JP4301749B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリセル領域と周辺回路領域を有する半導体装置の製造方法に関し、特に、浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装置の製造に使用される。
【0002】
【従来の技術】
浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装置の従来の製造方法を説明する。この説明では、タングステンシリサイド(WSi)を用いるポリサイドゲートの場合を説明する。
【0003】
(1)まず、メモリセル領域と周辺回路領域となるシリコン(Si)基板101の表面にトンネル酸化膜102を形成する。図22(a)(b)に示すように、メモリセルのフローティングゲートとなるFG1ポリ(Poly)シリコン103、窒化シリコン(Si)膜104と酸化シリコン(SiO)膜105を堆積する。
【0004】
(2)レジストパターニング法により、メモリセル領域と周辺回路領域の素子領域をレジストで覆い、素子分離領域を露出させる。このレジストをマスクとして反応性イオンエッチング(RIE)法によって、素子分離領域の酸化シリコン膜105、窒化シリコン膜104、ポリシリコン103とトンネル酸化膜102をエッチングする。
【0005】
酸化シリコン膜105をマスクに基板101をエッチングし溝部を形成する。酸化シリコン膜107を堆積し溝部を埋めた後、ケミカルメカニカルポリッシング(CMP)法によって酸化膜107をポリッシュし、図22(c)(d)に示すように、窒化膜104の表面を露出させる。溝部に埋め込まれた酸化膜107が素子分離領域(STI(Shallow Trench Isolation))になる。
【0006】
(3)窒化膜104をエッチング除去し、ポリシリコン103の表面を露出させた後、メモリセルのフローティングゲートとなるFG2ポリ(Poly)シリコン108を堆積する。その後、レジストパターニングとRIEによって、セル領域の素子分離領域107上にPG2ポリシリコン108のスリット109を形成する。次いで、図22(e)(f)に示すように、酸化窒化シリコン膜(いわゆる、ONO膜)110を成膜する。
【0007】
(4)レジストパターニングと、RIEにより、周辺回路領域のONO膜110、ポリシリコン108と103をエッチング除去する。Wetエッチングによって、図23(a)(b)に示すように、周辺回路領域のトンネル酸化膜102をエッチング剥離する。
【0008】
このエッチングの時、図23(b)の窓118の部分を拡大した図23(c)に示すように、素子分離領域の酸化膜107もエッチングされ幅119、122だけ後退する。そして、素子領域の素子分離領域107と接触する面が露出し、素子領域端で素子領域の角120が露出する場合がある。
【0009】
(5)周辺回路領域の基板101の上に周辺ゲート酸化膜111を熱酸化によって形成する。メモリセル領域と周辺回路領域に、メモリセルのコントロールゲートとなるCGポリ(Poly)シリコン112とタングステンシリコン(WSi)113を堆積する。
【0010】
膜111の熱酸化の時、図23(c)の角120の下方のシリコン101の露出面も酸化される。ポリシリコン112の堆積の時、図24(b)の窓118の部分を拡大した図24(c)に示すように、素子分離領域の酸化膜107の後退した領域にもポリシリコン112は埋め込まれる。すなわち、素子領域の素子分離領域107と対向する面においても、メタル酸化物半導体(MOS)構造が構成される。このことにより、素子領域の基板101の上面だけでなく、上記対向する面にもチャネルが形成される。素子領域端123では凸状態のチャネルを有するTrが形成される。この場合、ゲート電極からの電界が集中し易い構造となり、通常のチャネル発生部124でのチャネルの発生する電圧より低いゲート電圧でチャネルが形成される場合がある。このことにより、素子(トランジスタ、Tr)のリーク電流が生じ易いという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、周辺Trのパターン面積を増大させることが無く、周辺Trの素子領域の素子分離領域107と対向する面にMOS構造を形成することが無く、メモリセルと周辺Trを並行して製造する半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0012】
また、本発明の目的は、メモリセル領域と周辺回路領域の間の領域において、パーティクルを発生させることなく、基板に応力の集中しない半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0013】
本発明の目的は、メモリセル領域と周辺回路領域の間の領域において、パーティクルを発生させることなく、基板に応力の集中しない半導体装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の特徴は、シリコン基板上のセル領域に、順にトンネル酸化膜と第1ゲート電極材とCMPストッパーとなる第1絶縁膜を形成する第1工程と、次に、第1工程とは別の工程として、シリコン基板上の周辺回路領域に、順にゲート酸化膜と第2ゲート電極材とCMPストッパーとなる第2絶縁膜を形成する第2工程と、次に、セル領域の第1絶縁膜、第1ゲート電極材、トンネル酸化膜及びシリコン基板を同一パターンでエッチングして素子分離溝を形成するとともに、周辺回路領域の第2絶縁膜、第2ゲート電極材、ゲート酸化膜及びシリコン基板を同一パターンでエッチングして素子分離溝を形成し、それぞれの前記分離溝に素子分離絶縁膜を埋め込んで、セル領域と周辺回路領域に、素子領域と素子分離領域を自己整合的に形成する第3工程と、次に、第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜を除去して、第1ゲート電極材と第2ゲート電極材の上に、第3ゲート電極材を堆積する第4工程と、次に、セル領域の第3ゲート電極材を素子領域毎に分離する第5工程と、次に、第3ゲート電極材の表面に第3絶縁膜を形成する第6工程と、最後に、第3絶縁膜の表面に第4ゲート電極材を堆積する第7工程とを有する半導体装置の製造方法にある。
【0015】
この製造方法においては、素子分離領域を形成する第3工程の前に、第2工程において、既にゲート酸化膜と第2ゲート電極材が形成されているので、従来例1の問題となるMOS構造が形成されることはない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施例を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また図面相互間においても互いの寸法の関係や比率の異なる部分が含まれるのはもちろんである。
【0017】
(実施例1)
まず、実施例1の半導体装置の構造について説明する。半導体装置においては、図1(a)(c)図2(a)に示すような、不揮発性メモリセルが、浮遊ゲート3、13を有する多電位の積層ゲート18を有する。図2(a)のIA方向の断面図が図1(c)であり、IB方向の断面図が図1(a)である。
