JP4301566B2 - ガス燃焼式の打ち込み工具 - Google Patents

ガス燃焼式の打ち込み工具 Download PDF

Info

Publication number
JP4301566B2
JP4301566B2 JP2004284401A JP2004284401A JP4301566B2 JP 4301566 B2 JP4301566 B2 JP 4301566B2 JP 2004284401 A JP2004284401 A JP 2004284401A JP 2004284401 A JP2004284401 A JP 2004284401A JP 4301566 B2 JP4301566 B2 JP 4301566B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shroud
blade
guide
fastener
magazine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004284401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005001110A (ja
Inventor
惠司 山川
康嗣 上島
Original Assignee
日本パワーファスニング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本パワーファスニング株式会社 filed Critical 日本パワーファスニング株式会社
Priority to JP2004284401A priority Critical patent/JP4301566B2/ja
Publication of JP2005001110A publication Critical patent/JP2005001110A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4301566B2 publication Critical patent/JP4301566B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、ガス燃焼式の打ち込み工具に関するものである。
釘打ち機や鋲打ち機のような打ち込み工具には、空圧を利用したものや電磁力を利用したもの、或いは、ガスの燃焼圧を利用したものなどがある。ガス燃焼式の打ち込み工具の一例が、特許文献1や特許文献2に記載されている。
これらの打ち込み工具では、空中に向けて打つ空打ちを防止するための安全装置を設けている。この安全装置は、ワークに当たると後退動するプローブを備えており、プローブが後退動すると打ち出しロックが解除されて、トリガーを引くとブレードが前進動する。
特許文献1の打ち込み工具は、ファスナー及びブレードをガイドする可動式のインナーガイドと、このインナーガイドのスライドをガイドするアウターガイドとを備えており、インナーガイドの先端部をアウターガイドの先端から若干の寸法だけ露出させることにより、インナーガイドをプローブに兼用し、インナーガイドに、打ち出しロックを解除するための連動部材が固定されている。
特許文献1の場合、インナーガイドの先端部は細長く延びているため、例えば狭い場所への打ち込みも容易に行える利点がある。
特許文献2では、ファスナー及びブレードのガイドは本体に固定された固定式ガイド体で行うようになっており、安全装置としてのみ機能するプローブに、固定式ガイド体の先端部から前向きに突出したノーズを形成している。
特開2001─162560号公報 特開2001─170874号公報
このように打ち込み工具の安全装置は、プローブの後退動を利用してロックを解除するものであるが、プローブのノーズを人が手で後退動させて簡単にロックを解除することができると、安全装置としての意味がなくなってしまう。
この点について、特許文献2では、ノーズを人が摘まみにくくすることにより、安全装置の機能維持を図っている。また、特開2000−354979号公報や本願出願人の先願である特願2001−22238号には、プローブのうちノーズを除いた部分をシュラウドで覆うことが記載されている。
本願発明は、これら先願発明の考え方を発展させて、安全機能の一層の向上を図ることを課題とするものである。
本願発明に係る打ち込み工具は、ファスナーを打ち込むための棒状のブレードが内蔵された本体と、前記ブレード及びファスナーのガイドを行うために本体の先端に設けたヘッドと、前記ブレードの前方にファスナーを1本ずつ供給するマガジンと、ワークに押し当てられると後退動してブレードの打ち出しロックを解除する可動式の安全装置と、安全装置を打ち出しロック解除状態まで人が操作できないように保持する防護手段とが備えられている。
前記ブレードは、シリンダに摺動自在に嵌め込まれたピストンに設けており、前記ピストンはガスの燃焼圧によって前進動する。
