JP4300951B2 - 制御装置及びこれを用いた画像出力システム - Google Patents

制御装置及びこれを用いた画像出力システム Download PDF

Info

Publication number
JP4300951B2
JP4300951B2 JP2003328554A JP2003328554A JP4300951B2 JP 4300951 B2 JP4300951 B2 JP 4300951B2 JP 2003328554 A JP2003328554 A JP 2003328554A JP 2003328554 A JP2003328554 A JP 2003328554A JP 4300951 B2 JP4300951 B2 JP 4300951B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
image output
common
sheet
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003328554A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005092760A (ja
Inventor
直行 岩渕
和仁 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2003328554A priority Critical patent/JP4300951B2/ja
Publication of JP2005092760A publication Critical patent/JP2005092760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4300951B2 publication Critical patent/JP4300951B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

この発明は、電子写真方式やインクジェットプリント方式などを適用したプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像出力装置、制御装置及びこれらを備えた画像出力システムにおいて、画像出力装置と制御装置との間のコマンド通信量を抑制することを可能とした画像出力装置、制御装置及びこれらを備えた画像出力システムに関するものである。
特開平10−111604号公報 特公昭58−26026号公報
従来、この種の電子写真方式やインクジェットプリント方式などを適用したプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像出力装置を備えた画像出力システムにおいては、例えば、画像形成を行うプリンタエンジンと、当該プリンタエンジンを制御するためのコントローラとを備えており、コントローラから通信線を介した通信を利用してプリンタエンジンを制御するように構成されている。
上記コントローラによってプリンタエンジンを制御するには、コントローラからプリンタエンジンにコマンド信号を送り、プリンタエンジンをコマンド信号に応じて動作させることによって、プリンタエンジンのプリント動作の制御が行われる。
かかるプリンタにおいては、コントローラとプリンタエンジンとの間のコマンド通信量が問題となる場合がある。特に、コントローラとプリンタエンジンをつなぐ通信線の通信容量が小さい場合には、多種多様な機能に応じてプリンタエンジンを制御する際に、コマンド信号の送受信に要する時間が長くなり、高速なプリンタを実現することができないという問題点を有している。
そこで、上記の問題点を解決し得る技術としては、例えば、特開2002−351633号公報や特開平6−247010号公報等に開示されているものが既に提案されている。
上記特開2002−351633号公報に係る印刷装置は、上位装置から制御コマンドを受信する制御コマンド受信部と、制御コマンド受信部よりデータを取り出して解析する制御コマンド解析部と、制御コマンド解析部の解析結果をもとに印刷手段の制御を行う印刷制御部を有する印刷装置において、制御コマンド解析部内に、制御コマンド組合せ記録と、制御コマンド組合せ記録の制御を行う記録制御部を設けるように構成したものである。
また、上記特開平6−247010号公報に係るプリンタのコマンド処理装置は、(a)拡張コマンドを格納するコマンド登録部と、(b)前記拡張コマンドに対応する既存コマンドのコマンド列を格納する機能バッファと、(c)上位装置から受信したコマンドが既存コマンドであるか拡張コマンドであるかを認識する手段と、(d)受信したコマンドが既存コマンドである場合に通常の受信処理を行う手段と、(e)受信したコマンドが拡張コマンドである場合に、該拡張コマンドに対応する既存コマンドのコマンド列を前記機能バッファから順次読み出す手段と、(f)読み出された既存コマンドのコマンド列に基づいてコマンド処理を行う機能処理部を有するように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開2002−351633号公報に開示された技術の場合には、通信量を減らすために、制御コマンドの組合せを、制御コマンドの組合せを制御する制御コマンドに置き換える必要があり、事前に登録作業を必要とするため、操作が煩雑となるという問題点を有している。また、上記特開平6−247010号公報に開示された技術の場合には、図13に示すように、拡張コマンドの組合せパターンの管理を、上位装置とプリンタと双方で行う必要があり、記憶領域の大きさによっては、不要な拡張コマンドの廃棄などを行う必要が生じ、管理が複雑化するという問題点を有している。