JP4301522B2 - ディスク回転駆動装置及びそのディスク取付方法、スプリング・ワッシャ - Google Patents

ディスク回転駆動装置及びそのディスク取付方法、スプリング・ワッシャ Download PDF

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本発明は、コンピュータ等の情報処理装置に内蔵されるハード・ディスク・ドライブ(HDD「Hard Disk Drive」)等のディスク回転駆動装置及びそのディスク取付方法、スプリング・ワッシャに関する。
従来、ハード・ディスク・ドライブのディスク回転駆動装置として、図12(特許文献1)、或いは図13(特許文献2)に示すものがある。
図12は、ディスク回転駆動装置の要部判断面図である。このディスク回転駆動装置では、中心部が回転軸101として構成され、記録媒体であるディスク103が、ハブ105にクランプ107の押圧力(以下「軸力」と称す。)により固定的に支持されている。ハブ105は、回転軸101に締まり嵌めにより結合されている。クランプ107は、円盤状板バネ材により形成されている。
図13(a)は、ディスク回転駆動装置の要部平面図、(b)は、同要部断面図である。このディスク回転駆動装置では、中心部が固定軸109として構成され、ディスク111は、ハブ113にクランプ115の軸力により固定的に支持されている。ハブ113は、固定軸109に軸受機構117により回転可能に支持されている。クランプ115は、フェライト系ステンレスによりバネ構造に形成されている。
従って、何れのディスク回転駆動装置においても、クランプ107,115のバネ性を用いてハブ105,113にディスク103,111を固定的に支持し、ディスクの安定した回転駆動を行わせ、またハード・ディスク・ドライブに衝撃入力があったときにディスク103,111がずれないようにすることができる。
しかし、ディスク支持のための軸力は、クランプ107,115のバネ性にのみ依存する形態であるため、クランプ107,115の製造誤差によりディスク103,111支持のための軸力が変化し、製品毎にばらつく恐れがあった。
特開2003−164128号公報 特開平9−180361号公報
解決しようとする問題点は、クランプの製造誤差によりディスク支持のための軸力が変化し、製品毎にばらつく恐れがあった点である。
本発明は、回転駆動可能な回転体に、記録用のディスクをクランプによる回転軸心方向の押圧力により固定的に支持するディスク回転駆動装置において、前記回転体に、前記ディスクの内径側で該ディスクの一側面に対し回転軸心方向に突出する嵌合軸部を設け、前記クランプを、リング状の固定リング及びスプリング・ワッシャにより形成し、前記固定リングを、前記嵌合軸部に嵌合により固定し、前記スプリング・ワッシャを、前記固定リング及びディスク間で前記嵌合軸部に嵌合させ且つ撓めることで前記ディスクの一側面に対し所定の押圧力で弾接するばね材とし、前記スプリング・ワッシャは、リング状の板ばねで形成され且つ外径側に前記ディスクの一側面に凸形状で弾接する第1当接部を有すると共に内径側に前記固定リングに凸形状で弾接する第2当接部を備え、前記スプリング・ワッシャの外径側縁部と前記固定リングとの間及び同内径側縁部と前記嵌合軸部との間に、隙間を有することを最も主要な特徴とする。
本発明は、回転駆動可能な回転体に、記録用のディスクをクランプによる回転軸心方向の押圧力により固定的に支持するディスク回転駆動装置において、前記回転体に、前記ディスクの内径側で該ディスクの一側面に対し回転軸心方向に突出する嵌合軸部を設け、前記クランプを、リング状の固定リング及びスプリング・ワッシャにより形成し、前記固定リングを、前記嵌合軸部に嵌合により固定し、前記スプリング・ワッシャを、前記固定リング及びディスク間で前記嵌合軸部に嵌合させ且つ撓めることで前記ディスクの一側面に対し所定の押圧力で弾接するばね材とし、前記スプリング・ワッシャは、リング状の板ばねで形成され且つ外径側に前記ディスクの一側面に凸形状で弾接する第1当接部を有すると共に内径側に前記固定リングに凸形状で弾接する第2当接部を備え、前記スプリング・ワッシャの外径側縁部と前記固定リングとの間及び同内径側縁部と前記嵌合軸部との間に、隙間を有する。
このため、固定リングを回転体の嵌合軸部に嵌合により固定するとき、スプリング・ワッシャを、固定リング及びディスク間で撓めてディスク支持のための軸力を設定することができ、クランプの製造誤差に係わらず軸力の製品毎のばらつきを抑制することができる。
ディスク支持のための軸力を製品毎に安定させるという目的を、クランプ嵌合部の嵌合によりスプリング・ワッシャを撓めることで実現した。
[ディスク回転駆動装置]
図1,図2は、本発明実施例1を適用したディスク回転駆動装置に係り、図1は、要部分解斜視図、図2は、要部拡大半断面図である。
図1,図2のように、ディスク回転駆動装置1は、本実施例においてハード・ディスク・ドライブに組み込まれ、記録用のディスク3を回転駆動するものである。ハード・ディスク・ドライブは、例えば携帯電話等のポート等に対して着脱可能とされた小形可搬型のものであり、その大きさは、例えば0.85インチ程度である。但し、適用するハード・ディスク・ドライブの大きさは、種々のものを採用することができ、さらにはディスク回転駆動装置1をハード・ディスク・ドライブ以外の他の装置に適用することも可能である。
ディスク回転駆動装置1は、駆動可能な回転体であるハブ5に、ディスク3をクランプ7による回転軸心方向の軸力により固定的に支持している。
ハブ5には、ディスク支持用の段部9が設けられ、段部9は、周回状の嵌合部11及び回転軸心方向に向いた支持面13からなっている。ディスク3は、ディスク内径部15が嵌合部11に嵌合すると共に一側面17の内径側がクランプ7の軸力を受けつつ他側面19の内径側が支持面13に支持されている。
ハブ5には、中空の嵌合軸部21が設けられている。嵌合軸部21は、ディスク3の内径側で該ディスク3の一側面17に対し回転軸心方向に突出している。嵌合軸部21の外周面23は、断面円形に形成されている。
ハブ5は、中空に形成され、軸受けメタル25により固定軸27に回転可能に支持されている。軸受けメタル25は、プレート29,31により固定軸に対して回転軸心方向の位置決めがなされている。ハブ5には、マグネット33が固定され、図外のベースに支持されたコイルと共に回転駆動用のモータを構成している。モータの通電制御によりハブ5が、固定軸27の回りに回転駆動可能となっている。
固定軸27には、雌ねじ部35が設けられている。この固定軸27の一端(図2では下端)は、雌ねじ部35に対するビスなどの締結によりハード・ディスク・ドライブのベースに固定されている。固定軸27の他端(図2では上端)には、図外のハウジングのカバーが雌ねじ部35に対するビスなどの締結により固定されている。
このように、ハウジングのカバーが固定軸27に固定されることで、可搬型の
ハード・ディスク・ドライブを携帯電話のポートに挿入する時などにハード・ディスク・ドライブに対する把持力がカバーに入力されても、回転部であるハブ5側に外力が働くことを抑制することができ、ディスク3の円滑な回転駆動を行わせることができる。
クランプ7は、固定リング37及びスプリング・ワッシャ39により形成されている。
固定リング37は、クランプ嵌合部をリング形状として適用したものであり、嵌合軸部21に焼き嵌めの嵌合により固定されている。クランプ嵌合部をリング形状の固定リング37とすることで、前記のようにカバーを固定軸27に締結固定することができる。スプリング・ワッシャ39は、固定リング37及びディスク3間で嵌合軸部21に嵌合され且つ撓められ、ディスク3の一側面17に対し所定の軸力で弾接している。
スプリング・ワッシャ39は、リング状の板ばねで形成され、第1当接部41及び第2当接部43を備えている。第1当接部41は、外径側に湾曲形成されディスク3の一側面17に凸形状で弾接している。第2当接部43は、内径側に第1当接部41とは逆向きにの若干のアールを持って固定リング37に凸形状で弾接している。第2当接部43よりも径方向内側のスペーサ内径部45は、この組み付け状態において回転軸心方向に若干傾斜している。
スプリング・ワッシャ39の外径側縁部47と固定リング37との間及び同内径側縁部49とハブ5との間に、隙間G1,G2を有している。隙間G2は、内径側縁部49の全周で嵌合軸部21の外周面23に対して0.02mm程度となっている。なお、隙間G1,G2は、スプリング・ワッシャ39の外径側縁部47及び内径側縁部49が実質的に負荷を受けないようにするためのものであり、無くすことも可能である。また、スプリング・ワッシャ39の反力に影響しない程度であれば、外径側縁部47が固定リング37に当接し、或いは内径側縁部49がハブ5に当接する構造にすることもできる。
図3は、固定リング37の平面図である。固定リング37は、円形リング状に形成され、内周面51は、嵌合面となっている。
図4〜図6は、スプリング・ワッシャ39に係り、図4は、スプリング・ワッシャの自由状態での平面図、図5は、図4のV−V線矢視断面図、図6は、図5のVI部の拡大断面図である。
前記スプリング・ワッシャ39は、SUS304CSP−H等のばね材で形成され、固定リング37及びディスク3間で撓められる前の自由状態でスペーサ内径部45が回転軸心に対して傾斜せず直交する周回板状に形成されている。本実施例において、スプリング・ワッシャ39の各部の寸法は、ほぼ次のように設定されている。内径側縁部49の直径D1=6mm、外径側縁部47の直径D2=7mm、第1当接部41の直径D3=6.2mm、第2当接部43の直径D4=6.6mm、板厚t=0.06mm、自由状態での第1当接部41の湾曲R=0.2mm、回転軸心方向の自由長(高さ)H=0.2mm、外径側縁部47の回転軸心方向の自由長(高さ)h=0.1mm程度となっている。但し、スプリング・ワッシャ39の各部の寸法は、あくまでも例示であり、他の寸法に設定できることは勿論である。
このスプリング・ワッシャ39が、前記固定リング37及びディスク3間で撓められて前記第2当接部43が前記固定リング37に当接構成される。
[ディスク取付方法]
図7〜図9は、固定リング37及びスプリング・ワッシャ39の組付けを示し、図7は、固定リング37組み付け前の要部拡大半断面図、図8は、固定リング37及びスプリング・ワッシャ39組み付け途中の要部拡大断面図、図9は、同組み付け後の要部拡大断面図である。
本実施例のディスク取付方法は、スプリング・ワッシャ嵌合工程及び固定リング嵌合工程を備えている。
両工程の前にまずディスク3をハブ5に組み付ける。この組付けにおいて、ディスク3は、ハブ5の段部9に組み付けられ、ディスク内径部15が嵌合部11に嵌合し、他側面19の内径側が支持面13に支持される。
次に、スプリング・ワッシャ嵌合工程では、スプリング・ワッシャ39を、前記嵌合軸部21に図7のように嵌合させる。このとき、スプリング・ワッシャ39の内径側縁部49が嵌合軸部21に僅かな隙間G2を持って嵌合して位置決められ、第1当接部41がディスク3の一側面17に対して正確な位置で接触する。
次に、固定リング嵌合工程では、固定リング37を、前記嵌合軸部21に焼き嵌めの嵌合により固定する。この固定に際して、固定リング37は、予め加熱され、嵌合軸部21に対して遊嵌可能状態となる。この加熱された固定リング37を、図7のように嵌合軸部21の端部に対向配置させ、そのまま図8のように嵌合軸部21に嵌入させる。
固定リング37の嵌入が進むとスプリング・ワッシャ39に当接する。この当接の初期は、スプリング・ワッシャ39のスペーサ内径部45の周回板状の部分で当接が行われる。
固定リング37に負荷を与えつつさらに嵌入させると、スプリング・ワッシャ39が、短いスパンSで撓められ、反力(荷重)を発生する。反力がディスク3の一側面17に対する所定の軸力となったとき、固定リング37の嵌入動作が停止され、冷却により固定リング37が嵌合軸部21に対して締まり嵌め状態で固定される。この固定により固定リング37及びスプリング・ワッシャ39の組付けが完了する。
この組み付け状態で、スプリング・ワッシャ39の外径側縁部47と固定リング37との間及び同内径側縁部49とハブ5との間に、前記隙間G1,G2を有する。
[荷重特性]
ディスク3がハブ5に対して安定的に支持されるために、スプリング・ワッシャ39の発生荷重によりディスク3の一側面17に対し所定の軸力を与える必要がある。この軸力下においてハブ5に対しディスク3にトルクを与えると、あるトルクでディスク3がハブ5に対して相対回転を始める。このトルクをスリップ・トルクとし、スリップ・トルクを一定値以上とすることで、ディスク3をハブ5に安定的に支持させることができる。この必要とするスリップ・トルクと荷重との関係を予め実験により求め、スプリング・ワッシャ39の発生荷重が設定された荷重となるように前記の組み付けが行われる。
そして、組み付け時に、発生荷重がある点で急激に変化してから設定された荷重を満足する荷重特性であると組み付け時の荷重の設定に困難を伴うことになる。
そこで、前記組み付けによるスプリング・ワッシャ39の高さ変化(固定リング37及び支持面13間の間隔変化)に対する発生荷重の変化を直線的にするのが良い。
本実施例は、図10の比較例との関係において図11の結果を得た。図10は、比較例の組み付け後の要部拡大断面図である。図11は、スプリング・ワッシャ39の高さ(平均高さ)と発生荷重(荷重)との関係を示すグラフである。図11において、線分59,61,63が、本実施例の構造に係り、板厚をそれぞれ0.05mm、0.06mm、0.08mmとした結果であり、線分65が、比較例に係り、板厚を0.05mmとした結果である。
図10のように、比較例では、本実施例の第2当接部43に相当する構成が設けられておらず、スプリング・ワッシャ39Aの内径側縁部49Aが、第1当接部41Aからの長いスパンS1で固定リング37から力を受け、荷重を発生させる構成となっている。
このため、比較例のスプリング・ワッシャ39Aは、実施例に対して撓み易く、発生荷重が設定された荷重になる前に固定リング37が外径側縁部47Aに突き当たり易く、図11の線分65のように荷重が急に増大する。
これに対し、本実施例の構造では、図9のようにスパンSを短くしているから、設定の荷重を上回る範囲でも隙間G1を維持することができ、図11の線分59,61,63のように荷重の急な上昇は無い。このため、本実施例の構造によれば、図11に破線で示す設定荷重を発生させるためのスプリング・ワッシャ39の高さ変化と荷重との関係を直線的な変化にすることができ、荷重設定を容易且つ確実に行わせることができる。
なお、本発明では、比較例を排除するものではなく、比較例よりも実施例がより容易且つ確実に荷重設定を行わせることができることを説明するものである。すなわち、比較例においても、固定リング37の嵌合軸部21に対する焼き嵌め等による嵌合固定でスプリング・ワッシャ39Aの発生荷重を設定できる点においては同一思想である。
[実施例の効果]
本発明実施例は、回転駆動可能なハブ5に、記録用のディスク3をクランプ7による回転軸心方向の軸力により固定的に支持するディスク回転駆動装置1において、前記ハブ5に、前記ディスク3の内径側で該ディスク3の一側面17に回転軸心方向に突出する嵌合軸部21を設け、前記クランプ7を、固定リング37及びスプリング・ワッシャ39により形成し、前記固定リング37を、前記嵌合軸部21に焼き嵌めにより取り付け、前記スプリング・ワッシャ39を、前記固定リング37及びディスク3間で前記嵌合軸部21に嵌合させ且つ撓め前記ディスク3の一側面17に対し所定の軸力で弾接するばね材としたため、固定リング37をハブ5の嵌合軸部21に焼き嵌めにより取り付けるとき、スプリング・ワッシャ39を、固定リング37及びディスク3間で撓めてディスク3支持のための軸力を設定することができ、クランプの製造誤差に係わらず軸力の製品毎のばらつきを抑制することができる。
前記固定リング37の嵌合は、焼き嵌めであるため、スプリング・ワッシャ39に直接力を加えることができ、スプリング・ワッシャ39の荷重を正確に設定することができる。また、固定リング37を嵌合軸部21にねじ構造により組み付ける必要がないため、極めて小型のハード・ディスク・ドライブ等にも容易に適用することができる。
前記スプリング・ワッシャ39は、リング状の板ばねで形成され且つ外径側に前記ディスク3の一側面17に凸形状で弾接する第1当接部41を有すると共に内径側に前記固定リング37に凸形状で弾接する第2当接部43を備え、前記スプリング・ワッシャ39の外径側縁部47と固定リング37との間及び同内径側縁部49とハブ5との間に、隙間G1,G2を有するため、スプリング・ワッシャ39の径方向の位置決めを行いながらスプリング・ワッシャ39の撓むスパンSを短くすることができる。従って、設定荷重を越えるまでスプリング・ワッシャ39の高さと荷重との関係を直線的な変化にすることができ、設定の荷重を得るまでに荷重の急変が無く、荷重の設定を容易に行わせることができる。
前記スプリング・ワッシャ39は、前記固定リング37及びディスク3間で撓められる前の自由状態でスペーサ内径部45が前記回転軸心に対して直交する周回板状に形成され、前記固定リング37及びディスク3間で撓められて前記第2当接部43が前記固定リング37に当接構成されるため、第1,第2当接部41,43を構成するスプリング・ワッシャ39でありながら、自由状態での形状は単純化することができ、ディスク回転駆動装置1の製造、組付けを容易に行わせることができる。
前記スプリング・ワッシャ39は、固定リング37により撓められる前の自由状態でスペーサ内径部45が前記回転軸心に対して直交する周回板状に形成され、前記固定リング37により撓められて前記第2当接部43が構成されるため、第1,第2当接部41,43を構成するスプリング・ワッシャ39でありながら、自由状態での形状は単純化することができ、スプリング・ワッシャ39の製造、組付けを容易に行わせることができる。
本実施例のディスク回転駆動装置のディスク取付方法は、スプリング・ワッシャ39を、前記嵌合軸部21に嵌合させるスプリング・ワッシャ嵌合工程と、前記固定リング37を、前記嵌合軸部21に焼き嵌めの嵌合により固定して前記スプリング・ワッシャ39を前記固定リング37及びディスク3間で撓め前記ディスク3の一側面17に対し所定の軸力を与えて弾接させる固定リング嵌合工程とを備えたため、固定リング37をハブ5の嵌合軸部21に焼き嵌めにより取り付けるとき、スプリング・ワッシャ39を、固定リング37及びディスク3間で撓めてディスク3支持のための軸力を設定することができ、クランプの製造誤差に係わらず軸力の製品毎のばらつきを抑制することができる。
ディスク回転駆動装置の要部分解斜視図である(実施例1)。 ディスク回転駆動装置の要部拡大半断面図である(実施例1)。 固定リングの平面図である(実施例1)。 スプリング・ワッシャの自由状態での平面図である(実施例1)。 図4のV−V線矢視断面図である(実施例1)。 図5のVI部の拡大断面図である(実施例1)。 固定リング組み付け前の要部拡大半断面図である(実施例1)。 固定リング及びスプリング・ワッシャ組み付け途中の要部拡大断面図である(実施例1)。 固定リング及びスプリング・ワッシャ組み付け後の要部拡大断面図である(実施例1)。 固定リング及びスプリング・ワッシャ組み付け後の要部拡大断面図である(比較例)。 スプリング・ワッシャの高さ(平均高さ)と発生荷重(荷重)との関係を示すグラフである(実施例1)。 ディスク回転駆動装置の要部半断面図である(従来例)。 ディスク回転駆動装置に係り、(a)は、要部平面図、(b)は、要部断面図である(従来例)。
符号の説明
1 ディスク回転駆動装置
3 ディスク
5 ハブ(回転体)
7 クランプ
17 一側面
21 嵌合軸部
37 固定リング
39 スプリング・ワッシャ
41 第1当接部
43 第2当接部
45 内径部
47 外径側縁部
49 内径側縁部
G1,G2 隙間

Claims (6)

  1. 回転駆動可能な回転体に、記録用のディスクをクランプによる回転軸心方向の押圧力により固定的に支持するディスク回転駆動装置において、
    前記回転体に、前記ディスクの内径側で該ディスクの一側面に対し回転軸心方向に突出する嵌合軸部を設け、
    前記クランプを、リング状の固定リング及びスプリング・ワッシャにより形成し、
    前記固定リングを、前記嵌合軸部に嵌合により固定し、
    前記スプリング・ワッシャを、前記固定リング及びディスク間で前記嵌合軸部に嵌合させ且つ撓めることで前記ディスクの一側面に対し所定の押圧力で弾接するばね材とし、
    前記スプリング・ワッシャは、リング状の板ばねで形成され且つ外径側に前記ディスクの一側面に凸形状で弾接する第1当接部を有すると共に内径側に前記固定リングに凸形状で弾接する第2当接部を備え、
    前記スプリング・ワッシャの外径側縁部と前記固定リングとの間及び同内径側縁部と前記嵌合軸部との間に、隙間を有する
    ことを特徴とするディスク回転駆動装置。
  2. 請求項1記載のディスク回転駆動装置であって、
    前記固定リングの嵌合は、焼き嵌めである
    ことを特徴とするディスク回転駆動装置。
  3. 請求項1又は2記載のディスク回転駆動装置であって、
    前記スプリング・ワッシャは、前記固定リング及びディスク間で撓められる前の自由状態で前記第2当接部よりも径方向内側の内径部が前記回転軸心に対して直交する周回板状に形成され、
    前記固定リング及びディスク間で撓められて前記第2当接部が前記固定リングに当接構成される
    ことを特徴とするディスク回転駆動装置。
  4. 請求項3記載のディスク回転駆動装置に用いられるスプリング・ワッシャであって、
    前記固定リングにより撓められる前の自由状態で前記第2当接部よりも径方向内側の内径部が前記回転軸心に対して直交する周回板状に形成され、
    前記固定リングにより撓められて前記第2当接部が構成される
    ことを特徴とするスプリング・ワッシャ。
  5. 回転駆動可能な回転体に、記録用のディスクをクランプによる回転軸心方向の押圧力により固定的に支持するディスク回転駆動装置において、
    前記回転体に、前記ディスクの内径側で該ディスクの一側面に対し回転軸心方向に突出する嵌合軸部を設け、
    前記クランプを、リング状の固定リング及びスプリング・ワッシャにより形成し、
    前記固定リングを、前記嵌合軸部に嵌合により固定し、
    前記スプリング・ワッシャを、前記固定リング及びディスク間で前記嵌合軸部に嵌合させ且つ撓めることで前記ディスクの一側面に対し所定の押圧力で弾接するばね材とし、
    前記スプリング・ワッシャは、リング状の板ばねで形成され且つ外径側に前記ディスクの一側面に凸形状で弾接する第1当接部を有すると共に内径側に前記固定リングに凸形状で弾接する第2当接部を備え、
    前記スプリング・ワッシャの外径側縁部と前記固定リングとの間及び同内径側縁部と前記嵌合軸部との間に、隙間を有するディスク回転駆動装置であって、
    前記スプリング・ワッシャを、前記嵌合軸部に嵌合させるスプリング・ワッシャ嵌合工程と、
    前記固定リングを、前記嵌合軸部に嵌合により固定して前記スプリング・ワッシャを前記固定リング及びディスク間で撓め前記ディスクの一側面に対し所定の押圧力を与えて弾接させる固定リング嵌合工程とを備えた
    ことを特徴とするディスク回転駆動装置のディスク取付方法。
  6. 請求項5記載のディスク回転駆動装置のディスク取付方法であって、
    前記固定リング嵌合工程は、前記固定リングの嵌合による固定を焼き嵌めにより行う
    ことを特徴とするディスク回転駆動装置のディスク取付方法。
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