JP4300850B2 - ファクシミリ装置及び通信制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般電話回線網とインターネット・プロトコル網とで構築された通信網に回線を接続して画像情報のようなアナログ信号を送受信する機能を備えた情報通信機器に適用して好適なファクシミリ装置及び通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットに代表されるインターネット・プロトコル(IP:Internet Protocol)網の整備が進んだことから、IP網を利用した情報通信のための技術開発の進歩が著しい。このIP網を利用した情報通信のための一技術として、音声符号化方式(VoIP:Voice over IP)による音声情報の伝送技術が知られている。このVoIP技術では、音声情報を音声コーデック(CODEC:coder-decoder、符号化/復号化回路)によりデジタル情報に変換し、これをIPパケットに載せて伝送することによって、この音声情報をIP網に接続されたIP端末との間で送受信する。
【0003】
このようなVoIP技術では、IP端末からIP網に回線を接続するためのルータ(rooter)の価格及び保守点検費用が、従来の一般電話回線網で使用されてきた交換機と比較して廉価であることから、IP端末の短期間での一般普及が予想される。しかしながら、このVoIP技術では、音声情報をIP網で効率よくやりとりするために、電話網とIP網の接点にあるVoIPゲートウェイ等が提供する音声コーデックによっては、元の音声情報が持つ周波数帯域が損なわれ、さらにIP網の経路によってはパケットの遅延及び喪失の可能性がある。従って、送信される音声情報には再生欠陥が発生し易いので、この音声情報の受信時における波形品質を保証することは困難である。
【0004】
このようなIP網に接続されたIP端末に一般電話回線網に接続された従来のファクシミリ装置から画像情報を送信する場合、この画像情報を通信モデムにより音声情報に変換してから送出する。このため、通常の音声情報をIP網を介して伝送した場合と同様に、周波数帯域の損失、パケットの遅延及び喪失に起因して通信エラーが発生し易い。
【0005】
従来のファクシミリ装置では、ITU−T勧告によるV34規格での全二重/半二重通信可能な通信モデムを備えた場合、図8及び図9に示したフローチャートの送信例のように画像情報が発呼送信される。この従来の発呼送信では、先ず図8のステップS101で、入力された電話番号に従いダイアルし、ステップS102で、タイマーを起動してダイアル後の経過時間を計時する。次のステップS103で、3秒間間隔でのCNG送出を開始し、次のステップS104で、信号検知処理を実行する。
【0006】
次に、図9のステップS105に移行して、ANSamを被呼応答として検知しない場合(No)、ステップS106に進み、ここでもCED又はDISを検知しない場合(No)、ステップS107で、タイマーを参照してダイアル後35秒経過した場合(Yes)、ステップS108に進み、送信エラーのメッセージを表示し、ステップS109で、回線を切断して発呼送信を終了する。
【0007】
ステップS105でANSamを検知した場合(Yes)、ステップS110に進み、このANSamに応答することにより、次のステップS111のV8規格に規定された通信開始手順に移行し、ステップS112で、V34規格での通信(V34モード)により画像情報を送信する。全画像情報の送信後、ステップS109に進み、回線を切断して発呼送信を終了する。
【0008】
一方、ステップS105でANSamを検知しなかった場合(No)、ステップS106に進み、ここでCED又はDISを検知した場合(Yes)、ステップS113に進み、被呼機がV8規格の通信手順遂行能力を備えているか否かをDISの第6ビットを参照することにより判断する。
【0009】
被呼機がV8規格の通信手順遂行能力を備えている場合(ステップS113でYes)、ステップS114に進んでCI(Call Indicator signal)を送出し、被呼機に対してANSamを送出するよう促してからステップS105へ戻る。その後、被呼機からのANSamを検知すると(Yes)、ステップS110、ステップS111に進み、ステップS112でV34モードにより画像情報を送信する。全画像情報の送信後、ステップS109に進み、回線を切断して発呼送信を終了する。
【0010】
一方、被呼機がV8規格の通信手順遂行能力を備えていない場合(ステップS113でNo)、ステップS115に進み、V34規格より低速な通信を規定したV17規格でのデータ通信(V17モード)により画像情報を送信する。そして、全画像情報の送信後、ステップS109に進み、回線を切断して発呼送信を終了する。
【0011】