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、制御コマンドの事前登録等が不要であり、操作が煩雑となったり、コマンドの管理が複雑となることなく、コマンドの通信量を抑制して、通信線の通信容量が小さい場合であっても、高速な制御を可能とする画像出力装置、制御装置及びこれらを備えた画像出力システムを提供することにある。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記合成手段が合成に利用した情報の一部もしくは全部を、次の情報の合成に再利用する再利用手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置である。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、シートに対して画像を出力可能に構成された画像出力装置を制御するための制御装置において、
シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに分割する分割手段と、
前記分割手段によって分割された情報を送信する送信手段と、
前記画像出力装置側に設けられ、前記送信手段によって分割して送信された情報を取得する情報取得手段と、
前記画像出力装置側に設けられ、前記分割して取得された固有情報と共通情報を合成する合成手段と、
前記画像出力装置を複数の機能に応じて使用する場合に、当該画像出力装置の機能を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に応じて、前記画像出力装置が複写機として使用されると判定された場合には、共通情報が変更されるごとに送信し、前記画像出力装置がプリンタとして利用されると判定された場合は、一定期間に変更された共通情報をまとめて送信するように、複数のシートに共通する共通情報を送信するタイミングを切り替えるタイミング切替手段とを備えたことを特徴とする制御装置である。
また、請求項2に記載された発明は、前記送信手段は、複数のシートに共通する共通情報を、当該共通情報に変更がない限り一度のみ送信することを特徴とする請求項1に記載の制御装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに分割して取得する情報取得手段と、前記分割して取得された固有情報と共通情報を合成する合成手段と、前記合成手段によって合成された情報を画像出力のために保持する保持手段とを備え、シートに対して画像を出力可能に構成された画像出力装置と、
シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに分割する分割手段と、
前記分割手段によって分割された情報を送信する送信手段と、
前記画像出力装置側に設けられ、前記送信手段によって分割して送信された情報を取得する情報取得手段と、
前記画像出力装置側に設けられ、前記分割して取得された固有情報と共通情報を合成する合成手段と、
前記画像出力装置を複数の機能に応じて使用する場合に、当該画像出力装置の機能を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果に応じて、前記画像出力装置が複写機として使用されると判定された場合には、共通情報が変更されるごとに送信し、前記画像出力装置がプリンタとして利用されると判定された場合は、一定期間に変更された共通情報をまとめて送信するように、複数のシートに共通する共通情報を送信するタイミングを切り替えるタイミング切替手段と、
を備えたことを特徴とする画像出力システムである
又、請求項4に記載された発明は、前記合成手段が分割して取得された固有情報と共通情報を合成するタイミングは、個々のシートに固有の情報を取得したときであることを特徴とする請求項3に記載の画像出力システムである
更に、請求項5に記載された発明は、前記合成手段が合成に利用した情報の一部もしくは全部を、次の情報の合成に再利用する再利用手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像出力システムである
また、請求項6に記載された発明は、前記再利用手段が再利用する情報は、複数のシートに共通する情報であることを特徴とする請求項5に記載の画像出力システムである
この発明においては、図12に示すように、例えば、制御装置としてのコントローラは、シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報(シートコマンド)と、複数のシートに共通する共通情報(属性情報:属性コマンド)とに分割して送信できるように構成されている。そして、分割して送信された情報は、画像出力装置側に設けられた保持手段によって保持される。このとき、画像を出力するシートのサイズのように、複数のシートに共通する共通情報が送信されてきた場合は、例えば、以前の情報が新しい情報で上書きされる。また、個々のシートに固有の固有情報が送信されたきたときは、例えば、それまでに送信されたきた共通情報を元にして、1枚のシートに関する情報を合成して確定し、保持手段に一時的に保持する。
以上のように、この発明においては、シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに分割して送受信することによって、シート1枚に画像の出力指示を行うためのコマンドの通信量を抑制することができ、通信線の容量が小さい場合であっても、効率良くコマンドの通信を行うことができ、高速のプリンタ等に対応することが可能となる。また、この発明においては、分割して情報を送信することができるため、通信量を平均化させることが可能となり、通信線の負荷を分散させることができる。