【0018】
そのセルのアレーの周辺回路に配置されるトランジスタ(Tr)が、ゲート酸化膜6上にポリ(Poly)シリコン7と、ポリシリコン7の上に設けられたポリシリコン13と、ポリシリコン13上に設けられたポリ(Poly)シリコン16を有し単電位の積層ゲート19を有する。図2(b)のIIA方向の断面図が図1(d)であり、IIB方向の断面図が図1(b)である。
【0019】
積層ゲート18は、トンネル酸化膜2の上に、フローティングゲートとなるポリシリコン3と13が積層されている。ポリシリコン13の上には、ゲート絶縁膜として酸化窒化シリコン(ONO)膜が設けられている。ONO膜の上にはコントロールゲートとしてポリシリコン16とタングステンシリサイド膜17が積奏されている。また、図1(c)に示すように、積層ゲート18の右下と左下にはソースドレイン(S/D)拡散層21が設けられている。
【0020】
積層ゲート19は、ゲート酸化膜6の上に、ゲート電極となるポリシリコン7と13と16とタングステンシリサイド膜17が積層されている。なお、積層ゲート18と19のポリシリコン13と16は同時に成膜されたものである。同様に積層ゲート18と19の膜17も同時に成膜されたものである。また、図1(d)に示すように、積層ゲート19の右下と左下にはソースドレイン(S/D)拡散層20が設けられている。
【0021】
ポリシリコン7の積層ゲート19のゲート長L方向(図1(d)の断面)は、ポリシリコン13とセルフアラインでパターニングされている。ポリシリコン7のTrの積層ゲート19のゲート幅W方向(図1(b)の断面)は、素子分離領域12とセルフアラインでパターニングされている。すなわち、積層ゲート19は、ポリシリコン7をパターニングし、このパターンにセルフアラインに素子分離領域12を形成し、ポリシリコン13、16とタングステンシリサイド17を堆積した後、それぞれ(7、13、16、17)をセルフアラインにゲート加工することで形成している。
【0022】
浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法を詳細に説明する。すなわち、積層構造のゲート電極を有するメモリセルと、メモリセルの記録と読み出し等の制御をする周辺回路を、同一チップ上に形成する半導体メモリの製造方法について説明する。製造方法の各工程における半導体装置の断面図を図3乃至5に示す。そして、図3乃至5の左側にはメモリセル領域を描き、右側には周辺回路領域を描いている。この説明では、タングステンシリサイド(WSi)を用いるポリサイド(Polycide)ゲートの場合を説明する。
【0023】
(1)シリコン(Si)基板1上のセル領域に、順にトンネル酸化膜2と第1ゲート電極材3と第1CMPストッパー材4を形成する。まず、メモリセル領域と周辺回路領域となるシリコン基板1の表面にトンネル酸化膜2を熱酸化によって形成する。図3(a)(b)に示すように、酸化膜2上に、第1ゲート電極材すなわちメモリセルのフローティングゲートとなるFG1ポリ(Poly)シリコン3、第1CMPストッパー材となる第一窒化シリコン膜4と 第一酸化シリコン膜5を化学気相成長(CVD)法により順に積層する。
【0024】
(2)シリコン基板1上の周辺回路領域に、順にゲート酸化膜6と第2ゲート電極材7と第2CMPストッパー材8を形成する。まず、レジストパターニング法により、レジストでメモリセル領域を覆い、一方、周辺回路領域を露出させる。このレジストをマスクとしてリアクティブイオンエッチング(RIE)を行う。このエッチングにより、周辺回路領域にある第一酸化膜5と第一窒化膜4、FG1ポリシリコン3とトンネル酸化膜2を除去する。レジスト剥離後、熱酸化を実施して周辺回路領域に周辺ゲート酸化膜6を形成する。この熱酸化の際に、メモリセル領域は窒化膜4により、ポリシリコン3、酸化膜2や基板1の上面がさらに酸化することはない。この後、図3(c)(d)に示すように、メモリセル領域と周辺回路領域に、周辺回路のトランジスタのゲート電極になるPG1ポリシリコン7と第二窒化シリコン膜8をCVD法で成膜する。
【0025】
(3)レジストパターニング法により、レジストで周辺回路領域を覆い、メモリセル領域を露出させる。このレジストをマスクとしてケミカルドライエッチング(CDE)を行う。このエッチングにより、セル領域にある第二窒化膜8とPG1ポリシリコン7と第一酸化膜5とを除去し、第一窒化膜4を露出させる。レジストを剥離する。この後、図3(e)(f)に示すように、メモリセル領域と周辺回路領域上に、CMPストッパー材となる第三窒化シリコン膜9と第二酸化シリコン膜10をCVD法で成膜する。このことにより、CMPストッパー材4、8の補強ができる。
【0026】
(4)次に、セル領域と周辺回路領域に、素子領域と素子分離領域を自己整合的に形成する。まず、CMPストッパー材9、8、4とゲート電極材3、7をパターニングする。まず、レジストパターニング法により、レジストでメモリセル領域と周辺回路領域の素子領域を覆い、素子分離領域を露出させる。このレジストをマスクとしてRIEを行う。図4(a)(b)に示すように、第二酸化膜10と、第三〜第一窒化膜9、8、4と、ポリシリコン3、7と、酸化膜6、2をエッチングしパターニングする。そして、レジストを剥離する。
【0027】
(5)図4(c)(d)に示すように、第二酸化膜10をマスクにSi基板1をエッチングし、溝部11を形成する。このことにより、ゲート電極材3、7と自己整合的(セルフアライン)にSi基板1に溝11を形成することができる。なお、(4)と(5)の工程は、以下のように行ってもよい。レジストパターニング法により、レジストでメモリセル領域と周辺回路領域の素子領域を覆い、素子分離領域を露出させる。このレジストをマスクとしてRIEを行い、第二酸化膜10をエッチングしパターニングする。そして、レジストを剥離する。次ぎに、第二酸化膜10をマスクに、第三〜第一窒化膜9、8、4と、ポリシリコン3、7と、酸化膜6、2と、Si基板1をエッチングし、溝部11を形成する。このことにより、レジストを用いたエッチングの際に基板1を露出させることがない。
【0028】
(6)酸化シリコン膜12をメモリセル領域と周辺回路領域の全面に堆積し溝部を埋める。図5(a)(b)に示すように、CMPによって酸化膜12をポリッシュしこの表面を平坦にし、第三窒化シリコン膜9の表面を露出させる。溝部11に埋め込まれた酸化膜12が素子分離領域(Shallow Trench Isolation:STI)になる。
【0029】
(7)第1ゲート電極材3と第2ゲート電極材7の上に、第3ゲート電極材13を堆積する。まず、メモリセル領域の積層の第三と第一の窒化膜9、4と、周辺回路領域の第三と第二窒化膜9、8をエッチング除去し、ポリシリコン3、7の表面を露出させる。メモリセル領域においてはフローティングゲートとなり周辺回路領域においてはゲートとなるFG2ポリシリコン13を堆積する。
【0030】