このようなV34モードによる全二重通信可能な高速通信は、特に、IP網上の伝送経路における音声劣化(ノイズ)及び通信遅延に対する耐性が低い。即ち、このV34モードで画像情報をIP端末に送信した場合、エラー送信になる確率が高くなるため、再送信の繰り返しにより通信時間が長時間化すると共に、通信コストが増大してしまう。
【0012】
そこで、このV34モードでの通信がエラー終了した場合、エラー後の再送信時には、V34モードでは通信しないか、若しくは、V34モードでのボーレート(変調速度)又はビットレート(伝送速度)を制限することによって、S/N比又は周波数帯域のような回線特性に起因する通信エラーの発生確率を低減する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0013】
【特許文献1】
特開平9−289577号公報(第5−6頁、第3−4図)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来方式のファクシミリ装置によれば、被呼機との間で最大通信能力を発揮し得るV34モードのような変調方式により通信を開始していたため、IP網のような狭い周波数帯域並びに瞬断及び伝送遅延の多発といった粗悪な品質の回線であっても、1度目の画像情報の送信は、送信完了の可能性が低いV34モードで実行していた。従って、V34モードで通信を開始したものの途中で通信エラーが発生し、送信完了できないままに通信終了することが多く、V17モードのように低速ではあるが、より確実な変調方式での通信は、予め規定された送信エラー後の待機時間(通常は3分間)の後にしか実行されなかった。このため、送信エラーになった1度目の通信時間と送信エラー後の待機時間とを加算すると、最初からV17モードで通信した場合と比較して、送信完了までに要する総通信時間が長かった。
【0015】
そこで、本発明は上述した問題を解決したものであって、被呼機が接続する回線品質に起因する通信エラーの発生確率を低減できると共に、送信完了までの通信時間を短縮できるようにしたファクシミリ装置及び通信制御手段を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るファクシミリ装置は、任意の被呼機との間で画像情報を送受信するファクシミリ装置であって、この装置と被呼機との間で画像情報を送受信するための複数の変調方式を有して被呼機へ画像情報を送信する通信手段と、この通信手段により呼接続される被呼機の電話番号を入力するように操作される操作手段と、この操作手段から入力された電話番号に基づいてこの装置と被呼機とを接続する回線の種類を判定する判定手段と、この判定手段により判定された回線の種類に応じた1つの変調方式を通信手段の複数の変調方式の中から選択する変調方式選択手段とを備え、通信手段は、当該通信手段が有する複数の変調方式の中の少なくとも1つの変調方式に対して複数の変調速度を切換可能であって、判定手段による判定結果に基づいて1つの変調速度を切換可能な複数の変調速度の中から選択する変調速度選択手段を有することを特徴とするものである。
【0017】
本発明に係るファクシミリ装置によれば、任意の被呼機との間で画像情報を送受信する場合に、被呼機の電話番号が操作手段から入力され、入力された電話番号に基づいて、被呼機とを接続する回線の種類が判定手段により判定される。そして、この判定結果に基づいて変調方式選択手段により変調方式が選択される。このとき、変調方式選択手段は、判定手段による判定結果に基づいて切換可能な複数の変調速度の中から1つの変調速度を選択する。ここに選択された変調方式を用いて通信手段により被呼機に画像情報が送信される。また、このファクシミリ装置による通信履歴が通信履歴管理手段により管理され、この通信履歴と共に判定手段による判定結果を記載した通信管理レポートが、レポート出力手段により出力される。
【0018】
従って、被呼機が接続する回線の種類に応じた変調方式により画像情報を送信できるので、被呼機が接続する回線の品質が粗悪であっても、この回線品質に起因する通信エラーの発生確率を低減できる。よって、画像情報を一度で送信完了できる確率を高めることができるので、送信エラーとなった画像情報の再送信に要していた通信時間を削減できるため、送信完了までの時間を短縮できると共に、通信費も抑制できる。また、特定の被呼機が接続する回線の種類と、この被呼機との通信時に使用した変調方式とを通信管理レポートにより確認できるので、通信エラーの発生確率が高い粗悪な品質の回線に接続する被呼機を把握できる。
【0019】
本発明に係る通信制御方法は、画像情報を送受信する発呼側端末と被呼側端末との間の通信を制御する方法であって、この発呼側端末と被呼側端末との間で画像情報を送受信するための変調方式を予め複数準備し、且つ複数の変調方式の中の少なくとも1つの変調方式に対して複数の変調速度を切換可能とし、この発呼側端末から被呼側端末へ画像情報を送信する際に、この被呼側端末の電話番号を入力し、ここに入力された電話番号に基づいて発呼側端末と被呼側端末とを接続する回線の種類を判定し、ここに判定された回線の種類に応じた1つの変調方式を選択し、且つ当該1つの変調速度を前記切換可能な複数の変調速度の中から選択することを特徴とするものである。
