JP2014013127A - 空気調和システム及び空気調和システムの集中制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】グループ化された空気調和機をより細やかに制御することのできる空気調和システムを得る。
【解決手段】集中制御装置1は、同じグループ内の空気調和機10のうちグループ制御モードに属する空気調和機10に対しては同様の制御指令を送り、グループ制御モードに属さない空気調和機10に対しては、個別に制御指令を送るように構成されており、空気調和機10及び集中制御装置1が再起動することなく、空気調和機10がグループ制御モードに属するか否かが切り替わる。
【選択図】図4
【解決手段】集中制御装置1は、同じグループ内の空気調和機10のうちグループ制御モードに属する空気調和機10に対しては同様の制御指令を送り、グループ制御モードに属さない空気調和機10に対しては、個別に制御指令を送るように構成されており、空気調和機10及び集中制御装置1が再起動することなく、空気調和機10がグループ制御モードに属するか否かが切り替わる。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数の空気調和機を備えた空気調和システム及び空気調和システムの集中制御装置に関する。
従来、複数の空気調和機を備えた空気調和システムにおいて、一箇所で集中的に複数の空気調和機の運転状態を管理・制御するいわゆる集中型の制御システムが知られている。このような空気調和システムとして、「同一通信線上に複数の系統からなる複数の空気調和機のグループが接続され、前記各グループ内の室内機を制御機器により運転を管理するシステムにおいて、前記制御機器は前記各系統間を問わず制御対象の空気調和機を任意にグループ化して制御する」という技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載の空気調和システムでは、空気調和機を系統(ゾーン)を超えた任意のグループ単位で制御することができるものの、グループ内の空気調和機のいずれかを一時的にグループとは独立して制御することはできなかった。このように予め設定されたグループ単位で空気調和機が制御されるので、例えば人の多さや日照条件等によって一時的に特定の空気調和機の空調対象領域の環境条件が変化した場合に、その空調対象領域において省エネルギー性や快適性を損なうおそれがあった。このため、グループ単位での空気調和機の制御を可能としつつも、グループよりも小さい単位で空気調和機を制御できる自由度の高い制御が可能な空気調和システムが望まれていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、グループ化された空気調和機をより細やかに制御することのできる空気調和システム及び空気調和システムの集中制御装置を提供するものである。
本発明に係る空気調和システムは、グループ分けされた複数の空気調和機と、前記複数の空気調和機と通信接続され、入力された運転条件に基づいて前記空気調和機に制御指令を送る集中制御装置とを備え、前記集中制御装置は、同じグループ内の前記空気調和機のうちグループ制御モードに属する前記空気調和機に対しては同様の制御指令を送り、前記グループ制御モードに属さない前記空気調和機に対しては、個別に制御指令を送るように構成されており、前記空気調和機及び前記集中制御装置が再起動することなく、前記空気調和機が前記グループ制御モードに属するか否かが切り替わるものである。
本発明によれば、グループ化された複数の空気調和機のうち、グループ制御モードに属するものはグループ単位で制御され、グループ制御モードに属さないものは個別に制御されるので、使用者の意図に即した細やかな制御が可能である。また、集中管理装置や空気調和機を再起動することなく、空気調和機がグループ制御モードに属するか否かを切り替えることができるので、空気調和システムの運転を停止させることなく細やかな制御が可能となり、使用者の快適性を維持することができる。
以下、本発明に係る空気調和システム及び集中制御装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
[空気調和システムの構成]
図1は、実施の形態1に係る空気調和システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、空気調和システム100は、集中制御装置1と、集中制御装置1に通信接続された複数の空気調和機10a〜10fとを備える。また、各空気調和機10a〜10fには、それぞれ、リモートコントローラ(以下、リモコン)20a〜20fが通信接続されている。なお、以下の説明において、特に区別する必要のないときには、空気調和機10a〜10f、リモコン20a〜20fを、空気調和機10、リモコン20と表記する。この空気調和システム100では、空気調和機10a、10b、10cが一つにグループ化され(グループ30と称する)、また、空気調和機10d、10e、10fが一つにグループ化されている(グループ31と称する)。そして、これら空気調和機10は、集中制御装置1により、グループ単位、あるいは個別に制御される。
[空気調和システムの構成]
図1は、実施の形態1に係る空気調和システムのシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、空気調和システム100は、集中制御装置1と、集中制御装置1に通信接続された複数の空気調和機10a〜10fとを備える。また、各空気調和機10a〜10fには、それぞれ、リモートコントローラ(以下、リモコン)20a〜20fが通信接続されている。なお、以下の説明において、特に区別する必要のないときには、空気調和機10a〜10f、リモコン20a〜20fを、空気調和機10、リモコン20と表記する。この空気調和システム100では、空気調和機10a、10b、10cが一つにグループ化され(グループ30と称する)、また、空気調和機10d、10e、10fが一つにグループ化されている(グループ31と称する)。そして、これら空気調和機10は、集中制御装置1により、グループ単位、あるいは個別に制御される。