この発明によれば、制御コマンドの事前登録等が不要であり、操作が煩雑となったり、コマンドの管理が複雑となることなく、コマンドの通信量を抑制して、通信線の通信容量が小さい場合であっても、高速な制御を可能とする画像出力装置、制御装置及びこれらを備えた画像出力システムを提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像出力装置、制御装置及びこれらを備えた画像出力システムを適用したプリンタシステムを示すブロック図である。
この実施の形態に係るプリンタシステム1は、図1に示すように、制御装置としてのコントローラ2と、画像出力装置(被制御装置)としてのプリンタエンジン3とから構成されており、プリンタ2とプリンタエンジン3とは、通信線4を介して互いに通信可能に接続されている。上記プリンタエンジン3は、コントローラ2によって制御され、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像データ等に基づいて、プリント動作を実行するようになっている。ここで、コントローラ2は、プリンタ1のコントローラとして独自に製造されたものであっても良いし、パーソナルコンピュータ等をそのままコントローラとして使用しても良い。
上記コントローラ2は、図2に示すように、プリンタエンジン3を制御するCPU10と、このCPU10が実行する制御プログラム等の命令が記憶されたROM11と、CPU10がプログラムを実行するときに作業領域として使用されるRAM12と、ハードディスクや不揮発性メモリ等からなる外部記憶装置14と、プリンタエンジン3に画像データを出力するためのイメージ出力インターフェース15と、プリンタ1のプリンタエンジン3と通信線4を介して通信するための通信装置16と、これらCPU10やROM11等を接続するデータバス17と、プリンタをユーザが操作するためのユーザインタフェース18とを備えるように構成されている。なお、プリンタ1の画像出力装置3に出力するイメージデータを展開保持するために利用されるフレームバッファは、通常、RAM12の内部にとられる。
上記CPU10は、ROM11に記憶された制御プログラムに基づいて、基本的に、次に示すような動作を繰り返す。まず、CPU10は、図3に示すように、通信装置16を介して、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくるPDL(Page Description Language)などの言語で既述されたプリントデータを受け付け(ステップ101)、当該PDLで記述されたプリントデータを解釈して(ステップ102)、RAM12内のフレームバッファ上に出力イメージを生成する(ステップ103)。その後、CPU10は、通信装置16及び通信線4を介してプリンタエンジン3を制御するとともに、イメージ出力インターフェース15を介してフレームバッファ上のイメージデータをプリンタエンジン3に出力する動作を行なう(ステップ104)。
また、上記通信装置16は、プリンタ1に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト装置からなる外部の装置からプリントデータを受け付けたり、プリンタエンジン3を制御するために、当該プリンタエンジン3と通信を行なうものである。この通信装置16は、通常、LANやパラレル若しくはシリアルインターフェース、またはその双方によって構成される。
一方、上記プリンタエンジン3は、電子写真方式やインクジェット方式等によって、シートに画像を出力することが可能に構成されており、機種に応じて、種々のプリント動作が実行可能となっている。このプリンタエンジン3は、例えば、カラーで画像を形成する動作と、白黒で画像を形成する動作の双方が可能となっており、画像を形成するシートとしての用紙は、プリンタエンジン3の本体に複数配設された給紙トレイのいずれかから、A4サイズやA3サイズ、B5サイズ、B4サイズなど、所望のサイズの用紙、あるいはOHPシートや厚紙等の所望の材質の用紙が給紙されるように構成されている。また、上記プリンタエンジン3では、出力すべき画像の画像データを受信した上で、印刷すべき印刷データが準備できると、複数枚の用紙に通し番号を付して、プリント動作を実行することが可能となっている。
ところで、この実施の形態では、シートに対して画像を出力可能に構成された画像出力装置において、前記シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに分割して取得する情報取得手段と、前記分割して取得された固有情報と共通情報を合成する合成手段と、前記合成手段によって合成された情報を画像出力のために保持する保持手段とを備えるように構成されている。
また、この実施の形態では、シートに対して画像を出力可能に構成された画像出力装置を制御するための制御装置において、シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに分割する分割手段と、前記分割手段によって分割された情報を送信する送信手段とを備えるように構成されている。
すなわち、上記画像出力装置としてのプリンタエンジン3は、図1に示すように、当該プリンタエンジン3全体を制御するエンジン制御手段20と、コントローラ2から、シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに分割して取得する情報取得手段21と、前記情報取得手段21が取得した情報を一時記憶する記憶手段22と、前記分割して取得された固有情報と共通情報を合成する合成手段23と、前記合成手段23によって合成された情報を画像出力のために保持する保持手段としてのキュー手段24とを備えるように構成されている。なお、記憶手段22を設けずに、情報取得手段21が取得した情報を一時記憶するように構成しても勿論良い。