【0020】
本発明に係る通信制御方法によれば、画像情報を送受信する発呼側端末と被呼側端末との間の通信を制御する場合に、被呼側端末が接続し得る回線に応じた変調方式により画像情報を送信できるので、被呼側端末が接続する回線品質が粗悪であっても、この回線品質に起因する通信エラーの発生確率を低減できる。従って、画像情報を一度で送信完了できる確率を高めることができるので、送信エラーとなった画像情報の再送信に要していた通信時間を削減できるため、送信完了までの時間を短縮できると共に、通信費も抑制できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係るファクシミリ装置及び通信制御方法の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態としてのファクシミリ装置100の構成例を示すブロック図である。
【0022】
本実施形態では、任意の被呼機との間で画像情報を送受信する場合に、入力された被呼機の回線接続情報に基づいて被呼機とを接続する回線の種類を判定する判定手段を備え、この判定結果に基づいて選択される変調方式により被呼機に画像情報を送信する。これによって、被呼機とを接続する回線の種類に応じた変調方式により画像情報を送信できるため、被呼機が接続する回線の品質が粗悪であっても、この回線品質に起因する通信エラーの発生確率を低減できるようにしたものである。
【0023】
ファクシミリ装置100は、図1に示すように、通信モデム1(通信手段)、操作部2a、表示部2b、CPU3、ROM4、不揮発性メモリ5、記録部6及び読込部7がバス8により接続されて構成される。ここでは特に図示しないが、通信モデム1には、NCU(回線接続ユニット)も含むものとする。
【0024】
通信モデム1は、国際電気通信連合・電気通信標準化部門(ITU−T:International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)により勧告されたV34規格及びV17規格のような通信規格で規定された複数の変調方式と、これらの通信規格で規定された変調方式に対応する複数の変調速度とを切換可能に有する。この通信モデム1は、通常のツイストペアケーブル及びRJ−11型のモジュラジャックからなる公知の電話線により公衆回線(一般電話回線)10に接続され、ITU−T勧告によるV8規格又はT30規格のような通信手順に従って被呼機に画像情報を送信する。
【0025】
操作部2aは、透明タッチパネル及びキーボードのような入力装置を備え、通信モデム1により発呼される被呼機の電話番号と、ファクシミリ装置100の各種設定を入力するように操作される。表示部2bは、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)のような複数の画素による画像表示機能を備えた表示パネルを備え、このファクシミリ装置100の各種機能、装置状態及び動作状況と、操作部2aによる入力結果とを表示する。この操作部2a及び表示部2bにより操作手段2が構成される。
【0026】
CPU3は、ファクシミリ装置100の制御の主体であって、ROM4に格納された制御プログラムを不揮発性メモリ5に保持された各種情報を参照しながら動作させることによって、通信モデム1、操作部2a、表示部2b、ROM4、不揮発性メモリ5、記録部6及び読込部7による各種動作の全てを制御する。
【0027】
ROM4(判定手段)は、通信モデム1により呼接続される被呼機との間の回線の種類を、操作部2aから入力される回線接続情報に基づいて判定する回線判定プログラムを格納している。このROM4に格納された回線判定プログラムは、任意の被呼機に発呼する電話番号が回線接続情報として操作部2aから入力されると、CPU3により起動される。例えば「050−1234−5678」のような先頭にIP端末の識別番号として番号群「050」を付与された電話番号が入力されると、この電話番号に基づいて、回線判定プログラムが被呼機の接続する回線の種類を、一般電話回線網ではなくインターネット・プロトコル(IP)網を経路とする回線と判定する。即ち、この回線判定プログラムは、入力された電話番号の先頭に識別番号として050という番号群が付与された場合、050が付与されない場合の「一般電話回線網上の回線」から「IP網上の回線」に判定を変更する。これによって、入力された電話番号に基づいて被呼機とを接続する回線の種類を判定できる。
【0028】