(集中制御装置)
図2は、実施の形態1に係る集中制御装置の構成例を示す図である。本実施の形態1では、集中制御装置1は、制御部2と、記憶部3と、通信部4と、表示部5と、入力部6とを備える。集中制御装置1は、空気調和機10a〜10fから運転状態や温度等の環境条件を通信により取得し、また、空気調和機10a〜10fに対して運転条件等に関する制御指令を送る。
図2は、実施の形態1に係る集中制御装置の構成例を示す図である。本実施の形態1では、集中制御装置1は、制御部2と、記憶部3と、通信部4と、表示部5と、入力部6とを備える。集中制御装置1は、空気調和機10a〜10fから運転状態や温度等の環境条件を通信により取得し、また、空気調和機10a〜10fに対して運転条件等に関する制御指令を送る。
制御部2は、例えばマイクロコンピュータで構成され、入力されるデータに基づいて、集中制御装置1を構成する各部を制御する。
記憶部3は、空気調和機10の運転状態をはじめとする情報、空気調和機10のグループ設定に関する情報、空気調和機10に制御指令を送るのに必要な情報等を、一時的又は長期的に記憶する。特に本実施の形態1では、集中制御装置1に通信接続された空気調和機10及びリモコン20の通信アドレス、空気調和機10a〜10fのグループ関係、及びグループ内における空気調和機10の種別(メインユニット/サブユニット)を記憶する。
記憶部3は、空気調和機10の運転状態をはじめとする情報、空気調和機10のグループ設定に関する情報、空気調和機10に制御指令を送るのに必要な情報等を、一時的又は長期的に記憶する。特に本実施の形態1では、集中制御装置1に通信接続された空気調和機10及びリモコン20の通信アドレス、空気調和機10a〜10fのグループ関係、及びグループ内における空気調和機10の種別(メインユニット/サブユニット)を記憶する。
通信部4は、空気調和機10又はリモコン20と制御部2との間で通信線を介して信号の授受を行うための通信インタフェースである。以下、制御部2は、通信部4を介して空気調和機10やリモコン20と通信を行うものとして説明する。
表示部5は、制御部2から送信される表示信号に基づいて、操作者(オペレータ)等に対する表示を行う装置であり、例えば液晶ディスプレイである。表示部5は、操作者等に対して視覚的な報知を行う報知手段として機能する。
入力部6は、例えばキーボードやポインティングデバイス等の入力装置である。入力部6は、操作者等により入力される空気調和機10の運転条件、グループ設定等のデータを、入力信号として制御部2に送る。
(空気調和機10)
空気調和機10は、例えば建物内の空気調和を行うための機器である。本実施の形態1の空気調和機10は、集中制御装置1あるいはリモコン20から送られた制御指令に基づいて、空調対象空間の温度や湿度等の環境条件が設定された条件になるように運転を行う。ここでは、空気調和機10が、負荷側熱交換器を有する室内機であるものとして説明するが、室内機及び室外機を含めて空気調和機10としてもよい。また、室外機や室内機のほか、換気装置等を空気調和機10として設けてもよい。
空気調和機10は、例えば建物内の空気調和を行うための機器である。本実施の形態1の空気調和機10は、集中制御装置1あるいはリモコン20から送られた制御指令に基づいて、空調対象空間の温度や湿度等の環境条件が設定された条件になるように運転を行う。ここでは、空気調和機10が、負荷側熱交換器を有する室内機であるものとして説明するが、室内機及び室外機を含めて空気調和機10としてもよい。また、室外機や室内機のほか、換気装置等を空気調和機10として設けてもよい。
(リモコン20)
図3は、実施の形態1に係るリモコンの構成例を示す図である。本実施の形態1では、リモコン20は、制御部22と、記憶部23と、通信部24と、表示部25と、入力部26とを備える。リモコン20は、空気調和機10のいずれか一台以上と通信接続されるとともに、集中制御装置1とも通信接続されており、集中制御装置1との間で各種データや信号を送受信する。リモコン20は、操作者により入力された運転条件等に応じた制御指令を対応する空気調和機10に送る。
図3は、実施の形態1に係るリモコンの構成例を示す図である。本実施の形態1では、リモコン20は、制御部22と、記憶部23と、通信部24と、表示部25と、入力部26とを備える。リモコン20は、空気調和機10のいずれか一台以上と通信接続されるとともに、集中制御装置1とも通信接続されており、集中制御装置1との間で各種データや信号を送受信する。リモコン20は、操作者により入力された運転条件等に応じた制御指令を対応する空気調和機10に送る。
制御部22は、例えばマイクロコンピュータで構成され、入力されるデータに基づいて、リモコン20を構成する各部を制御する。
記憶部23は、対応する空気調和機10の運転状態や空気調和機10に制御指令を送るのに必要な情報等を、一時的又は長期的に記憶する。
記憶部23は、対応する空気調和機10の運転状態や空気調和機10に制御指令を送るのに必要な情報等を、一時的又は長期的に記憶する。
通信部24は、空気調和機10又は集中制御装置1との間で通信線を介して信号の授受を行うための通信インタフェースである。以下、制御部22は、通信部24を介して空気調和機10や集中制御装置1と通信を行うものとして説明する。
表示部25は、制御部22から送信される表示信号に基づいて、操作者等に対する表示を行う装置であり、例えば液晶ディスプレイである。表示部25は、操作者等に対して視覚的な報知を行う報知手段として機能する。
入力部26は、操作者が運転条件等を入力するための操作ボタンやスイッチ等の入力装置である。入力部26は、操作者等により入力される空気調和機10の運転条件等のデータを、入力信号として制御部22に送る。
なお、本実施の形態1では、空気調和機10と一対一で対応するリモコン20を設ける例を示しているが、複数の空気調和機10に対して一台のリモコン20を設けてもよい。
[空気調和システムの動作]
本実施の形態1の空気調和システム100では、複数の空気調和機10は、2つのグループ30、31のいずれかにグループ化されている。そして、グループ30、31に属する空気調和機10のうちの一つがメインユニットとして設定され、他の空気調和機10がサブユニットとして設定されている。また、空気調和機10は、グループ制御モードに属する、属しない、のいずれかの状態を持つ。また、空気調和システム100の集中制御装置1、空気調和機10、及びリモコン20には、それぞれ固有のアドレスが設定されており、通信を行う際にはこのアドレスによって互いに区別される。
本実施の形態1の空気調和システム100では、複数の空気調和機10は、2つのグループ30、31のいずれかにグループ化されている。そして、グループ30、31に属する空気調和機10のうちの一つがメインユニットとして設定され、他の空気調和機10がサブユニットとして設定されている。また、空気調和機10は、グループ制御モードに属する、属しない、のいずれかの状態を持つ。また、空気調和システム100の集中制御装置1、空気調和機10、及びリモコン20には、それぞれ固有のアドレスが設定されており、通信を行う際にはこのアドレスによって互いに区別される。
そして、グループ制御モードに属するサブユニットには、集中制御装置1からメインユニットと同様の制御指令が送信され、メインユニットと同様の運転条件にて運転動作を行う。また、グループ制御モードに属していないサブユニットには、当該サブユニットに対して個別の制御指令が集中制御装置1から送信され、グループ内の他の空気調和機10とは独立した運転条件にて運転動作を行う。
このような動作を実現するためのグループ設定、メインユニット/サブユニットの設定、空気調和機10に対する運転条件の設定は、集中制御装置1の表示部5に表示される表示画面及び入力部6を用いて行われる。
(集中制御装置1での表示)
図4は、実施の形態1に係る空気調和システムの集中制御装置に表示される画面の一覧及び画面遷移の一例を示す図である。
図4に示すように、集中制御装置1の表示部5には、グループ設定画面40、グループ選択画面50、グループ制御画面60、ユニット選択画面70、メインユニット制御画面80、サブユニット制御画面90が表示される。以下、図4及び各図を説明する図5〜図10を参照して、表示部5の表示画面を説明する。
図4は、実施の形態1に係る空気調和システムの集中制御装置に表示される画面の一覧及び画面遷移の一例を示す図である。
図4に示すように、集中制御装置1の表示部5には、グループ設定画面40、グループ選択画面50、グループ制御画面60、ユニット選択画面70、メインユニット制御画面80、サブユニット制御画面90が表示される。以下、図4及び各図を説明する図5〜図10を参照して、表示部5の表示画面を説明する。
図5は、実施の形態1に係る空気調和システムの集中制御装置の表示部に表示されるグループ設定画面の一例を示す図である。図5に示すように、グループ設定画面40には、各グループに固有に割り付けられたグループを識別するための識別子であるグループ番号を表示するグループ番号表示部41と、当該グループのメインユニットを示すメインユニット表示部42と、当該グループのサブユニットを一覧で示すサブユニット表示部43とが表示される。本実施の形態1では、メインユニット表示部42及びサブユニット表示部43には、空気調和機10のアドレスが表示される。操作者は、入力部6を用いて一台のメインユニット及び一又は複数台のサブユニットを設定することができる。本実施の形態1では、メインユニット表示部42及びサブユニット表示部43でのメインユニット、サブユニットの設定に係わる制御部2、記憶部3、表示部5、入力部6の構成が、本発明の種別設定手段に相当する。
図6は、実施の形態1に係る空気調和システムの集中制御装置の表示部に表示されるグループ選択画面の一例を示す図である。図6に示すように、グループ選択画面50には、空気調和システム100において設定可能なグループ番号を一覧表示するグループ一覧表示部51が表示される。操作者は、入力部6を用いて、グループ一覧表示部51に表示された任意のグループ番号を選択することができる。なお、図6では、グループ番号を1〜50とした例を示しているが、グループ番号はこれらの数値に限定されない。また、グループ選択画面50は一画面である必要はなく、例えば複数画面に分けてグループ番号を表示し、これらの複数画面を切り替え表示してもよい。
図7は、実施の形態1に係る空気調和システムの集中制御装置の表示部に表示されるグループ制御画面の一例を示す図である。グループ制御画面60は、グループ選択画面50にてグループ番号が選択されることによって表示される画面であり(図4参照)、グループ選択画面50で選択されたグループに関する情報を表示する。グループ制御画面60は、操作者が、空気調和機10をグループ制御モードで制御するときの運転条件の設定や設定内容の確認を行うための画面である。
グループ制御画面60は、グループ番号表示部61と、グループ制御モードに属する空気調和機10に関する運転条件を表示する運転条件表示部62と、グループに登録された空気調和機10を表示する登録ユニット表示部63を備える。
グループ番号表示部61には、グループ選択画面50にて選択したグループのグループ番号が表示される。
運転条件表示部62には、グループ制御モードで制御する空気調和機10の運転条件が表示される。図7の例では、空調対象領域の目標温度である設定温度621、運転しているか停止しているかを表示する運転状態622、冷房、暖房、除湿等の空気調和運転のモードを示す運転モード623が表示されている。操作者は、入力部6を用いてこれらの項目の設定を変更することができる。本実施の形態1では、運転条件表示部62に表示される運転条件の設定に係わる制御部2、記憶部3、表示部5、入力部6の構成が、本発明の運転条件入力手段に相当する。
グループ番号表示部61には、グループ選択画面50にて選択したグループのグループ番号が表示される。
運転条件表示部62には、グループ制御モードで制御する空気調和機10の運転条件が表示される。図7の例では、空調対象領域の目標温度である設定温度621、運転しているか停止しているかを表示する運転状態622、冷房、暖房、除湿等の空気調和運転のモードを示す運転モード623が表示されている。操作者は、入力部6を用いてこれらの項目の設定を変更することができる。本実施の形態1では、運転条件表示部62に表示される運転条件の設定に係わる制御部2、記憶部3、表示部5、入力部6の構成が、本発明の運転条件入力手段に相当する。
登録ユニット表示部63には、当該グループに登録された空気調和機10(メインユニット及びサブユニット)のアドレスが表示される。登録ユニット表示部63にグループ内の空気調和機10をすべて表示することで、操作者は、グループ制御の対象となる空気調和機10を確認しながら運転条件を設定することができるので、操作性を向上させることができる。
なお、グループ制御画面60にて表示される情報は、図7に例示したものに限定されない。例えば運転条件表示部62には、空気調和機10に対して設定可能な任意の運転条件を表示することができる。
操作者が、入力部6を用いて運転条件表示部62に表示された運転条件(本実施の形態1では設定温度621、運転状態622、運転モード623)を設定すると、集中制御装置1の制御部2は、設定された運転条件に基づく制御指令を、登録ユニット表示部63に表示されたすべての空気調和機10に対して送る。
図8は、実施の形態1に係る空気調和システムの集中制御装置の表示部に表示される空気調和機一覧表示画面の一例を示す図である。本実施の形態1では、空気調和機一覧表示画面をユニット選択画面70と称する。図8(a)、(b)には、それぞれ、ユニット選択画面70の例を示している。図8(a)、(b)に示すように、ユニット選択画面70は、空気調和システム100内のすべての空気調和機10を一覧表示するユニット一覧表示部71を備える。本実施の形態1では、ユニット一覧表示部71には、空気調和機10のアドレスが表示される。ユニット選択画面70は、空気調和機10を一台単位で個別に操作したい場合に、操作者がその空気調和機10を選択するために用いられる。本実施の形態1では、操作者は、入力部6を用いて、ユニット選択画面70に表示された任意の空気調和機10を選択することができる。なお、図8では、空気調和機10のアドレスを1〜50とした例を示しているが、アドレスはこれらの数値に限定されない。また、ユニット選択画面70は一画面である必要はなく、例えば複数画面に分けてアドレスを表示し、これらの複数画面を切り替え表示してもよい。
図8(b)の例では、ユニット一覧表示部71に表示された空気調和機10のアドレスの近傍に、メインユニット/サブユニットの種別を示す種別アイコン72と、登録されているグループを示すグループアイコン73が表示されている。このような表示を行うことで、操作者がユニット一覧表示部71から個別に制御する空気調和機10を選択する際の使いやすさを向上させることができる。
図9、図10は、実施の形態1に係る空気調和システムの集中制御装置の表示部に表示される空気調和機の機器情報表示画面の一例を示す図であり、図9はメインユニットの画面、図10はサブユニットの画面である。本実施の形態1では、メインユニットの機器情報表示画面をメインユニット制御画面80と称し、サブユニットの機器情報表示画面をサブユニット制御画面90と称する。メインユニット制御画面80及びサブユニット制御画面90は、ユニット選択画面70にて空気調和機10のアドレスが選択されることによって表示される画面であり(図4参照)、ユニット選択画面70で選択された空気調和機10に関する情報を表示する。
図9に示すメインユニット制御画面80は、ユニットアドレス表示部81と、種別表示部82と、グループ番号表示部83と、リンク中サブユニット表示部84と、運転条件表示部85とが表示されている。運転条件表示部85には、空調対象領域の目標温度である設定温度851と、運転しているか停止しているかを表示する運転状態852と、冷房、暖房、除湿等の空気調和運転のモードを示す運転モード853が表示されている。
ユニットアドレス表示部81には、当該空気調和機10のアドレスが表示される。
種別表示部82には、当該空気調和機10がメインユニットかサブユニットであるかが表示される。メインユニット制御画面80では、種別表示部82には、常に「メインユニット」であることが表示される。
グループ番号表示部83には、当該空気調和機10が所属するグループの番号が表示される。グループ番号表示部83に表示されるグループ番号は、グループ設定画面40にて設定されたグループ番号である。
種別表示部82には、当該空気調和機10がメインユニットかサブユニットであるかが表示される。メインユニット制御画面80では、種別表示部82には、常に「メインユニット」であることが表示される。
グループ番号表示部83には、当該空気調和機10が所属するグループの番号が表示される。グループ番号表示部83に表示されるグループ番号は、グループ設定画面40にて設定されたグループ番号である。
リンク中サブユニット表示部84には、当該空気調和機10と同じグループのサブユニットのうち、グループ制御モードに属しているサブユニット(本実施の形態1では、サブユニットのアドレス)を表示する。なお、グループ制御モードに属しているサブユニットはメインユニットと運転制御がリンクされることから、本実施の形態1では、グループ制御に属しているサブユニットのことを「リンク(Link)中サブユニット」と称する場合がある。
設定温度851、運転状態852、運転モード853は、グループ制御画面60にて表示される設定温度621、運転状態622、運転モード623と同様の情報を表示する。
図10に示すサブユニット制御画面90は、ユニットアドレス表示部91と、種別表示部92と、グループ番号表示部93と、リンク状態表示部94と、運転条件表示部95とが表示されている。運転条件表示部95には、空調対象領域の目標温度である設定温度951と、運転しているか停止しているかを表示する運転状態952と、冷房、暖房、除湿等の空気調和運転のモードを示す運転モード953が表示されている。
ユニットアドレス表示部91には、当該空気調和機10のアドレスが表示される。
種別表示部92には、当該空気調和機10がメインユニットかサブユニットであるかが表示される。サブユニット制御画面90では、種別表示部92には、常に「サブユニット」であることが表示される。
グループ番号表示部93には、当該空気調和機10が所属するグループの番号が表示される。グループ番号表示部93に表示されるグループ番号は、グループ設定画面40にて設定されたグループ番号である。
種別表示部92には、当該空気調和機10がメインユニットかサブユニットであるかが表示される。サブユニット制御画面90では、種別表示部92には、常に「サブユニット」であることが表示される。
グループ番号表示部93には、当該空気調和機10が所属するグループの番号が表示される。グループ番号表示部93に表示されるグループ番号は、グループ設定画面40にて設定されたグループ番号である。
リンク状態表示部94には、当該空気調和機10がリンク状態にあるか否か、すなわちグループ制御モードに属しているか否かを表示する。本実施の形態1では、リンク状態(グループ制御モードに属している)場合にはON、リンクが切れている状態(グループ制御モードに属していない)場合にはOFF、と表示される。
なお、リンク状態表示部94に表示されたリンク状態を、入力部6からの入力により切り替え可能にしてもよい。このようにすることで、操作者が意図して特定の空気調和機10をグループ制御モードから離脱させようとしている場合やグループ制御モードに復帰させようとする場合に、容易に設定を行うことができる。なおその場合、リンク状態表示部94でのグループ制御モードに属するか否かの設定に係わる制御部2、記憶部3、表示部5、入力部6の構成が、本発明のグループ制御モード設定手段に相当する。
なお、リンク状態表示部94に表示されたリンク状態を、入力部6からの入力により切り替え可能にしてもよい。このようにすることで、操作者が意図して特定の空気調和機10をグループ制御モードから離脱させようとしている場合やグループ制御モードに復帰させようとする場合に、容易に設定を行うことができる。なおその場合、リンク状態表示部94でのグループ制御モードに属するか否かの設定に係わる制御部2、記憶部3、表示部5、入力部6の構成が、本発明のグループ制御モード設定手段に相当する。
設定温度951、運転状態952、運転モード953は、当該サブユニットに設定された情報を表示する。サブユニットがリンク状態であれば、設定温度951、運転状態952、運転モード953には、グループ制御画面60の設定温度621、運転状態622、運転モード623と同様の情報(メインユニット制御画面80の設定温度851、運転状態852、運転モード853と同様の情報)が表示される。サブユニットのリンクが切れている状態であれば、設定温度951、運転状態952、運転モード953には、当該サブユニットに対して個別に設定された情報が表示される。
なお、空気調和機10がリンク状態であるか否かによって、集中制御装置1から空気調和機10に送られる制御指令が異なる。このため、リンク状態のサブユニットについては、種別表示部92に表示される「サブユニット」である旨の表示を点滅させる、表示色を他の表示と異ならせる等して、グループ制御モードに属しているということを強調して表示してもよい。また、リンク状態表示部94におけるリンク状態の表示を、他の表示よりも強調してもよい。
次に、図4を参照して、画面遷移について説明する。
グループ選択画面50とユニット選択画面70とは、ボタン操作等の容易な操作(好ましくは一操作)にて、画面を切り替えることができる。
グループ選択画面50にて任意のグループ番号を選択するとグループ制御画面60に遷移し、グループ制御画面60にてボタン操作等の容易な操作(好ましくは一操作)を行うと、グループ選択画面50に遷移する。
ユニット選択画面70にて任意の空気調和機10を選択すると、選択された空気調和機10がメインユニットであればメインユニット制御画面80に遷移し、選択された空気調和機10がサブユニットであればサブユニット制御画面90に遷移する。メインユニット制御画面80、サブユニット制御画面90にてボタン操作等の容易な操作(好ましくは一操作)を行うと、ユニット選択画面70に遷移する。
グループ設定画面40への画面切り替えは、図4には図示しないが、任意のボタン操作によって行うことができる。
グループ選択画面50とユニット選択画面70とは、ボタン操作等の容易な操作(好ましくは一操作)にて、画面を切り替えることができる。
グループ選択画面50にて任意のグループ番号を選択するとグループ制御画面60に遷移し、グループ制御画面60にてボタン操作等の容易な操作(好ましくは一操作)を行うと、グループ選択画面50に遷移する。
ユニット選択画面70にて任意の空気調和機10を選択すると、選択された空気調和機10がメインユニットであればメインユニット制御画面80に遷移し、選択された空気調和機10がサブユニットであればサブユニット制御画面90に遷移する。メインユニット制御画面80、サブユニット制御画面90にてボタン操作等の容易な操作(好ましくは一操作)を行うと、ユニット選択画面70に遷移する。
グループ設定画面40への画面切り替えは、図4には図示しないが、任意のボタン操作によって行うことができる。
以下、グループ設定画面40にてグループ設定が既になされているものとして、グループ単位での空気調和機10の制御動作及び個別の空気調和機10の制御動作を説明する。
(グループ単位での空気調和機10の制御)
グループ単位で空気調和機10を制御したい場合には、操作者は、集中制御装置1の表示部5にグループ選択画面50を表示させる。次に、操作者が、グループ選択画面50にて入力部6を用いて任意のグループを選択すると、表示部5にはグループ制御画面60が表示される。次に、操作者が、グループ制御画面60の運転条件表示部62に表示された項目を入力部6を用いて設定すると、設定された情報が入力部6から制御部2に送られる。入力部6から情報を取得した制御部2は、その情報に応じた制御指令を、グループ制御モードに属するすべての空気調和機10に送る。ここで、グループ制御モードに属する空気調和機10は、登録ユニット表示部63に表示されており、図9の例では、アドレスが1、2、3、4、9、10の空気調和機10である。
グループ単位で空気調和機10を制御したい場合には、操作者は、集中制御装置1の表示部5にグループ選択画面50を表示させる。次に、操作者が、グループ選択画面50にて入力部6を用いて任意のグループを選択すると、表示部5にはグループ制御画面60が表示される。次に、操作者が、グループ制御画面60の運転条件表示部62に表示された項目を入力部6を用いて設定すると、設定された情報が入力部6から制御部2に送られる。入力部6から情報を取得した制御部2は、その情報に応じた制御指令を、グループ制御モードに属するすべての空気調和機10に送る。ここで、グループ制御モードに属する空気調和機10は、登録ユニット表示部63に表示されており、図9の例では、アドレスが1、2、3、4、9、10の空気調和機10である。
集中制御装置1から制御指令を受けたグループ制御モードに属する空気調和機10は、その制御指令に基づいて運転動作を行う。このようにすることで、集中制御装置1により、複数の空気調和機10を一括して運転制御することができる。
(空気調和機10の個別制御)
次に、グループ制御モードに属していてグループ制御されている空気調和機10のうちの一台の空気調和機10(サブユニット)を一時的に個別に制御する場合の動作を説明する。
図11は、実施の形態1に係る空気調和システムにて空気調和機を個別に制御する場合の集中制御装置における表示例を説明する図である。
グループ内の空気調和機10のうちいずれかを個別に制御したい場合には、操作者は、集中制御装置1の表示部5にユニット選択画面70を表示させる(図11(a))。次に、操作者が、ユニット選択画面70にて入力部6を用いて任意のサブユニットを選択すると、表示部5にはサブユニット制御画面90が表示される(図11(b))。このとき、当該サブユニットはリンク状態である(グループ制御モードに属している)ので、リンク状態表示部94にはON(リンク中)表示がなされている。
次に、グループ制御モードに属していてグループ制御されている空気調和機10のうちの一台の空気調和機10(サブユニット)を一時的に個別に制御する場合の動作を説明する。
図11は、実施の形態1に係る空気調和システムにて空気調和機を個別に制御する場合の集中制御装置における表示例を説明する図である。
グループ内の空気調和機10のうちいずれかを個別に制御したい場合には、操作者は、集中制御装置1の表示部5にユニット選択画面70を表示させる(図11(a))。次に、操作者が、ユニット選択画面70にて入力部6を用いて任意のサブユニットを選択すると、表示部5にはサブユニット制御画面90が表示される(図11(b))。このとき、当該サブユニットはリンク状態である(グループ制御モードに属している)ので、リンク状態表示部94にはON(リンク中)表示がなされている。
次に、操作者が、サブユニット制御画面90の設定温度951、運転状態952、運転モード953のいずれか一以上を入力部6を用いて設定すると、設定された情報が入力部6から制御部2に送られる。入力部6から情報を取得した制御部2は、その情報に応じた制御指令を、サブユニット制御画面90に表示されたサブユニットに対して送る。また、制御部2は、当該サブユニットがグループ制御モードから離脱したことを記憶部3に記憶させ、リンク状態表示部94の表示を、ONからOFF(リンクが切れた状態)に切り替える。制御部2は、本発明のグループ制御モード設定手段として機能する。また、制御部2は、設定温度951、運転状態952、運転モード953には、設定された情報を表示させる(図11(c))。このとき、当該空気調和機10は、グループ制御モードから離脱した状態となり、これ以降、リンク状態が改めてONに設定されるまでの間は、集中制御装置1は当該空気調和機10に対して個別に制御指令を送る。
集中制御装置1から制御指令を受けた空気調和機10(サブユニット)は、その制御指令に基づいて運転動作を行う。このようにすることで、グループ内の一台の空気調和機10を、グループ制御モードに属する他の空気調和機10とは独立して制御することができる。特定の空気調和機10の運転状態を一時的に個別に制御することができるので、例えば、ある空気調和機10の空調対象領域の人数や日照条件等の環境条件が変化した場合でも、その空気調和機10を環境条件に適した状態で運転させることができ、快適性や省エネルギー性を向上させることができる。
なお、グループ制御モードに属しているサブユニットのサブユニット制御画面90にて、最初に運転条件(設定温度951、運転状態952、運転モード953)が設定されたとき、すなわちグループ制御モードから離脱するときには、グループ制御モードから離脱する旨のメッセージを表示部5に表示してもよい。このような表示に加え、音声を用いて同様のメッセージを報知してもよい。このようにすることで、サブユニットに対して運転条件を設定することによって、当該サブユニットがグループ制御モードから離脱する(メインユニットとのリンクが切れる)ということを、操作者に認識させることができる。したがって、操作者が意図せずにサブユニットとメインユニットとのリンクを切断してしまうといったことを抑制できる。
そして、グループ制御モードから離脱した空気調和機10を再びグループ制御モードに戻す場合には、操作者は、集中制御装置1のサブユニット制御画面90のリンク状態表示部94にて、リンク状態を「ON」に切り替える。このようにすると、設定された情報が制御部2に伝達され、当該サブユニットがグループ制御モードに復帰したことを記憶部3にて記憶する。これ以降、リンク状態が改めてOFFとなるまでの間は、集中制御装置1は当該空気調和機10に対してグループ制御モードにて制御指令を送る。なお、サブユニットのリンク状態を「ON」に切り替えるための手段は、リンク状態表示部94に対する設定操作に限らない。例えば、操作者がグループ制御画面60を用いてグループ制御のための操作を行った場合、操作対象のグループに属するすべてのサブユニットのリンク状態を、操作のタイミングで「ON」に切り替えてもよい。また、操作者がメインユニット制御画面80のリンク中サブユニット表示部84を操作することで、操作するメインユニットと同一グループに所属するサブユニットのリンクの「ON」/「OFF」を切換え可能としてもよい。
(リモコン20に運転条件が入力された場合の空気調和機10の制御)
次に、グループ制御モードに属している空気調和機10に設けられたリモコン20に、操作者から操作入力が行われた場合の動作を説明する。
グループ制御モードに属している空気調和機10のリモコン20に、操作者から設定温度、運転状態、運転モード等の運転条件の入力が行われると、リモコン20は、入力された運転条件に応じた制御指令を空気調和機10に送るとともに、運転条件が入力された旨の信号を集中制御装置1に送る。
次に、グループ制御モードに属している空気調和機10に設けられたリモコン20に、操作者から操作入力が行われた場合の動作を説明する。
グループ制御モードに属している空気調和機10のリモコン20に、操作者から設定温度、運転状態、運転モード等の運転条件の入力が行われると、リモコン20は、入力された運転条件に応じた制御指令を空気調和機10に送るとともに、運転条件が入力された旨の信号を集中制御装置1に送る。
リモコン20からの制御指令を受けた空気調和機10は、グループ制御モードから離脱し、受信した制御指令に基づいて運転動作を行う。このようにすることで、グループ内の一台の空気調和機10を、グループ制御モードに属する他の空気調和機10とは独立して制御することができる。
リモコン20からの信号を受けた集中制御装置1は、そのリモコン20に対応する空気調和機10がグループ制御モードから離脱したことを記憶部3にて記憶する。
なお、グループ制御モードに属している空気調和機10のリモコン20に運転条件が入力されると、当該空気調和機10がグループ制御モードから離脱する旨のメッセージを、リモコン20の表示部25が表示してもよい。このような表示に加え、音声を用いて同様のメッセージを報知してもよい。このようにすることで、リモコン20に対して運転条件を設定することによって、当該空気調和機10がグループ制御モードから離脱するということを、操作者に認識させることができる。したがって、操作者が意図せずに空気調和機10をグループ制御モードから離脱させてしまうといったことを抑制できる。なお、リモコン20の表示部25は、空気調和機10がグループ制御モードから離脱する旨のメッセージの表示を、集中制御装置1からの制御信号に基づいて行うことができる。
また、集中制御装置1での設定項目として、グループ制御モードに属する空気調和機10のリモコン20に運転条件が入力された場合に、上述のようにその空気調和機10がグループ制御モードから離脱するか、あるいは離脱しないかを設定する項目を設けてもよい。そして、グループ制御モードに属する空気調和機10のリモコン20に運転条件が入力された場合でもグループ制御モードから離脱しない、と設定されている場合には、集中制御装置1は、リモコン20に対して運転条件が入力されると、空気調和機10をグループ制御モードから離脱させることなく、当該空気調和機10のメインユニットと同一の制御指令を空気調和機10に送信する。また、この際に集中制御装置1は、リモコン20に対し、リモコンからの操作が許可されていない旨のメッセージの表示を行ってもよい。このようにすることで、空気調和システム100が設置された環境に応じて自由度の高い制御を行うことができる。
以上のように、本実施の形態1の空気調和システム100によれば、グループ内の空気調和機10のうちグループ制御モードに属する空気調和機10に対しては同様の制御指令を送り、グループ制御モードに属さない空気調和機10に対しては、個別に制御指令を送るようにした。このため、グループ単位での空気調和機10の制御を可能としつつも、空気調和機10のグループ構成を変更することなく、一時的に一部の空気調和機10を個別に制御することができる。したがって、複数の空気調和機10に対し、使用者の意図に即した細やかな制御を行うことができる。
また、本実施の形態1の空気調和システム100によれば、空気調和機10や集中制御装置1を再起動することなく、空気調和機10がグループ制御モードに属するか否かを切り替えることができる。
より詳しくは、グループ内の空気調和機10の一つをメインユニットとして設定し、他をサブユニットとして設定している。そして、集中制御装置1は、グループ制御モードに属するサブユニットに対しては、メインユニットと同様の制御指令を送り、グループ制御モードに属しないサブユニットに対しては、そのサブユニットに個別に制御指令を送る。このように、空気調和機10のグループ構成自体を変更することなく、グループ内の空気調和機10に制御指令を送り分けることができるので、空気調和機10や集中制御装置1を再起動の必要がない。
このため、空気調和システム100の運転を停止させることなく細やかな制御が可能となり、使用者の快適性を維持することができる。
より詳しくは、グループ内の空気調和機10の一つをメインユニットとして設定し、他をサブユニットとして設定している。そして、集中制御装置1は、グループ制御モードに属するサブユニットに対しては、メインユニットと同様の制御指令を送り、グループ制御モードに属しないサブユニットに対しては、そのサブユニットに個別に制御指令を送る。このように、空気調和機10のグループ構成自体を変更することなく、グループ内の空気調和機10に制御指令を送り分けることができるので、空気調和機10や集中制御装置1を再起動の必要がない。
このため、空気調和システム100の運転を停止させることなく細やかな制御が可能となり、使用者の快適性を維持することができる。
なお、上記実施の形態1で示した各画面の具体的な表示内容、文言等は一例であり、本発明を限定するものではない。また、空気調和機10やリモコン20の台数やグループ数も一例であり、これらの数は特に限定されない。
1 集中制御装置、2 制御部、3 記憶部、4 通信部、5 表示部、6 入力部、10 空気調和機、20 リモコン、22 制御部、23 記憶部、24 通信部、25 表示部、26 入力部、30 グループ、31 グループ、40 グループ設定画面、41 グループ番号表示部、42 メインユニット表示部、43 サブユニット表示部、50 グループ選択画面、51 グループ一覧表示部、60 グループ制御画面、61 グループ番号表示部、62 運転条件表示部、63 登録ユニット表示部、70 ユニット選択画面、71 ユニット一覧表示部、72 種別アイコン、73 グループアイコン、80 メインユニット制御画面、81 ユニットアドレス表示部、82 種別表示部、83 グループ番号表示部、84 リンク中サブユニット表示部、85 運転条件表示部、90 サブユニット制御画面、91 ユニットアドレス表示部、92 種別表示部、93 グループ番号表示部、94 リンク状態表示部、95 運転条件表示部、100 空気調和システム、621 設定温度、622 運転状態、623 運転モード、851 設定温度、852 運転状態、853 運転モード、951 設定温度、952 運転状態、953 運転モード。
Claims (9)
- グループ分けされた複数の空気調和機と、
前記複数の空気調和機と通信接続され、入力された運転条件に基づいて前記空気調和機に制御指令を送る集中制御装置とを備え、
前記集中制御装置は、
同じグループ内の前記空気調和機のうちグループ制御モードに属する前記空気調和機に対しては同様の制御指令を送り、前記グループ制御モードに属さない前記空気調和機に対しては、個別に制御指令を送るように構成されており、
前記空気調和機及び前記集中制御装置が再起動することなく、前記空気調和機が前記グループ制御モードに属するか否かが切り替わる
ことを特徴とする空気調和システム。 - 前記集中制御装置は、
前記グループ内の前記空気調和機のうちの一つをメインユニットとして設定し、他をサブユニットとして設定する種別設定手段を備え、
前記グループ制御モードに属する前記サブユニットに対しては、前記メインユニットと同様の制御指令を送る
ことを特徴とする請求項1記載の空気調和システム。 - 前記集中制御装置は、
前記サブユニットが前記グループ制御モードに属するか否かを設定するグループ制御モード設定手段を備えた
ことを特徴とする請求項2記載の空気調和システム。 - 前記集中制御装置は、
前記空気調和機の前記運転条件を入力する運転条件入力手段と、
前記グループ制御モードに属する前記サブユニットに対して、前記運転条件入力手段により前記運転条件が入力された場合に、当該サブユニットが前記グループ制御モードから離脱する旨の報知を行う報知手段を備えた
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の空気調和システム。 - 前記集中制御装置と前記空気調和機とに通信接続され、運転条件に関する操作入力を受けると対応する前記空気調和機に制御指令を送るリモートコントローラを備え、
前記リモートコントローラは、
前記グループ制御モードに属する前記サブユニットに対する操作入力を受けると、当該サブユニットが前記グループ制御モードから離脱する旨の報知を行う報知手段を備えた
ことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和システム。 - 前記集中制御装置は、
グループを識別する情報と、当該グループ内の前記空気調和機のうち前記グループ制御モードに属する前記空気調和機と、当該グループに対して設定された運転条件とを表示するグループ制御画面を表示可能な表示手段を備えた
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の空気調和システム。 - 前記表示手段は、
前記集中制御装置と通信接続された前記空気調和機を一覧表示する空気調和機一覧表示画面を表示可能であり、
前記空気調和機一覧表示画面にて、一の前記空気調和機が選択されると、選択された前記空気調和機がメインユニットであるかサブユニットであるかという情報を含む機器情報表示画面を表示する
ことを特徴とする請求項6記載の空気調和システム。 - サブユニットの前記機器情報表示画面には、当該サブユニットが前記グループ制御モードに属するか否かが表示される
ことを特徴とする請求項7記載の空気調和システム。 - グループ分けされた複数の空気調和機と通信接続され、前記空気調和機に制御指令を送る空気調和システムの集中制御装置であって、
前記グループ内の前記空気調和機のうちの一つをメインユニットとして設定し、他をサブユニットとして設定する種別設定手段を備え、
グループ内の前記空気調和機のうちグループ制御モードに属する前記サブユニットに対しては、前記メインユニットと同様の制御指令を送り、
グループ内の前記空気調和機のうちグループ制御モードに属しない前記サブユニットに対しては、当該サブユニットに個別に制御指令を送る
ことを特徴とする空気調和システムの集中制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012151177A JP2014013127A (ja) | 2012-07-05 | 2012-07-05 | 空気調和システム及び空気調和システムの集中制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=50108900
Family Applications (1)
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JP2012151177A Pending JP2014013127A (ja) | 2012-07-05 | 2012-07-05 | 空気調和システム及び空気調和システムの集中制御装置 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11132539A (ja) * | 1997-10-24 | 1999-05-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和装置 |
JP2005121279A (ja) * | 2003-10-15 | 2005-05-12 | Sharp Corp | 空気調和機 |
JP2012093040A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Daikin Industries Ltd | 空調システムのコントローラ |
-
2012
- 2012-07-05 JP JP2012151177A patent/JP2014013127A/ja active Pending
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