JP4300883B2 - 飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コーヒー、紅茶、果汁などの飲料類に使用し、飲み口を開口し易い飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、飲料類に使用する飲み口開口可能な蓋付容器としては、例えば、蓋の天板の外周近傍位置に外周に沿って容器の口縁部に内面を嵌着する溝状リブを突設し、この溝状リブの内周側壁に連続して嵌合溝を設け、この嵌合溝の内側の凹陷平面部の外周寄りに不連続な切り欠き又はハーフカット線により開口成形部を設け、この開口成形部に対向する蓋の外周位置に、両側の外周スカート縁と溝状リブの外周側壁に上側壁へ達しない切り込みをもつつまみ片を突設したものが知られていた（例えば、特許文献１参照）。この容器は、つまみ片を引っ張るか、または、引き上げると、切り込みから亀裂が入り、この亀裂が開口成形部に達し、開口成形部の不連続な切り欠き又はハーフカット線に沿って進行して、不連続な切り欠き又はハーフカット線の終端で進行が止まり、蓋の開口成形部が開口するものである。この開口部を飲み口として内容物を飲むことができる。
【０００３】
【特許文献１】
実開平１−３５８３０号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の飲み口開口可能な蓋付容器は、飲み口を開口するときに、蓋のつまみ片を上方へ引っ張って、両側の切り込みから亀裂を入れ、この亀裂を進行さて、凹陷平面部の開口成形部を形成する不連続な切り欠き又はハーフカット線を切断して飲み口を開口するものであるため、開口しにくいことがあった。
【０００５】
本発明は、上述の従来の飲み口開口可能な蓋付容器の問題を解決したものであり、飲み口を容易に開口でき、この開口操作をワンタッチで行うこともでき、流通・保管過程でのバージン性や安全性を確保できる飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の第１の発明は、容器本体の周壁上端外周のフランジ上面に、開封用つまみ片付封止フィルムを剥離可能に熱融着して封止し、その上に、キャップを装着したカップ状容器であって、前記キャップは、天板と周壁とからなり、前記周壁の前方部と前記天板の前方側とに連続する飲み口用切欠きを設け、この飲み口用切欠きを複数個の切断可能な脆弱小接続片で前記天板と接続する飲み口開口小蓋で塞ぎ、この飲み口開口小蓋の前方周壁の外周面下方に開封用つまみを突設し、内周面に容器本体との咬合リブを設け、前記キャップの天板に、前記飲み口用切欠きの外側左右対称位置から後方へ外周に沿って連続する前記容器本体との積み重ね用環状リブを立設し、前記キャップの周壁内周面の前記飲み口用切欠きの左右対称近傍位置の下方にキャップ外れ防止リブをそれぞれ設け、このキャップ外れ防止リブの後方内周面に連続又は複数個の容器本体との咬合リブを水平方向に設け、かつ、前記キャップを前記封止フィルムで封止した前記容器本体に装着するときに、前記キャップの開封用つまみ位置を、前記封止フィルムの開封用つまみ片位置と合わせたことを特徴とする飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器である。
【０００７】
そして、本発明の第２の発明は、前記キャップの飲み口開口小蓋の内面と、前記容器本体を封止する封止フィルムの上面とを接着したことを特徴とする第１の発明に記載の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器である。
【０００８】
そして、本発明の第３の発明は、前記開封用つまみ片付封止フィルムがアルミニウム箔からなることを特徴とする第１の発明又は第２の発明に記載の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器である。
【０００９】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。
図１（ａ）は、本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器の飲み口用開口小蓋付キャップの一実施形態の平面図で、図１（ｂ）は、断面図であり、図２は、底面図である。図３は、本発明の一実施形態の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器の要部を切り欠いた右側面図である。
【００１０】