不揮発性メモリ5(変調方式選択手段/変調速度選択手段)は、通信モデム1が切換可能に備えた複数の変調方式の中から、回線判定プログラムにより判定された回線の種類に応じた1つの変調方式を選択するための変調方式選択情報と、通信モデム1が切換可能に備えた複数の変調速度の中から1つの変調速度を回線判定プログラムによる判定結果に基づいて選択するための変調速度選択情報とを、操作部2aから入力される設定指示に基づき記憶する。この不揮発性メモリ5に記憶された変調方式選択情報及び/又は変調速度選択情報が、回線判定プログラムによる判定結果とCPU3により照合されることによって、この回線の種類に応じた変調方式及び/又は変調速度が選択される。
【0029】
例えば、判定結果が「IP網上の回線」の場合はV34規格で規定された変調方式を選択しないこと、又は、判定結果が「IP網上の回線」と判定された場合はV17規格で規定された変調方式を選択すると共に、このV17規格で規定された変調方式の変調速度も指定することを、操作部2aから設定指示することによって、この設定指示が、不揮発性メモリ5に変調方式選択情報又は変調速度選択情報として記憶される。
【0030】
これによって、被呼機と接続する回線の種類に基づく判定結果に応じて変調方式及び/又は変調速度を選択できるので、粗悪な回線品質のためにV34規格で規定された変調方式(V34モード)では通信エラーとなる確率が高い場合には、このような回線品質に起因する通信エラーの発生確率がより低いV17規格で規定された変調方式(V17モード)と、このV17規格で規定された低速の変調速度(9600bps)とを選択できる。ここでV34規格以外の変調方式の選択肢として、V17規格以外の変調方式を選択しても良く、例えば通信エラーの発生確率が低いV17規格以外の変調方式として、V29、V27ter等の変調方式と、その変調方式で規定された変調速度を選択するように操作部2aから設定指示するようにしても良い。
【0031】
従って、被呼機とを接続する回線の品質が粗悪であっても、画像情報を一度で送信完了できる確率を高めることができるので、送信完了までに要する通信時間を短縮できる。
【0032】
記録部6は、ファクシミリ装置100による通信履歴を不揮発性メモリ5に蓄積して管理する通信履歴管理手段と、電子写真方式又はインクジェット方式のような印刷機能(レポート出力手段)とを備え、このファクシミリ装置100の通信履歴と回線判定プログラムによる判定結果とを記載した図2のような通信管理レポートP1を出力する。
【0033】
この通信管理レポートP1は、毎日又は毎週等の定期出力、所定の通信量・通信回数に達した場合に出力する定量出力、必要に応じた出力のように出力頻度を設定可能であって、図2に示すように、第1列C1に通信番号、第2列C2に相手先(被呼機)の電話番号、第3列C3に通信開始時刻、第4列C4に通信時間、第5列C5に送信枚数、そして第6列C6に通信結果が通信履歴の詳細として夫々記載され、次の第7列C7に回線判定プログラムによる判定結果が記載される。
【0034】
これによって、通信番号が002,009,014及び017番の通信は、相手先の電話番号が050を付与されていたため、回線判定プログラムによりIP網上の回線が接続されると判定されてV34モードが選択されなかったことを「V34 OFF送信」という記載により送信後においても確認できる。このため、通信エラーの発生確率が高いIP網上の回線に接続する相手先と、このような相手先への送信頻度とを容易に把握できる。
【0035】
また、上述のような回線判定プログラムによる判定結果に基づいて変調方式又は変調速度を選択するか否か、即ち、変調方式及び変調速度の選択/不選択を操作部2a(設定手段)によりON/OFF切換設定できる。この切換設定によって、050を付与された電話番号の相手先とのV34モードによる送信時と「V34 OFF送信」時との通信結果を比較できるため、特定の相手先への画像情報の送信時には通信エラーが発生する可能性が高くなることに注意を促すこともできる。また、050を付与された電話番号の相手先とV34モードで通信しても特に問題がない回線品質である場合は、V34をOFFしないことで、本来の高速な通信を行うことができる。
【0036】
読込部7は、原稿画像を走査露光する光学系と、この光学系により走査露光された原稿画像を光電変換する電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)からなるラインイメージセンサとを備え、このラインイメージセンサにより原稿画像が画像情報として読み込まれる。この画像情報は、CPU3による制御の下、圧縮等の処理の後に通信モデム1に送出され、通信モデム1から任意の被呼機に送信される。
【0037】
次に、このファクシミリ装置100による第1及び第2の送信例を、本発明に係る通信制御方法の実施形態として、図3乃至図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0038】
[1]第1の送信例
図3乃至図5は、上述したファクシミリ装置100による第1の送信例を示すフローチャートである。この第1の送信例では、通信モデム1はV34モードとV17モードとを切換可能であって、操作部2aから入力された電話番号に基づいて、このファクシミリ装置100と被呼機とを接続する回線の種類を判定し、この判定結果に応じて、V34モード又はV17モードのいずれか一方を選択することを前提条件として、画像情報の発呼送信をスタートするものとする。
【0039】
これを前提として、先ず図3のステップS1で、操作部2aから入力された電話番号に従いダイアルする。このダイアルした電話番号を、次のステップS2で、不揮発性メモリ5に一時記憶し、次のステップS3で、タイマーを起動してダイアル後の経過時間の計時を開始する。そして、ステップS4で、3秒間間隔でのCNG(Calling tone)の送出を開始し、被呼応答を検知するために、次のステップS5で、信号検知処理を実行する。
【0040】
次に、図4のステップS6に移行して、V8規格をサポートする通信機器が被呼応答として送出するANSam(Answer tone, amplitude modulated)を検知しない場合(No)、次のステップS7に進み、被呼機の通信能力情報を通知するための被呼応答としてITU−T勧告によるT30規格に規定されたCED(Called terminal identification)又はDIS(Digital identification signal)を検知しない場合(No)、次のステップS8で、タイマーを参照してダイアル後の経過時間をチェックし、ダイアル後35秒経過した場合(Yes)、次のステップS9に進み、送信エラーの通信履歴を不揮発性メモリ5に記憶すると共に、表示部2bに送信エラーのメッセージを表示する。そして、ステップS10で、回線を切断して発呼送信を終了する。
【0041】
ステップS8で、ダイアル後の経過時間が35秒に達していない場合(No)、図3のステップS4に戻り、3秒間隔でのCNG送出及び信号検知処理を、ANSamの検知(ステップS6でYes)、CED又はDISの検知(ステップS7でYes)又はダイアル後35秒経過(ステップS8でYes)まで継続するように、ステップS4乃至ステップS8を繰り返す。
【0042】
ステップS6でANSamを検知した場合(Yes)、図5のステップS11に移行して、記憶した電話番号を参照し、この電話番号のダイアルの先頭が050ではなかった場合(No)、被呼機が接続する回線は一般電話回線網を経路とするものと判定して、ステップS12に進み、被呼機からのANSamに応答することによりV8規格に規定された手順に移行して、V34規格による通信(V34モード)を指定する。
【0043】
次のステップS13で、V34モードにおいて、DIS等の制御信号の送受信、画信号に変換された画像情報の送信及びMCF(Message confirmation signal)等の制御信号の送受信を繰り返し、全画像情報の送出が完了すると、図4のステップS10に進み、DCN(Disconnect)を送出して回線を切断すると共に、この送信完了の通信履歴を不揮発性メモリ5に記憶して発呼送信を終了する。
【0044】
これによって、一般電話回線網上の品質が良好な回線を伝送経路として、V34モードでの高速通信により画像情報を送信できるので、極めて短い通信時間で送信完了できる。
【0045】
一方、ANSamを検知し、かつ、入力された電話番号のダイアルの先頭が050であった場合(図4のステップS6でYes、図5のステップS11でYes)、被呼機が接続する回線はIP網を経路とするものと判定して、ステップS14に進み、ANSamを無視すると共に、V8規格の通信手順遂行能力を示すことがT30規格で規定されたDISの第6ビットも無視する。これによって、V34モードを選択できなくなるので、通信モデム1が有するもう1つの変調方式であるV17モードでの送信を選択できる。即ち、V34規格による通信をOFFできる。
【0046】
次のステップS15で、ITU−T勧告によるV21規格で規定された通信手順に基づくDIS等の制御信号の送受信、V17モードによる変調速度14400bps又は9600bpsでの画信号の送信及びV21規格に基づくMCF等の制御信号の送受信を繰り返し、全画像情報の送出が完了すると、ステップS10に進み、DCNを送出して回線を切断すると共に、この送信完了の通信履歴を不揮発性メモリ5に記憶して発呼送信を終了する。
【0047】
これによって、IP網上の品質が粗悪な回線が伝送経路であっても、回線品質に起因する通信エラーに対する耐性により優れたV17モードでの通信によって、一度の通信で全画像情報を送信完了できる確率を高くできるので、送信エラーによる再送信のための通信時間を削減できる。従って、低速なV17モードでの送信であっても、総通信時間を短縮できるので、通信費を低減できる。
【0048】
なお、ANSamは検知されないが、CED又はDISが検知された場合(ステップS6でNo、ステップS7でYes)、ステップS16に進み、相手機にV8規格の通信手順遂行能力があるかをDISの第6ビットで確認する。このビットが0の場合(ステップS16でNo)、被呼機はV34モードでの通信能力を備えていないので、図5のステップS15に進み、V17モードにより画像情報を送信した後、ステップS10に進み、DCNを送出して回線を切断すると共に、この送信完了の通信履歴を不揮発性メモリ5に記憶して発呼送信を終了する。
【0049】
一方、DISの第6ビットが1の場合(ステップS16でYes)、相手機はV8能力を備えている事を示しており、V8手順を経てV34モードで通信を行う可能性があるため、まずステップS17でダイアルした番号の先頭が050かどうかを判断し、050でない場合(No)、ステップS18へ進んで、CI(Call Indicator signal)を送出し、被呼機に対してANSamを送出するよう促してからステップS6へ戻る。その後、被呼機からのANSamを検知すると(ステップS6でYes)、ステップS11に進み、この場合ダイアルした番号が050で始まらないので(No)、ステップS12に進み、ステップS13でV34モードにより画像情報を送信する。画像情報送信後、ステップS10に進み、DCNを送出して回線を切断すると共に、この送信完了の通信履歴を不揮発性メモリ5に記憶して発呼送信を終了する。
【0050】
ステップS17でダイアルした番号が050の場合(Yes)、被呼機が接続する回線はIP網を経路とするものと判定してステップS15に進み、V17モードにより画像情報を送信した後、ステップS10に進み、DCNを送出して回線を切断すると共に、この送信完了の通信履歴を不揮発性メモリ5に記憶して発呼送信を終了する。
【0051】
[2]第2の送信例
図6及び図7は、上述したファクシミリ装置100による第2の送信例を示すフローチャートである。この第2の送信例では、通信モデム1はV34モードとV17モードとを切換可能であり、かつ、V17モードで14400bps及び9600bpsの2つの変調速度を切換可能であって、被呼機にV34モードでの通信能力が備わっていない場合に、操作部2aから入力された電話番号に基づいて、この被呼機とを接続する回線の種類を判定し、この判定結果に応じて、V17モードでの変調速度のいずれか一方を選択することを前提条件として、画像情報の発呼送信をスタートするものとする。
【0052】
これを前提として、第1の送信例と同様に、先ず図6のステップS1で、操作部2aから入力された電話番号に従いダイアルする。このダイアルした電話番号を、ステップS2で、一時記憶し、ステップS3で、タイマーを起動してダイアル後の経過時間を計時する。次のステップS4で、3秒間間隔でのCNGの送出を開始し、ステップS5で、信号検知処理を実行する。次に、図7のステップS7に移行して、CED又はDISを検知しない場合(No)、次のステップS8で、ダイアル後の経過時間をチェックし、ダイアル後に35秒経過した場合(Yes)、ステップS9に進み、送信エラーの通信履歴を記憶すると共に、送信エラーのメッセージを表示部2bに表示する。そして、ステップS10で、回線を切断して発呼送信を終了する。
【0053】
ステップS8で、ダイアル後の経過時間が35秒に達していない場合(No)、図6のステップS4に戻り、3秒間隔でのCNG送出及び信号検知処理を、CED又はDISの検知(ステップS7でYes)又はダイアル後35秒経過(ステップS8でYes)まで継続するように、ステップS4乃至ステップS8を繰り返す。
【0054】
ステップS7でCED又はDISを検知した場合(Yes)、ステップS11に進み、記憶した電話番号のダイアルの先頭が050ではなかった場合(No)、被呼機が接続する回線は一般電話回線網を経路とするものと判定して、ステップS12aに進み、V17モードによる変調速度14400bpsでのデータ通信を選択する。そして、V21規格で規定された通信手順に基づくDIS等の制御信号の送受信、V17モードによる14400bpsでの画信号の送信及びV21規格に基づくMCF等の制御信号の送受信を繰り返し、全画像情報の送出が完了すると、ステップS10に進み、DCNを送出して回線を切断すると共に、この送信完了の通信履歴を不揮発性メモリ5に記憶して発呼送信を終了する。
【0055】
これによって、一般電話回線網上の品質が良好な回線を伝送経路として、被呼機の最大通信能力であるV17モードの14400bpsでの通信により画像情報を送信できるので、短い通信時間で送信完了できる。
【0056】
一方、CED又はDISを検知し、かつ、入力された電話番号のダイアルの先頭が050であった場合(ステップS7でYes、ステップS11でYes)、被呼機が接続する回線はIP網を経路とするものと判定して、ステップS12bに進み、V17モードによる変調速度9600bpsでのデータ通信を選択する。そして、V21規格によるDIS等の制御信号の送受信、V17モードによる9600bpsでの画信号の送信及びV21規格によるMCF等の制御信号の送受信を繰り返し、全画像情報の送出が完了すると、ステップS10に進み、DCNを送出して回線を切断すると共に、この送信完了の通信履歴を不揮発性メモリ5に記憶して発呼送信を終了する。
【0057】
これによって、IP網上の品質が粗悪な回線が伝送経路であっても、回線品質に起因する通信エラーへの耐性により優れたV17モードの9600bpsでの通信により、一度の通信で全画像情報を送信完了できる確率が高くなるので、送信エラーによる再送信のための通信時間を削減できる。従って、V17モードの9600bpsという低速な変調速度による送信であっても、総通信時間を短縮できるので、通信費を低減できる。
【0058】
このように本実施形態のファクシミリ装置では、050から始まる電話番号を入力されたときには、V34規格に基づく変調方式を選択せずにV17規格に基づく変調方式を選択し、14400bps又は9600bpsの変調速度で画像情報を送信することによって、IP網を経由したファクシミリ端末へ送信する場合の送信成功確率を高め、従来のファクシミリ装置で再送信に要していた通信時間を削減できるので、総通信時間を短縮できると共に、通信費を低減できる。
【0059】
なお、本発明に係るファクシミリ装置及び通信制御手段において、判定手段が低品質の回線を識別するために参照する回線接続情報は、特に050から始まる電話番号に限定されるものではない。他の識別番号が付与された電話番号であっても、その電話番号からIP網上での回線接続を識別できれば、上述した実施形態としてのファクシミリ装置及び通信制御手段と同じ作用効果が得られる。
【0060】
また、例えば、VoIP技術をサポートするIP端末専用の閉鎖系IP網が整備されてIP網上の回線の品質が向上した場合、即ち、V34規格に基づく変調方式又はV34規格以上に拡張された変調方式によるIP端末との通信成功確率が著しく改善されるような場合、この閉鎖系IP網に接続するIP端末に割り当てられる電話番号(回線接続情報)と、従来の開放系IP網に接続するIP端末の050電話番号とを、回線の種類を判定して最適な変調方式を選択するために利用することもできる。
【0061】
被呼機とを接続する回線の種類を判定するための回線接続情報は、特に電話番号に限定されず、例えば、TCP/IP規格により規定された通信方式をサポートする情報機器が被呼機として接続される場合、IPアドレス、ゲート・アドレス又はドメイン・ネーム・システム(DNS)等によるアドレス情報を利用することも可能である。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るファクシミリ装置によれば、任意の被呼機との間で画像情報を送受信する場合に、入力された被呼機の電話番号に基づいて被呼機とを接続する回線の種類を判定する判定手段を備え、この判定結果に基づき選択される回線の種類に応じた1つの変調方式、且つ、切換可能な複数の変調速度の中から選択される1つの変調速度により被呼機に画像情報を送信するものである。
【0063】
この構成によって、被呼機とを接続する回線に応じた変調方式及び変調速度により画像情報を送信できるので、被呼機が接続する回線品質が粗悪であっても、この回線品質に起因する通信エラーの発生確率を低減できる。従って、画像情報を一度で送信完了できる確率を高めることができるので、送信エラーとなった画像情報の再送信に要していた通信時間を削減できるため、送信完了までの時間を短縮できると共に、通信費も抑制できる。
【0064】
本発明に係る通信制御方法によれば、画像情報を送受信する発呼側端末と被呼側端末との間の通信を制御する場合に、発呼側端末から被呼側端末へ画像情報を送信する際に入力された被呼側端末の電話番号に基づいて当該発呼側端末と被呼側端末とを接続する回線の種類を判定し、予め準備された複数の変調方式の中から、ここで判定された回線の種類に応じた1つの変調方式を選択し、且つ、切換可能な複数の変調速度の中から当該1つの変調速度を選択するようになされる。
【0065】
この構成によって、被呼側端末が接続を可能とする回線の種類に応じた変調方式及び変調速度により画像情報を送信できるので、被呼側端末が接続する回線の品質が粗悪であっても、この回線品質に起因する通信エラーの発生確率を低減できる。従って、画像情報を一度で送信完了できる確率を高めることができるので、送信エラーとなった画像情報の再送信に要していた通信時間を削減できるため、送信完了までの時間を短縮できると共に、通信費も抑制できる。
【0066】
この発明は、一般電話回線網とインターネット・プロトコル網とで構築された通信網に回線を接続して画像情報を送受信する機能を備えた情報通信機器に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としてのファクシミリ装置100の構成例を示すブロック図である。
【図2】ファクシミリ装置100による通信管理レポートの出力例を示す概念図である。
【図3】ファクシミリ装置100による第1の送信例を示すフローチャート(その1)である。
【図4】ファクシミリ装置100による第1の送信例を示すフローチャート(その2)である。
【図5】ファクシミリ装置100による第1の送信例を示すフローチャート(その3)である。
【図6】ファクシミリ装置100による第2の送信例を示すフローチャート(その1)である。
【図7】ファクシミリ装置100による第2の送信例を示すフローチャート(その2)である。
【図8】従来のファクシミリ装置による送信例を示すフローチャート(その1)である。
【図9】従来のファクシミリ装置による送信例を示すフローチャート(その2)である。
【符号の説明】
1 通信モデム
2 操作手段
3 CPU
4 ROM
5 不揮発性メモリ
6 記録部
P1 通信管理レポート
100 ファクシミリ装置

Claims (8)

  1. 任意の被呼機との間で画像情報を送受信するファクシミリ装置であって、
    当該装置と前記被呼機との間で画像情報を送受信するための複数の変調方式を有して当該被呼機へ画像情報を送信する通信手段と、
    前記通信手段により呼接続される前記被呼機の電話番号を入力するように操作される操作手段と、
    前記操作手段から入力された前記電話番号に基づいて当該装置と前記被呼機とを接続する回線の種類を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された前記回線の種類に応じた1つの変調方式を前記通信手段の複数の変調方式の中から選択する変調方式選択手段と
    を備え、
    前記通信手段は、
    当該通信手段が有する複数の変調方式の中の少なくとも1つの変調方式に対して複数の変調速度を切換可能であって、
    前記判定手段による判定結果に基づいて1つの変調速度を前記切換可能な複数の変調速度の中から選択する変調速度選択手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記判定手段は、
    前記電話番号に付与された識別番号により前記回線の種類を判定すること
    を特徴とする請求項に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記判定手段によって判定される識別番号は、前記電話番号の先頭に番号群として付与されたこと
    を特徴とする請求項に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記電話番号の先頭に番号群として識別番号が付与される場合であって、
    前記判定手段は、
    前記操作手段から入力された前記電話番号の先頭に、前記番号群として050を付与された場合と、当該050を付与されない場合とで判定を変更すること
    を特徴とする請求項に記載のファクシミリ装置。
  5. 意のアナログ情報を音声符号化方式によりデジタル化して伝送する通信網をインターネット・プロトコル網とし、
    全二重/半二重通信のための変調方式としてITU−Tにより勧告された通信規格をV34規格とするとき、
    前記操作手段から入力された前記電話番号に基づいて、前記被呼機が前記インターネット・プロトコル網に接続すると前記判定手段により判定された場合、
    前記変調方式選択手段は、前記V34規格に基づく変調方式を選択しないこと
    を特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  6. 当該装置による通信履歴を管理する通信履歴管理手段と、
    前記通信履歴管理手段により管理された前記通信履歴と共に、前記判定手段による判定結果を記載した通信管理レポートを出力するレポート出力手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  7. 前記判定手段による判定結果に基づく変調方式及び/又は変調速度の選択/不選択を切換設定可能な設定手段を備えること
    を特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のファクシミリ装置。
  8. 画像情報を送受信する発呼側端末と被呼側端末との間の通信を制御する方法であって、
    前記発呼側端末と被呼側端末との間で画像情報を送受信するための変調方式を予め複数準備し、且つ複数の変調方式の中の少なくとも1つの変調方式に対して複数の変調速度を切換可能とし、
    前記発呼側端末から被呼側端末へ画像情報を送信する際に、
    前記被呼側端末の電話番号を入力し、
    入力された前記電話番号に基づいて当該発呼側端末と被呼側端末とを接続する回線の種類を判定し、
    判定された前記回線の種類に応じた1つの変調方式を選択し、且つ当該1つの変調速度を前記切換可能な複数の変調速度の中から選択すること
    を特徴とする通信制御方法。
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