JP4301297B2 - 電気光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画素配列領域の内側および外側に複数本の信号線および駆動回路が各々形成された電気光学装置に関するものである。さらに詳しくは、画素配列領域内に侵入した静電気から画素配列領域および駆動回路を保護するための技術に関するものである。
液晶装置や有機エレクトロルミネッセンス装置などといった電気光学装置では、複数の画素が配列された画素配列領域内に走査線やデータ線などの信号線が通っている。また、画素配列領域に対して隣接する位置には、走査線駆動回路やデータ線駆動回路などの駆動回路が形成されている。このような電気光学装置では、組み立て時や、フレキシブル基板などの実装時、出荷後の使用時に、静電気放電による破壊、すなわち静電破壊が発生し、駆動回路が損傷することがある。
そこで、駆動回路への入力線、駆動回路からの出力線、電源供給線に対して静電気からの保護回路を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−49637号公報
しかしながら、電気光学装置において静電気が発生する場所は様々であり、例えば、画素配列領域に対して静電気放電が起こると、静電気が走査線を伝って走査線駆動回路に侵入し、走査線駆動回路で静電気破壊が発生することがある。そこで、走査線に対して静電気からの保護回路を形成することが好ましいが、近年、画素配列領域が占める領域を狭くすることなく、電気光学装置の小型化を図ると、画素配列領域と走査線駆動回路との間に保護回路を配置するスペースを確保できないことが多い。それ故、図9(a)、(b)に示すように、走査線3aの延設方向において、画素配列領域10bの両側に走査線駆動回路104および保護回路105を各々配置することになる。ここで、保護回路105は、走査線3aにダイオード素子41、42を電気的に接続することにより構成される。このような構成の保護回路105によれば、例えば、矢印Sで示す位置に静電気放電が起こって静電気が走査線3aに侵入した際、ダイオード素子41、42を介して高電位用の電源線6sあるいは低電位用の電源線6tに逃がすことができる。また、保護回路105では、画素配列領域10bとダイオード素子41、42との間にダイオード素子保護用の抵抗43を介挿することにより、ダイオード素子41、42に流れ込む静電気の電流値を抑え、ダイオード素子41、42の破壊を防止することが好ましい。
しかしながら、図9(a)、(b)に示す構成を採用すると、図9(a)に示すように、走査線駆動回路104に近い位置で静電気の放電が起こった際、静電気が保護回路105の方に十分流れず、走査線駆動回路104の方に大部分が流れてしまい、走査線駆動回路104に静電破壊が発生するという問題点がある。なお、このような問題はデータ線6aにおいても同様に発生する問題である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、画素配列領域を通る信号線の一端および他端に駆動回路および保護回路が各々電気的に接続する構成を採用した場合でも、画素配列領域に侵入した静電気から駆動回路を確実に保護することのできる電気光学装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、複数の画素が配列された画素配列領域内で並列して設けられた複数本の信号線と、前記画素配列領域外で前記信号線の一端に電気的に接続された駆動回路と、を有する電気光学装置において、前記信号線の他端には、当該信号線から静電気を放出する保護回路のダイオード素子が電気的に接続され、前記信号線において、当該信号線の長さ方向の中央位置から前記駆動回路までの配線部分の抵抗値が前記中央位置から前記ダイオード素子までの配線部分の抵抗値より大きいことを特徴とする。
本発明においては、画素配列領域を通る信号線の一端および他端に駆動回路および保護回路が各々電気的に接続しているが、信号線の長さ方向の中央位置から駆動回路までの配線部分の抵抗値は、当該中央位置からダイオード素子までの配線部分の抵抗値より大きい。このため、画素配列領域のいずれの位置に静電気放電が起こっても、静電気は信号線を伝って保護回路の側に優先的に流れ、駆動回路の側に流れない。従って、画素配列領域に侵入した静電気から駆動回路を確実に保護することができる。
本発明において、信号線の長さ方向の中央位置から駆動回路までの配線部分の抵抗値を、当該中央位置からダイオード素子までの配線部分の抵抗値より大きくするにあたっては、信号線自身の抵抗値を部分的に変える構成の他、以下の形態を採用することもできる。
本発明の別の形態では、複数の画素が配列された画素配列領域内で並列して設けられた複数本の信号線と、前記画素配列領域外で前記信号線の一端に電気的に接続された駆動回路と、を有する電気光学装置において、前記信号線の他端には、当該信号線から静電気を放出する保護回路のダイオード素子が電気的に接続され、前記信号線において、前記画素配列領域と前記ダイオード素子との間に位置する配線部分には第1の抵抗が介挿され、前記画素配列領域と前記駆動回路との間に位置する配線部分には、前記第1の抵抗よりも抵抗値が大きい第2の抵抗が介挿されていることを特徴とする。
本発明においては、画素配列領域を通る信号線の一端および他端に駆動回路および保護回路が各々電気的に接続し、かつ、信号線において画素配列領域と保護回路のダイオード素子との間に位置する配線部分には、静電気に起因するダイオード素子への突入電流を低減する第1の抵抗が介挿されているが、信号線において画素配列領域と駆動回路との間に位置する部分には、第1の抵抗よりも抵抗値が大きい第2の抵抗が介挿されているため、信号線の長さ方向の中央位置から駆動回路までの配線部分の抵抗値は、当該中央位置からダイオード素子までの配線部分の抵抗値より大きい。このため、画素配列領域のいずれの位置に静電気放電が起こっても、静電気は信号線を伝って保護回路の側に優先的に流れ、駆動回路の側に流れない。従って、画素配列領域に侵入した静電気から駆動回路を確実に保護することができる。