次に、セル領域の第3ゲート電極材13を素子毎に分離する。すなわち、レジストパターニングとRIEによって、セル領域の素子分離領域12上のポリシリコン13を部分的にエッチング除去し、ポリシリコン13のスリット14を形成する。次いで、図5(c)(d)に示すように、メモリセル領域と周辺回路領域の全面に絶縁膜となるONO膜15を堆積する。これらのことにより、ゲート電極13上にインターポリ(Inter−Poly)絶縁膜15が形成できる。
【0031】
(8)レジストパターニング法により、レジストでメモリセル領域を覆い、周辺回路領域を露出させる。このレジストをマスクとしてRIEを行う。このRIEにより、ONO膜15を除去する。このことにより、ゲート直上でのコンタクトが可能になる。
【0032】
次に、セル領域ONO膜15および周辺領域第3ゲート電極材13の上に第4ゲート電極材16を堆積し、その上に第4ゲート電極材16より導電率の高い第5ゲート電極材17を堆積する。まず、レジストを剥離し、図5(c)(d)に示すように、メモリセル領域と周辺回路領域にポリシリコン16とWSi17を堆積する。このことにより、ポリシリコン16上にWSi17を設けた2層構造のポリサイド電極を構成できる。なお、第5ゲート電極材17としては、WSiに限らず、ニッケルシリサイド(NiSi)、コバルトシリサイド(CoSi)、チタンシリサイド(TiSi)、チタンナイトライド(TiN)、タングステン(W)、チタン(Ti)等であってもよい。
【0033】
(9)図1(a)(c)に示すように、レジストパターニングとRIEによって、セル領域のゲート電極材16、17とInter−Poly絶縁膜15及びゲート電極材13、3をパターニングし、セル領域の積層ゲート電極18を形成する。同じく図1(b)(d)に示すように、レジストパターニングとRIEによって、周辺回路領域のゲート電極材17、16、13、7をパターニングし、周辺回路領域の単層ゲート電極19を形成する。この後、それぞれのゲート電極18、19をマスクにイオン注入を行う。次に、アニールを行い注入した領域を活性化し、ソース/ドレイン(S/D)拡散層20、21を形成する。そして、セル領域と周辺回路領域の全面に層間絶縁膜22を堆積する。
【0034】
この後、図示しないが、層間絶縁膜22にコンタクト孔を開口し、絶縁膜22上にメタル配線を形成し、パッシベーション膜を堆積する。最後に、パッシベーション膜にパッド開口を行う。以上により不揮発性半導体記憶装置を完成できる。
【0035】
従来例1に見られた素子領域の端での凸状態のチャネルを有するTrの形成が回避され、信頼性の向上が図れる。低電界でのドレインリークが抑制されるので、Trの低しきい値の設定が可能となり、アクセス速度の向上が図れる。
【0036】
加えて、周辺Trゲートはポリシリコンの積層構造ではあるが、絶縁膜を挟まない構造となっており、従来技術2で必要となる下層電極へのコンタクト領域が不要となって、パターン面積の増大を抑えられる。つまりは、チッブサイズが小さく、製造コストが安くなる。
【0037】
また、従来例1と2では、トンネル酸化膜、ONO膜、ゲート酸化膜の表面と、これらの膜の成膜前の半導体装置の表面の上に、直接レジストを塗布する場合があるが、実施例1では直接塗布される場合はない。このことにより、これらの膜は良好な界面形成が可能である。
【0038】
(実施例1の変形例)
まず、実施例1の変形例の半導体装置の構造について説明する。実施例1の変形例の半導体装置のメモリセル領域の構造は、図6(a)(c)に示すように、実施例1の構造と同じである。よってメモリセル領域の上面図は実施例1の上面図をもって実施例1の変形例を表すことができ、図2(a)のIA方向の断面図が図6(c)であり、IB方向の断面図が図6(a)である。
【0039】
一方、周辺回路に配置されるトランジスタ(Tr)が、ゲート酸化膜6上にポリ(Poly)シリコン7と、ポリシリコン7の上に設けられたポリシリコン13とを有し単電位の積層ゲート19を有する。ただし、周辺領域の上面図は実施例1の上面図をもって実施例1の変形例を表すことができ、図2(b)のIIA方向の断面図が図6(d)であり、IIB方向の断面図が図6(b)である。
【0040】
積層ゲート19は、ゲート酸化膜6の上に、ゲート電極となるポリシリコン7と13とタングステンシリサイド膜17が積層されている。なお、積層ゲート18と19のポリシリコン13は同時に成膜されたものである。同様に積層ゲート18と19の膜17も同時に成膜されたものである。また、図6(d)に示すように、積層ゲート19の右下と左下にはソースドレイン(S/D)拡散層20が設けられている。
【0041】
ポリシリコン7の積層ゲート19のゲート長L方向(図1(d)の断面)は、ポリシリコン13とセルフアラインでパターニングされている。ポリシリコン7のTrの積層ゲート19のゲート幅W方向(図1(b)の断面)は、素子分離領域12とセルフアラインでパターニングされている。すなわち、積層ゲート19は、ポリシリコン7をパターニングし、このパターンにセルフアラインに素子分離領域12を形成し、ポリシリコン13とタングステンシリサイド17を堆積した後、ポリシリコン7、13とタングステンシリサイド17をセルフアラインにゲート加工することで形成している。
【0042】
実施例1の変形例の半導体装置(浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装置)の製造方法を説明する。なお、実施例1の変形例の製造方法は、実施例1で説明した(1)から(6)までの製造方法は同じである。そこで、(6)の次で、図5(a)、(b)の次の工程から説明する。各工程における半導体装置の断面図を図7に示す。そして、図7の左側にはメモリセル領域を描き、右側には周辺回路領域を描いている。この説明では、タングステンシリサイド(WSi)を用いるポリサイド(Polycide)ゲートの場合を説明する。
【0043】
(1)まず、図5(a)(b)のメモリセル領域の積層の第三と第一の窒化膜9、4と、周辺回路領域の第三と第二窒化膜9、8をエッチング除去し、ポリシリコン3、7の表面を露出させる。次ぎに、図7(a)(b)に示すように、メモリセル領域においてはフローティングゲートとなり周辺回路領域においてはゲートとなるFG2ポリシリコン13を堆積する。
【0044】
次に、セル領域の第3ゲート電極材13を素子毎に分離する。すなわち、レジストパターニングとRIEによって、セル領域の素子分離領域12上のポリシリコン13を部分的にエッチング除去し、ポリシリコン13のスリット14を形成する。次いで、メモリセル領域と周辺回路領域の全面に絶縁膜となるONO膜15と、第4ゲート電極材のメモリセルのコントロールゲートとなるCGポリシリコン16を堆積する。これらのことにより、ゲート電極13上にインターポリ(Inter−Poly)絶縁膜15が形成できる。
【0045】
(2)レジストパターニング法により、レジストでメモリセル領域を覆い、周辺回路領域を露出させる。このレジストをマスクとしてRIEを行う。このRIEにより、周辺回路領域のCGポリシリコン16とONO膜15を除去する。このことにより、ゲート直上でのコンタクトが可能になる。
【0046】
