JP4300666B2 - 床置形空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸込口及び吹出口の向きを任意に設定することができる床置形空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
床置形空気調和機の従来例を図2に示す。この図2は、従来の床置形空気調和機を示す斜視図である。
図2において、1は床置形空気調和機である。2は吸込口である。3は送風機室であり、該送風機室3の一面には、空気の吸入口2が設けられる。4はファンケーシングであり、送風機室3内に設けられる。5はシロッコファンであり、送風機室3内に設けられる。6は送風機モータであり、送風機室3内に設けられ、シロッコファン5を可動させる。7は熱交換器室である。なお、床置形空気調和機1は、送風機室3と、送風機室3の上部に載置された熱交換器室7とから構成される。8は熱交換器であり、熱交換器室7内に設けられる。9はドレンパンであり、熱交換器8の下端側に設けられる。10は空気の吹出口であり、熱交換器室7の一面に設けられる。なお、吸込口2と吹出口10とは、床置形空気調和機1の同一平面上に設けられる。
【0003】
この床置形空気調和機1では所定の風路が形成されており、その風路とは、床置形空気調和機1のある一面に設けられた吸入口2、送風機室3、熱交換器室7、及び該吸入口2と同一平面上の吹出口10を経るというものである。
この風路について、もう少し詳しく説明すると、吸込口2から吸込まれた空気は送風機室3内のファンケーシング4を通過し、熱交換器室7に送られる。そして、熱交換器室7に流入した空気は熱交換器8で熱交換された後に、吸入口2と同一平面上に設けられた吹出口10から吹出される。
つまり、従来の床置形空気調和機1は、部屋の床面に載置され、該床置形空気調和機1の背面が部屋の壁面に付くことが想定されている。このため、例えば図2に示すように、空気の吸込口と吹出口とが、床置形空気調和機1の同一面である前面からであるというものが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の床置形空気調和機1は、吸込口2及び吹出口10の向きが任意に選択できない為、床置形空気調和機1の設置の自由度が小さく、設置場所が限定されてしまっていた。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであり、床置形空気調和機の吸込口及び吹出口の向きを任意に設定することができ、床置形空気調和機の設置の自由度が大きく、その設置場所が自由である床置形空気調和機を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる空気調和機は、外郭がエアフィルターで組み立てられ、送風機が格納された送風機室と、送風機から送風された空気の熱交換を行う熱交換器、及び熱交換器を経た空気が吹出される吹出口を有する熱交換器室とを有するものである。
【0006】
また、本発明にかかる空気調和機の吹出口は、熱交換器室の外郭の任意の方向に複数設けられ、選択可能としたものである。
【0007】
さらに、本発明にかかる空気調和機の吹出口は、開閉可能な開口部であるものである。
【0008】
また、本発明にかかる空気調和機の吹出口は、開口できるスリット部であるものである。
【0009】
さらに、本発明にかかる空気調和機は、送風機室が熱交換器室に積載されたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による床置形空気調和機の実施形態について、図1を用いて説明する。この図1は、本実施形態の床置形空気調和機を示す斜視図である。
図1において、2aはエアフィルター部材であり、送風機室3の上面に相当する。2bはエアフィルター部材であり、送風機室3の前面に相当する。2cはエアフィルター部材であり、送風機室3の左側面に相当する。2dはエアフィルター部材であり、送風機室3の右側面に相当する。2eはエアフィルター部材であり、送風機室3の背面に相当する。これらエアフィルター部材2a〜2eは、送風機室3の外郭を形成する。また、これらエアフィルター部材2a〜2eは、全て、吸込口2の役割を果たす。そして、送風機室3内には、ファンケーシング4によって格納されたシロッコファン5と、そのシロッコファン5を可動させる送風機モータ6とが設けられる。このファンケーシング4が取り付けられる送風機室3内の面はエアフィルター部材でないが、送風機室3内の他の面はいずれもエアフィルター部材2a〜2eで形成される。なお、シロッコファン5は送風機に相当する。
【0011】
10aは吹出口であり、熱交換器室7の前面のパネルに設けられる。10bは吹出口であり、熱交換器室7の左側面のパネルに設けられる。10cは吹出口であり、熱交換器室7の右側面のパネルに設けられる。10dは吹出口であり、熱交換器室7の底面のパネルに設けられる。これらの吹出口10a〜10dを有するパネルは、熱交換器室7の外郭を構成する。なお、吹出口10a〜10dは、開閉可能な開口部であったり、開口可能なスリット部である。また、この床置形空気調和機1での風路は、床置形空気調和機1の前面、背面、左側面、右側面及び上面に設けられたエアフィルター部材2a〜2eと、シロッコファン5と、熱交換器8と、前面、左側面、右側面及び底面のパネルに設けられた吹出口10a〜10dとを経るものである。さらに、吹出口10a〜10dは、シロッコファン5から送風されてきた空気が、熱交換器8を経ることなく、床置形空気調和機1の外に吹き出されることのないように設けられる。また、本実施形態の床置形空気調和機1は、熱交換器室7の上に送風機室3を積載しているが、送風機室3の上に熱交換器室7を積載してもよい。
なお、図1において、図2に示す従来例と同一又は相当の部分には同一符号を付してその説明を省略し、図2と相違する部分について説明した。
【0012】
次に、図1に示す本実施形態の床置形空気調和機の動作について説明する。
この床置形空気調和機において、送風機室3はエアフィルター部材2a〜2eにより形成されており、またこのエアフィルター部材2a〜2eはそれ自体が吸入口2でもある。それゆえに、床置形空気調和機の外の空気は、送風機室3のあらゆる面から送風機室3内に吸入される。この時、送風機室3内に吸入される空気は、エアフィルター部材2a〜2eにより濾過される。そして、このエアフィルター部材2a〜2eを通過して送風機室3内に吸入された空気は、ファンケーシング4内のシロッコファン5により、熱交換器室7へ送られ、該熱交換器室7内の熱交換器8により熱交換され、吹出口10a〜10dから吹き出される。
【0013】
なお、吹出口10a〜10dは、熱交換器室7の所定の面のパネルに設けられた開口部又はスリット部であり、所望の位置の開口部又はスリット部を予め開口させることにより所望の位置に吹出口10a〜10dを設定することができる。また、所望の位置の開口部又はスリット部を閉口させることによって、所望の位置に吹出口10a〜10dを設定してもよい。また、開口又は閉口させる吹出口10a〜10dの組み合わせについては、様々な組み合わせがあり、床置形空気調和機1の利用者が任意に選択することができる。
また、熱交換器室7の底面に吹出口10dを設けたことにより、床ダクトに対応することができる。
【0014】
つまり、本実施形態の床置形空気調和機1は、吸入口2が非常に大きく、送風機室3全体が吸入口2に相当するため、どこにでも設置することができ、部屋内に設置する時でも壁面の位置を気にすることなく設置することができる。
また、本実施形態の床置形空気調和機1は、吸入口2が非常に大きく、送風機室3全体が吸入口2に相当するため、該床置形空気調和機1がどこに載置されても、また該床置形空気調和機1が部屋のどこに載置されても、また部屋の壁面がどこにきても、任意の方向から空気を吸い込むことができ、空気の吸入能力を向上させることができる。
【0015】
さらに、本実施形態の床置形空気調和機1は、空気の吹出口10a〜10dを任意の方向に設定することができるので、部屋の内外を問わず、どこにでも設置できる。また、部屋内の壁面がどこにきても設置することができ、床置形空気調和機1に余分なダクトを設けなくてもよい。
また、空気の吹出口10a〜10dを任意の方向に設定することができるので、該床置形空気調和機1をどこに載置しても、また該床置形空気調和機1が部屋のどこに載置されても、また部屋の壁面がどこにきても、余分なダクトを設けることなく、空気を吹き出すことができる。
ゆえに、本実施形態の床置形空気調和機1は、現地の状況や部屋の状況に左右されることなく設置することができる。そして、設置された床置形空気調和機1は、それぞれの状況に応じて吹出口10a〜10dが設定されたものである。
【0016】
また、本実施形態の床置形空気調和機1は、吸入口2が非常に大きいため、空気の調和効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態の床置形空気調和機1は、任意の方向から空気を吸い込むことができ、また任意の方向へ空気を吹き出させることができるため、従来の床置形空気調和機のように、ダクト部材を使用して、所定の方向から空気を吸い込み、また所定の方向に空気を吹き出すように、空気の吹出経路を形成する必要がない。ゆえに、本実施形態の床置形空気調和機1は、床置形空気調和機1の吹出口10a〜10dにダクト部材を連結して吹出経路を追加形成する必要がない。つまり、床置形空気調和機1の取り付け作業は、非常に簡単であり、床置形空気調和機1の取り付け作業に要する時間は非常に短縮される。
【0017】
また、本実施形態の床置形空気調和機1は、ダクト部材を使用して空気の吹出経路を追加する必要がないことから、床置形空気調和機1の製造コストを下げることができる。
さらに、本実施形態の床置形空気調和機1は、ダクト部材を使用して空気の吹出経路を追加する必要がなく、床置形空気調和機1の取り付け作業が簡単になり、また取り付け時間が短縮されることから、床置形空気調和機1の取り付けコストを低減させることができる。
【0018】
なお、従来の床置形空気調和機1では、同一平面上に吸入口2と吹出口10とが設けられていたため、床置形空気調和機1の設置場所が限定され、設置場所の状況によっては床置形空気調和機1と空気の吹出口10とを離して設置しなければならなかった。
そして、床置形空気調和機1と空気の吹出口10とを離して設置する場合には、床置形空気調和機1の吹出口10にダクト部材が接続され、ダクト部材を用いた新たな吹出経路が追加形成された。
また、この追加形成された吹出経路は、床置形空気調和機1の設置場所個々の状況に応じて設定する必要があり、床置形空気調和機1の取り付け時間が長期化したり、ダクト部材の部材費や組立費が上乗せされ、床置形空気調和機1全体の価格が高騰するという問題があった。
【0019】
【発明の効果】
このように、本発明にかかる空気調和機は、外郭がエアフィルターで組み立てられ、送風機が格納された送風機室と、送風機から送風された空気の熱交換を行う熱交換器、及び熱交換器を経た空気が吹出される吹出口を有する熱交換器室とを有するものであり、吸入口が非常に大きいため、どこにでも設置することができる。
【0020】
また、本発明にかかる空気調和機の吹出口は、熱交換器室の外郭の任意の方向に複数設けられ、選択可能としたものであり、どこにでも設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の床置形空気調和機を示す斜視図である。
【図2】 従来の床置形空気調和機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 床置形空気調和機、2 吸込口、3 送風機室、4 ファンケーシング、5 シロッコファン、6 送風機モータ、7 熱交換器室、8 熱交換器、9 ドレンパン、10 吹出口、2a〜2e エアフィルター部材、10a〜10d 吹出口。
Claims (5)
- 外郭がエアフィルターで組み立てられ、送風機が格納された送風機室と、
上記送風機から送風された空気の熱交換を行う熱交換器、及び上記熱交換器を経た空気が吹出される吹出口を有する熱交換器室と
を有することを特徴とする空気調和機。 - 吹出口は、熱交換器室の外郭の任意の方向に複数設けられ、選択可能とした
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 吹出口は、開閉可能な開口部である
ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。 - 吹出口は、開口できるスリット部である
ことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。 - 送風機室が熱交換器室に積載された
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
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