前記ヘッドは、前記ブレードの前後動とファスナーの前進動とをガイドするインナーガイドと、前記インナーガイドを外側から覆うアウターガイドとを備えており、前記マガジンからインナーガイドの内部にファスナーが1本ずつ供給されるようになっている一方、前記防護手段は、前記マガジンと反対側からアウターガイドを囲うと共に本体に固定されたシュラウドを有しており、前記シュラウドは前部よりも後部が幅広の形態であり、前記アウターガイドとインナーガイドとは、安全装置のロックが解除された打ち込み状態においてもシュラウドの前方に突出した部分を有している。
更に、前記安全装置は、前記シュラウドで囲われると共にアウターガイドの外側に位置した連動部材と、ワークに当たって後退するノーズとを有しており、前記連動部材は、前記シリンダの外側において後方に延びる延長部を有しており、前記シュラウドにより、人が連動部材を後退させることが阻止されている。
本発明によると、連動部材はシュラウドで覆われていて安全装置をロック解除状態に操作できないため、安全機能を確保することができる。
ところで、この種の打ち込み工具では、並列状に並べた多数のファスナーを連結体に保持した連結ファスナーが使用されており、この連結ファスナーをマガジンに装填して連続的な打ち込みが行われるが、特殊な長さのファスナーを打ち込む場合や、施工場所のスペースの関係でマガジンを取り付けることができない場合には、マガジンを取り外して、作業者がファスナーを1本ずつ摘んでヘッドに装填して単体打ちすることがある。
しかるに、単体打ちのためにマガジンを取り外した状態で安全装置を操作できると、安全機能が十分と言えない。また、マガジンを取り外して、何らかの物を挟み込む等して安全装置をロック解除状態に保持したままマガジンを取付け直すと、これまた安全機能が無くなってしまう。
これに対して実施形態の構成にすると、マガジンを取り外しても安全装置をロック解除状態に操作することはできないため、ファスナーを空打ちできる状態にすることはできず、このため安全機能を確保することができる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).全体の概要
本実施形態は、ガスの燃焼圧を利用して鋲やピン類、或いは釘の打ち込みを行う打ち込み工具に適用している。このうち図1は全体の側面図、図2は前方から見た斜視図であり、これらの図に示すように、打ち込み工具は、打ち込み用のブレード(ロッド)2を内蔵した本体1と、本体1の前端に取付けたヘッド3と、ヘッド3の下面に重なるマガジン4とを備えている。
本体1は、後述するシリンダを囲う本体ケース5とその後端に取付けたリアケース6とを備えており、本体ケース5の下面には、側面視傾斜状のグリップ7とその前方に位置した傾斜状のガス収納部8とを一体に設けている。グリップ7の上部にはトリガー9を設けている。グリップ7の下端には電池収納部10を一体に設け、電池収納部10とガス収納部8とは一体に連なっている。
符号11で示すのはガス収納部8の蓋である。本体ケース5の前部にはプラスチックやゴム等のような素材からなるフロントカバー12を装着している。フロントカバー12は、本体ケース5の外周面に完全に又は殆ど密着するようになっていると共に通気穴13が開口しており、通気穴13は、目の細かい金網のような素材より成るフィルター14で塞がれている。
図3は本体1からマガジン4を取り外した状態での側面図、図4のうち(A)はひっくり返した状態でのヘッド3の斜視図、(B)はマガジン4の上部の斜視図である。
詳しくは後述するが、ヘッド3は、固定式のアウターガイド16と、可動式のインナーガイド17と、シュラウド18とを備えている。アウターガイド16は上部材19と下部材20とで構成されており、これら上下の部材19,20の間にインナーガイド17が配置されている。
マガジン4は、連結ファスナー21が装填される溝23を備えた収納部24と、その上端に固定した上補強材25とを備えており、収納部24には、連結ファスナー21を上向きに押すためのプッシャー26を装着している。プッシャー26は図示しないばねで上向きに引っ張られている。
図4から理解できるように、マガジン4の上補強材25にはファスナー22が抜け出る第1長穴27が空いており、第1長穴27のうちファスナー22の頭が抜け出る部分は長円形で広巾のガイド穴28になっている。
他方、同じく図4から理解できるように、ヘッド3を構成するアウターガイド16(及びインナーガイド17)には、マガジン4の第1長穴27と連通する第2長穴29が空いており、アウターガイド16における下部材20のうち第2長穴29の後部を囲う部分には、マガジン4のガイド穴28にきっちり嵌まるガイド突起30が形成されており、これらガイド突起30とガイド穴28との嵌め合わせにより、マガジン4はその上部において横ずれ不能に保持される。
また、図3に示すように、マガジン4の下端後面に側面視で上向き鉤状の係止部31を設ける一方、ガス収納部8の下端に設けた前向き突出部32に、係止部31が下方から嵌まるガイド溝(図示せず)を形成し、図1や図3において紙面と反対側からねじ込んだねじ(図示せず)により、係止部31を前向き突出部32に挟み固定している。
マガジン4の下端には、ワークの表面に当たるストッパー部33を突設している。これは、二点支持の状態で打ち込みを行うことにより、ファスナー22を正確な姿勢で打ち込むと共に、作業者の負担を軽減するためである。