次に、メモリセル領域の第4ゲート電極材16の上と、周辺領域の第3ゲート電極材13の上に、第3及び第4ゲート電極材13、16より導電率の高い第5ゲート電極材17を堆積する。まず、レジストを剥離し、図7(c)(d)に示すように、メモリセル領域と周辺回路領域にWSi17を堆積する。このことにより、ポリシリコン13、16上にWSi17を設けた2層構造のポリサイド電極を構成できる。
【0047】
(3)図6(a)(c)に示すように、レジストパターニングとRIEによって、セル領域のゲート電極材16、17とInter−Poly絶縁膜15及びゲート電極材13、3をパターニングし、セル領域の積層ゲート電極18を形成する。同じく図6(b)(d)に示すように、レジストパターニングとRIEによって、周辺回路領域のゲート電極材17、13、7をパターニングし、周辺回路領域の単層ゲート電極19を形成する。この後もまた、実施例1と同様に実施し、不揮発性半導体記憶装置を完成させることができる。
【0048】
実施例1と同様に素子領域の端での凸状態のチャネルを有するTrの形成が回避され、信頼性の向上が図れる。
【0049】
加えて、周辺Trゲートはポリシリコンの積層構造ではあるが、絶縁膜を挟まない構造となっており、従来技術2で必要となる下層電極へのコンタクト領域が不要となって、パターン面積の増大を抑えられる。つまりは、チッブサイズが小さく、製造コストが安くなる。
【0050】
また、実施例1の変形例1でも、トンネル酸化膜、ONO膜、ゲート酸化膜の表面と、これらの膜の成膜前の半導体装置の表面の上に、直接レジストを塗布する場合はない。このことにより、これらの膜は良好な界面形成が可能である。
【0051】
(実施例2)
実施例2の半導体装置の製造方法について説明する。実施例2の半導体装置の製造方法は、実施例1の変形例の製造方法(前半は実施例1で、後半は実施例1の変形例の製造方法)を基本にしている。実施例1の変形例では、メモリセル領域と周辺領域に注目した。実施例2では、メモリセル領域と周辺領域に加え、新たに、メモリセル領域と周辺領域の間にいわゆる境界領域を設けて、これら3つの領域を有する半導体装置の製造方法について説明する。また、実施例2の半導体装置の境界領域の構造について説明する。
【0052】
まず、実施例2の製造方法を説明する。製造方法の各工程における半導体装置の断面図を図8及び図9に示す。そして、図8及び図9の左側にはメモリセル領域を描き、右側には周辺回路領域を描き、それらの領域の間に境界領域を描いている。この説明では、タングステンシリサイド(WSi)を用いるポリサイド(Polycide)ゲートの場合を説明する。
【0053】
(1)まず、メモリセル領域、境界領域と周辺回路領域となるシリコン基板1の表面にトンネル酸化膜2を熱酸化によって形成する。図8(a)に示すように、酸化膜2上に、第1ゲート電極材すなわちメモリセルのフローティングゲートとなるFG1ポリ(Poly)シリコン3、第1CMPストッパー材となる第一窒化シリコン膜4と 第一酸化シリコン膜5を化学気相成長(CVD)法により順に積層する。なお、メモリセル領域と周辺回路領域については、図8(a)の断面図の工程と同じ工程が、図3(a)(b)に示されている。
【0054】
(2)シリコン基板1上の周辺回路領域と境界領域に、順にゲート酸化膜6と第2ゲート電極材7と第2CMPストッパー材8を形成する。まず、レジストパターニング法により、レジストでメモリセル領域を覆い、一方、周辺回路領域と境界領域を露出させる。このレジストをマスクとしてRIEを行う。このエッチングにより、周辺回路領域と境界領域にある第一酸化膜5と第一窒化膜4、FG1ポリシリコン3とトンネル酸化膜2を除去する。レジスト剥離後、熱酸化を実施して周辺回路領域と境界領域に周辺ゲート酸化膜6を形成する。この後、図8(b)に示すように、メモリセル領域、境界領域と周辺回路領域に、周辺回路のトランジスタのゲート電極になるPG1ポリシリコン7と第2窒化シリコン膜8をCVD法で成膜する。なお、メモリセル領域と周辺回路領域については、図8(b)の断面図の工程と同じ工程が、図3(c)(d)に示されている。
【0055】
(3)レジストパターニング法により、レジストで周辺回路領域を覆い、メモリセル領域と境界領域を露出させる。このレジストをマスクとしてCDEを行う。このエッチングにより、セル領域にある第二窒化膜8とPG1ポリシリコン7と第一酸化膜5とを除去し、第一窒化膜4を露出させる。また、境界領域においても、同様に膜8、7、5を除去し基板1を露出させる。レジストを剥離する。この後、図8(c)に示すように、境界領域の露出した基板1を熱酸化して第3酸化シリコン膜31を形成する。メモリセル領域、境界領域と周辺回路領域上に、CMPストッパー材となる第三窒化シリコン膜9と第2酸化シリコン膜10をCVD法で成膜する。このことにより、CMPストッパー材4、8の補強ができる。なお、メモリセル領域と周辺回路領域については、図8(c)の断面図の工程と同じ工程が、図3(e)(f)に示されている。
【0056】
(4)次に、セル領域と周辺回路領域に、素子領域と素子分離領域を自己整合的に形成する。まず、CMPストッパー材9、8、4とゲート電極材3、7をパターニングする。まず、レジストパターニング法により、レジストでメモリセル領域と周辺回路領域の素子領域を覆い、素子分離領域のレジストを除去する。このレジストをマスクとしてRIEを行う。図8(d)に示すように、第2酸化膜10と、第3〜第1窒化膜9、8、4と、ポリシリコン3、7と、酸化膜6、2をエッチングしパターニングする。そして、レジストを剥離する。なお、メモリセル領域と周辺回路領域については、図8(d)の断面図の工程と同じ工程が、図4(a)(b)に示されている。
【0057】
(5)第2酸化膜10をマスクにSi基板1をエッチングし、メモリセル領域と周辺回路領域に図4(c)(d)の溝部11を形成する。このことにより、ゲート電極材3、7と自己整合的(セルフアライン)にSi基板1に溝11を形成することができる。
【0058】
酸化シリコン膜12をメモリセル領域、境界領域と周辺回路領域の全面に堆積し溝部11を埋める。図9(a)に示すように、CMPによって酸化膜12をポリッシュし、半導体装置の表面を平坦にし、第3窒化シリコン膜9の表面を露出させる。溝部11に埋め込まれた酸化膜12がSTIになる。また、境界領域に成膜された膜12もCMPによって完全には除去されず、残存した膜32が残る。なお、メモリセル領域と周辺回路領域については、図9(a)の断面図の工程と同じ工程が、図5(a)(b)に示されている。
【0059】
(6)図9(a)のメモリセル領域の積層の第3と第1の窒化膜9、4と、周辺回路領域の第3と第2窒化膜9、8をエッチング除去し、ポリシリコン3、7の表面を露出させる。この窒化膜のエッチングの際は、境界領域の外周部に位置し膜32で覆われていない窒化膜9もエッチングされ、図9(b)に示すスリット46が形成される。なお、この窒化膜のエッチングの際には、酸化シリコン膜も多少エッチングされる。そして、スリット46の底に位置する酸化膜31がエッチングされ、基板1が露出する。また、絶縁膜12と32は上部のみがエッチングされる。
【0060】
次ぎに、メモリセル領域においてはフローティングゲートとなり周辺回路領域においてはゲートとなるFG2ポリシリコン13を堆積する。セル領域の第3ゲート電極材13を素子毎に分離する。すなわち、レジストパターニングとRIEによって、セル領域の素子分離領域12上のポリシリコン13を部分的にエッチング除去し、ポリシリコン13のスリット14を形成する。次いで、図9(b)に示すように、メモリセル領域、境界領域と周辺回路領域の全面に絶縁膜となるONO膜15と、第4ゲート電極材のメモリセルのコントロールゲートとなるCGポリシリコン16を堆積する。これらのことにより、ゲート電極13上にインターポリ(Inter−Poly)絶縁膜15が形成できる。なお、メモリセル領域と周辺回路領域については、図9(b)の断面図の工程と同じ工程が、図7(a)(b)に示されている。
【0061】
(7)レジストパターニング法により、レジストでメモリセル領域と境界領域のメモリセル領域側を覆い、周辺回路領域と境界領域の周辺回路領域側を露出させる。このレジストをマスクとしてRIEを行う。このRIEにより、周辺回路領域と境界領域の周辺回路領域側のCGポリシリコン16とONO膜15を除去する。このことにより、ゲート直上でのコンタクトが可能になる。
【0062】
次に、図9(c)に示すように、メモリセル領域と境界領域のメモリセル領域側の第4ゲート電極材(WSi)16の上と、周辺領域と境界領域の周辺回路領域側の第3ゲート電極材13の上に、第3及び第4ゲート電極材13、16より導電率の高い第5ゲート電極材17を堆積する。このことにより、ポリシリコン13、16上にWSi17を設けた2層構造のポリサイド電極を構成できる。なお、メモリセル領域と周辺回路領域については、図9(c)の断面図の工程と同じ工程が、図7(c)(d)に示されている。
【0063】
(8)図9(d)の左側に示すように、レジストパターニングとRIEによって、セル領域のゲート電極材16、17とInter−Poly絶縁膜15及びゲート電極材13、3をパターニングし、セル領域の積層ゲート電極18を形成する。同じく図9(d)の右側に示すように、レジストパターニングとRIEによって、周辺回路領域のゲート電極材17、13、7をパターニングし、周辺回路領域の単層ゲート電極19を形成する。なお、メモリセル領域と周辺回路領域については、図9(d)の断面図の工程と同じ工程が、図6(c)(d)に示されている。また、図9(d)の断面図は、図9(c)のIA―IA面とIIA―IIA面の断面図である。逆に、図9(c)の断面図は、図9(d)のIB―IB面とIIB―IIB面の断面図である。この後もまた、実施例1と同様に実施し、不揮発性半導体記憶装置を完成させることができる。
【0064】
境界領域の基板が2段の溝形状にエッチングされることがないので、基板に大きな応力が発生することがない。
【0065】
スリット46の側壁の窒化膜を完全に除去しなくても、後に異なる膜種のエッチングをすることがなく、スリットを埋めてしまうのでパーティクルが発生することがない。
【0066】
次ぎに、実施例2の半導体装置の境界領域の構造について説明する。半導体装置においては、図10に示すような、境界領域を有する。
【0067】
基板1の上部には、その基板1の表面を含むように拡散層33と34が設けられている。この拡散層33、34の導伝型は、基板1と同じ導伝型であり、基板1がn型半導体であれば拡散層もn型半導体であり、基板1がp型半導体であれば拡散層もp型半導体である。この拡散層33、34では、ポリシリコン13に不純物が、S/D拡散層20、21の活性化の為の熱処理の際などに、スリット46を介して拡散し活性化した。従って、不純物濃度は、基板1より拡散層33、34の方が高い。なお、基板の上層にウェルが形成されている場合は、上記基板1をウェルに置き換えればよい。従って、ウェルの導伝型と同じ導伝型のポリシリコン13を設けることになる。
【0068】
基板1の両端には、拡散層33、34の底部より深く埋め込まれた絶縁体12が配置されている。絶縁体12の上面の高さは基板1の表面の高さより高い。
【0069】
拡散層33と34の間の基板1の表面上には、第3酸化シリコン膜31が設けられている。第3酸化シリコン膜31の上には第3窒化シリコン膜9が膜31にちょうど重なるように設けられている。第3窒化シリコン膜9の上には、第2酸化膜32が膜9にちょうど重なるように設けられている。
【0070】
拡散層33と絶縁体12の間の基板1の表面上には、酸化シリコン膜2が設けられている。膜2の上にはポリシリコン膜3が膜2にちょうど重なるように設けられている。膜3の上面の高さは、絶縁体12の上面の高さと等しい。
【0071】
拡散層34と絶縁体12の間の基板1の表面上には、酸化シリコン膜6が設けられている。膜6の上にはポリシリコン膜7が膜6にちょうど重なるように設けられている。膜7の上面の高さは、絶縁体12の上面の高さと等しい。
【0072】
ポリシリコン13は、スリット46の内部に配置され拡散層33、34の上に設けられる。また、ポリシリコン13は、ポリシリコン3、7と第2酸化膜32の上面の全面に設けられる。さらに、ポリシリコン13は、絶縁体12の上面の一部にされる。ポリシリコン13は拡散層33、34を介して基板1に導通している。
【0073】
ポリシリコン13の上面の一部にはONO膜15が設けられている。ONO膜15の絶縁体12の上方の端面は、ポリシリコン13の端面と一致している。
【0074】
ONO膜15の上には、ポリシリコン膜16が膜15にちょうど重なるように設けられる。
【0075】
タングステンシリサイド膜17は、膜16の上面の全面の上とポリシリコン13の上面の上に設けられる。膜17の端面は、ポリシリコン13の端面と一致している。
【0076】
膜17の上全面に絶縁膜22が設けられる。絶縁体12の上にも絶縁膜22が設けられる。
【0077】
これらのことにより、膜16は、膜17を介してポリシリコン13に導通する。ポリシリコン13は基板1に導通する。よって、導電体である膜16、17、13、3、7を所定の基板(ウェル)1の電位に設定できるので、これらの導電体16、17、13、3、7が関与する信号線の寄生容量を変動しにくくすることができる。そして、信号線からの信号の検出感度を高めることができる。
【0078】
(実施例2の変形例)
実施例2の変形例の半導体装置の境界領域の構造について説明する。半導体装置においては、図11に示すような、境界領域を有する。図11の境界領域は、図10の境界領域と比較して、膜17が、ポリシリコン13を介することなく基板1と導通できる点で異なっている。その為に、図11の境界領域では、新たに、拡散層35とプラグ36、37と配線38を有している。膜17は、導体であるプラグ36、37と配線38により基板1に接続される。また、拡散層35の導伝型は、基板(ウェル)1、拡散層33、34の導伝型と同じである。プラグ36と基板1のコンタクト抵抗を下げる為に不純物濃度は、基板1の不純物濃度より高い。なお、拡散層35は、基板1と異なるウェルのS/D拡散層の形成と同時に形成すればよい。同様に、プラグ36、37と配線38は、メモリセル領域と周辺領域のプラグと配線の形成と同時に形成すればよい。
【0079】
(実施例3)