本発明のさらに別の形態では、複数の画素が配列された画素配列領域内で並列して設けられた複数本の信号線と、前記画素配列領域外で前記信号線の一端に電気的に接続された駆動回路と、を有する電気光学装置において、前記信号線の他端には、当該信号線から静電気を放出する第1の保護回路の第1のダイオード素子が電気的に接続され、前記信号線の一端において前記画素配列領域と前記駆動回路との間に位置する配線部分には、当該信号線から静電気を放出する第2の保護回路の第2のダイオード素子が電気的に接続され、前記信号線において、前記画素配列領域と前記第1のダイオード素子との間に位置する配線部分には第1の抵抗が介挿され、前記画素配列領域と前記第2のダイオード素子との間に位置する配線部分には前記第1の抵抗よりも抵抗値が大きい第2の抵抗が介挿されていることを特徴とする。
本発明においては、画素配列領域を通る信号線の一端および他端に駆動回路および第1の保護回路が各々電気的に接続し、かつ、信号線において画素配列領域と第1の保護回路の第1のダイオード素子との間に位置する配線部分には、静電気に起因する第1のダイオード素子への突入電流を低減する第1の抵抗が介挿されているが、信号線において画素配列領域と駆動回路との間に位置する部分には、第1の抵抗よりも抵抗値が大きい第2の抵抗が介挿されているため、信号線の長さ方向の中央位置から駆動回路までの配線部分の抵抗値は、当該中央位置から第1のダイオード素子までの配線部分の抵抗値より大きい。このため、画素配列領域のいずれの位置に静電気放電が起こっても、静電気は信号線を伝って第1の保護回路の側に優先的に流れ、第2の保護回路および駆動回路の側に流れない。従って、画素配列領域に侵入した静電気から駆動回路を確実に保護することができる。
本発明において、前記画素において、画素スイッチング用薄膜トランジスタおよび画素電極が形成され、前記駆動回路において、相補型薄膜トランジスタが形成され、前記信号線および前記ダイオード素子は、前記画素スイッチング用薄膜トランジスタ、前記画素電極および前記相補型薄膜トランジスタを構成する複数の薄膜により形成されていることが好ましい。また、前記第1の抵抗および前記第2の抵抗も、前記画素スイッチング用薄膜トランジスタ、前記画素電極および前記相補型薄膜トランジスタを構成する複数の薄膜により形成されていることが好ましい。このように構成すると、新たな薄膜を追加することなく、駆動回路や画素配列領域を静電気から保護することができる。
本発明において、前記ダイオード素子としては、PIN接合型ダイオード、N型の薄膜トランジスタをダイオード接続したMOS型ダイオード、P型の薄膜トランジスタをダイオード接続したMOS型ダイオードを用いることができる。但し、ダイオード素子としてPIN接合型ダイオードを用いれば、静電気に起因する突入電流によってダイオード素子が破壊されても、ダイオード素子は絶縁体となるだけであり、信号線が静電気放出用電気経路と短絡状態になることがないので、その後も電気光学装置は正常に動作する。また、N型の薄膜トランジスタをダイオード接続したMOS型ダイオード、あるいはP型の薄膜トランジスタをダイオード接続したMOS型ダイオードを用いた場合、駆動回路をN型またはP型の薄膜トランジスタで形成した場合でも、MOS型ダイオードを構成することができる。
本発明に係る電気光学装置としては、液晶装置や有機エレクトロルミネッセンス装置を挙げることができる。また、本発明を適用した電気光学装置は、投射型表示装置、液晶テレビ、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器や、電子ペーパーなどに用いることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態は、電気光学装置として、TFTアクティブマトリクス駆動形式の液晶装置に本発明を適用したものである。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、以下の説明では、走査線駆動回路およびデータ線駆動回路のうち、走査線駆動回路の側を静電気から保護する構成を中心に説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明を適用した電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。図1に示すように、電気光学装置100は、概ね、液晶パネル100p、画像処理回路202、タイミング発生回路203および電源回路201によって構成されており、画像処理回路202、タイミング発生回路203および電源回路201は、液晶パネル100pに接続されたフレキシブル基板(図示せず)に実装されたICなどにより構成されている。タイミング発生回路203では、液晶パネル100pの各画素100aを駆動するためのドットクロックが生成され、このドットクロックに基づいて、クロック信号VCK、HCK、反転クロック信号VCKB、HCKB、転送開始パルスHSP、VSPが生成される。画像処理回路202は、外部から入力画像データが入力されると、この入力画像データに基づいて画像信号を生成し、液晶パネル100pに供給する。電源回路201は、複数の電源VDD、VSS、VHH、VLLを生成して液晶パネル100pに供給する。
液晶パネル100pは、その中央領域に複数の画素100aがマトリクス状に配列された画素配列領域10bを備えている。かかる液晶パネル100pにおいて、後述する素子基板10には、画素配列領域10bの内側で複数本のデータ線6aおよび複数本の走査線3aが縦横に延びており、それらの交点に対応する位置に画素100aが構成されている。複数の画素100aの各々には、画素スイッチング素子としての薄膜トランジスタ30および画素電極9aが形成されている。薄膜トランジスタ30のソースにはデータ線6aが電気的に接続され、薄膜トランジスタ30のゲートには走査線3aが電気的に接続され、薄膜トランジスタ30のドレインには画素電極9aが電気的に接続されている。
