設定を終了し、S5にて親子設定終了フラグ=1にしてこの親子設定ルーチンから抜ける。
次に、室内機1−Bの親子設定について説明する。室内機1−Bに通電されると、制御回路11−Bは図3に示される親子設定ルーチンを実行する。S1にて親子設定が終了したかを確認する。終了している場合は、何もせずにこの親子設定ルーチンを抜ける。
電源投入時には、親子設定が終了していないので親子設定終了フラグ=0である。そこで、S2に進み、S2にてワイヤードリモコンと通信できるかを確認する。室内機1−Bにはワイヤードリモコン4が接続されておらず通信できないのでS4に進む。S4にて制御回路11−Bは室内機1−Bを子機に設定し、親子設定を終了し、S5にて親子設定終了フラグ=1にしてこの親子設定ルーチンから抜ける。このようにして、室内機1−Aと室内機1−Bの親子設定が完了する。なお、この親子設定ルーチンは室内機に通電されている限り何度も繰り返し通る仕組みになっている。
そして、親機に設定された室内機1−Aは、第2通信手段を介して室内機1−Bに自分が親機であることを通達する。これにより、室内機1−Bは、親機が室内機1−Aであることを認識することができ、室内機1−Bの制御回路11−Bは、室内機1−Aの指示に従うように設定される。
このように、各々の室内機がそれぞれ自分自身の親子設定を行うため、親子設定の時間が短縮され、取り付け工事の時間短縮につながり便利である。さらに、室内機の構造はすべての室内機において同じであるので、ワイヤードリモコンをどの室内機にも接続できるので、親機を自由に選択することができる。また、室内機自身が親機か子機かを設定するために、作業者のミスにより複数の室内機を子機に設定したり、親機に設定したりすることを防止できる。
なお、本実施形態では、室外機が室内機1台1台にそれぞれ1台ずつ取り付けられているが、1台の室外機で複数の室内機に接続するタイプでもよく、室内機の数も2台に限定されるものではなく、3台以上でもよい。
また、通電方法も室内機に電源プラグを設けることに限定されるものではなく、室外機に電源プラグを設けて通電させてもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態である空気調和機を図4および図5に基づいて説明する。図4は、3つの室内機グループと集中管理システムとを接続した図である。この集中管理システムでは、複数の室内機グループを集中コントローラー12にて操作できるようにしたシステムである。
各室内機グループA,B,Cの室内機の構造はすべて同じであり、上記第1の実施形態と同様な構成となっている。また、各室内機には、上記第1の実施形態のワイヤードリモコン接続用の配線コネクタと同様な構成の集中コントローラー12用の配線コネクタ(図示略)を備え、3つの室内機グループのそれぞれ一つの室内機1−A、1−A1、1−A2が配線13にて集中コントローラー12に接続されている。そして、各室内機グループの室内機1−B、1−B1、1−B2の第2通信手段はそれぞれの室内機グループの室内機1−A、1−A1、1−A2の第2通信手段と配線6により接続されてデータの送受信を行えるようになっている。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
図5は集中コントローラー使用時の親子設定フローチャートである。図5に基づいて各室内機の親子設定動作を説明すると、まず、グループAの室内機1−Aでは、その制御回路11−Aが、S1にて親子設定が終了したかを確認する。終了している場合は、何もせずにこの親子設定ルーチンを抜ける。電源投入時、親子設定は終了していないので親子設定終了フラグ=0である。そこで、S2に進み、S2にて集中コントローラー12と通信できるかを確認する。
グループAの室内機1−Aには集中コントローラー12が接続されており通信可能であるのでS3に進む。S3にて制御回路11−Aは室内機1−Aを親機に設定し、親子設定が終了したので、S5にて親子設定終了フラグ=1にしてこの親子設定ルーチンから抜ける。
グループAの室内機1−Bの親子設定動作は、ワイヤードリモコン4を集中コントローラー12に置き換えただけであるので省略する。なお、この親子設定ルーチンは室内機に通電されている限り何度も繰り返し通る仕組みになっている。
このようにして、グループAにおける親子設定が行われる。そして、親機に設定された室内機1−Aは、第2通信手段を介して室内機1−Bに自分が親機であることを通達する。これにより、室内機1−Bは、親機が室内機1−Aであることを認識することができ、室内機1−Bの制御回路11−Bは、室内機1−Aの指示に従うように設定される。
グループBの室内機1−A1および室内機1−B1、グループCの室内機1−A2および室内機1−B2も上記と同様な手順にて親子設定が行われる。