本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器（１０）は、図３に示すように、カップ状の容器本体（３００）の周壁（３１０）上端外周のフランジ（３２０）上面に、開封用つまみ片（２０１）付封止フィルム（２００）を剥離可能に熱融着して封止し、その上に、飲み口開口小蓋（１３０）をもつキャップ（１００）を装着した飲料類に使用するカップ状容器である。キャップは、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を用いて射出成形したものであり、封止フィルムはポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱融着樹脂フィルムを用いるか、又はアルミニウム箔の下面にポリエチレンあるいはポリプロピレンなどの熱融着樹脂層を設けたものであり、容器本体は、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を用いて射出成形したものである。
【００１１】
キャップ（１００）の一実施形態の構造は、図１（ａ）又は（ｂ）に示すように、天板（１１０）と周壁（１２０）とからなり、周壁の前方部と天板の前方側とに連続する飲み口用切欠き（１１１）を設け、この飲み口用切欠きを左右２個ずつの切断可能な脆弱小接続片（１３４）で天板と接続する飲み口開口小蓋（１３０）で塞ぎ、この飲み口開口小蓋の前方周壁（１３１）の外周面下方に開封用つまみ（１３２）を突設し、内周面に容器本体との咬合リブ（１３３）を設け、キャップの天板に、飲み口用切欠きの外側左右対称位置から後方へ外周に沿って連続し、内周側の径が容器本体の下端外径より若干大きい容器本体との積み重ね用環状リブ（１１２）を立設し、キャップの周壁内周面の飲み口用切欠きの左右対称近傍位置の下方に、飲み口開口小蓋を持ち上げたときにキャップが容器本体から外れないように、図２に示すように、キャップ外れ防止リブ（１２２）をそれぞれ１個ずつ設け、このキャップ外れ防止リブの後方内周面に９個の容器本体との咬合リブ（１２１）を水平方向に設けるものである。
【００１２】
そして、キャップを封止フィルムで封止した容器本体に装着するときに、図３に示すように、キャップ（１００）の開封用つまみ（１３２）位置を、封止フィルム（２００）の開封用つまみ片（２０１）位置と合わせるものである。
【００１３】
また、キャップを封止フィルムで封止した容器本体に装着するときに、キャップの飲み口開口小蓋の内面と、必要に応じては、容器本体を封止する封止フィルムの上面とを感熱又は感圧接着剤などで接着してもよい。
【００１４】
上述した本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器は、キャップの飲み口用切欠きが複数個の脆弱小接続片で天板に接続する飲み口開口小蓋で塞がれているため、故意に飲み口開口小蓋を開口しない限りは、流通・保管過程でのバージン性や安全性を確保できる。
【００１５】
そして、容器を開封するときには、飲み口開口小蓋の開封用つまみを指で摘んで上方へ持ち上げると、小蓋と天板とを接続する脆弱小接続片が切断されて、飲み口開口小蓋を容易に取り外すことができる。飲み口開口小蓋を取り外したのち、内側の容器本体を封止している封止フィルムの開封用つまみ片を指で摘んで上方へ持ち上げると、封止フィルムが薄い熱融着フィルム又はアルミニウム箔であるため、容易に破断して開口し、この開口した飲み口から、内容物をキャップが付いたままで飲むことができる。この開口操作において、飲み口開口小蓋の開封用つまみと封止フィルムの開封用つまみ片とを一緒に指で摘んで上方へ持ち上げると、ワンタッチで飲み口を開口することができる。また、キャップの飲み口開口小蓋の内面と封止フィルムの上面を接着したものも、ワンタッチで飲み口を開口することができる。なお、飲み口開口小蓋の開封用つまみを指で摘んで上方へ持ち上げて飲み口開口小蓋を取り外したのち、容器本体を封止するアルミニウム箔からなる封止フィルムに、ストローを突き刺して内容物を飲んでもよい。
【００１６】
【発明の効果】
本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器は、薄い熱融着フィルム又はアルミニウム箔からなる封止フィルムで封止する容器本体に飲み口開口小蓋をもつキャップを装着したものであり、キャップの飲み口開口小蓋を故意に取り外さない限り、流通・保管過程でのバージン性や安全性を確保することができる。
【００１７】
また、本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器は、キャップの飲み口開口小蓋を開封用つまみで取り外し、内側の封止フィルムを開封用つまみ片で破断して、容易に飲み口を開口することができる。また、この開口操作を、キャップの飲み口開口小蓋を開封用つまみと封止フィルムを開封用つまみ片を一緒に摘むか、飲み口開口小蓋と封止フィルムを接着することで、ワンタッチで行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）は本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器の飲み口用開口小蓋付キャップの一実施形態の平面図であり、（ｂ）はその断面図である。