素子基板10において、画素配列領域10bの外側領域には走査線駆動回路104およびデータ線駆動回路101が構成されている。データ線駆動回路101は各データ線6aの一端に電気的に接続しており、画像処理回路202から供給される画像信号を各データ線6aに順次供給する。走査線駆動回路104は、各走査線3aの一端3cに電気的に接続しており、走査信号を各走査線3aに順次供給する。
各画素100aにおいて、画素電極9aは、後述する対向基板に形成された共通電極と液晶を介して対向し、液晶容量50aを構成している。また、各画素100aには、液晶容量50aで保持される画像信号がリークするのを防ぐために、液晶容量50aと並列に保持容量60が付加されている。本形態では、保持容量60を構成するために、走査線3aと並列するように容量線3bが形成されており、かかる容量線3bは共通電位線(図示せず)に接続され、所定の電位に保持されている。なお、保持容量60は前段の走査線3aとの間に形成される場合もある。
(液晶パネルおよび素子基板の構成)
図2(a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置100の液晶パネル100pを各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。図2(a)、(b)に示すように、電気光学装置100の液晶パネル100pでは、所定の隙間を介して素子基板10と対向基板20とが所定の隙間を介してシール材107によって貼り合わされており、シール材107は対向基板20の縁に沿うように配置されている。シール材107は、光硬化樹脂や熱硬化性樹脂などからなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。
素子基板10において、シール材107の外側領域では、素子基板10の一辺に沿ってデータ線駆動回路101および複数の端子102が形成されており、この一辺に隣接する一辺に沿って走査線駆動回路104が形成されている。また、素子基板10において、画素配列領域10bを挟んで対向する位置には、画素配列領域10bおよび走査線駆動回路104を静電気から保護するための保護回路105が構成されている。対向基板20のコーナー部の少なくとも1箇所においては、素子基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための上下導通材109が形成されている。
詳しくは後述するが、素子基板10には、画素電極9aがマトリクス状に形成されている。これに対して、対向基板20には、シール材107の内側領域に遮光性材料からなる額縁108が形成され、その内側が画像表示領域10aとされている。また、対向基板20では、素子基板10の画素電極9aの縦横の境界領域と対向する領域にブラックマトリクス、あるいはブラックストライプなどと称せられる遮光膜23が形成され、その上層側には、ITO(Indium Tin Oxide)膜からなる対向電極21が形成されている。なお、画素配列領域10bには、額縁108と重なる領域にダミーの画素が構成される場合があり、この場合、画素配列領域10bのうち、ダミー画素を除いた領域が画像表示領域10aとして利用されることになる。
このように形成した電気光学装置100は、後述するモバイルコンピュータ、携帯電話機、液晶テレビなどといった電子機器のカラー表示装置として用いることができ、この場合、対向基板20には、カラーフィルタ(図示せず)や保護膜が形成される。また、対向基板20および素子基板10の光入射側の面あるいは光出射側には、使用する液晶50の種類、すなわち、TN(ツイステッドネマティック)モード、STN(スーパーTN)モード等々の動作モードや、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィルム、偏光板などが所定の向きに配置される。電気光学装置100は、透過型に限らず、反射型および半透過反射型として構成される場合があり、この場合、例えば、素子基板10には光反射層が形成される。電気光学装置100は、投射型表示装置(液晶プロジェクタ)において、RGB用のライトバルブとして用いることができる。この場合、RGB用の各電気光学装置100の各々には、RGB色分解用のダイクロイックミラーを介して分解された各色の光が投射光として各々入射されることになるので、カラーフィルタは形成されない。また、対向基板20に対して、各画素に対応するようにマイクロレンズを形成すれば、入射光の画素電極9aに対する集光効率を高めることができるので、明るい表示を行うことができる。さらにまた、対向基板20に何層もの屈折率の異なる干渉層を積層することにより、光の干渉作用を利用して、RGB色をつくり出すダイクロイックフィルタを形成してもよい。このダイクロイックフィルタ付きの対向基板によれば、より明るいカラー表示を行うことができる。
(各画素の構成)
図3(a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置100に用いた素子基板10において相隣接する画素の平面図、およびそのA−A′線に相当する位置で電気光学装置100を切断したときの断面図である。
図3(a)、(b)に示すように、素子基板10には、ガラスなどからなる透明基板10dの表面にシリコン酸化膜などからなる下地保護膜12が形成されているとともに、その表面側において、画素電極9aに隣接する位置にNチャネル型の薄膜トランジスタ30が形成されている。薄膜トランジスタ30は、島状の半導体膜1aに対して、チャネル形成領域1a′、低濃度ソース領域1b、高濃度ソース領域1d、低濃度ドレイン領域1c、および高濃度ドレイン領域1eが形成されたLDD(Lightly Doped Drain)構造を備えている。
半導体膜1aは、素子基板10に対してアモルファスシリコン膜を形成した後、レーザアニールやランプアニールなどにより多結晶化されたポリシリコン膜である。低濃度ソース領域1bおよび低濃度ドレイン領域1cは、走査線3aをマスクとして、例えば、約0.1×1013/cm2〜約10×1013/cm2のドーズ量で低濃度N型の不純物イオン(リンイオン)を導入することにより形成された半導体領域であり、高濃度ソース領域1dおよび高濃度ドレイン領域1eは、レジストマスクを用いて、約0.1×1015/cm2〜約10×1015/cm2のドーズ量で高濃度N型の不純物イオン(リンイオン)を導入することにより形成された半導体領域である。
薄膜トランジスタ30の上層側には、層間絶縁膜7、8が形成されている。層間絶縁膜7の表面にはデータ線6aが形成され、このデータ線6aは、層間絶縁膜7に形成されたコンタクトホール7aを介して高濃度ソース領域1dに電気的に接続している。層間絶縁膜8の表面にはITO膜からなる画素電極9aが形成されている。画素電極9aは、層間絶縁膜8に形成されたコンタクトホール8aを介してドレイン電極6bに電気的に接続し、このドレイン電極6bは、層間絶縁膜7およびゲート絶縁膜2に形成されたコンタクトホール7bを介して高濃度ドレイン領域1eに電気的に接続している。画素電極9aの表面側にはポリイミド膜からなる配向膜16が形成されている。また、高濃度ドレイン領域1eからの延設部分1f(下電極)に対しては、ゲート絶縁膜2と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して、走査線3aと同層の容量線3bが上電極として対向することにより、保持容量60が構成されている。本形態において、走査線3aおよび容量線3bは、モリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜などの単層膜あるいは積層膜からなる。また、データ線6aおよびドレイン電極6bも、モリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜などの単層膜あるいは積層膜からなる。
このように構成した素子基板10と対向基板20とは、画素電極9aと対向電極21とが対面するように配置され、かつ、これらの基板間には、前記のシール材107(図2(a)、(b)参照)により囲まれた空間内に電気光学物質としての液晶50が封入されている。液晶50は、画素電極9aからの電界が印加されていない状態で配向膜16、22により所定の配向状態をとる。液晶50は、例えば一種または数種のネマティック液晶を混合したものなどからなる。
(駆動回路の構成)
再び図2(a)において、本形態の電気光学装置100では、素子基板10の表面側のうち、画素配列領域10bの周辺領域を利用してデータ線駆動回路101および走査線駆動回路104などの内部回路が形成されている。このようなデータ線駆動回路101および走査線駆動回路104は、図4(a)、(b)に示すように、Pチャネル型の薄膜トランジスタ80とNチャネル型の薄膜トランジスタ90とを備えた相補回路などを有しており、このような相補回路の構成を簡単に説明する。図4(a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置に用いた素子基板に形成した相補型薄膜トランジスタの平面図、およびそのB−B′線に相当する位置で素子基板を切断したときの断面図である。
図4(a)、(b)において、駆動回路のトランジスタは、Pチャネル型の薄膜トランジスタ80とNチャネル型の薄膜トランジスタ90とからなる相補型薄膜トランジスタとして構成されている。このような薄膜トランジスタ80、90は、画素スイッチング用の薄膜トランジスタ30の製造工程の一部を利用して形成されたものであり、薄膜トランジスタ80、90を構成する半導体膜1h、1mは、薄膜トランジスタ30を構成する半導体膜1aと同時形成されたポリシリコン膜である。
Nチャネル型の薄膜トランジスタ90は、チャネル形成領域1m′の両側にN型の高濃度ソース領域1pおよび高濃度ドレイン領域1nを備えており、高濃度ソース領域1pおよび高濃度ドレイン領域1nは、薄膜トランジスタ30の高濃度ソース領域1dおよび高濃度ドレイン領域1eを形成する際、ゲート電極3eをマスクにして、約0.1×1015/cm2〜約10×1015/cm2のドーズ量で高濃度N型の不純物イオンが導入された半導体領域である。なお、薄膜トランジスタ90は、LDD構造やマルチゲート構造に形成される場合もある。
Pチャネル型の薄膜トランジスタ80は、チャネル形成領域1h′の両側にP型の高濃度ソース領域1iおよび高濃度ドレイン領域1jを備えており、高濃度ソース領域1iおよび高濃度ドレイン領域1jは、ゲート電極3eをマスクにして、約0.1×1015/cm2〜約10×1015/cm2のドーズ量で高濃度P型の不純物イオン(ボロンイオン)が導入された半導体領域である。なお、薄膜トランジスタ80も、LDD構造やマルチゲート構造に形成される場合もある。
薄膜トランジスタ80、90では、高電位線6eと低電位線6gが層間絶縁膜7およびゲート絶縁膜2を貫通するコンタクトホール7e、7gを介して、半導体膜1h、1mの高濃度ソース領域1i、1pに電気的に接続されている。また、出力配線6fは、層間絶縁膜7およびゲート絶縁膜2を貫通するコンタクトホール7f、7kを介して半導体膜1h、1mの高濃度ドレイン領域1j、1nに電気的にそれぞれ接続されている。また、入力配線6hは、層間絶縁膜7を貫通するコンタクトホール7hを介して共通のゲート電極3eに接続されている。
本形態において、ゲート電極3eは、走査線3aおよび容量線3bと同時形成された金属膜であり、モリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜などの単層膜あるいは積層膜からなる。また、高電位線6e、出力配線6f、低電位線6gおよび入力配線6hは、データ線6aおよびドレイン電極6bと同時形成された金属膜であり、モリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜などの単層膜あるいは積層膜からなる。
(走査線駆動回路の構成)
図5(a)、(b)を参照して、走査線駆動回路104の構成を説明する。図5(a)、(b)は各々、本形態の電気光学装置100において素子基板10に形成した走査線駆動回路104や保護回路105などの構成を示すブロック図、およびその一単位分のブロック図である。
図5(a)、(b)に示すように、走査線駆動回路104は、シフトレジスタ104aおよびレベルシフタ&バッファ104bを備えている。シフトレジスタ104aには、図1に示すタイミング発生回路203からクロック信号VCK、反転クロック信号VCKB、および転送開始パルスVSPなどが入力される。シフトレジスタ104aは、転送開始パルスVSPが入力されると、クロック信号VCKおよび反転クロック信号VCKBに同期して、転送パルスを順次生成する。本形態において、シフトレジスタ104aは、m本の走査線3aに対応してm段より構成されており、第1段目から第m段目に向かう方向で、各段より転送パルスが順次出力される。そして、シフトレジスタ104aの最終段より、転送パルスがシフトレジスタ104aのエンドパルスYEPとしても出力される。また、レベルシフタ&バッファ104bも、m本の走査線3aに対応してm段より構成されており、シフトレジスタ104aから順次出力された転送パルスは、レベルシフタ&バッファ104bに入力された後、各々、電圧レベルがレベルシフトされて、走査信号として走査線3aに順次出力される。
また、走査線駆動回路104には、図1に示す電源回路201より、第1電源VDD、第2電源VSS、第3電源VHH、および第4電源VLLが供給される。従って、走査線駆動回路104に対して、第1電源VDDを供給するための第1電源線6m、第2電源VSSを供給するための第2電源線6n、第3電源VHHを供給するための第3電源線6s、および第4電源VLLを供給するための第4電源線6tを含む電源線群が電気的に接続されている。ここで、第1電源線6mおよび第2電源線6nはシフトレジスタ104aに電気的に接続され、シフトレジスタ104aは、第1電源VDDおよび第2電源VSSによって駆動する。また、第3電源線6sおよび第4電源線6tは、レベルシフタ&バッファ104bに電気的に接続され、レベルシフタ&バッファ104bは、第3電源VHH(高電位)および第4電源VLL(低電位)によって駆動する。それ故、第3電源VHHは、液晶パネル100p内で使用される最高電位であり、第4電源VLLは、液晶パネル100p内で使用される最低電位である。また、レベルシフタ&バッファ104bには、図4を参照して説明した相補型薄膜トランジスタ(Pチャネル型の薄膜トランジスタ80およびNチャネル型の薄膜トランジスタ90)が構成されており、この相補型薄膜トランジスタでは、第3電源線6sおよび第4電源線6tが各々、図4に示した高電位線6eおよび低電位線6gに相当する。
(画素配列領域10bおよび走査線駆動回路104における静電気対策)
このように構成した電気光学装置100において、例えば液晶パネル100pの組み立て時、運搬時などの非動作時、または電源供給が行われている動作時に画素配列領域10bに対して静電気の放電が発生した場合、画素100aが損傷するおそれがある。また、画素配列領域10bに侵入した静電気が走査線3aに流れ込むと、走査線3aの一端3cに電気的に接続する走査線駆動回路104において、レベルシフタ&バッファ104bが破壊、劣化するおそれがある。
そこで、本形態では、図5(a)、(b)に示すように、画素配列領域10bに対して走査線駆動回路104とは反対側領域には、画素配列領域10bおよび走査線駆動回路104に対する保護回路105が構成されており、保護回路105は、走査線3aの他端3dに電気的に接続している。
本形態において、保護回路105には、第3電源VHHおよび第4電源VLLを供給する第3電源線6sおよび第4電源線6tが静電気放出用電気経路として引き回されており、走査線3aの他端3dと第3電源線6sとの間にはダイオード素子41が介挿され、走査線3aの他端3dと第4電源線6tとの間にはダイオード素子42が介挿されている。ここで、2つのダイオード素子41、42のうち、ダイオード素子41は、アノード側が走査線3aに電気的に接続され、カソード側が第3電源線6s(第3電源VHH)に電気的に接続されている。これに対して、ダイオード素子42は、カソード側が走査線3aに電気的に接続され、アノード側が第4電源線6t(第4電源VLL)に電気的に接続されている。また、本形態では、走査線3aの他端3dにおいて、画素配列領域10bとダイオード素子41、42との間に位置する配線部分には、ダイオード素子41、42への突入電流値を抑える第1の抵抗43が介挿されている。
さらに、本形態では、走査線の一端3cにおいて、画素配列領域10bと走査線駆動回路104との間に位置する配線部分には第2の抵抗49が介挿されており、第2の抵抗49の抵抗値R49は、第1の抵抗43の抵抗値R43より大きい。しかも、走査線3aは、長さ方向において材質および線幅が同一であり、単位長さ当たりの抵抗値は、走査線3aの長さ方向において材一定である。従って、走査線3aにおいて、走査線3aの長さ方向の中央位置から走査線駆動回路104までの配線部分の抵抗値は、走査線3aの中央位置からダイオード素子41、42までの配線部分の抵抗値よりも大きい。
本形態において、ダイオード素子41、42は、図3および図4を参照して説明した薄膜トランジスタ30、Pチャネル型の薄膜トランジスタ80、およびNチャネル型の薄膜トランジスタ90を製造する際、半導体膜の所定領域に対してN型不純物およびP型不純物を順次導入することにより形成されたPIN接合型ダイオードである。すなわち、ダイオード素子41、42は、半導体膜に対してN型領域、真性領域およびP型領域がこの順に形成された構造を有している。また、第1の抵抗43および第2の抵抗49は、図3および図4を参照して説明した薄膜トランジスタ30、Pチャネル型の薄膜トランジスタ80、およびNチャネル型の薄膜トランジスタ90を製造する際、半導体膜に対して低濃度のN型不純物、あるいは低濃度のP型不純物を順次導入することにより形成された抵抗素子であり、その長さ寸法や幅寸法を所定条件に設定すれば、所定の抵抗値に設定することができる。
このように構成した電気光学装置100においては、図5(a)に矢印Sで示すように、画素配列領域10bに対して静電気の放電が起こると、静電気は走査線3aに侵入する。その際、走査線3aの一端3cおよび他端3dに走査線駆動回路104および保護回路105が各々電気的に接続し、かつ、走査線3aにおいて、画素配列領域10bと保護回路105のダイオード素子41、42との間には第1の抵抗43が介挿されているが、画素配列領域10bと走査線駆動回路104との間には、第1の抵抗43よりも抵抗値が大きい第2の抵抗49が介挿されているため、走査線3aの長さ方向の中央位置から走査線駆動回路104までの抵抗値は、走査線3aの中央位置からダイオード素子41、42までの走査線3aの抵抗値よりも大きい。従って、走査線3aに静電気が侵入しても、静電気は走査線3aを伝って保護回路105の側に優先的に流れ、走査線駆動回路104の側にはわずかしか流れない。そして、保護回路105では、走査線3aに対して、第3電源線6sの電位(第3電源VHH)より高電位の静電気が印加された場合、静電気は、矢印A1に示すように、ダイオード素子41を介して走査線3aから第3電源線6sに放出される。また、走査線3aに対して、第4電源線6tの電位(第4電源VLL)より低電位の静電気が印加された場合、静電気は、矢印A2に示すように、ダイオード素子42を介して走査線3aから第4電源線6tに放出される。それ故、本形態によれば、画素配列領域10bに侵入した静電気から画素配列領域10bを保護することができるとともに、走査線駆動回路104も確実に保護することができる。
また、走査線3aにおいて、画素配列領域10bとダイオード素子41、42との間の配線部分には、静電気に起因するダイオード素子への突入電流を低減する第1の抵抗43が介挿されているので、ダイオード素子41、42が静電気によって破壊されることも防止することができる。
さらに、ダイオード素子41、42はPIN接合型ダイオードであるため、静電気に起因して大電流が貫通して破壊された場合でも絶縁体に変化するだけであり、その後の電気光学装置100の動作に支障を及ぼすことがない。
さらにまた、本形態において、ダイオード素子41、42、抵抗43、49は、いずれも薄膜トランジスタ30、80、90を構成する複数の薄膜により形成されているので、新たな薄膜を追加することなく、走査線駆動回路104や画素配列領域10bを静電気から保護することができる。
(入力保護回路および出力保護回路)
また、本形態の電気光学装置100では、走査線駆動回路104に外部から信号が入力される入力端子側、および走査線駆動回路104より外部に信号が出力される出力端子側の各々に入力保護回路104cおよび出力保護回路104dが構成されている。従って、入力保護回路104cは、入力端子に電気的に接続する配線に対して静電気を逃がす経路を提供することによりシフトレジスタ104aを保護する。また、出力保護回路104dは、出力端子に電気的に接続する配線に対して静電気を逃がす電気経路を提供することによりシフトレジスタ104aを保護する。このような入力保護回路104cおよび出力保護回路104dの具体的な構成は、保護回路105と同様であるため、説明を省略するが、2つのダイオード素子のうち、一方のダイオード素子のカソードおよびアノードを高電位線および入出力線に各々接続し、他方のダイオード素子のアノードおよびカソードを低電位線および入出力線に各々接続した構成を有している。
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置の素子基板10に形成した走査線駆動回路104および保護回路105などの一単位分のブロック図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図6に示すように、本形態でも、画素配列領域10bに対して走査線駆動回路104とは反対側領域には、画素配列領域10bおよび走査線駆動回路104に対する保護回路105(第1の保護回路)が構成されており、保護回路105は、走査線3aの他端3dに電気的に接続している。すなわち、保護回路105には、第3電源VHHおよび第4電源VLLを供給する第3電源線6sおよび第4電源線6tが静電気放出用電気経路として引き回されており、走査線3aの他端3dと第3電源線6sとの間、および走査線3aの他端3dと第4電源線6tとの間にはダイオード素子41、42(第1のダイオード素子)が介挿されている。また、走査線3aの他端3dにおいて、画素配列領域10bとダイオード素子41、42との間に位置する配線部分には、ダイオード素子41、42への突入電流値を抑える第1の抵抗43が介挿されている。
また、本形態では、画素配列領域10bと走査線駆動回路104との間にも、画素配列領域10bおよび走査線駆動回路104に対する保護回路106(第2の保護回路)が構成されており、保護回路106は、走査線3aの一端3cに電気的に接続している。すなわち、保護回路106には、保護回路105と同様、第3電源VHHおよび第4電源VLLを供給する第3電源線6sおよび第4電源線6tが静電気放出用電気経路として引き回されており、走査線3aの一端3cと第3電源線6sとの間、および走査線3aの一端3cと第4電源線6tとの間にはダイオード素子44、45(第2のダイオード素子)介挿されている。
また、走査線3aの一端3cにおいて、画素配列領域10bとダイオード素子44、45との間に位置する配線部分には、ダイオード素子44、45への突入電流値を抑える第2の抵抗46が介挿されている。
ここで、第2の抵抗46の抵抗値R46は、第1の抵抗43の抵抗値R43より大きい。しかも、走査線3aは、長さ方向において材質および線幅が同一であり、単位長さ当たりの抵抗値は、走査線3aの長さ方向において材一定である。従って、走査線3aにおいて、走査線3aの長さ方向の中央位置から走査線駆動回路104までの配線部分の抵抗値は、走査線3aの中央位置からダイオード素子41、42までの配線部分の抵抗値よりも大きい。
このようなダイオード素子44、45も、ダイオード素子41、42と同様、図3および図4を参照して説明した薄膜トランジスタ30、Pチャネル型の薄膜トランジスタ80、およびNチャネル型の薄膜トランジスタ90を製造する際、半導体膜の所定領域に対してN型不純物およびP型不純物を順次導入することにより形成されたPIN接合型ダイオードである。すなわち、ダイオード素子41、42は、半導体膜に対してN型領域、真性領域およびP型領域がこの順に形成された構造を有している。また、第1の抵抗43および第2の抵抗46は、図3および図4を参照して説明した薄膜トランジスタ30、Pチャネル型の薄膜トランジスタ80、およびNチャネル型の薄膜トランジスタ90を製造する際、半導体膜に対して低濃度のN型不純物、あるいは低濃度のP型不純物を順次導入することにより形成された抵抗素子であり、その長さ寸法や幅寸法を所定条件に設定すれば、所定の抵抗値に設定することができる。
このように構成した電気光学装置100においても、実施の形態1と同様、走査線3aに静電気が侵入しても、静電気は走査線3aを伝って保護回路105の側に優先的に流れ、走査線駆動回路104の側にはわずかしか流れない。また、走査線駆動回路104の側に流れた静電気は保護回路106を介して放出される。それ故、本形態によれば、画素配列領域10bに侵入した静電気から画素配列領域10bを保護することができるとともに、走査線駆動回路104も確実に保護することができる。
[実施の形態3]
図7は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置の素子基板10に形成した走査線駆動回路104および保護回路105などのブロック図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図7に示すように、本形態でも、画素配列領域10bに対して走査線駆動回路104とは反対側領域には、画素配列領域10bおよび走査線駆動回路104に対する保護回路105が構成されており、保護回路105は、走査線3aの他端3dに電気的に接続している。すなわち、保護回路105には、第3電源VHHおよび第4電源VLLを供給する第3電源線6sおよび第4電源線6tが静電気放出用電気経路として引き回されており、走査線3aの他端3dと第3電源線6sとの間、および走査線3aの他端3dと第4電源線6tとの間にはダイオード素子41、42が介挿されている。また、走査線3aの他端3dにおいて、画素配列領域10bとダイオード素子41、42との間に位置する配線部分には、ダイオード素子41、42への突入電流値を抑える抵抗48が介挿されている。
本形態では、実施の形態1、2と違って、走査線3aの一端3cにおいて、画素配列領域10bと走査線駆動回路104との間には抵抗が介挿されていないが、走査線3aの長さ方向の中央位置から走査線駆動回路104までの配線部分の単位長さ当たりの抵抗値は、その全体あるいは一部が走査線3aの中央位置からダイオード素子41、42までの配線部分の単位長さ当たりの抵抗値より大きい。
例えば、走査線3aにおいて、走査線3aの長さ方向の中央位置からダイオード素子41、42までの配線部分は全て、幅広に形成されているのに対して、走査線3aの長さ方向の中央位置から走査線駆動回路104までの配線部分は、薄膜トランジスタ30のゲート電極としてチャネル形成領域1a′と重なる部分を除いて細幅になっている。
また、素子基板10上には、薄膜トランジスタ30、80、90および画素電極9aを形成するために、金属膜、ITO膜および半導体膜が形成され、これらの薄膜の抵抗率は、以下の関係
金属膜<ITO膜<半導体膜
を有しているので、走査線3aにおいて、走査線3aの長さ方向の中央位置からダイオード素子41、42までの配線部分は全て金属膜により形成する一方、走査線3aの長さ方向の中央位置から走査線駆動回路104までの配線部分については、薄膜トランジスタ30のゲート電極としてチャネル形成領域1a′と重なる部分を除いて、ITO膜あるいは不純物を導入した半導体膜によって形成してもよい。
本形態では、このような構成を採用したため、走査線3aの他端3dにおいて、画素配列領域10bとダイオード素子41、42との間に位置する配線部分に抵抗48が介挿されている場合でも、走査線3aにおいて、走査線3aの長さ方向の中央位置から走査線駆動回路104までの配線部分の抵抗値は、走査線3aの中央位置からダイオード素子41、42までの配線部分の抵抗値よりも大きい。従って、実施の形態1、2と同様、走査線3aに静電気が侵入しても、静電気は走査線3aを伝って保護回路105の側に優先的に流れ、走査線駆動回路104の側にはわずかしか流れない。それ故、本形態によれば、画素配列領域10bに侵入した静電気から画素配列領域10bを保護することができるとともに、走査線駆動回路104も確実に保護することができる。
[その他の実施の形態]
上記のいずの形態においても、ダイオード素子41、42の前段に、突入電流制御用の抵抗43、48を配置した例を説明したが、突入電流制御用の抵抗43、48を用いない場合に本発明を適用してもよい。また、上記形態では、ダイオード素子41,42,44,45としてPIN接合型ダイオードを用いたが、N型の薄膜トランジスタをダイオード接続したMOS型ダイオード、あるいはP型の薄膜トランジスタをダイオード接続したMOS型ダイオードを用いてもよい。この場合、駆動回路をN型またはP型の薄膜トランジスタで形成した場合でも、MOS型ダイオードを構成することができる。
また、上記のいずれの形態でも、走査線駆動回路104に対して保護回路を設けたが、データ線駆動回路101に保護回路を設けた構成、あるいは走査線駆動回路104およびデータ線駆動回路101の双方に保護回路を設けた構成において本発明を適用してもよい。
また、上記形態では、電気光学装置として、液晶装置を例に説明したが、液晶以外の電気光学物質を用いた電気光学装置、例えば、有機エレクトロルミネッセンス装置に本発明を適用してもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置100を適用した電子機器について説明する。図8(a)に、電気光学装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての電気光学装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。図8(b)に、電気光学装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001およびスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置100に表示される画面がスクロールされる。図8(c)に、電気光学装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001および電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置100に表示される。
なお、電気光学装置100が適用される電子機器としては、図8に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置100が適用可能である。
本発明を適用した電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置を各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置に用いた素子基板において相隣接する画素の平面図、およびそのA−A′線に相当する位置で電気光学装置を切断したときの断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用した電気光学装置に用いた素子基板に形成した相補型薄膜トランジスタの平面図、およびそのB−B′線に相当する位置で素子基板を切断したときの断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置に形成した走査線駆動回路や保護回路などの構成を示すブロック図、およびその一単位分のブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る電気光学装置に形成した走査線駆動回路や保護回路などの一単位分のブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る電気光学装置に形成した走査線駆動回路や保護回路などのブロック図である。 本発明に係る電気光学装置を用いた電子機器の説明図である。 (a)、(b)は各々、参考例に係る電気光学装置に形成した走査線駆動回路や保護回路などの構成を示すブロック図、およびその一単位分のブロック図である。
符号の説明
3a・・走査線(信号線)、10・・素子基板、10b・・画素配列領域、30、80、90・・薄膜トランジスタ、41、42・・ダイオード素子(第1のダイオード素子)、43・・第1の抵抗、44、45・・第2のダイオード素子、46・・第2の抵抗、48・・抵抗、100・・電気光学装置、100a・・画素、104・・走査線駆動回路(駆動回路)、105・・保護回路(第1の保護回路)、106・・第2の保護回路

Claims (7)

  1. 複数の画素が配列された画素配列領域内で並列して設けられた複数本の信号線と、前記画素配列領域外で前記複数本の信号線の一端に電気的に接続された駆動回路と、前記画素配列領域外で前記複数本の信号線の他端に電気的に接続されて前記画素配列領域内で発生した静電気を前記信号線を介して放出する保護回路と、を有する電気光学装置であって
    前記保護回路は、前記信号線の他端に接続されたダイオード素子を備え、
    前記複数本の信号線は、当該信号線の長さ方向の中央位置から前記駆動回路までの配線部分の抵抗値が前記中央位置から前記ダイオード素子までの配線部分の抵抗値より大きくなしてあり、
    前記画素配列領域内で発生した静電気を、前記信号線を介して前記保護回路の側に優先的に流すことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記信号線の一端において前記画素配列領域と前記駆動回路との間に位置する配線部分には、当該信号線から静電気を放出する第2の保護回路の第2のダイオード素子が電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記信号線は、前記画素配列領域と前記ダイオード素子との間に位置する配線部分には第1の抵抗が介挿され、前記画素配列領域と前記駆動回路との間に位置する配線部分には、前記第1の抵抗よりも抵抗値が大きい第2の抵抗が介挿されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
  4. 前記信号線において、前記信号線の長さ方向の中央位置から前記ダイオード素子までの配線部分は、前記走査線の長さ方向の中央位置から駆動回路までの配線部分よりも幅広に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
  5. 前記第1の抵抗、および前記第2の抵抗は、半導体膜に対して低濃度のN型不純物あるいは低濃度のP型不純物を導入することにより形成された抵抗素子であることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
  6. 前記ダイオード素子は、PIN接合型ダイオードからなることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の電気光学装置。
  7. 前記請求項1乃至6の何れか一項に記載の電気光学装置を備えた電子機器。
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