また、上記制御装置としてのコントローラ2は、図1に示すように、当該コントローラ2とプリンタエンジン3を制御するコントローラ制御手段27と、シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに判定して分割する分割手段25と、前記分割手段25によって分割された情報を送信する送信手段26とを備えるように構成されている。
なお、上記図1は、CPU等からなる制御回路によって実行される機能をブロック毎に図示したものであり、図1に示す各手段は、ソフトウエアによって実行されるものであっても良いことは勿論である。
そこで、上記プリンタエンジン3では、1枚のシートに画像を出力するために、図4に示すように、カラーモード(カラーで印刷するか白黒で印刷するかの情報)の情報と、給紙トレイ(印刷する用紙を供給するトレイ)の情報と、用紙サイズ(印刷する用紙のサイズ)の情報と、印刷データ完了(印刷するデータのビットマップデータの準備が完了した)の情報と、通し番号(プリンタエンジンが複数のシートを扱うための通し番号)の情報とが必要となっている。
ただし、上記プリンタエンジン3で1枚のシートに画像を出力するために必要とされる情報は、プリンタエンジン3によって種々異なり、例えば、解像度の切り替えが可能なプリンタエンジン3では、図4に示す情報に加えて、解像度の情報などが必要とされる。
これらの1枚のシートに画像を出力するのに必要とされる情報のうち、シートに固有の固有情報は、『印字データ完了』の情報と、『通し番号』の情報である。残りの3つのカラーモードの情報と、給紙トレイの情報と、用紙サイズの情報は、一連の複数のシートに共通する共通情報である。ここで『印字データ完了』情報は、スキャナ部分から画像ビットマップデータの読み込みが完了したか、PDL(Page Descripution Language)から出力するための画像ビットマップデータの生成が完了したなどの情報であり、通常、画像データがメモリに展開され、プリンタエンジン3の要求があれば即座に送り込める状態となっていることを示す情報である。また、『通し番号』は、プリンタエンジン3が複数のシートについての情報を扱えるため、コントローラ2側から各々のシートを区別するために使われる連続した番号である。ここでは、0から255までの数値が使用されている。
上記の如く個々のシートに固有の固有情報と複数のシートに共通する共通情報は、別のメッセージを利用してプリンタエンジン3に送信される。
図5はプリンタエンジン3に固有情報や共通情報を送信するために使用されるメッセージを示すものである。
プリンタエンジン3に固有情報や共通情報を送信するために使用されるメッセージは、SetData関数と、PrintRequest関数である。SetData関数は、C言語からなるSetDataの文字と、送信すべき情報の種類とその値を1組にして構成されている。また、PrintRequest関数は、C言語からなるPrintRequestの文字とリクエスト番号とから構成されている。
上記メッセージは、実際に送信するときには、図6に示すように、SetData関数は、SetDataを示す8bitと、給紙トレイ情報等を示す4bitと、給紙トレイの番号を示す4bitとの組からなるバイト列に置き換えられる。また、PrintRequest関数は、PrintRequestを示す8bitと、通し番号を示す8bitのバイト列とに置き換えられる。
ここでは、説明の都合上、複数のシートに適用可能な共通情報を属性情報と呼び、当該属性情報の種類を属性、それぞれの属性情報の種類に対応する値を属性値と呼ぶこととする。なお、属性情報か固有情報かは、コントローラ2の分割手段25が個別に判定してもよいが、予め情報の種類によって、属性情報か固有情報かを判定して識別しておくように構成しても良い。
上記SetDataメッセージは、複数のシートに適用可能な属性情報を伝えるためのでものである。属性情報は、伝える情報の種類、つまり属性(給紙トレイ、カラーモード、用紙サイズ)と、その情報の値である属性値(Tray1、カラー、A4サイズ等)とで構成されている。上記属性情報の情報は、属性毎に独立しているため、SetDataメッセージで伝達する場合に、一度に複数の属性情報を含めて送信しても構わないし、一つだけ属性情報を送信してもよい。
また、PrintRequestメッセージは、個々のシートに固有の固有情報である『印字データ完了』を伝える。
以上の構成において、この実施の形態に係るプリンタシステムでは、次のようにして、制御コマンドの事前登録等が不要であり、操作が煩雑となったり、コマンドの管理が複雑となることなく、コマンドの通信量を抑制して、通信線の通信容量が小さい場合であっても、高速な制御を可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るプリンタシステム1では、上述したメッセージを用いて、実際に次のような動作が実行される。
まず、上記システム1のプリンタエンジン3を複写機として使用する場合について説明する。このプリンタエンジン3を複写機として使用するか、プリンタとして使用するかは、コントローラ2のユーザーインターフェース18の表示画面等を用いて、適宜指定することによって選択される。なお、上記プリンタエンジン3は、複写機やプリンタ以外に、ファックスとして使用可能なものであっても勿論良い。
まず、ユーザがコントローラ2のユーザインターフェース18を操作して、プリンタエンジン3を複写機として使用することを選択し、コピーをとる場合を考える。ユーザがユーザーインターフェース18上で用紙サイズや給紙トレイを選択すると、図7に示すように、ユーザが行った操作の情報を取得し(ステップ201)、コントローラ2は、現在の選択として記憶しておくとともに、その都度選ばれた情報をコントローラは、SetDataメッセージでプリンタエンジン3に送信する。ユーザは、ユーザーインターフェース18上の操作において、同時に複数の情報を変更できないため、コピーすべき情報に変更が起こる度に、ユーザが属性情報を変更したか否かを判別して(ステップ202)、SetDataメッセージは、順次、一つの情報をプリンタエンジン3側に送信することになる(ステップ203)。