なお、本実施形態では、連結ファスナー22の並び方向はブレード2の軸線と直交しているが、特許文献に開示しているように、ファスナー22の並び方向をブレード2の軸線に対して傾斜させても良い。
(2).本体の内部の概略
次に、図5及び図6を参照して本体1の内部の概要を説明する。図5は本体ケース5の前部の斜視図、図6のうち(A)は本体1の前部とヘッド3との縦断側面図、(B)は部材を分離した状態の正断面図である。
図6に示すように、本体ケース5の内側にはシリンダ35が配置されており、シリンダ35に、ブレード2を備えたピストン(図示せず)が摺動自在に嵌め込まれている。シリンダ35の前端部の外側にはブレード2をガイドするブッシュ36が装着されており、シリンダ35の内部の前部にはクッションゴム37を嵌め込んでいる。シリンダ35の周壁のうちその前部には、図示しない排気穴が空いており、燃焼ガスは排気穴からシリンダ35の外側に排出される。
図示していないが、本体1の内部には、単にトリガー9を引いてもブレード2が前進しないよう打ち出しロック装置を設けている。この打ち出しロック装置は様々のものを採用できる。例えば、シリンダ35に燃料ガスを供給する管路等のうちの適当な部位に設けた弁装置とすることができる。この場合は、弁装置に対するロックを解除しないと、トリガー9を引いても燃料ガスをシリンダ35に供給することはできない。
他のロック装置としては、例えばガスカートリッジ(ボンベ)の噴出口に設けた電磁弁とすることができる。この場合は、電磁弁に通電しないと、トリガー9を引いても燃料ガスはシリンダ35に供給されない。
更に他のロック装置として、点火のための回路にスイッチを設けることや、トリガー9自体にロックを掛けること等も可能である(トリガー9自体へのロックと他の方法とを併用するとより好適である)。
本体ケース5の前部には、排気のための開口部38が空いており、燃焼ガスはこの開口部から外側に排出されて、フロントカバー12の通気穴13から本体1の外側に放出される。通気穴13は基本的には排気のためのものであるが、ブレード2が後退するときに生じる負圧効果等により、通気穴13の外側に浮遊している塵埃がシリンダ35に吸引されることがある。この塵埃がシリンダ35の内面に付着して、作動不良や故障の原因になることがあった。
特に、ALC等のコンクリートやレンガのような石質系のワークへの打ち込み作業の場合は、塵埃による磨滅効果が大きいため、シリンダ35とピストンとの間に塵埃が詰まったり、ピストンに装着しているシール用リング(例えばOリング)が損傷したりすることが多くて、作動不良や故障の発生頻度が高かった。
これに対して本実施形態のように、本体ケース5の開口部38をフロントカバー12でシールして、その通気穴13にフィルター14を設けると、塵埃がシリンダ35の内部に入ることを防止又は著しく抑制することができるため、塵埃による作動不良や故障の発生率を格段に低減することができる利点がある。
なお、フィルター14に塵埃が付着しても、塵埃は排気風によって外側に吹き飛ばされるため、フィルターの目詰まりを防止できる。すなわち、打ち込み工具がフィルター14の自己清掃機能を備えていると言える。言うまでもないが、フロントカバー12等の本体1にフィルター付きのカバーを設けることは、他の態様の打ち込み工具にも適用できる。また、本体ケース5の開口部をフィルターで直接に塞いでも良い。
(3).ヘッドの構造
次に、図7以下の図面も参照してヘッド3の構造を説明する。図7はシュラウド18を破断した状態での平面図、図8は図6のVIII−VIII視断面図、図9は図6のIX−IX視断面図、図10は分離斜視図、図11は分離側面図、図12はシュラウド18の詳細図で、(A)は底面図、(B)は正面図、(C)は(A)のB−B視断面図、(D)は(C)のD−D視断面図である。
既述のとおり、ヘッド3は、アウターガイド16と、インナーガイド17と、金属板(例えば鋼板)製のシュラウド18とを備えている。そして、例えば図10から理解できるように、インナーガイド17は、その内部にブレード2が摺動自在に嵌まるよう全体として筒状に形成されており、かつ、ファスナー22が通る下向き開口の第3長穴39が空いている。
インナーガイド17の先端部には雄ねじが形成されており、この雄ねじに、打ち込み深さ調節用のノーズ40をねじ込んでいる。また、インナーガイド17のうち後端寄りの範囲は小径部17aとなっており、このため、長手方向に沿った中途部に段差17bが存在している。インナーガイド17の後端部は円筒部17cになっている。
アウターガイド16を構成する上部材19のうち略前寄り部は筒部19aとなっており、それより後部は広巾状になっている。そして、図9に示すように、上部材19後端部は、シリンダ35の前面に突設したブロック部41にねじ42やピン等で固定又は取付けられている。例え図10に示すように、筒部19aの付け根箇所はやや大径になっており、このため段部19bが存在している。
図6(B)や図10に示すように、アウターガイド16の上部材19には、その前部を除いて、ファスナー22が通る下向き開口の第4長穴43が形成されている。第4長穴43を形成している部分は、その下面が筒部19aの下面よりも上方に位置するように切欠かれており、この切欠かれた部分に下部材20が重なって、ねじで固定されている。
図10に示すように、上部材19には、上下に貫通した角形の第5長穴44が形成されており、この第4長穴44にブロック45をスライド自在に嵌め入れている。ブロック45は、インナーガイド17の小径部17aに重なっている。
ブロック45の上面には、安全装置の一環を成す連動部材(連動板)46が押さえ板47を介してビス48で固定されている。なお、押さえ板47は無くても良い。連動部材46は、アウターガイド16における上部材19の外側から後方に延びる一対の延長部46aを備えており、この延長部46aの先端は、打ち出しロック部材(例えば弁装置)に係合又は当接している。従って、連動部材46を後退させ切ると、安全装置のロックが解除される。
連動部材46は、図示しないストローク保持手段により、一定の距離だけ前後移動するようになっており、かつ、図示しないばねで前向きに押されている。インナーガイド17を後退させると、連動部材46もばねに抗して一緒に後退する。
インナーガイド17のノーズ40は、アウターガイド16における上部材19の先端から露出しており、ノーズ40が上部材19から殆ど露出しない状態(好ましくは、ノーズ40の先端と筒部19aの先端とが殆ど同一面となる状態)まで後退しないと、打ち出しロックが解除されないように設定している。
ノーズ40(ノーズ40が存在しない場合はインナーガイド17の先端部)は指で摘むことができる。その場合、安全装置のロックが解除される程度に後退させ得るまで人がノーズ40を摘んでいることができると、安全装置の意味が無くなる。
これに対して本実施形態では、仮にロックが解除される後退位置までノーズ40を指で掴んでいようとすると、指先はノーズ40の先端面を押さえざるを得ず、すると、ファスナーの打ち出し経路に指先が位置していて怪我をすることになる。このため、人がノーズ40を指で後退させることは事実上ないのであり、従って安全機能を確保できるのである。
アウターガイド16の下部材20は、既述のとおり、上部材19のうち第4長穴43を形成している範囲に重なっており、全体としては板状を成しており、かつ、ねじ49(図11参照)で上部材19に固定されている。また、図10に明示するように、アウターガイド16の下部材20には、インナーガイド17が上方から重なる溝50を全長にわたって延びるようにを形成している。
アウターガイド16における下部材20の後部には、インナーガイド17における後端の円筒部17cが嵌まる凹所50aを形成している。この凹所50aにより、インナーガイド17は抜け不能に保持されている。
アウターガイド16の下部材20には、上部材19における広巾部19bの外側に広がる張り出し部20aを設けている。他方、連動部材46には、平面視で張り出し部20aと重なる折り返し部46bを形成している。
アウターガイド16及びインナーガイド17においてファスナー22が通る各長穴29,39は、連結されたファスナー22の長さに比べて相当に長くなっている。このため、ファスナーを単体打ちするにおいて簡単に嵌め込みできる。もとより、長穴29・・・の長さは、少なくとも、連結されたファスナー22が通過し得る長さであれば足りる。
(4).シュラウド
シュラウド18は、アウターガイド16のうち筒部19aの段部19bから後方の部位を覆うように形成されており、連動部材46もシュラウド18で覆われている。
また、シュラウド18は基本的にはアウターガイド16の平面形状に倣う形状になるが、アウターガイド16の平面形状は、その後部が広くなっているため、シュラウド18も、アウターガイド16の形状及び連動部材46の配置に合わせて、後方が大径となるように段違いの形状になっている。
そして、重要なこととして、アウターガイド16の下部材20に張り出し部20aを設けることにより、下部材20とシュラウド18との間に人が指やドライバー等を挿入できないように配慮している。
このため、マガジン4を取り外した単体打ちにおいて連動部材46を後退させて安全機能を解除したり、或いは、いったんマガジン4を取り外してから何らかの物を隙間に挿入して連動部材46を後退状態に保持するといった危険な行為を排除して安全性を確保することができる。なお、アウターガイド16の下部材20に張り出し部20aを設けることに代えて、シュラウド18を下部材20に密接又は密着する状態に形成しても良いのである。
シュラウド18の後端には端板51を溶接等によって一体に設けており、この端板51をビス52でシリンダ35の前面に固定している。この場合、端板51のやや下部に左右一対のビス挿通穴53を設けて、これに挿入した2個のビス52で固定しており、かつ、端板51の上端部に設けた係合穴54を、本体1の前面に突設したピン55(ねじで代用している)に嵌め入れている。
端板51の上端部をビス52で固定していないのは、当該上端部はシュラウド18で覆われていてビスを回転するためのドライバ等の工具を挿入することができないからである。本実施形態のように端板51の上端部をピン55に嵌め入れることにより、シュラウド18が下向きに倒れることを阻止できるため、2本のビス52で固定しても十分な取付け強度を確保することができる。
ピン55と係合穴54とは、端板51の姿勢を保持する係合手段の一例であるが、ピン55と係合穴54との組み合わせに代えて、例えば上向き鉤と下向き鉤との嵌め合わせのような他の様々の係合手段を採用することも可能である。
なお、シュラウド18を簡単に取り外せると安全性を確保できないので、シュラウド18を固定するビス52として、通常の+又は−のドライバや角形レンチでは回転させ難い特殊な係合穴を備えたものを使用して、ユーザーと雖も簡単に取り外しできないようにするのが好ましい。
例えば図6から容易に理解できるように、フロントカバー12の前端部でシュラウド18の付け根部を覆っている。これにより、シール性を向上できると共に、シュラウド18の取付け強度も向上できる。フロントカバー12は、例えば図4に簡単に示すように、その下端部に設けた爪12aを本体ケース5に形成した穴(図示せず)に嵌め入れることにより、抜け防止を図っている。装着時には、爪12aを弾性変形させて穴への嵌め込みを行う。
アウターガイド16は実施形態では上下分離方式にしているが、一体方式とすることも可能である。また、図6に一点鎖線で示すように、シュラウド18の前部を完全な筒部18aで構成することも可能である。こうすると、シュラウド18の強度を向上できる利点である。
(5).その他
本発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば、ヘッドの形態は必要に応じて様々に具体化することができる。また、本発明は、特許文献2のようなタイプの打ち込み工具などにも適用できる。
実施形態に係る打ち込み工具の全体の側面図である。 前方から見た斜視図である。 本体からマガジンを取り外した状態での側面図である。 (A)はひっくり返した状態でのヘッド3の斜視図、(B)はマガジン4の上部の斜視図である。 本体ケースの前部の斜視図である。 (A) は本体の前部とヘッドとの縦断側面図、 (B)は部材を分離した状態の正断面図である。 シュラウドを破断した状態での平面図である。 図6のVIII−VIII視断面図である。 図6のIX−IX視断面図である。 分離斜視図である。 分離側面図である。 シュラウドの説明図である。
符号の説明
1 本体
2 ブレード
3 ヘッド
4 マガジン
5 本体ケース
9 トリガー
16 アウターガイド
17 インナーガイド
18 防護手段の主要要素であるシュラウド
19 アウターガイドを構成する上部材
20 アウターガイドを構成する下部材
21 連結ファスナー
40 ノーズ
46 安全装置の一環を成す連動部材

Claims (1)

  1. ファスナーを打ち込むための棒状のブレードが内蔵された本体と、前記ブレード及びファスナーのガイドを行うために本体の先端に設けたヘッドと、前記ブレードの前方にファスナーを1本ずつ供給するマガジンと、ワークに押し当てられると後退動してブレードの打ち出しロックを解除する可動式の安全装置と、安全装置を打ち出しロック解除状態まで人が操作できないように保持する防護手段とが備えられており、更に、
    前記ブレードは、シリンダに摺動自在に嵌め込まれたピストンに設けており、前記ピストンはガスの燃焼圧によって前進動するものである、
    という構成であって、
    前記ヘッドは、前記ブレードの前後動とファスナーの前進動とをガイドするインナーガイドと、前記インナーガイドを外側から覆うアウターガイドとを備えており、前記マガジンからインナーガイドの内部にファスナーが1本ずつ供給されるようになっている一方、
    前記防護手段は、前記マガジンと反対側からアウターガイドを囲うと共に本体に固定されたシュラウドを有しており、前記シュラウドは前部よりも後部が幅広の形態であり、前記アウターガイドとインナーガイドとは、安全装置のロックが解除された打ち込み状態においてもシュラウドの前方に突出した部分を有しており、
    更に、前記安全装置は、前記シュラウドで囲われると共にアウターガイドの外側に位置した連動部材と、ワークに当たって後退するノーズとを有しており、前記連動部材は、前記シリンダの外側において後方に延びる延長部を有しており、前記シュラウドにより、人が連動部材を後退させることが阻止されている、
    ガス燃焼式の打ち込み工具。
JP2004284401A 2004-09-29 2004-09-29 ガス燃焼式の打ち込み工具 Expired - Fee Related JP4301566B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004284401A JP4301566B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 ガス燃焼式の打ち込み工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004284401A JP4301566B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 ガス燃焼式の打ち込み工具

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002338020A Division JP4012810B2 (ja) 2002-11-21 2002-11-21 ガス燃焼式の打ち込み工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005001110A JP2005001110A (ja) 2005-01-06
JP4301566B2 true JP4301566B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=34101573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004284401A Expired - Fee Related JP4301566B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 ガス燃焼式の打ち込み工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4301566B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4713265B2 (ja) * 2005-07-26 2011-06-29 日本パワーファスニング株式会社 打ち込み工具
JP4886412B2 (ja) * 2006-07-31 2012-02-29 日本パワーファスニング株式会社 手持ち式打ち込み工具
JP4985221B2 (ja) * 2007-08-21 2012-07-25 日立工機株式会社 燃焼式打込機
JP6603552B2 (ja) * 2015-11-12 2019-11-06 日本パワーファスニング株式会社 ガス式打ち込み工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005001110A (ja) 2005-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE41265E1 (en) Depth of drive adjustment for a fastener driving tool with removable contact member and method of exchanging contact members
AU761377B2 (en) Safety trip assembly and trip lock mechanism for a fastener driving tool
CA2422447C (en) Framing tool with automatic fastener-size adjustment
US7175063B2 (en) Powered nailing machine
JP2003191176A (ja) ファスナ駆動工具用ロックアウト機構
EP1584416B1 (en) Fastening tool
JP4301566B2 (ja) ガス燃焼式の打ち込み工具
JP4012810B2 (ja) ガス燃焼式の打ち込み工具
JP2004167649A5 (ja)
JP4505273B2 (ja) 打ち込み工具及びこれに使用するディスク体保持用アタッチメント
JP4593999B2 (ja) 打ち込み工具
JP4713265B2 (ja) 打ち込み工具
JP3811619B2 (ja) ガス燃焼圧駆動方式の手持ち式打ち込み工具
JP4284054B2 (ja) ガス燃焼圧駆動式の打ち込み工具
JP2010125560A (ja) 打ち込み工具
JP2007061981A (ja) 打ち込み工具
US11077542B2 (en) Metal connector adaptor for a fastening tool
JP4137607B2 (ja) ガス燃焼式の打ち込み工具
JP4770278B2 (ja) 打込み工具におけるコンタクトトップ収納構造
JP4886412B2 (ja) 手持ち式打ち込み工具
EP4151367A1 (en) Protective support structure for nailer
EP3720658B1 (en) Nosepiece latch mechanism for a fastening tool
JP2008200828A (ja) ガス燃焼式打ち込み工具
EP3000561A2 (en) Metal connector adaptor for a fastening tool
JP5138415B2 (ja) 打ち込み工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090415

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090420

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4301566

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150501

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees