JP2003037194A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルの周辺回路のトランジスタ(T
r)のパターン面積を増大させずに、このTrの素子領
域の素子分離領域107と対向する面にMOS構造を形
成させること無く、メモリセルとこのTrを並行して製
造する。 【解決手段】 シリコン基板上のセル領域に、順にトン
ネル酸化膜と第1ゲート電極材と第1CMPストッパー
材を形成する。次に、シリコン基板上の周辺回路領域
に、順にゲート酸化膜と第2ゲート電極材と第2CMP
ストッパー材を形成する。次に、基板上に素子領域と素
子分離領域を自己整合的に形成する。次に、セル領或の
第1ゲート電極材の表面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜
の表面に第3ゲート電極材を堆積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリセル領域と
周辺回路領域を有する半導体装置の製造方法に関し、特
に、浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装置の製造
に使用される。
【0002】
【従来の技術】浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶
装置の従来の製造方法を説明する。この説明では、タン
グステンシリサイド(WSi)を用いるポリサイドゲー
トの場合を説明する。
【0003】(1)まず、メモリセル領域と周辺回路領
域となるシリコン(Si)基板101の表面にトンネル
酸化膜102を形成する。図22(a)(b)に示すよ
うに、メモリセルのフローティングゲートとなるFG1
ポリ(Poly)シリコン103、窒化シリコン(Si
)膜104と酸化シリコン(SiO)膜105
を堆積する。
【0004】(2)レジストパターニング法により、メ
モリセル領域と周辺回路領域の素子領域をレジストで覆
い、素子分離領域を露出させる。このレジストをマスク
として反応性イオンエッチング(RIE)法によって、
素子分離領域の酸化シリコン膜105、窒化シリコン膜
104、ポリシリコン103とトンネル酸化膜102を
エッチングする。
【0005】酸化シリコン膜105をマスクに基板10
1をエッチングし溝部を形成する。酸化シリコン膜10
7を堆積し溝部を埋めた後、ケミカルメカニカルポリッ
シング(CMP)法によって酸化膜107をポリッシュ
し、図22(c)(d)に示すように、窒化膜104の
表面を露出させる。溝部に埋め込まれた酸化膜107が
素子分離領域(STI(Shallow Trench Isolatio
n))になる。
【0006】(3)窒化膜104をエッチング除去し、
ポリシリコン103の表面を露出させた後、メモリセル
のフローティングゲートとなるFG2ポリ(Poly)
シリコン108を堆積する。その後、レジストパターニ
ングとRIEによって、セル領域の素子分離領域107
上にPG2ポリシリコン108のスリット109を形成
する。次いで、図22(e)(f)に示すように、酸化
窒化シリコン膜(いわゆる、ONO膜)110を成膜す
る。
【0007】(4)レジストパターニングと、RIEに
より、周辺回路領域のONO膜110、ポリシリコン1
08と103をエッチング除去する。Wetエッチング
によって、図23(a)(b)に示すように、周辺回路
領域のトンネル酸化膜102をエッチング剥離する。
【0008】このエッチングの時、図23(b)の窓1
18の部分を拡大した図23(c)に示すように、素子
分離領域の酸化膜107もエッチングされ幅119、1
22だけ後退する。そして、素子領域の素子分離領域1
07と接触する面が露出し、素子領域端で素子領域の角
120が露出する場合がある。
【0009】(5)周辺回路領域の基板101の上に周
辺ゲート酸化膜111を熱酸化によって形成する。メモ
リセル領域と周辺回路領域に、メモリセルのコントロー
ルゲートとなるCGポリ(Poly)シリコン112と
タングステンシリコン(WSi)113を堆積する。
【0010】膜111の熱酸化の時、図23(c)の角
120の下方のシリコン101の露出面も酸化される。
ポリシリコン112の堆積の時、図24(b)の窓11
8の部分を拡大した図24(c)に示すように、素子分
離領域の酸化膜107の後退した領域にもポリシリコン
112は埋め込まれる。すなわち、素子領域の素子分離
領域107と対向する面においても、メタル酸化物半導
体(MOS)構造が構成される。このことにより、素子
領域の基板101の上面だけでなく、上記対向する面に
もチャネルが形成される。素子領域端123では凸状態
のチャネルを有するTrが形成される。この場合、ゲー
ト電極からの電界が集中し易い構造となり、通常のチャ
ネル発生部124でのチャネルの発生する電圧より低い
ゲート電圧でチャネルが形成される場合がある。このこ
とにより、素子(トランジスタ、Tr)のリーク電流が
生じ易いという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、
周辺Trのパターン面積を増大させることが無く、周辺
Trの素子領域の素子分離領域107と対向する面にM
OS構造を形成することが無く、メモリセルと周辺Tr
を並行して製造する半導体装置の製造方法を提供するこ
とにある。
【0012】また、本発明の目的は、メモリセル領域と
周辺回路領域の間の領域において、パーティクルを発生
させることなく、基板に応力の集中しない半導体装置の
製造方法を提供することにある。
【0013】本発明の目的は、メモリセル領域と周辺回
路領域の間の領域において、パーティクルを発生させる
ことなく、基板に応力の集中しない半導体装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の特徴は、シリコン基板上のセル領域に、順
にトンネル酸化膜と第1ゲート電極材とCMPストッパ
ーとなる第1絶縁膜を形成する第1工程と、次に、シリ
コン基板上の周辺回路領域に、順にゲート酸化膜と第2
ゲート電極材とCMPストッパーとなる第2絶縁膜を形
成する第2工程と、次に、セル領域と周辺回路領域に、
素子領域と素子分離領域を自己整合的に形成する第3工
程と、次に、第1ゲート電極材と第2ゲート電極材の上
に、第3ゲート電極材を堆積する第4工程と、次に、セ
ル領或の第3ゲート電極材を素子毎に分離する第5工程
と、次に、第3ゲート電極材の表面に第3絶縁膜を形成
する第6工程と、最後に、絶縁膜の表面に第4ゲート電
極材を堆積する第7工程とを有する半導体装置の製造方
法にある。
【0015】この製造方法においては、素子分離領域を
形成する第3工程の前に、第2工程において、既にゲー
ト酸化膜と第2ゲート電極材が形成されているので、従
来例1の問題となるMOS構造が形成されることはな
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施例を説明する。以下の図面の記載において、同一又は
類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただ
し、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる
ことに留意すべきである。また図面相互間においても互
いの寸法の関係や比率の異なる部分が含まれるのはもち
ろんである。
【0017】(実施例1)まず、実施例1の半導体装置
の構造について説明する。半導体装置においては、図1
(a)(c)図2(a)に示すような、不揮発性メモリ
セルが、浮遊ゲート3、13を有する多電位の積層ゲー
ト18を有する。図2(a)のIA方向の断面図が図1
(c)であり、IB方向の断面図が図1(a)である。
【0018】そのセルのアレーの周辺回路に配置される
トランジスタ(Tr)が、ゲート酸化膜6上にポリ(P
oly)シリコン7と、ポリシリコン7の上に設けられ
たポリシリコン13と、ポリシリコン13上に設けられ
たポリ(Poly)シリコン16を有し単電位の積層ゲ
ート19を有する。図2(b)のIIA方向の断面図が
図1(d)であり、IIB方向の断面図が図1(b)で
ある。
【0019】積層ゲート18は、トンネル酸化膜2の上
に、フローティングゲートとなるポリシリコン3と13
が積層されている。ポリシリコン13の上には、ゲート
絶縁膜として酸化窒化シリコン(ONO)膜が設けられ
ている。ONO膜の上にはコントロールゲートとしてポ
リシリコン16とタングステンシリサイド膜17が積奏
されている。また、図1(c)に示すように、積層ゲー
ト18の右下と左下にはソースドレイン(S/D)拡散
層21が設けられている。
【0020】積層ゲート19は、ゲート酸化膜6の上
に、ゲート電極となるポリシリコン7と13と16とタ
ングステンシリサイド膜17が積層されている。なお、
積層ゲート18と19のポリシリコン13と16は同時
に成膜されたものである。同様に積層ゲート18と19
の膜17も同時に成膜されたものである。また、図1
(d)に示すように、積層ゲート19の右下と左下には
ソースドレイン(S/D)拡散層20が設けられてい
る。
【0021】ポリシリコン7の積層ゲート19のゲート
長L方向(図1(d)の断面)は、ポリシリコン13と
セルフアラインでパターニングされている。ポリシリコ
ン7のTrの積層ゲート19のゲート幅W方向(図1
(b)の断面)は、素子分離領域12とセルフアライン
でパターニングされている。すなわち、積層ゲート19
は、ポリシリコン7をパターニングし、このパターンに
セルフアラインに素子分離領域12を形成し、ポリシリ
コン13、16とタングステンシリサイド17を堆積し
た後、それぞれ(7、13、16、17)をセルフアラ
インにゲート加工することで形成している。
【0022】浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装
置の製造方法を詳細に説明する。すなわち、積層構造の
ゲート電極を有するメモリセルと、メモリセルの記録と
読み出し等の制御をする周辺回路を、同一チップ上に形
成する半導体メモリの製造方法について説明する。製造
方法の各工程における半導体装置の断面図を図3乃至5
に示す。そして、図3乃至5の左側にはメモリセル領域
を描き、右側には周辺回路領域を描いている。この説明
では、タングステンシリサイド(WSi)を用いるポリ
サイド(Polycide)ゲートの場合を説明する。
【0023】(1)シリコン(Si)基板1上のセル領
域に、順にトンネル酸化膜2と第1ゲート電極材3と第
1CMPストッパー材4を形成する。まず、メモリセル
領域と周辺回路領域となるシリコン基板1の表面にトン
ネル酸化膜2を熱酸化によって形成する。図3(a)
(b)に示すように、酸化膜2上に、第1ゲート電極材
すなわちメモリセルのフローティングゲートとなるFG
1ポリ(Poly)シリコン3、第1CMPストッパー
材となる第一窒化シリコン膜4と 第一酸化シリコン膜
5を化学気相成長(CVD)法により順に積層する。
【0024】(2)シリコン基板1上の周辺回路領域
に、順にゲート酸化膜6と第2ゲート電極材7と第2C
MPストッパー材8を形成する。まず、レジストパター
ニング法により、レジストでメモリセル領域を覆い、一
方、周辺回路領域を露出させる。このレジストをマスク
としてリアクティブイオンエッチング(RIE)を行
う。このエッチングにより、周辺回路領域にある第一酸
化膜5と第一窒化膜4、FG1ポリシリコン3とトンネ
ル酸化膜2を除去する。レジスト剥離後、熱酸化を実施
して周辺回路領域に周辺ゲート酸化膜6を形成する。こ
の熱酸化の際に、メモリセル領域は窒化膜4により、ポ
リシリコン3、酸化膜2や基板1の上面がさらに酸化す
ることはない。この後、図3(c)(d)に示すよう
に、メモリセル領域と周辺回路領域に、周辺回路のトラ
ンジスタのゲート電極になるPG1ポリシリコン7と第
二窒化シリコン膜8をCVD法で成膜する。
【0025】(3)レジストパターニング法により、レ
ジストで周辺回路領域を覆い、メモリセル領域を露出さ
せる。このレジストをマスクとしてケミカルドライエッ
チング(CDE)を行う。このエッチングにより、セル
領域にある第二窒化膜8とPG1ポリシリコン7と第一
酸化膜5とを除去し、第一窒化膜4を露出させる。レジ
ストを剥離する。この後、図3(e)(f)に示すよう
に、メモリセル領域と周辺回路領域上に、CMPストッ
パー材となる第三窒化シリコン膜9と第二酸化シリコン
膜10をCVD法で成膜する。このことにより、CMP
ストッパー材4、8の補強ができる。
【0026】(4)次に、セル領域と周辺回路領域に、
素子領域と素子分離領域を自己整合的に形成する。ま
ず、CMPストッパー材9、8、4とゲート電極材3、
7をパターニングする。まず、レジストパターニング法
により、レジストでメモリセル領域と周辺回路領域の素
子領域を覆い、素子分離領域を露出させる。このレジス
トをマスクとしてRIEを行う。図4(a)(b)に示
すように、第二酸化膜10と、第三〜第一窒化膜9、
8、4と、ポリシリコン3、7と、酸化膜6、2をエッ
チングしパターニングする。そして、レジストを剥離す
る。
【0027】(5)図4(c)(d)に示すように、第
二酸化膜10をマスクにSi基板1をエッチングし、溝
部11を形成する。このことにより、ゲート電極材3、
7と自己整合的(セルフアライン)にSi基板1に溝1
1を形成することができる。なお、(4)と(5)の工
程は、以下のように行ってもよい。レジストパターニン
グ法により、レジストでメモリセル領域と周辺回路領域
の素子領域を覆い、素子分離領域を露出させる。このレ
ジストをマスクとしてRIEを行い、第二酸化膜10を
エッチングしパターニングする。そして、レジストを剥
離する。次ぎに、第二酸化膜10をマスクに、第三〜第
一窒化膜9、8、4と、ポリシリコン3、7と、酸化膜
6、2と、Si基板1をエッチングし、溝部11を形成
する。このことにより、レジストを用いたエッチングの
際に基板1を露出させることがない。
【0028】(6)酸化シリコン膜12をメモリセル領
域と周辺回路領域の全面に堆積し溝部を埋める。図5
(a)(b)に示すように、CMPによって酸化膜12
をポリッシュしこの表面を平坦にし、第三窒化シリコン
膜9の表面を露出させる。溝部11に埋め込まれた酸化
膜12が素子分離領域(Shallow Trench Isolation:S
TI)になる。
【0029】(7)第1ゲート電極材3と第2ゲート電
極材7の上に、第3ゲート電極材13を堆積する。ま
ず、メモリセル領域の積層の第三と第一の窒化膜9、4
と、周辺回路領域の第三と第二窒化膜9、8をエッチン
グ除去し、ポリシリコン3、7の表面を露出させる。メ
モリセル領域においてはフローティングゲートとなり周
辺回路領域においてはゲートとなるFG2ポリシリコン
13を堆積する。
【0030】次に、セル領或の第3ゲート電極材13を
素子毎に分離する。すなわち、レジストパターニングと
RIEによって、セル領域の素子分離領域12上のポリ
シリコン13を部分的にエッチング除去し、ポリシリコ
ン13のスリット14を形成する。次いで、図5(c)
(d)に示すように、メモリセル領域と周辺回路領域の
全面に絶縁膜となるONO膜15を堆積する。これらの
ことにより、ゲート電極13上にインターポリ(Int
er−Poly)絶縁膜15が形成できる。
【0031】(8)レジストパターニング法により、レ
ジストでメモリセル領域を覆い、周辺回路領域を露出さ
せる。このレジストをマスクとしてRIEを行う。この
RIEにより、ONO膜15を除去する。このことによ
り、ゲート直上でのコンタクトが可能になる。
【0032】次に、セル領域ONO膜15および周辺領
域第3ゲート電極材13の上に第4ゲート電極材16を
堆積し、その上に第4ゲート電極材16より導電率の高
い第5ゲート電極材17を堆積する。まず、レジストを
剥離し、図5(c)(d)に示すように、メモリセル領
域と周辺回路領域にポリシリコン16とWSi17を堆
積する。このことにより、ポリシリコン16上にWSi
17を設けた2層構造のポリサイド電極を構成できる。
なお、第5ゲート電極材17としては、WSiに限ら
ず、ニッケルシリサイド(NiSi)、コバルトシリサ
イド(CoSi)、チタンシリサイド(TiSi)、チ
タンナイトライド(TiN)、タングステン(W)、チ
タン(Ti)等であってもよい。
【0033】(9)図1(a)(c)に示すように、レ
ジストパターニングとRIEによって、セル領域のゲー
ト電極材16、17とInter−Poly絶縁膜15
及びゲート電極材13、3をパターニングし、セル領域
の積層ゲート電極18を形成する。同じく図1(b)
(d)に示すように、レジストパターニングとRIEに
よって、周辺回路領域のゲート電極材17、16、1
3、7をパターニングし、周辺回路領域の単層ゲート電
極19を形成する。この後、それぞれのゲート電極1
8、19をマスクにイオン注入を行う。次に、アニール
を行い注入した領域を活性化し、ソース/ドレイン(S
/D)拡散層20、21を形成する。そして、セル領域
と周辺回路領域の全面に層間絶縁膜22を堆積する。
【0034】この後、図示しないが、層間絶縁膜22に
コンタクト孔を開口し、絶縁膜22上にメタル配線を形
成し、パッシベーション膜を堆積する。最後に、パッシ
ベーション膜にパッド開口を行う。以上により不揮発性
半導体記憶装置を完成できる。
【0035】従来例1に見られた素子領域の端での凸状
態のチャネルを有するTrの形成が回避され、信頼性の
向上が図れる。低電界でのドレインリークが抑制される
ので、Trの低しきい値の設定が可能となり、アクセス
速度の向上が図れる。
【0036】加えて、周辺Trゲートはポリシリコンの
積層構造ではあるが、絶縁膜を挟まない構造となってお
り、従来技術2で必要となる下層電極へのコンタクト領
域が不要となって、パターン面積の増大を抑えられる。
つまりは、チッブサイズが小さく、製造コストが安くな
る。
【0037】また、従来例1と2では、トンネル酸化
膜、ONO膜、ゲート酸化膜の表面と、これらの膜の成
膜前の半導体装置の表面の上に、直接レジストを塗布す
る場合があるが、実施例1では直接塗布される場合はな
い。このことにより、これらの膜は良好な界面形成が可
能である。
【0038】(実施例1の変形例)まず、実施例1の変
形例の半導体装置の構造について説明する。実施例1の
変形例の半導体装置のメモリセル領域の構造は、図6
(a)(c)に示すように、実施例1の構造と同じであ
る。よってメモリセル領域の上面図は実施例1の上面図
をもって実施例1の変形例を表すことができ、図2
(a)のIA方向の断面図が図6(c)であり、IB方
向の断面図が図6(a)である。
【0039】一方、周辺回路に配置されるトランジスタ
(Tr)が、ゲート酸化膜6上にポリ(Poly)シリ
コン7と、ポリシリコン7の上に設けられたポリシリコ
ン13とを有し単電位の積層ゲート19を有する。ただ
し、周辺領域の上面図は実施例1の上面図をもって実施
例1の変形例を表すことができ、図2(b)のIIA方
向の断面図が図6(d)であり、IIB方向の断面図が
図6(b)である。
【0040】積層ゲート19は、ゲート酸化膜6の上
に、ゲート電極となるポリシリコン7と13とタングス
テンシリサイド膜17が積層されている。なお、積層ゲ
ート18と19のポリシリコン13は同時に成膜された
ものである。同様に積層ゲート18と19の膜17も同
時に成膜されたものである。また、図6(d)に示すよ
うに、積層ゲート19の右下と左下にはソースドレイン
(S/D)拡散層20が設けられている。
【0041】ポリシリコン7の積層ゲート19のゲート
長L方向(図1(d)の断面)は、ポリシリコン13と
セルフアラインでパターニングされている。ポリシリコ
ン7のTrの積層ゲート19のゲート幅W方向(図1
(b)の断面)は、素子分離領域12とセルフアライン
でパターニングされている。すなわち、積層ゲート19
は、ポリシリコン7をパターニングし、このパターンに
セルフアラインに素子分離領域12を形成し、ポリシリ
コン13とタングステンシリサイド17を堆積した後、
ポリシリコン7、13とタングステンシリサイド17を
セルフアラインにゲート加工することで形成している。
【0042】実施例1の変形例の半導体装置(浮遊ゲー
トを有する不揮発性半導体記憶装置)の製造方法を説明
する。なお、実施例1の変形例の製造方法は、実施例1
で説明した(1)から(6)までの製造方法は同じであ
る。そこで、(6)の次で、図5(a)、(b)の次の
工程から説明する。各工程における半導体装置の断面図
を図7に示す。そして、図7の左側にはメモリセル領域
を描き、右側には周辺回路領域を描いている。この説明
では、タングステンシリサイド(WSi)を用いるポリ
サイド(Polycide)ゲートの場合を説明する。
【0043】(1)まず、図5(a)(b)のメモリセ
ル領域の積層の第三と第一の窒化膜9、4と、周辺回路
領域の第三と第二窒化膜9、8をエッチング除去し、ポ
リシリコン3、7の表面を露出させる。次ぎに、図7
(a)(b)に示すように、メモリセル領域においては
フローティングゲートとなり周辺回路領域においてはゲ
ートとなるFG2ポリシリコン13を堆積する。
【0044】次に、セル領或の第3ゲート電極材13を
素子毎に分離する。すなわち、レジストパターニングと
RIEによって、セル領域の素子分離領域12上のポリ
シリコン13を部分的にエッチング除去し、ポリシリコ
ン13のスリット14を形成する。次いで、メモリセル
領域と周辺回路領域の全面に絶縁膜となるONO膜15
と、第4ゲート電極材のメモリセルのコントロールゲー
トとなるCGポリシリコン16を堆積する。これらのこ
とにより、ゲート電極13上にインターポリ(Inte
r−Poly)絶縁膜15が形成できる。
【0045】(2)レジストパターニング法により、レ
ジストでメモリセル領域を覆い、周辺回路領域を露出さ
せる。このレジストをマスクとしてRIEを行う。この
RIEにより、周辺回路領域のCGポリシリコン16と
ONO膜15を除去する。このことにより、ゲート直上
でのコンタクトが可能になる。
【0046】次に、メモリセル領域の第4ゲート電極材
16の上と、周辺領域の第3ゲート電極材13の上に、
第3及び第4ゲート電極材13、16より導電率の高い
第5ゲート電極材17を堆積する。まず、レジストを剥
離し、図7(c)(d)に示すように、メモリセル領域
と周辺回路領域にWSi17を堆積する。このことによ
り、ポリシリコン13、16上にWSi17を設けた2
層構造のポリサイド電極を構成できる。
【0047】(3)図6(a)(c)に示すように、レ
ジストパターニングとRIEによって、セル領域のゲー
ト電極材16、17とInter−Poly絶縁膜15
及びゲート電極材13、3をパターニングし、セル領域
の積層ゲート電極18を形成する。同じく図6(b)
(d)に示すように、レジストパターニングとRIEに
よって、周辺回路領域のゲート電極材17、13、7を
パターニングし、周辺回路領域の単層ゲート電極19を
形成する。この後もまた、実施例1と同様に実施し、不
揮発性半導体記憶装置を完成させることができる。
【0048】実施例1と同様に素子領域の端での凸状態
のチャネルを有するTrの形成が回避され、信頼性の向
上が図れる。
【0049】加えて、周辺Trゲートはポリシリコンの
積層構造ではあるが、絶縁膜を挟まない構造となってお
り、従来技術2で必要となる下層電極へのコンタクト領
域が不要となって、パターン面積の増大を抑えられる。
つまりは、チッブサイズが小さく、製造コストが安くな
る。
【0050】また、実施例1の変形例1でも、トンネル
酸化膜、ONO膜、ゲート酸化膜の表面と、これらの膜
の成膜前の半導体装置の表面の上に、直接レジストを塗
布する場合はない。このことにより、これらの膜は良好
な界面形成が可能である。
【0051】(実施例2)実施例2の半導体装置の製造
方法について説明する。実施例2の半導体装置の製造方
法は、実施例1の変形例の製造方法(前半は実施例1
で、後半は実施例1の変形例の製造方法)を基本にして
いる。実施例1の変形例では、メモリセル領域と周辺領
域に注目した。実施例2では、メモリセル領域と周辺領
域に加え、新たに、メモリセル領域と周辺領域の間にい
わゆる境界領域を設けて、これら3つの領域を有する半
導体装置の製造方法について説明する。また、実施例2
の半導体装置の境界領域の構造について説明する。
【0052】まず、実施例2の製造方法を説明する。製
造方法の各工程における半導体装置の断面図を図8及び
図9に示す。そして、図8及び図9の左側にはメモリセ
ル領域を描き、右側には周辺回路領域を描き、それらの
領域の間に境界領域を描いている。この説明では、タン
グステンシリサイド(WSi)を用いるポリサイド(P
olycide)ゲートの場合を説明する。
【0053】(1)まず、メモリセル領域、境界領域と
周辺回路領域となるシリコン基板1の表面にトンネル酸
化膜2を熱酸化によって形成する。図8(a)に示すよ
うに、酸化膜2上に、第1ゲート電極材すなわちメモリ
セルのフローティングゲートとなるFG1ポリ(Pol
y)シリコン3、第1CMPストッパー材となる第一窒
化シリコン膜4と 第一酸化シリコン膜5を化学気相成
長(CVD)法により順に積層する。なお、メモリセル
領域と周辺回路領域については、図8(a)の断面図の
工程と同じ工程が、図3(a)(b)に示されている。
【0054】(2)シリコン基板1上の周辺回路領域と
境界領域に、順にゲート酸化膜6と第2ゲート電極材7
と第2CMPストッパー材8を形成する。まず、レジス
トパターニング法により、レジストでメモリセル領域を
覆い、一方、周辺回路領域と境界領域を露出させる。こ
のレジストをマスクとしてRIEを行う。このエッチン
グにより、周辺回路領域と境界領域にある第一酸化膜5
と第一窒化膜4、FG1ポリシリコン3とトンネル酸化
膜2を除去する。レジスト剥離後、熱酸化を実施して周
辺回路領域と境界領域に周辺ゲート酸化膜6を形成す
る。この後、図8(b)に示すように、メモリセル領
域、境界領域と周辺回路領域に、周辺回路のトランジス
タのゲート電極になるPG1ポリシリコン7と第2窒化
シリコン膜8をCVD法で成膜する。なお、メモリセル
領域と周辺回路領域については、図8(b)の断面図の
工程と同じ工程が、図3(c)(d)に示されている。
【0055】(3)レジストパターニング法により、レ
ジストで周辺回路領域を覆い、メモリセル領域と境界領
域を露出させる。このレジストをマスクとしてCDEを
行う。このエッチングにより、セル領域にある第二窒化
膜8とPG1ポリシリコン7と第一酸化膜5とを除去
し、第一窒化膜4を露出させる。また、境界領域におい
ても、同様に膜8、7、5を除去し基板1を露出させ
る。レジストを剥離する。この後、図8(c)に示すよ
うに、境界領域の露出した基板1を熱酸化して第3酸化
シリコン膜31を形成する。メモリセル領域、境界領域
と周辺回路領域上に、CMPストッパー材となる第三窒
化シリコン膜9と第2酸化シリコン膜10をCVD法で
成膜する。このことにより、CMPストッパー材4、8
の補強ができる。なお、メモリセル領域と周辺回路領域
については、図8(c)の断面図の工程と同じ工程が、
図3(e)(f)に示されている。
【0056】(4)次に、セル領域と周辺回路領域に、
素子領域と素子分離領域を自己整合的に形成する。ま
ず、CMPストッパー材9、8、4とゲート電極材3、
7をパターニングする。まず、レジストパターニング法
により、レジストでメモリセル領域と周辺回路領域の素
子領域を覆い、素子分離領域のレジストを除去する。こ
のレジストをマスクとしてRIEを行う。図8(d)に
示すように、第2酸化膜10と、第3〜第1窒化膜9、
8、4と、ポリシリコン3、7と、酸化膜6、2をエッ
チングしパターニングする。そして、レジストを剥離す
る。なお、メモリセル領域と周辺回路領域については、
図8(d)の断面図の工程と同じ工程が、図4(a)
(b)に示されている。
【0057】(5)第2酸化膜10をマスクにSi基板
1をエッチングし、メモリセル領域と周辺回路領域に図
4(c)(d)の溝部11を形成する。このことによ
り、ゲート電極材3、7と自己整合的(セルフアライ
ン)にSi基板1に溝11を形成することができる。
【0058】酸化シリコン膜12をメモリセル領域、境
界領域と周辺回路領域の全面に堆積し溝部11を埋め
る。図9(a)に示すように、CMPによって酸化膜1
2をポリッシュし、半導体装置の表面を平坦にし、第3
窒化シリコン膜9の表面を露出させる。溝部11に埋め
込まれた酸化膜12がSTIになる。また、境界領域に
成膜された膜12もCMPによって完全には除去され
ず、残存した膜32が残る。なお、メモリセル領域と周
辺回路領域については、図9(a)の断面図の工程と同
じ工程が、図5(a)(b)に示されている。
【0059】(6)図9(a)のメモリセル領域の積層
の第3と第1の窒化膜9、4と、周辺回路領域の第3と
第2窒化膜9、8をエッチング除去し、ポリシリコン
3、7の表面を露出させる。この窒化膜のエッチングの
際は、境界領域の外周部に位置し膜32で覆われていな
い窒化膜9もエッチングされ、図9(b)に示すスリッ
ト46が形成される。なお、この窒化膜のエッチングの
際には、酸化シリコン膜も多少エッチングされる。そし
て、スリット46の底に位置する酸化膜31がエッチン
グされ、基板1が露出する。また、絶縁膜12と32は
上部のみがエッチングされる。
【0060】次ぎに、メモリセル領域においてはフロー
ティングゲートとなり周辺回路領域においてはゲートと
なるFG2ポリシリコン13を堆積する。セル領或の第
3ゲート電極材13を素子毎に分離する。すなわち、レ
ジストパターニングとRIEによって、セル領域の素子
分離領域12上のポリシリコン13を部分的にエッチン
グ除去し、ポリシリコン13のスリット14を形成す
る。次いで、図9(b)に示すように、メモリセル領
域、境界領域と周辺回路領域の全面に絶縁膜となるON
O膜15と、第4ゲート電極材のメモリセルのコントロ
ールゲートとなるCGポリシリコン16を堆積する。こ
れらのことにより、ゲート電極13上にインターポリ
(Inter−Poly)絶縁膜15が形成できる。な
お、メモリセル領域と周辺回路領域については、図9
(b)の断面図の工程と同じ工程が、図7(a)(b)
に示されている。
【0061】(7)レジストパターニング法により、レ
ジストでメモリセル領域と境界領域のメモリセル領域側
を覆い、周辺回路領域と境界領域の周辺回路領域側を露
出させる。このレジストをマスクとしてRIEを行う。
このRIEにより、周辺回路領域と境界領域の周辺回路
領域側のCGポリシリコン16とONO膜15を除去す
る。このことにより、ゲート直上でのコンタクトが可能
になる。
【0062】次に、図9(c)に示すように、メモリセ
ル領域と境界領域のメモリセル領域側の第4ゲート電極
材(WSi)16の上と、周辺領域と境界領域の周辺回
路領域側の第3ゲート電極材13の上に、第3及び第4
ゲート電極材13、16より導電率の高い第5ゲート電
極材17を堆積する。このことにより、ポリシリコン1
3、16上にWSi17を設けた2層構造のポリサイド
電極を構成できる。なお、メモリセル領域と周辺回路領
域については、図9(c)の断面図の工程と同じ工程
が、図7(c)(d)に示されている。
【0063】(8)図9(d)の左側に示すように、レ
ジストパターニングとRIEによって、セル領域のゲー
ト電極材16、17とInter−Poly絶縁膜15
及びゲート電極材13、3をパターニングし、セル領域
の積層ゲート電極18を形成する。同じく図9(d)の
右側に示すように、レジストパターニングとRIEによ
って、周辺回路領域のゲート電極材17、13、7をパ
ターニングし、周辺回路領域の単層ゲート電極19を形
成する。なお、メモリセル領域と周辺回路領域について
は、図9(d)の断面図の工程と同じ工程が、図6
(c)(d)に示されている。また、図9(d)の断面
図は、図9(c)のIA―IA面とIIA―IIA面の
断面図である。逆に、図9(c)の断面図は、図9
(d)のIB―IB面とIIB―IIB面の断面図であ
る。この後もまた、実施例1と同様に実施し、不揮発性
半導体記憶装置を完成させることができる。
【0064】境界領域の基板が2段の溝形状にエッチン
グされることがないので、基板に大きな応力が発生する
ことがない。
【0065】スリット46の側壁の窒化膜を完全に除去
しなくても、後に異なる膜種のエッチングをすることが
なく、スリットを埋めてしまうのでパーティクルが発生
することがない。
【0066】次ぎに、実施例2の半導体装置の境界領域
の構造について説明する。半導体装置においては、図1
0に示すような、境界領域を有する。
【0067】基板1の上部には、その基板1の表面を含
むように拡散層33と34が設けられている。この拡散
層33、34の導伝型は、基板1と同じ導伝型であり、
基板1がn型半導体であれば拡散層もn型半導体であ
り、基板1がp型半導体であれば拡散層もp型半導体で
ある。この拡散層33、34では、ポリシリコン13に
不純物が、S/D拡散層20、21の活性化の為の熱処
理の際などに、スリット46を介して拡散し活性化し
た。従って、不純物濃度は、基板1より拡散層33、3
4の方が高い。なお、基板の上層にウェルが形成されて
いる場合は、上記基板1をウェルに置き換えればよい。
従って、ウェルの導伝型と同じ導伝型のポリシリコン1
3を設けることになる。
【0068】基板1の両端には、拡散層33、34の底
部より深く埋め込まれた絶縁体12が配置されている。
絶縁体12の上面の高さは基板1の表面の高さより高
い。
【0069】拡散層33と34の間の基板1の表面上に
は、第3酸化シリコン膜31が設けられている。第3酸
化シリコン膜31の上には第3窒化シリコン膜9が膜3
1にちょうど重なるように設けられている。第3窒化シ
リコン膜9の上には、第2酸化膜32が膜9にちょうど
重なるように設けられている。
【0070】拡散層33と絶縁体12の間の基板1の表
面上には、酸化シリコン膜2が設けられている。膜2の
上にはポリシリコン膜3が膜2にちょうど重なるように
設けられている。膜3の上面の高さは、絶縁体12の上
面の高さと等しい。
【0071】拡散層34と絶縁体12の間の基板1の表
面上には、酸化シリコン膜6が設けられている。膜6の
上にはポリシリコン膜7が膜6にちょうど重なるように
設けられている。膜7の上面の高さは、絶縁体12の上
面の高さと等しい。
【0072】ポリシリコン13は、スリット46の内部
に配置され拡散層33、34の上に設けられる。また、
ポリシリコン13は、ポリシリコン3、7と第2酸化膜
32の上面の全面に設けられる。さらに、ポリシリコン
13は、絶縁体12の上面の一部にされる。ポリシリコ
ン13は拡散層33、34を介して基板1に導通してい
る。
【0073】ポリシリコン13の上面の一部にはONO
膜15が設けられている。ONO膜15の絶縁体12の
上方の端面は、ポリシリコン13の端面と一致してい
る。
【0074】ONO膜15の上には、ポリシリコン膜1
6が膜15にちょうど重なるように設けられる。
【0075】タングステンシリサイド膜17は、膜16
の上面の全面の上とポリシリコン13の上面の上に設け
られる。膜17の端面は、ポリシリコン13の端面と一
致している。
【0076】膜17の上全面に絶縁膜22が設けられ
る。絶縁体12の上にも絶縁膜22が設けられる。
【0077】これらのことにより、膜16は、膜17を
介してポリシリコン13に導通する。ポリシリコン13
は基板1に導通する。よって、導電体である膜16、1
7、13、3、7を所定の基板(ウェル)1の電位に設
定できるので、これらの導電体16、17、13、3、
7が関与する信号線の寄生容量を変動しにくくすること
ができる。そして、信号線からの信号の検出感度を高め
ることができる。
【0078】(実施例2の変形例)実施例2の変形例の
半導体装置の境界領域の構造について説明する。半導体
装置においては、図11に示すような、境界領域を有す
る。図11の境界領域は、図10の境界領域と比較し
て、膜17が、ポリシリコン13を介することなく基板
1と導通できる点で異なっている。その為に、図11の
境界領域では、新たに、拡散層35とプラグ36、37
と配線38を有している。膜17は、導体であるプラグ
36、37と配線38により基板1に接続される。ま
た、拡散層35の導伝型は、基板(ウェル)1、拡散層
33、34の導伝型と同じである。プラグ36と基板1
のコンタクト抵抗を下げる為に不純物濃度は、基板1の
不純物濃度より高い。なお、拡散層35は、基板1と異
なるウェルのS/D拡散層の形成と同時に形成すればよ
い。同様に、プラグ36、37と配線38は、メモリセ
ル領域と周辺領域のプラグと配線の形成と同時に形成す
ればよい。
【0079】(実施例3)実施例3の半導体装置の製造
方法を説明する。実施例1と2では、NOR型の浮遊ゲ
ートを有する不揮発性半導体記憶装置が容易に形成でき
るのに対して、実施例3の半導体装置の製造方法では、
NAND型の浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶装
置が容易に形成できる。なお、実施例3の製造方法は、
実施例2で説明した(1)から(6)の図9(b)の工
程までの製造方法は同じである。そこで、(6)の図9
(b)の次の工程から説明する。各工程における半導体
装置の断面図を図12に示す。そして、図12の左側に
はメモリセル領域を描き、右側には周辺回路領域を描い
ている。中央には境界領域を描いている。この説明で
は、タングステンシリサイド(WSi)を用いるポリサ
イド(Polycide)ゲートの場合を説明する。
【0080】(1)図12(a)に示すように、メモリ
セル領域、境界領域、周辺領域のポリシリコン16の上
に、タングステンシリサイド膜17を成膜する。このこ
とにより、ポリシリコン16上にWSi17を設けた2
層構造のポリサイド電極を構成できる。
【0081】(2)図12(b)の左側に示すように、
レジストパターニングとRIEによって、セル領域のゲ
ート電極材16、17とInter−Poly絶縁膜1
5及びゲート電極材13、3をパターニングし、セル領
域の積層ゲート電極18を形成する。同じく図12
(b)の右側に示すように、レジストパターニングとR
IEによって、周辺回路領域の膜17、16、ONO膜
15とゲート電極材13、7をパターニングし、周辺回
路領域の積層ゲート電極40を形成する。なお、積層構
造が電極18と40で酷似しているので同時に、パター
ニングとRIEを行うことができる。また、図12
(b)の断面図は、図12(a)のIA―IA面とII
A―IIA面の断面図である。逆に、図12(a)の断
面図は、図12(b)のIB―IB面とIIB―IIB
面の断面図である。この後もまた、実施例1と同様に実
施し、不揮発性半導体記憶装置を完成させることができ
る。
【0082】なお、積層電極40にONO膜15が挟ま
れているので、外部電極と電極13、7の導通を取るた
めに、図13に示すようなゲート電極引き出し用パッド
41を絶縁体12の上に形成する。これには、パッド4
1の形状の多層電極40を形成し、パッド41上の膜1
7、16、15を除去すればよい。そして、絶縁膜22
に形成したコンタクト孔42にプラグを形成し、外部電
極に接続させる。
【0083】境界領域の基板が2段の溝形状にエッチン
グされることがないので、基板に大きな応力が発生する
ことがない。
【0084】スリット46の側壁の窒化膜を完全に除去
しなくても、後に異なる膜種のエッチングをすることが
なく、スリットを埋めてしまうのでパーティクルが発生
することがない。
【0085】実施例3の半導体装置の境界領域の構造に
ついて説明する。半導体装置においては、図14に示す
ような境界領域を有する。図14の境界領域は、図10
の境界領域と比較して、膜15と16が、ポリシリコン
13、膜17とちょうど重なるように形成されている点
で異なっている。その為に、ONO膜15によって、膜
16、17は、ポリシリコン13に導通することができ
ない。しかし、ポリシリコン13は、拡散層13を介し
て基板1に導通することができる。したがって、ポリシ
リコン13の電位は常に基板1の電位に設定することが
できる。膜16と17の電位は常に基板1の電位に設定
できるわけではない。
【0086】(実施例3の変形例1)実施例3の変形例
1の半導体装置の境界領域の構造について説明する。半
導体装置においては、図15に示すような、境界領域を
有する。図15の境界領域は、図14の境界領域と比較
して、膜17と16が、ポリシリコン13と導通できる
点で異なっている。その為に、図15の境界領域では、
新たに、プラグ43、44と配線45を有している。膜
17は、導体であるプラグ43、44と配線45により
ポリシリコン13に接続される。なお、ポリシリコン1
3の上面は、プラグ43と絶縁膜22に接している。プ
ラグ43、44と配線45は、メモリセル領域と周辺領
域のプラグと配線の形成と同時に形成すればよい。これ
らのことにより、ポリシリコン13だけでなく、膜17
と16の電位も常に基板1の電位に設定することができ
る。
【0087】(実施例3の変形例2)実施例3の変形例
2の半導体装置の境界領域の構造について説明する。半
導体装置においては、図16に示すような、境界領域を
有する。図16の境界領域は、図14の境界領域と比較
して、膜17と16が、基板1と導通できる点で異なっ
ている。導通の方法及び導通の為の構造は、図11と同
じで、新たに、拡散層35とプラグ36、37と配線3
8を設けるものである。このことにより、ポリシリコン
13だけでなく、膜17と16の電位も常に基板1の電
位に設定することができる。
【0088】(実施例3の変形例3)実施例3の変形例
3の半導体装置の境界領域の構造について説明する。半
導体装置においては、図17に示すような、境界領域を
有する。図17の境界領域も、図14の境界領域と比較
して、膜17と16が、基板1と導通できる点で異なっ
ている。導通の方法及び導通の為の構造は、図15と図
16の方法と構造を組み合わせたものである。このこと
により、ポリシリコン13だけでなく、膜17と16の
電位も常に基板1の電位に設定することができる。
【0089】(実施例4)実施例4の半導体装置の製造
方法について説明する。実施例4の半導体装置の製造方
法は、実施例2の製造方法を基本にしている。実施例4
でも、実施例2と同様に、メモリセル領域と周辺領域と
境界領域の3つの領域を有する半導体装置の製造方法に
ついて説明する。また、実施例4の半導体装置の境界領
域の構造についても説明する。
【0090】まず、実施例4の製造方法を説明する。製
造方法の各工程における半導体装置の断面図を図18乃
至図20に示す。そして、図18乃至図20の左側には
メモリセル領域を描き、右側には周辺回路領域を描き、
それらの領域の間に境界領域を描いている。この説明で
は、タングステンシリサイド(WSi)を用いるポリサ
イド(Polycide)ゲートの場合を説明する。
【0091】(1)まず、メモリセル領域、境界領域と
周辺回路領域となるシリコン基板1の表面にトンネル酸
化膜2を熱酸化によって形成する。図18(a)に示す
ように、酸化膜2上に、FG1ポリシリコン3、第一窒
化シリコン膜4をCVD法により順に積層する。
【0092】(2)基板1上の周辺回路領域と境界領域
に、順にゲート酸化膜6と第2ゲート電極材7と第2C
MPストッパー材8を形成する。まず、レジストパター
ニング法により、レジストでメモリセル領域を覆い、一
方、周辺回路領域と境界領域を露出させる。このレジス
トをマスクとしてRIEを行う。周辺回路領域と境界領
域にある第一窒化膜4、ポリシリコン3と酸化膜2を除
去する。レジスト剥離後、熱酸化を実施して周辺回路領
域と境界領域に周辺ゲート酸化膜6を形成する。この
後、図18(b)に示すように、メモリセル領域、境界
領域と周辺回路領域に、PG1ポリシリコン7と第2窒
化シリコン膜8をCVD法で成膜する。
【0093】(3)レジストで周辺回路領域を覆い、メ
モリセル領域と境界領域を露出させる。このレジストを
マスクとしてCDEを行う。セル領域では、第二窒化膜
8とPG1ポリシリコン7を除去し、第一窒化膜4を露
出させる。境界領域では、同様に膜8、7、6を除去し
基板1を露出させる。レジストを剥離する。この後、図
18(c)に示すように、メモリセル領域、境界領域と
周辺回路領域上に第2酸化シリコン膜10をCVD法で
成膜する。
【0094】(4)次に、セル領域と周辺回路領域に、
素子領域と素子分離領域を自己整合的に形成する。図1
9(a)に示すように、酸化膜10とCMPストッパー
材8、4とゲート電極材3、7と酸化膜2、6をパター
ニングする。
【0095】(5)第2酸化膜10をマスクにSi基板
1をエッチングし、メモリセル領域と周辺回路領域に溝
部を形成する。このことにより、ゲート電極材3、7と
自己整合的(セルフアライン)にSi基板1に溝11を
形成することができる。
【0096】酸化シリコン膜12をメモリセル領域、境
界領域と周辺回路領域の全面に堆積し溝部11を埋め
る。図19(b)に示すように、CMPによって酸化膜
12をポリッシュし、窒化シリコン膜4、8の表面を露
出させる。溝部11に埋め込まれた酸化膜12がSTI
になる。また、境界領域に成膜された膜12もCMPに
よって完全には除去されず、残存した膜32が残る。
【0097】(6)図19(b)の窒化膜4と8をエッ
チング除去し、ポリシリコン3、7の表面を露出させ
る。実施例4では実施例2のようなスリット46は形成
されない。なお、この窒化膜のエッチングの際には、酸
化シリコン12、32も多少エッチングされる。しか
し、基板1が露出することはない。
【0098】次ぎに、FG2ポリシリコン13を堆積す
る。セル領或の第3ゲート電極材13を素子毎に分離
し、スリット14を形成する。次いで、図19(c)に
示すように、メモリセル領域、境界領域と周辺回路領域
の全面に、ONO膜15とCGポリシリコン16を堆積
する。
【0099】(7)レジストパターニング法により、レ
ジストでメモリセル領域と境界領域のメモリセル領域側
を覆い、周辺回路領域と境界領域の周辺回路領域側を露
出させる。このレジストをマスクとしてRIEを行う。
このRIEにより、周辺回路領域と境界領域の周辺回路
領域側のCGポリシリコン16とONO膜15を除去す
る。このことにより、ゲート直上でのコンタクトが可能
になる。
【0100】次に、図20(a)に示すように、メモリ
セル領域と境界領域のメモリセル領域側の第4ゲート電
極材(WSi)16の上と、周辺領域と境界領域の周辺
回路領域側の第3ゲート電極材13の上の、いわゆる全
面に、第5ゲート電極材(WSi)17を堆積する。こ
のことにより、ポリシリコン13、16上にWSi17
を設けた2層構造のポリサイド電極を構成できる。
【0101】(8)図20(b)の左側に示すように、
レジストパターニングとRIEによって、セル領域のゲ
ート電極材16、17とInter−Poly絶縁膜1
5及びゲート電極材13、3をパターニングし、セル領
域の積層ゲート電極18を形成する。同じく図20
(b)の右側に示すように、レジストパターニングとR
IEによって、周辺回路領域のゲート電極材17、1
3、7をパターニングし、周辺回路領域の単層ゲート電
極19を形成する。また、図20(b)の断面図は、図
20(a)のIA―IA面とIIA―IIA面の断面図
である。逆に、図20(a)の断面図は、図20(b)
のIB―IB面とIIB―IIB面の断面図である。こ
の後もまた、実施例2と同様に実施し、不揮発性半導体
記憶装置を完成させることができる。
【0102】境界領域の基板が2段の溝形状にエッチン
グされることがないので、基板に大きな応力が発生する
ことがない。
【0103】スリットが形成されないので、スリット内
に埋め込まれた異なる膜種のエッチング際のパーティク
ルが発生することがない。
【0104】実施例4の半導体装置の境界領域の構造に
ついて説明する。半導体装置においては、図21に示す
ような、境界領域を有する。図21の境界領域は、実施
例2の図10の境界領域と比較して、拡散層33、34
とスリット46が存在しない点で異なっている。また、
膜32の下部で基板1の上方に窒化膜9が存在しない点
で異なっている。拡散層33、34とスリット46が存
在しないために、膜13、16、17と基板1との導通
を目的として、図11と同じに拡散層35とプラグ3
6、37と配線38を設けている。このことにより、ポ
リシリコン13と膜17、16の電位を常に基板1の電
位に設定することができる。
【0105】(実施例5)実施例5の半導体装置の製造
方法について説明する。実施例5の半導体装置の製造方
法は、例えば、浮遊ゲートを有する不揮発性半導体記憶
装置の製造過程において、メモリセル領域と周辺回路領
域の間の領域(いわゆる境界領域)について説明する。
この説明では、メモリセル領域と周辺回路領域の間に、
素子分離領域としてSTIを設ける場合を説明する。
【0106】(1)まず、メモリセル領域と周辺回路領
域となるシリコン(Si)基板101の表面にトンネル
酸化膜102を形成する。図25(a)に示すように、
メモリセルのフローティングゲートとなるFG1ポリ
(Poly)シリコン103と窒化シリコン(Si
)膜104を堆積する。
【0107】(2)レジストパターニング法により、メ
モリセル領域をレジストで覆い、周辺領域を露出させ
る。このレジストをマスクとしてRIE法によって、周
辺領域の窒化シリコン膜104、ポリシリコン103と
トンネル酸化膜102をエッチングする。周辺回路領域
の基板101の上に周辺ゲート酸化膜111を熱酸化に
よって形成する。図25(b)に示すように、メモリセ
ル領域と周辺回路領域に、周辺回路のゲート電極となる
ポリ(Poly)シリコン112と窒化シリコン膜11
3を堆積する。
【0108】(3)レジストパターニング法により、周
辺領域をレジストで覆い、メモリセル領域を露出させ
る。このレジストをマスクとしてRIE法によって、メ
モリセル領域の窒化シリコン膜113とポリシリコン1
12をエッチングする。この時、膜104、103で形
成される段差の側面に形成された膜113、112は、
エッチングされにくく、残差として残りパーティクルの
原因となる場合があった。そこで、十分にエッチングを
行うと、図25(c)に示すように、レジストの覆われ
ていない膜111もエッチングされ、基板101が露出
したスリット147が形成される。
【0109】(4)図25(d)に示すように、STI
を形成する領域148以外の領域にレジスト膜146を
設ける。レジスト146をマスクに基板101までRI
E法でエッチングを行う。図26(a)に示すように、
スリット147の位置には溝149より深い溝150が
形成される。これらの溝149、150に絶縁体151
を埋め込むと、図26(b)に示すように、溝150の
内部にボイド152が発生し、応力が集中しやすいこの
2段の溝149、150の構造にあって、溝150に集
中する応力を緩和し、基板101に発生する場合がある
欠陥を低減できる。
【0110】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、周
辺Trのパターン面積を増大させることが無く、周辺T
rの素子領域の素子分離領域107と対向する面にMO
S構造を形成することが無く、メモリセルと周辺Trを
並行して製造する半導体装置の製造方法を提供すること
ができる。
【0111】また、本発明によれば、メモリセル領域と
周辺回路領域の間の領域において、パーティクルを発生
させることなく、基板に応力の集中しない半導体装置の
製造方法を提供することができる。
【0112】本発明によれば、メモリセル領域と周辺回
路領域の間の領域において、パーティクルを発生させる
ことなく、基板に応力の集中しない半導体装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の半導体装置のメモリセル領域と周辺
回路領域の断面図である。
【図2】実施例1の半導体装置のメモリセル領域と周辺
回路領域の上方からの透視図である。
【図3】実施例1の半導体装置の製造途中のメモリセル
領域と周辺回路領域の断面図(その1)である。
【図4】実施例1の半導体装置の製造途中のメモリセル
領域と周辺回路領域の断面図(その2)である。
【図5】実施例1の半導体装置の製造途中のメモリセル
領域と周辺回路領域の断面図(その3)である。
【図6】実施例1の変形例の半導体装置のメモリセル領
域と周辺回路領域の断面図である。
【図7】実施例1の変形例の半導体装置の製造途中のメ
モリセル領域と周辺回路領域の断面図である。
【図8】実施例2の半導体装置の製造途中のメモリセル
領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(その
1)である。
【図9】実施例2の半導体装置の製造途中のメモリセル
領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(その
2)である。
【図10】実施例2の半導体装置の境界領域の断面図で
ある。
【図11】実施例2の変形例の半導体装置の境界領域の
断面図である。
【図12】実施例3の半導体装置の製造途中のメモリセ
ル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図であ
る。
【図13】実施例3の半導体装置の製造途中の境界領域
の断面図と上方からの透視図である。
【図14】実施例3の半導体装置の境界領域の断面図で
ある。
【図15】実施例3の変形例1の半導体装置の境界領域
の断面図である。
【図16】実施例3の変形例2の半導体装置の境界領域
の断面図である。
【図17】実施例3の変形例3の半導体装置の境界領域
の断面図である。
【図18】実施例4の半導体装置の製造途中のメモリセ
ル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(そ
の1)である。
【図19】実施例4の半導体装置の製造途中のメモリセ
ル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(そ
の2)である。
【図20】実施例4の半導体装置の製造途中のメモリセ
ル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図(そ
の3)である。
【図21】実施例4の半導体装置の境界領域の断面図で
ある。
【図22】従来例に係る半導体装置の製造途中のメモリ
セル領域と周辺回路領域の断面図(その1)である。
【図23】従来例に係る半導体装置の製造途中のメモリ
セル領域と周辺回路領域の断面図(その2)である。
【図24】従来例に係る半導体装置の製造途中のメモリ
セル領域と周辺回路領域の断面図(その3)である。
【図25】実施例5に係る半導体装置の製造途中のメモ
リセル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図
(その1)である。
【図26】実施例5に係る半導体装置の製造途中のメモ
リセル領域、周辺回路領域とそれらの境界領域の断面図
(その2)である。
【符号の説明】
1、101、 シリコン基板 2、102、 トンネル酸化膜 3、103、 FG1ポリシリコン 4 第1窒化シリコン膜 5 第1酸化シリコン膜 6、111、 周辺ゲート酸化膜 7 PG1ポリシリコン 8 第2窒化シリコン膜 9 第3窒化シリコン膜 10 第2酸化シリコン膜 11 溝 12、107 酸化シリコン膜(素子分離領域) 13、108、 FG2ポリシリコン 14、109、 スリット 15、110、 ONO膜 16、112、 CGポリシリコン 17、113、 タングステンシリサイド(WSi)膜 18 多電位の積層ゲート 19 単電位の積層ゲート 20、21 S/D拡散層 22 層間絶縁膜 31 第3酸化シリコン膜 32 残存した第2酸化膜 33、34、35 拡散層 36、37 プラグ 38 配線 39 層間絶縁膜 40 積層ゲート電極 41 ゲート電極用パッド 42 コンタクト孔 43、44 プラグ 45 配線 46 スリット 104、 窒化シリコン膜 105、 酸化シリコン膜 118 窓 119、121、122 エッチング幅 120 素子領域の角 123 凸状態のTrのチャネル発生部 124 通常のTrのチャネル発生部 145 コンタクト領域 146 レジスト膜 147 スリット 148 素子分離用の開口パターン 149 上段の溝 150 下段の溝 151 素子分離領域(絶縁物、STI) 152 ボイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/788 29/792 (72)発明者 成毛 清実 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 成田 一仁 三重県四日市市山之一色町800番地 株式 会社東芝四日市工場内 (72)発明者 坂上 栄人 三重県四日市市山之一色町800番地 株式 会社東芝四日市工場内 Fターム(参考) 5F032 AA34 AA44 CA17 CA23 DA23 DA25 DA33 DA53 DA78 DA80 5F033 HH04 HH18 HH19 HH25 HH26 HH27 HH28 HH33 JJ01 JJ04 JJ28 KK01 PP06 QQ08 QQ09 QQ10 QQ11 QQ13 QQ37 QQ48 QQ49 RR04 RR06 SS11 TT02 VV06 VV16 XX03 XX19 XX34 5F083 EP23 EP55 EP56 EP76 EP77 GA09 GA19 GA27 GA30 JA04 JA35 JA40 JA53 MA01 MA19 NA01 PR03 PR12 PR21 PR29 PR40 PR45 PR55 5F101 BA07 BA29 BA36 BB05 BD34 BD35 BF09 BH02 BH03 BH04 BH14 BH19 BH21

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上のセル領域に、順にトン
    ネル酸化膜と第1ゲート電極材と第1絶縁膜を形成する
    第1工程と、 前記シリコン基板上の周辺回路領域に、順にゲート酸化
    膜と第2ゲート電極材と第2絶縁膜を形成する第2工程
    と、 前記セル領域と前記周辺回路領域に、素子領域と素子分
    離領域を自己整合的に形成する第3工程と、 前記第1ゲート電極材と前記第2ゲート電極材の上に、
    第3ゲート電極材を堆積する第4工程と、 前記セル領或の前記第3ゲート電極材を前記素子毎に分
    離する第5工程と、 前記第3ゲート電極材の表面に第3絶縁膜を形成する第
    6工程と、 前記絶縁膜の表面に第4ゲート電極材を堆積する第7工
    程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第6工程の後に、 前記周辺回路領域の前記第3絶縁膜を除去する第8工程
    を実施することを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第7工程の後に、 前記周辺回路領域の第4ゲート電極材と前記第3絶縁膜
    を除去する第9工程を実施することを特徴とする請求項
    1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2工程と前記第3工程の間に、 前記第1CMPストッパー材及び前記第2CMPストッ
    パー材の上に第3CMPストッパー材を堆積する第10
    工程を実施することを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第7工程の後に、 前記第4ゲート電極材の上に前記第4ゲート電極材より
    導電率の高い第5ゲート電極材を堆積する第11工程を
    実施することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    つに記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1工程が、 前記シリコン基板上の前記周辺回路領域と、前記シリコ
    ン基板上の前記セル領域と前記周辺回路領域の間の境界
    領域に、前記トンネル酸化膜と前記第1ゲート電極材と
    前記第1絶縁膜を形成し、除去することを含み、 前記第2工程が、 前記シリコン基板上の前記セル領域と前記境界領域に、
    前記ゲート酸化膜と前記第2ゲート電極材と前記第2絶
    縁膜を形成し、除去することを含み、 前記第2工程の後に、 前記境界領域に、第4絶縁膜を形成することを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第6工程の後に、 前記境界領域の一部と前記周辺回路領域の前記第3絶縁
    膜を除去し、 前記第4ゲート電極材と前記第3ゲート電極材の上に前
    記第4ゲート電極材より導電率の高い第5ゲート電極材
    を堆積することを特徴とする請求項6に記載の半導体装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第7工程の後に、 前記境界領域の一部と前記周辺回路領域の第4ゲート電
    極材と前記第3絶縁膜を除去し、 前記第4ゲート電極材と前記第3ゲート電極材の上に前
    記第4ゲート電極材より導電率の高い第5ゲート電極材
    を堆積することを特徴とする請求項6に記載の半導体装
    置の製造方法。
  9. 【請求項9】 シリコン基板と、 前記基板の表面上に設けられた絶縁膜と、 前記絶縁膜の全面の上に設けられた第1ポリシリコンと
    を有することを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記基板の上部で、前記基板の表面を
    含み、前記絶縁膜の端面に接し、前記第1ポリシリコン
    の下面に上面が接し、前記基板と同じ導伝型で前記基板
    より不純物濃度の高い複数の拡散層と、 前記第1ポリシリコンの上面に設けられたONO膜と、 前記ONO膜の上に、前記ONO膜に重なるように設け
    られた第2ポリシリコンと、 前記第2ポリシリコンの上面の全面の上に設けられ、端
    面が前記第1ポリシリコンの端面と一致し、前記第1ポ
    リシリコンより導伝率の高い膜とを有することを特徴と
    する請求項9に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記ONO膜が、 前記第1ポリシリコンの上面の一部に設けられることを
    特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記ONO膜が、 前記第1ポリシリコンの上面の全面に設けられることを
    特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記導伝率の高い膜が、 前記第1ポリシリコンに導体を介して接続することを特
    徴とする請求項10乃至請求項12のいずれか1つに記
    載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記導伝率の高い膜が、 前記基板に導体を介して接続することを特徴とする請求
    項10乃至請求項13のいずれか1つに記載の半導体装
    置。
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