このように、各々の室内機がそれぞれ自分自身の親子設定を行うため、親子設定の時間が短縮され、取り付け工事の時間短縮につながり便利である。さらに、室内機の構造はすべての室内機において同じであるので、集中コントローラー12をどの室内機にも接続できるので、親機を自由に選択することができる。その他の作用効果は上記第1の実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態である空気調和機を図6および図7に基づいて説明する。図6は遠隔操作手段をワイヤレスリモコンにした図である。ワイヤレスリモコン14から送られてきた信号を室内機1−Aに搭載されているワイヤレスリモコン信号受信素子10−Aが受信し、その信号は第1通信手段8−Aに送られる仕組みになっている。その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図7はワイヤレスリモコン使用時の親子設定フローチャートである。図5に基づいて各室内機の親子設定動作を説明すると、まず、室内機1−Aに通電されると、その制御回路11−Aは図7に示される親子設定ルーチンを実行する。
図7において、S1にて親子設定が終了したかを確認する。終了している場合は、何もせずにこの親子設定ルーチンを抜ける。電源投入時、親子設定は終了していないので親子設定終了フラグ=0である。そこで、S2に進み、S2にてワイヤレスリモコン14からの信号を受信したかを確認する。受信できていればS3に進み、S3にて制御回路11−Aは室内機1−Aを親機に設定し、親子設定が終了したのでS4にて親子設定終了フラグ=1にしてこの親子設定ルーチンから抜ける。
もし、S2にてワイヤレスリモコン14からの信号を受信できていない場合は、S5に進む。S5にて所定時間(例えば10秒)経過したかをチェックする。所定時間経過していなければ何もせずにこの親子設定ルーチンを抜ける。所定時間経過していればS6に進み、S6にて制御回路11−Aは室内機1−Aを子機に設定する。
このようにして、室内機1−Aの親子設定が完了する。室内機1−Bの親子設定動作も室内機1−Aとほぼ同じである。S5にて所定時間の経過を待つのはワイヤレスリモコンの場合、作業者がワイヤレスリモコンを操作するために、ある程度の作業時間が必要であるためである。
なお、この親子設定ルーチンは室内機に通電されている限り何度も繰り返し通る仕組みになっている。
このように、各々の室内機がそれぞれ自分自身の親子設定を行うため、親子設定の時間が短縮されるため取り付け工事の時間短縮につながり便利である。また、ワイヤレスリモコンの場合、ワイヤレスリモコンからの信号を先に受信した方が親機になるので、自由に親機を選択できて便利である。
なお、本実施形態は一例に過ぎず、所定時間は10秒に限定するものではなく、何秒であってもよい。その他の作用効果は上記第1の実施形態と同様である。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態である空気調和機を図8に基づいて説明する。図8は、遠隔操作手段がワイヤードリモコン、集中コントローラー、ワイヤレスリモコンのどれであっても、親子設定ができるようにしたフローチャートである。したがって、その空気調和機のシステムは、図1、図4および図6のいずれかの構成となっており、室内機の構成は図2に示す構成となっている例である。
本実施形態の親子設定の動作は、図8において、S1にて親子設定が終了したかを確認する。終了している場合は、何もせずにこの親子設定ルーチンを抜ける。電源投入時、親子設定は終了していないので親子設定終了フラグ=0である。そこで、S2に進み、S2にてワイヤードリモコンと通信できるかを確認する。ワイヤードリモコンと通信できる場合はS6にて親機設定にする。
ワイヤードリモコンと通信できない場合は、S3にて集中コントローラー12と通信できるかを確認する。集中コントローラー12と通信できる場合はS6にて親機に設定する。集中コントローラー12と通信できない場合はS4に進み、ワイヤレスリモコンからの信号を受信したかを確認する。
ワイヤレスリモコンからの信号の受信が確認できた場合はS6にて親機に設定する。受信できていない場合は、S5に進み、所定時間(例えば10秒)が経過したかを確認する。所定時間経過していればS8にて子機に設定する。所定時間が経過していなければ、この親子設定ルーチンを抜ける。
このようにして、親子が決定すると、S7にて親子設定終了フラグ=1にしてこの親子設定ルーチンから抜ける。なお、この親子設定ルーチンは室内機に通電されている限り何度も繰り返し通る仕組みになっている。
このように、本実施形態では、上記第1〜第3の実施形態をまとめた作用効果を奏することになる。各実施形態の作用効果はそれぞれの実施形態の項で説明したが、これらをまとめて説明すると、各々の室内機がそれぞれ自分自身の親子設定を行うため、親子設定の時間が短縮されるため取り付け工事の時間短縮につながり便利である。さらに、室内機の構造はすべての室内機において同じであるので、ワイヤードリモコンまたは集中管理システムをどの室内機にも接続できるので、親機を自由に選択することができる。
また、ワイヤレスリモコンの場合でも、ワイヤレスリモコンからの信号を先に受信した方が親機になるので、自由に親機を選択できて便利である。さらに、室内機自身が親機か子機かを設定するために、作業者のミスにより複数の機械を子機に設定したり、親機に設定したりすることを防止できる。
なお、本実施形態は一例に過ぎず、所定時間は10秒に限定するものではなく、何秒であってもよい。また、室外機も本実施形態では、室内機1台1台にそれぞれ1台ずつ取り付けられているが、1台の室外機で複数の室内機に接続するタイプでもよく、室内機の数も2台に限定されるものではなく、3台以上でもよい。
さらに、通電方法も室内機に電源プラグを設けることに限定されるものではなく、室外機に電源プラグを設けて通電させてもよい。具体的な構成やフローチャート手順などについても、本実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で適宜変更であることはもちろんである。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態である空気調和機について説明する。図9は遠隔操作手段としてワイヤレスリモコンを用いている場合の受信禁止手順フローチャートである。本実施形態においては、親子設定手段により子機に設定されると、遠隔操作手段との通信を行う第1通信手段の動作を停止するようにしたものである。この第1の通信手段の動作を停止する機能は、室内機の制御回路に備えることができる。その他の構成は第3の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施形態の受信禁止設定動作を図9に基づいて説明する。図9において、まず、S1にて親子設定が終了したかを確認する。終了していない場合は何もせずにこの受信禁止設定ルーチンを抜ける。終了している場合はS2に進む。S2にて子機であるかどうかをチェックする。子機でない場合は何もせずにこの受信禁止設定ルーチンを抜ける。子機である場合はS3に進む。S3にてワイヤレスリモコンからの受信を禁止して、この受信禁止設定ルーチンを抜ける。
このように、ワイヤレスリモコンを用いた場合、空気調和機の通常動作時に子機の方でもワイヤレスリモコンの信号を受信してしまう可能性がある。この場合、親機からの指示と競合し、誤動作する可能性があるが、ワイヤレスリモコンからの信号の受信を禁止することで誤動作を防ぐことができる。
なお、本実施形態は一例に過ぎず、上記第1の実施形態および第2の実施形態で示すワイヤードリモコンや集中コントローラーの場合でも、第1通信手段の動作を禁止することで同様の効果を得られる。また、具体的な構成やフローチャート手順などについても、本実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で適宜変更であることはもちろんである。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態の空気調和機について説明する。図10は回路切り替えフローチャート、図11はLED点灯消灯スイッチ切り替え回路図である。
本実施形態においては、室内機に親機用回路と子機用回路とを切り替える回路切替手段を備えている。この回路切替手段は、制御回路からの信号により動作するリレーおよびスイッチ(図示略)から構成され、室内機を親機用回路または子機用回路に切替える。親機用回路は、例えば、ワイヤレスリモコン信号受信素子および第1の通信手段を動作させるための回路であり、また、子機用回路は、例えば、ワイヤレスリモコン信号受信素子および第1の通信手段の動作を禁止する回路が挙げられる。
制御回路は、電源投入後に親子設定手段により親機に設定されると、回路切替手段を親機用回路に切り替え、また、電源投入後に親子設定手段により子機に設定されると回路切替手段を子機用回路に切り替える。
また、室内機は、図11に示すように、親機または子機であることを表示する表示装置(LED16)を備え、制御回路から駆動回路(リレー15)を介して制御される。
その動作を説明すると、図10において、まず、S1にて親子設定が終了したかを確認する。終了していない場合は何もせずにこの回路切替えルーチンを抜ける。終了している場合はS2に進む。S2にて親機であるかどうかをチェックする。親機である場合はS3に進み、回路切替手段であるスイッチを親機側に切り替える。子機である場合にはスイッチを子機側に切り替える。このような動作を行わせることにより、スイッチの切り替えの手間が省けるとともに、切り替え忘れを防止できる。
表示装置としては、図11に示すように、親機の場合にはLED16が点灯させて親機であることを表示し、子機の場合にはLED16が消灯する回路が例示できる。リレー15はスイッチ15−Aとコイル15−Bから構成されている。スイッチ15−Aはコイル15−Bに電流が流れると閉じ、流れていない場合は開放状態になる。
親機である場合は、制御回路からの出力信号によりコイル15−Bに電流が流れて、スイッチ15−Aを閉じることによってLED16を点灯する。子機である場合にはコイル15−Bを流さずにスイッチ15−Aを開状態にすることで、LED16を消灯状態にする。
このように、LED16を点灯させることにより、親機がどの室内機であるかを使用者が識別することができ、使用者にとって便利である。
なお、上記実施形態においては、回路切替手段についてのみ説明したが、親子設定手段については上記第1〜第5の実施形態に示す構成を適宜組合わせて使用することができる。
また、親機用回路と子機用回路とを切り替える回路切替手段の電源投入前の初期状態は中立状態に設定した例を示したが、回路切替手段の電源投入前の初期状態を子機用回路に設定し、電源投入後に親子設定手段により親機に設定されると回路切替手段を親機用回路に切り替えるように構成するか、逆に、回路切替手段の電源投入前の初期状態を親機用回路に設定し、電源投入後に親子設定手段により子機に設定されると回路切替手段を子機用回路に切り替えるように構成することもできる。
さらに、本実施形態は一例に過ぎず、具体的な構成やフローチャート手順などについても、本実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で適宜変更であることはもちろんである。
本発明の第1実施形態を示す天吊りセパレートタイプの空気調和機の第1外観図 図1の配線接続を表すブロック図 図1のワイヤードリモコン使用時の親子設定フローチャート 本発明の第2実施形態である天吊りセパレートタイプの空気調和機の第2外観図 図4の集中コントローラー使用時の親子設定フローチャート 本発明の第3実施形態である天吊りセパレートタイプ空気調和機の第3外観図 図6のワイヤレスリモコン使用時の親子設定フローチャート 本発明の第4実施形態を示す3つの遠隔操作装置に対応した親子設定フローチャート 本発明の第5実施形態を示すワイヤレスリモコン使用時の受信禁止設定フローチャート 本発明の第6の実施形態を示す回路切り替えフローチャート 第6の実施形態におけるLED点灯消灯スイッチ切り替えの回路図
符号の説明
1−A 室内機
1−B 室内機
2−A 室外機
2−B 室外機
3−A 電源プラグ
3−B 電源プラグ
4 ワイヤードリモコン
5 配線(ワイヤードリモコンと第1通信手段間)
6 配線(室内機間)
7−A 配線(室内機と室外機間)
7−B 配線(室内機と室外機間)
8−A 第1通信手段
8−B 第1通信手段
9−A 第2通信手段
9−B 第2通信手段
10−A ワイヤレスリモコン信号受光素子
10−B ワイヤレスリモコン信号受光素子
11−A 制御回路
11−B 制御回路
12 集中コントローラー
13 配線(集中コントローラーと室内機間)
14 ワイヤレスリモコン
15 リレー
15−A スイッチ
15−B コイル
16 LED

Claims (7)

  1. 複数の室内機を1つのグループとする少なくとも1組の室内機グループと、前記室内機に接続される少なくとも1台の室外機とからなる空気調和機であって、
    前記複数の室内機の各々は、運転を制御する制御回路と、空気調和機の運転を遠隔操作する遠隔操作手段との通信を行う第1通信手段と、前記室内機グループ内で他の室内機と通信を行う第2通信手段と、電源投入時に前記第1通信手段により前記遠隔操作手段との通信が行えることを確認すると自らを親機に設定し、確認できない場合は自らを子機に設定する親子設定手段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記室内機グループ内の各室内機は、それぞれ同じ構成であることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記室内機は、自らを親機であることを認識すると前記室内機グループ内の他の室内機に自身が親機であることを前記第2通信手段により通達することを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記室内機は、前記親子設定手段により子機に設定されると、前記遠隔操作手段との通信を行う第1通信手段の動作を停止することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和機。
  5. 前記室内機は、親機用回路と子機用回路とを切り替える回路切替手段を備え、前記回路切替手段の電源投入前の初期状態が子機用回路に設定されており、前記室内機は、電源投入後に前記親子設定手段により親機に設定されると前記回路切替手段を親機用回路に切り替えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気調和機。
  6. 前記室内機は、親機用回路と子機用回路とを切り替える回路切替手段を備え、前記回路切替手段の電源投入前の初期状態が親機用回路に設定されており、前記室内機は電源投入後に前記親子設定手段により子機に設定されると前記回路切替手段を子機用回路に切り替えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気調和機。
  7. 前記室内機は、親機または子機であることを表示する表示装置を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和機。
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