【図２】図１の飲み口用開口小蓋付キャップの底面図である。
【図３】本発明の一実施形態の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器の要部を切り欠いた右側面図である。
【符号の説明】
１０……飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器
１００……飲み口開口小蓋をもつキャップ
１１０……天板
１１１……飲み口用切欠き
１１２……積み重ね用環状リブ
１２０，３１０……周壁
１２１，１３３……咬合リブ
１２２……キャップ外れ防止リブ
１３０……飲み口開口小蓋
１３１……前方周壁
１３２……開封用つまみ
１３４……脆弱小接続片
２００……封止フィルム
２０１……開封用つまみ片
３００……容器本体
３２０……フランジ
【発明の属する技術分野】
本発明は、コーヒー、紅茶、果汁などの飲料類に使用し、飲み口を開口し易い飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、飲料類に使用する飲み口開口可能な蓋付容器としては、例えば、蓋の天板の外周近傍位置に外周に沿って容器の口縁部に内面を嵌着する溝状リブを突設し、この溝状リブの内周側壁に連続して嵌合溝を設け、この嵌合溝の内側の凹陷平面部の外周寄りに不連続な切り欠き又はハーフカット線により開口成形部を設け、この開口成形部に対向する蓋の外周位置に、両側の外周スカート縁と溝状リブの外周側壁に上側壁へ達しない切り込みをもつつまみ片を突設したものが知られていた（例えば、特許文献１参照）。この容器は、つまみ片を引っ張るか、または、引き上げると、切り込みから亀裂が入り、この亀裂が開口成形部に達し、開口成形部の不連続な切り欠き又はハーフカット線に沿って進行して、不連続な切り欠き又はハーフカット線の終端で進行が止まり、蓋の開口成形部が開口するものである。この開口部を飲み口として内容物を飲むことができる。
【０００３】
【特許文献１】
実開平１−３５８３０号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の飲み口開口可能な蓋付容器は、飲み口を開口するときに、蓋のつまみ片を上方へ引っ張って、両側の切り込みから亀裂を入れ、この亀裂を進行さて、凹陷平面部の開口成形部を形成する不連続な切り欠き又はハーフカット線を切断して飲み口を開口するものであるため、開口しにくいことがあった。
【０００５】
本発明は、上述の従来の飲み口開口可能な蓋付容器の問題を解決したものであり、飲み口を容易に開口でき、この開口操作をワンタッチで行うこともでき、流通・保管過程でのバージン性や安全性を確保できる飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の第１の発明は、容器本体の周壁上端外周のフランジ上面に、開封用つまみ片付封止フィルムを剥離可能に熱融着して封止し、その上に、キャップを装着したカップ状容器であって、前記キャップは、天板と周壁とからなり、前記周壁の前方部と前記天板の前方側とに連続する飲み口用切欠きを設け、この飲み口用切欠きを複数個の切断可能な脆弱小接続片で前記天板と接続する飲み口開口小蓋で塞ぎ、この飲み口開口小蓋の前方周壁の外周面下方に開封用つまみを突設し、内周面に容器本体との咬合リブを設け、前記キャップの天板に、前記飲み口用切欠きの外側左右対称位置から後方へ外周に沿って連続する前記容器本体との積み重ね用環状リブを立設し、前記キャップの周壁内周面の前記飲み口用切欠きの左右対称近傍位置の下方にキャップ外れ防止リブをそれぞれ設け、このキャップ外れ防止リブの後方内周面に連続又は複数個の容器本体との咬合リブを水平方向に設け、かつ、前記キャップを前記封止フィルムで封止した前記容器本体に装着するときに、前記キャップの開封用つまみ位置を、前記封止フィルムの開封用つまみ片位置と合わせたことを特徴とする飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器である。
【０００７】
そして、本発明の第２の発明は、前記キャップの飲み口開口小蓋の内面と、前記容器本体を封止する封止フィルムの上面とを接着したことを特徴とする第１の発明に記載の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器である。
【０００８】
そして、本発明の第３の発明は、前記開封用つまみ片付封止フィルムがアルミニウム箔からなることを特徴とする第１の発明又は第２の発明に記載の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器である。
【０００９】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。
図１（ａ）は、本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器の飲み口用開口小蓋付キャップの一実施形態の平面図で、図１（ｂ）は、断面図であり、図２は、底面図である。図３は、本発明の一実施形態の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器の要部を切り欠いた右側面図である。
【００１０】
本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器（１０）は、図３に示すように、カップ状の容器本体（３００）の周壁（３１０）上端外周のフランジ（３２０）上面に、開封用つまみ片（２０１）付封止フィルム（２００）を剥離可能に熱融着して封止し、その上に、飲み口開口小蓋（１３０）をもつキャップ（１００）を装着した飲料類に使用するカップ状容器である。キャップは、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を用いて射出成形したものであり、封止フィルムはポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱融着樹脂フィルムを用いるか、又はアルミニウム箔の下面にポリエチレンあるいはポリプロピレンなどの熱融着樹脂層を設けたものであり、容器本体は、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂を用いて射出成形したものである。
【００１１】
キャップ（１００）の一実施形態の構造は、図１（ａ）又は（ｂ）に示すように、天板（１１０）と周壁（１２０）とからなり、周壁の前方部と天板の前方側とに連続する飲み口用切欠き（１１１）を設け、この飲み口用切欠きを左右２個ずつの切断可能な脆弱小接続片（１３４）で天板と接続する飲み口開口小蓋（１３０）で塞ぎ、この飲み口開口小蓋の前方周壁（１３１）の外周面下方に開封用つまみ（１３２）を突設し、内周面に容器本体との咬合リブ（１３３）を設け、キャップの天板に、飲み口用切欠きの外側左右対称位置から後方へ外周に沿って連続し、内周側の径が容器本体の下端外径より若干大きい容器本体との積み重ね用環状リブ（１１２）を立設し、キャップの周壁内周面の飲み口用切欠きの左右対称近傍位置の下方に、飲み口開口小蓋を持ち上げたときにキャップが容器本体から外れないように、図２に示すように、キャップ外れ防止リブ（１２２）をそれぞれ１個ずつ設け、このキャップ外れ防止リブの後方内周面に９個の容器本体との咬合リブ（１２１）を水平方向に設けるものである。
【００１２】
そして、キャップを封止フィルムで封止した容器本体に装着するときに、図３に示すように、キャップ（１００）の開封用つまみ（１３２）位置を、封止フィルム（２００）の開封用つまみ片（２０１）位置と合わせるものである。
【００１３】
また、キャップを封止フィルムで封止した容器本体に装着するときに、キャップの飲み口開口小蓋の内面と、必要に応じては、容器本体を封止する封止フィルムの上面とを感熱又は感圧接着剤などで接着してもよい。
【００１４】
上述した本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器は、キャップの飲み口用切欠きが複数個の脆弱小接続片で天板に接続する飲み口開口小蓋で塞がれているため、故意に飲み口開口小蓋を開口しない限りは、流通・保管過程でのバージン性や安全性を確保できる。
【００１５】
そして、容器を開封するときには、飲み口開口小蓋の開封用つまみを指で摘んで上方へ持ち上げると、小蓋と天板とを接続する脆弱小接続片が切断されて、飲み口開口小蓋を容易に取り外すことができる。飲み口開口小蓋を取り外したのち、内側の容器本体を封止している封止フィルムの開封用つまみ片を指で摘んで上方へ持ち上げると、封止フィルムが薄い熱融着フィルム又はアルミニウム箔であるため、容易に破断して開口し、この開口した飲み口から、内容物をキャップが付いたままで飲むことができる。この開口操作において、飲み口開口小蓋の開封用つまみと封止フィルムの開封用つまみ片とを一緒に指で摘んで上方へ持ち上げると、ワンタッチで飲み口を開口することができる。また、キャップの飲み口開口小蓋の内面と封止フィルムの上面を接着したものも、ワンタッチで飲み口を開口することができる。なお、飲み口開口小蓋の開封用つまみを指で摘んで上方へ持ち上げて飲み口開口小蓋を取り外したのち、容器本体を封止するアルミニウム箔からなる封止フィルムに、ストローを突き刺して内容物を飲んでもよい。
【００１６】
【発明の効果】
本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器は、薄い熱融着フィルム又はアルミニウム箔からなる封止フィルムで封止する容器本体に飲み口開口小蓋をもつキャップを装着したものであり、キャップの飲み口開口小蓋を故意に取り外さない限り、流通・保管過程でのバージン性や安全性を確保することができる。
【００１７】
また、本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器は、キャップの飲み口開口小蓋を開封用つまみで取り外し、内側の封止フィルムを開封用つまみ片で破断して、容易に飲み口を開口することができる。また、この開口操作を、キャップの飲み口開口小蓋を開封用つまみと封止フィルムを開封用つまみ片を一緒に摘むか、飲み口開口小蓋と封止フィルムを接着することで、ワンタッチで行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）は本発明の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器の飲み口用開口小蓋付キャップの一実施形態の平面図であり、（ｂ）はその断面図である。
【図２】図１の飲み口用開口小蓋付キャップの底面図である。
【図３】本発明の一実施形態の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器の要部を切り欠いた右側面図である。
【符号の説明】
１０……飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器
１００……飲み口開口小蓋をもつキャップ
１１０……天板
１１１……飲み口用切欠き
１１２……積み重ね用環状リブ
１２０，３１０……周壁
１２１，１３３……咬合リブ
１２２……キャップ外れ防止リブ
１３０……飲み口開口小蓋
１３１……前方周壁
１３２……開封用つまみ
１３４……脆弱小接続片
２００……封止フィルム
２０１……開封用つまみ片
３００……容器本体
３２０……フランジ
Claims (3)
- 容器本体の周壁上端外周のフランジ上面に、開封用つまみ片付封止フィルムを剥離可能に熱融着して封止し、その上に、キャップを装着したカップ状容器であって、前記キャップは、天板と周壁とからなり、前記周壁の前方部と前記天板の前方側とに連続する飲み口用切欠きを設け、該飲み口用切欠きを複数個の切断可能な脆弱小接続片で前記天板と接続する飲み口開口小蓋で塞ぎ、該飲み口開口小蓋の前方周壁の外周面下方に開封用つまみを突設し、内周面に容器本体との咬合リブを設け、前記キャップの天板に、前記飲み口用切欠きの外側左右対称位置から後方へ外周に沿って連続する前記容器本体との積み重ね用環状リブを立設し、前記キャップの周壁内周面の前記飲み口用切欠きの左右対称近傍位置の下方にキャップ外れ防止リブをそれぞれ設け、該キャップ外れ防止リブの後方内周面に連続又は複数個の容器本体との咬合リブを水平方向に設け、かつ、前記キャップを前記封止フィルムで封止した前記容器本体に装着するときに、前記キャップの開封用つまみ位置を、前記封止フィルムの開封用つまみ片位置と合わせたことを特徴とする飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器。
- 前記キャップの飲み口開口小蓋の内面と、前記容器本体を封止する封止フィルムの上面とを接着したことを特徴とする請求項１記載の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器。
- 前記開封用つまみ片付封止フィルムがアルミニウム箔からなることを特徴とする請求項１又は請求項２記載の飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器。
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|---|---|---|---|
| JP2003161688A JP4300883B2 (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003161688A JP4300883B2 (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 飲み口開口小蓋をもつキャップ付カップ状容器 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| JP5542257B2 (ja) * | 2010-04-23 | 2014-07-09 | 有限会社Ｋ・Ｍプランニング | 容器の蓋 |
| WO2016147859A1 (ja) * | 2015-03-15 | 2016-09-22 | 法基 岡部 | 密封容器 |
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2003
- 2003-06-06 JP JP2003161688A patent/JP4300883B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2004359315A (ja) | 2004-12-24 |
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