実施例3の半導体装置の製造方法を説明する。実施例1と2では、NOR型の浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装置が容易に形成できるのに対して、実施例3の半導体装置の製造方法では、NAND型の浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装置が容易に形成できる。なお、実施例3の製造方法は、実施例2で説明した(1)から(6)の図9(b)の工程までの製造方法は同じである。そこで、(6)の図9(b)の次の工程から説明する。各工程における半導体装置の断面図を図12に示す。そして、図12の左側にはメモリセル領域を描き、右側には周辺回路領域を描いている。中央には境界領域を描いている。この説明では、タングステンシリサイド(WSi)を用いるポリサイド(Polycide)ゲートの場合を説明する。
【0080】
(1)図12(a)に示すように、メモリセル領域、境界領域、周辺領域のポリシリコン16の上に、タングステンシリサイド膜17を成膜する。このことにより、ポリシリコン16上にWSi17を設けた2層構造のポリサイド電極を構成できる。
【0081】
(2)図12(b)の左側に示すように、レジストパターニングとRIEによって、セル領域のゲート電極材16、17とInter−Poly絶縁膜15及びゲート電極材13、3をパターニングし、セル領域の積層ゲート電極18を形成する。同じく図12(b)の右側に示すように、レジストパターニングとRIEによって、周辺回路領域の膜17、16、ONO膜15とゲート電極材13、7をパターニングし、周辺回路領域の積層ゲート電極40を形成する。なお、積層構造が電極18と40で酷似しているので同時に、パターニングとRIEを行うことができる。また、図12(b)の断面図は、図12(a)のIA―IA面とIIA―IIA面の断面図である。逆に、図12(a)の断面図は、図12(b)のIB―IB面とIIB―IIB面の断面図である。この後もまた、実施例1と同様に実施し、不揮発性半導体記憶装置を完成させることができる。
【0082】
なお、積層電極40にONO膜15が挟まれているので、外部電極と電極13、7の導通を取るために、図13に示すようなゲート電極引き出し用パッド41を絶縁体12の上に形成する。これには、パッド41の形状の多層電極40を形成し、パッド41上の膜17、16、15を除去すればよい。そして、絶縁膜22に形成したコンタクト孔42にプラグを形成し、外部電極に接続させる。
【0083】
境界領域の基板が2段の溝形状にエッチングされることがないので、基板に大きな応力が発生することがない。
【0084】
スリット46の側壁の窒化膜を完全に除去しなくても、後に異なる膜種のエッチングをすることがなく、スリットを埋めてしまうのでパーティクルが発生することがない。
【0085】
実施例3の半導体装置の境界領域の構造について説明する。半導体装置においては、図14に示すような境界領域を有する。図14の境界領域は、図10の境界領域と比較して、膜15と16が、ポリシリコン13、膜17とちょうど重なるように形成されている点で異なっている。その為に、ONO膜15によって、膜16、17は、ポリシリコン13に導通することができない。しかし、ポリシリコン13は、拡散層13を介して基板1に導通することができる。したがって、ポリシリコン13の電位は常に基板1の電位に設定することができる。膜16と17の電位は常に基板1の電位に設定できるわけではない。
【0086】
(実施例3の変形例1)
実施例3の変形例1の半導体装置の境界領域の構造について説明する。半導体装置においては、図15に示すような、境界領域を有する。図15の境界領域は、図14の境界領域と比較して、膜17と16が、ポリシリコン13と導通できる点で異なっている。その為に、図15の境界領域では、新たに、プラグ43、44と配線45を有している。膜17は、導体であるプラグ43、44と配線45によりポリシリコン13に接続される。なお、ポリシリコン13の上面は、プラグ43と絶縁膜22に接している。プラグ43、44と配線45は、メモリセル領域と周辺領域のプラグと配線の形成と同時に形成すればよい。これらのことにより、ポリシリコン13だけでなく、膜17と16の電位も常に基板1の電位に設定することができる。
【0087】
(実施例3の変形例2)
実施例3の変形例2の半導体装置の境界領域の構造について説明する。半導体装置においては、図16に示すような、境界領域を有する。図16の境界領域は、図14の境界領域と比較して、膜17と16が、基板1と導通できる点で異なっている。導通の方法及び導通の為の構造は、図11と同じで、新たに、拡散層35とプラグ36、37と配線38を設けるものである。このことにより、ポリシリコン13だけでなく、膜17と16の電位も常に基板1の電位に設定することができる。
【0088】
(実施例3の変形例3)
実施例3の変形例3の半導体装置の境界領域の構造について説明する。半導体装置においては、図17に示すような、境界領域を有する。図17の境界領域も、図14の境界領域と比較して、膜17と16が、基板1と導通できる点で異なっている。導通の方法及び導通の為の構造は、図15と図16の方法と構造を組み合わせたものである。このことにより、ポリシリコン13だけでなく、膜17と16の電位も常に基板1の電位に設定することができる。
【0089】
(実施例4)
実施例4の半導体装置の製造方法について説明する。実施例4の半導体装置の製造方法は、実施例2の製造方法を基本にしている。実施例4でも、実施例2と同様に、メモリセル領域と周辺領域と境界領域の3つの領域を有する半導体装置の製造方法について説明する。また、実施例4の半導体装置の境界領域の構造についても説明する。
【0090】
まず、実施例4の製造方法を説明する。製造方法の各工程における半導体装置の断面図を図18乃至図20に示す。そして、図18乃至図20の左側にはメモリセル領域を描き、右側には周辺回路領域を描き、それらの領域の間に境界領域を描いている。この説明では、タングステンシリサイド(WSi)を用いるポリサイド(Polycide)ゲートの場合を説明する。
【0091】
(1)まず、メモリセル領域、境界領域と周辺回路領域となるシリコン基板1の表面にトンネル酸化膜2を熱酸化によって形成する。図18(a)に示すように、酸化膜2上に、FG1ポリシリコン3、第一窒化シリコン膜4をCVD法により順に積層する。
【0092】
(2)基板1上の周辺回路領域と境界領域に、順にゲート酸化膜6と第2ゲート電極材7と第2CMPストッパー材8を形成する。まず、レジストパターニング法により、レジストでメモリセル領域を覆い、一方、周辺回路領域と境界領域を露出させる。このレジストをマスクとしてRIEを行う。周辺回路領域と境界領域にある第一窒化膜4、ポリシリコン3と酸化膜2を除去する。レジスト剥離後、熱酸化を実施して周辺回路領域と境界領域に周辺ゲート酸化膜6を形成する。この後、図18(b)に示すように、メモリセル領域、境界領域と周辺回路領域に、PG1ポリシリコン7と第2窒化シリコン膜8をCVD法で成膜する。
【0093】
(3)レジストで周辺回路領域を覆い、メモリセル領域と境界領域を露出させる。このレジストをマスクとしてCDEを行う。セル領域では、第二窒化膜8とPG1ポリシリコン7を除去し、第一窒化膜4を露出させる。境界領域では、同様に膜8、7、6を除去し基板1を露出させる。レジストを剥離する。この後、図18(c)に示すように、メモリセル領域、境界領域と周辺回路領域上に第2酸化シリコン膜10をCVD法で成膜する。
【0094】
(4)次に、セル領域と周辺回路領域に、素子領域と素子分離領域を自己整合的に形成する。図19(a)に示すように、酸化膜10とCMPストッパー材8、4とゲート電極材3、7と酸化膜2、6をパターニングする。
【0095】
(5)第2酸化膜10をマスクにSi基板1をエッチングし、メモリセル領域と周辺回路領域に溝部を形成する。このことにより、ゲート電極材3、7と自己整合的(セルフアライン)にSi基板1に溝11を形成することができる。
【0096】
酸化シリコン膜12をメモリセル領域、境界領域と周辺回路領域の全面に堆積し溝部11を埋める。図19(b)に示すように、CMPによって酸化膜12をポリッシュし、窒化シリコン膜4、8の表面を露出させる。溝部11に埋め込まれた酸化膜12がSTIになる。また、境界領域に成膜された膜12もCMPによって完全には除去されず、残存した膜32が残る。
【0097】
(6)図19(b)の窒化膜4と8をエッチング除去し、ポリシリコン3、7の表面を露出させる。実施例4では実施例2のようなスリット46は形成されない。なお、この窒化膜のエッチングの際には、酸化シリコン12、32も多少エッチングされる。しかし、基板1が露出することはない。
【0098】
次ぎに、FG2ポリシリコン13を堆積する。セル領域の第3ゲート電極材13を素子毎に分離し、スリット14を形成する。次いで、図19(c)に示すように、メモリセル領域、境界領域と周辺回路領域の全面に、ONO膜15とCGポリシリコン16を堆積する。
【0099】
(7)レジストパターニング法により、レジストでメモリセル領域と境界領域のメモリセル領域側を覆い、周辺回路領域と境界領域の周辺回路領域側を露出させる。このレジストをマスクとしてRIEを行う。このRIEにより、周辺回路領域と境界領域の周辺回路領域側のCGポリシリコン16とONO膜15を除去する。このことにより、ゲート直上でのコンタクトが可能になる。
【0100】
次に、図20(a)に示すように、メモリセル領域と境界領域のメモリセル領域側の第4ゲート電極材(WSi)16の上と、周辺領域と境界領域の周辺回路領域側の第3ゲート電極材13の上の、いわゆる全面に、第5ゲート電極材(WSi)17を堆積する。このことにより、ポリシリコン13、16上にWSi17を設けた2層構造のポリサイド電極を構成できる。
【0101】
(8)図20(b)の左側に示すように、レジストパターニングとRIEによって、セル領域のゲート電極材16、17とInter−Poly絶縁膜15及びゲート電極材13、3をパターニングし、セル領域の積層ゲート電極18を形成する。同じく図20(b)の右側に示すように、レジストパターニングとRIEによって、周辺回路領域のゲート電極材17、13、7をパターニングし、周辺回路領域の単層ゲート電極19を形成する。また、図20(b)の断面図は、図20(a)のIA―IA面とIIA―IIA面の断面図である。逆に、図20(a)の断面図は、図20(b)のIB―IB面とIIB―IIB面の断面図である。この後もまた、実施例2と同様に実施し、不揮発性半導体記憶装置を完成させることができる。
【0102】
境界領域の基板が2段の溝形状にエッチングされることがないので、基板に大きな応力が発生することがない。
【0103】
スリットが形成されないので、スリット内に埋め込まれた異なる膜種のエッチング際のパーティクルが発生することがない。
【0104】
実施例4の半導体装置の境界領域の構造について説明する。半導体装置においては、図21に示すような、境界領域を有する。図21の境界領域は、実施例2の図10の境界領域と比較して、拡散層33、34とスリット46が存在しない点で異なっている。また、膜32の下部で基板1の上方に窒化膜9が存在しない点で異なっている。拡散層33、34とスリット46が存在しないために、膜13、16、17と基板1との導通を目的として、図11と同じに拡散層35とプラグ36、37と配線38を設けている。このことにより、ポリシリコン13と膜17、16の電位を常に基板1の電位に設定することができる。
【0105】
(実施例5)
実施例5の半導体装置の製造方法について説明する。実施例5の半導体装置の製造方法は、例えば、浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装置の製造過程において、メモリセル領域と周辺回路領域の間の領域(いわゆる境界領域)について説明する。この説明では、メモリセル領域と周辺回路領域の間に、素子分離領域としてSTIを設ける場合を説明する。
【0106】
(1)まず、メモリセル領域と周辺回路領域となるシリコン(Si)基板101の表面にトンネル酸化膜102を形成する。図25(a)に示すように、メモリセルのフローティングゲートとなるFG1ポリ(Poly)シリコン103と窒化シリコン(Si)膜104を堆積する。
【0107】
(2)レジストパターニング法により、メモリセル領域をレジストで覆い、周辺領域を露出させる。このレジストをマスクとしてRIE法によって、周辺領域の窒化シリコン膜104、ポリシリコン103とトンネル酸化膜102をエッチングする。周辺回路領域の基板101の上に周辺ゲート酸化膜111を熱酸化によって形成する。図25(b)に示すように、メモリセル領域と周辺回路領域に、周辺回路のゲート電極となるポリ(Poly)シリコン112と窒化シリコン膜113を堆積する。
【0108】
(3)レジストパターニング法により、周辺領域をレジストで覆い、メモリセル領域を露出させる。このレジストをマスクとしてRIE法によって、メモリセル領域の窒化シリコン膜113とポリシリコン112をエッチングする。この時、膜104、103で形成される段差の側面に形成された膜113、112は、エッチングされにくく、残差として残りパーティクルの原因となる場合があった。そこで、十分にエッチングを行うと、図25(c)に示すように、レジストの覆われていない膜111もエッチングされ、基板101が露出したスリット147が形成される。
【0109】
(4)図25(d)に示すように、STIを形成する領域148以外の領域にレジスト膜146を設ける。レジスト146をマスクに基板101までRIE法でエッチングを行う。図26(a)に示すように、スリット147の位置には溝149より深い溝150が形成される。これらの溝149、150に絶縁体151を埋め込むと、図26(b)に示すように、溝150の内部にボイド152が発生し、応力が集中しやすいこの2段の溝149、150の構造にあって、溝150に集中する応力を緩和し、基板101に発生する場合がある欠陥を低減できる。
【0110】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、周辺Trのパターン面積を増大させることが無く、周辺Trの素子領域の素子分離領域107と対向する面にMOS構造を形成することが無く、メモリセルと周辺Trを並行して製造する半導体装置の製造方法を提供することができる。
【0111】
また、本発明によれば、メモリセル領域と周辺回路領域の間の領域において、パーティクルを発生させることなく、基板に応力の集中しない半導体装置の製造方法を提供することができる。
【0112】
本発明によれば、メモリセル領域と周辺回路領域の間の領域において、パーティクルを発生させることなく、基板に応力の集中しない半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の半導体装置のメモリセル領域と周辺回路領域の断面図である。
【図2】実施例1の半導体装置のメモリセル領域と周辺回路領域の上方からの透視図である。
【図3】実施例1の半導体装置の製造途中のメモリセル領域と周辺回路領域の断面図(その1)である。
【図4】実施例1の半導体装置の製造途中のメモリセル領域と周辺回路領域の断面図(その2)である。
【図5】実施例1の半導体装置の製造途中のメモリセル領域と周辺回路領域の断面図(その3)である。
【図6】実施例1の変形例の半導体装置のメモリセル領域と周辺回路領域の断面図である。
【図7】実施例1の変形例の半導体装置の製造途中のメモリセル領域と周辺回路領域の断面図である。
【図8】実施例2の半導体装置の製造途中のメモリセル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(その1)である。
【図9】実施例2の半導体装置の製造途中のメモリセル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(その2)である。
【図10】実施例2の半導体装置の境界領域の断面図である。
【図11】実施例2の変形例の半導体装置の境界領域の断面図である。
【図12】実施例3の半導体装置の製造途中のメモリセル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図である。
【図13】実施例3の半導体装置の製造途中の境界領域の断面図と上方からの透視図である。
【図14】実施例3の半導体装置の境界領域の断面図である。
【図15】実施例3の変形例1の半導体装置の境界領域の断面図である。
【図16】実施例3の変形例2の半導体装置の境界領域の断面図である。
【図17】実施例3の変形例3の半導体装置の境界領域の断面図である。
【図18】実施例4の半導体装置の製造途中のメモリセル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(その1)である。
【図19】実施例4の半導体装置の製造途中のメモリセル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(その2)である。
【図20】実施例4の半導体装置の製造途中のメモリセル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(その3)である。
【図21】実施例4の半導体装置の境界領域の断面図である。
【図22】従来例に係る半導体装置の製造途中のメモリセル領域と周辺回路領域の断面図(その1)である。
【図23】従来例に係る半導体装置の製造途中のメモリセル領域と周辺回路領域の断面図(その2)である。
【図24】従来例に係る半導体装置の製造途中のメモリセル領域と周辺回路領域の断面図(その3)である。
【図25】実施例5に係る半導体装置の製造途中のメモリセル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(その1)である。
【図26】実施例5に係る半導体装置の製造途中のメモリセル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(その2)である。
【符号の説明】
1、101、 シリコン基板
2、102、 トンネル酸化膜
3、103、 FG1ポリシリコン
4 第1窒化シリコン膜
5 第1酸化シリコン膜
6、111、 周辺ゲート酸化膜
7 PG1ポリシリコン
8 第2窒化シリコン膜
9 第3窒化シリコン膜
10 第2酸化シリコン膜
11 溝
12、107 酸化シリコン膜(素子分離領域)
13、108、 FG2ポリシリコン
14、109、 スリット
15、110、 ONO膜
16、112、 CGポリシリコン
17、113、 タングステンシリサイド(WSi)膜
18 多電位の積層ゲート
19 単電位の積層ゲート
20、21 S/D拡散層
22 層間絶縁膜
31 第3酸化シリコン膜
32 残存した第2酸化膜
33、34、35 拡散層
36、37 プラグ
38 配線
39 層間絶縁膜
40 積層ゲート電極
41 ゲート電極用パッド
42 コンタクト孔
43、44 プラグ
45 配線
46 スリット
104、 窒化シリコン膜
105、 酸化シリコン膜
118 窓
119、121、122 エッチング幅
120 素子領域の角
123 凸状態のTrのチャネル発生部
124 通常のTrのチャネル発生部
145 コンタクト領域
146 レジスト膜
147 スリット
148 素子分離用の開口パターン
149 上段の溝
150 下段の溝
151 素子分離領域(絶縁物、STI)
152 ボイド

Claims (2)

  1. シリコン基板上のセル領域に、順にトンネル酸化膜と第1ゲート電極材と第1絶縁膜を形成する第1工程と、
    前記第1工程とは別の工程として、前記シリコン基板上の周辺回路領域に、順にゲート酸化膜と第2ゲート電極材と第2絶縁膜を形成する第2工程と、
    前記セル領域の前記第1絶縁膜、前記第1ゲート電極材、前記トンネル酸化膜及び前記シリコン基板を同一パターンでエッチングして素子分離溝を形成するとともに、前記周辺回路領域の前記第2絶縁膜、前記第2ゲート電極材、前記ゲート酸化膜及び前記シリコン基板を同一パターンでエッチングして素子分離溝を形成し、それぞれの前記素子分離溝に素子分離絶縁膜を埋め込んで、前記セル領域と前記周辺回路領域に、素子領域と素子分離領域を自己整合的に形成する第3工程と、
    前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜を除去して、前記第1ゲート電極材と前記第2ゲート電極材の上に、第3ゲート電極材を堆積する第4工程と、
    前記セル領域の前記第3ゲート電極材を前記素子領域毎に分離する第5工程と、
    前記第3ゲート電極材の表面に第3絶縁膜を形成する第6工程と、
    前記第3絶縁膜の表面に第4ゲート電極材を堆積する第7工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第6工程と前記第7工程の間に、
    前記周辺回路領域の前記第3絶縁膜を除去する第8工程を実施し、
    前記第7工程において、
    前記周辺回路領域では、前記第3ゲート電極材の表面に前記第4ゲート電極材が堆積されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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