図8は属性としてユーザが決定した属性情報が格納される様子を示したものである。始めに、ユーザが用紙サイズはA4サイズ、給紙トレイはTray1、カラーモードはカラーを選択したとすると、属性情報が格納されている属性テーブルは、図8の(a)に示すようになる。その後、ユーザがユーザインターフェースのコピーボタンを操作してコピーを開始する前に、用紙サイズをA4サイズからA3サイズに切り替えたとすると、再びSetDataメッセージがプリンタエンジン3に送信され、用紙サイズの属性がA3サイズに上書きされて変更され、図8の(b)のように変わる。
以上の説明から判るように、プリンタエンジン3では、SetDataメッセージを受信すると、属性毎にその値を記憶手段22に記憶する。同じ属性に対する違う情報が送信されてきた場合は、後からきた属性値が上書きされて、後からきた属性値が有効となる。
その際、上記記憶手段22は、同じ属性に対する違う情報が送信されてきた場合に、後からきた属性値が上書きされて、後からきた属性値が有効となるように構成され、変更されない情報は、そのまま有効な情報として合成に再利用する再利用手段としての機能をも備えている。なお、上記記憶手段22は、取得した情報の一部のみではなく、全部を再利用するように構成しても良い。
その後、ユーザがコピー動作を開始するために、ユーザインターフェースのコピーボタンをボタンを押すと(ステップ204)、図示しないスキャナ部分から画像データが読み込まれる(ステップ205)。この時点で、コントローラ2には、印刷データがすべて揃うことになる。すると、コントローラ2は、この時点でPrintRequestメッセージをプリンタエンジン3に送信し、印刷データ完了の情報を知らせる(ステップ206)。
プリンタエンジン3は、図9に示すように、コントローラ2からメッセージを受信すると(ステップ301)、受信したメッセージがSetDataメッセージか否かを判別する(ステップ302)。そして、受信したメッセージがSetDataメッセージである場合には、記憶手段22の対応する属性に属性情報を格納する(ステップ303)。一方、プリンタエンジン3は、PrintRequestメッセージを受信すると(ステップ304)、それ以前に受信していたSetDataメッセージにより生成された属性情報テーブルと、PrintRequestメッセージの情報を、図10に示すように、合成手段23によって合成して一つのシートに必要な情報を生成する(ステップ305)。生成された情報は、シートに関する情報を1シートづつ格納する保持手段としてのキュー手段に順次格納され、プリンタエンジン3によって実際の印刷作業が実行されるまでキュー手段24に追加され(ステップ306)、待機することになる。
必要な情報がキュー手段24に格納された後は、プリンタエンジン3はキュー手段24に格納された印刷データを取り出して、キュー手段24内のデータに基づいて印刷動作を実行する。
一方、上記プリンタシステム1のプリンタエンジン3をプリンタとして使用する場合について説明する。プリンタエンジン3をプリンタとして動作させる場合には、複写機として動作する場合に比べて、コントローラ2の動作が多少異なる。なぜなら、印刷すべきデータは、PDL(Page Descripution Language)により指示されるため、必要な属性情報の変更も一括して一度に行った方が、通信に無駄が無く都合が良いためである。これに対して、複写機として動作している場合は、属性の変更が都度行われても人間の操作速度を超えるものではないので、その都度情報の変更を行っても、コントローラ2の時間軸から見ればかなり間隔が空いていることになる。このため、一度に属性情報を送信して通信に負荷を掛けるより、無駄が多少あっても負荷を平均化する方を選択している。
次に、図11を用いてプリンタシステムのプリンタエンジン3をプリンタとしてプリンタとして動作する場合について説明する。
プリンタでは、通常、PDL(Page Descripution Language)PDL(PageDescriptionLanguage)によって画像データが生成されている。コントローラ2は、PDLを解釈して印刷すべき画像データを生成するが、少なくとも1シート分のデータが揃うまで、その情報は、プリンタエンジン3に通知済みの情報と別に管理するようになっている(ステップ401)。PDLによっては、実際に画像データの生成を開始する前に、何度か属性情報を切り替えることができるが、それはそのままプリンタエンジン3に通知せず、1シート毎に情報が確定するまで待つようになっている。そして、コントローラ2は、1シート分の情報が揃うと(ステップ402)、情報を分割手段25によって属性情報とシート固有の固有情報とに分割して処理を行う。属性情報は、プリンタエンジン3に通知済みのすべての属性情報と、新しく生成されたシートに対する属性情報とを比較して属性値に違いがある属性情報を抽出する。ここで抽出された属性情報の差分は、プリンタエンジン3に通知する必要があるため、SetDataメッセージよってプリンタエンジン3に送信される。このとき、複数のSetDataメッセージに分割すると効率が悪いため、通常差分として抽出された属性すべてを1つのSetDataメッセージにまとめてプリンタエンジン3に通知される(ステップ403〜404)。最後に、まだ画像ビットマップデータの生成がすべて完了していない場合は、完了するまで待った後(ステップ405)、残りのシート固有情報をPrintRequestメッセージでプリンタエンジン3に送信して動作を完了する(ステップ407)。
このように、上記実施の形態では、シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに分割して送受信することによって、シート1枚に画像の出力指示を行うためのコマンドの通信量を抑制することができ、通信性の容量が小さい場合であっても、効率良くコマンドの通信を行うことができ、高速のプリンタ等に対応することが可能となる。
また、この実施の形態においては、分割して情報を送信することができるため、通信量を平均化させることが可能となり、通信線の負荷を分散させることができる。
なお、比較的頻繁に変更がなされる属性情報は、一種のシート固有情報とみなして、PrintRequestメッセージのパラメータに組み込むように構成しても良い。
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像出力装置、制御装置及びこれらを備えた画像出力システムを示すブロック図である。 図2は制御装置としてのコントローラを示すブロック図である。 図3は制御装置としてのコントローラの基本的な動作を示すフローチャートである。 図4は1つのシートに必要な情報を示す図表である。 図5はプリンタエンジンに情報を送信するための関数を示す説明図である。 図6はプリンタエンジンに情報を送信するための関数を通信データに展開した例を示す説明図である。 図7はコントローラの動作を示すフローチャートである。 図8は属性情報のプリンタエンジンでの扱いを示す説明図である。 図9はプリンタエンジンの動作を示すフローチャートである。 図10は合成される情報の例を示す説明図である。 図11はプリンタとしてのコントローラの動作を示すフローチャートである。 図12はこの発明に係る画像出力装置、制御装置及びこれらを備えた画像出力システムを示す概念図である。 図13は従来の装置を示す説明図である。
符号の説明
2:コントローラ、3:プリンタエンジン、20:エンジン制御手段、21:情報取得手段、22:記憶手段、23:合成手段、24:キュー手段、25:分割手段、26:送信手段。

Claims (6)

  1. シートに対して画像を出力可能に構成された画像出力装置を制御するための制御装置に おいて、
    シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに分割する分割手段と、
    前記分割手段によって分割された情報を送信する送信手段と、
    前記画像出力装置側に設けられ、前記送信手段によって分割して送信された情報を取得する情報取得手段と、
    前記画像出力装置側に設けられ、前記分割して取得された固有情報と共通情報を合成する合成手段と、
    前記画像出力装置を複数の機能に応じて使用する場合に、当該画像出力装置の機能を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に応じて、前記画像出力装置が複写機として使用されると判定された場合には、共通情報が変更されるごとに送信し、前記画像出力装置がプリンタとして利用されると判定された場合は、一定期間に変更された共通情報をまとめて送信するように、複数のシートに共通する共通情報を送信するタイミングを切り替えるタイミング切替手段とを備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記送信手段は、複数のシートに共通する共通情報を、当該共通情報に変更がない限り一度のみ送信することを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  3. シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに分割して取得する情報取得手段と、前記分割して取得された固有情報と共通情報を合成する合成手段と、前記合成手段によって合成された情報を画像出力のために保持する保持手段とを備え、シートに対して画像を出力可能に構成された画像出力装置と、
    シートに画像を出力するために必要な情報を、個々のシートに固有の固有情報と、複数のシートに共通する共通情報とに分割する分割手段と、
    前記分割手段によって分割された情報を送信する送信手段と、
    前記画像出力装置側に設けられ、前記送信手段によって分割して送信された情報を取得する情報取得手段と、
    前記画像出力装置側に設けられ、前記分割して取得された固有情報と共通情報を合成する合成手段と、
    前記画像出力装置を複数の機能に応じて使用する場合に、当該画像出力装置の機能を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に応じて、前記画像出力装置が複写機として使用されると判定された場合には、共通情報が変更されるごとに送信し、前記画像出力装置がプリンタとして利用されると判定された場合は、一定期間に変更された共通情報をまとめて送信するように、複数のシートに共通する共通情報を送信するタイミングを切り替えるタイミング切替手段と、
    を備えたことを特徴とする画像出力システム。
  4. 前記合成手段が分割して取得された固有情報と共通情報を合成するタイミングは、個々のシートに固有の情報を取得したときであることを特徴とする請求項3に記載の画像出力システム
  5. 前記合成手段が合成に利用した情報の一部もしくは全部を、次の情報の合成に再利用する再利用手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像出力システム
  6. 前記再利用手段が再利用する情報は、複数のシートに共通する情報であることを特徴とする請求項5に記載の画像出力システム
JP2003328554A 2003-09-19 2003-09-19 制御装置及びこれを用いた画像出力システム Expired - Fee Related JP4300951B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003328554A JP4300951B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 制御装置及びこれを用いた画像出力システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003328554A JP4300951B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 制御装置及びこれを用いた画像出力システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005092760A JP2005092760A (ja) 2005-04-07
JP4300951B2 true JP4300951B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=34458080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003328554A Expired - Fee Related JP4300951B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 制御装置及びこれを用いた画像出力システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4300951B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005092760A (ja) 2005-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7124212B2 (en) Data processing apparatus connected to a network connectable a plurality of devices
JP2011224798A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム
US8384920B2 (en) Image processing apparatus and method, and program for implementing the method
JP2006238106A (ja) 画像形成装置
US6407822B1 (en) Image input-output apparatus and method therefor
US9235786B2 (en) Printing apparatus and method of controlling the same and storage medium
JP2006203857A (ja) 画像編集装置、画像編集方法、画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP5994509B2 (ja) 画像出力システム、携帯端末装置、プレビュー画像作成制御方法、プレビュー画像作成制御プログラム及び画像プレビューシステム
JP4300951B2 (ja) 制御装置及びこれを用いた画像出力システム
JP7024547B2 (ja) アプリケーションプログラム
US9418324B2 (en) Control device for controlling printing based on a first and second period
JP2022066766A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP2002036679A (ja) 画像形成システム及び画像形成方法
US8437046B2 (en) Image processing apparatus and method for outputting an image subjected to pseudo-halftone processing
JP4591208B2 (ja) 画像形成装置
JP3684102B2 (ja) 印刷装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ
US20080317381A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and program therefor
JP7363037B2 (ja) プリンタ及びコンピュータプログラム
JP6706060B2 (ja) 画像処理装置、制御方法およびプログラム
JP2005258960A (ja) 印刷制御装置及び方法
JP2021102321A (ja) 画像形成装置、制御方法、及び、プログラム
JP2022172702A (ja) 印刷システムならびにプログラム及び印刷システムの制御方法
JP2005267064A (ja) 印刷制御装置
JP2006244132A (ja) 印刷システム
JP2001322326A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20050121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090413

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140501

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees